JPS6127732Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6127732Y2
JPS6127732Y2 JP18415280U JP18415280U JPS6127732Y2 JP S6127732 Y2 JPS6127732 Y2 JP S6127732Y2 JP 18415280 U JP18415280 U JP 18415280U JP 18415280 U JP18415280 U JP 18415280U JP S6127732 Y2 JPS6127732 Y2 JP S6127732Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
heat
heat insulating
holes
deposited layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18415280U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57105736U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18415280U priority Critical patent/JPS6127732Y2/ja
Publication of JPS57105736U publication Critical patent/JPS57105736U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6127732Y2 publication Critical patent/JPS6127732Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は断熱効果がよくかつ光をとり入れるこ
とができ、窓、障子、採光口等に好適に使用でき
る断熱性採光板に関する。
従来建築に使用されている断熱材は不透明であ
り、このような断熱材や窓や障子等に使用すると
断熱効果は有するが光を遮断するので採光が不可
能となり、室内は照明しなければならなかつた。
本考案の目的は窓、障子、採光口等に好適に使
用できる彩光が可能な断熱板を提供することにあ
る。
本考案の要旨は、中央部が拡くなつた多数の貫
通孔を有する断熱板の少なくとも片面に、金属蒸
着層を有する透明又は半透明の、実質的に貫通孔
を有さない板状体が積層されてなる断熱性採光板
に存する。
次に本考案を図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案の断熱性採光板の一実施例を示
す断面図である。
第1図において、1は断熱板であり、該断熱板
1にはその表面から裏面に貫通し、中央部が拡く
なつた貫通孔2,2…が多数設けられている。3
は金属蒸着層31が基材32に積層された透明又
は半透明の実質的に貫通孔を有さない板状体であ
り、断熱板1の片面に積層されている。
尚、板状体3は断熱板1の両面に積層されても
よい。
本考案に使用される断熱板1としては、断熱性
を有するものであればよく、有機系材料、無機系
材料、硬質、軟質、連続気泡体、独立気泡体等の
限定は特に必要ないが、望ましくは、構造体とし
て使用するため硬質気泡体が好ましく、断熱性能
の面からは独立気泡の有機発泡体が好ましい。断
熱板1に採用できるものとしては、例えばポリス
チレン、ポリメタクリル酸エステル、ポリ塩化ビ
ニール、ポリエチレン、ポリプロピレン、合成ゴ
ム等の発泡体、ポリウレタンフオーム、フエノー
ルフオーム、フオームグラス、ケイ酸カルシウム
保温材、バーライト板などが挙げられるが、特に
ポリスチレン、ポリメタクリル酸エステル及びそ
の共重合体の発泡体が、採光性、断熱性、非吸水
性、硬質、耐候性、美観、加工性の点で良好な結
果を与えた。断熱板1の肉厚としては、その用途
にもよるが、普通5〜50mmの範囲が好ましいが、
特に室内の障子に採用するときは5〜15mm、雨
戸、内窓に採用するときは15〜30mmが好ましい。
勿論、寒冷地においては、断熱板1の肉厚は相対
的に大きくなることは言うまでもない。
本考案においては上述の断熱板1に中央部が拡
くなつた多数の貫通孔2,2…が設けられる。貫
通孔2としては光を通過させ且つ断熱板1の断熱
性能を著しく低下させないことが必要であり、こ
の為には貫通孔2の中の空気が静止流体となるよ
うな大きさとするのが好ましい。したがつて、貫
通孔2の直径としては、断熱板1の肉厚によつて
異なるが、0.06mm〜20mm程度の範囲が好ましく、
断熱板1の肉厚が大きい程大きくなつてもよい。
貫通孔2の断面形状は三角形、円形等任意であ
り、その数は室内等の要求する明るさ、貫通孔2
の大きさによつて異なり、全面又は部分的に任意
に設けることができるが、4cm2当り1個以上設け
るのが好ましい。又、貫通孔2を各種の模様、図
形状に設け装飾することもできる。断熱板1に対
する貫通孔2の角度は任意に設けることができ、
例えば冬季の日射高度を考慮して斜めに設けると
採光性が向上して好ましい。
本考案においては金属蒸着層31を有する透明
又は半透明の、実質的に貫通孔を有さない板状体
3が使用される。該板状体3としては、光が通過
するものであれば直接、散乱等を問わないが、
板、シート、フイルム等の基材32の表面、裏面
或は中間層に金属蒸着層31を設ける必要があ
る。金属蒸着層31としては、アルミニウム、
銅、亜鉛等の金属を蒸着して形成され、赤外線等
の熱線を反射する能力を有するものであり、特に
赤外線等の熱線を30〜80%反射するものが好まし
い。基材32としては、ガラス板、アクリル樹脂
板、塩化ビニール樹脂板、ポリエステル樹脂板、
ガラス繊維強化不飽和ポリエステル樹脂板、或は
これらのシート、フイルム、更にこれらの板、シ
ート、フイルムを複数積層したもの、更にこれら
と障子紙、壁紙等を積層したもの、これらに装飾
を施したもの等が使用し得る。板状体3の肉厚と
しては、断熱板1の強度、用途にもよるが、普通
0.05〜10mmの範囲が好ましく、特に1〜5mmの範
囲が好ましい。
断熱板1と板状体3の積層は、直接熱融着する
方法、接着剤で接着する方法、或は単に重ね合せ
周囲を木枠、金属枠等で固定する方法等が適宜採
用される。
かくして得られた断熱性採光板は、中央が拡く
なつた多数の貫通孔2,2…を有する断熱板1に
金属蒸着層31を有する透明又は半透明の、実質
的に貫通孔を有さない板状体3が積層された構造
であるから、その貫通孔2の中の空気はその粘性
抵抗及び板状体3のため密閉された静止流体とな
り実質的に対流を起こさず、従つて、貫通孔2の
部分も実質的に断熱材と同等の性能を有すること
になり、更に金属蒸着層31によつて赤外線等の
熱線が反射され幅射熱も防止されて、非常に優れ
た断熱性を有すると同時に、採光性を有し、更に
結露防止性、防音性等も有するものとなるのであ
る。特に、金属蒸着層31が設けられているか
ら、窓等に使用すると冬期においては室内の幅射
線(赤外線)を反射して室外に放出するのを防
ぎ、暖房効果を上げ、夏期においては太陽幅射線
(赤外線)を反射させ、冷房費を節減することが
できる。
又、板状体3の基材32として質量の高いガラ
ス板を用いると、ガラス板は優れた遮音材であ
り、貫通孔2を有する断熱板1が吸音材でもある
ので、防音効果が相乗的に発揮され特に優れたも
のとなる。更にガラス板は不燃材料であるので防
止上も有効である。
又、板状体3として摸様、図形等を有する壁
紙、アート紙、障子紙等を積層したものを用い装
飾を賦与すれば、インテリア効果を上げることが
できる。
本考案の断熱性採光板は、上述のとおりに構成
されているから、非常に優れた断熱性を有すると
共に採光性をも有するものとなり、雨戸、窓、天
井の明り取り窓、障子、採光口、工場、駅などの
採光屋根材、農業用温室などに好適に利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案断熱性採光板の一実施例を示す
断面図である。 1……断熱板、2……貫通孔、3……板状体、
31……金属蒸着層、32……基材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 中央部が拡くなつた多数の貫通孔を有する断
    熱板の少なくとも片面に、金属蒸着層を有する
    透明又は半透明の、実質的に貫通孔を有さない
    板状体が積層されてなる断熱性採光板。 2 断熱板がポリスチレン発泡体である実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の断熱性採光板。 3 金属蒸着層がアルミニウム蒸着層である実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の断
    熱性採光板。 4 板状体がガラス板に金属蒸着層が設けられた
    ものである実用新案登録請求の範囲第1項、第
    2項又は第3項記載の断熱性採光板。 5 板状体がポリエステル樹脂フイルムに金属蒸
    着層が設けられたものである実用新案登録請求
    の範囲第1項、第2項、第3項又は第4項記載
    の断熱性採光板。
JP18415280U 1980-12-19 1980-12-19 Expired JPS6127732Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18415280U JPS6127732Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18415280U JPS6127732Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57105736U JPS57105736U (ja) 1982-06-29
JPS6127732Y2 true JPS6127732Y2 (ja) 1986-08-18

Family

ID=29984060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18415280U Expired JPS6127732Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6127732Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57105736U (ja) 1982-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0594910A1 (en) Laminated ornamental glass
US20050048231A1 (en) Glazing panels
GB2025501A (en) Light-transmitting roofing or cladding panel
Smith et al. Environmental science
JP4938579B2 (ja) 複合断熱材及びそれを用いた外張り断熱構造
JPS6112100Y2 (ja)
JPS6127732Y2 (ja)
CN210636688U (zh) 成件多层屋顶瓦片
RU94010055A (ru) Теплоизоляционная комбинированная система
JP2011174244A (ja) 複合断熱材及びそれを用いた建物の断熱構造
JPS5940215Y2 (ja) 板硝子用断熱材
JP3049284U (ja) 密封したプラスチックダンボール及び、アクリルシートを加工して作られた断熱窓板。
JPS637620Y2 (ja)
JPS6116395Y2 (ja)
KR100639478B1 (ko) 건축물용 차음, 단열, 방습재
CN220720551U (zh) 一种除甲醛防火板
KR200409687Y1 (ko) 건축물용 차음, 단열, 방습재
JPH0254054A (ja) 防水パネル
CN209208212U (zh) 一种可折弯的pvc改性发泡板
JPH0410033Y2 (ja)
JPH0454313Y2 (ja)
JP2000240182A (ja) 建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材
JP2000265586A (ja) 建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材
DK201500111U3 (da) Præfabrikeret isoleringsemne samt anvendelse
JPS644515Y2 (ja)