JPS61276941A

JPS61276941A - 連続焼鈍炉

Info

Publication number: JPS61276941A
Application number: JP60115214A
Authority: JP
Inventors: Kuniaki Sato; 邦昭佐藤; Yasuhisa Nakajima; 康久中島; Akira Kishida; 朗岸田; Riichi Kaihara; 貝原　利一; Norio Oota; 範男太田; Masahiro Harada; 昌博原田; Kenichi Yanagi; 謙一柳; Kanaaki Hyodo; 兵頭　金章; Takeo Fukushima; 丈雄福島
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd; Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp; Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1985-05-30
Filing date: 1985-05-30
Publication date: 1986-12-06
Also published as: JPH0453933B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）金属ス）　ＩＪツブを連続的に焼鈍する連続焼鈍炉につ
いてこの明細書で述べる技術内容は、気体の１（１噴出
により金属ストリップを非接触下にカテナリー支持しつ
つ熱処理する連続焼鈍炉に関する。

金属ス）　ＩＪツブの連続焼鈍炉としては、該炉内の支
持ロールにより金属ストリップを支持するとともに搬送
する方式が多い。ところが金属ストリｊ。

ツブと接触する支持ロールによって該金属ストリップに
ピックアップきずの如き表面欠陥（このピックアップき
ずの発生は、高温部はど著しい傾向にある）が生じやす
く、さらに金属ストリップの高温部に当たる支持ロール
の内部は水冷されてい−１，。

るため、熱損失が大きく、かつ金属ス）　ＩＪツブの゛
品質に悪影響を与える。

そこで焼鈍炉内を走行する金属ス）　ＩＪツブを気体の
噴出により非接触下にカテナリー支持する連続焼鈍炉が
開発され、金属ストリップの表面性状−・の改善を図る
ことについての検討が進められている。

（従来の技術）特開昭５８−１２０７８０号、同１２０７１３１号、及
び同１２０７４０号の各公報には、還元性雰囲気１・・
ガス循環系路に連通した浮揚装置なるものを配設した連
続焼鈍炉に関する開示がある。

まず特開昭５８−１２０７８０号及び同１２０７３１号
の各公報では、金属ス）　ＩＪツブの走行経路の下方に
浮揚装置を密に配し、該走行経路の上方のみ１から加熱
を行うため、広い範囲を短時間で所定の温度にまで加熱
する場合には、長い加熱源を必要とし、これに伴って設
備費が嵩むおそれがある。

さらに炉部が長くなって炉体からの放熱量が増し、エネ
ルギー消費量が増加することも考えられる。２．。

よしんば浮揚装置なるものによって金属ストリフ１プの
支持の他に加熱の機能を与えることもできなくはないが
、この場合は金属ストリップの上下からの入熱量を均一
に保つことが難しく、均一加熱ができないときはストリ
ップの変形が予想される。

又特開昭５８−１２０７４０号公報では、金属ストリッ
プの両面からの加熱により炉長を短縮できる利点がある
が、金属ス）　ＩＪツブの上下から気体を噴出するため
に、上部ノズルからの気体の噴出力によって金属ストリ
ップを押付ける力及び金属１・・ストリップの自重の和
と、下部ノズルからの気体の噴出力による押上げ力とが
平衡を維持しなくてはならない。したがってストリップ
の走行を安定させるには、気体をノズルに搬送するプロ
ワ−を大容量にする必要がある。

（発明が解決しようとする問題点）連続焼鈍炉における気体の噴出によるス）　ＩＪツブの
非接触支持の安定、及び焼鈍時の消費エネルギーの低減
を図ることが、この発明の目的である。

（問題点を解決するための手段）この発明は、金属ストリップを水平方向に走行させて加
熱帯及び冷却帯に通板し、この金属ストリップの走行経
路の下方で走行経路と交わる方向にわたるノズル開口を
有し、走行経路に沿って所゛定間隔をおいて配置した多
数の風箱より気体を噴出させて・走行中の金属支トリッ
プを非接触下にカテナリー支持しつつ熱処理する連続焼
鈍炉であって、風箱の上面に金属ストリップの走行経路
に沿って突出し、金属ストリップの下面に対する噴１°
゛出衝流の側縁への逸出流を制限するバッフルプレート
を配設し、この逸出流の制限により生起する静圧を金属
ストリップのカテナリー支持に助成させることを特徴と
する連続焼鈍炉である。

さて第１図は冷延鋼帯の連続焼鈍炉１の枢要部゛゛であ
り、この連続焼鈍炉１の前段に、第２図に示すように、
予熱帯２及びラジアントチューブを備えるたて型加熱帯
８を配置し、さらに連続焼鈍炉１の後段には最終冷却帯
４を配置する。

連続焼鈍炉１は、この発明の枢要部として、加ｌ熱帯５
及び冷却帯６を含み、この加熱帯５には上記予熱帯２及
びたて型加熱帯８で７５０〜８００°Ｃに加熱された金
属ストリップＳを、置いて８５０〜９００°Ｃまで加熱
し、続いて冷却帯６に一゛て７５０〜８００°Ｃまで冷
却したのち、最終冷却帯４へ送り進める。

加熱帯５には、第８図ｆ示すように、加熱器と（−でバ
ーナ７を備えたラジアントチューブ８を金属ストリップ
Ｓの走行経路の上方及び下方に複数量・・配置し、金属
ストリップＳを均一に加熱して８５０〜９５０°Ｃにす
る。加熱帯５に対してシール部９を介して熱的に遮断さ
れた状態で設けた冷却帯６には、冷却器として第４図に
示すように、金属ストリップＳを上下から挾んで対をな
す二叉１″・状のプレナムチャンバ１０を設け、このプ
レナムチャンバ１０に配管１１を介してガスクーラ１２
及びガス循環ファン１８を接続する。プレナムチャンバ
１０には金属ストリップＳに向けて多数のノズル１４を
設け、これらノズル１４から噴射す！・・る冷却用ガス
により、金属ストリップＳを７５０１〜８００°Ｃに冷
却する。そしてこの冷却用ガスは、炉壁１５に設けた回
収口１６から回収し、ガスクーラ１２にて冷却後、ガス
循環ファン１８から再びプレナムチャンバ１０に供給す
る。

又加熱帯５、シール部９及び冷却帯６にわたり、例えば
第５．６図に示す風箱１７を所定間隔をもって金属スト
リップＳの走行経路の下方に複数配置する。なお上記ラ
ジアントチューブ８及びプレナムチャンバ１０は、風箱
１７間にそれぞれ配置ｌ・・する。各風箱１７からは、
金属ストリップＳの下面に向けて例えば窒化水素ガスな
どの気体を噴出させ、この気体の噴出によって金属スト
リップＳを水平に非接触下でカテナリー支持する（第６
図参照）。

風箱１７は、内部に気体が配管１８を介して送り込まれ
るヘッダー１９と、ヘッダー１９の前後で走行中のスト
リップＳの幅方向にわたって設けられるスリット状のノ
ズル２０と、ノズル２０からの気体が金属ス）　ＩＪツ
ブＳの下面に衝突後、そ２゜の側縁から逸出するのを制
限するバッフルプレー１ト２１とを備える。バッフルプ
レート２１は、走行中の金属ストリップＳの側縁からの
気体の逸出流を制限するため、金属ス）　ＩＪツブＳと
風箱１７の上面との間に気体による静圧が生じ、金属ス
ト・リップＳの下面への気体の噴出衝流と相俟って金属
ス）　ＩＪツブＳを非接触下に支持できる。なお気体の
静圧の受圧面２２となる風箱１７の上面は平坦面であり
、圧力分布の□均一化を図っている。

（作用）例えば、０浮揚防咋を設置した加熱帯及び冷却帯の長さ・・・６
０ｍ０風箱の設置間隔・・・５ｍＯ風箱による受圧面の長さ／全炉長・・・約１２％の諸
条件を備える連続焼鈍炉に、板厚０．２〜２．０）、」
、板幅６００〜１８００　ａｍの金属ストリップをライ
ン速度４０〜４００　ｍ／ｍｉｎで通板した場合の金属
ストリップにかかるユニットテンションを０．８〜０　
、５　ｋｇ／ｅｒａ”とすると、金属ストリップの自重
により風箱間で生じるカテナリー量は１０〜２，１１５
順となる。これは風箱の設置間隔（５１ｒＬ）に１比較
して無視し得る程小さく、金属ストリップのパスライン
をほぼ水平とみなすことができる。したがってラジアン
トチューブの如き加熱装置を金属ス）　ＩＪツブの走行
経路に対して上下に等間隔で設定しても金属ストリップ
の上下面で放射熱流束の差が生じることはなく、金属ス
トリップの上下面で温度差は生じない。

同様に、冷却帯において冷却装置を金属ストリップのパ
スラインから上下に等間隔に設定しても；・・上下の冷
却装置が同一機能であれば、金属ス）　ＩＪツブの上下
から受けるガスジェット圧は等しく、金属ストリップを
安定して走行させ得るとともに、冷却後の金属ス）　Ｉ
Ｊツブの上下面に温度差が生じることはない。

さらに風箱の作用について、一般的なこの種の風箱との
比較において述べる。

まず一般に連続焼鈍炉に使用されている風箱は、第７図
に示す構造である。すなわち本体８０の内部は還元性ガ
スの如き流体のチャンバーであり、２．・金属ストリッ
プＳとの対向面ば受圧面３１である。１そしてガス供給
源からの加圧ガスを、配管８２を介してスリット８８か
らストリップＳに斜めに噴出し、金属ストリップＳを非
接触状態に支持する。

上記タイプの風箱においては金属ストリップＳ５の側縁
からの加圧ガスの漏出量が多いため、加圧ガスの静圧に
よる支持の助成は期待できない。

又金属ス）　ＩＪツブＳの形状が悪いと幅方向の静圧バ
ランスが崩れ、加圧ガスの漏出量が両端部で異なり、第
８図に示すように金属ストリップがば１（・たつく。

一方第５図に示した風箱では金属ス）　ＩＪツブの側縁
からの気体の漏出をバッフルプレートの働きにより制限
することができる。さらに連続焼鈍炉における金属スト
リップは高温であってその剛性ｊＸは非常に低いため、
金属ス）　ＩＪツブは幅方向又は長さ方向にもほぼフラ
ットな状態にある。したがって気体の圧力で金属ストリ
ップを確実に支持できる。

又金属ストリップの形状が悪くて金属ストリツ、１゜プ
の幅方向に静圧バランスが崩れても、浮揚用気゛体の漏
出をバッフルプレートで制限しているため、静圧バラン
スは速やかに元の状態に自動復帰し、金属ス）　ＩＪツ
ブがばたつくことはない。

（発明の効果）この発明によれば、金属ストリップの焼鈍を非接触下の
安定した走行の下で行うことができる。

又、加熱装置あるいは冷却装置を金属ストリップの上下
に配したものでは、消費エネルギーの低減も図れる。

ちなみに、焼鈍を金属ストリップの上方からの加熱によ
り行う場合に比べて約２倍の炉長を必要とし、燃料消費
量は５％程度上昇する。同様に、上下一対の浮揚装置を
設置した場合は、電力コスト、ブロワ−電力スペックは
約８〜４倍の上昇と１−１なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は連続焼鈍炉を示す説明図、第２図は連続焼鈍設備を示す説明図、第８図は第１図ｍ−ｍ線断面図、　　　　　　２．１第
４図は第２図ＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は風箱を示す斜視図、第６図は第５図ｖｒ−■線断面図、第７図は風箱を示す斜視図、第８図はストリップの動きを示す説明図である。８・・・連続焼鈍炉　　　　４・・・加熱帯６・・・冷
却帯　　　　　　１５山風箱２１・・・バッフルプレー
トＳ・・・金属ストリップ

Claims

【特許請求の範囲】１、金属ストリップを水平方向に走行させて加熱帯及び
冷却帯に通板し、この金属ストリップの走行経路の下方
で走行経路と交わる方向にわたるノズル開口を有し、走
行経路に沿つて所定間隔をおいて配置した多数の風箱よ
り気体を噴出させて、走行中の金属ストリップを非接触
下にカテナリー支持しつつ熱処理する連続焼鈍炉であつ
て、風箱の上面に金属ストリップの走行径路に沿つて突出し、金属ストリップの下面に対する噴出衝流
の側縁への逸出流を制限するバッフルプレートを配設し
、この逸出流の制限により生起する静圧を金属ストリッ
プのカテナリー支持に助成させることを特徴とする連続
焼鈍炉。２、加熱帯が、風箱の隣接間隔内とこれに対し金属スト
リップを挾む配置の対よりなる加熱器を備えることを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の連続焼鈍炉。３、冷却帯が、風箱の隣接間隔内とこれに対し金属スト
リップを挾む配置の対よりなる冷却器を備えることを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の連続焼鈍炉。