JPS60127180A - 転写型感熱記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は転写型感熱記録装置に係り、特に感熱転写記録
に与かる記録用紙とインクドナーフィルムとを完全に同
期した状態でかつ常に望ましい一定搬送量をもって搬送
するこ々により記録品質向上を計った転写型感熱記録装
置に関する。

〔従来技術〕

熱溶融性若しくは熱昇華性インクを薄膜のベース上に塗
布して成るインクドナーフィルムと感熱記録ヘッドを用
いた転写型感熱記録技術により多色記録を実現できるこ
とは周知のところであるが、当該多色記録を可能とする
多色転写型感熱記録装置の実施例構成図を第１図および
第３図に示している。まず第１図に示す装置はサーマル
ヘッド１と該サーマルヘッド１に所定の圧力を持って圧
接されるバックローラ２間に第２図に示す毎く例えばイ
エロー、マゼンタ、シアンの３色のインク層ｙ、ｍ、ｃ
を所定長毎に繰り返し塗布した段だら状のインクドナー
フィルム（以下ＩＤＦと略す）３を介入張設した１つの
感熱転写記録部を具えて構成されるマルチパス方式多色
記録装置である。

該装置によればドライブロー２４および５の回転駆動に
応じて記録用紙６を搬送し前記ＩＤＦ３の例えばイエロ
一層ｙに重ね合わせて、前記サーマルヘッド１上を通過
させることによりまずイエロー画情報の感熱転写記録を
行う。続いて、前記記録用紙６のみを逆送し記録開始位
置まで引き戻すとともに前記ＩＤＦ’３のマゼンタ層ｍ
と重ね合せ搬送しマゼンタ画情報の記録を行い更に、当
該記録用紙６の反復搬送を前記ＩＤＦ３のシアン層Ｃ船
こついても同様に行いシアン画情報の記録を行うととも
にこれらイエロー、マゼンタ、シアン転写インクの混合
により多色記録を実現している。また第３図に示す装置
は独立して配設されるサーマルヘッド１０，１１．１２
とバラ’７０−：ｙ２０゜２１．２２間に各色独立な色
インクを塗布したイエローＩＤＦＹ、マゼンタＩＤＦＭ
、シアンよりＦＣをそれぞれ介在させた独立した３色の
感熱転写記録部をガイドＧＩ　＋　０２を介して、１列
に配置したシングルパルス方式多色記録装置である。

該装置によれば、記録用紙６を前記各色記録部のＩＤＦ
とバックローラ間を各々１回づつ通過させ該通過時に上
述した如くの感熱転写によりそれぞれに該当する色画情
報の記録を行い、これら各色の混合により多色記録を実
現するものである。

これら画記録装置の性能を記録速度の点から観ると、実
際に記録を行う以外の時間が短かいことからも後者の方
が圧倒的に便利である。

しかしながら後者装置では、独立に配設した記録部の構
成上、記録用紙の送り量が当該各記録部で独立となり得
ることから、外乱要因によりこれら各記録部で記録用紙
送り量が変動した場合には、各色の記録長さがそれぞれ
異なる結果転写位置ズレが生じ、係る状態における記録
品質を著しく劣化させるという問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり高速でか
っ色ズレがなく色レジスト精度の高い記録画像を得るこ
とのできる転写型感熱記録装置を提供することを目的と
する。

〔発明の構成〕

そこで本発明では前記ＩＤＦと記録用紙とが完全ζこ同
期した状態で搬送できるように記録部を構成するととも
に当該ＩＤＦの搬送に追従して回転する検知ローラを設
は当該検知ローラの回転量から算出される前記ＩＤＦの
実際の送り量と予め設定される目標搬送量とを比較し、
当該実際の搬送量が前記目標搬送量と異なった場合に当
該ＩＤＦの搬送に与かるドライブローラの回転を制御す
ることにより当該ＩＤＦの搬送量を補正し、前記記録用
紙を常に一定の前記目標搬送量で搬送させるようにする
ことによって上記目的を達成している。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて詳細に説
明する。第４図は本発明に係る転写型感熱記録装置の記
録部の構成を示す斜視図であり、まずサーマルヘッド５
０にはＩＤＦ５１を挟持してバンクローラ５２が所定圧
力をもって圧接されており更に前記バックローラ５２の
両側に所定距離離間して配設されるドライブロー２５３
および検知ローラ５４にも前記１ＤＦ５１をそれぞれ間
に挟むようにピンチローラ５５および５６が圧接されて
いる。また前記ＩＤＦ５１およびバックローラ５２とし
ては前記サーマルベンド５ｏ記録用紙Ｐより幅広のもの
を用い更に当該バックローラ５２の両側端近傍の周面上
にはニードル５２０を形成している。そしてこのバック
ローラ５２の前記ニードル５２０形成部にも前記ＩＤＦ
５１を狭んでガイドローラ５７が圧接されている。

また前記ＩＤＦ５１の搬送に追従して回転する検知ロー
ラ５４の回転シャフトには当該検知ローラ５４の回転に
同期して回転する回転板を有し当該回転量に応じた電気
信号を発生するロータリーエンコーダ５８が連結されて
いる。

係る構成の記録部において記録開始操作がなされると記
録用紙Ｐが図示しない搬送機構によって搬送されて前記
ＩＤＦ５１とバックローラ５２間の所定記録位置まで供
給される。この時前記ドライブロー２５３が回転駆動さ
れ、前記ＩＤＦ５１が搬送されるがこれに追従して前記
バンクローラ５２により当該ＩＤＦ５１に圧接されてい
る前記記録用紙Ｐも一諸に搬送され、前記サーマルヘッ
ド５０の画情報に応じた発熱個所での感熱転写記録が順
次実行される。この記録実行中における記録部のＡ−Ａ
線断面図を示したものが第５図である。

係る状態にある時前記１ＤＦ５１およびノくツクローラ
５２が前記記録用紙Ｐと同じ幅のものが用いられ当該記
録用紙Ｐの介入によって前記ＩＤＦ５１とバックロー２
５２とに直接接触部を持たなかった従来装置の記録部に
おいては、前記ＩＤＦ５１のインク面と記録用紙２間と
の摩擦係数が非常をこ小さいために前記ＩＤＦ５１を正
確に搬送しても前記記録用紙Ｐとの間をこスリップが生
じ当該記録用紙Ｐが正確に搬送されず印字品質が低下す
るという不都合があった。この点本発明装置の記録部で
は、前記ＩＤＦ５１とバックローラ５２がニードル５２
０形成部で直接接触し当該ＩＤＦ５１の搬送が、当該ニ
ードル部５２０を介してバンクロー２５２に正確に伝え
られる。しかも、当該バックロー２５２は例えばＥＰＤ
Ｍ等のゴム材をコーティングしたものが多いことから、
前記記録用紙Ｐとの摩擦係数が大きく当該記録用紙との
スリップを殆ど無視できるような状態にあるためこの時
の当該バンクローラ５２の回転は前記記録用紙Ｐに正確
に伝達される。

この結果前記ＩＤＦ５１と記録用紙Ｐはスリップがなく
完全に密着しかつ同期した状態で前記サーマルヘッド５
０とバンクローラ５２間を搬送されることになる。

このようなＩＤＦ５１の搬送に追従して前記検知ローラ
５４が回転される結果、前記ロータリーエンコーダ５８
では当該検知ローラ５４の回転状態に応じた所定のパル
ス列が得られる。このパルス数は前記ＩＤＦ５１の搬送
量に対応するものであるが上述した前提（ＩＤＦ５１と
記録用紙Ｐが完全同期して搬送される）のものとでは前
記記録用紙Ｐの搬送量とも一致する。そこで本発明では
前記パルス数にもとづき算出した前記ＩＤＦ５１の搬送
量と予設定される前記記録用紙の目標搬送量とを比較し
、当該ＩＤＦ５１の搬送量が前記目標搬送量と異なった
場合ｌこ当該ＩＤＦ５１の搬送に与かる前記ドライブロ
ー２５１の回転をフィードバック制御することにより当
該ＩＤＦ５１の搬送量を補正し当該記録用紙Ｐを前記目
標搬送量で搬送させるようにしている。ところで前記記
録用紙Ｐを所定の送り量で搬送するためには当該記録用
紙Ｐ自体の送り量を検知し当該送り量を補正すべく前記
ＩＤＦ５１を搬送するドライブローラ５３をフィードバ
ック制御すればよいが、当該記録用紙Ｐは例えばハガキ
から指定用紙まで多種類のものが用いられたことがあり
、当該各記録用紙Ｐの特性もそれぞれかなりの差がある
ことから当該各記録用紙の送り量を一様な精度で正確に
検知することは非常に困難である。これζこ対し本発明
の様に記録用紙とＩＤＦとを全く同期した状態で搬送す
るという前提の元に当該ＩＤＦの送り量から前記記録用
紙の送り量を検知するようにした場合には当該ＩＤＦを
変えることにより検知精度が下がるということはない。

以下、第６図に示す本発明装置に係る用紙送り量補正制
御回路のブロック構成図にもとづき記録用紙送り量補正
の様子を詳述する。まず記録開始操作により前記記録用
紙Ｐが前記ＩＤＦ５１とバンクローラ５２間の記録開始
位置まで供給されると制御部６０からモータ駆動回路６
１にモータ駆動指令信号が加えられる。該モータ駆動回
路６１はこのモータ駆動指令信号にもとづきドライブロ
ーラ５３の駆動源であるステッピングモータ５３０に所
定の駆動パルスを供給することによりドライブローラ５
３を回転駆動する。これによって前記ＩＤＦ５１の搬送
が開始され上述した方法によりこれに追従して前記記録
用紙Ｐの搬送も行われ前記サーマルヘッド５０上で順次
感熱転写記録が実行される。

才たこのＩＤＦ５１の搬送に伴ない前記検知口一ラ５４
も当該１ＤＦ５１の搬送量に応じた回転量で回転され前
記ロータリーエンコーダ５８では当該ＩＤＦ５１の搬送
量に対応したパルス列が得られる。

このパルス列は演算器６４に入力され所定の演算を経て
前記１ＤＦ５１の搬送量に対応する電気信号として出力
され比較器６３に入力される。一方この比較器６３には
前記演算器６４の出力との比較入力として関数発生器６
２の出力が入力されている。この関数発生器６２の出力
とは、前記制御部６０から前記モータ駆動回路６１へ加
えられると同時に当該関数発生器６１にも加えられたモ
ータ駆動指令信号の入力時すなわち記録開始時からの経
過時間をパラメータとして発生される前記ステッピング
モータ５３０へのこの時の供給パルス数（前記ＩＤＦ５
１の目標搬送量を示す）に対応する電気信号である。す
なわち前記比較器６３には前記ＩＤＦ５１の目標送り量
を示す前記関数発生器６２の出力と、前記ＩＤＦ５１の
実際の送り量を示す前記演算器６４の出力が比較入力と
して入力される。

そこで当該比較器６３は前記ＩＤＦ５１の目標送り量と
、実際の送り量とを比較しその差に応じたフィードバン
ク信号を前記モータ駆動回路６１に送出する。ここで当
該モータ駆動回路６１は前記フィードバック信号にもと
づき、前記ステッピングモータ５３０に加える駆動パル
スを適宜加減することにより前記ＩＤＦ５１が常に上述
した如くの目標搬送量で搬送されるような回転状態に前
記ドライブローラ５３を駆動する。それ故尚該記録部で
は、前記ＩＤＦ５１と前記記録用紙Ｐとの完全同期した
状態でかつ、予設定された目標搬送量での搬送を行い得
るため記録品質の著しい向上が期待できる。また本発明
を、上述したシングルパルス方式多色転写型感熱記録装
置に適要する場合には各色記録部を第４図に示す如くに
構成するとともにこれら各記録部毎に第６図に示す如く
の送り量補正制御回路を構成し、当該各回路の関数発生
器を、互いに等しい目標搬送量に設定しておけば当該各
記録部のＩＤＦの送り量（同義的に記録用紙Ｐの送り量
）を全く等しい量に維持でき、高速でかっ色ズレのない
すなわち色レジスト精度の極めて高い多色記録を実現で
きる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の転写型感熱記録装置によれ
ば記録用紙とＩＤＦとが完全に同期した状態で搬送し得
えるように記録部を構成し、前記ＩＤＦの搬送に追従し
て回転する検知ロー２により当該１ＤＦ（記録用紙）の
搬送量を検知、当該搬送量が常に目標搬送量で搬送され
るべく当該■ＤＦのドライブローラを駆動制御するよう
にしたため記録品質の著しい向上が望める。特に本発明
をシングルパルス方式多色転写型感熱記録装置に応用し
た場合には各色記録部の記録用紙搬送量を常に同一の目
標搬送量で搬送することができ、色ズレの全くない、す
なわち色レジスト精度の極めて高い多色画像を高速印字
できるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来の多色転写型感熱記録装置の
概略構成を示す図、第２図は第１図に示した装置に用い
られる段だら状ＩＤＦの構造を示す略図、第４図は本発
明に係る転写型感熱記録装置の記録部の構成を示す斜視
図、第５図は第４図に示した記録部ｌこおけるＡ−Ａ線
断面図、Ｍ６図は、本発明装置に係る記録用紙送り量補
正制御回路をブロック図で示したものである。 ５０・・サーマルへノド、５１・・・インクドナーフィ
ルム、５２・・バンクローラ、５２０・ニードル、５３
・・・ドライブローラ、５３０・・・ステッピングモ−
１，５−４・・・検知ローラ、５５，５６・・ピンチロ
ーラ、５７・・・ガイドローラ、５８・　ロータリーエ
ンコーダ、６０・・・制御部、６１・・・モータ駆動回
路、６２・関数発生器、６３・・比較器、６４・・演算
器第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 手続、？ｒｎｉＥｔ繋（方式） 口８和５９年４月２１］ 特許庁長官　殿　・“ユバ １、事イ′１の表示 昭和５８年特許願第２３５４７３０ ２、発明の名称 転写型感熱記録装首 ３、補正をづる者 事イ！１どの関係　１ｉｊ　Ｋ’Ｆ出願出願人富士ゼロ
ツク２金 （〒１０４）東京都中央区銀座２丁目１１番２月銀座大
作ピル６階　電話０３−５４５−３５０８　（代ｋ）昭
和５９年３月７１］ （発送日　昭和５９年３Ｊ−１２７０）＼，／ ７、補正の内容 本願明細書の′ｄ５１３ページ第１８行「１の１−第２
図１　は」を［第３図はそれぞれＪにｉｉｌ’　ｉＪ−
づ−る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱溶融性もしくは熱昇華性インクを薄膜ベースに塗布し
   て成るインクドナーフィルムに記録用紙を重ね合わせ、
   バックローラによりサーマルヘッドに圧接し、ドライブ
   ロー２により前記インクドナーフィルムを前記記録用紙
   とともに搬送し、前記サーマルヘッドの発熱個所に応じ
   た熱転写記録を行う転写型感熱記録装置において、前記
   バックロー２の少なくとも一端に前記インクドナーフィ
   ルムとのスリップを防止する複数のニードルを植設する
   とともに、該バックローラの前記記録用紙との接触面を
   高摩擦材料で被覆することにより前記記録用紙の搬送を
   前記インクドナーフィルムの搬送に同期させ、前記イン
   クドナーフィルムの搬送に追従して回転する検知ロー２
   の回転量から検出した当該インクドナーフィルムの搬送
   量を、予め設定される目標搬送量と比較し、当該搬送量
   が前記目標搬送量と異なる場合に、当該搬送量を前記目
   標搬送量に補正する手段を備えたことを特徴とする転写
   型感熱記録装置。