JPS61260205A - プラスチツク光フアイバ− - Google Patents
プラスチツク光フアイバ−Info
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- JPS61260205A JPS61260205A JP60101423A JP10142385A JPS61260205A JP S61260205 A JPS61260205 A JP S61260205A JP 60101423 A JP60101423 A JP 60101423A JP 10142385 A JP10142385 A JP 10142385A JP S61260205 A JPS61260205 A JP S61260205A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- polymer
- methacrylate
- copolymer
- plastic optical
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/02—Optical fibres with cladding with or without a coating
- G02B6/02033—Core or cladding made from organic material, e.g. polymeric material
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、耐熱性、可撓性、耐水性および光透過性にす
ぐれた新規なプラスチック光ファイバーに関するもので
ある。
ぐれた新規なプラスチック光ファイバーに関するもので
ある。
[従来の技術]
従来から、プラスチック光ファイバーとしては芯にポリ
メチルメタクリレート(PMMA)を用い、鞘に芯より
も低屈折率のフッ素原子を含有する重合体を用い同心円
構造としたものが知られている。光透過性においては、
無機系光ファイバーより劣るものの、ファイバーの径を
太くしても可撓性があり破損しにくいこと、および切断
面の処理が容易であり、取り扱い易いこと等の理由から
短距離用の光伝送媒体として応用が考えられている。し
かしながら、該PMMA系光ファイバーは使用上限温度
が80℃とされており、発熱体の近傍や建物の屋根に近
い所など温度が上がり易い場所には使用できないという
欠点があり、使用される分野も限られたものでめった。
メチルメタクリレート(PMMA)を用い、鞘に芯より
も低屈折率のフッ素原子を含有する重合体を用い同心円
構造としたものが知られている。光透過性においては、
無機系光ファイバーより劣るものの、ファイバーの径を
太くしても可撓性があり破損しにくいこと、および切断
面の処理が容易であり、取り扱い易いこと等の理由から
短距離用の光伝送媒体として応用が考えられている。し
かしながら、該PMMA系光ファイバーは使用上限温度
が80℃とされており、発熱体の近傍や建物の屋根に近
い所など温度が上がり易い場所には使用できないという
欠点があり、使用される分野も限られたものでめった。
また温度の高い所では、吸湿による光透過性の変動があ
り、信頼性に欠けるという問題もあった。これらの欠点
はPMMAのガラス転移温度(1)が105°℃であり
、ファイバーの収縮といった変形はそれより低い80℃
前後から開始する。そのためPMMA系光ファイバーを
80℃以上に加熱した場合には、非可逆的で急激な光透
過性の減少がおこり使用できないものとなる。また、P
MMAの吸水率は25℃で0.3〜0.4%であり、吸
湿された水の光吸収が光ファイバーの光透過性を低下さ
せるためである。
り、信頼性に欠けるという問題もあった。これらの欠点
はPMMAのガラス転移温度(1)が105°℃であり
、ファイバーの収縮といった変形はそれより低い80℃
前後から開始する。そのためPMMA系光ファイバーを
80℃以上に加熱した場合には、非可逆的で急激な光透
過性の減少がおこり使用できないものとなる。また、P
MMAの吸水率は25℃で0.3〜0.4%であり、吸
湿された水の光吸収が光ファイバーの光透過性を低下さ
せるためである。
プラスチック光ファイバーの耐熱性を向上させるために
、プラスチックスの耐熱性を示す一つの指標であるTg
のより高い素材を芯型合体として使用する提案がなされ
ている。例えば、フェンチルメタクリレート、α−メン
チルメタクリレート、ボルニルメタクリレート、イソボ
ルニルメタクリレート、アダマンチルメタクリレートあ
るいはジメチルアダマンチルメタクリレートのような脂
環式炭化水素基を有するメタクリレートを30〜80重
量%共重合体成分に持つ重“合体を芯とするプラスチッ
ク光ファイバー(特開昭59−200202号)、およ
び炭素数1〜10のアルキル基をエステル残基に持つメ
タクリル酸エステル類とメタクリル酸アリールとの共重
合体(特開昭58−34404号)、あるいはスチレン
誘導体との共重合体(特開昭58−65402号)を芯
とするプラスチック光ファイバーが挙げられる。
、プラスチックスの耐熱性を示す一つの指標であるTg
のより高い素材を芯型合体として使用する提案がなされ
ている。例えば、フェンチルメタクリレート、α−メン
チルメタクリレート、ボルニルメタクリレート、イソボ
ルニルメタクリレート、アダマンチルメタクリレートあ
るいはジメチルアダマンチルメタクリレートのような脂
環式炭化水素基を有するメタクリレートを30〜80重
量%共重合体成分に持つ重“合体を芯とするプラスチッ
ク光ファイバー(特開昭59−200202号)、およ
び炭素数1〜10のアルキル基をエステル残基に持つメ
タクリル酸エステル類とメタクリル酸アリールとの共重
合体(特開昭58−34404号)、あるいはスチレン
誘導体との共重合体(特開昭58−65402号)を芯
とするプラスチック光ファイバーが挙げられる。
しかしながら、嵩高いエステル残基を持つメタクリル蒙
エステル類は一般に丁qが高くはなるもののプラスチッ
クスとしての利点である可撓性が損なわれるという欠点
を有している。可撓性を有するファイバーとする目的で
他の単量体との共重合を行なう場合には、生成共重合体
のTgは共重合成分それぞれの単独重合体のTgとの中
間の温度になるものが多く、T(Jすなわち耐熱温度と
可撓性のバランスを考えた場合は必ずしも満足するもの
ではなかった。
エステル類は一般に丁qが高くはなるもののプラスチッ
クスとしての利点である可撓性が損なわれるという欠点
を有している。可撓性を有するファイバーとする目的で
他の単量体との共重合を行なう場合には、生成共重合体
のTgは共重合成分それぞれの単独重合体のTgとの中
間の温度になるものが多く、T(Jすなわち耐熱温度と
可撓性のバランスを考えた場合は必ずしも満足するもの
ではなかった。
[発明が解決しようとする問題点コ
本発明者らは、上記欠点のない耐熱性、可撓性および光
透過性に優れたプラスチック光ファイバーについて鋭意
検討した結果、次の発明に到達した。
透過性に優れたプラスチック光ファイバーについて鋭意
検討した結果、次の発明に到達した。
[問題点を解決するための手段]
本願発明は前記特許請求の範囲の欄に記載のとおりの構
成を有する。
成を有する。
本願発明の芯型合体は、一般式[I]
で表わされる構造単位を25重量%以上含む重合体また
は共重合体であることが必要でおる。一般式[I]で示
される構造単位が25重量%未溝の場合は該構造単位の
特徴とするところの耐熱性、耐湿性、可撓性といった効
果が共重合体に得られないため使用できない。最も好ま
しい該構成単位の範囲は30重量%〜80@量%である
。共重合体を構成する伯の構成単位としては、一般式[
II]および[I[I]式で示されるものが好ましく使
用できる。
は共重合体であることが必要でおる。一般式[I]で示
される構造単位が25重量%未溝の場合は該構造単位の
特徴とするところの耐熱性、耐湿性、可撓性といった効
果が共重合体に得られないため使用できない。最も好ま
しい該構成単位の範囲は30重量%〜80@量%である
。共重合体を構成する伯の構成単位としては、一般式[
II]および[I[I]式で示されるものが好ましく使
用できる。
(ココテ、R1はH,CHs、F、(4SCF3を示し
、R2はC1〜8のアルキル基、C1〜8のフルオロア
ルキル基あるいはC8〜C20のシクロ・′アルキル基
を示す。) し、pおよびqはO〜5までの整数であってp十〇=5
を満足するものである。) 前記一般式[I]で示される構成単位は、トリシクロ(
5,2,1,02・6)デカニルメタクリレート(TC
DMA>のビニル重合により形成することができ、一般
式[n]および[I]で示される第2構成単位は、対応
する(メタ)アクリレートおよびスチレン誘導体のビニ
ル重合より形成することができる。
、R2はC1〜8のアルキル基、C1〜8のフルオロア
ルキル基あるいはC8〜C20のシクロ・′アルキル基
を示す。) し、pおよびqはO〜5までの整数であってp十〇=5
を満足するものである。) 前記一般式[I]で示される構成単位は、トリシクロ(
5,2,1,02・6)デカニルメタクリレート(TC
DMA>のビニル重合により形成することができ、一般
式[n]および[I]で示される第2構成単位は、対応
する(メタ)アクリレートおよびスチレン誘導体のビニ
ル重合より形成することができる。
鞘重合体としては、芯型合体より低屈折率の重合体を使
用できるが、屈折率で2%以上低い重合体が好ましい。
用できるが、屈折率で2%以上低い重合体が好ましい。
TCDMA単独重合体の屈折率は1.52 (589n
m、25℃)であるが、共重合体により屈折率は変化す
る。一般式[n]で示される第2構成単位を持つ共重合
体では、屈折率は1.52〜1.43となり、鞘重合体
としては、フルオロオレフィン重合体、フルオロアルキ
ルメタクリレート/アクリレートを主体とする重合体等
が使用できる。一般式[111]で示されるフッ素原子
を含むスチレン誘導体以外の第2構成単位を持つ共重合
体では屈折率は1.52より大きくなり、ざらに多くの
重合体が鞘材として使用できる。
m、25℃)であるが、共重合体により屈折率は変化す
る。一般式[n]で示される第2構成単位を持つ共重合
体では、屈折率は1.52〜1.43となり、鞘重合体
としては、フルオロオレフィン重合体、フルオロアルキ
ルメタクリレート/アクリレートを主体とする重合体等
が使用できる。一般式[111]で示されるフッ素原子
を含むスチレン誘導体以外の第2構成単位を持つ共重合
体では屈折率は1.52より大きくなり、ざらに多くの
重合体が鞘材として使用できる。
例えば、炭素数が1〜8のアルキルメタクリレート/ア
クリレート単独重合体および、ボルニルメタクリレート
/アクリレート、アダマンチルメタクリレート/アクリ
レート、トリシクロデカニルメタクリレート/アクリレ
ートといったシクロアルキルメタクリレート/アクリレ
ート類との共重合体が使用でき、ざらに4−メチルペン
テン重合体などのポリオレフィン類等も好ましく使用で
きる。
クリレート単独重合体および、ボルニルメタクリレート
/アクリレート、アダマンチルメタクリレート/アクリ
レート、トリシクロデカニルメタクリレート/アクリレ
ートといったシクロアルキルメタクリレート/アクリレ
ート類との共重合体が使用でき、ざらに4−メチルペン
テン重合体などのポリオレフィン類等も好ましく使用で
きる。
本願発明の芯型合体の分子量は、浸透圧法により数平均
分子量を測定して、2万〜50万の範囲が好ましく使用
できる。数平均分子量で2万以下であると、得られたフ
ァイバーの機械強度が十分でなく、実用的な光ファイバ
ーは得られない。数平均分子量が50万以上であると重
合体の溶融粘度が高くなり過ぎるため、分解を伴わずに
紡糸することが難しくなる。トリシクロ[5,2,1゜
02・6]デカニルメタクリレートの単独重合体は、2
90℃より熱分解が顕著になるため、290℃以下の温
度で紡糸することが好ましい。
分子量を測定して、2万〜50万の範囲が好ましく使用
できる。数平均分子量で2万以下であると、得られたフ
ァイバーの機械強度が十分でなく、実用的な光ファイバ
ーは得られない。数平均分子量が50万以上であると重
合体の溶融粘度が高くなり過ぎるため、分解を伴わずに
紡糸することが難しくなる。トリシクロ[5,2,1゜
02・6]デカニルメタクリレートの単独重合体は、2
90℃より熱分解が顕著になるため、290℃以下の温
度で紡糸することが好ましい。
芯型合体の製造は、塊状重合法によって行なうことがで
きる。重合開始剤としては、アゾビスter【−オクタ
ン、アゾビスtert−ブタン、アゾビス−イソプロパ
ン、アゾビスシクロヘキサン等のアルキルアゾ化合物、
アゾビスイソブチロニトリル・アゾビスシクロヘキサン
カルボニトリルなどアルキルアゾニトリル類、ジーte
rt−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド
、クメンヒドロキシパーオキサイド、アセチルパーオキ
サイド等の有機透間化物を使用することができる。分子
量調節剤には、ブチルメルカプタン、ヘキシルメルカプ
タン、ドデシルメルカプタンのようなアルキルメルカプ
タン類、メルカプトエチルアセテートのようなアシル基
を含むメルカプタン類等を使用することができる。
きる。重合開始剤としては、アゾビスter【−オクタ
ン、アゾビスtert−ブタン、アゾビス−イソプロパ
ン、アゾビスシクロヘキサン等のアルキルアゾ化合物、
アゾビスイソブチロニトリル・アゾビスシクロヘキサン
カルボニトリルなどアルキルアゾニトリル類、ジーte
rt−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド
、クメンヒドロキシパーオキサイド、アセチルパーオキ
サイド等の有機透間化物を使用することができる。分子
量調節剤には、ブチルメルカプタン、ヘキシルメルカプ
タン、ドデシルメルカプタンのようなアルキルメルカプ
タン類、メルカプトエチルアセテートのようなアシル基
を含むメルカプタン類等を使用することができる。
本願発明の特徴とするところは、C10のトリシクロ(
5,2,1.02・6〕−デカニルエステル残基を含む
メタクリレートを構成単位とする共重合体を芯に用いる
ことでおる。該構成単位を含むプラスチック光ファイバ
ーは特開昭59−200202号公報に記載されている
C8〜C20のシクロアルキルメタクリレートを共重合
してなる重合体を芯としたプラスチック光ファイバの可
撓性からは容易に類推し得ないはど可撓性に優れたちの
であった。また延伸することにより、容易にPMMA系
光ファイバと同程度の可撓性を示すようになり、配向に
ともなう透光性の低下も少ない。このような意外な特性
は、トリシクロ(5.2,1。
5,2,1.02・6〕−デカニルエステル残基を含む
メタクリレートを構成単位とする共重合体を芯に用いる
ことでおる。該構成単位を含むプラスチック光ファイバ
ーは特開昭59−200202号公報に記載されている
C8〜C20のシクロアルキルメタクリレートを共重合
してなる重合体を芯としたプラスチック光ファイバの可
撓性からは容易に類推し得ないはど可撓性に優れたちの
であった。また延伸することにより、容易にPMMA系
光ファイバと同程度の可撓性を示すようになり、配向に
ともなう透光性の低下も少ない。このような意外な特性
は、トリシクロ(5.2,1。
02・6〕デカニルの構造が大きく寄与しているといえ
る。
る。
本願発明によるプラスチック光ファイバーは、予想以上
に優れた耐熱性、可撓性および耐湿性を有し、しかも透
光性に優れたものであった。
に優れた耐熱性、可撓性および耐湿性を有し、しかも透
光性に優れたものであった。
[実施例]
以下の実施例によって本発明をざらに詳細に説明する。
実施例中の透光性の評価は次のようにして行なった。タ
ングステンランプの光を回折格子で分波し、レンズで集
光したのち20〜30mの光ファイバーの一端より入射
する。他の一端より出射した光をフォトダイオードで光
電力として検出する。次に入射端を固定したまま入射端
より約2mの所で切断し、同様に測定を繰り返す、いわ
ゆるカットバック法を用いて測定し次式に従って光ファ
イバーの損失値を求めた。
ングステンランプの光を回折格子で分波し、レンズで集
光したのち20〜30mの光ファイバーの一端より入射
する。他の一端より出射した光をフォトダイオードで光
電力として検出する。次に入射端を固定したまま入射端
より約2mの所で切断し、同様に測定を繰り返す、いわ
ゆるカットバック法を用いて測定し次式に従って光ファ
イバーの損失値を求めた。
損失値(dB/Km)=
1/Ls−Lr (Ps−Pr )−103[■]L
:ファイバー長(m) P:光電力値(dBm> S:サンプルファイバー r:カットバックしたリファレンスファイバー 光ファイバーの耐熱性の評価は次のように行なった。プ
ラスチック光ファイバー15mのうち、13mをオーブ
ン中に入れ、両端1mずつをオーブンより出し、一端よ
り赤色の発光ダイオード(LED)より出た光を入射し
、他端はフォトダイオードで入射光を検知する。オーブ
ンを1℃/分で昇温しながら透過光量の変化を追跡した
。
:ファイバー長(m) P:光電力値(dBm> S:サンプルファイバー r:カットバックしたリファレンスファイバー 光ファイバーの耐熱性の評価は次のように行なった。プ
ラスチック光ファイバー15mのうち、13mをオーブ
ン中に入れ、両端1mずつをオーブンより出し、一端よ
り赤色の発光ダイオード(LED)より出た光を入射し
、他端はフォトダイオードで入射光を検知する。オーブ
ンを1℃/分で昇温しながら透過光量の変化を追跡した
。
実施例1
構造式[V]で示されるトリシクロ[5,2゜1.02
・6]デ力ニルメタクリレート50wt%、MMA50
wt%、アゾビスtert−ブタン(0,001(mo
l /mol) 、およびn−ブチルメルカプタン(0
,025mol/mol )をツレツレ減圧蒸溜ニヨリ
、充分洗浄されている重合槽の中に仕込み、混合した。
・6]デ力ニルメタクリレート50wt%、MMA50
wt%、アゾビスtert−ブタン(0,001(mo
l /mol) 、およびn−ブチルメルカプタン(0
,025mol/mol )をツレツレ減圧蒸溜ニヨリ
、充分洗浄されている重合槽の中に仕込み、混合した。
次いで単量体混合物を一40℃以下に冷却したのち減圧
排気し、重合槽を密閉した。重合槽温度を130℃に加
熱し、16時間その温度を保持し重合を進行させた。重
合槽温度を230℃まで20℃/時間で昇温し、重合槽
をベントロ付エクストルーダーのポリマ供給口に接続し
、重合槽の芯ポリマをHeガスの圧力を利用してエクス
トルーダーに供給した。エクストルーダーの温度は、2
50℃に保ち、220℃に加熱された複合口金に芯ポリ
マーを送り、鞘ポリマーと同時に押出し、芯直径605
μ、鞘厚み15μの光ファイバーを得た。鞘ポリマーに
は、テトラフルオロブチルメタクリレート/MMA共重
合体を用いた。
排気し、重合槽を密閉した。重合槽温度を130℃に加
熱し、16時間その温度を保持し重合を進行させた。重
合槽温度を230℃まで20℃/時間で昇温し、重合槽
をベントロ付エクストルーダーのポリマ供給口に接続し
、重合槽の芯ポリマをHeガスの圧力を利用してエクス
トルーダーに供給した。エクストルーダーの温度は、2
50℃に保ち、220℃に加熱された複合口金に芯ポリ
マーを送り、鞘ポリマーと同時に押出し、芯直径605
μ、鞘厚み15μの光ファイバーを得た。鞘ポリマーに
は、テトラフルオロブチルメタクリレート/MMA共重
合体を用いた。
芯型合体の数平均分子量は79,000であった。
芯型合体のトリシクロ[5,2,1,02°′]デ力ニ
ルメタクリレート単位は、C1C13Nを用いて測定し
た結果52wt%含まれていた。得られたファイバーは
、直径4mmまで曲げることができた。
ルメタクリレート単位は、C1C13Nを用いて測定し
た結果52wt%含まれていた。得られたファイバーは
、直径4mmまで曲げることができた。
さらに得られたファイバーを1.5倍に加熱下で延伸し
たところ、直径2mm以下まで曲げることができ、実用
上問題のない優れた可撓性を示した。
たところ、直径2mm以下まで曲げることができ、実用
上問題のない優れた可撓性を示した。
以上のように、可撓性に優れ耐熱性に優れたプラスチッ
ク光ファイバーであった。
ク光ファイバーであった。
また上記プラスチック光ファイバー25mを23℃の水
中に48hr浸漬して透光性を測定したところ、乾燥フ
ァイバーに対して660nmで126B/にmの損失増
が認められた。吸水率は0.12%であった。
中に48hr浸漬して透光性を測定したところ、乾燥フ
ァイバーに対して660nmで126B/にmの損失増
が認められた。吸水率は0.12%であった。
実施例2
トリシクロ[5,2,1,02・6]デ力ニルメタクリ
レート95wt%、エチルアクリレート5wt%、アゾ
ビスtert−ブタン(0,001mol /mol)
、およびn−ブチルメルカプタン(0,0020m。
レート95wt%、エチルアクリレート5wt%、アゾ
ビスtert−ブタン(0,001mol /mol)
、およびn−ブチルメルカプタン(0,0020m。
I/mol )を実施例1と同様にして重合し、エクス
トルーダーに供給した。エクストルーダーの温度を25
0℃に保ち、225℃に加熱された複合口金に送り、鞘
ポリマーと同時に押出し、芯直径616μ、鞘厚み17
μの光ファイバーを得た。鞘ポリマーには、テトラフル
オロブチルメタクリレ−ト/MMA共重合体を用いた。
トルーダーに供給した。エクストルーダーの温度を25
0℃に保ち、225℃に加熱された複合口金に送り、鞘
ポリマーと同時に押出し、芯直径616μ、鞘厚み17
μの光ファイバーを得た。鞘ポリマーには、テトラフル
オロブチルメタクリレ−ト/MMA共重合体を用いた。
芯型合体中の数平均分量は、65,000であった。重
合体中のトリシクロ[5,2,1,02”61デ力ニル
メタクリレート単位は、C1C13Nを用いて測定した
結果96wt%含まれていた。
合体中のトリシクロ[5,2,1,02”61デ力ニル
メタクリレート単位は、C1C13Nを用いて測定した
結果96wt%含まれていた。
得られたファイバーは直径5mmまで曲げることができ
た。さらに得られたファイバーを1.7倍に加熱下で延
伸したところ、直径2mmまで曲げることができ、実用
上問題のない優れた可撓性を示した。
た。さらに得られたファイバーを1.7倍に加熱下で延
伸したところ、直径2mmまで曲げることができ、実用
上問題のない優れた可撓性を示した。
以上のように、可撓性に優れた耐熱性に優れたプラスチ
ック光ファイバーであった。
ック光ファイバーであった。
また上記プラスチック光ファイバー25mを23℃の水
中に48hr浸漬して透光性を測定したところ、乾燥フ
ァイバーに対して660nmで3dB/にmの損失増が
認められた。そのときのプラスチック光ファイバーの吸
水率は0.6%であった。実施例3 トリシクロ[5,2,1,O]デカニルメタクリレート
30wt%、MMA70wt%、アゾビスtert−ブ
タン(0,001(mol /mol) 、およびn−
ブチルメルカプタン(0,0025mol/mol )
を実施例1と同様にして重合し、エクストルーダーに供
給した。エクストルーダーの温度を240℃に保ち、2
20℃に加熱された複合口金に送り、鞘ポリマーと同時
に押出し、芯直径595μ、鞘厚み18μの光ファイバ
ーを得た。鞘ポリマーには、テトラフ゛ルオロプチルメ
タクリレート/MMA共重合体を用いた。
中に48hr浸漬して透光性を測定したところ、乾燥フ
ァイバーに対して660nmで3dB/にmの損失増が
認められた。そのときのプラスチック光ファイバーの吸
水率は0.6%であった。実施例3 トリシクロ[5,2,1,O]デカニルメタクリレート
30wt%、MMA70wt%、アゾビスtert−ブ
タン(0,001(mol /mol) 、およびn−
ブチルメルカプタン(0,0025mol/mol )
を実施例1と同様にして重合し、エクストルーダーに供
給した。エクストルーダーの温度を240℃に保ち、2
20℃に加熱された複合口金に送り、鞘ポリマーと同時
に押出し、芯直径595μ、鞘厚み18μの光ファイバ
ーを得た。鞘ポリマーには、テトラフ゛ルオロプチルメ
タクリレート/MMA共重合体を用いた。
芯型合体中の数平均分量は、62,500であった。重
合体中のトリシクロ[5,2,1,02・6]デ力ニル
メタクリレート単位は、C1C13Nで測定して33w
t%含まれていた。得られたファイバーは直径3mm以
下に曲げることができた。
合体中のトリシクロ[5,2,1,02・6]デ力ニル
メタクリレート単位は、C1C13Nで測定して33w
t%含まれていた。得られたファイバーは直径3mm以
下に曲げることができた。
さらに得られたファイバーを1.5倍に加熱下で延伸し
たところ、直径1mm以下まで曲げることができ、実用
上全く問題のない優れた可撓性を示した。
たところ、直径1mm以下まで曲げることができ、実用
上全く問題のない優れた可撓性を示した。
以下に得られた光ファイバーの特性を示す。
優れたプラスチック光ファイバーであった。
また上記プラスチック光ファイバー25mを23℃の水
中に48hr浸漬して透光性を測定したところ、乾燥フ
ァイバーに対してeeonmで21 dB/h+の損失
増が認められた。そのときの光ファイバーの吸水率は1
.4%であった。
中に48hr浸漬して透光性を測定したところ、乾燥フ
ァイバーに対してeeonmで21 dB/h+の損失
増が認められた。そのときの光ファイバーの吸水率は1
.4%であった。
実施例4
トリシクロ[5,2,1,02・6]デ力ニルメタクリ
レート9Qwt%、トリシクロ[5,2,1゜02・6
]デ力ニルアクリレート’+owt%、アゾビスter
t−ブタン(0,001mol /mol) 、および
n−ブチルメルカプタン(0,0020mol/mol
)を実施例1と同様にして重合し、エクストルーダー
に供給した。エクストルーダーの温度を250℃に保ち
、225℃に加熱された複合口金に送り、鞘ポリマーと
同時に押出し、芯直径620μ、鞘厚み18μの光ファ
イバーを得た。鞘ポリマーには、テトラフルオロブチル
メタクリレート/MMA共重合体を用いた。
レート9Qwt%、トリシクロ[5,2,1゜02・6
]デ力ニルアクリレート’+owt%、アゾビスter
t−ブタン(0,001mol /mol) 、および
n−ブチルメルカプタン(0,0020mol/mol
)を実施例1と同様にして重合し、エクストルーダー
に供給した。エクストルーダーの温度を250℃に保ち
、225℃に加熱された複合口金に送り、鞘ポリマーと
同時に押出し、芯直径620μ、鞘厚み18μの光ファ
イバーを得た。鞘ポリマーには、テトラフルオロブチル
メタクリレート/MMA共重合体を用いた。
芯型合体中の数平均分量は、70,500でめった。重
合体中のトリシクロデカニルメタクリレート単位は、C
1C13Nで測定して39wt%含まれていた。得られ
たファイバーは直径5mmまで曲げることができた。さ
らに得られた光ファイバーを1.7倍に加熱下で延伸し
たところ、直径2mmまで曲げることができ、実用上問
題のない優れた可撓性を示した。
合体中のトリシクロデカニルメタクリレート単位は、C
1C13Nで測定して39wt%含まれていた。得られ
たファイバーは直径5mmまで曲げることができた。さ
らに得られた光ファイバーを1.7倍に加熱下で延伸し
たところ、直径2mmまで曲げることができ、実用上問
題のない優れた可撓性を示した。
以下に得られた光ファイバーの特性を示す。
以上のように、可撓性に優れ、しかも耐熱性に優れたプ
ラスチック光ファイバーであった。
ラスチック光ファイバーであった。
また上記プラスチック光ファイバー25mを23℃の水
中に48hr浸漬して透光性を測定したところ、乾燥フ
ァイバーに対して660mmで3 dB/Kmの損失増
が認められた。そのときのプラスチッMMA1アゾビス
tert−ブタン(0,001m。
中に48hr浸漬して透光性を測定したところ、乾燥フ
ァイバーに対して660mmで3 dB/Kmの損失増
が認められた。そのときのプラスチッMMA1アゾビス
tert−ブタン(0,001m。
1 /mol) 、およびn−ブチルメルカプタン(0
,0025mol/mol )を実施例1と同様にして
重合し、240℃に保たれたエクストルーダーに供給し
た。
,0025mol/mol )を実施例1と同様にして
重合し、240℃に保たれたエクストルーダーに供給し
た。
複合口金温度を210℃に保ち、鞘ポリマーと同時に押
出し、芯直径610μ、鞘厚み15μの光ファイバーを
得た。鞘ポリマーには、テトラフルオロブチルメタクリ
レート/MMA共重合体を用いた。
出し、芯直径610μ、鞘厚み15μの光ファイバーを
得た。鞘ポリマーには、テトラフルオロブチルメタクリ
レート/MMA共重合体を用いた。
芯型合体中の数平均分量は、45,000であった。得
られたファイバーは直径2mm以下まで曲げることがで
きた。ざらに得られた光ファイバーを1.5倍に加熱下
で延伸した。
られたファイバーは直径2mm以下まで曲げることがで
きた。ざらに得られた光ファイバーを1.5倍に加熱下
で延伸した。
以下に得られた光ファイバーの特性を示す。
可撓性には優れるが、耐熱性に欠けるプラスチック光フ
ァイバーであった。
ァイバーであった。
また上記プラスチック光ファイバー25mを23℃の水
中に48h「浸漬して透光性を測定したところ、乾燥フ
ァイバーに対して660mmで45dB/Kmの損失増
が認められた。このときのプラスチック光ファイバーの
吸水率は1.6%であった。
中に48h「浸漬して透光性を測定したところ、乾燥フ
ァイバーに対して660mmで45dB/Kmの損失増
が認められた。このときのプラスチック光ファイバーの
吸水率は1.6%であった。
このことから、実施例1,2.3および4で得られたプ
ラスチック光フィバ−は、耐熱性および耐光性に優れて
いることがわかる。
ラスチック光フィバ−は、耐熱性および耐光性に優れて
いることがわかる。
比較例2
イソボルニルメタクリレート40wt%、MMA5Qw
t%、アゾビスtert−ブタン(0,001m。
t%、アゾビスtert−ブタン(0,001m。
l /mo I )およびn−ブチルメルカプタン(0
,0026mol/mol)を実施例1と同様にして重
合し、エクストルーダーに供給した。225℃に加熱さ
れた複合口金に送り、鞘ポリマーと同時に押出し、芯直
径600μ、鞘厚み20μの光ファイバを得た。
,0026mol/mol)を実施例1と同様にして重
合し、エクストルーダーに供給した。225℃に加熱さ
れた複合口金に送り、鞘ポリマーと同時に押出し、芯直
径600μ、鞘厚み20μの光ファイバを得た。
鞘重合体には、テトラフルオロブチルメタクリレート/
MMA共重合体を用いた。
MMA共重合体を用いた。
芯型合体中の数平均分子量は、72,500であった。
重合体中のイソボルニルメタクリレート単位は、013
M M Rで測定して35wt%含まれていた。得られ
たファイバは直径15mrn以下には曲げることができ
なかった。さらに得られたファイバを1.5倍に加熱下
で延伸したところ、最高5mmまで曲げることができた
が、使用に耐えないものであった。また延伸により透光
性が著しく悪化このことから実施例1,2.3および4
で得られたプラスチック光ファイバは、炭素数10の嵩
高ソミクロアルキルエステル残基を含むメタクリレート
を構成単位に持つにもかかわらず、意外にも耐熱性およ
び可撓性の両方を満足する優れたものであることがわか
る。
M M Rで測定して35wt%含まれていた。得られ
たファイバは直径15mrn以下には曲げることができ
なかった。さらに得られたファイバを1.5倍に加熱下
で延伸したところ、最高5mmまで曲げることができた
が、使用に耐えないものであった。また延伸により透光
性が著しく悪化このことから実施例1,2.3および4
で得られたプラスチック光ファイバは、炭素数10の嵩
高ソミクロアルキルエステル残基を含むメタクリレート
を構成単位に持つにもかかわらず、意外にも耐熱性およ
び可撓性の両方を満足する優れたものであることがわか
る。
[発明の効果コ
本願発明は、次のような効果が認められた。
(1)耐熱性および可撓性の優れたプラスチック光ファ
イバーが得られる。
イバーが得られる。
(2) 耐水性および耐湿性の優れたプラスチック光
ファイバーが得られる。
ファイバーが得られる。
(3)共重合組成比を大きく変えても、優れた透光性を
有するプラスチック光ファイバーが得られる。特に(メ
タ)アクリレート系単量体との共重合において顕著であ
る。
有するプラスチック光ファイバーが得られる。特に(メ
タ)アクリレート系単量体との共重合において顕著であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 芯・鞘構造を有するプラスチック光ファイバーにおいて
一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] で表わされる構造単位を25重量%以上含む重合体また
は共重合体を芯となすことを特徴とするプラスチック光
ファイバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60101423A JPS61260205A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | プラスチツク光フアイバ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60101423A JPS61260205A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | プラスチツク光フアイバ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61260205A true JPS61260205A (ja) | 1986-11-18 |
Family
ID=14300298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60101423A Pending JPS61260205A (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | プラスチツク光フアイバ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61260205A (ja) |
-
1985
- 1985-05-15 JP JP60101423A patent/JPS61260205A/ja active Pending
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