JPS6127121B2 - - Google Patents

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JPS6127121B2
JPS6127121B2 JP10765580A JP10765580A JPS6127121B2 JP S6127121 B2 JPS6127121 B2 JP S6127121B2 JP 10765580 A JP10765580 A JP 10765580A JP 10765580 A JP10765580 A JP 10765580A JP S6127121 B2 JPS6127121 B2 JP S6127121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
rolls
rolling mill
roll
drive ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10765580A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5732803A (en
Inventor
Isao Gokyu
Juji Igarashi
Toshio Sakamoto
Tadashi Oikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP10765580A priority Critical patent/JPS5732803A/ja
Publication of JPS5732803A publication Critical patent/JPS5732803A/ja
Publication of JPS6127121B2 publication Critical patent/JPS6127121B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、軸材を傾斜圧延成形するための圧延
機に関するものであり、特に大径の中実軸材及び
中空軸材を延伸成形するのに適切な圧延機に関す
るものである。
従来、軸材の成形法として、圧延、鍛造、押出
し、引抜き、押抜き等の加工方法が採用されてい
るが、これらの方法はそれぞれ長所及び欠点を有
している。
例えば、一般の圧延設備は大量生産が可能であ
るが、反面では大規模な機械構造となり膨大な設
備投資を必要とする。特に中空材については、す
でに16インチ以下の継目無鋼管を大量に生産する
ことのできる圧延設備が存在しているが、16イン
チ以上の大径管を製造する場合にこれと同様の技
術を適用するとすれば圧延成形機は装置全体が大
型化し、従つて膨大な設備投資を必要とすること
になる。これが鋼管圧延工場の容量増大を阻害す
る一因となつている。
圧延以外の成形法としては、鍛造、押出し、引
抜き、押抜等が行なわれているが、これらは成形
するのに長時間を必要とし、寸法精度が悪く、ま
た摩擦による力量の損失も大きく、大容量のプレ
スが必要になる等の欠点を有している。
16インチ以上の中空材の別の圧延成形法とし
て、第1図に示すように、円すいロール1を3個
組み合せ、これとマンドレル2とによつて成形す
るロータリーエキスパンダー法による拡管成形法
がある。しかし、この方法では、各円すいロール
1に駆動力を与えるための駆動源も共に円周上を
公転させなければならず、またロール直径を1.5
mを超える大きなものにしなければならないとい
う欠点がある。更に、ロール1の支持方法は、圧
延機の構造上片支持とならざるを得ないためミル
剛性が小さく、これを対策しようとすると巨大な
圧延機とならざるを得なくなるなど多くの問題点
を有している。
以上の説明をまとめると、従来の圧延機は例え
ば外径16インチ以上の中空管を製造しようとする
場合に次のような欠点がある。
1 一般的な圧延法では装置が大型化し膨大な設
備投資を必要とする。
2 圧延法によらない成形法では、成形時間が長
くなり、寸法精度が悪く、摩擦による力量の損
失も大きいため大容量のプレスが必要となる。
3 エキスパンダーによる拡管法の場合も装置が
大型化し、またミル自体の剛性が小さくなる。
本発明は、上記のような欠点を解消した軸材圧
延機を得ることを目的としており、そのためには
次のような条件を満足する必要がある。
簡単な機構で比較的安価な設備であること。
加工力量が小さいこと。
1パスで大きな断面減少が得られること。
寸法精度が良いこと。
生産効率が良いこと。
以下、本発明による実施例を添付図面の第2〜
5図に基づいて説明する。なお、本実施例は中空
管の製造例である。
第2図に本発明による圧延機のロール付近の断
面図を示す。2つのフレーム3,4その垂直壁
5,6を対向させて基礎に固定してある。垂直壁
5,6にそれぞれ整列させて設けた穴にブラケツ
ト7,8の軸部(第3,4図にブラケツト7及び
その軸部7′を示す)を挿入して、ブラケツト
7,8がそれぞれ垂直壁5,6にボルトによつて
固着されている。なお、ブラケツト7の円周方向
の位置は、ピン9を垂直壁5に設けた複数の穴に
選択的にかん合させることによつて位置決めされ
る。ブラケツト7,8の内径部にはそれぞれ後述
の球面軸受10を受け入れるための8個の穴1
1,12が設けてある。ただし、ブラケツト8の
球面軸受受入用穴12を配置した円周径は、ブラ
ケツト7の穴11を配置した円周径よりも大きく
してある。フレーム3,4の垂直壁5,6の間に
ドライブリング13が配置してあるが、このドラ
イブリング13は内径部を有する本体14とチエ
ーンホイール15とをボルト16によつて結合す
ることによつて構成してある。ドライブリング1
3は垂直壁5,6に固着したメタル17,18に
よつて支持されて、図示しない駆動装置及びチエ
ーンによつて駆動される。ブラケツト7,8の穴
11,12に球面軸受10を介して圧延ロール1
9が支持される。すなわち、第5図に示すよう
に、圧延ロール19の小径軸部20が、ベアリン
グ21及びこれを支持する球面軸受10を介して
穴11,12内に支持される。前述のように穴1
1,12の中心からの距離が異なつているため、
圧延ロール19は第2図において右から左へと収
束するように傾斜して取り付けられることにな
る。なお、後述のように圧延ロール19は、上記
第2図に示す正面断面図における場合と同様に平
面図に投影した場合においても圧延機の中心軸に
対して傾斜しており、従つて、圧延機の中心軸と
圧延ロール19の軸心とは平行でもなく交わりも
しないように、圧延ロールは配置されている。
いま、圧延機の中心軸を中心として圧延ロール
19の軸心を回転したとすると、圧延ロール19
の軸心の軌跡は単双曲線回転面を形成する。すな
わち、複数の圧延ロール19の軸心はこの仮想単
双曲線回転面上に位置していることになる。
圧延ロール19を取り付けた状態において圧延
ロール19の外周部はドライブリング13の内径
部と接触するようにしてある。この他に、この圧
延機は、中空素材22を支持するマンドレル23
を有しており、また必要に応じて中空素材22を
第2図において左方向へ押圧するための押込み装
置(図示してない)を有している。
以上のような構成にしてあるので、ブラケツト
7を円周方向に回転させてピン9により所定の位
置に設定して垂直壁5に固定すれば、圧延ロール
19を中空素材22の中心軸に対して、正面図お
よび平面図にそれぞれ投影した場合の圧延ロール
19の傾斜を、所望される圧延量に応じて任意に
傾斜させることができる。圧延ロール19は球面
軸受10によつて支持されているので、上記傾斜
を無理なく与えることができる。この傾斜により
中空素材22は圧延時に前進移動させられる。な
お、上記傾斜角度が小さいとき(10゜以内)に
は、圧延ロール19の形状は円すい状とし、ドラ
イブリング13の内径部はクラウン付円筒穴にす
れば、製作は容易になり、しかも常に良好な接触
を保つことができる。
この圧延機では、次のようにして圧延作業が行
なわれる。
駆動装置によつてドライブリング13を回転さ
せ、マンドレル23によつて支持された中空素材
22を圧延ロール19中に挿入する。圧延ロール
19は中空素材22から圧延反力を受けてドライ
ブリング13の内径部に強く接触する。ドライブ
リング13は回転しているので、圧延ロール19
には摩擦力によつて回転力が与えられ、中空素材
22は回転されると共に圧延ロール19の傾斜の
ために前方へと送られて圧延が行なわれる。
本発明による圧延機により次のような効果が得
られる。
圧延ロールを駆動する動力はドライブリング
との間の摩擦力により与えられるため各ロール
に個別の駆動源が不要であり装置が簡単とな
る。
圧延ロールはドライブリングに支持されるの
で強度上の問題が少なくなり小径にすることが
でき、一般圧延設備に比べて装置が小型となる
ため設備費が少なくて済む。
小径ロールを使用するので加工力量が小さ
い。
ロールを小径とすることができるので限られ
たスペースに多数のロール(本実施例では8
本)を配置することができるようになり、複雑
なロール間ガイドを省略することができる。
多数のロールを使用して加工するため全体と
して大きな断面減少が得られる。
多数のロールを使用して全面から加工を加え
るため、寸法精度は良好である。
なお、本出願人の昭和54年9月17日付の出願に
係る特願昭54−117916号「軸材の延伸成形方法及
び装置」において、本出願人は「駆動されて回転
するリングと、リングの内径部において中心軸の
周囲に等分配されて支承される複数個のアイドル
ローラとを有し、各アイドルローラはその軸心が
リングの中心軸を中心とする単双曲線回転面上に
位置するように中心軸に対して傾斜させて配置さ
れていることを特徴とする延伸成形装置」を開示
したが、この成形装置と本願圧延機とは次の点で
相違する。すなわち、先の成形装置では素材は停
止させたままロールを公転及び自転させるのに対
して、本願圧延機ではロールは自転のみを行ない
素材がロールによつて回転される。このため、本
願圧延機では、ロールが素材を強制的に引き込み
回転させるため、素材に与える前進移動力が大き
く、また素材の一部が後方に盛り上がるというこ
ともなくなる。更に、素材は回転するので、素材
に与えるねじり力は小さく、また素材端部を固定
する必要がないので端部まで圧延でき、歩留が向
上する。また、圧延中は素材を押圧する必要がな
いのでロールの回転の安定性がよく、大きな圧延
比をとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロータリエキスパンダー法によ
る圧延機の概略図、第2図は本発明による圧延機
の断面図、第3図はブラケツトの正面図、第4図
は第3図に示すブラケツトの−線に沿う断面
図、第5図は圧延ロール部分の拡大断面図であ
る。 3・・フレーム、4・・フレーム、5・・垂直
壁、6・・垂直壁、7・・ブラケツト、8・・ブ
ラケツト、9・・ピン、10・・球面軸受、1
1・・穴、12・・穴、13・・ドライブリン
グ、14・・本体、15・・チエーンホイール、
16・・ボルト、17・・メタル、18・・メタ
ル、19・・圧延ロール、20・・小径軸部、2
1・・ベアリング、22・・中空素材、23・・
マンドレル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中実又は中空の軸材を延伸成形するための軸
    材圧延機において、対向させて配置した2つのフ
    レームの垂直壁に複数の圧延ロールの各両端を回
    転可能に支承し、各圧延ロールはその軸心が圧延
    機の中心軸を中心とする単双曲線回転面上に位置
    するように中心軸に対して傾斜させて配置し、複
    数の圧延ロールの外周に同時に接触する内径部を
    有するドライブリングを2つのフレームの垂直壁
    に回転可能に支承し、このドライブリングを回転
    させる駆動装置を設けたことを特徴とする軸材圧
    延機。 2 フレームの垂直壁に対して円周方向位置を調
    整可能なブラケツトを取り付け、ブラケツトに設
    けた複数の穴内に球面軸受を介して圧延ロールを
    支承して圧延ロールの傾斜角度を調整可能とした
    特許請求の範囲第1項記載の軸材圧延機。
JP10765580A 1980-08-07 1980-08-07 Rolling mill for shaft material Granted JPS5732803A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10765580A JPS5732803A (en) 1980-08-07 1980-08-07 Rolling mill for shaft material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10765580A JPS5732803A (en) 1980-08-07 1980-08-07 Rolling mill for shaft material

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5732803A JPS5732803A (en) 1982-02-22
JPS6127121B2 true JPS6127121B2 (ja) 1986-06-24

Family

ID=14464676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10765580A Granted JPS5732803A (en) 1980-08-07 1980-08-07 Rolling mill for shaft material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6137304A (ja) * 1984-07-31 1986-02-22 Nippon Steel Corp 傾斜ロ−ル圧延機

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JPS5732803A (en) 1982-02-22

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