JPS61277641A - ポリプレニルジオ−ル - Google Patents

ポリプレニルジオ−ル

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JPS61277641A
JPS61277641A JP11936885A JP11936885A JPS61277641A JP S61277641 A JPS61277641 A JP S61277641A JP 11936885 A JP11936885 A JP 11936885A JP 11936885 A JP11936885 A JP 11936885A JP S61277641 A JPS61277641 A JP S61277641A
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JP
Japan
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polyprenyl
formula
general formula
reaction
analysis
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Pending
Application number
JP11936885A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Takigawa
滝川 哲夫
Sunao Nakagawa
直 中川
Akira Kageyu
勘解由 昭
Michiya Shimamura
三智也 嶋村
Masafumi Okada
雅文 岡田
Masao Mizuno
雅夫 水野
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリプレニルジオールに関する。さらに詳しく
は、本発明は一般式 %式%( (式中−CH2−C=C−CH2−はトランス型イソプ
レン単H3CH 位を表わし、−CH2−C=C−CH2−はシス型イソ
プレン単位を表わし、nは11〜19の整数を表わす。
)で示されるポリプレニルジオールに関する。
本発明によシ提供される一般式(1)で示されるポリプ
レニルジオールは医薬、化粧料などの原料として有用な
物質でアリ、とくに一般式%式%(1) (式中−CH2−C=C−CH2−はトランス型イソプ
レン単出CH 位を表わし、−CH2−C=C−CH2−はシス型イソ
プレン単位を表わし、nは11〜19の整数を表わす。
本明細書中において以下同様。)で示される哺乳類ドリ
コールの合成原料として有用である。ドリコールはシス
型イソプレン単位の数が14.15および16のものを
主体とする同族体混合物のか穴ちで哨乳動物の体内に広
く分布しておシ、生体の生命維持のうえで極めて重要な
役割を果していることが知られている(%開昭57−9
1932号公報参照)0 〔従来の技術〕 本発明者らの一部とその共同研究者は先に該ドリコール
を製造する方法としてイテヨウやヒマラヤスギの葉から
抽出される一般式 で示されるポリプレノールまたはその酢酸エステルを原
料とし、グリニヤール反応を利用してC6伸長する方法
を提案しfC(特開昭58−83643号公報参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の方法においてはC6伸長のために高価な4−ヒド
ロキシ−2−メチルブチルハライドまたはその機能的前
駆体が用いられる。このような高価なCs鎖伸長剤を用
いることなく一般式(II)で示されるドリコールを容
易に製造することができ、ドリコールの利用分野に安価
に供給することが可能とがれば、当該分野にとって非常
に望ましいことである。
しかして1本発明の目的FiCs鎖伸長剤を使用するこ
となく一般式(It)で示されるドリコールに誘導する
ことができる新規な化合物・を提供することにある。
〔問題点を解決するなめの手段〕
本発明によれば、上記の目的は、前記一般式(I)で示
されるポリプレニルジオールを提供することによって達
成される。
本発明の一般式(1)で示されるポリプレニルジオール
は、一般式 (式中、Xはハロゲン原子を表わす。)で示されるポリ
プレニルハライド〔以下、ポリプレニルハライド(IV
)と記す。〕を塩基性化合物の存在下に一般式 (式中、R1は低級アルキル基を表わす。)で示される
アセト酢酸エステル〔以下、アセト酢酸エステル(V)
と記す。〕と反応させることによシ得られる一般式 (式中、R1は前記定義のとおりである。)で示される
ポリプレニルケトカルボン酸エステル〔以下。
ポリプレニルケトカルボン酸エステ”ル(Vl)と記す
。〕を還元することにより合成することができる。この
合成法においてポリプレノルノ・ライド(If/)とし
てそのシス型イソプレン単位の数を表わすnの値につい
て28以上の混合物を用いることにより一般式(1)で
示されるポリプレニルジオールの同族体の混合物を得る
こともできる。
上記一般式(V)および一般式(■)における低級アル
キル基を表わすR1は、好ましくはメチル基、エチル基
、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イ
ソブチル基、t−ブチル基などの炭素原子数1〜4個の
アルキル基であるが、炭素原子数5〜8個のアルキル基
であってもよい。
ポリプレニルハライド(IV)は前述のようにイチョウ
あるいはヒマラヤ杉の抽出物から直接または加水分解を
経て得ることができる一般式(1)で示されるポリプレ
ノールまたはその混合物をノ・ロゲン化剤たとえばPα
s、 PBrsのごとき三ノ10ゲン化リン、SOα2
 、5OBr2のごときチオニルハライドなどでハロゲ
ン化することによシ容易に得られる。
このハロゲン化反応は、通常、たとえばヘキサン、ジエ
チルエーテルなどの適当な溶媒中に上記ポリプレノール
を溶解し、これにトリエチルアミン、ピリジンなどで代
表される塩基の存在または不存在下に約−20℃〜+5
0℃の温度においてノーロゲン化剤を加えることによシ
行われる。
ポリプレニルハライド(4V)とアセト酢酸エステル(
V)との反応は溶媒中で行うことが望ましい0好適に使
用されうる溶媒としてはジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンなどのエーテ
ル系溶媒が挙げられる。また、ヘキサメチルホスホリッ
クトリアミドのような溶媒を少量共存させてもよい。溶
媒の使用量は、臨界的ではないが、ポリプレニルノ・ラ
イド(IV)に対して2〜100倍重量、好ましくは5
〜80倍重量、さらに好ましくは10〜50倍重量であ
る0充分に乾燥された溶媒を用いることが目的とする反
応を円滑に進行させるうえで好ましい0この反応を行う
九めには塩基性化合物を存在させることが必須である。
使用する塩基性化合物としては、水素化ナトリウム、水
素化カリウムなどのアルカリ金属の水素化物あるいはn
−ブチルリチウム、メチルリチウム、フェニルリチウム
などの有機リチウムが好適である。塩基性化合物はアセ
ト酢酸エステル(V)1モルsたb 一般に約1.5〜
5.0 %ル、好ましくは2.0〜3.0モルの割合で
用いられる。塩基性化合物の使用割合が少ない場合はア
セト酢酸エステル(■)の2個のカルボニル基に挾まれ
たα位炭素における反応が優先する。好ましい実施態様
においては、塩基性化合物の溶液または分散液にアセト
酢酸エステル(V)を加えるかまたは逆にアセト酢酸エ
ステル(V)の溶液に塩基性化合物を全量一時にもしく
は少量ずつ徐々に加えることKよシまずアセト酢酸エス
テルのジアニオンを形成させ、しかるのちにこれにポリ
プレニルハライドC■’)を加えて反応させる。アセト
酢酸エステル(V)とポリプレニルハライド(IV)と
の使用割合は、臨界的ではないが、アセト酢酸エステル
(1)/ポリプレニルハライド(■)のモル比にして1
/2〜5/1、好ましくは415〜2/1である0アセ
ト酢酸エステル(■)のジアニオンを形成させる際には
、窒素ガス、アルゴンなどの不活性ガス雰囲気下−30
’G〜+50℃、好ましくは一10℃〜+20℃の温度
で反応を行うことが望まし、<、これによシ副反応を抑
制しつつ円滑に目的とするジアニオンを形成させること
ができる。このジアニオン形成に要する時間は用いる反
応温度によっても変化するが通常約10分間〜1時間程
度で充分である。上記ジアニオンの形成に際しては、ま
ず上記溶媒中にアセト酢酸エステル(V)に対して約1
モル当量のアルカリ金属水素化物を分散させ、これにア
セト酢酸エステル(V)を添加してアセト酢酸エステル
のモノアニオンを形成させ、次いで同じく約1モル当量
のアルキルリチウムを添加することによりアセト酢酸エ
ステルのジアニオンを形成させる方法が好適である。こ
のようにして調製されたアセト酢酸エステル(V)のジ
アニオン溶液にポリプレニルハライド(■)を添加して
反応させる。用いる反応条件によっては、ポリプレニル
ハライドCFI’)を全量一時に添加するよシは少量ず
つ何度かに分けであるいは滴下方式で加えることによっ
て反応を円滑に進行させうる場合がある。ポリプレニル
ハライド(IV)の添加時およびその後反応を完結させ
るまでの間の反応系内の温度は、臨界的ではないが、−
10℃から使用する溶媒の沸点までの範囲内であること
が望ましい。反応温度が低すぎると反応の進行が遅く、
反応完結に要する時間がかが多過ぎる。一方、反応温度
が高すぎると望ましくない副反応が進行する。この観点
から0℃〜50℃の範囲内の反応温度を採用することが
好ましい。ポリプレニルノ・ライド(■)を添加したの
ち反応を完結させるためには上記反応温度において反応
混合物の攪拌を継続することが必要であシ、とれに要す
る時間は用いる反応温度によって変化するが通常的30
分間〜24時間程度である。反応の進行を確認するため
には薄層クロマトグラフィーによシ原料ポリプレニルハ
ライド−(至)の減少を追跡するのが便利であシ、好ま
しい。
反応後、得られた反応混合物を必要に応じて濃縮したの
ち次の還元反応に付することかできるし、ま念反応混合
物からポリプレニルケトカルボン酸エステル(Vl)を
単離したのち還元反応に付することもできる。反応混合
物からのポリプレニルケトカルボン酸エステル(Vl)
の単離は従来公知の合成反応に用いられている単離方法
を応用することによシ容易に達成される。とくにクロマ
トグラフィーが便利に用いられる。クロマトグラフィー
に使用しうる吸着体としてはシリカゲル、アルミナ、活
性炭、セルロースなどがある。なかでもシリカゲルがと
くに好適に使用される。展開溶媒としてはへキサン、ペ
ンタン、石油エーテル、ベンゼンなどの炭化水素系溶媒
にジエチルエーテル、クロロホルム、酢酸エチル、エチ
ルアルコールなどの極性溶媒を少量混合したものが好適
である。
ポリプレニルケトカルボン酸エステル(■)の一般式(
I)で示されるポリプレニルジオールへノ還元反応は、
同一分子内にカルボニル基とアルコキシカルボニル基を
含む化合物の該側基を共に還元することで従来公知の金
属水素錯化合物の存在下に行われる〔新実験化学講座1
5.酸化と還元(U)133〜179頁および208〜
215頁1日本化学会編(丸善)参照〕0金属水素錯化
合物としては水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ
素リチウム、水素化トリエチルホウ素リチウム、水素化
ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム
などが使用されるが、水素化アルミニウムリチウムの使
用が簡便である。この反応は水素化アルミニウムリチウ
ムなどの金属水素錯化合物をジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、1.2−ジメトキシエタンなどのエーテ
ル系溶媒中に懸濁し、この懸濁液にポリプレニルケトカ
ルボン酸エステル(■)を上記エーテル系溶媒に溶かし
た液を加えて攪拌することにより行われる。溶媒の使用
量はポリプレニルケトカルボン酸エステル(M)に対し
て約5〜200倍重量、好ましくはlO〜100倍重量
である。ま穴金属水素錯化合物の使用量はポリプレニル
ケトカルボン酸エステル(■)K対して約0.75〜1
0モル当量、好ましくは1.5〜5.0モル当量である
0ポリプレニルケトカルボン酸エステル(■)の反応系
への添加温度および反応温度は通常室温でよいが、必要
に応じて冷却下または加熱下での温度であることができ
る。
上記の反応条件下で約10分間〜24時間攪拌すること
により反応を完結することができる。
反応完結後1反応混合物を徐々に希塩酸水中に注ぎ、ヘ
キサン、ベンゼン、トルエン、ジエチルエーテル、酢酸
エチルなどの有機溶媒で抽出し、有機層を水洗し、乾燥
したのち、これよシ溶媒を留去することにより一般式(
1)で示されるポリプレニルジオールの粗生成物を得る
ことができる。
このものの精製にはクロマトグラフィーを用いるのが簡
便であり好ましい。クロマトグラフィーの条件としては
前述したポリプレニルケトカルボン酸エステル(■)を
単離する場合に用いるクロマトグラフィーにおけるとほ
ぼ同様の条件を使用することができる。
以上のようにして合成される一般式(1)で示されるポ
リプレニルジオールは、たとえば下記の9合成経路によ
り哺乳類ドリコールに導くことができる。
H PP −CH2−CH−CH2−CH20H(i)ただ
し上記式においてPPは式 り で示される基を表わす。R2は分子内に一級と二級の水
酸基が共存するときに一級の水酸基のみを選択的に保護
するために導入された官能基を意味し、九とえばトリメ
チルカルボニル基、トリフェニルメチル基% t−ブチ
ルジフェニルシリル基などを表わす。まfcRはメチル
基、エチル基などの低級アルキル基;フェニル基;メチ
ルフェニル基、エテルフェニル基などのアルキルフェニ
ル11 どf:表わす。
反応■は一般式(1)で示されるポリプレニルジオール
の一級水酸基のみを選択的に保獲するために行われるも
のでめ9.たとえば該ポリプレニルジオールに塩化ピバ
ロイル(トリメチル酢酸クロリド)、塩化トリチル(ト
リフェニルメチルクロリド)またはt−ブチルジフェニ
ルシリルクロリドをピリジン、トリエチルアミン、イミ
ダゾールなどの塩基性化合物の存在下に反応させること
により行われる。反応■で得られたポリプレニル化合物
(■)をスルホン酸クロリド(R3SO2α)を用いて
処理する(反応■)ことによりスルホン酸エステル(■
)としたのち、該スルホン酸エステル(■)をジメチル
リチウム銅と反応させる(反応■)ことによシ、ドリコ
ール誘導体(IX)を得る0上記の反応・で得られたド
リコール誘導体(IX)の保護基を除去する(反応■)
ことによりアルコール(X) tなわち一般式(’It
 )で示される哨乳類ドリコールを合成することができ
る。
天然に存在する捕乳類ドリコール(S)−配置の光学活
性体であることが知られている。この(S)−配置の光
学活性ドリコールは本発明によシ提供される一般式(I
)で示されるポリプレニルジオールの(R)、−配置の
光学活性体を原料とし、上記の反応■、■、■および■
を順次実施することによシ容易に合成することができる
一般式(1)で示されるポリプレニルジオールの(R)
−配置の光学活性体は、ポリプレニルケトカルボン酸エ
ステル(■)をケン化して一般式で示されるポリプレニ
ルケトカルボン酸〔以下、ポリプレニルケトカルボン酸
(XI)と記す。〕とし。
次にこのポリプレニルケトカルボン酸(XI)のカリウ
ム塩を微生物を利用して不斉還元することにより一般式 %式%([[) で示されるポリプレニル−β−ヒドロキシカルボン酸〔
以下、ポリプレニル−β−ヒドロキシカルボン酸(X[
[)と記す。〕とし、この〕ポリプレニルーβ−ヒドロ
キシカルボンを還元することにより得ることができる。
ポリプレニルケトカルボン酸エステル(■)のケン化は
従来から高級脂肪酸エステル類のケン化反応に適用され
ている方法を応用して行うことができる。たとえば、ポ
リプレニルケトカルボン酸エステル(M)を水酸化ナト
リウム、水酸化カリウムなどのアルカリと共に含水メタ
ノール、含水エタノール、含水イソプロパツールなどの
アルコール系溶媒中で攪拌することによってポリプレニ
ルケトカルボン酸(X[)を得ることができる。アルカ
リの使用量はポリプレニルケトカルボン酸エステル(■
)に対して約1.0〜20.0モル当量、好ましくは1
.5〜10.0モル当量である0反応溶媒としては上記
゛のようなアルコール系溶媒が好適であるが、サラにポ
リプレニルカルボン酸エステル(■)の溶解性を上げる
ために該アルコール系溶媒にヘキサン、ペンタン、ベン
ゼン、トルエン−&ど(D炭化水素系溶媒を少量加えた
溶媒を用いることが好ましい。ケン化反応を円滑に進行
させるため、反応温度としては0℃から用いる溶媒の沸
点までの温度、好ましくは・25℃〜65℃の範囲内の
温度を採用することが望ましい。反応完結に要する時間
は用いる反応温度によって変化するが通常約0.5〜2
4時間程度である。
ケン化反応後、反応混合物を好適には室温ないしは水冷
下で塩酸、硫酸などの鉱酸を少量ずつ加えることによシ
田1〜3の酸性としたのち、ヘキサン、ベンゼン、ジエ
チルエーテルなどの溶媒で抽出し、抽出液を水で充分洗
浄したのち乾燥し、これより溶媒を減圧下に留去するこ
とによ)ポリプレニルケトカルボン酸(XI)の粗生成
物が得られる。このものをそのまitたはff製したの
ち次の不斉還元反応に付するカリウム塩の生成に用いる
精製にはクロマトグラフィーを用いるのが簡便であシ、
好ましい。クロマトグラフィーの条件としては前述した
ポリプレニルケトカルボン酸エステル(■)を単離する
場合に用いるクロマトグラフィーにおけるとほぼ同様の
条件を使用することができる。
ポリプレニルケトカルボン酸(X[)をたとえば水酸化
カリウム水溶液で処理することによシボリプレニルケト
カルボン酸のカリウム塩に導いたのち、該カリウム塩を
微生物を利用して不斉還元することによシ容易にポリプ
レニル−β−ヒドロキシカルボン酸(■)を得ることが
できる。この不斉還元はたとえばパン酵母(Baker
・s  yeast )を用いて行うことができる。パ
ン酵母の使用量はポリプレニルケトカルボン酸(XI)
のカリウム塩に対して1〜100倍重量、好ましくは2
〜50倍重量である。この還元反応は通常水溶液中で行
われる。
水の使用量はポリプレニルケトカルボン酸(XI)のカ
リウム塩に対して50〜1000倍重量、好ましくは1
00〜500倍重量である。ポリプレニルケトカルボン
酸(XI)のカリウム塩は水と分離し易いため界面活性
剤を添加することが好ましい。界面活性剤の種類は特に
限定されないが、アルキルフェノールポリグリコールエ
ーテル塁の非イオン系界面活性剤を使用するのが好適で
ある。界面活性剤の使用量は水の使用量に対して0.0
1〜5重量%、好ましくは0.05〜2重量%である。
この反応系にパン酵母に対して約1〜5倍重量の蔗糖を
加えることにより反応速度を上げることができる。この
不斉還元反応の好ましい実施態様を次に示す。ポリプレ
ニルケトカルボン酸(XI)をこのポリプレニルケトカ
ルボン酸(XI)に対し、て1〜3当量の水酸化カリウ
ムの水溶液に加え、次いでこの溶液に非イオン系界面活
性剤トリトンX−100を添加したのち、超音波を照射
して乳濁液をつくる。次に、水にパン酵母と蔗糖を加え
、約25〜35℃の温度で約10〜20分間培養するこ
とによシ予め調製しておいたパン酵母の培養液に、上記
の乳濁液を加えて約25〜35℃の温度で約4〜48時
間緩やかに攪拌する。培養後、培養液を濾過助剤である
セライト545を充填したヌツチェを用いて濾過する。
得られ九ろ液に希塩酸を加えてp液の州を1〜3とした
のち、これをヘキサン、ジエチルエーテルなどの有機溶
媒で抽出し、抽出液を水洗し、乾燥する。得られ六抽出
液から溶媒を留去することによシボリブレニル−β−ヒ
ドロキシカルボン酸(X[[)の粗生成物を得ることが
できる。この粗生成物の精製は前述のポリプレニルケト
カルボン酸エステル(Vl)の精製と同様にして行うこ
とができる。
ポリプレニル−β−ヒドロキシカルボン酸(■)の一般
式(1)で示されるポリプレニルジオールの(R)−配
置の光学活性体への還元は、カルボン酸をアルコールに
還元することで知られている金属水素錯化合物を用いて
行われる。金属水素錯化合物としては水素化アルミニウ
ムリチウム、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アル
ミニウムナトリウムなどが挙げられるが、水素化アルミ
ニウムリチウムの使用が簡便である。この水素化アルミ
ニウムリチウムなどの金属水素錯化合物を用いる還元反
応および得られる粗生成物の精製はポリプレニルケトカ
ルボン酸エステル(■) ヲ一般式(1’)で示される
ポリプレニルジオールに還元する反応およびこの還元反
応によシ得られる粗生成物の精製とほぼ同様の条件下で
実施される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例および参考例によシさらに具体的
に説明する。なお、実施例および参考例中のIR分析は
液膜で測定し、”H−NMR分析はTMSを内部標準と
して測定した。FD−MASS分析値はIH、12C、
160として補正した値である。
実施例1 三つロフラスコに無水テトラヒドロフラン30dおよび
50チ水素化ナトリウム640W9を仕込み、室温で攪
拌しなからアセト酢酸エチル1.57Fを滴下した。激
しい水素ガスの発生が穏やかになったのち、フラスコ内
を窒素ガスで置換し、n −ブチルリチウム(1,6M
ヘキサン溶液) 7. s weを氷水冷却下に滴下し
10分攪拌した。生成したア七ト酢酸エチルのジアニオ
ン溶液に一般式(IV)においてX=Br% n=15
であるポリプレニルプロミド7.8Ofのテトラヒドロ
フラン20yttlの溶液を滴下し、室温で一夜攪拌し
た。反応混合物から回転蒸発器で溶媒を留去したのち、
残留物を約59dの水中に注ぎ、ジエチルエーテルで抽
出し、得られたジエチルエーテル層を水、希塩酸水、水
、重1水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
、゛回転蒸発器でジエチルエーテルを留去して黄色液状
物を得た。この黄色液状物を1 mHf減圧下、150
℃にて30分間加熱して低沸成分を留去し、残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー〔ヘキサン/酢酸エ
チル=98/2(容量比)を展開液として使用〕によシ
精製して微黄色液状物6.522を得た。このものの分
析結果を以下に示す。
IR分析: 1740.1720.1625.1440
.1410゜1365、1305.1230.1170
.1145.1030゜830 ct;r 1 ”H−NMR分析: δp”rQ CD(1!31;20 (t? 3H) tl、56(
s 、 9H)、 1.63(s 、 48H) 、 
1.7〜2.6 (72H) 。
3.37(a、2H)、4.15(q、2H)、5.0
5(br、18H)FD−MASS分析:m/e=13
54以上の分析結果により、この微黄色液状物は一般式
(■)においてn=15、R1=CzHsであるポリプ
レニルケトカルボン酸エチルであることが確認され次。
次いで、三つロフラスコにジエチルエーテル300dを
入れ、氷水冷却下に水素化アルミニウムリチウム370
■を添加し、攪拌しながら上記(Z) ホIJ 7’ 
L/ニルケトカルボン酸エチルs、5zr。
ジエチルエーテル20dの溶液を徐々に滴下したのち、
隼温で終夜攪拌を継続した。反応混合物を1%塩酸水3
00rILlに徐々に注ぎ、よく攪拌したのち分液し、
有機層を分取した。有機層を水1重1水、飽和食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、減
圧下に溶媒を留去して微黄色液状物を得な。このものを
シリカゲルカラムクロマトグラフィー〔ヘキサン/酢酸
エチル=9515(容量比)を展開液として使用〕によ
シ精製して無色液状物5.70tを得た。このものの分
析結果を以下に示すO IR分析: 3350,1660,1445,1375
,1055゜830 cm−’ ’H−N M R分析:δ8ち翫 1.60(8)及び1.68(8)を含む1.4〜1.
7(61H)。
1.7〜2.6 (72K) 、 3.7〜4.1 (
m、 3H) 。
5.05 (br、 18H) FD−MASS分析:m/e=x314以上の分析結果
により、この無色液状物は一般式(1)においてn=1
5であるポリプレニルジオールであることが確認された
上記と同様の操作により一般式(■)においてnが11
.12.13.14.16.17.18および19であ
る各ポリプレニルプロミドから対応する一般式(1)に
おいてhが11.12.13.14.16.17.18
および19である各ポリプレニルジオールを合成した。
それらの収率は一般式(I)においてnが15であるポ
リプレニルジオールを合成した場合のそれと略同じであ
つ穴。また、それらのIRスペクトルの特性吸収および
1H−NMRヌベクトルの特iシグナルはその位置だお
いて一般式CI)中のnが15である前記ポリプレニル
ジオールのそれらと実質的に一致し念。FD−MASS
分析の結果は次のとおりであった。
原料ポリプレニルプロミド  生成ポリプレニルジオー
ルの一般式(IV)中のnの値        m/e
値実施例2 実施例1において使用したアセト酢酸エチル1.572
にかえてアセト酢酸メチル1.4Ofを使用した以外は
同様の操作を行い、5.62tの無色液状物を得た。こ
のものはIR分析、”H−NMR分析およびFD−MA
SS分析の結果が実施例1で合成したものと完全に一致
し六ことよシ、一般式(1)においてn=15であるポ
リプレニルジオールであることが確認された。
なお中間体である。一般式(■)においてn=15iR
=CHsであるポリプレニルケトカルボン酸メチルの分
析結果を次に示す。
IR分析: 1740,1720,1625,1440
,1410゜1370、1305.1230.1170
.1145.1030゜830crn−1 99m IH−NMR分析:δ    1.56 (s 、 g
H) 。
CDα3 1.63(11,481()、1.7〜2.6 (72
H) 、 3.48 (8、2H) 。
3.78(3,3H)、5.05(br、18H)FD
−MASS分析+m/e==1340上記と同様の操作
により一般式(IV)においてnが11.12.13.
14、J6.17.18および19’である各ポリプレ
ニルプロミドから対応する一般式(1)%式% よび19である各ポリプレニルジオールを合成した。そ
れらの収率ならひにIR分析、”H−NMR分析および
F D −MAS S分析の結果は実施例1で合成した
ものと略一致した。
実施例3 三つロフラスコに実施例1と同様の方法で合成し念−°
般式(■)におイテn= 15. R’=C2H5であ
るポリプレニルケトカルボン酸エチル1.4Ofと予め
水酸化ナトリウム0.43f%エタノール20rnlお
よび水5ゴから調製し六溶液を加え、還流条件下で3時
間攪拌したのち、冷却した。反応混合物から減圧下にエ
タノールを留去し、その残渣に約10ゴの水を加え、濃
塩酸を少量ずつ加えて間約2の酸性にしたのち、ヘキサ
ンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄したのち、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去して
黄色の粘稠な液状物を得た。このものをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー〔ヘキサン/酢酸エチル=951
5(容量比)を展開液として使用〕によシ精製して微黄
色粘稠液状物1.3Ofを得た。このものの分析結果を
以下に示す。
IR分析: 3600〜2900(Weak) !28
00〜2400(weak)、 〜1705.1660
゜1440、1375.830crn−’pm 1H−NMR分析:δCp d3 1−56 (s 、
9 H) 。
1.63(8,48H)、1.7〜2.6(72H)、
3.36(8,2H)。
5.05(br、18H)、 〜10.0(br、LH
,OH)FD−MASS分析:m/e=1326以上の
分析結果によシ、この微黄色粘稠液状物は一般式(XI
)においてn=15であるポリプレニルケトカルボン酸
であることが確認された。
次いで、ナス型フラスコに上記のポリプレニルケトカル
ボン酸1.30 rを入れ、100即の水酸化カリウム
を3QJの水に溶かした溶液を加えたのち、非イオン系
界面活性剤トリトンX7100200■を加え、超音波
を5分間照射して乳濁液を調製した。三つロフラスコに
水100rnl、パン酵母5tおよび蔗糖152を添加
し、温度を約30℃に保ちつつ10分間培養することに
よシ予め調製しておいた培養液に上記の乳濁液を添加し
て約30℃で24時間培養した。培養後、培養液をp過
助剤セライト545をつめたヌツチェを用いて濾過し、
P液に希塩酸を加えてpi(2K調整後、ジエチルエー
テルを用いて抽出した。有機層を水1.飽和食塩水で順
次洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減
圧下に溶媒を留去して黄色液状物を得次。これをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー〔ヘキサン/酢酸エチル
=98/2(容量比)を展開液として使用〕により精製
して淡黄色液状物0.40fを得た。このものの分析結
果を以下に示す。
IR分析: 360C1−2900,2800〜240
0(weak)〜1705.1660.1440.13
70.1065.830副pm IH−NMR分析:δ    1.56(8)及び1.
63(S)を含むCDα3 1.4〜1.7(59H)、1.7〜2.6(72H)
、4.08(br、 lH)。
5.05 (br、 18H) 、 6.13(br、
 2H、OH+CO2HC02H)FD−分析二m/e
=1328以上の分析結果により、この淡黄色液状物は
一般式(M)においてn−15でるるポリプレニル−β
−とドロキシカルボン酸であることが確認された0 次いで、三つロフラスコにジエチルエーテル15dを入
れ、水素化アルミニウムリチウム251gを添加し、氷
水浴中での冷却下によく攪拌しつつ。
上記のポリプレニル−β−ヒドロキシカルボン酸o、4
oyoジx−y−ルエーテル6dの溶液を少量ずつ滴下
した。30分後に浴を除き、室温でそのまま一晩攪拌し
た。反応混合物を希塩酸中に少量ずつ注ぎ、よく攪拌し
たのち分液した0有機層を水。
飽和食塩水で順次洗浄したのち、無水硫酸マグネシウム
を用いて乾燥した。減圧下に溶媒を留去し。
得られた液状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
〔ヘキサン/酢酸エチル= 9515 (容量比)を展
開液として使用〕により精製し、無色液状物0、36 
tを得た。このものはIR分析、 1H−NMR分析お
よびFD−MASS分析の結果が実施例1で合成したも
のと完全に一致したことより、一般式(1)においてn
=15であるポリプレニルジオールであることが確認さ
れた0 上記と同様の操作により一般式(Vりにおいてnが11
.12.13.14%16%17.18および19であ
る各ポリプレニルケトカルボン酸エチルから対応する一
般式(1)においてnが11.12.13.14.16
.17゜18および19である各ポリプレニルジオール
を合成し念。それらの収率ならびにIR分析、1H−N
MR分析およびFD−MAS8分析の結果は実施例1で
合成したものと略一致した。
参考例1 三つロフラスコに、実施例3と同様の操作を行って合成
し九一般式(1)においてnが15であるポリプレニル
ジオール1.25F、  ピリジン200叩および塩化
メチレン20m/を入れ、氷水で冷却し、攪拌しながら
ピバロイルクロリド120■の塩化メチレン溶液(5d
)を10分間を要して滴、下した。2時間後1反応混合
物を希塩酸水に少量ずつ注ぎ、よく攪拌したのち、塩化
メチレンで抽出した。有機層を水1重1水1食塩水で順
次洗浄し六のち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した0減
圧下に溶媒を留去し、得られ念黄色液状物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー〔ヘキサン/酢酸エチル=9
515(容量比)を展開液として使用〕Kよシ精製し、
1,30fの一般式(■)においてnが15であるポリ
プレニルジオールのモイビノくリン酸エステルを得な。
このものの分析結果を以下に示す。
IR分析: 3450(weak)、1725,170
5,1660゜1440、1375.1285.116
0.1110.830薗1H−NMR分析:δ♂’Eo
31−16(+99 H) +1.66(3)及び1.
68 (8)を含む1.4〜1.7(61H)。
1.7〜2.6(7xH) 、 a、67(m、 tH
) 、 4.z2(m、 2H)。
5、Ob (Or+ 18Ff) FD−MASS分析:m/e=1398つぎに、三つロ
フラヌコに上記のポリプレニルジオールのモノピバリン
酸エステル1.3Of、  ピリジン20019および
塩化メチレン20rrLlを入れ、氷冷し、攪拌しなが
らp−トルエンスルホン酸クロリド350 Qを一度に
加えた。反応混合物を一晩室温で攪拌したのち、ジエチ
ルエーテル100rnlで希釈した。有機層を希塩酸水
、水1重曹水、飽和食塩水で順次洗浄したのち、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、得
られ次黄色液状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー〔ヘキサン/酢酸エチル= 98/2 (容量比)を
展開液として使用〕によシ精製し、1.35fの一般式
(■)においてnが15であるポリプレニルジオールモ
ノトシルオキシアルコールのピノ(リン酸エステルを得
た。このものの分析結果を以下に示す。
IR分析:  1725,1660,1600,149
5,1440゜1370、1285.1190.117
5.1140.830cInppm  1.14(!1
.9H)。
lH−NMR分析:δCDCl5 1.60 (8)及び1.68 (!l)を含む1.4
〜1.7(61H)。
1.7〜2.6(73K)、 4.02(m、2H) 
、 4.68 (m、 LH)。
5.05(br、18H)、7.30(d、2H)、7
.80(d、2H)FD−MA8S分析:m/e=xs
sz三つロフラスコにヨウ化第−銅1.Ofを入れて1
00℃10.5mHfの条件下で1時間乾燥したQ室温
まで冷却後、無水ジエチルエーテル50aJを加えたの
ち0℃まで冷却した。得られた懸濁液中に窒素雰囲気下
、よく攪拌しながらメチルリチウムのジエチルエーテル
溶液(1,5M溶液、5.9a/)を2分間を要して滴
下した010分後に、生成したジメチルリチウム銅のジ
エチルエーテル溶液を一78℃に冷却したのち、この溶
液中に上記のボリプレニルジオールモノトシルオキシア
ルコールのヒバリン酸エステル1.35 fのi水ジエ
チルエーテル溶液(l Od)を滴下した。そのまま3
0分間攪拌したのち、徐々に一20℃まで温め、さらに
1時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム溶
液(50tnl )を少量ずつ加えたのち・室温で30
分間攪拌した。有機層を分液し、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥しfC。
減圧下に溶媒を留去し、得らtNfc液状物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー〔ヘキサン/酢酸エチル=
98/2(容量比〕を展開液として使用〕によシ精製し
、0.9LPの一般式(■)においてnが15であるポ
リプレニルピパリン酸エステルを得た。このものの分析
結果を以下に示す。
IR分析: 1730,1660,1440,1380
,1285゜1160、830cIn 99m IH−NMR分析:δ    0.89(s、3H)、
1.15(1,9H)。
CDα3 1.60 (S)及び1.68 (Is)を含む1.2
〜1.7 (62H) 。
1.7〜2.6(70H) 、 4.08(t、2H)
 、5.05(br、18H)FD−MASS分析: 
m/e=la9aつぎに、上記のポリプレニルピバリン
酸エステル0.91fをヘキサン20dに溶かし、この
溶液をナス型フラスコに移しなのち、これに2rnlの
エタノールと20チ水酸化ナトリウム水溶液0.5コを
加えた。この混合物を1時間加熱還流したのち、冷却し
、これに水5Qdを加えて分液した。有機層を水1.飽
和食塩水で順次洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、得られに黄色液状物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔ヘキサン/酢
酸エチル= 9515(容量比)を展開液として使用〕
によシ精製し。
0.80fの一般式(X)で示されるアルコールすなわ
ち一般式(If)においてnが15であるドリコールを
得た。このものの分析結果を以下に示す。
IR分析二〜3320,1660,1440,1375
,1060゜830 cm−” lH−NMR分析: a ppm CD、30.91(d、3H)。
1.60 (8)及び1.68(8)を含む1.1〜1
.8 (62H) 。
1.8〜2.2(71H)、3.66(m、2H)、5
.lo(br、18H)FD−MASS分析:m/e=
1312〔α〕習−0,49°(C=30、ヘキサン)
上記と同様の操作により一般式(I’)においてnが1
1.12.13.14.16.17.18および19で
ある各ポリプレニルジオールから対応する一般式%式% 18および19である各ドリコールを合成し念。それら
の収率は一般式(II)においてnが15であるドリコ
ールを合成した場合のそれと略同じであった。また、そ
れらのIRスペクトルの特性吸収およびIH−NMRス
ペクトルの特性シグナルはその位置において一般式(I
I)中のnが15である前記ドリコールのそれらと実質
的に一致した。FD−MASS分析の結果は次のとおシ
でおった。
〔発明の効果〕
本発明によればイチョウ、ヒマラヤスギなどから抽出さ
れるポリプレニル化合物知そのイソプレン単位の特異な
トランスおよびシス配置を保持したままでしかもC6鎖
伸長剤を必要とすることなく飽和イソプレン単位1個を
導入することを可能とする一般式(1)で示されるポリ
プレニルジオールが提供される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中▲数式、化学式、表等があります▼はトランス型
    イソプレン単 位を表わし、▲数式、化学式、表等があります▼はシス
    型イソプレ ン単位を表わし、nは11〜19の整数を表わす。)で
    示されるポリプレニルジオール。
JP11936885A 1985-05-31 1985-05-31 ポリプレニルジオ−ル Pending JPS61277641A (ja)

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