JPS61266343A - セラミツクス焼結体の製造方法 - Google Patents

セラミツクス焼結体の製造方法

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JPS61266343A
JPS61266343A JP60107255A JP10725585A JPS61266343A JP S61266343 A JPS61266343 A JP S61266343A JP 60107255 A JP60107255 A JP 60107255A JP 10725585 A JP10725585 A JP 10725585A JP S61266343 A JPS61266343 A JP S61266343A
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JP
Japan
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laminate
ceramic powder
film
ceramic
carrier film
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JP60107255A
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杉 興一郎
佐藤 康正
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔型巣の利用分野〕 本発明は表面外観及び打抜き加工性に優れたセラミック
ス焼結体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
セラミックス焼結体の製造方法の1つとしてキャリヤフ
ィルム上にセラミックス粉体を積層するドクターブレー
ド法が挙げられるが、該方法を用いることによυ数十μ
程度の薄板の成形が可能であシエ0基板等に有用である
しかしながら、上記方法においてはセラミックスを焼結
する場合、キャリヤフィルムといっしょに焼結すると、
キャリヤフィルムの燃焼カスがセラミックス焼結体表面
に残るため従来は焼結時にはキャリヤフィルムを除去す
る工程を必要とし、さらにはキャリヤフィルム上に積層
したセラミックス積層物の打抜き性をよくするために通
常予備焼成を必要としその為耐熱性の高いフィルムを使
用しなければならず、コスト的に高いものとなった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的とするところは、非酸化性雰囲気中で完全
分解し得るアクリル系樹脂組成物からなるフィルムを結
合剤で接着されたセラミックス粉体混合物上に積層する
ことによシ、該アクリル系樹脂組成物からなるフィルム
を剥離することなくセラミックス粉体温合物を焼結させ
かつ表面外観及び打抜き加工性の優れたセラミックス焼
結体を得ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、 (1)  セラミックス粉体材料、結合剤及び有機溶剤
を含有するセラミックス粉体混合物をキャリヤフィルム
(1)上に積層し、積層体(1)を形成する工程、 (2)積層体(1)のセラミックス粉体混合物中の溶剤
を除去し、積層体(2]を形成する工程、(3)積層体
(2)のキャリヤフィルムと接していないセラミックス
粉体温合物の表面に、非酸化性雰囲気中で完全分解し得
るアクリル系樹脂組成物からなるフィルム(2〕を積層
し、積層体(3)を形成する工程、 (4)  積層体(3)からキャリヤフィルム(りを剥
離し、積層体(4〕を形成する工程、及び (5)  積層体(4)を焼結する工程からなることを
特徴とするセラミックス焼結体の製造方法にある。
本発明で用いられるキャリヤフィルム(1)は、通常の
セラミックスグリーンシートの作成に用いられるキャリ
ヤフィルムが使用でき、例えばポリエステルフィルム等
が挙げられる。
又、キャリヤフィルム(1)の厚みは用途に応じて任意
のものが使用可能であるが、通常30〜200μ程度の
ものが使われる。
フィルム(2)を構成するアクリル系樹脂組成物は成膜
性、柔軟性及び非酸化性雰囲気中で完全分解し得るもの
であれば特に制限されるものではないが、アクリル系樹
脂組成物を構成する単量体成分としてはエチルメタクリ
レート、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト等のアルキルメタクリレートと、メチルアクリレート
、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチル
アクリレート等のアルキルアクリレートを主成分とする
単量体混合物が好ましい拳又、この単量体混合物にはア
ルキル(メタ)アクリレートと共重合可能な二重結合を
育する単量体、グラフト交叉剤、多官能単量体をアクリ
ル系樹脂組成物中に30重量%以下の範囲で添加してお
くことも可能である。
共重合可能な二重結合を有する単量体の具体例としては
アクリル酸、メタクリル酸及びこれらの誘導体、スチレ
ン等の芳香族ビニル化合物やアクリロニトリル等のシア
ン化ビニル化合物等が挙げられる。
グラフト交叉剤としてはα、β不飽和モノカルボン酸又
はジカルボン酸のアリル、メタアリル、クロチルエステ
ルおよびトリアリルイソシアヌレート、トリアリルシア
ヌレート等が挙げられる。
多官能性単量体としてはエチレングリコールジメタクリ
レート、1.3−ブチレングリコールジメタクリレー)
、1.4−ブチレングリコールジメタクリレート、グロ
ビレングリコールジメタクリレート等が挙げられる。
本発明においては特に好ましいアクリル系樹脂組成物の
構成単量体としてはアルキルメタクリレート40重量部
〜80重量部、アルキルアクリレート20重量部〜60
重量部でかつアルキルメタクリレートとアルキルアクリ
レートの合計が70重量部以上となるような単量体混合
物である。
又、フィルム(2)の厚みは用途に応じて任意のものが
使用可能であるが、通常30〜200μ程度のものが使
われる。
本発明に用いられるセラミックス粉体材料は特に制限さ
れるものではなく、酸化アルミニウム、酸化ケイ素等の
通常のものが用いられる。
本発明においては結合剤は特に制限されるものではなく
通常使用されているものを用いることができるが、メタ
クリル系の結合剤が好ましい。
又、溶剤としては、通常のセラミックグリーンシートを
形成させる際に用いられる溶剤を用いることができ、特
に制限されるものではない。
具体例としては、トルエン、メチルエチルケトン、トリ
クレンエタノール等又はその混合物が挙げられる。
積層体(2)を形成する工程において、セラミックス粉
体混合物中の溶剤を除去するが、溶剤は完全に除去され
ている必要はなく、アクリル系樹脂組成物からなるフィ
ルム(2)のごく表層のみを溶解する程度であれば溶剤
がセラミックス粉体混合物中に残存していても特に間@
はなく、場合によってはセラミックス粉体混合物とアク
リル系樹脂組成物からなるフィルム(2)との密着性が
同上するので好ましいこともある。
セラミックス粉体材料と結合剤の混合物であるセラミッ
クス粉体混合物には必要に応じて可塑剤等を添加するこ
ともできる。
本発明の特徴とするところは、セラミックス粉体混合物
をアクリル系樹脂組成物からなるフィルム上積層したま
ま焼結することにあるが、焼結雰囲気は酸化性、非酸化
性いずれでもよい。
又、焼結回数%特に制限されるものではなく、予備焼結
した後に再度焼結してもよい。又、焼結温度についても
特に制限されるものではなく、任意のセラミックスの焼
結条件を適用できる。
上記したように本発明はキャリヤフィルムとして非酸化
性雰囲気中で完全分解し得るアクリル系樹脂組成物を使
用していることから、キャリヤフィルムを剥離せずに自
由にセラミックスを加工することが可能である。
本発明の他の特徴としてはキャリヤフィルムとしてアク
リル系樹脂組成物を用いると驚くべきことに打抜き加工
性に優れたセラミックスシートが得られることである。
以下本発明を実施例によシ説明する。尚、実施例におい
て部は重量部を示す。
〔実施例1〕 平均粒度I15μの酸化アルミニウム粉末、ポリブチル
メタクリレート及びメチルエチルケトンを均一に混合し
、セラミックス粉体混合物を得た。
このセラミックス粉体混合物をドクターブレード法によ
シ厚み50μのポリエチレンテレフタレートフィルム(
ダイヤホイル社製 T−500)上に塗布して積層体(
1)を作成し、しかる後にメチルエチルケトンを蒸発さ
せた。
次いで得られた積層体(2)のポリエステルフィルムと
接していないセラミックス粉体混合物の表面に、メチル
メタクリレート60部、ブチルアクリレート38部、エ
チレングリコールジメタクリレート2部を共重合して得
られたアクリル系樹脂組成物よシなる厚み50μのフィ
ルムを積層した後に加圧接着し、積層体(3)を得た。
次いで上記積層体(3)からポリアルキレンテレフタレ
ートフィルムを剥離して積層体(4)を得た。
得られた積層体(4)の打抜き加工性について打抜き後
の切シロ面を肉眼評価したところ、切シロ面のくずれも
なく、打抜き加工性は良好であつた。
次に上記積層体(4)を窒素雰囲気下で700℃、3時
間の焼結を実施した。得られたセラミックスの焼結体は
中ヤリャフイルムの燃焼カスも全く認められず表面外観
の優れたものであった。
〔実施例2〕 実施例1と同様の方法で積層体(1)を作成し、次いで
セラミックス粉体混合物中のメチルエチルケトンを蒸発
除去させ積層体(2)を得た。この時のセラミックス粉
体a@−物中のメチルエチルケトンの残存率は15重量
−程度であつ九。
さらに得られた積層体(2]に、実施例1と同様に、ブ
チルメタクリレート45部、エチルアクリレート53部
、1.3−ブチレンジメタクリレート2部を共重合して
得られたアクリル系樹脂組成物よシなる厚み160μの
フィルムを積層しり後にポリエチレンテレフタレートフ
ィルムを剥離し積層体(4)を得た。
次に上記積層体間を窒素雰囲気下で2500.1時間の
仮焼成をした。得られた仮焼成物の打抜き加工性を実施
例1と同様に評価したところ、打抜き加工性は良好であ
った◎さらに室累雰囲気下で600℃、3時間の本焼底
を実施した。
得られたセラミックス焼結体にキャリヤフィルムの燃焼
カスも全く認められず表面外観の優れたものであった。
〔比較例1〕 実施例1と同様にして積層体(2)を佳辰した後に実施
例1と同様に焼結した。
得られたセラミックス焼結体の表面にはキャリヤフィル
ムの燃焼カスが残っておシ、実用に耐えられるものでは
なかった。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明のセラミックス焼結体の製
造方法によシ表面外観及び打抜き加工性に優れたセラミ
ックス焼結体を得ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セラミックス粉体材料、結合剤及び有機溶剤を含
    有するセラミックス粉体混合物をキャリヤフィルム(1
    )上に積層し、積層体(1)を形成する工程、
  2. (2)積層体(1)のセラミックス粉体混合物中の溶剤
    を除去し、積層体(2)を形成する工程、
  3. (3)積層体(2)のキャリヤフィルムと接していない
    セラミックス粉体混合物の表面に、非酸化性雰囲気中で
    完全分解し得るアクリル系樹脂組成物からなるフィルム
    (2)を積層し、積層体(3)を形成する工程、
  4. (4)積層体(3)からキャリヤフィルム(1)を剥離
    し、積層体(4)を形成する工程、及び
  5. (5)積層体(4)を焼結する工程 からなることを特徴とするセラミックス焼結体の製造方
    法。
JP60107255A 1985-05-20 1985-05-20 セラミツクス焼結体の製造方法 Granted JPS61266343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60107255A JPS61266343A (ja) 1985-05-20 1985-05-20 セラミツクス焼結体の製造方法

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JPS61266343A true JPS61266343A (ja) 1986-11-26
JPH033626B2 JPH033626B2 (ja) 1991-01-21

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JP60107255A Granted JPS61266343A (ja) 1985-05-20 1985-05-20 セラミツクス焼結体の製造方法

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JP (1) JPS61266343A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62153161A (ja) * 1985-11-29 1987-07-08 ベルンハルト テイ−ル セラミツクスからなる薄い成形品の製造方法および該方法によつて得られる音響変成器用薄膜
JPH0218815A (ja) * 1988-07-06 1990-01-23 Tomoegawa Paper Co Ltd 超伝導成形体の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62153161A (ja) * 1985-11-29 1987-07-08 ベルンハルト テイ−ル セラミツクスからなる薄い成形品の製造方法および該方法によつて得られる音響変成器用薄膜
JPH0218815A (ja) * 1988-07-06 1990-01-23 Tomoegawa Paper Co Ltd 超伝導成形体の製造方法

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Publication number Publication date
JPH033626B2 (ja) 1991-01-21

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