JPS61271309A - エチレン−オレフイン共重合体の製造法 - Google Patents

エチレン−オレフイン共重合体の製造法

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JPS61271309A
JPS61271309A JP11148085A JP11148085A JPS61271309A JP S61271309 A JPS61271309 A JP S61271309A JP 11148085 A JP11148085 A JP 11148085A JP 11148085 A JP11148085 A JP 11148085A JP S61271309 A JPS61271309 A JP S61271309A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エチレンと炭素数3以上のオレフィンとを無
溶媒条件下で共重合させてエチレン共重合体を製造する
方法に関するものである。
従来から知られているように、エチレンとオレフィンと
を共重合させると、生成共重合体のポリマー密度はホモ
ポリマーのそれに比べて低い。そして、エチレンとオレ
フィンとの共重合体の製造方法は、大きく分けて二種類
に分類される。すなわち、一つは、炭化水素等の溶剤中
で生成ポリマーを溶解させて行なういわゆる「溶液重合
」(一般的に高温)である。残りの一つは、実質的にポ
リマー粒子の形成下に重合を行なういわゆる「スラリー
重合」または「気相重合」である。
後者の重合方法での「気相重合」は、共重合体を製造す
る方法としては、溶媒を使用しないことなどから、すぐ
れた方法である。しかしながら「気相重合」では、ポリ
マー付着、塊状ポリマー生成、低融点低分子量ポリマー
の発生、等の問題点がある。これらの問題点に対して、
これを改良しようとする提案もされているが、充分に改
良されているとは、言えない状況にある。
先行技術 先行技術としては、特開昭55−52309号、特開昭
55−54308号、特開vKi55−58210号、
特開昭58−122904号各公報Baげられる。
これら先行技術は、前述の問題点に対しである程度改良
効果もあるが、実用的な点ではまだ不充分である。
及」Jと11 要  旨 本発明は上記の点に解決を与えることを目的とし、特定
の態様でつくった担持遷移金属触媒成分(成分(A1)
)と有機アルミニウム化合物(成分(A2))と特定の
極性化合物(成分(A3))とより成る触媒系によって
上記の目的を達成しようとするものである。
従って、本発明によるエチレン−オレフィン共重合体の
製造法は、下記の成分(A1)〜成分(A3)の組合せ
より成る触媒系にエチレンと炭素3以上のオレフィンと
を無溶媒条件下で接触させて、ポリマー密度0.900
−0.945g/cM3のエチレン−オレフィン共重合
体を得ること、を特徴とするものである。
(a)マグネシウムハロゲン化合物と(b)周期律表第
1〜IV族金属のアルコキシ基含有化合物との接触生成
物に(c)アルコール化合物を接触させ、次いで(d)
液状のチタンハロゲン化合物を接触させたものからなり
、その平均粒径が10ミクロンから100ミクロンの範
囲内にあるもの。
有機アルミニウム化合物。
下式で表される、C−OR結合を有する化合物。
(A3−1) R1C(OR2)3 (ここでRおよびR2は、それぞ れ炭素数1〜12の炭化水素残基 である。3個のR3は、同一でも 異なってもよい。R1およびR2 は、その少なくとも二者間で互に 連結して環を形成していてもよ い。) (A  ’−2)  R3R’C(OR5)(ここでR
3およびR5は、それぞ れ炭素数1〜12の炭化水素残基 であり、R4は水素または炭素数 1〜12の炭化水素残基である。
2個のR5は、同一でも異なって もよい。R、RおよびRは、 その少なくとも二者間で互に連結 して環を形成していてもよい。) れ炭素数1〜12の炭化水素残基 であり、R7およびR8はそれぞ れ水素または炭素数1〜12の炭 化水素残基である。R6、R7、 R8、R9は、その少なくとも二 考量で互に連結して環を形成して いてもよい。) 効  果 本発明では、エチレン−オレフィン共重合体を製造する
にあたって「気相重合」で問題になる種々の点について
解決を与えることができる。すなわち、ポリマー付着、
塊状ポリマー、低融点低分子ωポリマー等の発生が防止
される。ポリマー付着、塊状ポリマーの発生を防止する
ことは、運転安定上、きわめて重要なことである。また
、低融点低分子迅ポリマーは、生成するポリマーの品質
に悪い影響を与える。たとえば、フィルムにおけるベタ
ツキ、強度低下につながる。
このような効果が生まれる原因は現在のところはっきり
していないが、本発明を構成する成分(A  )〜(A
3)の相互作用によるものと考えられる。
本発明による成分(A1)は、下記の成分の接触生成物
からなるものである。
(a)マグネジ ムハロ゛ン(A たとえば、MoF3、MgCl2、MgB「2、My 
 I  、Mg (OC2H5)CI、M(b(QC6
1−15)CI、Mg (OCH3)CI、Mg (O
H)CIなどがある。
(b))周期律表、工〜■ 金 アルコキシ貝1±直l たとえば、Li  (QC2R5)、 N ”  (OC2H5) 、C”  (OC2H5)
 2、Zn  (QC2R5)2 、Mg (QC2R
5)2、Mg (Oi C3R7)2 、B (QC2
R5)3、AI (QC2R5)3 、AI  (Of
 C3R7)3、Si  (QCH)  、Si(0−
nC4Hg)4、T!  (QCH)  、T!  (
0!03H7)4、Ti  (0−n CH)  、T
i(QC6R5) 4、Zr(QC21−15) CI
、51(OC2H5)2C1□、VO(○nC4H9)
3、 Ti  (Oi C3R7>28r 2などがある。
これら金属のアルコキシ基含有化合物のうちではチタン
のアルコキシ基含有化合物およびケイ索のアルコキシ基
含有化合物が好ましく、特にテトラアルコキシチタン、
テトラアルコキシシランが好ましい。
(c)7四二し二人」2組重 本発明で使用すべきアルコールの一群は、アルカノール
である。
炭素数1〜20程度の、好ましくは1〜10の、−価ア
ルコールまたは多価アルコール、が一般に適当であって
具体的には、たとえば、メタノール、エタノール、イソ
プロパツール、n−プロパツール、イソブタノール、n
−ブタノール、ヘキサノール、n−オクタツール、2−
エチルヘキサノール、エチレングリコール、エチレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノ
アセテート、グリセリンなどがあげられる。
本発明で使用すべきアルコールの他の一群は、シラノー
ルである。
炭素数1〜20程度のシラノールが一般に適当であって
、具体的には、たとえばトリメチルシラノール、ジメヂ
ルシランジオール、ジフェニルシランジオール、フェニ
ルシラントリオールなどがあげられる。
本発明で使用ずべきアルコールのさらに他の一群は、フ
ェノール、オルト−クレゾール、バラクレゾールなどの
フェノール類である。
(d)液状のチタンハロ°ン A ここで「液状の」というのは、それ自体が液状であるも
のく錯化させて液状であるものを包含する)の外に、溶
液として液状であるものを包含する。
代表的な化合物としては、一般式 Ti(OR)X(ここでR1は、炭化水素残基であり、
好ましくは、炭素数1〜10程度のものであり、Xはハ
ロゲンを示し、nはQ<n≦4の数を示す。)で表わさ
れる化合物があげられる。
具体例としては、Ti CI  、 Ti Bt’ 4
、T + (OCH) CI 3、 T!  (QC2I5 ) 2 CI 2、Ti  (
OC2H3)3C1、 Ti  (Of C51−17>C13、Ti  (O
n C4)−1g ) CI3、Ti  (On CH
)  CI2. Ti  (QC2I5 )Br 3、 T1 (OC2H5)(OC4H9>CI□、Ti  
(On C4Hg ) 3 CI、Ti  (0−06
1−15) CI3、Ti  (QCH)Cl3、 Ti  (QCH) Cl 3’:にトカアケラレル。
本発明で使用すべき液状のチタンハロゲン化合物は、前
述のチタンハロゲン化合物に電子供与体を反応させた分
子化合物でもよい。そのような化合物の具体例としては
、たとえば、 Ti   C1・  Cト13   C0C21−15
、Ti   Cl  4  ・CH3CO2I5 、T
i CI  ・C6H5NO3、T1Cl  ・CH3
COC1、 TiC1・C61−’15 COCl 、Ti C14
・C6I5 CO2C2I5などがあげられる。
また、前記の液状のチタンのハロゲン化合物とともに下
記のポリマーケイ素化合物(e)を併用することができ
る。
■ を有するポリマーケイ素化合物であり(R1は炭素数1
〜10程度のものである。)、具体例としては、メチル
ヒドロポリシロキサン、エチルヒドロポリシロキサン、
フェニルヒドロポリシロキサン、シクロヘキシルヒドロ
ポリシロキサンなどがあげられる。これらポリマーケイ
素化合物の重合度は特に限定されるものではないが、取
り扱いを考えれば10センチストークスから100セン
チストークス程度が好ましい。これらヒドロポリシロキ
サンの末端構造は本発明触媒成分に大きな影響をおよぼ
さないが、不活性基たとえばトリアルキルシリル基で封
鎖されることが望ましい。これらポリマーケイ素化合物
の中でアルキルハイドロシロキサン、特にメチルハイド
ロシロキサン、が好ましい。
成分(A1)/製造 本発明による成分(A1)は、上記の諸成分を特定の順
序ないし態様で接触させることによってつくったもので
ある。
tJt。
各成分の使用量は本発明の効果が認められるかぎり、任
意のものでありうるが、一般的には次の範囲内が好まし
い。
周期律表第工〜■族金属のアルコキシド化合物の使用量
は、マグネシウムのハロゲン化合物に対してモル比で1
X10’〜50の範囲内がよく、さらに好ましくは0.
1〜1oの範囲内である。
アルコールの使用量は、マグネシウムのハロゲン化合物
に対してモル比で1X10’〜1の範囲内がよく、さら
に好ましくは0.1〜0.8の範囲内である。
液状のチタンのハロゲン化合物の使用量は、マグネシウ
ムのハロゲン化合物に対して、モル比でlX10’〜5
0の範囲内がよい。ポリマーケイ素化合物と併用すると
きは、5X10’〜4×10−1の範囲内が好ましい。
ポリマーケイ素化合物の使用量は、マグネシウムのハロ
ゲン化合物に対してモル比で1X10’〜5oの範囲内
がよく、さらに好ましくは0.1〜5の範囲内である。
(a)〜(d)各成分の接触 各成分の接触は、望ましくはアルコール化合物の接触を
特定の態様で行なう限り、そして本発明の効果が認めら
れるかぎり、任意のものでありうる。接触温度としては
一50℃〜200℃の範囲内で接触させればよい。
マグネシウムのハロゲン化合物(a>と周期律表第I〜
IV族金后のアルコキシド化合物(b)との接触は、マ
グネシウムのハロゲン化合物の粒子表面にアルコキシド
化合物を接触させることによって、具体的には、マグネ
シウムのハロゲン化合物粒子を液状のアルコキシド化合
物またはアルコキシド粒子を液状のアルコキシド化合物
またはアルコキシド化合物の溶液とともに撹拌すること
よって、行なわれる。ボールミル、振動ミルなどによる
機械的な粉砕を行なうことによって、各成分の接触をよ
り完全にすることもできる。
各成分の接触は、分散媒の存在下に行なうこともできる
。その場合の分散媒としては、炭化水素、ハロゲン化炭
化水素、ジアルキルシロキサン等があげられる。炭化水
素の具体例としてはヘキサン、ヘプタン、トルエン、シ
クロヘキサン、等があり、ハロゲン化炭化水素の具体例
としては、塩化n−ブチル、1,2ジクロロエチレン、
四塩化炭素、クロルベンゼン、等があり、ジアルキルポ
リシロキリンの具体例としては、ジメチルポリシロキサ
ン、メチル−フェニルポリシロキサン等がある。
マグネシウムのハロゲン化合物(a)と周期律表第■〜
第■族金属のアルコキシ元含有化合物(b)の接触生成
物と(c)アルコールとの接触は、マグネシウムのハロ
ゲン化合物(a)とアルコキシド化合物(b)の接触生
成物の表面部分のみにアルコール化合物が接触するよう
に行なわれることが望ましい。したがって、アルコール
化合物浴中に(a)−(b)接、−生成物粒子を浸漬す
る方法は、浸漬が短時間でアルコール化合物(c)が粒
子中心まで浸透しない場合を除けば、好ましいものでは
ない。
好ましい方法は、アルコールを10〜1000ミクロン
の液滴としてマグネシウムのハロゲン化合物とアルコキ
シド化合物の接触生成物粒子または該接触生成物粒子懸
濁液に噴霧して粒子表面に付着させることからなるもの
である。この際、アルコールは、マグネシウムのハロゲ
ン化合物とアルコキシド化合物の接触生成物粒子を湿潤
させる程度として、粒子を過剰のアルコール液中に浸漬
するような状態は避けるのが好ましい。接触時間は、比
較的短かいほうが好ましく、1秒〜5分程度接触ずれば
よい。このようにして得られる固体粒子は、単位粒子(
(a)−(b)反応物)がその表面で接合した多孔質の
構造体(平均粒径10〜100ミクロン)である。
上記のようにして得られた固体粒子と液状のチタンのハ
ロゲン化合物(d)(および場合によってポリマーケイ
素化合物(e))との接触は、化合物(a>と化合物(
b)との接触に関して上記したところにしたがって行な
うことができる。
八−」L工fil 成分(8)の有機アルミニウム化合物の具体例としては
、一般式、 R2AIX  またはRニーlff1Al(OR>。
3−n    n (ここで、RおよびR3は同一または異ってもよい炭素
数1〜20程度の炭化水素残基または水素、R4は炭化
水素残基、Xはハロゲン、nおよびmはそれぞれO≦n
<3、Q<m<3の数である。)で表わされるものがあ
る。具体的には、(イ)トリメチルアルミニウム、トリ
エチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ト
リヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム、
トリデシルアルミニウムなどのトリアルキルアルミニウ
ム、(ロ)ジエチル−アルミニウムモノクロライト、ジ
イソブチルアルミニウムモノクロライド、エチルアルミ
ニウムセスキクロライド、エチルアルミニウムジクロラ
イドなどのアルキルアルミニウムハライド、(ハ)ジエ
チルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミニ
ウムハイドライド等のジアルキルアルミニウムハイドラ
イド、(ニ)ジエチルアルミニウムエトキシド、ジエチ
ルアルミニウムブトキシド、ジエチルアルミニウムフェ
ノキシドなどのアルキルアルミニウムアルコキシドなど
があげられる。
これら(イ)〜くハ)の有機アルミニウム化合物に他の
有機金属化合物、例えば R3,AI(OR)a (b≦a≦3、RおよびR6は、同一または異なっても
よい炭素数1〜20程度の炭化水素残基である。)で表
わされるアルキルアルミニウムアルコキシドと共に使用
することもできる。たとえば、トリエチルアルミニウム
とジエチルアルミニウムエトキシドとの併用、ジエチル
アルミニウムモノクロライドとジエチル−アルミニウム
エトキシドとの併用、エチルアルミニウムジクロライド
とエチルアルミニウムジェトキシドとの併用、トリエチ
ルアルミニウムとジエチルアルミニウムエトキシドとジ
エチルアルミニウムクロライドとの併用があげられる。
これらの有機金属化合物の使用量は、特に制限はないが
、本発明の固体触媒成分(A1)に対して、重量比で0
.5〜1000の範囲内が好ましい。
LJLLAひ 本発明で効果を現わすことのできるC−OR結合を有す
る化合物は、下記の一般式で表わされる化合物である。
(b)  RC(OR2) (ここでRおよびR2は、それぞれ炭素数1〜12の炭
化水素残基である。3個のR3は、同一でも異なっても
よい。RおよびR2は、その少なくとも三者間で互に連
結して環を形成していてもよい6) この化合物は、一般にはオルソカルボン酸エステルと呼
ばれ、以下のものを例示することができる。
すなわち、オルソ酢酸メチル、オルソ酢酸エチル、オル
ソプロピオン酸エチル、オルソ安息香酸エチル等である
。これらの中でも好ましいのは、α位にフェニル基を有
するもの、すなわちオルソ安息香酸メチル、オルソ安息
香酸エチル等である。
〜12の炭化水素残基であり、R4は水素または炭素数
1〜12の炭化水素残基である。
2個のR5は、同一でも異なってもよい。
R、RおよびR5は、その少なくとも三者間で互に連結
して環を形成していてもよい。) この化合物は、RおよびR4のいずれもが炭化水素残基
の場合は一般にはケタール、R4が水素の場合は一般は
アセタール、と呼ばれる化合物である。また、R5同志
が互いに結合している例としてエチレングリコールを用
いた場合は、エチレンケタール、エチレンアセタールと
呼ばれる。
このような化合物の具体例は、下記の通りである。
〈イ)2,2−ツメ1ヘキシプロパン、2.2−ジェト
キシプロパン、2,2−ジメトキシ−4=メチルペンタ
ン、1,1−ジメトキシシクロヘキサン、1,1−ジメ
トキシ−1−フェニルエタン、ジフェニルジメトキシメ
タン、ジフェニルエチレンケタール等のケタール化合物
および(ロ)1゜1−ラメ1〜キシエタン、3,3−ジ
メトキシプロパン、フェニルジメトキシメタン、フェニ
ルジエトキシメタン、フェニルエチレンアセタール等の
アセタール化合物。
これらの中でも好ましいのは、α位にフェニルを有する
もの、すなわちジフェニルジメトキシエタン、ジフェニ
ルジェトキシメタン、11.1−ジメトキシ−1−フェ
ニルメタン、フェニルジメトキシメタン等の化合物であ
る。
(3)  RRRC(OR9) 〈ここで、RおよびR9はそれぞれ炭素数1〜12の炭
化水素残塁であり、R7およびR8はそれぞれ水素また
は炭素数1〜12の炭化水素残基である。R,R,R、 Rは、その少なくとも三者間で互に連結して環を形成し
ていてもよい。) この化合物は、一般にはエーテルと呼ばれる。
具体的には、ジエチルエーテル、ジイソアミルエーテル
、ジフェニルエーテル、1−メトキシ−1−フェニルメ
タン、1〜メトキシ−1−フェニルエタン、1,1−ジ
フェニル−1−メトキシメタン、1,1−ジフェニル−
1−メトキシエタン、1.1−ジフェニル−1−エトキ
シエタン、1−メトキシ−1,1,1−トリフェニルメ
タンなどが例示される。これらの中でも好ましいのは、
α位にフェニル基を有するもの、すなわち1−メトキシ
−1−フェニルメタン、1−メトキシ−1−フェニルエ
タン、1−メトキシ−1−メチル−1−フェニルエタン
、1.1−ジフェニル−1−メトキシメタン、1.1−
ジフェニル−1−メトキシエタン、1.1−ジフェニル
−1−エトキシメタン等の化合物である。
成分(A3)の添加量は、有機アルミニウム化合物(A
2 >1モルに対して0.01〜1.0モル、好ましく
は0.05〜0.5モル、である。
触媒の製造 本発明による触媒は、成分(A )〜(A3)を接触さ
せることによって形成される。成分(A3)は、それ自
身あるいはこれを有機溶媒で溶解ないし希釈した溶液と
して、成分(A1)および成分(A3)とは独立して別
個に反応系に注入するのが望ましい。しかし、成分(A
3)が成分(A1)または成分(A2)と予じめ接触さ
せても支障がないときは、これなどの成分と混合して注
入することができる。
エチレンとオレフィンの共重合 オレフィン 本発明の触媒によってエチレンと共重合させるべき炭素
数3以上のオレフィンの具体例としては、プロピレン、
ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1,4−メチル
−ペンテン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、デセン
−1、などがあげられる。好ましいオレフィンは、炭素
数3〜10のものである。また、上記オレフィンの混合
物も使用できる。
エチレンに対するオレフィンの使用mは必要とするポリ
マー密度により異なるが、一般的には1モルパーセント
から50モルパーセントである。
重合条件 共重合は、無溶媒条件下に行なわれる。従って、本発明
方法は、炭化水素溶媒不存在下の気相重合形で行なわれ
る。使用する重合装置としては、流動床型、撹拌槽型、
等いかなるものも使用可能である。重合温度は、30〜
95℃、好ましくは80〜90℃、が適当である。また
、分子a調節剤として、補助的に水素を用いることがで
きる。
L1基1直遣 本発明に従って製造されるエチレン−オレフィン共重合
体は、ポリマー密度が0.900〜0、945 ’J/
cm3 、通常は0.915〜0、935 g/cm3
 、のちのである。
実  験  例 充分に窒素置換した1リツトルのフラスコに充分に脱気
M14しだn−へブタンを75ミリリツトルを入れ、そ
こへ無水のMoCl3  (a)(ボールミルにて24
時間粉砕したもの)を10グラムおよびTi  (0−
nC4H9)4 (b)を10ミリリツトル導入して、
70℃で30分間反応させた。次いで、n−ブタノール
(c)5.4ミリリツトルとn−へブタン5.4ミリリ
ツI−ルの混合物を140ミクロンの液滴となるように
スプレーノズルより10秒間で導入して、70℃で1時
間反応させた。そこへTi Cl 4(d )を2.3
ミリリツトル導入して、1時間反応させた。次いで、メ
チルハイドロジエンポリシロキサン(e)を9ミリリツ
トル導入して、90℃で2時間反応させた。反応終了後
、その一部分をとり出して触媒成分中のTi含量を測定
したところ、10.9重機パーセントであった。まI5
、沈降法により、平均粒径を測定したところ、27.4
ミクロンであった。
エチレン−ブテン−1の〜 A 特開昭57−73011号の実施例−1に開示されてい
る気相重合用装置に、充分に精製したポリエチレン粉末
を装入し、続いて1−リエチルアルミニウム(成分(A
2))100ミリグラム、(c6H5)2C(OCH3
)2 (成分(A3))40ミリグラムおよび上記で合
成した固体成分(成分A1))10ミリグラム、をそれ
ぞれ導入した。次いでH2を0.8Kfl/ci導入し
、85℃にして、ブテン−1を10体積パーセント含有
するエチレン−ブテン−1混合ガスの導入を開始し、全
圧9 Kg/ CIA、85℃で2.5時間重合を行な
った。253グラムのポリマーが得られた。VFR=1
.7 (g/10分)、ポリマー密度=0、922 <
g/ctur3 >であった。沸騰ヘキサンによる抽出
量を調べたところ、5゜5重層パーセントであった。ま
た、ポリマー平均粒径は、786ミクロンであった。
止1」にュ 実施例−1の重合条件において、 (c6H5)2C(OCH3)2 (A3)を使用しな
かった以外は、全く同様に重合を行なった。
279グラムのポリマーが得られた。VFR−2,8(
y/10分)、ポリマー密度=0、928 <9/cm
3 )であり、ヘキザン抽出聞は11.7重量パーセン
トであった。
実施例−2 成分(A1)の製造 実施例−1の成分(A1)の製造において、n−ブタノ
ールのかわりにエタノール3.4ミリリッ1−ルを使用
し、T i Cl 4の使用量を25ミリリツトルにし
、メチルハイドロジエンポリシロキサンを使用しなかっ
た以外は、全く同様に成分(A1)の製造を行なった。
Ti含有出は6.8型組パーセントであり、平均粒径は
27.6ミクロンであった。
エチレン−プロピレンの共重合 実施例−1の重合条件にJ5いて、エチレン−ブテン−
1混合ガスのかわりにエチレン−プロピレン混合ガスを
使用し、(c6H5)2C=(OCH3)2 (A3)
のかわりに (c6H5)C(OCH3)3 (A3)32ミリグラ
ムを使用した以外は、全く同様に重合を行なった。30
6グラムのポリマーが得られた。
MFR=1.9 (y/10分)、ポリマー密度=0、
921 (g/ClR3)、沸騰ヘキサン抽出量−6,
9型組パーセント、ポリマー平均粒径=877ミクロン
であった。
実施例−1の重合条件と同様に、成分(A2)、(A3
)および成分(A1)をそれぞれ導入した。
H2を0.3Kg/cd導入し、次いでヘキセン−1を
16ミリリツトル導入し、さらにエチレンを導入して、
全圧5 Kg / ctAで重合を開始した。重合開始
後、30分ごとにヘキセン−1を16ミリリツトルずつ
導入した。重合時間は、2.5時間であった。154グ
ラムのポリマーが得られた。MFR=1.8 (g/l
 0分)、ポリマー密度=0、921 (7/cn13
 )、沸騰ヘキサン抽出量は、682重量パーセントで
あった。
実施例−3の重合条件において、成分(A3)の(cH
)  C(OCH3)2を使用しなかった以外は、全く
同様に重合を行なった。176グラムのポリマーが得ら
れた。MFR=3.1(s/10分)、ポリマー密度=
0.927 (グ/cm3)、沸騰ヘキサン抽出間=9
.8重量パーセントであった。
実施例−4 成分(A1)の製造 実施例−1の成分(A1)の製造において、Ti  (
0−n C4Hg )4のかわりにSi  (QC2H
5)4を使用した以外は、全く同様に成分(A1)を製
造した。Ti含量は、6.8重量パーセン1−であり、
平均粒径は18.3ミクロンであった。
(c6H5) 2 C(QC)t3 > 2のがわりに
cc6)−15>2  (cI−13)C(OCH3)
(A3 >37ミリグラムを使用した以外は、全く同様
に重合を行なった。172グラムのポリマーが得られた
。VFR=2.7 (g/10分)、ポリマー密度−0
,923NJ/cm3 ) 、沸騰ヘキサン抽出1=6
.9重1パーセントであった。ポリマー平均粒径473
ミクロンであった。
実施例5〜8 実施例1の重合条件において成分(A2)および成分(
A3)の種類および使用口を表−1に示すように変更し
た以外は、全く同様に重合した。
その結果を表−1に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の成分(A_1)〜成分(A_3)の組合せよりな
    る触媒系にエチレンと炭素数3以上のオレフィンとを無
    溶媒条件下で接触させて、ポリマー密度0.900〜0
    .945g/cm3の範囲内のエチレン−オレフィン共
    重合体を得ることを特徴とする、エチレン−オレフィン
    共重合体の製造法。 ¥成分(A_1)¥ (a)マグネシウムハロゲン化合物と(b)周期律表第
    I 〜IV族金属のアルコキシ基含有化合物との接触生成
    物に(c)アルコール化合物を接触させ、次いで(d)
    液状のチタンハロゲン化合物を接触させたものからなり
    、その平均粒径が10ミクロンから100ミクロンの範
    囲内にあるもの。 ¥成分(A_2)¥ 有機アルミニウム化合物 ¥成分(A_3)¥ 下式で表わされる、C−OR結合を有する化合物。 (A_3−1)R^1C(OR_2)_3 (ここでR^1およびR^2は、それぞ れ炭素数1〜12の炭化水素残基 である。 3個のR^3は、同一でも 異なってもよい。R^1およびR^2 は、その少なくとも二者間で互に 連結して環を形成していてもよ い。) (A_3−2)R^3R^4C(OR^5)_2(ここ
    でR^3およびR^5は、それぞ れ炭素数1〜12の炭化水素残基 であり、R^4は水素または炭素数 1〜12の炭化水素残基である。 2個のR^5は、同一でも異なって もよい。R^3、R^4およびR^5は、 その少なくとも二者間で互に連結 して環を形成していてもよい。) (A_3−3)R^6R^7R^8C(OR^9)(こ
    こで、R^6およびR^9はそれぞ れ炭素数1〜12の炭化水素残基 であり、R^7およびR^8はそれぞ れ水素または炭素数1〜12の炭 化水素残基である。R^6、R^7、 R^8、R^9は、その少なくとも二 者間で互に連結して環を形成して いてもよい。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005336446A (ja) * 2004-04-30 2005-12-08 Sumitomo Chemical Co Ltd 改質された粒子およびその製造方法、担体、付加重合用触媒成分、付加重合用触媒および付加重合体の製造方法

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