JPS61269557A - 転写型感熱記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマルヘッドに入力される画像情報に応じ
てインクドナーフィルムを選択的に加熱し、このインク
を記録紙に転写するようにした転写型感熱記録装置に関
する。

従来の技術 従来の転写型感熱記録装置では、熱溶融性もしくは熱昇
華性インクを塗布したインクドナーフィルムに記録紙を
重ね合せた状態でこれらをサーマルヘッドに圧接し、サ
ーマルヘッドに並設される発熱抵抗体を画像情報に応じ
て選択的に発熱させ、この熱エネルギーによりインクド
ナーフィルムのインク部分を記録紙上に転写するように
している。

第３図は、感熱記録装置の一例を概念的にあられしたも
ので、この場合、矢印Ａ、Ｂ方向からそれぞれ図示しな
い供給装置によりインクドナーフィルム１と記録紙２を
サーマルヘッド３に向けて移送し、バック１コーラ４に
よりインクドナーフィルム１と記録紙をサーマルヘッド
３に圧接しつつこれらを一対のドライブ［１−ラ５によ
り搬送し、記録紙２上に所定の画像を形成している。画
像記録後のインクドナーフィルム１は、矢印Ｃ方向に進
行して図示しない巻き取りロールに巻き取られ、また記
録紙２は矢印り方向に進んで図示しない排紙トレーに排
出される。ドライブローラ５は図示しないステッピング
モータによりサーマルヘッド３と同期して駆動され、イ
ンクドナーフィルム１及び記録紙２を搬送し、ドライブ
ローラ５を駆動する一般的なステッピングモータにあっ
ては、一定のパルス信号で等速回転するように設定され
ている。

発明が解決しようとする問題点 しかし、従来の転写型感熱記録装置では、ドライブロー
ラ５の径のバラツキやローラ表面状態の変化によりイン
クドナーフィルム１及び記録紙２の搬送速度が変化し、
また印字比率の変化やインクドナーフィルム１のテンシ
ョン変化等の負荷変動によりインクドナーフィルム１及
び記録紙２の搬送１が変化してしまうため、ドライブロ
ー５５からサーマルヘッド３に至るまでのインクドナー
フィルム１の伸び縮みに基づく記録誤差を生じ、サーマ
ルヘッドに入力される画像情報に応じた正確な記録を行
なえなくなるという問題がある。特に、第１図に示した
ような記録装置を直列に複数連結して色重ねするように
したカラー感熱記録装置においては、上述した記録誤差
が色ズレとしてあられれ記録の不正確さは一層顕著なも
のとなる。

本発明の目的は、上記問題点を解決することにあり、サ
ーマルヘッドに入力される画像情報に応じて記録の伸び
縮みや位置ズレのない正確な画像記録を行なうことにあ
る。

問題点を解決するための手段 従来の問題点を解決するために、本発明の転写型感熱記
録装置は、サーマルヘッドにインクドナーフィルムと記
録紙をこの順に重ね合わせて押圧するバックローラを設
け、バックローラの下流側にインクドナーフィルムを搬
送駆動するドライブローラを備え、画像情報に応じてサ
ーマルヘッドを選択的に加熱し、前記インクドナーフィ
ルムの溶融されたインク部分を記録紙に転写すると共に
、記録紙の搬送間を検出する手段を設け、この検出搬送
量信号に基づいて直配ドライブローラの回転速度を制御
する手段を設けて構成する。

本発明の望ましい実施態様における搬送量検出手段は、
バックローラの回転速度を検出するロータリーエンコー
ダとマイクロコンピュータ内で印字の際の基本プロセス
速度信号を予め設定するＣＰＵとからなり、前記ロータ
リーエンコーダのカウンター信号を前記基本プロセス速
度信号と比較演算し、この演算結果に基づいて前記ドラ
イブローラを駆動する例えばステッピングを一夕の駆動
パルスを補正するようにしている。

作　　　用 本発明によれば、マイクロコンピュータからサーマルヘ
ッドに出力される印字タイミング信号と同期する基本プ
ロセス速度信号を基準として実際の記録紙の搬送量との
誤差を計数し、この計数信号としての演算結果に基づい
てドライブローラを駆動するためのステッピングモータ
の駆動パルスの周期を補正する。ＣＰＬＪから出力され
る基本プロセス速度信号とロータリーエンコーダから出
力される検出搬送量信号との比較は印字の際の例えば１
０ライン毎に行なうようにすることにより、常時記録紙
の搬送量を把握し、該記録紙を駆動するドライブローラ
の回転速度をフィードバック制御しているので、記録紙
の搬送ムラを無くし、記録の伸び縮みのない正確な画像
情報を記録紙上に記録することができる。

実　　施　　例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図に示すように、感熱記録装置の基本的な構成につ
いては、第３図に示ずものと同様であり、サーマルヘッ
ド３にインクドナーフィルム１及び記録紙２をバックロ
ーラ４で圧接し、図示しないステッピングモータの駆動
によりドライブローラ５を反時計方向に回転し、このド
ライブローラ５と同期してサーマルヘッド３の発熱抵抗
体に入力される印字信号に応じてインクドナーフィルム
１の熱溶融インク部分が記録紙２に印字される。

ナーマルヘッド３の印字部に圧接されるバックローラ４
には、その回転軸に［ｌ−タリーエンコーダ６が接続さ
れ、この日−タリーエンコーダ６により記録紙２の搬送
量を検出している。ロータリーエンコーダ６により検出
された検出記録紙搬送量信号は、第２図に示すように第
１カウンタ１０によりカウントされると共に、ＣＰ（Ｊ
９から出力される基本プロセス速度信号としての印字タ
イミング信号は、第２カウンタ１１によりカウントされ
る。そして、第２カウンタ１１は、第１カウンタ１０で
カウントした検出記録紙搬送量信号をサンプリングする
と共に、所定の印字ライン数毎に第１カウンタ１０のデ
ータをリセットするためのものである。。

第１カウンタ１０の搬送量出力信号は、比較演算器１２
に入力され、この比較演算器１２にて理想搬送量として
の基準搬送量信号と前記搬送量出力信号とを比較演算し
、比較演算器１２で演算された分周比信号を分周器１３
に入力し、この分周器１３でＣＰＵ９からの基本り１」
ツクを分周してドライバー１４に所定のパルス信号を出
力し、ドライバー１４から図示しないステッピングモー
タに所定の周期の駆動パルス信号を出力する。

いま、記録紙２の理想搬送量を１　／　１２ｍｒｎ／　
１ｉｎｅ、印字周期３　ｌｌ１ｓｅｃ／１ｉｎｅで１０
ライン毎に比較演算器１２にて演算するとし、Ｌｌ−タ
リーエンコーダ６の分解能を５０００パルス／回転、バ
ックローラ４の径を２５＃とすれば、ドライバー１４か
らステッピングモータに出力する駆動パルスの周期を３
　ｍ５ｅｃとしたとき、ロータリーエンコーダ６からは
１０ライン毎に約５３パルスが第１カウンタ１０に出力
される。第２カウンタ１１は、１０ラインに要づ′る基
準時間を設定するためのものであり、ライン同期信号を
カウントし１０ライン毎に第１カウンタ１０からデータ
のサンプリング及びリセットを行なうためのタイミング
信号をつくる。

ここで、記録紙２への印字比率が増大しドライプロ、−
ラ５からサーマルヘッド６にかかる搬送系の負荷が増大
し、第１カウンタ１０の検出データが５０パルスである
とすると、比較演算器１２は、この検出データ５０パル
スを理想搬送時の基準データ５３パルスと比較演算し、
この演算結果としての分周比信号を５０　／　５３　Ｘ
　３　＝　２　、８３　ｍ５ｅｃの印字周期パルスとし
て分周器１３に出力し、ドライバー１４を介して図示し
ないステッピングモータに出）ｊする駆動パルス信号の
周期を若干短くすることにより、ドライブローラ５の回
転速度を速めるよう補正し、これによりサーマルヘッド
３にて圧接しながら搬送される記録紙２の搬送量を理想
搬送量にフィードバック制御するのである。

即ち、第１カウンタ１０にて検出されるデータが上記の
如＜５０パルスであれば、検出搬送量は約７８．５μｍ
になるから、理想搬送ｆｆ１８３．３μｍｍよりも若干
小さな搬送量になっていることになり、その搬送量の遅
れ分をステッピングモータの駆動パルス周期を短縮する
ことによりドライブ［１−ラ５の回転速度を増大し、記
録紙２の搬送用を理想搬送量に補正する。

このようにして、記録紙２への印字の際には、常に記録
紙２の搬送量を検出し、記録紙搬送間をドライブローラ
５の回転速度制御により補正しているため、印字比率の
変化あるいは負荷変動さらにはインクドナーフィルム１
と記録紙２とのスリップ等に影響されることなく、記録
紙２の搬送量を目標値に近付けることができることから
、サーマルヘッド３における記録の伸び縮みや位置ズレ
のない正確な記録を行なうことができる。

前記実施例では、ロータリーエンコーダ６の出力パルス
をカウントし、所定時間内のパルス信号を基準パルス信
号と比較することにしたが、本発明としては、第１カウ
ンタ１０により検出されるパルス信号が所定パルス数に
到達するまでの時間つまりパルス周期に基づいて記録紙
搬送量を理想搬送量と比較することも可能である。また
、ＤＣモータを用いることにより、ＦＧサーボやＰＬＬ
サーボと同様な構成にすることもできる。ざらに本発明
は、第１図に示すような感熱記録装置を複数直列に接続
した多色転写型感熱記録装置に適用すれば、複数回の印
字により色重ねする場合であっても、記録紙を正確に搬
送することができるので、色ズレの少ない高品質のカラ
ー記録を得ることができる。

発明の効果 本発明によれば、記録紙及びインクドナーフィルムを搬
送するドライブ［１−ラの駆動を印字周期に同期させる
のではなく、常に記録紙の搬送量を検出しこの検出搬送
量に基づいてドライブローラの回転角速度をフィードバ
ック制御するため、画像情報の伸び縮みを生じることな
く、サーマルヘッドに入力される画像情報に対応して正
確な記録を記録紙−ヒに形成することができる。本発明
は多色転写型感熱記録装置等の複数の印字部をもつ装置
に適用することにより、各色のインクドナーフィルムを
色重ねして情報を転写する場合にも、それぞれの印字部
で位置ズレのない正確な記録を自動的に行なえるので、
色合せの精度が良好となり画質を尚一層内上させること
ができるという効果を生じる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例をあられす概略構成図、 第２図はその要部をあられすブロック図、第３図は第１
図に対応する従来例の概略構成図である。 １：インクドナーフィルム ２：記録紙　　　　　３：サーマルヘッド４：バツクロ
ーラ　　５．ニドライブロー５６二ロータリーエン］−
ダ ９：ＣＰＵ　　　　　　ｉｏ：第１カウンタ１１：第２
カウンタ　１２：比較演算器１３：分周器　　　・

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. サーマルヘッドにインクドナーフィルムと記録紙をこの
   順に重ね合わせて押圧するバックローラを設け、インク
   ドナーフィルムを搬送駆動するドライブローラを備え、
   画像情報に応じてサーマルヘッドを選択的に加熱し、前
   記インクドナーフィルムのインク部分を記録紙に転写す
   るようにした転写型感熱記録装置において、記録紙の搬
   送量を検出する手段を設け、この検出搬送量信号に基づ
   いて前記ドライブローラの回転速度を制御する手段を設
   けたことを特徴とする転写型感熱記録装置。