JPS61259892A - アルミニウムろう付部品 - Google Patents
アルミニウムろう付部品Info
- Publication number
- JPS61259892A JPS61259892A JP9953785A JP9953785A JPS61259892A JP S61259892 A JPS61259892 A JP S61259892A JP 9953785 A JP9953785 A JP 9953785A JP 9953785 A JP9953785 A JP 9953785A JP S61259892 A JPS61259892 A JP S61259892A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brazing
- aluminum
- filler metal
- brazing filler
- brazed
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、アルミニウムろう付部品に関する。特に、
エアコンなどに用いられるアルミニウム熱交換器として
最適である。
エアコンなどに用いられるアルミニウム熱交換器として
最適である。
（従来の技術）
アルミニウム合金よシなる各種機械部品の組立てには、
炉中ろう付部が寸法精度の高い組立て方法として多用さ
れている。その際のろう材としては、アルミニウムーケ
イ素系合金が用いられ、特に真空ろう付の場合には、ゲ
ッター材としてマグネシウムを添加し、雰囲気ろう付の
場合にはビスマスを添加することが知られている。
炉中ろう付部が寸法精度の高い組立て方法として多用さ
れている。その際のろう材としては、アルミニウムーケ
イ素系合金が用いられ、特に真空ろう付の場合には、ゲ
ッター材としてマグネシウムを添加し、雰囲気ろう付の
場合にはビスマスを添加することが知られている。
なお、ろう付後の表面処理性を改善するために元素を添
加した例は今までになく、該ろう付後にアルミニウム表
面処理層を設けた例もない。
加した例は今までになく、該ろう付後にアルミニウム表
面処理層を設けた例もない。
（発明が解決しようとする問題点）
前記のアルミニウムーケイ素系合金のろう材は、ろう付
性については優れているものの、ろう付後の組織中には
粗大なケイ素が析出し、表面にも現出するために１ろう
付後のクロメート処理や陽極酸化処理等の表面処理が良
好に行うことができず、表面処理性が著しく阻害される
。
性については優れているものの、ろう付後の組織中には
粗大なケイ素が析出し、表面にも現出するために１ろう
付後のクロメート処理や陽極酸化処理等の表面処理が良
好に行うことができず、表面処理性が著しく阻害される
。
この発明は表面処理性に優れたろう材を用いて、ろう付
後アルミニウム表面処理層を設けたアルミニウムろう付
部品の提供にある。
後アルミニウム表面処理層を設けたアルミニウムろう付
部品の提供にある。
（問題点を解決するための手段）
この発明は、アルミニウム系金属の基板と、該基板上に
設けられ、Ｓｉ３〜１５重量％、Ｓｂ０．０１〜３重量
％を含有するＡｌ基合金製のアルミニウムろう封部と、
該アルミニウムろう封部表面に設けられるアルミニウム
表面処理層とを具備するアルミニウムろう付部品である
。
設けられ、Ｓｉ３〜１５重量％、Ｓｂ０．０１〜３重量
％を含有するＡｌ基合金製のアルミニウムろう封部と、
該アルミニウムろう封部表面に設けられるアルミニウム
表面処理層とを具備するアルミニウムろう付部品である
。
（作 用）
この発明のアルミニウムろう付部品において、ろう組織
中のケイ素の微細化を促進し、アルミニウム表面処理層
から炭化物が露出することもなく、その結果、部品の耐
食性向上接合強度の向上、表面処理作業の容易化及び仕
上シ表面の美しさ等の作用効果を呈する。
中のケイ素の微細化を促進し、アルミニウム表面処理層
から炭化物が露出することもなく、その結果、部品の耐
食性向上接合強度の向上、表面処理作業の容易化及び仕
上シ表面の美しさ等の作用効果を呈する。
この発明で採用するろう材の構成についてみるとケイ素
はろうの融点を下げ、ろう付性を高める作用をする。そ
して、要求されるろう付温度及びろう流れ性によシ、３
〜１５重量−の範囲の中から適宜選択される。３重量％
よシ低い場合には、ろう流れ性が悪く、１５重量％より
高い場合にはろう付部強度が低下する。
はろうの融点を下げ、ろう付性を高める作用をする。そ
して、要求されるろう付温度及びろう流れ性によシ、３
〜１５重量−の範囲の中から適宜選択される。３重量％
よシ低い場合には、ろう流れ性が悪く、１５重量％より
高い場合にはろう付部強度が低下する。
マグネシウムは特に真空ろう付の場合に、ろう付温度直
下で蒸発し、炉内の酸素及び水分を除去するゲッター作
用によシろう何面を清浄にするとともに、一般に、ろう
の流れ性を改善し、また、アルミニウム表面処理層との
接合強度、耐食性向上、及び表面仕上シの美しさに資す
る。
下で蒸発し、炉内の酸素及び水分を除去するゲッター作
用によシろう何面を清浄にするとともに、一般に、ろう
の流れ性を改善し、また、アルミニウム表面処理層との
接合強度、耐食性向上、及び表面仕上シの美しさに資す
る。
ゲッター作用にはα５重量％以上で十分であシ、多く入
れても蒸発するだけで格別の効果はない。
れても蒸発するだけで格別の効果はない。
一般にα５〜１．５重量％が最適範囲である。
アンチモンは、ケイ素を微細化する作用がある。その効
果は０．０１重量−で十分であるが、冷却等のろう付条
件や真空ろう付の場合はろう付部の蒸発を考慮して添加
量を増す必要がある。
果は０．０１重量−で十分であるが、冷却等のろう付条
件や真空ろう付の場合はろう付部の蒸発を考慮して添加
量を増す必要がある。
また、アンチモンはろう付性を阻害しないが必要以上に
添加するとろう封部のしん性が低下するため、［１０１
〜３重量％が適正範囲である。
添加するとろう封部のしん性が低下するため、［１０１
〜３重量％が適正範囲である。
（実施例）
第１図に示すように、構造部材１ （ＪＩＳＡｌ １０
ｎ）を逆Ｔ字型に組合せ、接合部にろう材２を置き、炉
中において６０５〜６２０℃の温度で５分間加熱しろう
付を行なった。ろう付部、希硫酸浴中で電流密度１．２
Ａ ／ ｄｍ” 、 ５０分間普通の陽極酸化処理を
行った。
ｎ）を逆Ｔ字型に組合せ、接合部にろう材２を置き、炉
中において６０５〜６２０℃の温度で５分間加熱しろう
付を行なった。ろう付部、希硫酸浴中で電流密度１．２
Ａ ／ ｄｍ” 、 ５０分間普通の陽極酸化処理を
行った。
その試験片について、部材の接合状態、即ちろう付性と
表面処理性を調べて、第１表に示した。
表面処理性を調べて、第１表に示した。
表面処理性について、概念図で説明すると次のようにな
る。
る。
アンチモンを添加しない、従来のアルミニウムーケイ素
合金系ろう材を用いてろう付を行い、更にアルマイト処
理を行うと、第２図に示すようにろう材６中のケイ素４
は１０〜４０μｍと粗大なものとなるため、アルマイト
層４はケイ素表面に形成されず、断続的な層となる。
合金系ろう材を用いてろう付を行い、更にアルマイト処
理を行うと、第２図に示すようにろう材６中のケイ素４
は１０〜４０μｍと粗大なものとなるため、アルマイト
層４はケイ素表面に形成されず、断続的な層となる。
この発明に係るろう材を用いると、第３図に示すように
、ろう材３中のケイ素６は（Ｌ５〜５μｍと微細化し、
アルマイト層４は連続した平滑層が形成される。
、ろう材３中のケイ素６は（Ｌ５〜５μｍと微細化し、
アルマイト層４は連続した平滑層が形成される。
（発明の効果）
この発明は、アルミニウムーケイ素合金のろう材にアン
チモンを添加することにより、従来のろう材に比してろ
う付性を維持しながら、ろう材上に、アルミニウム表面
処理層の形式を容易にし、得られるアルミニウムろう付
部品の耐食性及び接合強度を向上させ、合わせて美しい
表面仕上シを可能とした。
チモンを添加することにより、従来のろう材に比してろ
う付性を維持しながら、ろう材上に、アルミニウム表面
処理層の形式を容易にし、得られるアルミニウムろう付
部品の耐食性及び接合強度を向上させ、合わせて美しい
表面仕上シを可能とした。
第１図は逆Ｔ字型構造材の接合図、第２図は、従来のア
ルミニウム合金ろう材に対するアルマイト層の形成状態
を表わした図、第３図は、この発明のろう材を用いてア
ルマイト層を形成した状態図である。 復代理人 内 １） 明 復代理人 萩 原 亮 − 復代理人 安 西 篤 夫 第３図 手続補正書 昭和６０年 タ月）ρ日
ルミニウム合金ろう材に対するアルマイト層の形成状態
を表わした図、第３図は、この発明のろう材を用いてア
ルマイト層を形成した状態図である。 復代理人 内 １） 明 復代理人 萩 原 亮 − 復代理人 安 西 篤 夫 第３図 手続補正書 昭和６０年 タ月）ρ日
Claims (1)
- アルミニウム系金属の基板と、該基板上に設けられ、Ｓ
ｉ３〜１５重量％、Ｓｂ０．０１〜３重量％を含有する
Ａｌ基合金製のアルミニウムろう付部と、該アルミニウ
ムろう付部表面に設けられるアルミニウム表面処理層と
を具備するアルミニウムろう付部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9953785A JPS61259892A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | アルミニウムろう付部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9953785A JPS61259892A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | アルミニウムろう付部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61259892A true JPS61259892A (ja) | 1986-11-18 |
Family
ID=14249948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9953785A Pending JPS61259892A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | アルミニウムろう付部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61259892A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003039194A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-12 | Denso Corp | 熱交換器用アルミニウムブレージングシートのろう材およびその製造方法 |
| JP2012061523A (ja) * | 2011-10-21 | 2012-03-29 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | アルミニウムのろう付け方法および該ろう付け方法により製造されるアルミニウム熱交換器用偏平チューブ |
-
1985
- 1985-05-13 JP JP9953785A patent/JPS61259892A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003039194A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-12 | Denso Corp | 熱交換器用アルミニウムブレージングシートのろう材およびその製造方法 |
| JP4636520B2 (ja) * | 2001-07-30 | 2011-02-23 | 株式会社デンソー | 熱交換器用アルミニウムブレージングシートのろう材およびその製造方法 |
| JP2012061523A (ja) * | 2011-10-21 | 2012-03-29 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | アルミニウムのろう付け方法および該ろう付け方法により製造されるアルミニウム熱交換器用偏平チューブ |
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