JPS6117744A - チエ−ンによる摩擦伝動ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は無段変速機等においてＶブーリ間に巻き掛けら
れて動力を伝達するチェーンによる摩擦伝動ベルトに関
するものである。

従来の技術 巻き掛は伝動式無段変速装置に使用される巻き掛は伝動
ベルトとしては、Ｖブーリ間に無端巻回されるＶ型ゴム
ベルトが周知であるが、米国特許第４３１３７３０号明
細書に示す如く、無端チェーンを多数のＶブロック内に
挿通し、■ブロックの外側面をＶ形に形成したＶプーリ
のＶ溝内に挾圧して摩擦伝動を行う金属Ｖベルトが注目
されている。

上記金属Ｖベルトは、■ブロックからチェーンへ、また
チェーンから■ブロックへの力の伝達は、チェーンのピ
ンを介して行われる構造に゛なうているから、■ブロッ
クの形状はどうしてもチェーンをつつみ込むような形状
になる。

したがって、■ブロックの巾が決まると、それにつつみ
込まれるチェーンの巾はＶブロックの中に制限されて、
引張り強度的に安全度の高いチェーン、すなわち巾の広
いチェーンを自由に選択できず、また、安全度の高いチ
ェーンを使用子ると、■ブロックのチェーン挿通窓が必
然的に大きくなり、■ブロックの側肉厚が少くなるため
、プーリ■溝による挾圧力に充分耐えることが困難にな
る。

また、■ブロックはチェ、−ンを無端状にしてからでは
挿通できないため、チェーンの各リーンクの連結と各リ
ンクへのＶブロックのはめ込みとを交互に繰返し七組立
てねばならないので、組立作業が複雑になり、且つ多大
の労力と時間とを要し、非能率的であってコストも高騰
することは避けられなかった。

発明が解決しようとする問題点 そこで、本発明はチェーンに対する■ブロックの組付け
を簡単且つ容易にし、■ブロックの剛性を高めてＶプー
リのＶ溝からの挾圧力に対する耐久度を向上させ、且つ
チェーンの巾を自由に選択してチェーンの安全強度を高
めることを可能にするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は、チェーンのリンクプレートに弾性を有する■
ブロックを強嵌圧入する切欠溝を設け、該切欠溝の内壁
面に■ブロックの離脱防止爪を設けて該爪とＶブロック
に形成した係止段部との保合により、■ブロックがリン
クプレートの切欠溝に強嵌圧大した状態を維持させ、ま
た、■ブロックにはリンクプレートの前記切欠溝底部に
当接する切欠凹部を設け、該凹部でチェーンの両最外側
リンクプレートを強嵌挾圧して、■ブロックのチェーン
中方向へのズレを防止し、■ブロックのチェーン中方向
の両端面をプーリのＶ溝に圧着して摩擦係合するＶ形摩
擦面に形成したものである。

作　　　　　　用 本発明は、チェーンリンクプレートに切欠溝を設け、該
切欠溝の内壁面に■ブロックの離脱防止爪を形成して、
該爪に係止する段部をＶブロックに形成したから、前記
−切欠溝に強嵌圧入・した弾性を有する■ブロックは、
前記型と段部との係止により前記切欠溝より離脱せず、
また、前記切欠溝の底部に当接してチェーンの巾方向に
切欠され、最外側のリンクプレート間に嵌着する巾を有
する切欠凹部は、■ブロックがチェーンの中方向にズレ
ることを防止すると共に、両最外側リンクプレートを挾
持するから、連結ピン上に並列した複数のリンクプレー
トの同一線上に位置する切欠溝に強嵌圧入された■ブロ
ックはチェーンに対して確実に保持され、更に■ブロッ
クの中方向の両端面はチェーンの巾より更に外側方に突
出してＶプーリのＶ溝に挾圧されるＶ形摩擦面を形成し
ているから、■プーリのトルクは摩擦伝動によって■ブ
ロックに伝えられ、■ブロックと一体化されたリンクプ
レートを駆動し、チェーンを引張り駆動する。

すなわち、伝動ベルトはチェーンの引張り力によりトル
クを伝達するものである。

実　　施　　例 第１図は本発明のチェーンを巻回したＶプーリ間の伝動
装置の概略正面図を示し、第２図は本発明のチェーンの
一部正面図、第３図は第２図の平面図、第４図は本発明
のチェーンと■プーリのＶ溝との摩擦伝動を説明する側
断面図、第５図はＶフ］ロックの斜視図、第６図は■ブ
ロックの第５図Ａ−Ａ線断面図、第７図はリンクプレー
ト斜視図である。

第７図に示すリンクプレート１のピン挿通孔２ａ、２ｂ
に九ピン又は円弧状凸面を互いに接触させた一対のピン
からなるロッカージヨイント式ピン３を挿通して第２〜
４図に示す如きチェーン４を構成して、夫々のリンクプ
レート１の同一位置に切欠溝５を設け、該切欠溝５の対
向内壁面に離脱防止爪５ａ、５ｂを凸段し、一方、前記
リンクプレートの切欠溝５に装着されるＶブロック７は
弾性を有すると共に、第３〜４図に示、すようにチェー
ンの両最外側リンクプレー）８ａ、８ｎ間の中長より長
く、連結ピン３の両端より更に外側方に突出した長さを
有し、■ブロック７の両端面７ａ、７ｂは第１図に示す
Ｖブー’ＪＰａ、Ｐｂ間にチェーン４を無端巻回したと
きに、これらプーリｐａ、ｐｂの■溝に做って面接触す
るＶ形摩擦面に形成されている。

また、■ブロック７の両側面には該Ｖブロックを前述し
たリンクプレートの切欠溝５に強嵌圧入した際に離脱防
止爪６ａ、６ｂに係止する段部９を凹設し、更にＶブロ
ック７の上縁には前記リンクプレートの切欠溝５の底部
５ａに当接する切欠凹部１０を凹設し、該切欠凹部１０
はチェーン４の最外側リンクプレート８ａ、８ａ間の巾
に嵌着する長さを有している。

そこで、連結ピン３によって複数のリンクプレートを、
無端状に連結したチェーン４の夫々のリンクプレートの
切欠溝５に■ブロック７をその弾性を利用して強嵌圧入
し、■ブロック７に形成した段部９を前記切欠溝の離脱
防止爪５ａ。

６ｂに係止させて、■ブロック７が切欠溝５より離脱し
ないようにし、また、切欠溝底部５ａをＶブロックの切
欠凹部ｌＯに嵌装することにより該切欠凹部１０の両端
面１０ａ、１０ｂでチェーンの雨量外側リンクプレート
３ａ’、８ｎを挾圧して、■ブロック７のチェーンの中
方向移動を防止するのであり、したがって、■ブロック
７はリンクプレートの切欠溝に確実に固装されてズレを
生じるおそれはなくなる。

そして、■ブロック７の両端面７ａ、７ｂはプーリの■
溝に挾圧されて摩擦係合し、プーリトルクを■ブロック
を介してリンクプレートに伝え、リンクプレートは連結
ピンに伝えて、チェーンに伝動され、チェーンの引張り
力により両プーリ間にトルクが伝動されるものである。

なお、■ブロック７は鋼板、適当な弾性を有する合成材
料及び複合材料、又は内部に剛性の高い材料を用い、外
周に弾性の高い材料を組合せた第８図（イ）の如く中空
にしたもの、（ロ）の如く内実にしたもの等の選択が可
能であり、また、切欠凹部１０の深さを大にすることに
より、■ブロック７のリンクプレートに対する装着位置
を深くすることができるので、プーリの捲付は径が小さ
くてもベルトを容易にプーリに巻回することができる。

発明の効果 本発明は上述の如く構成されているから、■ブロックを
チェーンに装着することはきわめて容易であり、また、
■ブロック内にチ゛エーンを挿通しないから、■ブロッ
クの剛性が高まり、プーリの■溝による挾圧力に対する
強度も増大して耐久性が向上し、チェーンの巾もＶブロ
ックに制約されることなく充分にとれるので、チェーン
の強度的安全性も確保できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１〜８図は本発明の実施例を示し、第１図は■ブーリ
間に巻回した本発明のベルトを示す正面図、第２図はベ
ルトの一部を示す正面図、第３図は第２図の平面図、第
４図は本発明のベルトと■プーリのＶ溝との摩擦伝動を
説明する側断面図、第５図はＶブロックの斜視図、第６
図は第５図Ａ−Ａ線断面図、第７図はリンクプレート斜
視図、第８図（イ）、（ロ）はＶブロックの他の実施例
の斜視図である。 １・・・リンクプレート　　　　４・・・チェーン５・
・・切欠溝　　　　　　６ａ、　６ｂ・・・離脱防止爪
７・・・Ｖブロック　　　　７ａ、　７ｂ・・・Ｖ形摩
擦面８ａ、　１３ｎ・・・最外側リンクプレート９・・
・段部　　　　　１０・・・切欠凹部代理人　弁理士　
祐用尉−外１名 第２図 第７図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. チェーンのリンクプレートに離脱防止爪を内壁面に形成
   した切欠溝を設け、前記離脱防止爪に係止する段部と切
   欠溝底部に当接しチェーンの最外側リンクプレート間の
   巾が嵌着される長さを有する切欠凹部を形成した弾性を
   有するＶブロックを前記切欠溝に強嵌圧入し、該ブロッ
   クの両端をチェーンの側方より突出させて、該両端面を
   ＶプーリのＶ溝に挾圧されるＶ形摩擦面に形成したチェ
   ーンによる摩擦伝動ベルト。