JPS6126114B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フアクシミリ送信機を入力装置と
する電子計算機を備えた画像処理システムに関
し、特に良好な品質の画像を電子計算機により
処理し得る画像処理システムに関するものであ
る。

現在画像をのポイント、ツー、ポイントで接
続されたフアクシミリ送信機及び受信機間で伝
送する場合画像の品質を受信機側で検査するこ
とが行なわれる。

また、フアクシミリ送信機と、電子計算機と
を交換回線等を用いて接続し、フアクシミリ送
信機より画像パターン対応の画信号をコード
化、例えばランレングスコード化せしめた画情
報を送信し、この信号を画情報に変換した後電
子計算機に入力し、所定の処理、例えば、単な
るフアイル装置への格納処理、を行わせる画像
処理システムも知られている。

しかしながら後者のシステムにあつては画像
の品質を検査することなく電子計算機にその情
報の処理をゆだねている。このために実際に、
電子計算機で、画情報を用いて次の処理を行う
際、画像パターンが再現できない等の欠点を有
している。また上述した検査を電子計算機にて
行う事も考えられるが、画情報のデータ長が極
めて長いために、検査の時間が長くなり、送信
機に対する検査結果を含む応答データ送出する
迄、回線を保留しておかなければならない等の
欠点がある。

また特に、一旦電子計算機に上記格納処理を
行わせた後、一定時間後にこの検査機能を持つ
フアクシミリ受信機にこの格納データを取出し
て送出した際に当該フアクシミリ受信機から再
送要求が到来する等して不都合合が生ずる。

本発明の目的は以上の欠点及び不都合を解消
し得る画像処理システムを提供することにあ
る。

上記目的を達成するために本発明では電子計
算機の回線側に、画像の品質をチエツクする制
御装置を設け、この制御装置にて簡易に検査を
行うようのにしたものであり、以上実例につき
詳述する。

図面は本明の一実施例のブロツク図である。

図中、PXは原稿、FAXはフアクシミリ装
置、RDはリーダ、CDはコーダ、Ｍは変調器、
Ｌは変換器、Ｄは復調器、CKは検査装置、SR
はシフトレジスタ、ATは符号解析テーブル、
LTは符号長テーブル、CTはカウンタADは加
算器、RGは出力レジスタ、MPUはマイクロプ
ロセツサ、CPUは電子計算機である。動作を
説明する。

原稿PXの画像パターンはリーダRDによつて
読取られ、画信号となる、この画信号に応じて
２値の信号ａとし、リーダRDが出力する。リ
ーダRDの出力信号はコーダCDで、コード化さ
れ画情報に変換されて変調器Ｍに転送される。
変調器Ｍはこの画情報を用いて変調した信号Ｃ
を交換機Ｌを介し、検査装置CKに入力せしめ
る。検査装置CKは、受信信号を復調器Ｄにて
復調した後、画像１品質を検査する。また現
在、Ｇ規格のフアクシミリ装置は、
CCITT、T.4において、国際的に標準化され、
画情報の圧縮方式及び圧縮符号も定められてい
るので、当検査装置CKの検査手法はこの規格
に沿う検査手法を例に上げて説明する。

即ち、上記規格においては、次の特徴的な点
を有している。

画信号が送信される前に、送受を整合する
ために、状態情報が送受装置間で送受されるた
めに、状態情報が送受間で送受される事。

上記の送受により送信側が、一回の送信期
間に送信する走査線の本数が、受信側にて判る
事。

各走査線に対応してその先頭にライン同期符
号“EOL”が付加される事。

一回の送信時最初の走査線の画信号をコード
化した画情報は１次元符号化（モデフアイドハ
フマン符号化）されたものであり、後の走査線
の画信号の画情報は当該最初の符号化信号に対
するる相関データを用いて２次元符号化（モデ
フアイドリード符号化）したものである事。

上記項の最初の画情報を符号“EOL”と
の間にはタグビツトが付加されて送信されるも
のである事。

である、本実施例においては、これらの特徴を利
用している。

本装置CKではマイクロプロセツサMPUにより
制御しているが、画品質チエツクはハードウエア
で処理し、フアームウエアではチエツク回路のの
出力レジスタRGを参照し電子計算機CPUに画像
を送るべきか否かを決定するのみである。次にハ
ードウエアの部分を説明する。

本装置では実用性とコストの面から二次元圧縮
所謂モデフアイドリード方式による圧縮の場合で
も一次元符号モデフアイドハフマンによる符号の
みを展開する。出力レジスタRGには一次元符号
を展開したか二次元符号を展開したのかを示すビ
ツトがあり上記タグビツトがテーブルATにより
検出された場合セツトされその他の場合セツトさ
れない状態とされる。これによりマイクロプロセ
ツサMPUはこのビツトがセツトされた場合の
み、その他のデータを読取り検査する。これによ
り処理を簡略化している。即ち二次元符号を展開
すると正しい値とはならずこれをフラグによつて
切り分ける。

T.4で定められた一次元圧縮符号は長さが一定
でなく複雑である。今復調器Ｄの出力する受信ク
ロツクＣによつて受信データb′をシフトレジス
タSRに入れていくと、その出力に接続された２
つのテーブルAT及びLTから符号の意味（符号が
00110101なる白の０等）と符号長データが出力さ
れる。前述の第項の特徴であるラインの先頭に
必ず付く符号EOL（ライン同期信号）によつて
カウンタCT及び加算回路ADが初期化され、受信
クロツクＣに同して符号の展開動作がスタトす
る。加算回路ADは、符号解析テーブルATから
出力されるランレングスを累積し次のラインの先
頭を示すEOLが受信されテーブルATより出力さ
れると累積結果を出力レジスタRGへ移し、加算
値をクリアする。出力レジスタRGの中味は画情
報の１スキヤンのドツト数である。回線Ｌにノイ
ズ等があり圧縮符号が化けるとこのドツト数が所
定の設定値例えば紙幅A4サイズでは1728ドツト
が走査線一本分のデータであるから、この値にな
らない。出力レジスタRGに直接GO，NGを示さ
ないのは、用紙サイズによつて１スキヤンのドツ
ト数が変るためである。例えばB4サイズでは
2048ドツトが走査線一本分のデータであるのでこ
の時点でハードウエアにて判断せず汎用性を持さ
せるためである。符号の展開をハードで行なつて
いるので高速であり一次元符号のみの展開である
のでハード量は少くて済む。即ち、マイクロプロ
セツサMPUは出力レジスタRGの内容が変化する
毎に、出力レジスタRGの内容を取込む。一方電
子計算機CPUは画像パターンの信号を送受する
直前に装置情報、画信号密度信号、用紙サイズ情
報を、従来から行われている様に送受しており、
この送受情報を検査装置CKの図示されないメモ
リの所定アドレスに格納している。このため、上
述の如くレジスタRGの内容をマイクロプロセツ
サMPUは読取つた後、レジスタRGのフラグがセ
ツトされている時のみこのメモリに格納された用
紙サイズ情報と、レジスタRGの一走査線分のド
ツト数とが対応するものか否かを検査する。これ
により画品質が良好であることが判断されると、
マイクロプロセツサMPUは電子計算機CPUに対
し画情報が良好な品質を有するものであることを
通知する。しかるに、画品質が良好でない場合、
この旨電子計算機CPUに通知する。電子計算機
CPUは再送要求或は転送速度切替等、公知の画
信号の品質補償手法をこの信号に応じて取入れる
ようにされる。

以上記載した様に本発明によれば、電子計算機
CPUに入力される画信号であつても、その処理
時には画像の品質が保証されたものとなり、しか
も上述の如く、電子計算機CPUに接続されたハ
ードウエア回路が検査するので、検査速度も上げ
られる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例のブロツク図である。 図中、PXは原稿、FAXはフアクシミリ装置、
Ｌは交換回線、CKは検査装置、CPUは電子計算
機である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 画像パターンに対応する画信号を画情報に
   変換するデイジタルフアクシミリ送信装置と、
   該フアクシミリ送信装置から送信された画情報
   に対応する信号を回線を介し、受信し、該画情
   報に変換し、変換された情報に処理を施す電子
   計算機とを有する画像処理システムにおいて、
   該画情報を基に再生される画像の品質を検査す
   るため、交信手順に従つて画情報受信に先立つ
   て交換される状態情報にもとづき整合される復
   調器と、復調された未だコード化されている画
   情報から一走査線毎に構成ドツト数を解読計数
   する手段と、該計数値を記憶する手段と、該計
   数値を基準値と比較する手段を有する検査手段
   を、該電子計算機の回線側に設け、該受信され
   た信号により該電子計算機に入力される画情報
   に基づく画像の品質を検査することを特徴とす
   る画像処理システム。