JPS61263516A - プラスチツク成形品の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、各種プラスチック成形品を射出成形機よりア
ンローダを介して取出し、該アンローダより落下する成
形品を受取ってこれを搬送するコンベアによる搬送装置
において、落下する成形品を受取りにゆく受取部材をコ
ンベア側に設けることによって、安定かつ円清な成形品
の搬送が得られるようにしたものに関する。

（従来技術） 立形射出成形機その他の射出成形機によってプラスチッ
ク成形品を金型内において射出成形し、この成形品をア
ンローダを介して成形機より取出し、アンローダより搬
送コンベアに成形品を落下させ、次工程に搬送すること
はいうまでもなく周知の事であるが、その１つとして第
７図乃至第１２図に示すようなものがある。図示された
ものは自動車用バンパーのためのもので、かかるづンパ
ーは立形射出成形機によって射出成形され、これをアン
ローダによって取出すとともに、該アンローダを搬送コ
ンベア側に移動させ、アンローダに収容したバンパーを
コンベア上に落下させ、コンベアによって搬送する間に
バンパーを反転させ、これを次工程に移送するものであ
り、その構造と作用は以下に示す通りである。

第７図乃至第１０図において、１はコンベアで、支柱２
８上のコンベアフレーム２０両端に回転自在に軸架され
たヘッドプーリー３とテールプーリー４との間に掛装さ
れており、このコンベア１は図外の射出成形機より取出
されたバンパー５をａ矢示方向に搬送する。なお、バン
パー５は射出成形機の中心の落下位置６において、図外
のアンローダにより取出されて上向状態でコンベア１上
に落下し、従って、この落下位置に対応してボンベアフ
レーム２にはガイド枠７が横方向両側に取付けられてい
る。バンパー５は第１１図に示す如く略Ｕ字状である。

８はコンベア１上のバンパー５を受取って反転する反転
手段であって、支持フレーム９上に設けられている。こ
の反転手￥ｉ８はコンベア１の搬送方向外方側の下方位
置で両端の軸受体１０により支持フレーム９上に回動自
在に軸架された回動軸１１と、この回動軸１１の両端に
固設されかつ起立状態と搬送方向外方側の略水平状態と
の間で回動自在とされた横方向一対の反転アーム１２と
、この反転アーム１２の起立時にコンベア１上のバンパ
ー５を受取りかつ水平方向への回動時にバンパー５を反
転させて反転アーム１２上に移載するように、該各反転
アーム１２に固設された受取り爪１３と、該各反転アー
ム１２の遊端側に受取り爪１３と平行に設けられた短尺
の位置決め爪１４とを備えて成り、反転アーム１２、受
取り爪１３及び位置決め爪１４は略Ｆ字状に構成されて
いる。回動軸１１はスプロケット、チェーン等から成る
巻掛伝動機構１５、反転用ウオーム減速機１６を介して
支持フレーム９上の反転駆動モーター１７に連動連結さ
れており、該反転駆動モーター１７により正逆転自在で
ある。

１８は反転手段８で反転せしめられたバンパー５を受け
る受板で、横方向両端にガイドロッド１９、中央に調整
ネジ２０が夫々下方に向かって突設されており、その各
ガイドロッド１９は支持フレーム９に上下摺動自在に挿
入され、また調整ネジ２０は支持フレーム９に回動のみ
自在に設けられた調整ハンドル２１に螺合されている。

従って、受板１８は調整ハンドル２１の操作によりバン
パー５の寸法に応じて上下に位置調整自在である。２２
はバンパー５の搬送方向の位置を決める第１位置決め手
段で、受板１８よりコンベア１側に配置された当板２３
を備え、この当板２３はガイドロッド２４及びエヤーシ
リンダ２５を介して可動台２６上に搬送方向に出退自在
に備えられ、また可動台２６は調整ネジ２７により支持
フレーム９上に位置調整自在に取付けられている。調整
ネジ２７は巻掛伝動機構２８等を介して横方向一端のラ
チェットレバー２９により回動操作でき、従って、可動
台２６はラチェットレバー２９の操作により任意に位置
調整可能である。３０はバンパー５の横方向の位置を決
める第２位置決め手段であって、支持フレーム９に横方
向外方に向かって設けられた一対の押圧体３１を有し、
その各押圧体３１はエヤーシリンダ３２により横方向に
出退自在である。

エヤーシリンダ３２は横方向の可動台３３に取付けられ
、また可動台３３は支持フレーム９に支架された横方向
のガイドロッド３４により支持され、かつ調整ネジ３５
により横方向に位置調整自在とされている。調整ネジ３
５は支持フレーム９に回動のみ自在に支持され、かつ一
端に調整ハンドル３６を有する。

３７は反転防止バーで、各反転アーム１３に取付けられ
ている。

次に上記構成における作用を説明する。第１２図に示す
ようにバンパー５は落下位置６において上向状態でコン
ベア１上に落下し載置されると、安定姿勢となるように
■から■へと自然回転し、その安定姿勢でコンベア１に
よりａ矢示方向へと搬送されて行く。そして、バンパー
５が■の位置まで達すると、反転手段８の反転アーム１
２が回動軸１１廻りにｂ矢示方向へと回動し、コンベア
１上のバンパー５を受取り爪１３で受取り、反転アーム
１２との間で支持しながら、ｂ矢示方向へと回動して行
く。これによってバンパー５も次第にｂ矢示方向へと回
動して行き、受取り爪１３上に支持された■の位置から
ついには自重によって反転回動じ、■の如く反転アーム
１２上に移載されて行く。そして反転アーム１２が略水
平状態まで回動すれば、バンパー５は■の如く完全な反
転状態となるので、次に第１位置決め手段２２のエヤー
シリンダ２５を作動させ、当板２３によりバンパー５を
位置決め爪１４側に押圧し、■の如くバンパー５の搬送
方向の位置決めを行う。続いて第２位置決め手段３０の
エヤーシリンダ３２を作動させ、一対の押圧体３１によ
りバンパー５の両端部を外方へと押圧して横方向の位置
決めを行う。この位置決め時において、バンパー５の寸
法Ｌ４が小さい場合等には、受板１８を水平状態での反
転アーム１２よりも上方に位置すべく調整し、反転状態
のバンパー５を受板１８上に載置すれば良い。

（発明が解決しようとする問題点） 従来技術において見られるように、かかるプラスチック
成形品をアンローダから搬送コンベア上に落下させるこ
とは、成形品の形状、重量その他によって落下時の衝撃
によって、成形品がコンベア搬送面上で跳動して思わぬ
方向に回動したり、傾斜状になったりして、次工程に搬
送出来ないトラブルを生じることがあり、また射出成形
機が２個取り（金型内で１回の成形動作により同時に２
個の製品を成形する）の場合には、アンローダよリコン
ベア上に落下させた時、相互に干渉して同じく搬送不能
となる場合もあり、かかる場合、作業員によってその落
下姿勢を矯正することは手間と労力を必要とするばかり
でなく、生産性を低下させることにもなる。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記のような問題点を解決するために、（般送
コンベア側において単に受動的に落下して来る成形品を
待つのみでなく、成形品を収容してコンヘア側に移動す
るアンローダに向って、積極的に成形品を受取りにゆく
受取部材をその駆動手段とともに備えることによって、
確実かつ容易に成形品を保持し、コンベアにおける安定
かつ円滑な搬送を可能としたもので、具体的には、射出
成形機よりのプラスチック成形品をアンローダを介して
受取るとともにこれを搬送するコンベアにおいて、該搬
送コンベア側に前記アンローダより落下する成形品を支
承する受取部材の一対を昇降自在に配設することにある
。

（作　用） 本発明の技術的手段によれば、第１図に示すように、図
例では先に第７図乃至第１２図において説示した自動車
用バンパーの場合を便宜的に対象として示しているが、
立形射出成形機１によって得られるバンパー５を、アン
ローダ２におけるアタッチメント３内に収容し、アンロ
ーダ２を旋回その他の移動動作によって搬送コンベア４
側に移動させ、そのアタッチメント３内のバンパー５を
搬送コンベア４の搬送入口側の搬送面上に、アタッチメ
ント３の開閉自在な扉底３ａを開放して落下させるに当
り、搬送コンベア４の搬送入口側の両外側に、落下して
くるバンパー５の２個所を支承する一対の受取部材６，
６を、流体圧シリンダ７のピストンロッド７ａに支持さ
せる等して昇降自在に配設することによって、次の作用
が得られる。即ち第１図において、アンローダ２のアタ
ッチメント３を射出成形機１の直下に位置させ、成形機
１よりのバンパー５を収容して後、アタッチメント３を
搬送コンベア４の搬送入口の上方に移動させるとともに
、コンベア４側の一対の受取部材６，６を、流体圧シリ
ンダ７．７のピストンロッド７ａ、　７ａの上昇により
、アタッチメント３における扉底３ａの開放姿勢と干渉
しない高さのもとに上昇させ、しかる後、扉底３ａを開
放してバンパー５を排出落下させれば、バンパー５は一
対の受取部材６，６に２点支持状に支承されることにな
る。従って受取部材６．６をピストンロッド７ａ、　７
ａの下降を介し搬送コンベア４の搬送面より下位に下降
させることにより、受取部材６．６に支承されているバ
ンパー５はコンベア搬送面上に接地するので、次にコン
ベア４をスタートさせることにより、バンパー５は支障
なく搬送されることになる。これによってバンパー５は
搬送コンベア４上に直接落下して、その衝撃によりコン
ベア上で位置や向きの変り、あるいは傾斜等のおそれな
く、安定かつ円滑に供給されることになる。このさい受
取部材６，６の形状、大小を目的のプラスチック成形品
に即応して安全に受取り出来るものとすることによって
、バンパー５のみに止まることなく、全てのプラスチッ
ク成形品に通用できることはいうまでもない。

（実施例） 本発明装置の通切な実施例を、第２図乃至第５図に亘っ
て説示する。搬送コンベア４はヘッドプーリー８、テー
ルブー１ノー９に循環回送自在に張架され、テールプー
リー９側に設けたモータ等の駆動装置ｌＯ１チェン、ス
プロケット等の伝動機構１１によって矢印ａ方向に進行
して成形品を搬送するものとする。この搬送コンベア４
の搬送入口、部ちヘッドブー９−８側のコンベア両外側
に、コンベア４の設置フレーム１２を利用し、該フレー
ム１２の外側に突出状に付設した取付ブラケット１３゜
１３に、略テーブル状の受取部材６，６を、部材６，６
に設けたガイドロッド１４をブラケット１３側に設けた
ガイドボス１５にブツシュ１６等を介して摺動自在に挿
通させるとともに、ブラケット１３に設置した流体圧（
エア）シリンダ７のピストンロッド７ａを受取部材６に
接結部１７を介して連結することにより、一対の受取部
材６．６を取付ブラケッ）１３．１３に昇降自在に取付
けるのである。前記受取部材６゜６は第１図に示すよう
にバンパー５を１箇のみ受取るものでも、また第５図に
バンパー５．５として示すように２個を同時に受取るも
のの何れモもよい。この２個を受取るものは、射出成形
機ｌが２個取り（金型内に一回の成形動作で同時に２１
１の成形品を成形する）の場合に対応するためのもので
ある。またこの同時に２個のバンパー５，５を受取る型
式のものにおいては、別に第２図およ、び第４図に示す
ように、受取部材６，６の各内側において、部材６，６
上に受取った２個のバンパー５．５の内、搬送方向の後
位に位置する１個のバンパー５を受取部材６．６面から
独立して上方に押上げ支持できる押上げテーブル１８．
１８を昇降自在に設けることが適当である。これは２個
のバンパー５．５の内、搬送方向の前位に位置する１個
のバンパー５を先に送り、後位のバンパー５を、例えば
先のバンパー５が搬送コンベア４より次工程に送られた
後、後位のバンパー５をコンベア４上において待機させ
るため等に役立つのであり、同時に２個のバンパー５，
５をコンベアで送る場合は、押上げテーブル１８．１８
は下降させて置けばよい。また第１図で示したアンロー
ダ２は既知のもので、例えば固定架台１９の一取付用ブ
ラケット２０に、上下位置調整用シリンダ２１を介して
昇降自在にかつ旋回自在に設けられたアーム２２の先端
における支持部２３にアタッチメント３を保持させる等
の構造を持つものとされる。尚一対の受取部材６．６の
形状はいうまでもなく、成形品形状に応じて任意に設計
可能であり、またその昇降手段は図例以外の昇降運動機
構を用いることができ、同期昇降、各別昇降も自由に設
計可能であることはいうまでもない。

（発明の効果） 本発明によれば、搬送コンベア側にアンローダ＼　　２
から排出落下される成形品を受取りにゆく受取部材６，
６を設けることにより、従来の直接コンベア搬送面上に
成形品を落下させるものに比し、成形品を安定に支持し
かつこれをコンベア搬送面上に、その姿勢、形状、位置
を変えることなく安全に軟着陸させることができ、これ
によってコンベアにおける搬送トラブルを全く生じるこ
とがないのである。かつこれによってプラスチック成形
品の傷付きや変形等のおそれもなくすことができるのみ
ならず、同時に複数の成形品を落下させる場合でも、相
互の干渉や先後の混乱なく安全かつ整然とコンベア上に
供給することができ、受取部材６．６の一対によって成
形品を安全な２点支持下に移動させることができ、特に
その形状上、不安定な性格のプラスチック成形品の搬送
装置として利点大である。

【図面の簡単な説明】

第１ＦｙＪは本発明装置実施例の配列関係を示す説明図
、第２図は同実施例の平面図、第３図は同正面図、第４
図は同受取部材要部の平面図、第５図は同一部縦断正面
図、第６図は同側面図、第７図乃至第１２図は従来の搬
送装置１例の各説明図である。 １−・射出成形機、２・−・アンローダ、３−・−アタ
ッチメント、４−＃送コンベア、５−バンパー（プラス
チック成形品）　、６．６−受取部材、７・・・流体圧
シリンダ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、射出成形機よりのプラスチック成形品をアンローダ
   を介して受取るとともにこれを搬送するコンベアにおい
   て、該搬送コンベア側に前記アンローダより落下する成
   形品を支承する受取部材の一対を昇降自在に配設するこ
   とを特徴とするプラスチック成形品の搬送装置。