JPS61270329A - 水素ガス循環型熱処理装置 - Google Patents
水素ガス循環型熱処理装置Info
- Publication number
- JPS61270329A JPS61270329A JP11273185A JP11273185A JPS61270329A JP S61270329 A JPS61270329 A JP S61270329A JP 11273185 A JP11273185 A JP 11273185A JP 11273185 A JP11273185 A JP 11273185A JP S61270329 A JPS61270329 A JP S61270329A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat treatment
- hydrogen
- gaseous hydrogen
- alloy
- furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は水素ガス循環型熱処理装置に関する。
例えば、パーマロイ等の高透磁率材料を磁気焼鈍する場
合、該材料を水素ガス雰囲気下に熱処理する装置が使用
される。
合、該材料を水素ガス雰囲気下に熱処理する装置が使用
される。
本発明は、上記のような装置に関し、水素吸蔵合金を適
用して水素ガスを高純度に精製しつつ循環使用すること
によシ、全体がコンパクトで経済的に所望の熱処理をす
ることができ、しかもその操作が簡便且つ安全な水素ガ
ス循環型熱処理装置に関するものである。
用して水素ガスを高純度に精製しつつ循環使用すること
によシ、全体がコンパクトで経済的に所望の熱処理をす
ることができ、しかもその操作が簡便且つ安全な水素ガ
ス循環型熱処理装置に関するものである。
〈従来の技術、その問題点〉
従来、水素ガス雰囲気下に被熱材料を熱処理する装置は
、熱処理炉に大型の水素ガス精製装置を介在して大容量
の水素ガス貯蔵容器が接続され、これらが真空ポンプや
パルプ類を備える複雑な配管系統で関係付けられて成る
ものである。そして、該従来装置による熱処理操作は、
被熱材料が載置されているガス置換された熱処理炉内へ
、水素ガス精製装置を介して水素ガス貯蔵容器から水素
ガスを供給しつつ、一方でその供給した水素ガスを大気
中へ放出するというものである。
、熱処理炉に大型の水素ガス精製装置を介在して大容量
の水素ガス貯蔵容器が接続され、これらが真空ポンプや
パルプ類を備える複雑な配管系統で関係付けられて成る
ものである。そして、該従来装置による熱処理操作は、
被熱材料が載置されているガス置換された熱処理炉内へ
、水素ガス精製装置を介して水素ガス貯蔵容器から水素
ガスを供給しつつ、一方でその供給した水素ガスを大気
中へ放出するというものである。
しかし、かかる従来装置によると、次のような種々の問
題点がある。
題点がある。
1)単位容量当たシの水素ガス貯蔵量が低いため、水素
ガス貯蔵容器が大容量である。
ガス貯蔵容器が大容量である。
11)例えば、パーマロイ等の高透磁率材料を磁気焼鈍
する場合、使用する水素ガス中に不純物が存在すると、
製品の磁気特性が著るしく損なわれる。水素ガスが不純
であるために製品品質へ及ぶこのような悪影響は、他の
被熱材料においても同様である。したがって、使用する
水素ガスは高純度に精製されたものでなければならず、
このため水素ガス精製装置が大型である。
する場合、使用する水素ガス中に不純物が存在すると、
製品の磁気特性が著るしく損なわれる。水素ガスが不純
であるために製品品質へ及ぶこのような悪影響は、他の
被熱材料においても同様である。したがって、使用する
水素ガスは高純度に精製されたものでなければならず、
このため水素ガス精製装置が大型である。
111)必然、熱処理装置全体が大型になシ、配管系統
が複雑になって、操作が面倒である。
が複雑になって、操作が面倒である。
+V) 大型装置を運転し、また使用済みの水素ガス
を大気中へ放出するため、これらが相まって著るしく非
経済的であシ、放出水素ガスによる引火や爆発の危険が
ある。
を大気中へ放出するため、これらが相まって著るしく非
経済的であシ、放出水素ガスによる引火や爆発の危険が
ある。
〈発明が解決しようとする問題点、その解決手段〉
本発明は、叙上の如き従来装置の問題点を解決して、全
体がコンパクトで経済的に所望の熱処理をすることがで
き、しかもその操作が簡便且つ安全な水素ガス循環型熱
処理装置を提供するものである。
体がコンパクトで経済的に所望の熱処理をすることがで
き、しかもその操作が簡便且つ安全な水素ガス循環型熱
処理装置を提供するものである。
しかして本発明は、
熱処理炉に水素吸蔵合金を装填した2系統の密閉系容器
が接続され、該密閉系容器には温度制御機構が施されて
いて、熱処理炉と密閉系容器との間に適宜、真空ポンプ
及びパルプ類が介在されて成る水素ガス循環型熱処理装
置に係る。
が接続され、該密閉系容器には温度制御機構が施されて
いて、熱処理炉と密閉系容器との間に適宜、真空ポンプ
及びパルプ類が介在されて成る水素ガス循環型熱処理装
置に係る。
以下、図面に基づいて本発明の構成を更に詳細に説明す
る。
る。
〈実施例〉
第1図は本発明の一実施例を示す系統図である。
パルプ11を介し、密閉系容器21.22が2系統配管
され、該密閉系容器21.22内には水素吸蔵合金A、
Bが装填されている。密閉系容器21.22には温度制
御機構としての熱交換機31゜32が付設されておシ、
該熱交換機31.32によって水素吸蔵合金A、Bがそ
れぞれ任意に温度制御され得るようになっている。
され、該密閉系容器21.22内には水素吸蔵合金A、
Bが装填されている。密閉系容器21.22には温度制
御機構としての熱交換機31゜32が付設されておシ、
該熱交換機31.32によって水素吸蔵合金A、Bがそ
れぞれ任意に温度制御され得るようになっている。
密閉系容器21は、パルプ12を介し、熱処理炉41へ
と配管接続され、該熱処理炉41からは、冷却機51及
びパルプ13を介し、密閉系容器22へと配管接続され
ている。そして、熱処理炉41と密閉系容器22とはま
た、パルプ14、真空ポンプ61、パルプ15及びオイ
ルトラップ71を介して配管接続されておシ、パルプ1
5かラバ大気中へも放出し得るようになっている。
と配管接続され、該熱処理炉41からは、冷却機51及
びパルプ13を介し、密閉系容器22へと配管接続され
ている。そして、熱処理炉41と密閉系容器22とはま
た、パルプ14、真空ポンプ61、パルプ15及びオイ
ルトラップ71を介して配管接続されておシ、パルプ1
5かラバ大気中へも放出し得るようになっている。
本発明において、熱処理炉41は所謂水素炉として従来
から使用されているものでよく、また密閉系容器21.
22内に装填の水素吸蔵合金A。
から使用されているものでよく、また密閉系容器21.
22内に装填の水素吸蔵合金A。
Bは既に提案されているものでもよい。これには例えば
、’l’iMrJ、sやTi 1)、g Zr6.2
Mnl、5 Mo6.2 等、各種がある(雑誌「特殊
鋼」32巻1号39〜47頁、1983年)。これらの
水素吸蔵合金は、水素化・脱水素化の可逆性に優れ、そ
の吸熱・発熱反応速度が速く、単位量当たシの吸蔵水素
量が著るしく大きい。更に加えて該水素吸蔵合金は、水
素ガス中に混入する不純物の精製能力が非常に高い。′
例えば、吸蔵する水素密度は市販の水素ボンベに比ベア
倍以上に達し、また市販の水素ボンベに充填されている
水素ガスには10〜100 ppm程度の窒素、酸素、
炭酸ガス、有機物、水分等、多種類の不純物が含まれて
いるのであるが、該水素ガスを6ナイン以上にまで精製
する、というのけ普通である。
、’l’iMrJ、sやTi 1)、g Zr6.2
Mnl、5 Mo6.2 等、各種がある(雑誌「特殊
鋼」32巻1号39〜47頁、1983年)。これらの
水素吸蔵合金は、水素化・脱水素化の可逆性に優れ、そ
の吸熱・発熱反応速度が速く、単位量当たシの吸蔵水素
量が著るしく大きい。更に加えて該水素吸蔵合金は、水
素ガス中に混入する不純物の精製能力が非常に高い。′
例えば、吸蔵する水素密度は市販の水素ボンベに比ベア
倍以上に達し、また市販の水素ボンベに充填されている
水素ガスには10〜100 ppm程度の窒素、酸素、
炭酸ガス、有機物、水分等、多種類の不純物が含まれて
いるのであるが、該水素ガスを6ナイン以上にまで精製
する、というのけ普通である。
本発明は、かかる特性を有する水素吸蔵合金を利用して
これを温度制御することによシ、詳しくは後述するよう
に水素化又は脱水素化を繰シ返し行なわせて、水素ガス
を完全に循環使用するものである。図示した実施例では
、そのような温度制御機構として熱交換機31.32を
付設しているが、これに限定されるものではなく、例え
ば、水素吸蔵合金A、Bに同温度で水素解離圧の異なる
2種類を使用してこれらを装填した密閉系容器21.2
2をヒートポンプで関係付けて加熱又は冷却する方式で
もよい。この場合、前記した2種類の水素吸蔵合金は好
適である。
これを温度制御することによシ、詳しくは後述するよう
に水素化又は脱水素化を繰シ返し行なわせて、水素ガス
を完全に循環使用するものである。図示した実施例では
、そのような温度制御機構として熱交換機31.32を
付設しているが、これに限定されるものではなく、例え
ば、水素吸蔵合金A、Bに同温度で水素解離圧の異なる
2種類を使用してこれらを装填した密閉系容器21.2
2をヒートポンプで関係付けて加熱又は冷却する方式で
もよい。この場合、前記した2種類の水素吸蔵合金は好
適である。
尚、説明は省略するが、図示した実施例において、その
性質上、各配管途中には適宜、減圧弁やニードル弁等が
付設される。
性質上、各配管途中には適宜、減圧弁やニードル弁等が
付設される。
〈作用〉
次に、前述の実施例によって本発明の詳細な説明する。
予め、熱交換機31で水素吸蔵合金Aを冷却しつつ、別
系統から該水素吸蔵合金Aに充分な量の水素ガスを吸蔵
させておく(水素化)。
系統から該水素吸蔵合金Aに充分な量の水素ガスを吸蔵
させておく(水素化)。
先ず、被熱材料を載置して密閉しだ熱処理炉41内の雰
囲気ガスをバルブ14・真空ポンプ6トバルプ15・放
出の経路で排除する。そして、バルブ11,14,15
を閉じた状態で、熱交換機31により水素吸蔵合金Aを
制御しつつ加熱しく脱水素化)、その一方、熱交換機3
2により水素吸蔵合金Bを制御しつつ冷却して(水素化
)、水素吸蔵合金Aによって精製された水素ガスを、水
素吸蔵合金A・バルブ12・熱処理炉41・冷却機5ト
バルブ13・水素吸蔵合金Bの経路で流しつつ、熱処理
炉41内の被熱材料を高純度水素ガス雰囲下に熱処理す
る。所定の熱処理を終了後、熱交換機31による水素吸
蔵合金Aの加熱を止め、バルブ12を閉じ、熱処理炉4
1内に残存する水素ガスを、バルブ14・真空ポンプ6
トバルブ15・オイルトラップ71・バルブ13・水素
吸蔵合金Bの経路で回収する。最後に、バルブ12,1
3を閉、バルブ11を開の状態で、熱交換機32によシ
水素吸蔵合金Bを制御しつつ加熱しく脱水素化)、その
一方、熱交換機31によシ水素吸蔵合金Aを制御しつつ
冷却して(水素化)、水素吸蔵合金Bによって回収吸蔵
され更に精製された水素ガスを水素吸蔵合金Aへと再吸
蔵させる。以上を一つのサイクルとして、以下はこの繰
しである。
囲気ガスをバルブ14・真空ポンプ6トバルプ15・放
出の経路で排除する。そして、バルブ11,14,15
を閉じた状態で、熱交換機31により水素吸蔵合金Aを
制御しつつ加熱しく脱水素化)、その一方、熱交換機3
2により水素吸蔵合金Bを制御しつつ冷却して(水素化
)、水素吸蔵合金Aによって精製された水素ガスを、水
素吸蔵合金A・バルブ12・熱処理炉41・冷却機5ト
バルブ13・水素吸蔵合金Bの経路で流しつつ、熱処理
炉41内の被熱材料を高純度水素ガス雰囲下に熱処理す
る。所定の熱処理を終了後、熱交換機31による水素吸
蔵合金Aの加熱を止め、バルブ12を閉じ、熱処理炉4
1内に残存する水素ガスを、バルブ14・真空ポンプ6
トバルブ15・オイルトラップ71・バルブ13・水素
吸蔵合金Bの経路で回収する。最後に、バルブ12,1
3を閉、バルブ11を開の状態で、熱交換機32によシ
水素吸蔵合金Bを制御しつつ加熱しく脱水素化)、その
一方、熱交換機31によシ水素吸蔵合金Aを制御しつつ
冷却して(水素化)、水素吸蔵合金Bによって回収吸蔵
され更に精製された水素ガスを水素吸蔵合金Aへと再吸
蔵させる。以上を一つのサイクルとして、以下はこの繰
しである。
〈発明の効果〉
以上説明した通シであるから、水素吸蔵合金を適用して
水素ガスを高純度に精製しつつ循環使用する本発明には
、装置全体がコンパクトで経済的に所望の熱処理をする
ことができ、しかもその操作が簡便且つ安全であるとい
う効果がある。
水素ガスを高純度に精製しつつ循環使用する本発明には
、装置全体がコンパクトで経済的に所望の熱処理をする
ことができ、しかもその操作が簡便且つ安全であるとい
う効果がある。
第1図は本発明の一実施例を示す系統図である。
11〜15・・・バルブ、 21.22・・・密閉系
容器、31、32・・・熱交換機、 41・・・熱処理
炉、51・・・冷却機、61・・・真空ポンプ、71・
・・オイルトラップ、
容器、31、32・・・熱交換機、 41・・・熱処理
炉、51・・・冷却機、61・・・真空ポンプ、71・
・・オイルトラップ、
Claims (1)
- 1 熱処理炉に水素吸蔵合金を装填した2系統の密閉系
容器が接続され、該密閉系容器には温度制御機構が施さ
れていて、熱処理炉と密閉系容器との間に適宜、真空ポ
ンプ及びバルブ類が介在されて成る水素ガス循環型熱処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11273185A JPS61270329A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 水素ガス循環型熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11273185A JPS61270329A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 水素ガス循環型熱処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61270329A true JPS61270329A (ja) | 1986-11-29 |
Family
ID=14594130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11273185A Pending JPS61270329A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 水素ガス循環型熱処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61270329A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009144181A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Daiei Rasen Kogyo:Kk | 光輝焼鈍炉装置 |
-
1985
- 1985-05-24 JP JP11273185A patent/JPS61270329A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009144181A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Daiei Rasen Kogyo:Kk | 光輝焼鈍炉装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4928496A (en) | Hydrogen heat pump | |
US4270938A (en) | Processes for decontaminating nuclear process off-gas streams | |
KR100357293B1 (ko) | 수소가스의정제방법 | |
US1335348A (en) | Method and apparatus for separating vapors and gases | |
US4038060A (en) | Apparatus for treating an exhaust gas from nuclear plant | |
JPS61270329A (ja) | 水素ガス循環型熱処理装置 | |
Weitzel et al. | Design data for ortho-parahydrogen converters | |
US1992486A (en) | Method of and apparatus for obtaining carbon dioxide | |
US3880652A (en) | Method for purification of titanium sponge | |
US3104953A (en) | Method of reactivating an adsorber | |
JP2667528B2 (ja) | ガス回収方法およびそれに用いる装置 | |
JPH05277325A (ja) | ヘリウムガス精製装置及びその運転方法 | |
JPH01290512A (ja) | キセノン含有廃ガスからのキセノン回収方法 | |
JP3680465B2 (ja) | 希土類系磁石粉末の製造装置およびそれに使用できる加熱処理装置 | |
JPH08245202A (ja) | 高濃度オゾンの供給装置 | |
JP3181706B2 (ja) | 水素回収精製装置の再生方法及び水素回収精製装置 | |
JPH04331706A (ja) | 水素ガス精製装置および精製方法 | |
JPS6379708A (ja) | 水素ガス精製方法 | |
JP2511906B2 (ja) | 水素の精製方法 | |
JPS5556001A (en) | Production of hydrogen from off gas or the like | |
JPH0820142B2 (ja) | 水素吸蔵合金を用いた熱回収方法 | |
GB908069A (en) | A process of and an apparatus for the purification of a gas or gas mixture | |
JPS6231317B2 (ja) | ||
JPS6211934Y2 (ja) | ||
JPH05319803A (ja) | 水素回収精製装置及びその運転方法 |