JPS61275476A - 導電性繊維及びその製法 - Google Patents
導電性繊維及びその製法Info
- Publication number
- JPS61275476A JPS61275476A JP11486885A JP11486885A JPS61275476A JP S61275476 A JPS61275476 A JP S61275476A JP 11486885 A JP11486885 A JP 11486885A JP 11486885 A JP11486885 A JP 11486885A JP S61275476 A JPS61275476 A JP S61275476A
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- Japan
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- fiber
- melamine resin
- fibers
- resin film
- conductive
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は導電性繊維及びその製法に関する。
近年、コンピューターの汎用化に伴い電磁波障害の問題
が表面化しており、電磁波シールド材料としての導電性
繊維が注目されている。
が表面化しており、電磁波シールド材料としての導電性
繊維が注目されている。
従来より、導電性繊維としては金属繊維や炭素繊維が知
られているが、通常の有機繊維に比べ、これら繊維は製
品への成型性に大きな問題があり、有機繊維に導電性を
付与する試みが盛んに行なわれている。
られているが、通常の有機繊維に比べ、これら繊維は製
品への成型性に大きな問題があり、有機繊維に導電性を
付与する試みが盛んに行なわれている。
有機繊維に導電性を付与する有力な方法として、無電解
メッキ法による繊維上に導電性の金属皮膜を形成させる
方法がある。
メッキ法による繊維上に導電性の金属皮膜を形成させる
方法がある。
しかしながら、繊維上に金属を被覆した繊維は優れた導
電性を示すが、多量の導電性金属皮膜形成用の薬品が必
要であり、その製造コストが高くなる問題を有しており
、低コストの導電性繊維の開発が強く要望されている。
電性を示すが、多量の導電性金属皮膜形成用の薬品が必
要であり、その製造コストが高くなる問題を有しており
、低コストの導電性繊維の開発が強く要望されている。
本発明は
1、繊維表面にメラミン樹脂皮膜が設けられ、かつ該皮
膜に硫化銅が含有されてなる導電性繊維、 2、繊維にメラミン誘導体化合物を付与し繊維表面にメ
ラミン樹脂皮膜を形成させた後、銅イオン放出性化合物
及び硫黄放出性化合物を含有する水溶液で加熱処理して
該皮膜に硫化銅を固着せしめることを特徴とする導電性
繊維の製法、 にある。
膜に硫化銅が含有されてなる導電性繊維、 2、繊維にメラミン誘導体化合物を付与し繊維表面にメ
ラミン樹脂皮膜を形成させた後、銅イオン放出性化合物
及び硫黄放出性化合物を含有する水溶液で加熱処理して
該皮膜に硫化銅を固着せしめることを特徴とする導電性
繊維の製法、 にある。
本発明における繊維としては木綿、麻、絹、羊毛等の天
然繊維、レーヨン、アセテート等の半合成繊維、アクリ
ル、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維等いずれの
繊維についても適用することができ、更に繊維形態とし
ては綿、トウ、糸、不織布、編物、織物等いずれの形態
でも導電性の付与が可能である。
然繊維、レーヨン、アセテート等の半合成繊維、アクリ
ル、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維等いずれの
繊維についても適用することができ、更に繊維形態とし
ては綿、トウ、糸、不織布、編物、織物等いずれの形態
でも導電性の付与が可能である。
繊維の表面にメラミン樹脂皮膜を形成させる方法として
は、例えば次式の構造を有するメラミン誘導体化合物と
無機酸、有機酸又はその塩類等の酸性触媒を含有する水
溶液を繊維の表面に付与した後、熱処理することにより
、繊維表面にメラミン樹脂皮膜が形成され固着する。
は、例えば次式の構造を有するメラミン誘導体化合物と
無機酸、有機酸又はその塩類等の酸性触媒を含有する水
溶液を繊維の表面に付与した後、熱処理することにより
、繊維表面にメラミン樹脂皮膜が形成され固着する。
■
ここで、R,: −H,−OH,−C,H,、−CnI
H1nl+15−CO0Cn2H2n2+1、−CON
R,R,、−NR,R。
H1nl+15−CO0Cn2H2n2+1、−CON
R,R,、−NR,R。
R1〜R1ニーH,−OH,−0CnlH,n3+1、
−CH10Cn3H1n、+1、− ca、cooc
n MHtna + 1゜−CH,OH,−CM、CH
,OH,−CONH!、−CONHCH,OH,−0−
(−0X)n、−Ry、−CH,NHCOCnlH1n
3+1 R,: −H,−CH,、−C,H,、−〇、H。
−CH10Cn3H1n、+1、− ca、cooc
n MHtna + 1゜−CH,OH,−CM、CH
,OH,−CONH!、−CONHCH,OH,−0−
(−0X)n、−Ry、−CH,NHCOCnlH1n
3+1 R,: −H,−CH,、−C,H,、−〇、H。
x ニーC,H,、−C,Hl、−〇、H。
n8: 1〜10
!l*5t1s:1〜20
n4: 1〜1500
銅イオン放出性化合物としては、例えば硫酸第2銅、塩
化第2銅、硝酸第2銅、酢酸鋼等が挙げられる。
化第2銅、硝酸第2銅、酢酸鋼等が挙げられる。
又、硫黄放出性化合物としては硫化ナトリウム、硫化水
素ナトリウム、亜硫酸、チオ硫酸ナトリウム、散性亜硫
酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、2酸化硫黄、硫
化水素等が挙げられる。
素ナトリウム、亜硫酸、チオ硫酸ナトリウム、散性亜硫
酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、2酸化硫黄、硫
化水素等が挙げられる。
本発明の導電性繊維はメラミン樹脂皮膜を形成させた繊
維を銅イオン放出性化合物及び硫黄放出性化合物を含有
する水溶液中に浸漬し、これを加熱処理するか、或いは
水溶液を含浸させた後、蒸熱処理することによりメラミ
ン樹脂皮膜に硫化銅が固着し、導電性が付与される。
維を銅イオン放出性化合物及び硫黄放出性化合物を含有
する水溶液中に浸漬し、これを加熱処理するか、或いは
水溶液を含浸させた後、蒸熱処理することによりメラミ
ン樹脂皮膜に硫化銅が固着し、導電性が付与される。
本発明においてはメラミン樹脂皮膜が処理される過程で
銅と硫黄との結合により生ずる硫化銅がメラミン樹脂皮
膜に吸着、固着させるものであるが、メラミン樹脂皮膜
に硫化鋼を吸着、固着させるためには処理過程で生ずる
硫化鋼を分子分散状態又はそれに近い超微粒子の分散状
態にし、メラミン樹脂皮膜内部への拡散を容易にする必
要がある。
銅と硫黄との結合により生ずる硫化銅がメラミン樹脂皮
膜に吸着、固着させるものであるが、メラミン樹脂皮膜
に硫化鋼を吸着、固着させるためには処理過程で生ずる
硫化鋼を分子分散状態又はそれに近い超微粒子の分散状
態にし、メラミン樹脂皮膜内部への拡散を容易にする必
要がある。
処理液中の硫化銅を分子分散状態又はそれに近い超微粒
子の分散状態にするためには銅イオン放出性化合物と硫
黄放出性化合物の適度の組合わせ、処理温度、処理時間
の選定が重要となる。
子の分散状態にするためには銅イオン放出性化合物と硫
黄放出性化合物の適度の組合わせ、処理温度、処理時間
の選定が重要となる。
例えば銅イオン放出性化合物として硫酸第2銅を用い、
硫黄放出性化合物としてチオ硫酸ナトリウムを用いる場
合には、これら化合物を含有する20℃の水溶液中にメ
ラミン樹脂皮膜形成繊維を投入し、1℃/分程度の速度
で98℃まで昇温すると昇温過程で硫化鋼が生成し、こ
れがメラミン樹脂皮膜に吸着して固着され導電性繊維が
得られる。
硫黄放出性化合物としてチオ硫酸ナトリウムを用いる場
合には、これら化合物を含有する20℃の水溶液中にメ
ラミン樹脂皮膜形成繊維を投入し、1℃/分程度の速度
で98℃まで昇温すると昇温過程で硫化鋼が生成し、こ
れがメラミン樹脂皮膜に吸着して固着され導電性繊維が
得られる。
以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1
市販のナイロン、ポリエステル、アクリル、アセテート
ならびに絹の生機織物(精練布)をスミテックスレジン
M3 (住友化学社製、トリメチロールメラミン)5
重量%と塩化アンモニウム0.5重量%を含有する水溶
液に浸漬した後絞りマングルを用いて絞液した。
ならびに絹の生機織物(精練布)をスミテックスレジン
M3 (住友化学社製、トリメチロールメラミン)5
重量%と塩化アンモニウム0.5重量%を含有する水溶
液に浸漬した後絞りマングルを用いて絞液した。
引続き130℃の熱風乾燥機を用いて5分間乾熱処理し
、メラミン樹脂皮膜を形成させた各種繊維織物を得た。
、メラミン樹脂皮膜を形成させた各種繊維織物を得た。
これらメラミン樹脂皮膜形成織物を硫酸鋼(5H,O)
3%owf(対織物重量の意味)、チオ硫酸す) IJ
ウム3%owfの浴比1:10の25℃の水溶液中に浸
漬し、攪拌しながら1℃/分の速度で昇温し、98℃で
30分間加熱処理した後、充分水洗して乾燥し、硫化銅
がメラミン樹脂皮膜に固着された緑褐色の各種繊維織物
を得た。
3%owf(対織物重量の意味)、チオ硫酸す) IJ
ウム3%owfの浴比1:10の25℃の水溶液中に浸
漬し、攪拌しながら1℃/分の速度で昇温し、98℃で
30分間加熱処理した後、充分水洗して乾燥し、硫化銅
がメラミン樹脂皮膜に固着された緑褐色の各種繊維織物
を得た。
これらの緑褐色の織物の比抵抗を測定し、次の結果を得
た。
た。
とれより本発明はナイロン、ポリエステル、アクリル、
アセテートならびに絹のいずれの繊維に対しても適用で
き、しかも優れた導電性が付与されることが判る。
アセテートならびに絹のいずれの繊維に対しても適用で
き、しかも優れた導電性が付与されることが判る。
実施例2
ソルーナ(三菱レイヨン社製、ポリエステル繊維)平織
物(精練布)をスミテックスレジンMe (住友化学社
製、ヘキサメチロールメラミン)5重量%及び塩化アン
モニウム0.5重量%を含有する25℃の水溶液に浸漬
した後、絞りマングルを用いて絞液し、織物に対する処
理液の付着量を76重量%とじた。
物(精練布)をスミテックスレジンMe (住友化学社
製、ヘキサメチロールメラミン)5重量%及び塩化アン
モニウム0.5重量%を含有する25℃の水溶液に浸漬
した後、絞りマングルを用いて絞液し、織物に対する処
理液の付着量を76重量%とじた。
引続き130℃の熱風乾燥機を用いて5分間乾熱処理し
、メラミン樹脂皮膜を形成させたポリエステル繊維織物
を得た。
、メラミン樹脂皮膜を形成させたポリエステル繊維織物
を得た。
このメラミン樹脂皮膜形成ポリエステル繊維織物を酢酸
銅(2H,O)5%owf及び硫化水素ナトリウム5%
ovfを含有する浴比1:10の25℃の水溶液に投入
し、攪拌しながら1℃/分の速度で昇温し、98℃で3
0分間加熱処理した後、水洗して乾燥し、硫化鋼がメラ
ミン樹脂皮膜に固着された緑褐色のポリエステル繊維織
物を得た。
銅(2H,O)5%owf及び硫化水素ナトリウム5%
ovfを含有する浴比1:10の25℃の水溶液に投入
し、攪拌しながら1℃/分の速度で昇温し、98℃で3
0分間加熱処理した後、水洗して乾燥し、硫化鋼がメラ
ミン樹脂皮膜に固着された緑褐色のポリエステル繊維織
物を得た。
このポリエステル繊維織物の比抵抗を測定したところ、
60Ω・1値を得、優れた導電性を有していた。
60Ω・1値を得、優れた導電性を有していた。
本発明の導電性繊維は、繊維の表面にメラミン樹脂皮膜
が形成され、かつメラミン樹脂皮膜に硫化銅を含有させ
導電性を付与したものであり、又本発明の方法は、小量
の銅イオンを含有する水溶液を用いてかかる優れた導電
性繊維を得ることが可能で、しかも廃液中の銅イオン含
有量を皆無に近い状態にすることができ、工業的に極め
て優れた方法である。又ζ得られる導電性繊維は′優れ
た導電性を有し、電磁波シールド材料等として極めて有
用なるものである。
が形成され、かつメラミン樹脂皮膜に硫化銅を含有させ
導電性を付与したものであり、又本発明の方法は、小量
の銅イオンを含有する水溶液を用いてかかる優れた導電
性繊維を得ることが可能で、しかも廃液中の銅イオン含
有量を皆無に近い状態にすることができ、工業的に極め
て優れた方法である。又ζ得られる導電性繊維は′優れ
た導電性を有し、電磁波シールド材料等として極めて有
用なるものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、繊維表面にメラミン樹脂皮膜が設けられ、かつ該皮
膜に硫化銅が含有されてなる導電性繊維。 2、繊維にメラミン誘導体化合物を付与し繊維表面にメ
ラミン樹脂皮膜を形成させた後、銅イオン放出性化合物
及び硫黄放出性化合物を含有する水溶液で加熱処理して
該皮膜に硫化銅を固着せしめることを特徴とする導電性
繊維の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11486885A JPS61275476A (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | 導電性繊維及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11486885A JPS61275476A (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | 導電性繊維及びその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61275476A true JPS61275476A (ja) | 1986-12-05 |
Family
ID=14648698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11486885A Pending JPS61275476A (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | 導電性繊維及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61275476A (ja) |
-
1985
- 1985-05-28 JP JP11486885A patent/JPS61275476A/ja active Pending
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