JPH11267784A - 内面溝付伝熱管の製造方法および製造装置 - Google Patents

内面溝付伝熱管の製造方法および製造装置

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JPH11267784A
JPH11267784A JP7629598A JP7629598A JPH11267784A JP H11267784 A JPH11267784 A JP H11267784A JP 7629598 A JP7629598 A JP 7629598A JP 7629598 A JP7629598 A JP 7629598A JP H11267784 A JPH11267784 A JP H11267784A
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JP
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heat transfer
rolling
transfer tube
tube
groove
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JP7629598A
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Tsuneo Haba
恒夫 羽場
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝熱素管の内面にクロス溝(交差する螺旋
溝)を容易かつ確実に形成して、内面溝付伝熱管の内面
と熱媒体との接触面積の増大を図ることができる、内面
溝付伝熱管の製造方法および製造装置を提供する。 【解決手段】 この内面溝付伝熱管の製造装置の主な構
成は、軸方向(図1中左方向)に移送される伝熱素管1
0が通過する際にこれを縮径させるためのダイ1と、伝
熱素管10の長手方向の複数箇所(本例では2箇所)の
外周面をそれぞれ押圧するための、複数の転造ボール1
8からなる第1の転造回転体群および複数の転造ボール
19からなる第2の転造回転体群を有する転造カセット
5と、伝熱素管10の内部に挿入されて、伝熱素管10
の長手方向の複数箇所(本例では2箇所)の内面に、互
いに方向の異なる螺旋溝をそれぞれ形成するための複数
(本例では2個)の溝付プラグ23,24を有するマン
ドレル21と、である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコンディショ
ナー等に使用される内面溝付伝熱管の製造方法、および
この製造方法を実施するのに好適な製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアコンディショナー等の内面溝付伝熱
管は、その内部を通過する熱媒体(流体)との接触面積
を大きくするために、通常、伝熱素管(銅管)の内面に
溝を螺旋状に形成することにより製造される。図6は、
従来の内面溝付伝熱管の製造装置の一例の縦断面図であ
る。ダイホルダー102内にダイ101が支持されてい
る。このダイホルダー102は、支持台104に固定さ
れたアウターホルダー103に支持されている。符号1
00は伝熱素管を示しており、この伝熱素管100は、
その軸方向(矢印C方向)に移送される際に、ダイ10
1および後述するプラグ118により所定径に縮径させ
られる。
【0003】符号105は転造カセットを示し、この転
造カセット105は、装置本体106側の回転軸107
に装着されたホルダ108に組付けられている。転造カ
セット105について詳述すると、転造カセット105
の第1の蓋110と第2の蓋109との間には中間リン
グ111が設けられ、この中間リング111の内方に
は、回転体としての後述する複数の転造ボール(鋼球)
112が環状に配置されている。中間リング111は、
複数の転造ボール112を伝熱素管100の外周面に圧
接させるとともに、各転造ボール112を前記外周面に
沿って周方向に転動可能に支持する外側支持体である。
前記第1の蓋110、中間リング111および第2の蓋
109は複数本(図6では1本のみ図示)のボルト11
3により前記ホルダ108に一体的に締結され、また、
中間リング111は複数本(図6では1本のみ図示)の
ボルト114により第1の蓋110および第2の蓋10
9に対する回転を規制されている。
【0004】第2の蓋109の内側にはスラストボール
軸受115の一方の転輪が固定されており、このスラス
トボール軸受115の他方の転輪には、リング状のボー
ル受け部材116が固定されている。このボール受け部
材116は、図6中の右側面が鉛直面122となってお
り、この鉛直面122で複数のボール112の後端(伝
熱素管100の移送方向側)を支持する後端支持体であ
る。符号117は伝熱素管100内に挿入されているマ
ンドレルを示し、このマンドレル117の一端側(図6
中の左端側)にはミニチュアボール軸受121を介して
溝付プラグ(スプラインプラグ)120が回転自在に支
持されている。また、マンドレル117の他端側(図6
中右端側)にはミニチュアボール軸受119を介してプ
ラグ118が回転自在に支持されている。
【0005】上記構成の内面溝付伝熱管の製造装置にお
いては、回転軸107をその軸回りに回転させるととも
に(矢印B参照)、伝熱素管100をその軸方向(矢印
C方向)に移送させて、ダイ101および転造カセット
105に順次通過させる。この際、先ず、ダイ101お
よびプラグ118により伝熱素管100は縮径され、こ
の後、転造カセット105においては、複数の転造ボー
ル112により伝熱素管100は、マンドレル117の
溝付プラグ120に押圧されつつ引抜加工され、これに
より、伝熱素管100の内面に螺旋溝が形成される。
【0006】なお、特開平8−94272号公報には、
1つの溝付プラグにより引抜加工して、一方向に溝が形
成された伝熱素管を作製し、次いで、溝付プラグを溝の
向きの異なるものに交換し、この伝熱素管に前記溝の向
きの異なる溝付プラグを用いて再度引抜加工を施すこと
により、内面に交差する溝を有する内面溝付伝熱管を製
造する技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、内面
溝付伝熱管とその内部の熱媒体との間の熱伝達の向上が
大きく望まれているが、上記図6に示した従来の製造装
置により形成する螺旋溝は、互いに同一方向であるの
で、内面溝付伝熱管の内面の表面積の増大には限界があ
り、前記熱伝達の向上に対して十分には対応できないの
が現状であった。また、上記特開平8−94272号公
報に記載の技術(2回の引抜加工を行う技術)によれ
ば、内面に交差する溝を有する内面溝付伝熱管を製造で
きるが、この場合、例えば、後段の溝付プラグを伝熱素
管に挿入する際に、前段の溝付プラグにより形成した溝
が潰れる恐れがある。
【0008】また、複数の転造ボールと伝熱素管の外周
面との摩擦力に起因して、後端支持体(ボール受け部
材)は複数の転造ボールより伝熱素管の移送方向に全荷
重を受けて、後端支持体が摩耗しやすく、このため、転
造ボールの回転が円滑に行われなくなり、結果的に、内
面溝付伝熱管の外面の仕上がり精度が低くなるという問
題点がある。
【0009】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、伝熱素管の内面にクロス溝
(交差する螺旋溝)を容易かつ確実に形成して、内面溝
付伝熱素管の内面と熱媒体との接触面積の増大を図るこ
とができる、内面溝付伝熱管の製造方法を提供すること
を目的としている。また、本発明の他の目的は、上記製
造方法を容易かつ確実に実施できるとともに、後端支持
体(ボール受け部材)が摩耗しにくくなって、伝熱管の
外面の仕上がり精度が向上する、内面溝付伝熱管の製造
装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の内面溝付伝熱管の製造方法は、伝熱素管の長
手方向の複数箇所の外周面を、伝熱素管内に挿入されか
つ外周面に互いに方向の異なる螺旋溝が形成された複数
の溝付プラグにそれぞれ押圧し、かつ前記伝熱素管をそ
の長手方向に移送して引き抜くことを特徴とするもので
ある。
【0011】本発明の内面溝付伝熱管の製造装置は、伝
熱素管の長手方向の複数箇所にそれぞれ設けられて、各
箇所の外周面に沿って円環状に配列された複数の転造回
転体からなる複数の転造回転体群と、各転造回転体群に
ぞれぞれ備えられて、転造回転体群の複数の転造回転体
を前記伝熱素管の外周面に圧接させるとともに、各転造
回転体を前記外周面に沿って周方向に転動可能に支持す
る複数の外側支持体と、各転造回転体群にそれぞれ備え
られて、複数の転造回転体の、前記伝熱素管の移送方向
側をそれぞれ支持するための複数の環状の後側支持体
と、前記伝熱素管の内部に挿入されて、前記転造回転体
群と対応する位置にそれぞれ配置されかつ前記伝熱素管
の内面に互いに方向の異なる螺旋溝をそれぞれ形成する
ための複数の溝付プラグを有するマンドレルと、を備え
ていることを特徴とするものである。
【0012】また、各後側支持体の、前記複数の転造回
転体を支持する面は傾斜面になっているものや、隣合う
2つの転造回転体群のうちの前段の転造回転体群の後側
支持体は、後段の転造回転体群の複数の転造回転体の、
前記伝熱素管の移送方向とは反対方向側を支持するもの
とすることができる。
【0013】ここで、本発明の請求項1および請求項2
の作用としては、伝熱素管がその軸方向に移送されて引
抜加工される際には、先ず、前段の溝付プラグにより伝
熱素管の内面に複数の螺旋溝が一方向に形成され、次い
で、前段の溝付プラグと溝の向きが異なる後段の溝付プ
ラグにより、伝熱素管の内面に、前段の溝付プラグによ
り形成された螺旋溝と交差する螺旋溝が複数が形成され
る。このように、1回の引抜加工により、伝熱素管の内
面に、複数の螺旋溝からなる溝群を互いに向きの異なる
形態で2種(複数種)形成することができるので、内面
溝付伝熱管の内面の表面積が大幅に向上する。
【0014】請求項3の作用としては、伝熱素管が移送
する際に、複数の転造回転体と伝熱素管の外周面との摩
擦力に起因して、後端支持体の傾斜面は、複数の転造回
転体によりこの傾斜面と直交する方向の荷重を受ける。
この荷重を伝熱素管の移送方向と後側支持体の径方向と
に分けると、径方向の分力が複数の転造回転体において
相殺され、伝熱素管の移送方向の分力(従来例における
前記全荷重よりは小さい)のみが後側支持体を押圧する
ことになるので、後端支持体が摩耗しにくくなる。請求
項4の作用としては、隣合う2つの転造回転体群の間の
後側支持体は、前段の転造回転体群の複数の転造回転体
の後端を支持する機能の他に、後段の転造回転体群の複
数の転造回転体の前端を支持する部材の機能も有するの
で、前記後段の転造回転体群の複数の転造回転体の前端
を支持する部材が不要となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の内面溝付伝熱
管の製造装置の一実施形態の要部縦断面図であり、転造
カセットが図2中A−A線に沿って切断されている状態
を示し、図2は図1に示した転造カセットの右側面図で
ある。
【0016】図1および図2に示すように、ダイ1、ダ
イホルダー2、アウターホルダー3および支持台4は、
図6に示したものと同様である。符号10は伝熱素管
(銅管)を示している。
【0017】符号5は転造治具(転造カセット)を示
し、この転造カセット5は図6に示したホルダ108に
組付けられるものである。この転造カセット5は、外装
としての第1の蓋9と第2の蓋10aを備えている。第
1の蓋9内には外側支持体としての第1の中間リング1
1が嵌め込まれ、第2の蓋10には外側支持体としての
第2の中間リング12が嵌め込まれている。第1の中間
リング11の内方には後述する転造回転体としての複数
の転造ボール(鋼球)18が環状に配置され、これら複
数の転造ボール18により第1の転造回転体群が構成さ
れている。第2の中間リング12の内方には後述する転
造回転体としての複数の転造ボール(鋼球)19が環状
に配置され、これら複数の転造ボール19により第2の
転造回転体群が構成されている。なお、転造ボール1
8,19に代えてローラを用いてもよい。このように、
本例では、転造回転体群を2列備えているが、これに限
らず、3つ以上の複数列としてもよい。第1の蓋9、第
2の中間リング12および第2の蓋10aは複数本のボ
ルト13(図2参照)により前記ホルダ108(図6参
照)に一体的に締結され、また、第2の中間リング12
は複数本のボルト14(図2参照)により第1の蓋9お
よび第2の蓋10aに対する回転を規制されている。
【0018】下蓋10の内側にはスラストボール軸受1
5の一方の転輪が固定されており、このスラストボール
軸受15の他方の転輪には、超硬合金製の環状の第2の
ボール受け部材17(後側支持体)が固定されている。
この第2のボール受け部材17の図1中の右側面17a
(ボール接触面)は、第2のボール受け部材17の外方
側ほど薄くなるような傾斜面となっており、この傾斜面
17aで複数の転造ボール19を支持する。第1の転造
回転体群と第2の転造回転体群との間には、超硬合金製
の環状の第1のボール受け部材16(後側支持体)が配
置されている。この第1のボール受け部材16の図1中
の右側面16a(ボール支持面)は第2のボール受け部
材17と同様な傾斜面になっており、一方、第1のボー
ル受け部材16の図1中の左側面には、第2のボール群
の各転造ボール19の一部が嵌め合うような凹部20が
複数形成されている。
【0019】符号21は伝熱素管10に内に挿入されて
いるマンドレルを示し、このマンドレル21の一端側
(図1中の右端側)にはミニチュアボール軸受22aを
介してプラグ22が回転自在に支持されている。また、
マンドレル21の他端側(図1中左端側)には、それぞ
れミニチュアボール軸受を介して2つの第1および第2
の溝付プラグ23,24が回転自在に支持されている。
この第1および第2の溝付プラグ23,24の位置は第
1および第2の転造回転体群の位置と等しくなってい
る。第1および第2の溝付プラグ23,24は、伝熱素
管10の長手方向の異なる2箇所において、伝熱素管1
0の内面に、互いに方向の異なる螺旋溝をそれぞれ形成
するためのものである。なお、3つ以上の溝付プラグを
有するマンドレルを用いる場合には、これに対応して、
転造回転体群を3つ以上の複数列に配置する必要があ
る。
【0020】本実施形態の製造装置の作用(製造方法)
としては、伝熱素管10が図1中左方向に移送されて引
抜加工される際に、先ず、伝熱素管10はその外周を転
がる複数の転造ボール19により圧縮されて第1(前
段)の溝付プラグ23に押圧されることにより、伝熱素
管10の内面に複数の螺旋溝が一方向に形成される。次
いで、伝熱素管10はその外周を転がる複数の転造ボー
ル18により圧縮されて第2(後段)の溝付プラグ24
に押圧されることにより、伝熱素管10の内面に、前段
の溝付プラグ23により形成された螺旋溝と交差する螺
旋溝が複数が形成される。このように、1回の引抜加工
により、伝熱素管10の内面に、複数の螺旋溝からなる
溝群を互いに向きが異なる形態で2種形成することがで
きるので、内面溝付伝熱管の内面の表面積が大幅に向上
する。なお、転造ボール19を支える後側支持体17
は、スラストボール軸受15により回転自在に支持され
ているため、転造ボール19が伝熱素管10の外周面に
沿って転がるのに合わせて、それ自体も回転する。転造
ボール18についても同様である。
【0021】また、伝熱素管10が移送する際に、複数
の転造ボール19と伝熱素管10の外周面との摩擦力に
起因して、第2のボール受け部材17の傾斜面17a
は、図4に示すように、複数の転造ボール19によりこ
の傾斜面17aと直交する方向に荷重40を受ける。こ
の荷重40を伝熱素管10の移送方向と第2のボール受
け部材17の径方向とに分けると、径方向の分力42は
複数の転造ボール19において相殺され、伝熱素管10
の移送方向の分力41(従来例における前記全荷重より
は小さい)のみが第2のボール受け部材17を押圧する
ことになるので、第2のボール受け部材17が摩耗しに
くくなる。第1のボール受け部材16についても同様で
ある。したがって、各転造ボール18,19の円滑な自
転が保持され、結果的に、内面溝付伝熱管の外面の仕上
がり精度が向上する。
【0022】さらに、本実施形態は、第1の転造回転体
群と第2の転造回転体群との間に第1のボール受け部材
16のみが介在されている構造なので、転造カセット1
5の幅寸法(図1の左右方向の寸法)は、後述する図3
の変形例と比較して小さく、コンパクトなものとなる。
【0023】なお、ボール受け部材のボール支持面の傾
斜方向は図5に示すように逆にしてもよい。すなわち、
ボール受け部材50のボール支持面50aを、ボール受
け部材50の外方側ほど厚くなるような傾斜面とした場
合でも、図4のものと同様に、ボール受け部材50に作
用する伝熱素管の移送方向の分力は、従来例における前
記全荷重よりも小さいので、ボール受け部材50が摩耗
しにくくなる。
【0024】図3は本発明の内面溝付伝熱管の製造装置
の変形例を示す要部断面図である。本例では、第2の蓋
30、第2の中間リング32、ボール37、スラストボ
ール軸受35および第2のボール受け部材39の構成
は、図1に示したものと同一であるが、以下の点で図1
のものと相違する。すなわち、第1の蓋29内の複数の
転造ボール36を支持するための第1のボール受け部材
38は、第2の蓋30内のボール受け部材39と同様な
構造になっており、スラストボール軸受34に設けられ
ている。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1に記載の発明は、1回の引抜加工により、伝熱素
管の内面にクロス溝(交差する螺旋溝)を容易かつ確実
に形成して、内面溝付伝熱管の内面と熱媒体との接触面
積の増大、ひいては熱伝達の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の製造方法を実施す
るのに好適な製造装置を提供できる。請求項3に記載の
発明は、上記効果の他、後端支持体のボール接触面を傾
斜面とすることにより、この傾斜面に転造回転体により
作用する伝熱素管の移送方向の力が小さくなるので、後
端支持体が摩耗しにくくなって、転造回転体の円滑な回
転を保持でき、結果的に、内面溝付伝熱管の外面の仕上
がり精度が向上する。請求項4に記載の発明は、上記効
果の他、隣合う2つの転造回転体群の間の後側支持体
は、前段の転造回転体群の複数の転造回転体の後端を支
持する機能の他に、後段の転造回転体群の複数の転造回
転体の前端を支持する部材の機能も有するので、前記後
段の転造回転体群の複数の転造回転体の前端を支持する
部材が不要となり、転造カセット全体がコンパクトなも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の内面溝付伝熱管の製造装置の一実施
形態の要部縦断面図であり、転造カセットは図2中A−
A線に沿って切断された状態を示している。
【図2】 図1に示した転造カセットの右側面図であ
る。
【図3】 本発明の内面溝付伝熱管の製造装置の変形例
を示す要部断面図である。
【図4】 図1におけるホール受け部材および転造ボー
ルの拡大図である。
【図5】 図4に示したボール受け部材の変形例を示す
図である。
【図6】 従来の内面溝付伝熱管の製造装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 ダイ 2 ダイホルダー 3 アウターホルダー 4 支持台 5 転造カセット(転造治具) 9 第1の蓋 10 伝熱素管 10a 第2の蓋 11 第1の中間リング(外側支持体) 12 第2の中間リング(外側支持体) 13,14 ボルト 15 スラストボール軸受 16 第1のボール受け部材(後端支持体) 16a 傾斜面(ボール支持面) 17 第2のボール受け部材(後端支持体) 17a 傾斜面(ボール支持面) 18,19 転造ボール(転造回転体) 20 凹部 21 マンドレル 22 プラグ 22a ミニチュアボール軸受 23 第1(前段)の溝付プラグ 24 第2(後段)の溝付プラグ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝熱素管の長手方向の複数箇所の外周面
    を、伝熱素管内に挿入されかつ外周面に互いに方向の異
    なる螺旋溝が形成された複数の溝付プラグにそれぞれ押
    圧し、かつ前記伝熱素管をその長手方向に移送して引き
    抜くことを特徴とする内面溝付伝熱管の製造方法。
  2. 【請求項2】 伝熱素管の長手方向の複数箇所にそれぞ
    れ設けられて、各箇所の外周面に沿って円環状に配列さ
    れた複数の転造回転体からなる複数の転造回転体群と、 各転造回転体群にぞれぞれ備えられて、転造回転体群の
    複数の転造回転体を前記伝熱素管の外周面に圧接させる
    とともに、各転造回転体を前記外周面に沿って周方向に
    転動可能に支持する複数の外側支持体と、 各転造回転体群にそれぞれ備えられて、複数の転造回転
    体の、前記伝熱素管の移送方向側をそれぞれ支持するた
    めの複数の環状の後側支持体と、 前記伝熱素管の内部に挿入されて、前記転造回転体群と
    対応する位置にそれぞれ配置されかつ前記伝熱素管の内
    面に互いに方向の異なる螺旋溝をそれぞれ形成するため
    の複数の溝付プラグを有するマンドレルと、を備えてい
    ることを特徴とする内面溝付伝熱管の製造装置。
  3. 【請求項3】 各後側支持体の、前記複数の転造回転体
    を支持する面は傾斜面になっている請求項2に記載の内
    面溝付伝熱管の製造装置。
  4. 【請求項4】 隣合う2つの転造回転体群のうちの前段
    の転造回転体群の後側支持体は、後段の転造回転体群の
    複数の転造回転体の、前記伝熱素管の移送方向とは反対
    方向側を支持するものである請求項2または請求項3に
    記載の内面溝付伝熱管の製造装置。
JP7629598A 1998-03-24 1998-03-24 内面溝付伝熱管の製造方法および製造装置 Pending JPH11267784A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ301687B6 (cs) * 2008-11-14 2010-05-26 Lapácek@František Zalisovaný spoj trubky a lamely otopného telesa, zpusob jeho výroby a nástroj k provádení tohoto zpusobu

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ301687B6 (cs) * 2008-11-14 2010-05-26 Lapácek@František Zalisovaný spoj trubky a lamely otopného telesa, zpusob jeho výroby a nástroj k provádení tohoto zpusobu

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