JPS61277416A - インサ−トが埋設された成形品の射出成形法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はインサートが埋設された成形品の射出成形法に
関し、更に詳しくは、キレビティ内に樹脂を射出した際
に、インサートの挿通孔に樹脂が侵入して目詰まりする
のを防止した射出成形法に関する。

（従来技術、およびその問題点゛） 従来から射出成形によって、インサートが埋設された成
形品を製造する方法は公知である。

一般に、挿通孔を有するインサートを埋設した成形品を
製造する場合には、第２図に断面図で示した如く、キャ
ビティ３０−を構成する金型３′の壁面に凹部４−を設
け、該凹部４−内にマグネット５′を固定し、該マグネ
ット５′に突設したピン２′をイ〉′サート１−の挿通
孔１１−に挿入すると共に、該インサート１′をマグネ
ット５′に吸着させて固定していた。

そして、金型３′を型締めしてから、キャピティ３０′
内に樹脂を射出して成形品を成形し、しかる後脱型して
成形品を取り出していた。

しかしながら、この従来成形法は、成形品を金型内から
取り出す際に、この脱型と同時にインサート１−の挿通
孔１１′からピン２′を脱出さじなければならないので
、ピン２′と挿通孔１１′との間には間隙を設けなけれ
ばならず、ピン２−はインサート１−の位置決めとして
作用するのみであった。

このため、インサート１′はマグネット５′の吸着力に
よって金型壁面に固定されるだけとなり。

キャビティ３〇−内に樹脂を射出した際には、インサー
ト１′がマグネット５′から離脱して樹脂がインサート
１′の挿通孔１１−に侵入することがあった。

従って、従来の成形法では、成形品を金型内から取り出
した後、インサート１′の挿通孔１１−に目詰まりした
樹脂を除去する清掃作業が必要となり、特に挿通孔１１
−にねじが設けられている場合とか、挿通孔１１−が小
径の場合には、この清掃作業に手間暇がかかるという問
題があった。

（問題を解決するための手段） 本発明では、押通孔１１を有するインサート１と、前記
挿通孔１１に嵌挿するピン２１を突設した磁性体からな
る保持具２とを準備する。

一方、キャビティ３０を構成する金型３の壁面の適所に
前記保持具２が嵌合する凹部４を設け、該凹部４の奥に
はマグネット５を固設しておく。

そして、イ・ンサート１の挿通孔１１に保持具２のピン
２１を嵌挿させて両者を一体的に連結し、該保持具２を
金型３の凹部４に挿入してマグネット５に吸着固定する
。

このようにして、金型３の壁面にインサート１を固定し
た後、金型キャビティ３０内に樹脂を射出して成形品を
成形し、次いで金型３を型開きして成形品と共に保持具
２を取り出した後、インサート１から保持具２を取り外
すものである。

本発明の成形法は、塩化ビニル樹脂等の溶融樹脂をキャ
ビティ内に射出して成形品を得る通常の射出成形法、発
泡性樹脂を用いた発泡成形法、およびウレタン樹脂等を
用いたリム成形法のいずれにも適用できるものであり、
成形品にｉ’ｌ！　ＶＱされるインリーート１は保持具
２を介して金型壁面に固定されるので、磁性の有無、形
状にかかわらず使用できる。

また、インサート１の挿通孔１１にねじが設けられてい
る場合には、ピン２１にねじを設けた保持具２を用い、
該ピン２１を挿通孔１１に螺合してインサート１と保持
具２とを一体的に連結するとよい。

（実施例） 以下、本発明の具体的構成を図面にて詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例を承り成形１稈の要部断面図
であって、図中符号１はインサート、２は保持具、３は
金型である。

インリーート１は鉄等の磁性体、あるいはプラスチック
等の非磁性体からなり、該インサート１にはねじを有す
る挿通孔１１が設けられている。

一方、保持具２は、鉄等の磁性体からなっている。この
保持具２には、ピン２１が突設しており、ピン２１には
前記インサート１の挿通孔１１と螺合するねじが設けら
れている。

尚、保持具２には、ドライバーを嵌合させるための溝、
あるいはスパナを係合させるための四角または六角段部
を設けておくとよい。

金型３は上金型３１と下金型３２とで構成されており、
該上・下金型３１．３２によって所望とする成形品と合
致したキャビティ３０が形成される。そして、金型壁面
の適宜箇所には、前記保持具２が嵌合する凹部４が設け
られており、該凹部４の奥にはマグネット５が固設され
ている。

本発明の成形方法においては、インサート１の挿通孔１
１に保持具２に突設したピン２１を螺合させて両者を一
体的に連結し、該保持具２を金型壁面の適所に設けた凹
部４に挿入してマグネット５に吸着固定する。

このようにして、保持具２を介して金型壁面にインサー
ト１を固定した後、金型を型締めしてゲート（図示せず
）からキャビティ３０内に樹脂を射出する。

そして、キャビティ３０内に射出した樹脂が硬化するの
を持って、上・下金型３１．３２を型開きし、成形品と
共に保持具２を取り出した後、インサート１から保持具
２を取り除す。

かくして、インサート１が埋設された成形品が得られる
。

（発明の作用、および効果） 本発明の成形法は、金型壁面に設けた凹部の奥にマグネ
ットを固設し、該凹部に保持具を挿入固定すると共に、
該保持具にインサートを一体的に連結したので、キャビ
ティ内に樹脂を射出した際に、インサートが金型壁面か
ら１１ｔＩＢ２シたり、移動する恐れが全くない。また
、インサートと保持具とは一体的に連結されて挿通孔は
完全にｒｔ１塞されているので、樹脂が挿通孔に侵入し
て目詰まりすることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示ず成形工程の要部断面図
、第２図は従来の成形工程を示す要部断面図である。 １・・・・・・インサート　１１・・・・・・挿通孔２
・・・・・・保持具　２１・・・・・・ピン　３・・・
・・・金型３０・・・・・・キャビティ　　　　　４・
・・・・・凹部　　　　５・・・・・・マグネットしい
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　キャビティを構成する金型壁面の適所に凹部を設け
   ると共に、該凹部の奥にはマグネットを固設し、該凹部
   に磁性体からなる保持具を挿入してマグネットに吸着固
   定すると共に、該保持具に突設したピンをインサートに
   設けられている挿通孔に嵌挿して両者を一体的に連結し
   、次いで金型キャビティ内に樹脂を射出して成形品を成
   形した後、脱型して成形品と共に保持具を取り出し、し
   かる後インサートから保持具を取り外すことを特徴とす
   るインサートが埋設された成形品の射出成形法。 ２　インサートに設けられている挿通孔にねじを設け、
   該ねじ孔に保持具のピンに設けたねじを螺合させて両者
   を一体的に連結したことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のインサートが埋設された成形品の射出成形法
   。