JPS61263630A - 分子篩機能を有する寒天ビーズの製造法 - Google Patents
分子篩機能を有する寒天ビーズの製造法Info
- Publication number
- JPS61263630A JPS61263630A JP60104732A JP10473285A JPS61263630A JP S61263630 A JPS61263630 A JP S61263630A JP 60104732 A JP60104732 A JP 60104732A JP 10473285 A JP10473285 A JP 10473285A JP S61263630 A JPS61263630 A JP S61263630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agar
- organic solvent
- soln
- surfactant
- bead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はゲルクロマトグラフィー用としてすぐれた分離
能を有するビーズ状寒天ゲルの製造法に関するものであ
る。
能を有するビーズ状寒天ゲルの製造法に関するものであ
る。
ゲルクロマトグラフィーはたんばく質、多糖類をはじめ
合成高分子の分子量及び分子量分布測定分野で広く用込
られており、ゲルクロマトグラフィーの分離能の生命は
いろいろの穴の大きさを持つ充填剤(ゲル)にある。
合成高分子の分子量及び分子量分布測定分野で広く用込
られており、ゲルクロマトグラフィーの分離能の生命は
いろいろの穴の大きさを持つ充填剤(ゲル)にある。
従来水溶媒に適した充填剤として、架橋デキストリン及
び架橋ポリアクリルアミドからの充填剤が一般に使用さ
れている。
び架橋ポリアクリルアミドからの充填剤が一般に使用さ
れている。
寒天の水溶液は低温ではゲルであり、高温にすると浮遊
系のゾルとなり、ゲルクロマトグラフィーの充填剤とし
て使用出来ることは知られていて、寒天水溶液をベンゼ
ンやトルエン等の芳香族有機溶媒中に攪拌しつつ粒状に
懸濁され、冷却によりゲル化して分離することも知られ
ている。
系のゾルとなり、ゲルクロマトグラフィーの充填剤とし
て使用出来ることは知られていて、寒天水溶液をベンゼ
ンやトルエン等の芳香族有機溶媒中に攪拌しつつ粒状に
懸濁され、冷却によりゲル化して分離することも知られ
ている。
しかしこの方法では有効な分子篩機能を有する寒天ビー
ズが得られず、しかも形状が不安定なためゲルクロマト
グラフィーの充填剤として充分な分離能を有するものが
得られず、これについてはいくつかの限られた文献に記
載されているのみで実用化には至っていないのが現状で
ある。
ズが得られず、しかも形状が不安定なためゲルクロマト
グラフィーの充填剤として充分な分離能を有するものが
得られず、これについてはいくつかの限られた文献に記
載されているのみで実用化には至っていないのが現状で
ある。
本発明は、ゲルクロマトグラフィー充填剤として充分な
分離能を有し、しかも形状の均一な寒天ビーズを得るこ
とを目的とするものである。
分離能を有し、しかも形状の均一な寒天ビーズを得るこ
とを目的とするものである。
寒天は市販の寒天または寒天粉末を用い、有機溶媒とし
てトルエン等の芳香族溶媒とクロロホルム等の極性有機
溶媒との混合有機溶媒を使用し、ポリエチレングリコー
ル縮金物等のノニオン系水溶性界面活性剤を併用し、こ
の界面活性剤を含む有機溶媒混合液中に激しく攪拌しな
がら序々に注入してゲル化析出せしめることによって寒
天ビーズを得る。そしてこの寒天ビーズをメツシュサイ
ズのナイロンメツシュで篩い分けることによって粒形の
揃った寒天ビーズを得るもので、これにより従来製造法
の欠点を解決し上記の目的に適し九寒天ビーズを得るこ
とができ念。この寒天ビーズの形態を顕微鏡で見ると皮
をむいたブドーの実状の球形あるいは長円形のものが集
合して見える。
てトルエン等の芳香族溶媒とクロロホルム等の極性有機
溶媒との混合有機溶媒を使用し、ポリエチレングリコー
ル縮金物等のノニオン系水溶性界面活性剤を併用し、こ
の界面活性剤を含む有機溶媒混合液中に激しく攪拌しな
がら序々に注入してゲル化析出せしめることによって寒
天ビーズを得る。そしてこの寒天ビーズをメツシュサイ
ズのナイロンメツシュで篩い分けることによって粒形の
揃った寒天ビーズを得るもので、これにより従来製造法
の欠点を解決し上記の目的に適し九寒天ビーズを得るこ
とができ念。この寒天ビーズの形態を顕微鏡で見ると皮
をむいたブドーの実状の球形あるいは長円形のものが集
合して見える。
次に実施例をあげて本発明をより具体的に説明すると、
市販の寒天粉末4tを蒸溜水100−に懸濁し煮沸溶解
して4幅寒天溶液(I)をつくる。
して4幅寒天溶液(I)をつくる。
これとは別にトルエン460 gtとクロロホルムI4
0−からなる有機溶媒混合液をつくり、これにノニオン
系界面活性剤として商品名Tween80と同じ(Tw
een85を2=3の割合で混合した界面活性剤混合液
3.52を添加、溶解して有機溶媒液(It)をつくる
。
0−からなる有機溶媒混合液をつくり、これにノニオン
系界面活性剤として商品名Tween80と同じ(Tw
een85を2=3の割合で混合した界面活性剤混合液
3.52を添加、溶解して有機溶媒液(It)をつくる
。
この(IF)iを3tの丸底セパラブルフラスコに注入
し、約40℃に保温しつつマグネテイックスターラーで
はげしく攪拌しながら、前記4チ寒天液(I)を序々に
添加する。添加後さらにそのま\攪拌を続けながら約1
tの水道水を加えて反応系の温度を急激に下げる。その
後頁に2〜3分間攪拌をつづけることにより寒天溶液は
ゲル化する。この時をみて攪拌を停止し有機溶媒層と水
層を分離させる。ゲル化し九寒天ビーズは水層の方に沈
澱して寒天の粒状化が終了する。このようにして生成し
た粒状化寒天は、140μm程度のナイロンメツシュで
回収して有機溶媒を大ざっばに除去し、その後水道水で
十分に洗浄する。
し、約40℃に保温しつつマグネテイックスターラーで
はげしく攪拌しながら、前記4チ寒天液(I)を序々に
添加する。添加後さらにそのま\攪拌を続けながら約1
tの水道水を加えて反応系の温度を急激に下げる。その
後頁に2〜3分間攪拌をつづけることにより寒天溶液は
ゲル化する。この時をみて攪拌を停止し有機溶媒層と水
層を分離させる。ゲル化し九寒天ビーズは水層の方に沈
澱して寒天の粒状化が終了する。このようにして生成し
た粒状化寒天は、140μm程度のナイロンメツシュで
回収して有機溶媒を大ざっばに除去し、その後水道水で
十分に洗浄する。
かくして得られた寒天ビーズは未だその表面及び内部に
有機溶媒を含んでいるため、ガラスフィルターを用いて
エタノールで吸引濾過洗浄を行い、更に室温より5〜6
℃高い温度に加温し減圧下でエバポレーターを用いて吸
引し、微量に残っている有機溶媒を完全に除去する。
有機溶媒を含んでいるため、ガラスフィルターを用いて
エタノールで吸引濾過洗浄を行い、更に室温より5〜6
℃高い温度に加温し減圧下でエバポレーターを用いて吸
引し、微量に残っている有機溶媒を完全に除去する。
次いでこの寒天ビーズを蒸溜水でさらに十分洗浄し、1
規定の塩酸に懸濁し30℃にて30分間加温処理し・、
再び蒸溜水で十分洗浄してすぐれた分離能を有する寒天
ビーズを得友。
規定の塩酸に懸濁し30℃にて30分間加温処理し・、
再び蒸溜水で十分洗浄してすぐれた分離能を有する寒天
ビーズを得友。
このようにして得られた寒天ビーズは種々の直径のもの
を含んでいるので、適当なメツシュサイズのナイロンメ
ツシュで篩い分けると粒径の揃った寒天ビーズに別けら
れて目的に応じた用途に利用できる。
を含んでいるので、適当なメツシュサイズのナイロンメ
ツシュで篩い分けると粒径の揃った寒天ビーズに別けら
れて目的に応じた用途に利用できる。
本発明方法によって成形された寒天ビーズは安定した形
状を有しているため有効な分子篩機能を発揮し、しかも
粒径を分別できるために用途に応じて適当に使い分けが
できるというきわめて効果的な特性を奏するものである
。
状を有しているため有効な分子篩機能を発揮し、しかも
粒径を分別できるために用途に応じて適当に使い分けが
できるというきわめて効果的な特性を奏するものである
。
Claims (1)
- 寒天水溶液を界面活性剤を含む有機溶媒混合液中に激し
く攪拌しながら序々に注入し、ゲル化析出せしめること
を特徴とする寒天ビーズの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60104732A JPS61263630A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 分子篩機能を有する寒天ビーズの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60104732A JPS61263630A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 分子篩機能を有する寒天ビーズの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61263630A true JPS61263630A (ja) | 1986-11-21 |
JPH0367536B2 JPH0367536B2 (ja) | 1991-10-23 |
Family
ID=14388668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60104732A Granted JPS61263630A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 分子篩機能を有する寒天ビーズの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61263630A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003517509A (ja) * | 1999-12-01 | 2003-05-27 | アメルシャム・バイオサイエンシーズ・アクチボラグ | 多孔性球状粒子の製造方法 |
JP2009510227A (ja) * | 2005-09-27 | 2009-03-12 | バックマン・ラボラトリーズ・インターナショナル・インコーポレーテッド | 高分子とその製品中の有機性不純物濃度を減少する方法 |
JP2014095085A (ja) * | 2007-12-03 | 2014-05-22 | Dsm Ip Assets Bv | ビーズを製造するためのシステムおよび方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5674130A (en) * | 1979-11-22 | 1981-06-19 | Nippi:Kk | Production of fine spherular particle of water-soluble high polymer |
-
1985
- 1985-05-15 JP JP60104732A patent/JPS61263630A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5674130A (en) * | 1979-11-22 | 1981-06-19 | Nippi:Kk | Production of fine spherular particle of water-soluble high polymer |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003517509A (ja) * | 1999-12-01 | 2003-05-27 | アメルシャム・バイオサイエンシーズ・アクチボラグ | 多孔性球状粒子の製造方法 |
JP5000059B2 (ja) * | 1999-12-01 | 2012-08-15 | ジーイー・ヘルスケア・バイオサイエンス・アクチボラグ | 多孔性球状粒子の製造方法 |
JP2009510227A (ja) * | 2005-09-27 | 2009-03-12 | バックマン・ラボラトリーズ・インターナショナル・インコーポレーテッド | 高分子とその製品中の有機性不純物濃度を減少する方法 |
JP2014095085A (ja) * | 2007-12-03 | 2014-05-22 | Dsm Ip Assets Bv | ビーズを製造するためのシステムおよび方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0367536B2 (ja) | 1991-10-23 |
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