JPS6127455A - 空気調和機の冷凍サイクル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、圧縮機、室外側熱交換器、キャピラリーチュ
ーブおよび室内側熱交換器を具備した空気調和機におけ
る始動時の冷媒音ならびに圧縮機のブレーク・ダウンを
防止する冷凍サイクルに関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来の空気調和機では、始動時電源スィッチＯＮの直後
に室内側熱交換器内に溜まった冷媒液が、圧縮機の減圧
作用によって瞬時に発泡するため、冷媒音が発生する。

この冷媒音のもととなる、冷媒液が室内側熱交換器に溜
まる原因については以下の２つがある。

（１）運転時、室内側熱交換器には冷媒が気液混和状態
で流れ込んでおり、停止時、その液分が室内側熱交換器
内に溜まる。

（２）停止時の圧力バランス作用により、室外側熱交換
器内に溜まっていた冷媒が、液状態でキャピラリーチュ
ーブを通うて室内側熱交換器へと押し出されて溜まる。

発明の目的 本発明は、上記従来の問題点である始動時の冷媒音を解
消し、加えて標準使用時にも十分な能力を得ることを目
的とするものである。

発明の構成 この目的を達成するために本発明は、室内側熱交換器、
キャピラリーチューブ間接続配管の任意の箇所と、圧縮
機吐出管から室外側熱交換器出口に至る任意の箇所とを
、運転時支障がないように絞った配管によって連結し、
室外側熱交換器出口に二方弁とその開閉制御装置とを設
けたものである。

この構成によって、停止時に冷媒液が室内側熱交換器に
溜まることを防止し、これによって始動時の冷媒音を軽
減するものである。

実施例の説明 以」二、本発明の一実施例について第１図ないし第４図
を参考に説明する。

まず第１図により、本装置を用いた空気調和機の構成に
ついて説明する。

同図において、圧縮機１の吐出管３とストレーナ６手前
の接続配管９の任意箇所とを冷媒バイパス用キャピラリ
ーチューブ７によって接続している。また、室外側熱交
換器２の出口管４に二方弁８を設け、この二方弁ｅの開
閉を行う開閉制御装置１２が設けられている。

次に、」二記冷媒バイパヌ用ギヤピラリーチューブ７と
二方弁を用いた冷凍サイクルについて、第２図により説
明する。

通常運転時では、圧縮機１の吐出管ａとストレーナ６手
前の接続配管９との間に接続された冷媒バイパス用キャ
ピラリーチューブ７内を、冷媒が少量しか流れないだめ
、従来の冷凍サイクルを形成することが出来、これによ
シ冷房能力を確保することが出来る。

運転停止時では、始動時冷媒音の原因として挙げた２つ
に対して、改善するように動作を行う。

したがって、従来例で記載した問題点１に対しては、運
転停止時の開閉制御装置１２によシ二方弁８を閉じた後
、任意の設定時間圧縮機１を回す動作となり、これによ
り室内側熱交換器１０内に溜まっている冷媒液をアキュ
ームレータ１１内に吸い取らせる。

次に問題点２に対しては、停止時二方弁が閉じられ、室
外側熱交換器２と室内側熱交換器１０との圧力バランス
が冷媒バイパス用キャピラリーチ５・＼ ユーズ７を用いて、気体成分の多い状態で行われる。こ
れにより、停止時にキャピラリーチューブ５へ室外側熱
交換器２下部に溜った冷媒が、液状態で流れ込むことを
防止する。

上記開閉制御装置１２の構成および動作については、シ
ーケンス回路を第３図に、タイムチャートを第４図に示
した。

停止時の動作について、第４図を用いて説明を行なう。

タイマＴ１には二方弁８閉後圧縮機１を回す時間ｔ１が
設定され、タイマＴ２には圧力バランス時間ｔ２が設定
されている。また、二方弁８は通電によって閉じる。

スイッチ１３ＯＦＦと同時に、タイマＴ１、タイマＴ２
が動作し、ファンモータ１４は停止し、二方弁８が閉じ
る。次に、タイマＴ１の設定時間ｔ１経過後圧縮機１が
停止する。さらにタイマＴ２の設定時間ｔ２経過後二方
弁８が再び開く。

以上、この冷媒バイパス用キャピラリーチューブ７と二
方弁８及び、その開閉制御装置１２によシ、始動時の冷
媒音を解消し、加えて標準使用時にも十分な能力が得ら
れる。

発明の効果 上記実施例より明らか々ように本発明は、冷媒バイパス
用キャピラリーチューブと二方弁及びその開閉制御装置
により始動時の冷媒音を解消し、加えて標準使用時にも
十分な能力が得られる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における一体型空気調和機の
室外側内部構造を示す一部を切欠いた斜視図、第２図は
同空気調和機の冷凍サイクル図、第３図は同空気調和機
における開閉制御装置のシーケンス回路、第４図は同開
閉制御装置のタイムチャートである。 １・・・・・・圧縮機、２・・・・・・室外側熱交換器
、３・・・・・・吐出管、４・・・・・・出口管、５・
・・・・・キャピラリーチューブ、６・・・・・・スト
レーナ、７・・・・・・冷媒バイパス用キャピラリーチ
ューブ、８・・・・・・二方弁、９・・・・・・接続配
管、１０・・・・・・室内側熱交換器、１１・・・・・
・アキュームレータ、１２・川・・開閉制御装置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４図 −□

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室外側熱交換器、キャピラリーチューブ、室内側熱交換
   器及び圧縮機を環状に連結して、冷凍サイクルを構成し
   、さらに室外側熱交換器とキャピラリーチューブ間とを
   接続している配管の任意の箇所と、圧縮機の吐出管から
   室外側熱交換器の出口に至る任意の箇所とを連結した配
   管を設け、室外側熱交換器出口と前記連結部間に二方弁
   を設け、さらに前記二方弁の開閉制御装置を設けた空気
   調和機の冷凍サイクル。