JPS6126664Y2 - - Google Patents

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JPS6126664Y2
JPS6126664Y2 JP1288383U JP1288383U JPS6126664Y2 JP S6126664 Y2 JPS6126664 Y2 JP S6126664Y2 JP 1288383 U JP1288383 U JP 1288383U JP 1288383 U JP1288383 U JP 1288383U JP S6126664 Y2 JPS6126664 Y2 JP S6126664Y2
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JP
Japan
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belt
band
loop member
wear
loop
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JP1288383U
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JPS59121540U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、Vベルトに関するものである。
従来のVベルトとしては、例えば特願昭55−
6783号に示される第1図に示すようなものがあ
る。Vベルト1は、一対のプーリ2及び3に巻き
掛けられて両者間の回転力の伝達を行なう。Vベ
ルト1は薄い環状の金属を重ね合わせたバンド4
と、このバンド4に組み付けられた多数のVブロ
ツク5と、から構成されている。このVブロツク
5は金属製であるが、特開昭55−79347号、特開
昭57−79348号及び特開昭57−79349号には、Vブ
ロツクの一部をゴムによつて形成したVベルトが
開示されている。
しかしながら、上記のような従来のVベルトに
あつては、バンドはVブロツクを案内するための
ものであり、回転力は各Vブロツク間の圧縮力に
よつて伝達されるようにしてあるため、Vブロツ
クはプーリのV字状みぞとバンドとの間で強く圧
縮され、Vブロツクの耐久性が十分でないという
問題点があつた。また、従来のVベルトでは、各
Vブロツクが順次プーリに巻き込まれてこれと接
触する際に騒音を発生するという問題点もあつ
た。更に、金属製のVブロツクを用いた場合に
は、Vブロツクの摩擦係数が小さいため、プーリ
のV字状みぞ間の押付力を大きく設定しなければ
ならず、Vブロツクの耐久性及び油圧装置の効率
の点で不利であつた。またVベルト全体の重量が
大きくなるという問題点もあつた。
本考案は、従来のVベルトにおける上記のよう
な問題点に着目してなされたものであり、弾性体
を用いて無端環状に一体に形成したループ部材と
バンドとを組み付けてVベルトを構成することに
より、上記問題点を解消することを目的としてい
る。
以下、本考案をその実施例を示す添付図面の第
2〜6図に基づいて説明する。
まず、構成について説明する。
第2図にプーリ2及び3に巻き掛けられたVベ
ルト11を示す。Vベルト11は無端環状の弾性
材料製ループ部材12と、複数の無端環状の金属
帯を層常状に重ね合わせたバンド13と、から構
成されている。第3図に、Vベルト11の幅方向
断面を示す。ループ部材12は、略倒立台形状の
断面をしており、プーリのV字状みぞに接触する
ための斜面12a及び12a′を有している。Vベ
ルト11の外周側(すなわち、第3図中で上側)
には、バンド13の位置決めをするための壁部1
2b及び12b′が設けられている。ループ部材1
2の外周面(すなわち、バンド13との接触面)
12cには、所定の間隔をおいて多数の金属製耐
摩耗部材14が取り付けられている(第4図参
照)。耐摩耗部材14は、その足部14aをルー
プ部材12の穴12dにはめ合わせることによつ
て、ループ部材12に取り付けられている。従つ
て、ループ部材12の外周面12cは、バンド1
3と直接接触するのではなく、耐摩耗部材14を
介して接触する。耐摩耗部材14の断面は中高形
状としてある。すなわち、耐摩耗部材14は、幅
方向中央部付近では厚く、両側部にいくに従つて
薄くしてあり、これによつてバンド13の幅方向
への位置ずれを防止することができる。ループ部
材12の内周側には、第4図に示すように、所定
の間隔をおいて切り込み12eが設けてあり、ま
たループ部材12の外周側の壁部12b及び12
b′にはそれぞれ切り込み12f及び切り込み12
f′が設けられている。この切り込み12e,12
f及び12f′によつてループ部材12の変形が容
易となり、ループ部材12はプーリの曲率に沿つ
て円滑に曲がることができる。バンド13は、無
端環状の金属帯13a,13b,13c及び13
dを重ね合わせることにより構成されている。こ
のバンド13は、ループ部材12の壁部12b及
び12b′間の外周面12cの外周に組み込まれ
る。なお、バンド13の内周面の周長はループ部
材12の外周面12cの周長よりもわずかに短く
してあり、バンド13とループ部材12とを組み
合わせた状態では、ループ部材12はバンド13
によつてわずかに締め付けられた状態となつてい
る(すなわち、バンド13には初期張力が作用し
ている)。
次に、作用について説明する。
プーリ2及び3間の回転力の伝達がVベルト1
1を介して行なわれる。プーリ2及び3のV字状
みぞの間隔を変えることによつて回転比を制御す
ることができる。回転力の伝達はループ部材12
に作用する張力によつて行なわれる。ループ部材
12がプーリのV字状みぞ間で圧縮されることに
よつて発生する張力は、バンド13によつて一部
負担される。従つて、ループ部材12には主とし
て回転力伝達のための張力が作用する。このよう
に張力の一部がバンド13によつて負担されるた
め、ループ部材12の耐久性が向上する。また、
ループ部材12は例えばゴムによつて形成される
ため摩擦係数は0.3〜0.4程度であり、従来の金属
製Vブロツクの摩擦係数が0.1程度であつたこと
と比較して、大幅に摩擦係数が大きくなつてい
る。このためプーリのV字状みぞ間の押付力を小
さくすることができ、この点からもループ部材1
2の耐久性が向上する。また、プーリのV字状み
ぞ間の押付力を小さくすることはプーリの油室に
作用する油圧を低減することを意味し、Vベルト
式無段変速機全体の効率を向上することができ
る。また、ループ部材12はゴム等の弾性材料に
よつて形成されており、しかも無端環状に一体に
形成されているため、ループ部材12がプーリの
V字状みぞ間に食い込む際に発生する騒音を従来
のVブロツクを使用したものよりも大幅に低減す
ることができる。
次に第5及び第6図に示す第2の実施例につい
て説明する。この第2の実施例のVベルト21
は、第1の実施例のVベルト11の耐摩耗部材1
4を耐摩耗部材24に換えたものであり、その他
の部分の構成は同様であるので、同様の部材につ
いては第1の実施例と同様の参照符号を付して説
明は省略する。耐摩耗部材24はループ部材12
の外周面12cの外周に取り付けられており、バ
ンド13との接触面は中高形状としてある。ま
た、耐摩耗部材24の両側部には第6図中で上方
に伸びるつめ部24a及び24a′が設けられてい
る。つめ部24a及び24a′はループ部材12の
壁部12b及び12b′に沿つて設けられており、
バンド13の側面が直接壁部12b及び12b′に
接触することを防止するようにしてある。この実
施例では、第1の実施例と同様の効果に加えて、
バンド13の側面がループ部材12の壁部12b
及び12b′に直接接触しないので壁部12b及び
12b′の摩耗を防止することができるという効果
が得られる。
以上説明してきたように、本考案によると、V
字状断面形状を有する無端環状の弾性材料製ルー
プ部材と、ループ部材の外周に組み付けられた無
端環状のバンドとからVベルトを構成したので、
十分な耐久性を有し、しかも騒音の小さいVベル
トを得ることができる。また、ループ部材は外周
側及び内周側のいずれか一方または両方に切り込
みを有しているので、柔軟に変形することがで
き、また耐摩耗部材は中高形状とし、ループ部材
には壁部が設けられてあるので、バンドとループ
部材とは確実に位置決めされる。さらに、第5及
び6図に示した第2の実施例では、バンドの側面
とループ部材の壁部とが直接接触することを防止
するつめ部が耐摩耗部材に設けられているため、
更に耐久性が向上している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のVベルトを示す図、第2図は本
考案によるVベルトを示す図、第3図は本考案の
第1実施例であるVベルトの断面図、第4図はル
ープ部材の斜視図、第5図は本考案の第2の実施
例であるVベルトの斜視図、第6図は第5図に示
したVベルトの断面図である。 2,3……プーリ、11,21……Vベルト、
12……ループ部材、12a,12a′……斜面、
12b,12b′……壁部、12c……外周面、1
2d……穴、12e,12f,12f′……切り込
み、13……バンド、14,24……耐摩耗部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 V字状のみぞを有する一対のプーリに巻き掛
    けられてプーリ間の回転力を伝達するVベルト
    において、 V字状断面形状を有する無端環状の弾性材料
    製ループ部材と、ループ部材の外周に組み付け
    られた無端環状のバンドと、から構成されるこ
    とを特徴とするVベルト。 2 ループ部材は、外周部に耐摩耗部材を備えて
    おり、この耐摩耗部材を介してバンドと接触す
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のVベル
    ト。 3 耐摩耗部材は、バンドの側面とループ部材の
    壁部とが直接接触することを防止するつめ部を
    有している実用新案登録請求の範囲第2項記載
    のVベルト。
JP1288383U 1983-02-02 1983-02-02 Vベルト Granted JPS59121540U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1288383U JPS59121540U (ja) 1983-02-02 1983-02-02 Vベルト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1288383U JPS59121540U (ja) 1983-02-02 1983-02-02 Vベルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59121540U JPS59121540U (ja) 1984-08-16
JPS6126664Y2 true JPS6126664Y2 (ja) 1986-08-09

Family

ID=30144277

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JP1288383U Granted JPS59121540U (ja) 1983-02-02 1983-02-02 Vベルト

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JPS59121540U (ja) 1984-08-16

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