JPS61265303A - スクロ−ル流体機械 - Google Patents

スクロ−ル流体機械

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JPS61265303A
JPS61265303A JP60106318A JP10631885A JPS61265303A JP S61265303 A JPS61265303 A JP S61265303A JP 60106318 A JP60106318 A JP 60106318A JP 10631885 A JP10631885 A JP 10631885A JP S61265303 A JPS61265303 A JP S61265303A
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scroll
side plate
oscillating
crankshaft
fixed scroll
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JP60106318A
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Tsutomu Inaba
稲葉 努
Tadashi Kimura
正 木村
Norihide Kobayashi
小林 教秀
Masahiro Sugihara
正浩 杉原
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/0042Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
    • F04C29/005Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
    • F04C29/0057Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions for eccentric movement

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、空気圧縮機、冷媒圧縮機あるいは膨張機と
して利用するスクロール式流体機械に関するものである
〔従来の技術〕
従来のスクロール流体機械の具体的な構成、動作を第7
図、第8図、第9図、第10図、第11図課12図によ
り説明する。
第7図は、スクロール流体機械の原理を示しており、(
1)は固定スクロール、(2)は揺動スクロール、(5
)は固定スクロール(1)と揺動スクロール(2)との
間隙からなる圧縮室、(6+は吸入室、(8)は最内周
に形成された吐出室である。また◎は固定スクロール(
1)の中心である。固定スクロール(1)及び揺動スク
ロール(2)はインボリュートあるいは円弧などを組合
せた同一形状の渦巻であり、互いに180°ずらして組
合せて圧縮室が形成される。このような状態で第8図a
、b、c、dに示すように揺動スクロールのみを、その
姿勢を角度的に一定に保ちながら、すなわち自転運動を
せずに固定スクロール(1)の中心0の回りを回転運動
する揺動運動をする。このような揺動運動に伴い、圧縮
室+51は順次その容積を減じ、吸入室(6ンから取込
まれた気体は固定スクロール(1)の中央部の吐出口(
8)から吐出される。
第8図は、特開昭159−108981に示されている
従来のスクロール圧縮機であり、スクロール圧縮機を例
えば冷凍または空調あるいは空気圧縮機に応用しようと
する場合の具体的な実施例であって、フロンなどのガス
体の圧縮機として構成したものである。第8図Iζおい
て、(1)は固定スクロール、(1a)+、i固定スク
ロール(1)の台板であって、後述スるシェルの一部を
兼ねている。(2)は揺動スクロール、(3)は揺動ス
クロール(2)の台板、(4)は揺動スクロール軸、(
5)は圧縮室、(6)は圧縮室(5)の吸入室、(7)
は吸入孔、(8)は吐出孔、(8)は吐出室、(9)は
揺動スクロール(2)の台板(3)背面を支承するスラ
スト軸受、(IGは固定スクロール(1)とボルトなど
で固定された軸受支え、(社)は揺動スクロール(2)
の自転を防止しこれを揺動させるためのオルダム継手、
■は揺動スクロール(2)の台板(3)と軸受支え(1
Gの間に形成されたオルダム室、(IJは軸受支え01
にあけられてオルダム室はと後述する電動機室を連絡す
る返油孔、(1滲は揺動スクロール(2)を駆動させる
クランク軸、(IBはクランク軸I内に偏心してあけら
れた油孔、(161はクランク軸Iに偏心して設けられ
て揺動スクロール軸(4)と嵌合する揺動軸受、Uηは
クランク軸(141上部と嵌合する主軸受、0秒はクラ
ンク軸α着下部と嵌合する電動機側軸受、α値は電動機
ステータ、■は電動機ロータ、(社)は電動機ロータ■
上部のクランク軸側に固定された第1パランサ、■は電
動機ロータ■の下端に固定された第2パランサ、のは固
定スクロール(1)、軸支えQl、電動機ステータul
、および電動機側軸受(181を固定して圧縮機全体を
密封するシェル、(財)はシェル(ハ)底部の油溜めに
貯溜された油、器は電動機ステータα値および電動機ロ
ータ■などを収容した電動機室である。
このように構成されたスクロール圧縮機の 作を説明す
る。電動機ステータa9Iζ通電すると、電動機ロータ
圓はトルクを発生してクランク軸Iと共に回転する。ク
ランク軸α4が回転を始めると、クランク軸(14)に
偏心して設けた揺動軸受(1eに嵌合されている揺動ス
クロール軸(4)に回転力が伝えられ、揺動スクロール
(2)はオルダム継手αυにガイドされて揺動運動を行
い、第7図a、b、c、dに示す上述したような圧縮作
用を行う。
気体は、吸入孔(7)から揺動スクロール(2)外周部
の吸入室(6)に吸入されて圧縮室(5)内に取込まれ
、クランク軸側の回転と共に順次内側に送込まれて、固
定スクロールの中央部に設けた吐出孔(8)から吐出さ
れる。なお、クランク軸側の回転に伴う揺動スクロール
(2)の揺動運動は圧縮機全体に不釣合力による振動を
引起そうとするが、第1パランサ@と第2パランサ圏で
静的および動的にクランク軸4141回りの釣合をとる
ことができ、異常な振動を生ずることなく、圧縮機を運
転できる。
また、第9図は第8図の部分詳細図である。第9図aは
ガス圧縮が行われず揺動スクロール軸+41が揺動スク
ロール(2)と台板13)などの遠心力のみにより揺動
軸受(′1e方向へ押付けられた状態の揺動スクロール
軸(4)、クランク軸+141および渦巻の一部の軸方
向断面図であり、第9図すは第9図aの部分横断面図で
ある。これらの図において、01は主軸受171のへ1
1心、0□はクランク軸(141の軸心、03は揺動軸
受(16)の軸心、04は揺動スクロール(4)の軸心
、FCは揺動スクロール(2)と台板13)などの遠心
力、rは揺動軸受ueのクランク軸(14Jに対する偏
心量、dlは揺動軸受+161の軸受隙間、d2は主軸
受αηの軸受隙間、Bは固定スクロール(1)の渦巻間
の溝幅、Dは揺動スクロール(2)の実際の揺動幅、t
は揺動スクロール(2)の渦巻の板厚、CおよびC,は
固定スクロール(1)および揺動スクロール(2)の渦
巻間に形成される半径方向隙間であり、一般fζはC=
=C,である。
そして、上述のような従来のスクロール圧縮機では、揺
動スクロール(2)の実際の揺動幅りは次のようになる
D= 2 (r+”/2+”/2) + t=2r+t
+lL+d2e + He @    1したか−】で
、固定スクロール(1)と揺惑スクロール(2)の渦巻
間の半径方向隙間Cは、 C=(B−D)/2 = (B −(2r + t+a、 +d2) )/2
=((B−2r−t)   (d++dg))/2・ 
・ ・ ・ ・ ・  2 となる。従来のスクロール圧縮機では、上記2式の(b
−2r−t)が(dl+d2)より大きくなるように設
定しており、このため、固定スクロール(1)と揺動ス
クロール(2)の渦巻間には常Eζ半径方向隙間Cが形
成されている。しかも、第10図に示すように、一般的
な運転状態では、揺動スクロール軸(4)に対して遠心
力FCの他にこれと直角方向のガス圧縮負荷Fノが作用
するために、これらの合力Fは第10図に示す方向に作
用することになり、揺動スクロール軸(4)は合力Fの
方向へ押付けられる。したがって、このような状態での
固定スクロール(1)と揺動スクロール(2)の渦巻間
の半径方向隙間Cは遠心力FCのみが作用する場合の半
径方間隙間Cよりさらに大きくなる。このように、渦巻
間の半径方向隙間CあるいはCが存在すると、スクロー
ル圧縮機の運転中に固定スクロール(1)と揺動スクロ
ール(2)の渦巻の接触は起り得す、したがって渦巻の
側面が摩耗するといら問題はないが、圧縮室(5)の半
径方向隙間のシールを行いにくり、上記半径方向隙間C
あるいはCを通じて圧縮室(5)のガスが吸入側へ漏れ
てしまうことが多か−】た。圧縮室(5)内部のガスが
下流側へ漏れると、最終的に吐出管(8)から吐出され
るガス量が減少して体積効率が低下し、また漏れたガス
を再度圧縮することになり、電動機の入力が増加し、収
積係数が低下するという欠点があった。
また、上述の欠点を解消するために上記(2)式の(B
−2r−t)より (dl+d2)を大きく設定すると
いう手段も半径方向隙間のシール方法として有効ではあ
るが、実際の溝幅B1偏心量rおよび板厚tには加工精
度のばらつきがあるため上記(B−2r−t)の値は各
々のばらつきを加算したばらつきを示し、従ってどのよ
うなりランク蛾回転位置Cζおいても常+c (B−2
r−t)より(dl+d2)を大きくするには軸受隙間
d1およびd2を充分大きく設定する必要がある。しか
るEζ、一般に軸受隙間はその本来の目的である潤滑機
能を充分果たすためには最適な値があり、必要以上に軸
受隙間を大きくすると潤滑機能を損うことになる。従っ
て上記溝幅B1偏心量rおよび板厚tの加工精度を非常
に窩くする必要があった。さらに、固定スクロール(1
)の中心0と主軸受t1ηの軸心01が何らかの理由で
ずれた場合、第9図(a)に示す隙間CとCIは等しく
なくなり、極端な場合いずれか一方のみが大きくなって
しまい、上記の隙間dI、d2ではこの隙間CおよびC
1を常に0にすることができないことになる。
従って主軸受u7)の軸心01に対する固定スクロール
(1)の組立精度も充分高く設定しなければならなか−
】だ。
さらに特開昭59−1621388には、上述の欠点を
解消するために第11図(a) (b)に示すようにク
ランク軸(141に設けられた偏心穴fζ、所定量だけ
偏心した揺動軸受を有する偏心ブツシュを嵌入し、この
揺動軸受と揺動スクロール軸を嵌入させることにより、
揺動スクロール(2)の実際の揺動中りが自在に変化で
きるようにし、圧縮室(5)の半径方向隙間を0とする
手段も示されている。以下、この手段について第11a
図、第11b図及び第12a図、第12b図iζより簡
単に説明する。第11図は、クランク軸Iの偏心穴u6
1に、偏心ブツシュ側が回転自在に嵌入され、さらfζ
偏心ブツシュ(至)に偏心量eをもって設けられた揺動
軸受(161に、揺動スクロール軸(4)が回転自在E
ζ嵌入された状態を示したものであり、第11a図は上
方向からみた断面図、第11b図は側面からみた断面図
である。第12図は、このような手段の動作を示したも
のである。
第12a図は、固定スクロール(1)の側板が加工や組
立のばらつきにより比較的中心寄りに位置している部分
で、揺動スクロール(2)も中心寄りに押された形とな
り、同心ブツシュ艶は左回りに回転し、揺動半径Rは小
さくなっている状態を示している。
また第12b図は、逆に固定スクロール(1)の側板が
比較的外寄りに位置している部分で、揺動スクロール(
2)は自らEζ作用している力Fにより偏心ブツシュ器
を右回りに回転させ、固定スクロールとの半径方向、接
触を保っている状態を示している。
このように偏心ブツシュを用いることにより、常1ζ圧
縮室の半径方向シールを行なうことが可能である。しか
しながら実際には偏心ブツシュ(至)には揺動スクロー
ル(4)から力Fが作用しているため、偏心ブツシュ(
至)の外周と偏心穴(161との間には摩擦力(図示せ
ず)が存在し、このため偏心ブツシュの外周のすべりに
対し摩擦抵抗が働くことfζなり、偏心ブツシュの回転
を阻止する方向に作用する。
従って、もし偏心ブツシュ(至)の外周と偏心穴〇dと
の摩擦係数がそれらの材料、仕上精度、給油状態等によ
り過大となれば偏心ブツシュは自由に回転せず、この結
果固定スクロール側板と揺動スクロール側板は接触しな
い状態で運転され、圧縮室(5)の半径方向シニルが達
成できないため、前述のように成績係数が低下するとい
う問題が起こる恐れがあった。また、もし上記の摩擦係
数が大きくなく固定スクロール側板と揺動スクロール側
板が接触して圧縮機が運転される場合、固定スクロール
側板と揺動スクロール側板の間には図8に示すような力
Fよる回転モーメント(図示せず)により接触荷重Fs
が作用することになる。接触荷重F8+*揺ahスクロ
ール側板が固定スクロール側板に対して行なうすべり運
動の抵抗力となり、この抵抗力は圧縮機運転時に余分な
入力を消費させることになるため、いわゆる成績係数か
い(らか低下するという問題が発生する。
以上のような特開昭59−162888に示す偏心ブツ
シュの問題点のうち前述の第一の問題を解決できる手段
を、特公昭57−49721、特公昭58−28488
及び特開昭56−129791は示している。特公昭5
7−49721fζは揺動スクロールに所定のすき間を
もってクランク軸のピンを係止して駆動する手段と、駆
動部に従動リンク機構を備えた手段とが示されており、
いずれの手段も固定スクロール側板に対する揺動スクロ
ール側板の接触力を制御することを目的としたものであ
る。これらの手段はいずれも特開昭59−162888
の第一の問題点は解決できるものであるが、第二の問題
点は解決されていない。すなわち揺動スクロール側板と
固定スクロール側板との接触力は緩和されてはいるが、
接触力をOとする手段ではない。従っていくらかの接触
力により揺動スクロールの運動は抵抗力を受けることに
なり、圧縮機の成績係数を低下させることになる。また
特公昭68−28418及び特開昭66−129791
も構造的に類似している。つまりクランク軸普ζ立てら
れたピボットピンに係止された揺動リンクを備え、揺動
リンクの一端に設けられたブッシングあるいはピンに揺
動スクロールを嵌入するように構成されており、これら
も特開昭59−162888の第一の問題点を解決でき
るものである。
しかし、揺動スクロール側板と固定スクロール側板との
接触力はやはり発生させる手段であり、圧縮機の成績係
数は低下する結果となる。さら1ζ以上の特公昭57−
49721、特公昭58−28488、特開昭56−1
29791 fζ示されているスクロール圧縮機におい
ては、クランク軸は揺動リンク及びピボットピを介して
揺動スクロールからの負荷を受けるのfζ対し、主軸を
支える軸受は軸方向にずれた位置に設けられている。こ
のような配置の場合、クランク軸は大きいモーメントを
受けることになり、この結果軸受に大きな負担がかかり
、軸受焼付等の問題が発生する恐れがある。
〔発明が解決しようとしている問題点3以上述べたよう
に、従来のスクロール圧縮機では、圧縮室の半径方向隙
間のシールを行ないにくく、体積効率の低下および成績
係数の低下等の問題かぁ−】だ。また、半径方向のシー
ルを行なうためfζ提示されている偏心ブツシュを使用
する従来の圧縮機では、偏心ブツシュ外周の摩擦のため
に安定したシールを得ることは困難であり、やはり体積
効率の低下および成績係数の低下という問題があった。
さらに、その他の半径方向シールを行なうように構成さ
れた従来のスクロール圧縮機でも、揺動スクロール側板
と固定スクロール側板との摩擦抵抗のために成績係数が
低下するという問題があった。
この発明は、上記の欠点に鑑み、圧縮室の半径方向隙間
のシールを達成しながら、同時に揺動スクロール側板と
固定スクロール側板との間の摩擦抵抗をなくして体積効
率および成績係数の良いスクロール圧縮機を提供するこ
とを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記の欠点を解消するために、クランク軸に
設けた偏心穴1ζ同心円筒状のブツシュを所定のすき間
をもって遊嵌し、運転中に@動スクロール側板と固定ス
クロール側板との隙間がほぼゼロとなり、同時に固定ス
クロール側板に対し揺動スクロール側板が押付力を発生
しないように、上記クランク軸の偏心量を設定したもの
である。
〔作用〕
圧縮室の半径方向隙間がほぼゼロとなり、半径方向シー
ルが達成され、同時に固定スクロール側板−揺動スクロ
ール側板間の摩擦抵抗もほぼ0となり、余分な入力増加
がない。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図(a)(6)、第2
図、第8図、第4図、第5図及び第6図により説明する
第1図において、Q6)はクランク軸Iに所定量だけ偏
心して設けられた偏心穴、鰭は偏心人頭に嵌入されたい
わゆる軸受材でできた円筒状のブツシュ、(1eはブツ
シュ罰のいわゆる内周面に相当する揺動軸受、d8はブ
ツシュ(5)の外周と偏心穴〇〇とのすき間%Dlはク
ランク軸の軸心、04は揺動スクロール軸(4)の軸心
、016は偏心穴(1f3Iの中心、Rは偏心穴uJの
軸心OIに対する偏心量、Rは01と04の距離すなわ
ち揺動スクロール軸の揺動半径である。その他の符号は
第11図もしくは第12図と同一であるため説明は省略
する。また第1図a、bにおいて主軸受Uりとクランク
軸α滲の間、および揺動軸受αJと揺動スクロール軸(
4)の間にはそれぞれ軸受隙間が存在するが、特に必要
ないので図示は省略する。
以上のように構成されたスクロール圧縮機においては、
偏心穴(1dの偏心量Rは、圧縮機運転中において揺動
スクロール側板と固定スクロール側板との半径方向すき
間Cが0となるように、同時に互いに接触力を発生しな
いような偏心量に設定しである。このことによる効果を
第2図、第8図、第4図、第5図及び第6図により以下
説明する。
第2図、第8図、第4図において(1)は固定スクロー
ル(側板) 、+21は揺動スクロール(側板)、Fは
第10図に示したものと同じで揺動スクロール(2)に
作用する遠心力と同じく揺動スクロール(21に作用す
るガス負荷との合力、Mは合力Fによりブツシュ啼が偏
心穴ti(il内周に押付けられる接点である。その他
の符号は第1図と同じである。第2図は、偏心量Rが小
さい値R1の場合で、接点Mは合力Fの作用線上1ζあ
り、固定スクロール側板と揺動スクロール側板との間に
は半径方向すき間Cが存在している。この場合、合力F
はすべて接点Mにおいてクランク軸に作用している。
第8図はこの発明の意図するものであり、偏心′!lR
が適切な値R2の場合で、接点Mはやはり合力Fの作用
線上にあるが、半径方向すき間C′は0になるようCζ
設定されている。この場合も、合力Fはすべて接点Mに
おいてクランク軸に作用し、固定スクロール側板と揺動
スクロール側板との間fζは接触力は発生、していない
。第4図は、偏心量Rがさらに太き(ζ値R3となった
場合で、接点Mは合力Fの作用線から外れ、半径方向す
き間C1,toつまり固定スクロール側板と揺動スクロ
ール側板は接触している。この場合、揺動スクロールか
らの合力Fは、クランク軸に作用する合力Fbと固定ス
クロール側板に作用する分力FB+ζ分けられる。この
R8が固定スクロール側板と揺動スクロール側板との接
触力となっている。
以上のように偏心量Rの大小によってすき間Cと接触力
FBが変化する様子を第5図により示す。
第5図に示すように、偏心量RがR2より小さい場合、
接触力FBは0となるが半径方向すき間Cは増加してい
く。従って、固定スクロール側板と揺動スクロール側板
の接触による抵抗力のための圧縮機入力増加はないが、
圧縮室(5)の半径方向すき間が増大するため漏れが発
生し、再圧縮等による圧縮機入力の増加を紹(こと1で
なる。これはRが小さくなる程大きくなる。また、偏心
量RがR2より大きい場合、半径方向すき間Cは0とな
るが、接触力Fsは増加していく。従って圧縮室(5)
の半径方向の漏れによる圧縮機入力の増加はないが、固
定スクロール側板と揺動スクロール側板の接触による抵
抗力のため圧縮機入力が増加することになる。
これはRが大きくなる程著しい。以上のような特性から
圧縮機の成績係数(cop)は第6図Iζ示すような傾
向を示すことになり、偏心量R1iRgにおいて最大と
なり、R2より小さくても大きくても成績係数は減少す
ることになる。
以上のように偏心fiRをR2に設定することにより、
すなわち固定スクロール側板と揺動スクロール側板との
半径方向すき間が0となるように、同時Iζ互いの接触
力もOとなるように設定することにより、圧縮機の性能
(成績係数)を最大とすることができる。もちろん、現
実の圧縮機鉦ζおいては、上記のような理想的な偏心量
に設定することは不可能である。それは、スクロール側
板の加工精度にいくらかばらつきがあったり、また組立
時にばらつきを生じたりするためである。しかし、この
ような場合でも本発明Eζ示すように、ブツシュ(5)
の外周のすき間d3をある程度大きく確保することによ
り、このようなばらつきがある場合でも、第8図の接点
Mの位置は合力Fの作用線から大きく外れることはなく
、スクロール側板の接触力は問題となる程増大すること
はない。またスクロール側板間の半径方向すき間も加工
精度のばらつきの分だけ増加する可能性もあるが、これ
は従来の実施例についても同様であり、また性能的に問
題となる程度ではない。従って、現実の圧縮機において
は成績係数は第6図の最大点のごく近傍となる。
また、この発明の実施例は、スクロール側板間の接触力
が0近辺となるため、従来のスクロール側板間に接触力
を発生させる形式に比べて、運転時の騒音が小さいとい
う効果もある。
さらに、ブツシュ□□□と主軸受αηはクランク軸の軸
方向においてほぼ同じ位置に配設されるため、揺動スク
ロール軸(4)から受ける力Fはクランク軸にモーメン
トを与えず、主軸受反力は最小のものとなり、信頼性面
でも大きな効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明はクランク軸に設けた偏心
穴に円筒状のブツシュを所定のすき間をもって嵌入し、
ブツシュの内周に揺動スクロール軸を回転自在に嵌入さ
せた構造の圧縮機において、固定スクロール側板と揺動
スクロール側板とのすき間がほぼゼロとなり、かつ互い
の側板間の接触力がゼロとなるように偏心穴の偏心iR
を設定すること督ζより、高性能で騒音も低く、また信
頼性の高い圧縮機を提供できるという効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す部分断面図である。第
2図、第8図、第4図は本発明の詳細な説明するための
部分断面図である。第6図及び第6図も同じく本発明の
詳細な説明するための図である。第7図はスクロール圧
縮機の原理図、第8図はスクロール圧縮機の全体構造を
示す断面図、第9図、第10図、第11図及び第12図
は従来の圧m機の要点を示す部分断面図である。なお、
図中同一符号は同一または相当部分を示す。 図中、(1)は固定スクロール、(2)は揺動スクロー
ル、(4)は揺動スクロール軸、15)は圧縮室、α勾
はクランク軸、uji*i’心大、Uηは主軸受、罰は
ブツシュ、Rは偏心穴〇〇の偏心量である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)夫々インボリュートなどの渦巻状の側板を端板面
    に突設して形成され、お互いの側板を組合せることによ
    り圧縮室を形成する固定スクロールと揺動スクロールと
    、この揺動スクロールの渦巻状側板と反対側に設けられ
    た揺動スクロール軸を所定量だけ偏心して設けられた偏
    心穴を介して支承し、上記揺動スクロールを揺動運動さ
    せるクランク軸と、このクランク軸を主軸受を介して軸
    受支えと、上記揺動スクロールが上記揺動スクロール軸
    回りに自転することを阻止して主軸受回りに揺動運動さ
    せる自軸防止機構と、上記クランク軸の上記偏心穴に円
    筒状のブッシュを所定のすき間をもつて遊嵌し、上記ブ
    ッシュの内周に上記揺動スクロール軸を回転自在に嵌入
    させるように構成されたスクロール流体機械において、
    上記スクロール流体機械が運転されている状態で、上記
    揺動スクロールの側板と上記固定スクロールの側板との
    すき間がほぼゼロとなり、同時に上記固定スクロールの
    側板に対して上記揺動スクロール側板が押付力を発生し
    ないように、上記クランク軸の偏心穴の偏心量を設定し
    たことを特徴とするスクロール流体機械。
JP60106318A 1985-05-16 1985-05-16 スクロ−ル流体機械 Granted JPS61265303A (ja)

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KR1019850007078A KR880001666B1 (ko) 1985-05-16 1985-09-25 스크롤(scroll) 유체기계
US06/842,235 US4715796A (en) 1985-05-16 1986-03-21 Scroll-type fluid transferring machine with loose drive fit in crank shaft recess
DE19863610302 DE3610302A1 (de) 1985-05-16 1986-03-26 Maschine mit fluiddurchsatz der spiralbauart

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