JPS61261674A - 内燃機関用点火配電器 - Google Patents
内燃機関用点火配電器Info
- Publication number
- JPS61261674A JPS61261674A JP10287585A JP10287585A JPS61261674A JP S61261674 A JPS61261674 A JP S61261674A JP 10287585 A JP10287585 A JP 10287585A JP 10287585 A JP10287585 A JP 10287585A JP S61261674 A JPS61261674 A JP S61261674A
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- Japan
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- distributor
- resin
- electrode
- rotor
- power distribution
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- Pending
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は電波雑音の発生を抑止するようにした内燃機関
用点火配電器に関する。
用点火配電器に関する。
従来この種のものとして、ポリプロピレンに炭素を混入
した導電性樹脂からなる電波雑音遮蔽部材を高耐圧絶縁
樹脂製の配電キャップの外周に被せ、配電ロータや固定
電極等から放射される電波雑音の発生を防止するものが
考えられている(例えば特公昭58−24629号公報
)。
した導電性樹脂からなる電波雑音遮蔽部材を高耐圧絶縁
樹脂製の配電キャップの外周に被せ、配電ロータや固定
電極等から放射される電波雑音の発生を防止するものが
考えられている(例えば特公昭58−24629号公報
)。
ところが、上述した従来の炭素を混入した導電性樹脂か
らなる電波雑音遮蔽部材、および金属フレークを混入し
た導電性樹脂からなる電波雑音遮蔽部材の電波雑音(周
波数65MHz)に対するシールド効果を電界強度計で
測定したところ第2図に示すごとく、金属板単体の50
dB以上に比べて10〜20dB程度のシールド効果し
か得られず、シールド効果が十分得られないという問題
があった。
らなる電波雑音遮蔽部材、および金属フレークを混入し
た導電性樹脂からなる電波雑音遮蔽部材の電波雑音(周
波数65MHz)に対するシールド効果を電界強度計で
測定したところ第2図に示すごとく、金属板単体の50
dB以上に比べて10〜20dB程度のシールド効果し
か得られず、シールド効果が十分得られないという問題
があった。
そこで本発明は、内燃機関により駆動される配電ロータ
と、この配電ロータと対向して固定された固定電極を有
する高耐圧絶縁樹脂製の配電キャップと、この配電キャ
ップの外周を被って設けられた電波雑音遮蔽部材とを備
え、この電波雑音遮蔽部材は、熱変形温度140℃以上
の結晶性樹脂に、金属繊維を混入した導電性樹脂からな
る内燃機関用点火配電器を提供するものである。
と、この配電ロータと対向して固定された固定電極を有
する高耐圧絶縁樹脂製の配電キャップと、この配電キャ
ップの外周を被って設けられた電波雑音遮蔽部材とを備
え、この電波雑音遮蔽部材は、熱変形温度140℃以上
の結晶性樹脂に、金属繊維を混入した導電性樹脂からな
る内燃機関用点火配電器を提供するものである。
しかして、金属繊維を混入した導電性樹脂からなる電波
雑音遮蔽部材の電波雑音(周波数65MHz)に対する
シールド効果を電界強度計で測定したところ第2図で示
すごとく、金属板単体とほぼ同じ50dB程度の十分な
シールド効果が得られた。
雑音遮蔽部材の電波雑音(周波数65MHz)に対する
シールド効果を電界強度計で測定したところ第2図で示
すごとく、金属板単体とほぼ同じ50dB程度の十分な
シールド効果が得られた。
ここで、金属繊維を混入したポリプロピレンよりなる導
電性樹脂の電波雑音遮蔽部材に対し、内燃機関への点火
配電器搭載時の環境を考慮した冷熱サイクル試験(−3
0℃〜120℃)を行うと、第3図図示のaで示すごと
く、50dB程度から10dB以下へとシールド効果が
著しく低下してしまって実用化困難であった。この理由
は、冷熱サイクルにより電波雑音遮蔽部材を構成する樹
脂の塑性変形までは至らないものの、樹脂の分子結合力
が弱くなり、樹脂中に混入される金属繊維同志の接触が
保たれなくなるためと推定される。
電性樹脂の電波雑音遮蔽部材に対し、内燃機関への点火
配電器搭載時の環境を考慮した冷熱サイクル試験(−3
0℃〜120℃)を行うと、第3図図示のaで示すごと
く、50dB程度から10dB以下へとシールド効果が
著しく低下してしまって実用化困難であった。この理由
は、冷熱サイクルにより電波雑音遮蔽部材を構成する樹
脂の塑性変形までは至らないものの、樹脂の分子結合力
が弱くなり、樹脂中に混入される金属繊維同志の接触が
保たれなくなるためと推定される。
そこで、樹脂材料を熱変形温度の観点から見直し、種々
の熱変形温度を持つ樹脂材料に金属繊維を混入した導電
性樹脂からなる電波雑音遮蔽部材で、冷熱サイクル試験
前と後(10サイクル後)のシールド効果を比較した結
果第4図のようになった。この第4図において横軸には
樹脂材料の熱変形温度が取ってあり、ABSはアクリロ
ニトリルブタジェンスチレンを示しくPPはポリプロピ
レンで、グレードの異なる2種のものが示してあり、P
BTはポリブチレンテレフタレートを示し、NYはナイ
ロンでグレートの異なる2種のものが示してあり、白丸
印は冷熱サイクル試験前のシールド効果を示し、黒丸印
は冷熱サイクル試験後のシールド効果を示す。この第4
図より、冷熱サイクル試験でのシールド効果の低下が1
0dB以下と少ない、熱変形温度140℃以上の結晶性
樹脂(PBT、NY等)に金属繊維を混入した導電性゛
樹脂からなる電波雑音遮蔽部材を使用することにより内
燃機関への搭載時の環境にも十分耐え得ることがわかる
。
の熱変形温度を持つ樹脂材料に金属繊維を混入した導電
性樹脂からなる電波雑音遮蔽部材で、冷熱サイクル試験
前と後(10サイクル後)のシールド効果を比較した結
果第4図のようになった。この第4図において横軸には
樹脂材料の熱変形温度が取ってあり、ABSはアクリロ
ニトリルブタジェンスチレンを示しくPPはポリプロピ
レンで、グレードの異なる2種のものが示してあり、P
BTはポリブチレンテレフタレートを示し、NYはナイ
ロンでグレートの異なる2種のものが示してあり、白丸
印は冷熱サイクル試験前のシールド効果を示し、黒丸印
は冷熱サイクル試験後のシールド効果を示す。この第4
図より、冷熱サイクル試験でのシールド効果の低下が1
0dB以下と少ない、熱変形温度140℃以上の結晶性
樹脂(PBT、NY等)に金属繊維を混入した導電性゛
樹脂からなる電波雑音遮蔽部材を使用することにより内
燃機関への搭載時の環境にも十分耐え得ることがわかる
。
以下本発明を図に示す実施例について説明する。
第1図および第5図において、1は変成ポリプロピレン
のごとき高耐圧絶縁樹脂よりなる配電キャップで、1つ
の中心電極1aと気筒数に応じた複数の固定電極1bと
を有している。2は配電キャップ1の外周を被ってこの
配電キャップ1と一体成形した電波雑音遮蔽部材で、ポ
リブチレンテレフタレートやナイロンなどの熱変形温度
が140℃以上の結晶性樹脂2aに、黄銅や鉄などより
なる金属繊維2b(直径60〜90ミクロン、長さ1〜
5鶴の円柱状のもの)を15体積%程度混入した導電性
樹脂よりなる。3はアルミニュームなどの金属製の配電
器ハウジングであって、その開口端に配電キャップ1が
被せである。4は内燃機関により回転駆動される配電ロ
ータで、高電圧絶縁樹脂よりなり、その上端にはロータ
電極4aが固定してあり、このロータ電極4aの先端が
各固定電極1bと対向することにより、中心電極1aよ
りの高電圧がロータ電極4aを介して各固定電極1bに
分配されるようにしである。
のごとき高耐圧絶縁樹脂よりなる配電キャップで、1つ
の中心電極1aと気筒数に応じた複数の固定電極1bと
を有している。2は配電キャップ1の外周を被ってこの
配電キャップ1と一体成形した電波雑音遮蔽部材で、ポ
リブチレンテレフタレートやナイロンなどの熱変形温度
が140℃以上の結晶性樹脂2aに、黄銅や鉄などより
なる金属繊維2b(直径60〜90ミクロン、長さ1〜
5鶴の円柱状のもの)を15体積%程度混入した導電性
樹脂よりなる。3はアルミニュームなどの金属製の配電
器ハウジングであって、その開口端に配電キャップ1が
被せである。4は内燃機関により回転駆動される配電ロ
ータで、高電圧絶縁樹脂よりなり、その上端にはロータ
電極4aが固定してあり、このロータ電極4aの先端が
各固定電極1bと対向することにより、中心電極1aよ
りの高電圧がロータ電極4aを介して各固定電極1bに
分配されるようにしである。
なお、上述した実施例においては、配電キャップ1の外
周に電波雑音遮蔽部材2を一体成形したが、配電キャッ
プ1とは別体で電波雑音遮蔽部材2を形成して、配電キ
ャップ1の外周に、嵌合、接着、ねじ止め等により固定
するようにしてもよい。
周に電波雑音遮蔽部材2を一体成形したが、配電キャッ
プ1とは別体で電波雑音遮蔽部材2を形成して、配電キ
ャップ1の外周に、嵌合、接着、ねじ止め等により固定
するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、樹脂中に混入された
金属繊維同志の接触によって配電ロータや固定電極から
放射される電波雑音の発生を確実に抑止して十分なシー
ルド効果が得られるのみならず、熱変形温度が140℃
以上の結晶性樹脂を用いることによって、内燃機関への
搭載時における高温での使用環境においても、樹脂の分
子結合・力が保たれて、樹脂中に混入される金属繊維同
志の接触を確保することができて、シールド効果のr; 低下を来すことなく、使用することができるという優れ
た効果がある。
金属繊維同志の接触によって配電ロータや固定電極から
放射される電波雑音の発生を確実に抑止して十分なシー
ルド効果が得られるのみならず、熱変形温度が140℃
以上の結晶性樹脂を用いることによって、内燃機関への
搭載時における高温での使用環境においても、樹脂の分
子結合・力が保たれて、樹脂中に混入される金属繊維同
志の接触を確保することができて、シールド効果のr; 低下を来すことなく、使用することができるという優れ
た効果がある。
第1図は本発明配電器の一実施例を示す要部縦断面図、
第2図は導電性樹脂への混入金属材料に対するシールド
効果特性図、第3図は冷熱サイクル数に対するシールド
効果特性図、第4図は熱変形温度に対応する各樹脂材料
に対する冷熱サイクル前後のシールド効果特性図、第5
図は第1図図示配電器における電波雑音遮蔽部材の要部
断面図である。 ■・・・配電キャップ、1b・・・固定電極、2・・・
電波雑音遮蔽部材、2a・・・結晶性樹脂、2b・・・
金属繊維、4・・・配電ロータ。 代理人弁理士 岡 部 隆 第1図 第2図 嬶91社樹脂 第3図 ン今熱−町フー号り)し1)5ζ。 第5図
第2図は導電性樹脂への混入金属材料に対するシールド
効果特性図、第3図は冷熱サイクル数に対するシールド
効果特性図、第4図は熱変形温度に対応する各樹脂材料
に対する冷熱サイクル前後のシールド効果特性図、第5
図は第1図図示配電器における電波雑音遮蔽部材の要部
断面図である。 ■・・・配電キャップ、1b・・・固定電極、2・・・
電波雑音遮蔽部材、2a・・・結晶性樹脂、2b・・・
金属繊維、4・・・配電ロータ。 代理人弁理士 岡 部 隆 第1図 第2図 嬶91社樹脂 第3図 ン今熱−町フー号り)し1)5ζ。 第5図
Claims (3)
- (1)内燃機関により駆動される配電ロータと、この配
電ロータと対向して固定された固定電極を有する高耐圧
絶縁樹脂製の配電キャップと、この配電キャップの外周
を被って設けられた電波雑音遮蔽部材とを備え、この電
波雑音遮蔽部材は、熱変形温度140℃以上の結晶性樹
脂に、金属繊維を混入した導電性樹脂からなる内燃機関
用点火配電器。 - (2)前記結晶性樹脂はポリブチレンテレフタレートよ
りなる特許請求の範囲第1項記載の内燃機関用点火配電
器。 - (3)前記結晶性樹脂はナイロンよりなる特許請求の範
囲第1項記載の内燃機関用点火配電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287585A JPS61261674A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 内燃機関用点火配電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287585A JPS61261674A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 内燃機関用点火配電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61261674A true JPS61261674A (ja) | 1986-11-19 |
Family
ID=14339067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10287585A Pending JPS61261674A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 内燃機関用点火配電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61261674A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5490596A (en) * | 1977-12-07 | 1979-07-18 | Mb Assoc | Conductive plastic composite material |
JPS57105564A (en) * | 1980-12-22 | 1982-07-01 | Hitachi Ltd | Distributor for internal combustion engine |
JPS5824629A (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-14 | Nissan Motor Co Ltd | デイスクブレ−キのブレ−キロ−タ |
JPS58143170A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-25 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関の雑音電波抑止用配電器 |
JPS59217396A (ja) * | 1983-05-25 | 1984-12-07 | 株式会社明電舎 | 電磁波シ−ルド用プラスチツク |
JPS6028297A (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-13 | 三菱電線工業株式会社 | 電磁波シ−ルド用組成物 |
-
1985
- 1985-05-15 JP JP10287585A patent/JPS61261674A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5490596A (en) * | 1977-12-07 | 1979-07-18 | Mb Assoc | Conductive plastic composite material |
JPS57105564A (en) * | 1980-12-22 | 1982-07-01 | Hitachi Ltd | Distributor for internal combustion engine |
JPS5824629A (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-14 | Nissan Motor Co Ltd | デイスクブレ−キのブレ−キロ−タ |
JPS58143170A (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-25 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関の雑音電波抑止用配電器 |
JPS59217396A (ja) * | 1983-05-25 | 1984-12-07 | 株式会社明電舎 | 電磁波シ−ルド用プラスチツク |
JPS6028297A (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-13 | 三菱電線工業株式会社 | 電磁波シ−ルド用組成物 |
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