JPS6126570Y2 - - Google Patents

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JPS6126570Y2
JPS6126570Y2 JP12448881U JP12448881U JPS6126570Y2 JP S6126570 Y2 JPS6126570 Y2 JP S6126570Y2 JP 12448881 U JP12448881 U JP 12448881U JP 12448881 U JP12448881 U JP 12448881U JP S6126570 Y2 JPS6126570 Y2 JP S6126570Y2
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JP
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blow
passage
cylinder head
hose
gas
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JP12448881U
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JPS5829111U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、エンジンのブローバイガス還流装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、デイーゼルエンジンでは、エンジンの運
転中にクランクケース内において、ガス状化した
潤滑オイルやオイルミスト等を含有するブローバ
イガスを発生するため、このブローバイガスをク
ランクケースからシリンダヘツドカバー内に集め
た後、ブローバイホースによつて吸気マニホール
ド又はエアクリーナに還流してエンジンで燃焼処
理し、しかもシリンダヘツドカバーにオイルセパ
レータを設けてブローバイガス中のオイル成分を
分離し、オイル消費量の増大を抑制するととも
に、オイルセパレータ及びブローバイホースを外
気にさらしてブローバイガスを冷却し、オイル分
離を促進させるようにしている。
しかるにこの場合、ブローバイガスには水分が
含まれており、そのため寒冷地においてエンジン
を運転する場合は、外気温度が低く、ブローバイ
ガスがブローバイホースを通るうちに、外気温に
よつて冷やされ、吸気の温度も低いことから、吸
気マニホールド又はエアクリーナとブローバイホ
ースとの接続部分においてブローバイガスが吸気
により急速に冷やされて温度が低下し、ブローバ
イガス中の水分が氷結して、ブローバイホースが
つまるという問題があつた。
そこで従来のブローバイガス還流装置では、氷
結によつてブローバイホースがつまるのを防止す
るため、ブローバイホースとエアクリーナとの接
続部分をヒータによつて加熱するようにしたもの
がある(実開昭52−13336号公報)。
〔考案は解決しようとする問題点〕
しかるに上述のような従来のブローバイガス還
流装置では、シリンダヘツドカバーとエアクリー
ナとが離れていることから、ブローバイホースが
長くなり、ブローバイガスがこの長いブローバイ
ホース内を通る間に外気によつて冷却されるとい
う問題は解消されず、ヒータによる加熱部分のす
ぐ上においてやはり氷結が発生してブローバイホ
ースがつまつてしまい、しかもヒータのためにコ
スト高になるという欠点があつた。
この考案は以上のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、ブローバイホース
の氷結によるつまりを確実に防止できるようにし
たエンジンのブローバイガス還流装置を提供する
ことを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
そこでこの考案は、シリンダヘツドカバーのオ
イルセパレータと吸気通路とをエンジン外部のブ
ローバイホースによつて接続したエンジンのブロ
ーバイガス還流装置において、シリンダヘツドに
吸気通路に開口してブローバイ通路を設け、この
ブローバイ通路にブローバイホースを接続すると
ともに、ブローバイ通路に近接して冷却水通路を
形成したものである。
〔作用〕
この考案においては、シリンダヘツドに設けた
ブローバイ通路とオイルセパレータとをブローバ
イホースで接続したことから、ブローバイホース
は短かく、寒冷地におけるブローバイガスの温度
低下が軽減され、又ブローバイ通路近傍に冷却水
通路を設けたことから、ブローバイホースの接続
部分が高温となつているエンジンの冷却水によつ
て加熱され、これにより寒冷地におけるブローバ
イホースの氷結が防止されるものである。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図について説明する。
図面は本考案の一実施例によるデイーゼルエン
ジンのブローバイガス還流装置を示し、図におい
て、1はシリンダヘツドで、該シリンダヘツド1
の上側にはシリンダヘツドカバー2が、シリンダ
ヘツド1の下側にはシリンダブロツク3がそれぞ
れ設けられており、該シリンダブロツク3の下側
には図示していないがクランクケース及びオイル
パンが設けられている。
そして上記シリンダヘツド1にはウオータジヤ
ケツト4が形成されるとともに、吸気通路5及び
排気通路(図示せず)が形成され、上記吸気通路
5にはそれを開閉する吸気バルブ6がバルブガイ
ド7を介して摺動自在に設けられており、該吸気
バルブ6はばね部材8a,8bによつて上記吸気
通路5を閉じる方向、即ち図示上方に付勢される
とともに、ロツカーアーム9によつて押し下げら
れるようになつている。また上記シリンダブロツ
ク3内には該シリンダブロツク3及びシリンダヘ
ツド1とともに燃焼室10を形成するピストン1
1が収容され、該ピストン11はコンロツド12
を介してクランクケース内のクランクシヤフトに
連結され、さらにシリンダブロツク3の図示左側
部には上記クランクシヤフトと同期回転するバル
ブカム13が設けられており、該バルブカム13
はロツド14を介して上記ロツカーアーム9を回
動させるようになつている。
また上記シリンダブロツク3には図示していな
いがシリンダヘツド1内に供給した潤滑オイルを
オイルパンに戻すオイルリターン通路が形成され
ており、クランクケース内に発生するブローバイ
ガスはこのオイルリターン通路を通つてシリンダ
ヘツドカバー2内に集められるようになつてい
る。そして上記シリンダヘツドカバー2の上面に
はオイルセパレータ15が透孔2aを介してシリ
ンダヘツドカバー内空間と連通して設けられ、該
オイルセパレータ15の図示右側壁にはパイプ状
の突出部15aが形成され、該突出部15aには
ブローバイホース16の一端が接続されている。
一方上記シリンダヘツド1には2つのウオータジ
ヤケツト4の間において吸気通路5に開口して貫
通路1aが穿設されるとともに、該貫通路1aに
パイプ17を挿入してブローバイ通路18が形成
され、該ブローバイ通路18の上端には上記ブロ
ーバイホース16の他端が接続されている。
次に作用効果について説明する。
エンジンを運転すると、まず吸気通路5内は負
圧となり、又クランクケース内に発生したブロー
バイガスはオイルリターン通路を介してシリンダ
ヘツドカバー2内に集められ、この集められたブ
ローバイガスはオイルセパレータ15によつてオ
イル分を分離された後、吸気負圧によりブローバ
イホース16及びブローバイ通路18を介して吸
気通路5内に吸入され、燃焼処理される。その際
ブローバイガスをシリンダヘツド1の吸気通路5
に戻すようにしていることから、ブローバイホー
ス16は短かく、したがつてブローバイガスはこ
のブローバイホース16内を通る間に外気によつ
て冷却されてもその温度低下は少なく、ガス状の
まま吸気通路5に戻される。しかもブローバイガ
スの出口であるブローバイ通路18は2つのウオ
ータジヤケツト4の間に設けられているので、ブ
ローバイガスの出口付近は高温のエンジン冷却水
によつて加熱保温されている。その結果寒冷地に
おいてエンジンを運転する場合もブローバイガス
が還流される間にその水分が氷結することはな
く、ブローバイホース16及びブローバイ通路1
8がつまることもない。
ここで、単にブローバイホースを短くするこ
と、あるいはブローバイ通路を高温のエンジン冷
却水によつて加熱することだけではブローバイホ
ースの氷結を防止できないことは実験で確かめら
れており、本考案のようにブローバイホース16
を短かくし、かつブローバイ通路18をエンジン
冷却水によつて加熱することによつて始めてブロ
ーバイホース16の氷結を防止できるものであ
り、その点に本考案の大きな特徴があるものであ
る。
また本考案ではエンジン冷却水による加熱を行
なつているので、従来装置のように別途ヒータを
設ける必要がなく、しかも上述のようにブローバ
イホースは短かくてよいため、コストを大きく低
減できる。
なお上記実施例ではデイーゼルエンジンのブロ
ーバイガス還流装置について説明したが、この考
案は他のエンジン、例えばガソリンエンジンのブ
ローバイガス還流装置にも同様に適用できるもの
である。また、本実施例では、全てのブローバイ
ガスを1気筒のみに還流しており、その場合、ブ
ローバイガス内に含まれるオイルが燃焼し、その
気筒のみ燃焼圧力が高まることが考えられるが、
この問題はオイルセパレータのオイル分離機能を
高めることにより解消でき、また、1気筒のみに
還流させず、全ての気筒に分配還流させる等の方
法により解消できるものである。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係るエンジンのブローバ
イガス還流装置によれば、シリンダヘツドにその
吸気通路に開口してブローバイ通路を設け、この
ブローバイ通路にブローバイホースを接続してブ
ローバイホースを短かくすることによりブローバ
イガスの温度低下を軽減し、かつ上記ブローバイ
通路を高温のエンジン冷却水によつて加熱するよ
うにしたので、氷結によるブローバイホースのつ
まりを確実に防止でき、しかも装置の低コスト化
を達成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例によるブローバイガス
還流装置を備えたデイーゼルエンジンの一部断面
図である。 1……シリンダヘツド、2……シリンダヘツド
カバー、4……ウオータジヤケツト(冷却水通
路)、5……吸気通路、16……ブローバイホー
ス、18……ブローバイ通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダヘツドカバーに、ヘツドカバー内空間
    と連通するオイルセパレータを形成し、 該オイルセパレータと吸気通路とを、エンジン
    外部に配設されたホースを介して連結し、 シリンダヘツドカバー内のブローバイガスを吸
    気通路に還流するエンジンのブローバイガス還流
    装置において、 シリンダヘツドに形成され、その先端が該シリ
    ンダヘツドの吸気通路に開口し、他端がシリンダ
    ヘツドの外表面に開口してなるブローバイ通路
    と、 一端が上記オイルセパレータに接続され、他端
    がシリンダヘツドに形成された上記ブローバイ通
    路の後端に接続されたブローバイホースと、 上記シリンダヘツドに形成されたブローバイ通
    路に近接して形成された冷却水通路とを備えたこ
    とを特徴とするエンジンのブローバイガス還流装
    置。
JP12448881U 1981-08-21 1981-08-21 エンジンのブロ−バイガス環流装置 Granted JPS5829111U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12448881U JPS5829111U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 エンジンのブロ−バイガス環流装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12448881U JPS5829111U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 エンジンのブロ−バイガス環流装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5829111U JPS5829111U (ja) 1983-02-25
JPS6126570Y2 true JPS6126570Y2 (ja) 1986-08-09

Family

ID=29918353

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JP12448881U Granted JPS5829111U (ja) 1981-08-21 1981-08-21 エンジンのブロ−バイガス環流装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59158307A (ja) * 1983-02-28 1984-09-07 Suzuki Motor Co Ltd ブロ−バイガスの還流装置
JPS6010813U (ja) * 1983-06-30 1985-01-25 株式会社クボタ エンジンのブロ−バイガスの燃焼室還元装置
JPH027251Y2 (ja) * 1985-10-03 1990-02-21

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Publication number Publication date
JPS5829111U (ja) 1983-02-25

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