JPS61270441A - 複合パネルおよび複合パネルの継手装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は床パネルあるいは壁パネル用として用いる建
材用の複合パネルおよび複合パネルの継手装置に関する
。

発明が解決しようとする問題点 床あるいは壁用のパネルにはＡＬＣ板、プレキャストコ
ンクリート板等種々のものが実用化されているが、それ
ぞれ長所と短所がある。例えばＡＬＣ板は軽量で断熱性
が高いが、剛性、遮音性が劣り、曲げ耐力を大きくする
ことに限度があり、プレキャストコンクリート板は遮音
性、剛性が高いが、重量が大きく建込みが困難であり、
接合も複雑となり施工性がよくない場合が少なくない。

以上のように従来のパネルはそれぞれ一長一短があり改
善すべき余地が少なくない。

この発明は従来のパネルの長所を生かし、短所を減しな
ったもので、相当の剛性と曲げ強度を有しパネル相互を
連設して床あるいは壁を容易に施工できる複合パネルお
よびこの複合パネルの継手装置を提案するにある。

発明の構成とその実施例 この複合パネルは、閉鎖断面をなす鋼板の内部に充填材
料を充填してなり、鋼板の内表面に凹凸がある金網を溶
着し、前記充填材料を金網を介し鋼板に固着してなるこ
とを特徴とする。

他の一つの発明になる複合パネルの継手装置は、閉鎖断
面をなす鋼板の内部に充填材料を充填し、鋼板の内表面
に凹凸がある金網を溶着し、前記充填材料を金網を介し
鋼板に固着してなった複合パネルの片表面に地表面の鋼
板のみを残して切欠部を設け、この切欠部において鋼板
を貫通するボルトにより複合パネルを建物躯体に取付け
てあることを特徴とする。

以下、その詳細を図示した実施例により説明する。

第１図に示す複合パネル１は、閉鎖台形断面をなす鋼板
２の内部に気泡コンクリート６を充填し構成されている
。このパネルの鋼板２の内表面にはその面に添ってラス
金網４がスポット溶接５で溶着してあり、このラス金網
４は気泡コンクリート３中に埋込まれ、気泡コンクリー
ト６はラス金網４を介して鋼板２に強固に固着されてい
る。

第２図の複合パネル１は第１図と類似した構成であるが
、内部の気泡コンクリート６内厚み方向中央部分にラス
金網６を埋設し補強してなっている。

この複合パネルの鋼板内表面には、ラス金網、あるいは
波形に折曲した金網等の凹凸がある金網をその面に添い
配して溶着し、内部の充填材料を鋼板に強固に固着せし
めである。

第６図の複合パネル１は、２枚の鋼板２．２をパネル端
面ではぜつぎして閉鎖方形断面を形成し、表裏両面内面
にラス金網４．４を溶着し、気泡コンクリート３を充填
し構成されたものである。

第４図（ａ）、（ｂｌはこの複合パネル１の継手装置を
示すものである。この装置は複合パネル１の長さ方向端
部２ケ所を裏面の鋼板２のみを残して直方体形に切欠し
切欠部１２を設け、この切欠部において裏面の鋼板２を
貫通してボルト１３を挿通してパネル１を建物躯体に固
定するものである。この場合、鋼板２の面に添付けて支
圧板１４を配しボルト１５の締結力を支承する。

充填材料としてはコンクリート、セメントモルタル、気
泡コンクリート、軽量骨材コンクリートあるいは石膏等
の自硬性塑造材から選択される。なお、充填材料内には
ラス金網のほか、鉄筋等の補強材を埋設することができ
、さらに充填材料として高強度コンクリートを使用した
り、ｐｃ鋼線を配してプレストレスを導入することもで
きる。

第５図はこの発明になる複合パネル１を連設してなった
床である。この複合パネルは台形断面をなし、パネル内
側層に鉄筋７を配し補強してあり、パネル１．１間を溶
着８で連結しである。

連設したパネル１の上面および台形断面のパネル端面が
形成するＶ形断面の目地を覆ってモルタル９を打設し、
同時に目地に鉄筋１０を配し補強し構成されている。

第６図、第７図は台形断面および稜部を斜に面取りした
方形断面の複合パネル１を溶着８で連設し、Ｖ形目地に
閉鎖材料１１を詰込み閉鎖してなった床あるいは壁であ
る。

発明の効果 この発明は以上の通りである。この複合パネルは閉鎖断
面をなす鋼板で覆われ、内部には充填材料が充填してあ
り、鋼板内表面には凹凸がある金網が溶着してあって、
この金網を介して充填材料と鋼板とは強固に固着し構成
されている。従って、鋼板と充填材料とが一体となって
機能し、相当の剛性と曲げ耐力を複合パネルにおいて発
現する。このために、この複合パネルを床板あるいは壁
板として用いた場合は、プレースを張ることなく構造物
に所要の強度を付与できる。また、閉鎖断面をなす鋼板
は製造時の型枠となり有効であり、パネルの連設あるい
は梁等の建物躯体への取付けに際して溶接による連結や
ボルトによる取付固定が可能となる。また、充填材料と
して気泡コンクＩＪ　−ト等軽景のものを用いればパネ
ルの軽量化が達成できる。

この場合、従来のＡＬＣ板に起り易い欠けにょる損傷が
起らず、鋸引きによる加工もできる。

また、この継手装置は、鋼板を貫通するボルトによる複
合パネルを建物躯体に取付けるものであり、鋼板は金網
を介し充填材料と強固に固着しであるので、高い取付強
度とすることができる。また、特別の取付部品を用いる
必要がなく、容易に取付けができるので実用性が優れて
いる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌ、（ｂｌは実施例の複合パネルの断面図、
および部分拡大断面図、第２．６図はそれぞれ実施例の
複合パネルの断面図、第４図（ａ）、（ｔ））は端部に
継手装置を設けた実施例の複合パネルの斜視図および側
面図、第５図は複合パネルを連設してなった床の縦断面
図、第６．７図はそれぞれこの複合パネルの接合部の断
面図である。 １・・複合パネル、２・・鋼板、６・・気泡コンクリー
ト、４・・ラス金網、５・・スポット溶接、６・・ラス
金網、７・・鉄筋、８・・溶着、９・・モルタル、１０
・・鉄筋、１１・・閉鎖材料、１２・・切欠部、１６・
・ボルト、１４・・支圧板。 第１図 （ａ） （ｂ） 第２図 第３図 第４図 （ａ） （ｂ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）閉鎖断面をなす鋼板の内部に充填材料を充填して
   なり、鋼板の内表面に凹凸がある金網を溶着し、前記充
   填材料を金網を介し鋼板に固着してなることを特徴とす
   る複合パネル。
2. （２）閉鎖断面をなす鋼板の内部に充填材料を充填し、
   鋼板の内表面に凹凸がある金網を溶着し、前記充填材料
   を金網を介し鋼板に固着してなった複合パネルの片表面
   に他表面の鋼板のみを残して切欠部を設け、この切欠部
   において鋼板を貫通するボルトにより複合パネルを建物
   躯体に取付けてあることを特徴とする複合パネルの継手
   装置。