JPS61270788A - 画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は画像処理装置に係り、特にウィンド処理機構を
改良した画像処理装置に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ 近年、画像を複数の画素に分割し、各画素ごとに階調値
を与え画像を再現・表示するディジタル画像が増加して
いる。その代表的な例としてＣＴ両画像挙げられる。

ＣＴ両画像特にＸ線ＣＴｉ１ｌｌｌハ、−般１．ニー　
１０００から＋３０００までの４０００段階の階調で表
現される。しかし、人間には前記４０００段階の階調を
識別する能力が無いので、前記４０００段階の階調をそ
のまま表示（例えばディスプレイ表示）するのは無意味
であるばかりか回路的に不経済である。そこで、一般に
は、入力するディジタル画像データを適当な明度変化に
変換した後画像表示する、゛いわゆるウィンド処理が行
われている。

ところで、通常１画面全ての情報は、ひとつのルックア
ップテーブル（ＶＬＴ）によりグレイレベルにウィンド
変換されるが、種類の異なる画像を１画面上に表示する
ような場合には、それぞれの画像毎にウィンド変換する
必要がある。

第２図は従来の画像処理装置を示すブロック図である。

１は取り込まれる画像データを記憶するフレームメモリ
、２はこのフレームメモリ１の記憶内容をグレイレベル
にウィンド変換するルックアップテーブル、３は図示し
ていない表示系のタイミングを前記ルックアップテーブ
ル２に出力するタイミング回路、４は前記ルックアップ
テーブル２の出力を記憶するディスプレイメモリであり
、このディスプレイメモリ４の記憶内容が後段に耐重さ
れたＤ／Ａ　（ディジタル・アナログ）変換手段５を介
して図示していないモニタに表示されるようになってい
る。

以上構成において、例えば第１〜第４のそれぞれ種類の
異なる画像を画像毎にウィンド処理して図示・していな
いモニタの１画面上に同時に表示する場合には次のよう
に行われることになる。

先ず、第１の画像に適したウィンドレベル、ウィンド幅
となるようにルックアップテーブル２の記憶内容が設定
され、設定後筒１の画像がウィンド処理され、ディスプ
レイメモリ４の所定領域に書き込まれる。次に、第２の
画像に適したウィンドレベル、ウィンド幅となるように
ルックアップテーブル２の記憶内容が書き替えられ、書
き替えられた後、今度は第２の画像がウィンド処理され
、ディスプレイメモリ４の所定領域（第１の画像とは異
なる領域）に書き込まれる。同様にそれぞれ第３、第４
の画像に適するようにルックアップテーブル２の記憶内
容が書き替えられ、ウィンド処理画像がディスプレイメ
モリ４の所定領域に書き込まれる。　　　・ このように従来装置においては、各画像毎にルックアッ
プテーブル２の記憶内容を書き替える必要があるため、
ウィンド処理に長時間を要し、ウィンド処理画像の表示
が遅れるという不都合を生する。

［発明の目的］ 本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目
的とするところは、種類の異なる複数の画像を同一画面
上に表示する場合においても、各画像に対して適切なる
ウィンド処理を高速に行うことができ、ウィンド処理画
像を速やかに表示することができる画像処理装置を提供
することにある。

［発明の概要］ 上記目的を達成するための本発明の概要は、取　　　　
゛り込まれた画像データのウィンド処理を行い、その処
理画像を表示系の画像表示に供する画像処理装置におい
て、それぞれウィンド処理内容の異なる複数のウィンド
処理手段と、前記表示系における１画面上の画素単位で
前記複数のウィンド処理手段の切り換え動作を制御可能
なウィンド制御手段とを有することを特徴とするもので
ある。

［発明の実施例］ 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例たる画像処理装置のブロック
図である。本実施例装置が従来のものと相違するのは、
複数のウィンド処理手段６−１乃至５−ｕｎより成るウ
ィンド処理部６と、図示していないモニタ（表示系）に
おける１画面上の画素単位で前記ウィンド処理部６の複
数のウィンド処理手段６−１乃至５−ｎの切り換え動作
を制御可能なウィンド制御手段７とを有して構成されて
いる点である。

ここに、前記ウィンド処理手段６−１乃至６−ｎは、そ
れぞれウィンド処理内容すなわちウィンドレベル、ウィ
ンド幅の異なる記憶内容が設定されたルックアップテー
ブル（ＶＬＴ）より成るものである。

また、前記ウィンド制御手段７は、フレームメモリ１よ
りの画像データを、前記ウィンド処理手段６−１乃至６
−ｎのうちいずれを用いてグレイレベルにウィンド変換
するかの情報が画素単位で記憶されたテーブルメモリを
有して成るものである。例えばこのウィンド制御手段７
による切り換え制御は、タイミング回路７よりのタイミ
ング信号に同期して、内部に有するテーブルメモリの記
憶内容を読み出し、読み出した情報（１又は０）によっ
て前記ウィンド処理手段６−１乃至５−ｎのいずれかを
イネーブルとすることで実行される。

以上構成による実施例装置において、種類の異なる第１
、第２の画像を画像毎にそれぞれ最適なウィンド処理を
行い、その処理結果をモニタ上に同時に表示する場合に
ついて説明する。第１、第２の画像に対して適切なウィ
ンド処理はそれぞれウィンド処理手段６−１．６−２に
よって行われるものとする。

フレームメモリ１より読み出された画像データが、第１
の画像に属するものである場合、ウィンド制御手段７は
内部の記憶内容に基づいてウィンド処理手段６−１のみ
をイネーブルとする。すると当該画像データにおける階
調値はウィンド処理手段６−１によってグレーレベルに
ウィンド変換され、画素情報としてＤ／Ａ変換手段５を
介してモニタに出力される。

同様に、フレームメモリ１より読み出された画像データ
が、第２の画像に属するものである場合、ウィンド制御
手段７は内部の記憶内容に基づいて今度はウィンド処理
手段６−２のみをイネーブルとする。この切り換えによ
り、当該画像データにおける階調値はウィンド処理手段
６−２によってグレーレベルにウィンド変換され、画素
情報としてＤ／Ａ変換手段５を介してモニタに出力され
る。

このようにして、第１の画像に属する全ての画像データ
はウィンド処理手段６−１によりグレーレベルにウィン
ド変換され、また、第２の画像に属する全ての画像デー
タはウィンド処理手段６−２によりグレーレベルにウィ
ンド変換される。しかも、以上の切り換え動作は、モニ
タの１画面上の画素単位で、且つタイミング回路３より
のタイミング信号（このタイミング信号は表示系のタイ
ミングに同期している）に同期して行われるものである
から、ウィンド処理部６の出力を基にウィンド処理画像
のリアルタイム表示が可能となる。

このことは同時に、各画像毎にそれぞれウィンド処理の
内容（ウィンドレベル、ウィンド幅）を書き替え、各画
像毎に個別的にグレーレベルにウィンド変換する従来装
置に比して処理時間の高速化が図れることを意味する。

以上、第１、第２の画像の場合について説明したび、種
類の異なる多数の画像に対して、ウィンド処理手段６−
１乃至６−ｎを任意に切り換え動作させることが可能で
ある。また、モニタの表示態様°を変化する場合、ある
いは取り込まれる画像データに対応して使用するウィン
ド処理手段を変える必要がある場合などにあっては、ウ
ィンド制　　　制御装置７内のテーブルメモリの記憶内
容を書き替えることでほとんどの場合対処できるもので
ある。

本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内で適宜に変形が可能であるのはいうまで
もない。

例えば、実際の装置においては、表示系のクロック周期
との関係より、フレームメモリ１より数ビクセル分同時
に読み出し、グレーレベルに変換した後、Ｐ／Ｓ　（パ
ラレル・シリアル〉変換し、このＰ／Ｓ変換後のデータ
を画像表示に供するように構成することが考えられる。

このような場合においても、ウィンド処理部６、ウィン
ド制御部７の構成は基本的に上記実施例の場合とほぼ同
様であり、本発明を適用することができる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、種類の異なる複数
の画像を同一画面上に表示する場合においても、各画像
に対して適切なるウィンド処理を高速に行うことができ
、ウィンド処理画像を速やかに表示することができる画
像処理装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例たる画像処理装置のブロック
図、第２図は従来の画像処理装置のブロック図である。 ６−１乃至５−ｎ・・・ウィンド処理手段、７・・・ウ
ィンド制御手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 取り込まれた画像データのウインド処理を行い、その処
   理画像を表示系の画像表示に供する画像処理装置におい
   て、それぞれウインド処理内容の異なる複数のウインド
   処理手段と、前記表示系における１画面上の画素単位で
   前記複数のウインド処理手段の切り換え動作を制御可能
   なウインド制御手段とを有することを特徴とする画像処
   理装置。