JPS61266376A - 陶磁器・ガラス用インキ - Google Patents

陶磁器・ガラス用インキ

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JPS61266376A
JPS61266376A JP10698385A JP10698385A JPS61266376A JP S61266376 A JPS61266376 A JP S61266376A JP 10698385 A JP10698385 A JP 10698385A JP 10698385 A JP10698385 A JP 10698385A JP S61266376 A JPS61266376 A JP S61266376A
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glass
pigment
ink
cadmium sulfide
ceramics
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裕美 寺田
太田 治
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Ukima Chemicals and Color Mfg Co Ltd
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Ukima Chemicals and Color Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は陶磁器・ガラス用インキに関し、更に詳しくは
硫化カドミウム系顔料を着色剤とする数色〜赤色の耐熱
性良好な陶磁器・ガラス用インキに関する。
(従来の技術) 従来、陶磁器やガラス製品に印刷を施す1つの手段とし
て低融点フリットと顔料からなる陶磁器・ガラス用イン
キを使用して陶磁器やガラス製品の表面に印刷を施し、
これを500〜700℃の温度で焼付ける方法が行われ
ている。このような陶磁器・ガラス用インキ用の顔料と
しては、高い耐熱性を有する顔料が要求されるため、通
常は各種の無機顔料が使用されている。
(発明が解決しようとしている問題点)上記無機顔料の
うちで黄色〜赤色の顔料につい身 ては硫化カドミウム系顔料が各種性能に優れているため
、陶磁器・ガラス用インキ用顔料として広く使用されて
いるが、フリットとして酸化鉛を含有する低融点フリッ
トを使用すると、この酸化鉛と硫化カドミウム系顔料と
が焼付焼成時の高温で反応し、色調が不鮮明となる場合
が多く、そのため焼付焼成を窒素雰囲気下で行ったり、
あるいは予めフリット中にCd分を多量に含有させてお
く必要がある。
従ってこのような高温な設備と煩雑な条件設定をするこ
となく、また高価で特殊なCd含有フリットを使用する
ことなく、通常の雰囲気下で酸化鉛を含有する安価な低
融点フリットを使用してもその焼付焼成時に変色を生じ
ない硫化カドミウム系顔料の開発が要望されている。
本発明者は上記の如き従来技術の要望に応えるべく鋭意
研究の結果、陶磁器・ガラス用インキ用の硫化カドミウ
ム系顔料に特定の処理を施すことによって1通常の雰囲
気下でも低融点フリットによって変色を生じない硫化カ
ドミウム系顔料が得られることを知見して本発明を完成
した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は低融点フリットおよび顔料からなる
陶磁器・ガラス用インキにおいて、顔料が粒子表面にシ
リカ被膜を有する硫化カドミウム系顔料であることを特
徴とする陶磁器・ガラス用インキである。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明において使用し
本発明を主として特徴づけるシリカ被膜を有する硫化カ
ドミウム系顔料は、従来公知のいずれの技術によっても
得ることができるが、特に好ましい方法は、硫化カドミ
ウム系顔料を水または希薄なケイ酸塩水溶液中に均一に
分散させ、この分散液を均一にかきまぜながら、この中
にケイ酸塩水溶液と適当な中和剤、すなわち酸とを同時
に徐々に添加して硫化カドミウム系顔料粒子表面にシリ
カ被膜を沈着形成する方法である。
硫化カドミウム系顔料を水またはケイ酸塩水溶液中に分
散させる方法は、従来公知の顔料の分散方法はいずれも
使用でき、例えばガラスピーズをメディアとしたサンド
ミル等の分散機を用いることができる。
硫化カドミウム系顔料の分散濃度は特に限定されないが
、経済性および製品の均一性を考慮すれば、約 5〜!
5  重量%程度が好ましい。
上記の好ましい方法の場合には、分散液を80℃以上好
ましくは約85〜90℃に加熱し、かきまぜながら約 
1〜6 重量%程度・のケイ酸塩水溶液と約0.5〜3
 重量%程度の酸とを別々に同時に徐々に添加し、混合
液のpHが約9〜9.5の範囲に調整することにより最
良の結果が得られる。ケイ酸塩水溶液と酸の水溶液との
添加時間は、製造スケールによって変化するが、あまり
短時間であるとシリカ被膜の均一性が不十分となり、あ
まり長時間では経済的でないので、一般的には約 1〜
5 時間の範囲が好ましい。
ケイ酸塩水溶液と酸の水溶液の添加終了後は、分散液の
pHを中性にして適当な時間熟成処理し、次いで濾過、
水洗、乾燥することにより、シリカ被膜を有する硫化カ
ドミウム系顔料が得られる。
なお中和剤として使用する酸はいずれの有機酸でも無機
酸でもよいが、最も好ましいものは濃度0.5〜3 重
量%の硫酸である。
本発明の陶磁器・ガラス用インキは上記の如きシリカ被
膜を有する硫化カドミウム系顔料を使用することを主た
る特徴としており、それ以外の成分、例えば低融点フリ
ットおよびベヒクル等はいずれも従来公知のものがその
まま使用できる。
例えば低融点フリットとしては、酸化鉛を主成分として
、その他アルミナ、シリカ、酸化カルシウム、酸化チタ
ン、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化ジルコニウム
、酸化亜鉛、酸化ホウ素等から形成されるものであり、
酸化鉛のモル比を調節してその融点を550℃〜620
℃程度にW節したものが好ましい、このような低融点フ
リットはいずれも市場から容易に入手することができる
またベヒクルとしては、従来陶磁器・ガラス用インキに
用いられているスキージオイルが好ましく使用される。
本発明の陶磁器・ガラス用インキは上記の三成分を必須
成分とするが、その他各種の無機顔料等の如〈従来公知
の添加剤はいずれも必要に応じて併用し得るものである
以上の如き好ましい方法または他の方法で得られるシリ
カ被膜を有する硫化カドミウム系顔料は、その全量のう
ち約2〜lO重量%がシリカ分であるのが好適であり、
約2重量%未満の量では、得られる硫化カドミウム系顔
料の耐熱変色性が不十分であり、また約10重量%を越
える量では得られる硫化カドミウム系顔料の着色力、隠
蔽力やその他の顔料としての性質が低下するので好まし
くない。
上記方法で使用する硫化カドミウム系顔料としては従来
公知の硫化カドミウム系顔料はいずれも使用でき、例え
ば硫化亜鉛を15重量%程度まで含有してもよい黄色系
の硫化カドミウム系顔料から、適当な量のセレン化カド
ミウム(〜50重量%)を含むオレンジ色〜赤色の硫化
カドミウム系顔料がいずれも使用できる。その他少量の
硫酸バリウム等の体質顔料を含有するものでもよいのは
当然である。
また、本発明において使用するケイ酸塩とは、従来公知
の水溶性のケイ酸塩はいずれも使用でき、またケイ酸塩
以外に、ジルコン酸塩、チタン酸塩、その他の金属塩を
少量含有するものでもよい0本発明において最も好まし
いものはケイ酸アルカリ金属塩、特に3号ケイ酸ソーダ
である。
本発明の陶磁器・ガラス用インキにおいては、前記のシ
リカ被膜を有する硫化カドミウム系顔料は、インキ中に
おいて約 4〜8 重量%を占める割合で使用するのが
好ましく、また低融点フリットはインキ中で約60〜7
0  重量%を占める割合で使用するのが好ましく、ま
たベヒクルはインキ中で約25〜30  重量%を占め
る割合で使用するのが好ましい。
本発明の陶磁器・ガラス用インキを製造する方法自体は
従来公知の方法、例えば3本ロール等を用いて配合物を
十分に混合−磨砕働練肉することによって得ることがで
きる。
(作用・効果) 以上の如き本発明の陶磁器・ガラス用インキは各種の陶
磁器、ガラス器、ホーロー製品の表面に各種の文字、図
形等の絵柄を付与するインキとして有用であり、例えば
本発明の陶磁器・ガラス用インキをシルクスクリーン印
刷やその他の各種の曲面印刷技術によって任意の絵柄を
印刷し、これを約500〜700℃の温度で焼付焼成す
ることにより黄色〜赤色の諸堅牢性に優れた絵柄を付与
することができる。
本発明の陶磁器・ガラス用インキの最大の特徴は、従来
の硫化カドミウム系顔料を着色成分とする陶磁器・ガラ
ス用インキにおいては、その焼成焼付を窒素雰囲気下等
の如き実質上無酸素の雰囲気下で行わない限り、あるい
はCdを多量に含む高価で特殊なフリットを使用しない
限り、使用した硫化カドミウム系顔料が低融点フリット
中の酸化鉛の1部と反応して硫化カドミウム系顔料の鮮
明性が失われ、高彩色の印刷が不可能であったのに対し
て、本発明の陶磁器・ガラス用インキはこのような煩雑
でコスト高な窒素雰囲気や特殊なフリット等を何ら使用
することなく、通常の大気雰囲気下で従来と同様な安価
なフリットを用いて焼付焼成しても、インキ中の硫化カ
ドミウム系顔料が何ら変色することなく高い鮮明性を有
する絵柄を与えることができる点である。
従って本発明の陶磁器・ガラス用インキを使用すること
によって、簡単な設備で優れた着色陶磁器、着色ガラス
器、着色ホーロー製品等を安価に提供することができる
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。な
お、文中%とあるのは重量基準である。
実施例1 硫化カドミウム系赤色顔料(CdS60%・CdSe4
0%)200gを水2リットル中に十分に分散させ、8
5℃に加熱してこの温度に保ちながら、このスラリー中
に3号ケイ酸ソーダ(N a20/ S i 02 =
S’S、30%水溶液)34gを水400ccに加え稀
釈した水溶液と、硫酸(濃硫酸/水=繕)7.8ccを
水400 ccに加えて稀釈した水溶液とを同時にゆっ
くりと3時間を要して添加し、その間のスラリーのpH
を9.2〜9.5にm節する。
滴下終了後、この状態で1時間熟成し、その後希硫酸に
よりスラリーのpHを7に調整し、シリカ被膜を完成さ
せる0次いで常法により濾過、水洗および乾燥して、シ
リカ被膜を有する硫化カドミウム系顔料210gを得た
。この顔料中のシリカ被nりは、顔料の5重量%を占め
るものであった。
実施例2 実施例1の硫化カドミウム系顔料に代えて、黄色系硫化
カドミウム系顔料(Cd S 96%、ZnS4%)を
使用し、他は実施例1と同様にしてシリカ被膜(5重量
%)を有する黄色硫化カドミウム顔料を得た。
実施例3 実施例1〜2で得られたシリカ被膜を有する硫化カドミ
ウム系顔料0.5g、低融点フリット5gおよびスキー
ジオイル2gをセラミック用3本ロールで混合分散して
本発明の陶磁器・ガラス用インキA(実施例1)および
B(実施例2)を得た。一方実絶倒1および2に対応す
るシリカ被膜を有さない硫化カドミウム系顔料をそれぞ
れ用いて同様にして比較用の陶磁器・ガラス用インキA
′(実施例1に対応する顔料)およびB”(実施例2に
対応する顔料)を得た。
上記の本発明の陶磁器・ガラス用インキA、 Bおよび
比較用の陶磁器・ガラス用インキA′。
B′をガラス容器にスクリーン印刷し、次いで大気中で
620℃で20分間焼付焼成したところ、本発明の陶磁
器・ガラス用インキA、Bを用いたものはそれぞれ鮮明
な発色を示したが、比較用の陶磁器・ガラス用インキA
′、B′を用いたものはいずれも色調が黒ずみ、鮮明性
に劣るものであった・ 特許出願人   大日精化工業株式会社(他1名)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低融点フリットおよび顔料からなる陶磁器・ガラ
    ス用インキにおいて、顔料が粒子表面にシリカ被膜を有
    する硫化カドミウム系顔料であることを特徴とする陶磁
    器・ガラス用インキ。
  2. (2)シリカ被膜の量がシリカ被膜顔料全体中で2〜1
    0重量%を占める特許請求の範囲第(1)項に記載の陶
    磁器・ガラス用インキ。
  3. (3)低融点フリットが酸化鉛系低融点フリットである
    特許請求の範囲第(1)項に記載の陶磁器・ガラス用イ
    ンキ。
JP10698385A 1985-05-21 1985-05-21 陶磁器・ガラス用インキ Granted JPS61266376A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10698385A JPS61266376A (ja) 1985-05-21 1985-05-21 陶磁器・ガラス用インキ

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JP10698385A JPS61266376A (ja) 1985-05-21 1985-05-21 陶磁器・ガラス用インキ

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JPH022832B2 JPH022832B2 (ja) 1990-01-19

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10698385A Granted JPS61266376A (ja) 1985-05-21 1985-05-21 陶磁器・ガラス用インキ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8309630B2 (en) 2010-01-25 2012-11-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Polymer-encapsulated pigment

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8309630B2 (en) 2010-01-25 2012-11-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Polymer-encapsulated pigment

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