JPS61262586A - 吸液ロ−ル - Google Patents

吸液ロ−ル

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JPS61262586A
JPS61262586A JP10402285A JP10402285A JPS61262586A JP S61262586 A JPS61262586 A JP S61262586A JP 10402285 A JP10402285 A JP 10402285A JP 10402285 A JP10402285 A JP 10402285A JP S61262586 A JPS61262586 A JP S61262586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
liquid
fibrous sheet
present
absorbing
Prior art date
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Pending
Application number
JP10402285A
Other languages
English (en)
Inventor
彦田 豊彦
増田 正男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
MASUDA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
Toray Industries Inc
MASUDA SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by Toray Industries Inc, MASUDA SEISAKUSHO KK filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP10402285A priority Critical patent/JPS61262586A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は吸液ロールに関するものである。吸液ロールは
例えば、金属、ガラス、板材、繊維製品、ゴム製品、プ
ラスチック製品等の表面に付着又は含有している水、処
理液等の液体の除去等に用いられる。
〈従来の技術〉 従来、極細線m東が立体的に絡合された不織マットにそ
の空隙部に高分子物質が連続的かつ多孔質構造1ζ充填
された繊維質シートをロール表面に被覆接着してなる吸
液ロールが、例えば実公昭50−10012号公報で知
られている。
かかる吸液ロールにあっては、ロール表面に上記繊維質
シートがそのまま一重ないしは多重に巻き付けられてい
る。この吸液ロールは、天然スポンジ、天然または合成
繊維から作られた紙および通常のフェルト等をロール表
面に巻き付けてなる吸液ロールに比較して、初期吸液力
が優れており、かつ吸液される対象物の表面を傷つけな
い等の利点を有する。
しかし、たしかに、かかる吸液ロールは初期吸液力は優
れているものの、繊維質シートを一重に巻き付けたロー
ルにあっては、繊維質シートの厚みに限界があるため、
しばらく使用すると、吸液力が著しく低下するという欠
点を有する。またこれを防止するために繊維質シートを
ロール表面に多重に巻き付けた吸液ロールが考ぇられる
が、このものは、多少及液力持続性を向上せしめるもの
の形態安定性が著しく劣るという欠点を有しており、こ
れを防止せんとして巻き付けられた繊維質シート間に接
着剤を適用すると、今度は、それにより液体の移動が妨
げられて肝心の吸液力持続性の向上が期待し得なくなっ
てしまうという欠陥を有する。
さらには、かかる吸液ロールにあっては巻き付けられた
繊維質シートの端部を接着剤で止めるが、この部分の密
度、硬さ等が他の部分と異なり、絞りむらの原因となる
。また繊維質シートの巾に製造上限界があるため、巾広
の吸液ロールを作ることは、上記従来例にあっては困難
である。
〈発明が解決しようとする問題点〉 従って本発明の課題は、上記従来の吸液ロールの欠点を
解消し、吸液力および吸液力持続性がともに優れ、かつ
均一な絞りを可能とし、加えて吸液される対象物の表面
を傷つけず、広巾化が可能な吸液ロールを提供せんとす
るものである。
本発明の他の課題は、吸液される対象物の種類および液
体の種類に応じた最適の吸液構造を可能とする吸液ロー
ルを提供せんとするものである。
〈問題点を解決するための手段および作用〉本発明の課
題は、 1)極細繊維が立体的に絡合された不織布の空隙部に高
分子弾性体が多孔質構造で充填された繊維質シートから
なるディスク状物を多数枚重畳してなる吸液ロール、 あるいは、 2)極細繊維が束状で立体的に絡合されていることを特
徴とする1)記載の吸液ロール・によって達成された。
本発明において、極細繊維を形成するポリマは特1ζ制
限されないが、ポリエステルおよびポリアミドが好まし
い。
高分子弾性体も特に制限はないが、ポリウレタンエラス
トマーが好ましい。
本発明において、極細繊維が立体的に絡合された不織布
の空隙部に高分子弾性体が多孔質構造で充填されたmM
A質シートは、従来公知の方法によ°り容易に得ること
が可能であり、例えば高分子配列体、混合紡糸繊維、剥
離型腹合繊維等の極細繊維形成性繊維を不織布となし、
次いで極細化とポリウレタンエラストマーの含浸・湿式
凝固を適宜な順に実施することにより得られる。
本発明の吸液ロールは、かかる繊維質シートを所望の大
きさのディスク状物に切断し、これを多数枚重畳してロ
ール状に形成することニヨり製造することができる。ロ
ール状に形成する際、通常、上記ディスク状物を多数枚
重畳したものに、重ね合わせ方向にプレス作業を行う。
これにより 密なロールが得られる。
本発明の吸液ロールは、ロール中心部に金属製、プラス
チック製等の他の素材からなる軸を有しているものが好
ましい。この軸は、その周囲に脱液のための孔を有する
筒状の形態を有するものであることが好ましい。
かかる軸を有する本発明の吸液ロールにあっては、筒状
軸内部を減圧にすることにより、吸液効果を向上せしめ
ることが可能である。
他の素材からなる軸を有する本発明の吸液ロールは、該
軸に上記ディスク状物を多数枚通し、これらを相互に密
着するようにプレスすることにより得られる。
本発明にがかる吸液ロールの最大の特徴は、極細amが
立体的に絡合された不織布の空隙部に高分子弾性体が多
孔質構造で充填された繊維質シートの特性を最大限に生
かした形態で吸液ロールとした点にある。
すrlわち、上記繊維質シートは、極細繊維使いである
こと、多孔質構造の高分子弾性体が充填されていること
からして、極めて細い連続した空隙部を有する。これが
いわゆるキャピラリー効果となって、本発明の吸液ロー
ルに優れた吸液力を付与するのであり、また上記繊維質
シートのディスク状物を重畳してロールとなすことによ
り、ロール厚み方向に上記の極めて細い連続した空隙部
に断続点が生じないのでキャピラリー効果が最大限に発
揮されるのである6本発明の吸液ロールに比較して、単
に普通ロールに上記繊維質シートを巻き付けた従来の吸
液クールにあっては、ロールの厚み方向に、ammレシ
ート厚みに相当する部分毎に極めて細い連続した空隙部
の断続点を生じ、キャピラリー効果が充分発揮されない
また、本発明にがかる吸液ロールにおいては、極細繊維
が束状で立体的に絡合されている繊維質シート使いであ
ることが、より優れた吸液力を発揮する。これは、かか
る繊維質シートがより優れたキャピラリー効果を発揮す
るから′と考えられる。
本発明の吸液ロールは、繊維質シートが極細繊維と多孔
質構造の高分子弾性体からなっているので、ロール表面
がソフトでありかつ 密であって、被処理物に対してあ
まりニップ圧をかけなくても絞ることが可能となるばか
りでなく被処理物の表面を傷つけることなく均一に絞る
ことが可能である。これに比較して、もし吸液ロールを
構成する繊維質シートが極細繊維ではない普通繊維から
得られたものである場合は、ロール表面は粗くなり、被
処理物の絞りを行うのにかなりのニップ圧を必要とし、
これが被処理物が繊維製品の場合はしわ発生の原因とな
るばかりでなく、また被処理物が鋼板の場合はどうして
も吸液のとりこぼしを避けるのが困難となる。
また、本発明の吸液ロールは、単に繊維質シートをロー
ルに巻き付けた従来公知である吸液ロールの如く繊維質
シートの端部を接着剤で止める必要が必らずしもないの
で、ロール表面を均一に形成することが可能である。さ
らには、本発明の吸液ロールは、重畳するディスク状物
の枚数を増やすことにより、容易に巾広のロールとする
ことができ、また形態安定性が極めてよく、ロール表面
が長期間使用により損傷を受けた場合、該表面を削るこ
とにより、再び良好なロール表面とすることが容易であ
る。これに比較して、単に繊維質シートをロールに巻き
付けた従来公知である吸液ロールにおいては、ロールの
回転とともに繊維質シートの伸縮がくり返され、ロール
寿命が短かくなるばかりでなく、表面の研削による再生
も不可能である。
本発明の吸液ロールには、極細繊維が立体的に絡合され
た不織布の空隙部に高分子弾性体が多孔質構造で充填さ
れた繊維質シートからなるディスク状物に他のa維質シ
ートからなるディスク状物を混在させて多数枚重畳して
なる吸液ロールも含まれる。この場合、他の繊維質シー
トからなるディスク状物の外径を若干小さくすることが
できる。
〈実施例〉 参考例 キャピラリー効果によって本発明の吸液ロールが優れた
吸液力を示すことは上述した通りであるが、このキャピ
ラリー効果は素材によって異なることは明らかである。
ここに本発明になる繊維質シートと従来から使用されて
いる普通繊維不織布とのキャピラリー効果を比較したの
で下記した。
上記データーは着色された水溶液中に試験資料の1部を
浸漬し、該資料を垂直に保持しておき水溶液がキャピラ
リー効果により上昇した距離を測定し記録したものであ
る。
上表から明らかな如くキャピラリー効果は本発明になる
繊維質シートの方が顕著に優れているのが分かる。
実施例および比較例 ポリエステル極細繊維が3次元的に絡合された不織布の
空隙部にポリウレタンを多孔質構造で充填せしめてなる
繊維質シート(厚さ3fl)を外径250W1内径15
0fiのディスク状に打抜き金属製の軸に多数枚重畳し
50kQ/dの圧力を加えてローラー末端を固定し次い
でローラー表面を研摩し芯出しと表面の平滑化を行い吸
液ロールを作製した。
この吸液ロール2本を組み込んだ吸液装置を用いて、2
種のポリエステル繊維使いの織物を水に浸漬したものを
ロール線圧6kg/cIM、織物の走行速度40m/分
の条件で絞った。また比較のために、普通繊維使い不織
布ロールを2本組み込んだ吸液装置およびゴムロールを
2本組み込んだ吸液装置についても全く同じ対象物につ
き全く同じ絞り操作を行った。吸液効果は含水率(ト)
で下表に示した。
(注) %は含水率(ト)を示し下記により求めた。
W、 −W。
含水率(財)=□ 上表の通り本発明にょる吸液ロールを使用した場合には
、普通繊維使いの不織布ロール、又はゴムロールを使用
した場合に比べ優れた脱液効果を示すものであった。
又この吸液ロールを用い金属板に付着している処理液を
除去した場合、ロール線圧3〜64g7cmの如く小さ
い圧力で金属板表面の処理液膜は完全に除去することが
できた。
チナミニコムロールを用いた場合には圧力に関係なくハ
イドロプレーン現象が生じ金属、板表面に処理液膜が残
った。又普通繊維使い不織布ロールを用いた場合にはロ
ール線圧3〜6&9/1の小さい圧力では金属板表面の
処理液膜を完全には除去することができなかった。
一方ロール線圧を大きくするとロール損耗とりわけ金属
板のエッヂによるロールm粍がはげしくなった。
先に記述した織物の脱液及び金属表面の処理液の除去に
、本発明にががる吸液ロールは長期間の使用において経
時の変化がなく安定がっ均一な効果を維持するものであ
った。
〈発明の効果〉 本発明の吸液ロールは吸液力および吸液カ持続性に優れ
、かつ均一な絞りを可能とし、加えて吸液される対象物
の表面を傷つけず、広巾化が可能であり、例えば金属、
ガラス、板材、繊維製品、ゴム製品、およびプラスチッ
ク製品等の表面に付着又は含有している水、処理液等の
液体の除去および該表面の清掃に極めて有効に使用され
得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)極細繊維が立体的に絡合された不織布の空隙部に高
    分子弾性体が多孔質構造で充填された繊維質シートから
    なるディスク状物を多数枚重畳してなる吸液ロール。 2)極細繊維が束状で立体的に絡合されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の吸液ロール。
JP10402285A 1985-05-17 1985-05-17 吸液ロ−ル Pending JPS61262586A (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0414218A1 (en) * 1989-08-22 1991-02-27 MASUDA SEISAKUSHO CO.,Ltd. Method of making a porous roll assembly
KR101111417B1 (ko) 2005-05-18 2012-02-16 가부시키가이샤 고오와
JP2019183364A (ja) * 2018-04-11 2019-10-24 株式会社クラレ 吸液ロール用シート及び吸液ロール

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JPS5057445A (ja) * 1973-09-19 1975-05-19

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