JP2625052B2 - 給液ノズル - Google Patents

給液ノズル

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JP2625052B2 JP3243475A JP24347591A JP2625052B2 JP 2625052 B2 JP2625052 B2 JP 2625052B2 JP 3243475 A JP3243475 A JP 3243475A JP 24347591 A JP24347591 A JP 24347591A JP 2625052 B2 JP2625052 B2 JP 2625052B2
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正 緒方
勝明 中川
和裕 丸茂
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
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Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状の表面に一方向か
ら酸液、メッキ液などの液体を供給する給液ノズルに関
するもので、さらに詳しくは、被処理面に均一な流速の
液体を供給する給液ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】給液ノズルは、板状の表面に酸液、メッ
キ液などの液体を供給するなど種々の産業分野で使用さ
れている。即ち、板状の被処理表面に均一な流速の酸
液、メッキ液などの液体を供給する給液ノズルは、例え
ば特開昭61−90860号公報は、図5に示すよう
な、また特開昭61−64897号公報は、図6に示す
ような給液ノズルが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大流量のメ
ッキ液を供給して、高効率・高品質のメッキを行うメッ
キ装置に提供されるものである。
【0004】すなわち、メッキタンクにおいて被メッキ
材が0.1mm程度の非常に薄いストリップにメッキを高
効率で行うためには、大流量の液体を供給しなければな
らない。また、液の脈動や振動が大きいとその脈動や振
動によってストリップに皺や折れが発生するため、脈動
や振動が非常に小さい整流状態の液流としなければなら
ない。さらに、メッキ厚さを厳格な管理基準の中で行う
場合、ストリップの幅方向に対する流速分布も均一でな
ければならない。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、大
流量の液体を脈動や振動が非常に小さい整流状態の液流
とし、かつ、ストリップの幅方向に対する流速分布を均
一とする給液ノズルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ストリ
ップの両面又は片面に配置した給液ノズルを、仕切り
によりストリップ長手方向に2分割して、それぞれ
次ノズル室と2次ノズル室を形成し、且つ、前記仕切り
壁と給液ノズル本体の外側壁との接する部位に、ストリ
ップ幅方向中央から両側へ漸増する隙間を有するスリッ
トを形成して前記1次ノズル室と2次ノズル室を連通す
ると共に、前記1次ノズル室のストリップ幅方向両側に
給液口をそれぞれ設け、且つ、2次ノズル室にはストリ
ップ全幅方向にわたって、通板部へ給液する平行隙間を
有する噴流口を設けたことを特徴とする給液ノズルであ
る。
【0007】
【作用】図1は本発明の実施例を示す側部断面図、図2
は図1のA−A断面図、図3は図2のB−B断面図であ
る。
【0008】図1に示すように、給液ノズル2,3はス
トリップ1の表裏に配置している。液は図3に示すよう
に、4ケ所の給液管5,5′および6,6′から供給さ
れる。1つのノズルに対して、2ケ所の給液口から供給
された液は、図1の1次ノズル室2−5あるいは3−5
で合流する。2ケ所の給液口から供給される液は、1次
ノズル室で互いの液が衝突する状態で合流するため、1
次ノズル室内の静圧力分布を考えると、必然的にノズル
室の中央部分の静圧力が高くなっている。
【0009】1次ノズル室2−5で合流した液は、仕切
り壁2−2とノズルの壁によって作ったスリットを通
過して2次ノズル室に流入し、噴流口2−3からストリ
ップ1に向かって吹き出される。この時、スリット7は
中央部分Aから給液口付近B,B′に向かって、テーパ
ー状に広くなっている。すなわち、中央部分からは液は
流れ出しにくく給液口付近からは液は流れ出しやすい構
造にしている。この構造的配慮とノズル室内の静圧力分
布のバランスによってノズルの幅方向に対して均一な流
速分布が得られるのである。
【0010】図4に仕切り壁のない従来ノズルと本発明
ノズルの流速分布を示す。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面にもとづいて説明する。
給液ノズル2,3はストリップ1の表裏に配置してい
る。すなわち、この実施例はストリップ1の表裏両方に
給液する場合のものである。ただし、説明は分かり易く
するために、給液ノズル2の方を主体として説明する。
給液ノズル3も同様の機能を有している。
【0012】給液ノズル2は槽本体4にフランジ2−4
によって固定されている。液は図3に示すように、2ケ
所の給液管6および6′から供給される。ノズル2に対
して、2ケ所の給液口から供給された液は、1次ノズル
室2−5で合流する。
【0013】1次ノズル室2−5の大きさは大きくする
必要はなく、給液口の大きさとほぼ同等である。また、
給液口から供給される液の流速は約3m/sec と高速で
ある。2ケ所の給液口から供給される液は、1次ノズル
室でお互いの液が衝突する状態で合流するため、1次ノ
ズル室内の静圧力分布を考えると、必然的にノズル室の
中央部分の静圧力が高くなっている。1次ノズル室2−
5で合流した液は、仕切り壁2−2とノズル2の壁によ
って作ったスリット7を通過して2次ノズル室に流入す
る。この時、スリット7は中央部分Aから給液口付近
B,B′に向かって、テーパー状に広くなっているが、
この実施例の寸法はスリットA部で約10mm、スリット
B,B′部で約30mmである。
【0014】2次ノズル室では、液の一部が渦巻き状と
なって均一になる大きさが必要だが、1次ノズル室より
小さくてよい。2次ノズル室に流入した液は、最終的
に、全幅に渡って平行隙間を有する噴流口からストリッ
プ1に向かって吹き出される。噴流口の向きは、ストリ
ップ1に対してできるだけ平行になる方が、ストリップ
1に対して振動を与えないが、構造の制約上限界があ
る。この実施例の場合、15°の角度である。
【0015】以上、実施例について説明したが、ストリ
ップ1に対して下向きに吹き出すのに限定されるもので
はなく、ストリップ1に対して上向きに吹き出したり、
水平方向に吹き出したりできる。また、給液ノズルは図
1のようにストリップの表裏面に各々設置したり、ある
いはストリップの片面のみに設置したりなど応用するこ
とができる。そして、本発明の給液ノズルは、メッキに
限らず酸洗、脱脂などの作業を行う装置においても十分
使用可能である。
【0016】以上本発明を図面にもとづいて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、給液ノズ
ルの目的に従い設計変更が可能であり、勿論本発明の範
囲を逸脱するものではない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果がある。
第1に、被メッキ材が0.1mm程度の非常に薄いストリ
ップに液を供給した時、ストリップに皺や折れを発生さ
せない、脈動や振動が非常に小さい整流状態の液流とす
ることができる。第2に、メッキ厚さを厳格な管理基準
の中で行うような場合に必要な、ストリップの幅方向に
対する流速分布を均一することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側部断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】本発明と従来技術のノズルの流速分布の図表で
ある。
【図5】従来技術の給液ノズルの説明図である。
【図6】(a),(b)は従来技術の他の給液ノズルの
説明図で(a)は側面図、(b)はC−C断面図であ
る。
【符号の説明】 1 ストリップ 2 給液ノズル 2−1 給液口 2−1′ 給液口 2−2 仕切り壁 2−3 噴流口 2−4 フランジ 2−5 1次ノズル室 2−6 2次ノズル室 3 給液ノズル 4 槽本体 5 給液管 5′ 給液管 6 給液管 6′ 給液管 7 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 勝明 北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プ ラント設計株式会社内 (72)発明者 丸茂 和裕 北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プ ラント設計株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−99695(JP,A) 実開 昭62−106967(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップの両面又は片面に配置した
    液ノズルを、仕切り壁によりストリップ長手方向に2
    分割して、それぞれ1次ノズル室と2次ノズル室を形成
    し、且つ、前記仕切り壁と給液ノズル本体の外側壁との
    接する部位に、ストリップ幅方向中央から両側へ漸増す
    る隙間を有するスリットを形成して前記1次ノズル室と
    2次ノズル室を連通すると共に、前記1次ノズル室のス
    トリップ幅方向両側に給液口をそれぞれ設け、且つ、
    次ノズル室にはストリップ全幅方向にわたって、通板部
    へ給液する平行隙間を有する噴流口を設けたことを特徴
    とする給液ノズル。
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US07/948,180 US5236566A (en) 1991-09-24 1992-09-21 Vertical type stream plating apparatus
DE69218708T DE69218708T2 (de) 1991-09-24 1992-09-22 Vertikalströmungsplattiervorrichtung
EP92116194A EP0534368B1 (en) 1991-09-24 1992-09-22 Vertical type stream plating plating apparatus

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