JPH05319803A - 水素回収精製装置及びその運転方法 - Google Patents
水素回収精製装置及びその運転方法Info
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- JPH05319803A JPH05319803A JP4154105A JP15410592A JPH05319803A JP H05319803 A JPH05319803 A JP H05319803A JP 4154105 A JP4154105 A JP 4154105A JP 15410592 A JP15410592 A JP 15410592A JP H05319803 A JPH05319803 A JP H05319803A
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- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B3/00—Hydrogen; Gaseous mixtures containing hydrogen; Separation of hydrogen from mixtures containing it; Purification of hydrogen
- C01B3/50—Separation of hydrogen or hydrogen containing gases from gaseous mixtures, e.g. purification
- C01B3/508—Separation of hydrogen or hydrogen containing gases from gaseous mixtures, e.g. purification by selective and reversible uptake by an appropriate medium, i.e. the uptake being based on physical or chemical sorption phenomena or on reversible chemical reactions
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/32—Hydrogen storage
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水素回収精製装置及びその運転方法の提供。
【構成】 水素回収容器1の熱媒体流路9に挿脱可能で
あり、挿入状態にて、水素吸蔵合金Aに付着する被毒性
ガスを被毒性ガス放出用ガスライン11から放出させる
ように、第1加熱装置7aによる加熱温度よりも40℃
以上の高温に水素吸蔵合金Aを加熱する第2加熱装置7
bを付属させる。 【効果】 被毒した水素吸蔵合金の再生機能が付加さ
れ、水素回収精製装置から水素吸蔵合金を取り出すこと
なく能率的に再生することができるので、水素吸蔵合金
の寿命が延長され、ひいては水素回収精製装置の長期使
用が可能になる。
あり、挿入状態にて、水素吸蔵合金Aに付着する被毒性
ガスを被毒性ガス放出用ガスライン11から放出させる
ように、第1加熱装置7aによる加熱温度よりも40℃
以上の高温に水素吸蔵合金Aを加熱する第2加熱装置7
bを付属させる。 【効果】 被毒した水素吸蔵合金の再生機能が付加さ
れ、水素回収精製装置から水素吸蔵合金を取り出すこと
なく能率的に再生することができるので、水素吸蔵合金
の寿命が延長され、ひいては水素回収精製装置の長期使
用が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水素回収精製装置及び
その運転方法に関するものである。
その運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の水素回収精製装置と
して、例えば特開平3−271101号公報に開示され
るものがある。この水素回収精製装置は、水素利用装置
と、水素吸蔵合金を内蔵して加熱装置及び冷却装置を付
属する水素回収容器とを第1圧力制御バルブを有する吸
収用ガスラインにて接続すると共に、バルブを有する放
出用ガスラインを該水素回収容器に接続することを特徴
とする。
して、例えば特開平3−271101号公報に開示され
るものがある。この水素回収精製装置は、水素利用装置
と、水素吸蔵合金を内蔵して加熱装置及び冷却装置を付
属する水素回収容器とを第1圧力制御バルブを有する吸
収用ガスラインにて接続すると共に、バルブを有する放
出用ガスラインを該水素回収容器に接続することを特徴
とする。
【0003】しかしながら、この従来の水素回収精製装
置にあつては、水素利用装置からの水素ガスを、冷却装
置によつて冷却した水素回収容器内の水素吸蔵合金に吸
蔵させる際、水素利用装置内において何らかの理由によ
つて混入した被毒性ガスを水素ガスと共に吸蔵し、この
被毒性ガスが水素吸蔵合金に蓄積されるため、水素回収
精製の能力が次第に低下するという技術的課題がある。
このような被毒性ガスとしては、酸素その他の大気成分
が知られている。
置にあつては、水素利用装置からの水素ガスを、冷却装
置によつて冷却した水素回収容器内の水素吸蔵合金に吸
蔵させる際、水素利用装置内において何らかの理由によ
つて混入した被毒性ガスを水素ガスと共に吸蔵し、この
被毒性ガスが水素吸蔵合金に蓄積されるため、水素回収
精製の能力が次第に低下するという技術的課題がある。
このような被毒性ガスとしては、酸素その他の大気成分
が知られている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、水素回収
精製装置の構成は、外筒の両端にそれぞれ封止部材を設
け、一対の封止部材間に架設する区画部材によつて区画
される熱媒体流路を有する水素回収容器と、該水素回収
容器内であつて該熱媒体流路の外側に収容され、水素を
水素化物として吸蔵する水素吸蔵合金と、第1バルブを
介在し、該水素回収容器に水素を導入させる吸収用ガス
ラインと、該水素回収容器に接続され、第2バルブを介
在する放出用ガスライン及び第3バルブを介在する被毒
性ガス放出用ガスラインとを備え、前記熱媒体流路の一
端開口から他端開口に向けて通す熱媒体によつて、水素
を放出させる温度にまで水素吸蔵合金を加熱する第1加
熱装置を構成させ、前記熱媒体流路に通す熱媒体によつ
て、水素を吸蔵させる温度にまで水素吸蔵合金を冷却す
る冷却装置を構成させると共に、前記熱媒体流路に挿脱
可能であり、挿入状態にて、水素吸蔵合金に付着する被
毒性ガスを該被毒性ガス放出用ガスラインから放出させ
るように、前記第1加熱装置による加熱温度よりも40
℃以上の高温に水素吸蔵合金を加熱する第2加熱装置を
付属させることを特徴とする。そして、被毒性ガス放出
用ガスラインに、水素回収容器内を減圧する真空ポンプ
を接続することができる。また、水素回収精製装置の運
転方法の構成は、外筒の両端にそれぞれ封止部材を設
け、一対の封止部材間に架設する区画部材によつて区画
される熱媒体流路を有する水素回収容器と、該水素回収
容器内であつて該熱媒体流路の外側に収容され、水素を
水素化物として吸蔵する水素吸蔵合金と、第1バルブを
介在し、該水素回収容器に水素を導入させる吸収用ガス
ラインと、該水素回収容器に接続され、第2バルブを介
在する放出用ガスライン及び第3バルブを介在する被毒
性ガス放出用ガスラインとを備え、前記熱媒体流路の一
端開口から他端開口に向けて通す熱媒体によつて、水素
を放出させる温度にまで水素吸蔵合金を加熱する第1加
熱装置を構成させ、前記熱媒体流路に通す熱媒体によつ
て、水素を吸蔵させる温度にまで水素吸蔵合金を冷却す
る冷却装置を構成させる水素回収精製装置を使用し、前
記熱媒体流路に第2加熱装置を挿入し、該第2加熱装置
によつて被毒性ガスを放出させるように前記第1加熱装
置による加熱温度よりも40℃以上の高温に水素吸蔵合
金を加熱し、放出された被毒性ガスを被毒性ガス放出用
ガスラインから外部に流出させることを特徴とする。
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、水素回収
精製装置の構成は、外筒の両端にそれぞれ封止部材を設
け、一対の封止部材間に架設する区画部材によつて区画
される熱媒体流路を有する水素回収容器と、該水素回収
容器内であつて該熱媒体流路の外側に収容され、水素を
水素化物として吸蔵する水素吸蔵合金と、第1バルブを
介在し、該水素回収容器に水素を導入させる吸収用ガス
ラインと、該水素回収容器に接続され、第2バルブを介
在する放出用ガスライン及び第3バルブを介在する被毒
性ガス放出用ガスラインとを備え、前記熱媒体流路の一
端開口から他端開口に向けて通す熱媒体によつて、水素
を放出させる温度にまで水素吸蔵合金を加熱する第1加
熱装置を構成させ、前記熱媒体流路に通す熱媒体によつ
て、水素を吸蔵させる温度にまで水素吸蔵合金を冷却す
る冷却装置を構成させると共に、前記熱媒体流路に挿脱
可能であり、挿入状態にて、水素吸蔵合金に付着する被
毒性ガスを該被毒性ガス放出用ガスラインから放出させ
るように、前記第1加熱装置による加熱温度よりも40
℃以上の高温に水素吸蔵合金を加熱する第2加熱装置を
付属させることを特徴とする。そして、被毒性ガス放出
用ガスラインに、水素回収容器内を減圧する真空ポンプ
を接続することができる。また、水素回収精製装置の運
転方法の構成は、外筒の両端にそれぞれ封止部材を設
け、一対の封止部材間に架設する区画部材によつて区画
される熱媒体流路を有する水素回収容器と、該水素回収
容器内であつて該熱媒体流路の外側に収容され、水素を
水素化物として吸蔵する水素吸蔵合金と、第1バルブを
介在し、該水素回収容器に水素を導入させる吸収用ガス
ラインと、該水素回収容器に接続され、第2バルブを介
在する放出用ガスライン及び第3バルブを介在する被毒
性ガス放出用ガスラインとを備え、前記熱媒体流路の一
端開口から他端開口に向けて通す熱媒体によつて、水素
を放出させる温度にまで水素吸蔵合金を加熱する第1加
熱装置を構成させ、前記熱媒体流路に通す熱媒体によつ
て、水素を吸蔵させる温度にまで水素吸蔵合金を冷却す
る冷却装置を構成させる水素回収精製装置を使用し、前
記熱媒体流路に第2加熱装置を挿入し、該第2加熱装置
によつて被毒性ガスを放出させるように前記第1加熱装
置による加熱温度よりも40℃以上の高温に水素吸蔵合
金を加熱し、放出された被毒性ガスを被毒性ガス放出用
ガスラインから外部に流出させることを特徴とする。
【0005】
【作用】冷却装置によつて水素回収容器内の水素吸蔵合
金を冷却し、例えば水素利用装置からの水素ガスを吸収
用ガスラインから導入して、水素回収容器内の水素吸蔵
合金に水素ガスを吸蔵させた状態で、第1加熱装置によ
つて水素回収容器内の水素吸蔵合金を比較的低温にて加
熱する。これにより、水素が吸蔵された水素回収容器内
の水素吸蔵合金から水素ガスが放出され、放出された高
純度の水素ガスが放出用ガスラインを通つて流出する。
なお、水素ガスの吸蔵時には、第1バルブを開放し、第
2,第3バルブを共に閉塞する。また、水素ガスの放出
時には、第1,第3バルブを共に閉塞し、第2バルブを
開放する。
金を冷却し、例えば水素利用装置からの水素ガスを吸収
用ガスラインから導入して、水素回収容器内の水素吸蔵
合金に水素ガスを吸蔵させた状態で、第1加熱装置によ
つて水素回収容器内の水素吸蔵合金を比較的低温にて加
熱する。これにより、水素が吸蔵された水素回収容器内
の水素吸蔵合金から水素ガスが放出され、放出された高
純度の水素ガスが放出用ガスラインを通つて流出する。
なお、水素ガスの吸蔵時には、第1バルブを開放し、第
2,第3バルブを共に閉塞する。また、水素ガスの放出
時には、第1,第3バルブを共に閉塞し、第2バルブを
開放する。
【0006】水素利用装置側に何らかの理由によつて水
素吸蔵合金に対する被毒性ガスが混入し、長期に亘つて
水素吸蔵合金に付着蓄積されて吸蔵能力を次第に低下さ
せた際に、第2加熱装置を作動させる。すなわち、水素
吸蔵合金から水素ガスを放出させた後に、熱媒体流路に
第2加熱装置を挿入し、第2加熱装置を作動させ、水素
吸蔵合金を第1加熱装置による加熱温度よりも40℃以
上の高温度となるように加熱し、その温度状態を所定時
間だけ維持する。これにより、水素吸蔵合金に付着して
いる被毒性ガスが次第に放出される。放出された被毒性
ガスは、被毒性ガス放出用ガスラインを通して外部に放
出させる。なお、被毒性ガスの放出時には、第1,第2
バルブを共に閉塞し、第3バルブを開放する。その際、
真空ポンプを駆動し、被毒性ガスを強制的に外部に排出
させることができる。かくして、水素回収容器内の水素
吸蔵合金が活性化され、水素吸蔵能力が再生される。
素吸蔵合金に対する被毒性ガスが混入し、長期に亘つて
水素吸蔵合金に付着蓄積されて吸蔵能力を次第に低下さ
せた際に、第2加熱装置を作動させる。すなわち、水素
吸蔵合金から水素ガスを放出させた後に、熱媒体流路に
第2加熱装置を挿入し、第2加熱装置を作動させ、水素
吸蔵合金を第1加熱装置による加熱温度よりも40℃以
上の高温度となるように加熱し、その温度状態を所定時
間だけ維持する。これにより、水素吸蔵合金に付着して
いる被毒性ガスが次第に放出される。放出された被毒性
ガスは、被毒性ガス放出用ガスラインを通して外部に放
出させる。なお、被毒性ガスの放出時には、第1,第2
バルブを共に閉塞し、第3バルブを開放する。その際、
真空ポンプを駆動し、被毒性ガスを強制的に外部に排出
させることができる。かくして、水素回収容器内の水素
吸蔵合金が活性化され、水素吸蔵能力が再生される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図4は、水素回収精製装置の1実施
例を示す。図中において符号1は水素吸蔵合金A(金属
水素化物)を収容する水素回収容器を示し、水素回収容
器1は、外筒1aの両端をそれぞれ封止部材1b,1c
(鏡板)によつて封止し、一対の封止部材1b,1c間
に架設する複数個の区画部材1dによつて熱媒体流路9
を区画している。熱媒体流路9は、それぞれの封止部材
1b,1cに開口する、一端開口9a及び他端開口9b
を有する。水素を水素化物として吸蔵する水素吸蔵合金
Aは、外筒1a、両封止部材1b,1c及び各区画部材
1dによつて区画される空間内に収容されている。
て説明する。図1〜図4は、水素回収精製装置の1実施
例を示す。図中において符号1は水素吸蔵合金A(金属
水素化物)を収容する水素回収容器を示し、水素回収容
器1は、外筒1aの両端をそれぞれ封止部材1b,1c
(鏡板)によつて封止し、一対の封止部材1b,1c間
に架設する複数個の区画部材1dによつて熱媒体流路9
を区画している。熱媒体流路9は、それぞれの封止部材
1b,1cに開口する、一端開口9a及び他端開口9b
を有する。水素を水素化物として吸蔵する水素吸蔵合金
Aは、外筒1a、両封止部材1b,1c及び各区画部材
1dによつて区画される空間内に収容されている。
【0008】そして、水素回収容器1の一方の封止部材
1bには、入口蓋17が図外のボルトによつて着脱自在
であり、この入口蓋17は開閉バルブ18を備える配管
19を介して熱媒体供給装置20に接続されている。ま
た、他方の封止部材1cには、出口蓋21が図外のボル
トによつて着脱自在であり、この出口蓋21は開閉バル
ブ22を備える配管23によつて前述した熱媒体供給装
置20に接続されている。2は、水素回収容器1内の水
素吸蔵合金Aの温度を検出するための温度センサーであ
る。
1bには、入口蓋17が図外のボルトによつて着脱自在
であり、この入口蓋17は開閉バルブ18を備える配管
19を介して熱媒体供給装置20に接続されている。ま
た、他方の封止部材1cには、出口蓋21が図外のボル
トによつて着脱自在であり、この出口蓋21は開閉バル
ブ22を備える配管23によつて前述した熱媒体供給装
置20に接続されている。2は、水素回収容器1内の水
素吸蔵合金Aの温度を検出するための温度センサーであ
る。
【0009】このような熱媒体供給装置20からの熱媒
体が、配管19、開閉バルブ18及び入口蓋17を通つ
て一端開口9aから熱媒体流路9に通され、水素回収容
器1内の水素吸蔵合金Aを加熱又は冷却して他端開口9
bから流出し、出口蓋21、開閉バルブ22及び配管2
3を通つて熱媒体供給装置20に戻される。この熱媒体
の温度の調節により、水素回収容器1内の水素吸蔵合金
Aを加熱又は冷却する第1加熱装置7a又は冷却装置8
として機能する。冷却装置8は、熱媒体供給装置20か
らの熱媒体例えば冷水を熱媒体流路9に供給して機能
し、冷却装置8によつて水素を吸蔵させる温度にまで水
素吸蔵合金Aを冷却する。また、第1加熱装置7aは、
熱媒体供給装置20からの熱媒体例えば温水又はスチー
ムを熱媒体流路9に供給して機能し、第1加熱装置7a
によつて水素を放出させる温度にまで水素吸蔵合金Aを
比較的低温にて加熱する。
体が、配管19、開閉バルブ18及び入口蓋17を通つ
て一端開口9aから熱媒体流路9に通され、水素回収容
器1内の水素吸蔵合金Aを加熱又は冷却して他端開口9
bから流出し、出口蓋21、開閉バルブ22及び配管2
3を通つて熱媒体供給装置20に戻される。この熱媒体
の温度の調節により、水素回収容器1内の水素吸蔵合金
Aを加熱又は冷却する第1加熱装置7a又は冷却装置8
として機能する。冷却装置8は、熱媒体供給装置20か
らの熱媒体例えば冷水を熱媒体流路9に供給して機能
し、冷却装置8によつて水素を吸蔵させる温度にまで水
素吸蔵合金Aを冷却する。また、第1加熱装置7aは、
熱媒体供給装置20からの熱媒体例えば温水又はスチー
ムを熱媒体流路9に供給して機能し、第1加熱装置7a
によつて水素を放出させる温度にまで水素吸蔵合金Aを
比較的低温にて加熱する。
【0010】ところで、この実施例にあつては、外筒1
aが大径の円筒形をなし、複数個の区画部材1dが小径
の円筒形をなし、シェルアンドチューブ型の熱交換器を
構成しているが、二重管型の熱交換器を構成し、或いは
板状をなす一対の区画部材によつて熱媒体流路9を区画
するプレート型等の熱交換器を構成することもできる。
aが大径の円筒形をなし、複数個の区画部材1dが小径
の円筒形をなし、シェルアンドチューブ型の熱交換器を
構成しているが、二重管型の熱交換器を構成し、或いは
板状をなす一対の区画部材によつて熱媒体流路9を区画
するプレート型等の熱交換器を構成することもできる。
【0011】次に、水素回収容器1の一側には、開閉機
能を有する第1バルブ4を介在する吸収用ガスライン3
の一端部が接続している。吸収用ガスライン3の他端部
は、水素冷却式発電機、半導体製造設備等の水素利用装
置10に接続されている。但し、ここでの水素利用装置
10は、回収・精製に供される水素ガスが放出される装
置であればよく、アンモニア分解装置等の水素発生装置
をも含むものである。
能を有する第1バルブ4を介在する吸収用ガスライン3
の一端部が接続している。吸収用ガスライン3の他端部
は、水素冷却式発電機、半導体製造設備等の水素利用装
置10に接続されている。但し、ここでの水素利用装置
10は、回収・精製に供される水素ガスが放出される装
置であればよく、アンモニア分解装置等の水素発生装置
をも含むものである。
【0012】また、水素回収容器1の他側には、放出用
ガスライン6の他端部が接続し、放出用ガスライン6に
は開閉機能を有する第2バルブ5が介在している。水素
ガスは、吸収用ガスライン3から導入されて水素回収容
器1内の水素吸蔵合金Aにて回収・精製され、放出用ガ
スライン6から流出する。なお、放出用ガスライン6の
他端部には、通常、水素利用装置10が接続され、水素
回収容器1内に回収・精製された水素ガスを循環使用す
るようになつている。そして、水素回収容器1には、第
3バルブ15、凝縮器13及び真空ポンプ12を介在す
る被毒性ガス放出用ガスライン11を接続する。この真
空ポンプ12は、第3バルブ15を開放し、第1バルブ
4及び第2バルブ5を閉塞した状態で駆動させ、水素回
収容器1内を減圧する機能を有する。
ガスライン6の他端部が接続し、放出用ガスライン6に
は開閉機能を有する第2バルブ5が介在している。水素
ガスは、吸収用ガスライン3から導入されて水素回収容
器1内の水素吸蔵合金Aにて回収・精製され、放出用ガ
スライン6から流出する。なお、放出用ガスライン6の
他端部には、通常、水素利用装置10が接続され、水素
回収容器1内に回収・精製された水素ガスを循環使用す
るようになつている。そして、水素回収容器1には、第
3バルブ15、凝縮器13及び真空ポンプ12を介在す
る被毒性ガス放出用ガスライン11を接続する。この真
空ポンプ12は、第3バルブ15を開放し、第1バルブ
4及び第2バルブ5を閉塞した状態で駆動させ、水素回
収容器1内を減圧する機能を有する。
【0013】更に、水素回収容器1には、水素吸蔵合金
Aを比較的高温にて加熱する第2加熱装置7bを付属さ
せる。第2加熱装置7bは、例えば電気ヒータにて構成
されて熱媒体流路9に挿脱可能であり、挿入状態にて一
方の封止部材1bに図外のボルトによつて固着させ、水
素吸蔵合金Aから大気等の被毒性ガスを放出させるよう
に第1加熱装置7aによる加熱温度よりも40℃以上の
高温に水素吸蔵合金Aを加熱する。
Aを比較的高温にて加熱する第2加熱装置7bを付属さ
せる。第2加熱装置7bは、例えば電気ヒータにて構成
されて熱媒体流路9に挿脱可能であり、挿入状態にて一
方の封止部材1bに図外のボルトによつて固着させ、水
素吸蔵合金Aから大気等の被毒性ガスを放出させるよう
に第1加熱装置7aによる加熱温度よりも40℃以上の
高温に水素吸蔵合金Aを加熱する。
【0014】水素吸蔵合金Aは、水素ガスと反応し、可
逆的に水素ガスを吸蔵又は放出するが、この反応はプラ
トー領域における水素平衡圧力−温度特性(P−T特
性)に基づいて、水素平衡圧力における温度条件から、
低温度に冷却すれば水素ガスを吸蔵し、高温度に加熱す
れば水素ガスを放出する。しかして、従来の水素回収精
製装置における通常の第1加熱装置7aは、水素吸蔵合
金Aを最大で150〜170℃程度に加熱して水素ガス
の放出を図るものであるから、第2加熱装置7bは20
0℃以上に水素吸蔵合金Aを加熱する能力を有すれば充
分である。26は、温度センサー2による検出信号に基
づいて、第2加熱装置7bを制御する電源兼制御装置で
ある。
逆的に水素ガスを吸蔵又は放出するが、この反応はプラ
トー領域における水素平衡圧力−温度特性(P−T特
性)に基づいて、水素平衡圧力における温度条件から、
低温度に冷却すれば水素ガスを吸蔵し、高温度に加熱す
れば水素ガスを放出する。しかして、従来の水素回収精
製装置における通常の第1加熱装置7aは、水素吸蔵合
金Aを最大で150〜170℃程度に加熱して水素ガス
の放出を図るものであるから、第2加熱装置7bは20
0℃以上に水素吸蔵合金Aを加熱する能力を有すれば充
分である。26は、温度センサー2による検出信号に基
づいて、第2加熱装置7bを制御する電源兼制御装置で
ある。
【0015】次に、上記実施例の作用について説明す
る。第2加熱装置7bを抜き取り、水素回収容器1に入
口蓋17及び出口蓋21を取り付けた状態で、冷却装置
8によつて水素回収容器1内の水素吸蔵合金Aを冷却す
ると共に、第2,第3バルブ5,15を閉塞した状態で
第1バルブ4を開放し、水素利用装置10からの水素ガ
スを吸収用ガスライン3から導入して、水素回収容器1
に供給させる。これにより、水素回収容器1の水素吸蔵
合金Aに水素ガスが吸蔵され始める。水素吸蔵合金Aに
よる水素ガスの吸蔵が終了した後、第1加熱装置7aに
よつて水素回収容器1内の水素吸蔵合金Aを比較的低温
にて加熱すると共に、第1バルブ4を遮断し、第2バル
ブ5を開放する。これにより、水素が吸蔵された水素回
収容器1内の水素吸蔵合金Aから水素ガスが放出され、
放出された高純度の水素ガスが放出用ガスライン6を通
つて流出する。
る。第2加熱装置7bを抜き取り、水素回収容器1に入
口蓋17及び出口蓋21を取り付けた状態で、冷却装置
8によつて水素回収容器1内の水素吸蔵合金Aを冷却す
ると共に、第2,第3バルブ5,15を閉塞した状態で
第1バルブ4を開放し、水素利用装置10からの水素ガ
スを吸収用ガスライン3から導入して、水素回収容器1
に供給させる。これにより、水素回収容器1の水素吸蔵
合金Aに水素ガスが吸蔵され始める。水素吸蔵合金Aに
よる水素ガスの吸蔵が終了した後、第1加熱装置7aに
よつて水素回収容器1内の水素吸蔵合金Aを比較的低温
にて加熱すると共に、第1バルブ4を遮断し、第2バル
ブ5を開放する。これにより、水素が吸蔵された水素回
収容器1内の水素吸蔵合金Aから水素ガスが放出され、
放出された高純度の水素ガスが放出用ガスライン6を通
つて流出する。
【0016】このようにして水素ガスの回収・精製が繰
り返し行われる際に、水素利用装置10側に何らかの理
由によつて水素吸蔵合金Aに対する被毒性ガスが混入
し、長期に亘つて水素吸蔵合金Aに付着蓄積されて吸蔵
能力を次第に低下させる。図3には水素吸蔵合金Aの水
素吸蔵能力と水素吸蔵時間との関係を示す。同図におい
てa曲線は新品の水素吸蔵合金Aを活性化処理した後の
特性を、b曲線は2時間被毒後の特性を、c曲線は6時
間被毒後の特性を、d曲線は12時間被毒後の特性を、
それぞれ示す。なお、これらの被毒は、水素吸蔵合金A
を所定時間大気開放して与えた。同図から被毒時間の増
加に伴つて水素吸蔵能力が低下することが分かる。
り返し行われる際に、水素利用装置10側に何らかの理
由によつて水素吸蔵合金Aに対する被毒性ガスが混入
し、長期に亘つて水素吸蔵合金Aに付着蓄積されて吸蔵
能力を次第に低下させる。図3には水素吸蔵合金Aの水
素吸蔵能力と水素吸蔵時間との関係を示す。同図におい
てa曲線は新品の水素吸蔵合金Aを活性化処理した後の
特性を、b曲線は2時間被毒後の特性を、c曲線は6時
間被毒後の特性を、d曲線は12時間被毒後の特性を、
それぞれ示す。なお、これらの被毒は、水素吸蔵合金A
を所定時間大気開放して与えた。同図から被毒時間の増
加に伴つて水素吸蔵能力が低下することが分かる。
【0017】水素吸蔵合金Aが被毒して水素吸蔵能力が
低下した場合に第2加熱装置7bを作動させる。先ず、
水素吸蔵合金Aから水素ガスを放出させた後に、水素回
収容器1から入口蓋17(又は出口蓋21)を取り除く
と共に、第2加熱装置7bを熱媒体流路9に挿入して一
方の封止部材1bに図外のボルトによつて固着させる。
そして、第1バルブ4及び第2バルブ5を遮断して第3
バルブ15を開放すると共に、第2加熱装置7bを作動
させ、図2に(イ)にて示すように通常運転から時間t
1 〜t2 における再生運転へと移行させる。
低下した場合に第2加熱装置7bを作動させる。先ず、
水素吸蔵合金Aから水素ガスを放出させた後に、水素回
収容器1から入口蓋17(又は出口蓋21)を取り除く
と共に、第2加熱装置7bを熱媒体流路9に挿入して一
方の封止部材1bに図外のボルトによつて固着させる。
そして、第1バルブ4及び第2バルブ5を遮断して第3
バルブ15を開放すると共に、第2加熱装置7bを作動
させ、図2に(イ)にて示すように通常運転から時間t
1 〜t2 における再生運転へと移行させる。
【0018】図2から知られるように通常運転時には第
2加熱装置7bをOFF作動し、再生運転時には第2加
熱装置7bをON作動させる。水素吸蔵合金Aを第1加
熱装置7aによる加熱温度よりも40℃以上の高温度T
1 となるように加熱し、その温度状態を所定時間(t3
〜t4 )だけ維持すれば、水素吸蔵合金Aに付着してい
る被毒性ガスが次第に放出される。放出された被毒性ガ
スは、被毒性ガス放出用ガスライン11を通つて外部に
流出する。その際、真空ポンプ12を駆動し、被毒性ガ
スを強制的に外部に排出させ、かつ、凝縮器13を駆動
して被毒性ガスを凝縮させ、被毒性ガスを高度に排出さ
せることができる。
2加熱装置7bをOFF作動し、再生運転時には第2加
熱装置7bをON作動させる。水素吸蔵合金Aを第1加
熱装置7aによる加熱温度よりも40℃以上の高温度T
1 となるように加熱し、その温度状態を所定時間(t3
〜t4 )だけ維持すれば、水素吸蔵合金Aに付着してい
る被毒性ガスが次第に放出される。放出された被毒性ガ
スは、被毒性ガス放出用ガスライン11を通つて外部に
流出する。その際、真空ポンプ12を駆動し、被毒性ガ
スを強制的に外部に排出させ、かつ、凝縮器13を駆動
して被毒性ガスを凝縮させ、被毒性ガスを高度に排出さ
せることができる。
【0019】かくして、水素回収容器1内の水素吸蔵合
金Aが活性化され、水素吸蔵能力が図3に示すa曲線に
近い状態に再生される。図4には水素吸蔵量比(Q/Q
0 )と温度(℃)との関係を示す。ここに水素吸蔵量比
は、被毒状態から再生処理をした後の水素吸蔵合金Aの
水素吸蔵量Qと被毒されずかつ活性化処理を行つた良品
の水素吸蔵合金Aの水素吸蔵量Q0 との比であり、温度
(℃)は、図2に示す所定温度T1 であり、所定温度T
1 の維持時間(t3 〜t4 )は約1時間である。図4に
おいてf曲線は2時間被毒後の特性を、g曲線は4時間
被毒後の特性を、h曲線は6時間被毒後の特性を、i曲
線は12時間被毒後の特性を、それぞれ示す。なお、こ
の被毒は、前述した場合と同様に水素吸蔵合金Aを所定
時間大気開放して与えた。
金Aが活性化され、水素吸蔵能力が図3に示すa曲線に
近い状態に再生される。図4には水素吸蔵量比(Q/Q
0 )と温度(℃)との関係を示す。ここに水素吸蔵量比
は、被毒状態から再生処理をした後の水素吸蔵合金Aの
水素吸蔵量Qと被毒されずかつ活性化処理を行つた良品
の水素吸蔵合金Aの水素吸蔵量Q0 との比であり、温度
(℃)は、図2に示す所定温度T1 であり、所定温度T
1 の維持時間(t3 〜t4 )は約1時間である。図4に
おいてf曲線は2時間被毒後の特性を、g曲線は4時間
被毒後の特性を、h曲線は6時間被毒後の特性を、i曲
線は12時間被毒後の特性を、それぞれ示す。なお、こ
の被毒は、前述した場合と同様に水素吸蔵合金Aを所定
時間大気開放して与えた。
【0020】同図から知られるように被毒時間の増加に
伴つて特にT1 =200℃程度以下の比較的低い温度で
の水素吸蔵量比(Q/Q0 )の回復は良好とは言えない
が、T1 =400℃程度以上の比較的高い温度での水素
吸蔵量比(Q/Q0 )は、被毒時間の長短に係わらず比
較的良好に回復する。
伴つて特にT1 =200℃程度以下の比較的低い温度で
の水素吸蔵量比(Q/Q0 )の回復は良好とは言えない
が、T1 =400℃程度以上の比較的高い温度での水素
吸蔵量比(Q/Q0 )は、被毒時間の長短に係わらず比
較的良好に回復する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る水素回収精製装置によれば、被毒した水素
吸蔵合金の再生機能が付加され、水素回収精製装置から
水素吸蔵合金を取り出すことなく能率的に再生すること
ができる。その結果、水素吸蔵合金の寿命が延長され、
ひいては水素回収精製装置の長期使用が可能になる。
本発明に係る水素回収精製装置によれば、被毒した水素
吸蔵合金の再生機能が付加され、水素回収精製装置から
水素吸蔵合金を取り出すことなく能率的に再生すること
ができる。その結果、水素吸蔵合金の寿命が延長され、
ひいては水素回収精製装置の長期使用が可能になる。
【図1】 本発明の1実施例に係る水素回収精製装置を
示す概略図。
示す概略図。
【図2】 同じく第2加熱装置の温度−時間特性を示す
線図。
線図。
【図3】 同じく水素吸蔵能力−水素吸蔵時間特性を示
す線図。
す線図。
【図4】 同じく水素吸蔵量比−温度特性を示す線図。
【符号の説明】 1:水素回収容器、1a:外筒、1b,1c:封止部
材、1d:区画部材、2:温度センサー、3:吸収用ガ
スライン、4:第1バルブ、5:第2バルブ、6:放出
用ガスライン、7a:第1加熱装置、7b:第2加熱装
置、8:冷却装置、9:熱媒体流路、9a:一端開口、
9b:他端開口、10:水素利用装置、11:被毒性ガ
ス放出用ガスライン、12:真空ポンプ、13:凝縮
器、15:第3バルブ、17:入口蓋、19,23:配
管、20:熱媒体供給装置、21:出口蓋、A:水素吸
蔵合金。
材、1d:区画部材、2:温度センサー、3:吸収用ガ
スライン、4:第1バルブ、5:第2バルブ、6:放出
用ガスライン、7a:第1加熱装置、7b:第2加熱装
置、8:冷却装置、9:熱媒体流路、9a:一端開口、
9b:他端開口、10:水素利用装置、11:被毒性ガ
ス放出用ガスライン、12:真空ポンプ、13:凝縮
器、15:第3バルブ、17:入口蓋、19,23:配
管、20:熱媒体供給装置、21:出口蓋、A:水素吸
蔵合金。
Claims (3)
- 【請求項1】 外筒の両端にそれぞれ封止部材を設け、
一対の封止部材間に架設する区画部材によつて区画され
る熱媒体流路を有する水素回収容器と、該水素回収容器
内であつて該熱媒体流路の外側に収容され、水素を水素
化物として吸蔵する水素吸蔵合金と、第1バルブを介在
し、該水素回収容器に水素を導入させる吸収用ガスライ
ンと、該水素回収容器に接続され、第2バルブを介在す
る放出用ガスライン及び第3バルブを介在する被毒性ガ
ス放出用ガスラインとを備え、前記熱媒体流路の一端開
口から他端開口に向けて通す熱媒体によつて、水素を放
出させる温度にまで水素吸蔵合金を加熱する第1加熱装
置を構成させ、前記熱媒体流路に通す熱媒体によつて、
水素を吸蔵させる温度にまで水素吸蔵合金を冷却する冷
却装置を構成させると共に、前記熱媒体流路に挿脱可能
であり、挿入状態にて、水素吸蔵合金に付着する被毒性
ガスを該被毒性ガス放出用ガスラインから放出させるよ
うに、前記第1加熱装置による加熱温度よりも40℃以
上の高温に水素吸蔵合金を加熱する第2加熱装置を付属
させることを特徴とする水素回収精製装置。 - 【請求項2】 被毒性ガス放出用ガスラインに、水素回
収容器内を減圧する真空ポンプを接続することを特徴と
する請求項1の水素回収精製装置。 - 【請求項3】 外筒の両端にそれぞれ封止部材を設け、
一対の封止部材間に架設する区画部材によつて区画され
る熱媒体流路を有する水素回収容器と、該水素回収容器
内であつて該熱媒体流路の外側に収容され、水素を水素
化物として吸蔵する水素吸蔵合金と、第1バルブを介在
し、該水素回収容器に水素を導入させる吸収用ガスライ
ンと、該水素回収容器に接続され、第2バルブを介在す
る放出用ガスライン及び第3バルブを介在する被毒性ガ
ス放出用ガスラインとを備え、前記熱媒体流路の一端開
口から他端開口に向けて通す熱媒体によつて、水素を放
出させる温度にまで水素吸蔵合金を加熱する第1加熱装
置を構成させ、前記熱媒体流路に通す熱媒体によつて、
水素を吸蔵させる温度にまで水素吸蔵合金を冷却する冷
却装置を構成させる水素回収精製装置を使用し、前記熱
媒体流路に第2加熱装置を挿入し、該第2加熱装置によ
つて被毒性ガスを放出させるように前記第1加熱装置に
よる加熱温度よりも40℃以上の高温に水素吸蔵合金を
加熱し、放出された被毒性ガスを被毒性ガス放出用ガス
ラインから外部に流出させることを特徴とする水素回収
精製装置の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15410592A JP3181687B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 水素回収精製装置及びその運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15410592A JP3181687B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 水素回収精製装置及びその運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05319803A true JPH05319803A (ja) | 1993-12-03 |
JP3181687B2 JP3181687B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=15577036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15410592A Expired - Fee Related JP3181687B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 水素回収精製装置及びその運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3181687B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002146449A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-22 | Toyota Motor Corp | 水素吸蔵合金の再生方法 |
JP2005219052A (ja) * | 2005-03-11 | 2005-08-18 | Mitsubishi Electric Corp | オゾン供給装置 |
JP2008298217A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Toyota Motor Corp | 水素貯蔵システム |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP15410592A patent/JP3181687B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002146449A (ja) * | 2000-11-02 | 2002-05-22 | Toyota Motor Corp | 水素吸蔵合金の再生方法 |
JP2005219052A (ja) * | 2005-03-11 | 2005-08-18 | Mitsubishi Electric Corp | オゾン供給装置 |
JP4693448B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2011-06-01 | 三菱電機株式会社 | オゾン供給装置 |
JP2008298217A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Toyota Motor Corp | 水素貯蔵システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3181687B2 (ja) | 2001-07-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |