JPS61261438A - 帯板用支持フロ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、走行する帯板を必要に応じてローラにより支
持し得ると共に流体の静圧を利用して非接触支持し得る
支持フロータに関する０ 〈従来の技術〉 鋼板等の帯板の連続焼鈍ラインや連続メツキライン或い
はこれに先豆つ連続電解脱脂ラインや連続酸洗ライン等
においては、帯板の走行を案内する案内装置が必要で６
９、通常はガイドロールが使われている。しかしながら
１例えば連続焼鈍ラインにおいては帯板は８００℃以上
ともなって引張強度が低下するため、この帯板をガイド
ロールにより支持案内するとガイドロールとの不均一接
触により帯仮に変形が生じてしまう場合がある。このよ
うな帯板の変形を防止するために、静圧軸受の原理を応
用して例えばＨ２−Ｎ２　　混合ガス等の圧力によって
帯板を下方から非接触で支持案内する支持フロータが使
われている。

支持フロータ１は、その外観を表す第５図及びその断面
構造を表す第６図に示すように、内部がＨ２−Ｎ２　　
ガス等の流体のチャンバ２となった箱形の本体３を備え
、本体３には帯板Ｓと対向する平滑な受圧面４を形成し
た上板５が装着されている。この上板５の帯板Ｓ通板方
向前後両端部と本体３との間には、配管６を介して図示
しない流体供給源に連通するチャンバ２からの加圧流体
を受圧面４の中央側へ向けて斜めに噴出させるスリット
状の流体噴出ロアがそれぞれ形成され、受圧面４と帯板
Ｓとの間に発生する加圧流体の静圧によって帯板Ｓをこ
の支持フロータｌ上に非接触状態で支持するようになっ
ている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記のような支持フロータｌは受圧面４が平滑でろつ九
ため、流体噴出ロアから噴出した流体が受圧面４と帯板
Ｓとの間に押し込まれながら帯板Ｓの幅方向に流れてし
まい、漏出流量が非常に大きくなって充分な静圧を確保
できない欠点があつ九。例えば、第７図に示すように、
帯板Ｓの中央部でさえ理論値の３０チ〜４０％程度しか
達しないと共に幅方向の外側になる程この圧力が大きく
低下しておシ、帯板Ｓの安定した支持ができなかったり
、或いは大容量の流体供給源が必要となっていた。

上記のような欠点を解消した支持フロータとしては次の
ような支持フロータがおる。この支持７０−タは、その
外観を表す第８図に示すように、帯板Ｓの自重による変
形に沿ったバッフルプレート８を帯板Ｓの通板方向に延
在し且つ帯板Ｓの幅方向に沿って配列するように複数受
圧面４上に突設したものである。

この支持フロータによれば、受圧面４と帯板Ｓとの間に
押し込まれた流体がパンフルプレート８によって帯板Ｓ
の幅方向に流れにくくなり、漏出流量が少なくなって流
体による支持力は、第９図に示すように、帯板Ｓの幅方
向に均一化されると共に理論値の５０％〜６０％程度に
も達する。

このようにパンフルプレート８を備えた支持７０−タは
その性能が格段に向上したものではあるが、実際の使用
態様によっては次のような要求が生ずる場合があった。

すなわち、例えば、ラインに帯板Ｓを最初に通す場合（
スレッディングと称す）には支持フロータで支持するよ
りもガイドロールを用いて支持した方が動力的、に得策
であり、必要に応じて支持フロータによる非接触支持と
ガイドロールによる接触支持とを使分けたいという要求
があった。

本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、帯板を
大きな安定した力で非接触状態で支持し得ると共に、必
要に応じてロールによる接触状態での支持をもし得る支
持フロータを提供することを目的とする。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明の帯板用支持７０−タは、帯板の直下にこの帯板
と対向する受圧面が形成された本体と、前記帯板の通板
方向に沿った前記受圧面の前後両端部に前記帯板の幅方
向に沿つてそれぞれ開口し且つ前記受圧面の中央側へ向
けて斜め上方にそれぞれ流体を噴出させて前記帯板と前
記受圧面との間にこの流体の静圧を発生させる一組の流
体噴出口と、前記帯板の通板方向に延在し且つ前記帯板
の幅方向に沿って配列するように前記受圧面上に複数突
設され九バッフルプレートと、前記受圧面上で前記バッ
フルプレートより上方へ突出し得るよう前記帯板の幅方
向に沿って設けられたロールとを備えたことを特徴とす
る。

く作　　　用〉 帯板を非接触状態で支持する場合には、ロールをバッフ
ルプレートの上端より下方に位置させておき、流体噴出
口から噴出される流体により帯板を支持する。一方、ス
レッディング等のように特別な場合にはロールをバッフ
ルプレートより上方へ突出させ、このロールにより帯板
を接触状態で支持する０ く実　施　例〉 以下、本発明の冥施例を図面を参照して説明する。

第１図、第２図は本発明の一実施例に係り、第１図（ａ
）　（ｂ）はそれぞれ接触支持状態、非接触支持状態に
おける帯板用支持フロータの側面図、第２図は帯板用支
持７０−タの平面図である。

図示のように、内部がＨ，−Ｎ、　　混合ガス等の流体
のチャンバ１１となる箱形の本体１２には、帯板Ｓと対
向する受圧面１４を備えた上板１５が一体的に取付けら
れている。この上ｇｉ１５の中央部には帯板Ｓの幅方向
に延在する凹部１６が形成されており、この凹部１６内
には帯板Ｓの幅方向に延在するロール１７が後述するバ
ッフルプレート２０の上端より上方へ突出し得るよう第
１図中上下方向へ移動可能に設けられている。また、こ
の上板１５の帯板Ｓ通板方向（第２図中、左右方向）前
後両端部と本体１２との間には、チャンバ１１内に送り
込まれる流体を受圧面１４の中央側へ向けて斜めに噴出
させるスリット状の流体噴出口１８がそれぞれ形成され
、チャンバ１１内は本体１２に連続された配管１９を介
して図示しない流体供給源が接続されている。尚、本実
施例では流体噴出０１８をスリット状に形成したが、そ
れぞれ帯板Ｓの幅方向に沿って配列され之多数の小孔状
にすることも可能である。

受圧面１４上には帯板Ｓの通板方向に延在する複数（本
実施例では凹部１６で分断された前後のものを１組とし
て合計４組）のパンクルプレー）２０が帯［Ｓの部方向
に沿って配列するように突設され、バッフルプレート２
０の上端縁は帯板Ｓの自重による変形に沿って円弧状に
形成されている。

従って、図示していないが公知の昇降機構によりロール
１７を下降させて、第１図（鴎に示すようにこのロール
１７をパツフルブ、レー）２０の上端より下方に位置さ
せた状態において、流体供給源から配管１９を介してチ
ャンバｌｌ内に送シ込まれる流体を流体噴出口１８から
受圧面１４と帯板Ｓとの隙間へ吹き出させると、この流
体はパンフルプレート２０の存在により帯板Ｓの幅方向
へ流出しにくいため、帯板Ｓは高圧の流体による静圧で
非接触状態の浮上支持される。一方、前記昇降機構によ
りロール１７を上昇させて、第１図（ａ）に示すように
このロール１７をバッフルプレート２０の上端よυ上方
に突出位置させた状態にすると共にこのロール１７を図
示していないモータ等により帯板Ｓの通板速度と同一の
速度で回転させると、スレッディング等においてこのロ
ール１７により帯板Ｓを接触状態で支持することができ
る。尚、このようにロール１７で帯板Ｓを支持する場合
には、流体噴出口１８から流体を噴出させてもさせなく
ても良く、流体による静圧支持を併用するか否かは種々
条件により適宜決定される。

第３図、第４図は本発明の他の一実施例に係シ、第３図
（ａ）　（ｂ）はそれぞれ接触支持状態、非接触支持状
態における帯板用支持フロータの側面図、第４図は帯板
用支持フロータの平面図である。尚、前述の実施例と実
質的に同−Ｓ分には同一符号を付して重複する説明は省
略する。

図示のように、本実施例においてはロール１７０両端部
にそれぞれ円板２１が設けておシ、これら円板２１は本
体１２の左右両側壁に対して微小な間隙をもって位置し
ている。

従って、流体噴出口１８から噴出される流体により帯板
Ｓを浮上支持する場合において、バッフルプレー）２０
が分断される受圧面１４の中央部でロール１７に沿って
流れる流体の流出が円板２１により防止され、流体によ
る支持力を効率的に作用させることができる。

〈発明の効果〉 本発明に係る帯板用支持７０−タによれば、流体の漏洩
流量を小さくして受圧面と帯板との間の静圧を高め且つ
この静圧を帯板の幅方向に均一に作用させることができ
るため、相対的に流体供給源を小型化できると共に帯板
の安定した支持ができる。そして、スレッディング等の
ような場合、実際の使用態様に応じてロールによる支持
に切換えることができ、動力的に有利であると共に帯板
用支持７０−タの汎用性が拡大する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　（ｂ）、第２図は本発明の一実施例に係
シ、第１図（ａ）　（ｂ）はそれぞれ帯板用支持フロー
タの側面図、第２図はその平面図、第３図（ａ）（ｂ）
、第４図は本発明の他の一実施例に係り、第３図（ａ）
（ｂ）はそれぞれ帯板用支持フロータの側面図、第４図
はその平面図、第５図は従来の帯板用支持フロータの一
例を表す斜視図、第６図はその内部構造を表す断面図、
第７図はその静圧分布を表すグラフ、第８図は従来の帯
板用支持フロータの他の一例を表す斜視図、第９図はそ
の静圧分布を表すグラフである。 図　　面　　中、 １２は本体、 １４は受圧面、 １７はロール、 Ｊ８は流体噴出口、 ２０はバックルプレート、 Ｓは帯板である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 帯板の直下にこの帯板と対向する受圧面が形成された本
   体と、前記帯板の通板方向に沿つた前記受圧面の前後両
   端部に前記帯板の幅方向に沿つてそれぞれ開口し且つ前
   記受圧面の中央側へ向けて斜め上方にそれぞれ流体を噴
   出させて前記帯板と前記受圧面との間にこの流体の静圧
   を発生させる一組の流体噴出口と、前記帯板の通板方向
   に延在し且つ前記帯板の幅方向に沿つて配列するように
   前記受圧面上に複数突設されたバッフルプレートと、前
   記受圧面上で前記バッフルプレートより上方へ突出し得
   るよう前記帯板の幅方向に沿つて設けられたロールとを
   備えたことを特徴とする帯板用支持フロータ。