JPS61258853A - 感熱記録媒体の製造方法 - Google Patents
感熱記録媒体の製造方法Info
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- JPS61258853A JPS61258853A JP60100531A JP10053185A JPS61258853A JP S61258853 A JPS61258853 A JP S61258853A JP 60100531 A JP60100531 A JP 60100531A JP 10053185 A JP10053185 A JP 10053185A JP S61258853 A JPS61258853 A JP S61258853A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ＬＣＳＴ型の相図を有する二成分系ブレンド
組成物、あるいは少なくとも二成分がＬｃｓＴ型の相図
を有する系である多成分系ブレンド組成物からなり、Ｌ
ｃｓＴ型を有する二成分のうち少なくとも一成分を低分
子量重合体とした熱モード記録媒体用ブレンド組成物に
関するものである。
組成物、あるいは少なくとも二成分がＬｃｓＴ型の相図
を有する系である多成分系ブレンド組成物からなり、Ｌ
ｃｓＴ型を有する二成分のうち少なくとも一成分を低分
子量重合体とした熱モード記録媒体用ブレンド組成物に
関するものである。
（産業上の利用分野）
近年、情報処理技術の発展とともに光学的情報記録手段
の開発が活発化している。特にここ数年来オプトエレク
トロニクス分野が伸長し、半導体レーザーが出現したこ
とで元ディスクメモリーも実用化時代に突入した。っま
シ、情報が熱エネルギーの形でインプットされ、次いで
記録材料の物理的変化（磁性、相転移、フォトクロミズ
ム）として記録されるいわゆる熱モード記録材料を利用
して元ディスクメモリーが企業化されている。本発明の
ブレンド組成物は熱により光透過率が制御でき色の記憶
ができる熱モード光記録媒体としての新素材である。
の開発が活発化している。特にここ数年来オプトエレク
トロニクス分野が伸長し、半導体レーザーが出現したこ
とで元ディスクメモリーも実用化時代に突入した。っま
シ、情報が熱エネルギーの形でインプットされ、次いで
記録材料の物理的変化（磁性、相転移、フォトクロミズ
ム）として記録されるいわゆる熱モード記録材料を利用
して元ディスクメモリーが企業化されている。本発明の
ブレンド組成物は熱により光透過率が制御でき色の記憶
ができる熱モード光記録媒体としての新素材である。
（従来の技術）
前述の熱モード記録材料としては光デイスク用では、ガ
ラスまたは高分子（ＰＭＭＡ、ポリカーボネート、エポ
キシ系等）基板上にＡ１、Ｔθ、Ｂ１、Ｓｅ％Ｔｂ、
Ｃｏ、Ｆｅ、Ｉｎ 等を主体とする金属化合物を被榎し
、ビット形成、化学変化、光磁気、相転移等により光透
過率、光反射率、屈折率等の物理的変化を生じる無機系
材料が期待されている。
ラスまたは高分子（ＰＭＭＡ、ポリカーボネート、エポ
キシ系等）基板上にＡ１、Ｔθ、Ｂ１、Ｓｅ％Ｔｂ、
Ｃｏ、Ｆｅ、Ｉｎ 等を主体とする金属化合物を被榎し
、ビット形成、化学変化、光磁気、相転移等により光透
過率、光反射率、屈折率等の物理的変化を生じる無機系
材料が期待されている。
一方有機系では、シアニン色素系、スピロピラン系等の
クロミック材料やレーザー光吸収性染料（ブリリアント
グリーン、クリスタルバイオレット等）が検討されてお
り、高分子材料をバインダーとして基板上に塗布されて
いる。
クロミック材料やレーザー光吸収性染料（ブリリアント
グリーン、クリスタルバイオレット等）が検討されてお
り、高分子材料をバインダーとして基板上に塗布されて
いる。
（発明が解決しようとする問題点）
以上の熱モード記録材料といった観点から従来材料を眺
めると、製造プロセスが複雑であシかつ、製造コストが
大きい。また基板としてのアクリル板やガラスなどとの
接着性等を考えると高分子材料自体に光記録効果を保持
させることが要望される。また重合体の分子量を制御す
ることにより、記録速度、記録密度のすぐれた材料がえ
られる。
めると、製造プロセスが複雑であシかつ、製造コストが
大きい。また基板としてのアクリル板やガラスなどとの
接着性等を考えると高分子材料自体に光記録効果を保持
させることが要望される。また重合体の分子量を制御す
ることにより、記録速度、記録密度のすぐれた材料がえ
られる。
（問題点を解決するための手段）
本発明者らは、以上の様な事実をふまえ高分子ブレンド
系の概念に着目した。特に下限臨界共溶温度型（Ｌ（１
！ＳＴ型： Ｌｏｗｅｒ Ｏｒ１℃１ｃａｌ ５ｏｌｕ
ｔｉｏｎＴθｍｐｅｒａｔｕｒｅ ）の相図を示す高分
子ブレンド系は、低温域では相溶し透明であるが、高温
では、相分離が進み不透明となる事例に着目した。（ポ
リマーブレンドＰ５〜Ｐ１４秋山、弁上、西共著（１９
８１） シーエムシー）、すなわち、熱エネルギーによ
り光透過率の大きな変化が得られるため光記録材料とし
ての用途が期待される。
系の概念に着目した。特に下限臨界共溶温度型（Ｌ（１
！ＳＴ型： Ｌｏｗｅｒ Ｏｒ１℃１ｃａｌ ５ｏｌｕ
ｔｉｏｎＴθｍｐｅｒａｔｕｒｅ ）の相図を示す高分
子ブレンド系は、低温域では相溶し透明であるが、高温
では、相分離が進み不透明となる事例に着目した。（ポ
リマーブレンドＰ５〜Ｐ１４秋山、弁上、西共著（１９
８１） シーエムシー）、すなわち、熱エネルギーによ
り光透過率の大きな変化が得られるため光記録材料とし
ての用途が期待される。
本発明の骨子は、前記原理のようなＬＣＳＴ型相溶系に
、低分子量重合体（オリゴマー）を用いた新規なブレン
ド組成物の提供にある。
、低分子量重合体（オリゴマー）を用いた新規なブレン
ド組成物の提供にある。
本発明者らは、相溶性を示す二成分系の中から、ＬＣ８
Ｔを有する系を選択した。この二成分系の成分材料のど
ちらか一方、あるいは両方に低分子量の重合体を用いた
ところ、次の様な新事実が見い出された。すなわち、分
子量１０’以下の低重合体を用いることで高分子どうし
のブレンドでは得られなかった大きな相溶−非相溶転移
速度が得られた。つまり、分子量の低下により、光記録
速度、光記録密度が一段と向上した。即ち、Ｌ（！ＳＴ
型の相図を示す二成分の重合体の分子量が高い程、熱に
対する応答性は鈍く、分子量が低い程、応答性にすぐれ
ているものと考えられる。
Ｔを有する系を選択した。この二成分系の成分材料のど
ちらか一方、あるいは両方に低分子量の重合体を用いた
ところ、次の様な新事実が見い出された。すなわち、分
子量１０’以下の低重合体を用いることで高分子どうし
のブレンドでは得られなかった大きな相溶−非相溶転移
速度が得られた。つまり、分子量の低下により、光記録
速度、光記録密度が一段と向上した。即ち、Ｌ（！ＳＴ
型の相図を示す二成分の重合体の分子量が高い程、熱に
対する応答性は鈍く、分子量が低い程、応答性にすぐれ
ているものと考えられる。
また上記ＬＣ！１３Ｔ型ブレンド体の少なくとも一方に
相溶する第三成分を混入させることで、相溶−非相溶の
熱可逆性を制御できるため、着色状態を室温に凍結する
ことが更に容易である。
相溶する第三成分を混入させることで、相溶−非相溶の
熱可逆性を制御できるため、着色状態を室温に凍結する
ことが更に容易である。
以上の様な知見は、本ブレンド系が書き換え可能な記録
媒体、追記型記録媒体などの熱モード記憶材料としての
可能性を示している。
媒体、追記型記録媒体などの熱モード記憶材料としての
可能性を示している。
以下、本発明についてより詳細に述べる。
本発明に使用できる二成分系には、ＬＣ８Ｔ型の相図を
有するブレンド系が望ましく、具体的には、塩化ビニル
−アルキルアクリレート、アルキル（メタ）アクリレー
ト−フッ化ビニリデン系、ビニルメチルケトン−フッ化
ビニリデン系、スチレン−アルキルビニルエーテル、ア
ルキルアクリレート−硝酸ビニル等があげられる。これ
らのうち少なくとも一方の七ツマ−を低分子重合体とす
ることで本発明は達成される。
有するブレンド系が望ましく、具体的には、塩化ビニル
−アルキルアクリレート、アルキル（メタ）アクリレー
ト−フッ化ビニリデン系、ビニルメチルケトン−フッ化
ビニリデン系、スチレン−アルキルビニルエーテル、ア
ルキルアクリレート−硝酸ビニル等があげられる。これ
らのうち少なくとも一方の七ツマ−を低分子重合体とす
ることで本発明は達成される。
上記フッ化ビニｌ）デン系には、フッ化ビニｌ）デン、
フッ化ビニリデン−トリフルオロエチレン、フン化ビニ
リデン−テトラフルオロエチレン、フッ化ビニリデン−
へキサフルオロイソブチン箋フン化ヒニリデンーへキサ
フルオロアセトン１フッ化ビニリデン−クロロトリフル
オロエチレン、フッ化ビニリデン−フッ化ビニル、フッ
化ビニリチン−へキサフルオログロペン等の弁型・合体
、および共重合低分子量１体があげられる。
フッ化ビニリデン−トリフルオロエチレン、フン化ビニ
リデン−テトラフルオロエチレン、フッ化ビニリデン−
へキサフルオロイソブチン箋フン化ヒニリデンーへキサ
フルオロアセトン１フッ化ビニリデン−クロロトリフル
オロエチレン、フッ化ビニリデン−フッ化ビニル、フッ
化ビニリチン−へキサフルオログロペン等の弁型・合体
、および共重合低分子量１体があげられる。
なお、アルキル（メタ）アクリレートとしては、（メタ
）アクリル酸メチル、（メタ）アクリル酸メチル、（メ
タ）アクリル酸ｎ−グロビル、（メタ）アクリル酸ｎ−
ブチル、（メタ）アクリルｒＲｎ−アミル、（メタ）ア
クリル酸ｎ−ヘキシル、（メタ）アクリル酸ｎ−ヘプチ
ル、（メタ）アクリル酸ｎ−オクチル、（メタ）アクリ
ル［ｎ−ノニル、（メタ）アクリル酸ｎ −デシル、（
メタ）アクリル酸ドデシル、（メタ）アクリル酸ｎ−ヘ
キサデシル、（メタ）アクリル酸ｎ−ステアリル等のア
クリルｆｉｎ−アルキルエステルおよびメタクリル酸ｎ
−アルキルエステル、ろるいは、（メタ）アクリル酸イ
ングロビル、（メタ）アクリル酸インブチル、（メタ）
アクリル酸ｔ−ブチル、（メタ）アクリル酸シクロヘキ
シル、（メタ）アクリル酸とドロキシエチル、（メタ）
アクリル酸グリシジル、（メタ）アクリル酸アリル、（
メタ）アクリル酸ベンジルなどのアクリル酸エステル重
合体あるいは低分子量体、およびメタクリル酸エステル
重合体あるいは低分子量体更には、前記（メタ）アクリ
ル酸エステルの種々の組み合わせによる共重合体、ある
いは共重合低分子量体があげられる。
）アクリル酸メチル、（メタ）アクリル酸メチル、（メ
タ）アクリル酸ｎ−グロビル、（メタ）アクリル酸ｎ−
ブチル、（メタ）アクリルｒＲｎ−アミル、（メタ）ア
クリル酸ｎ−ヘキシル、（メタ）アクリル酸ｎ−ヘプチ
ル、（メタ）アクリル酸ｎ−オクチル、（メタ）アクリ
ル［ｎ−ノニル、（メタ）アクリル酸ｎ −デシル、（
メタ）アクリル酸ドデシル、（メタ）アクリル酸ｎ−ヘ
キサデシル、（メタ）アクリル酸ｎ−ステアリル等のア
クリルｆｉｎ−アルキルエステルおよびメタクリル酸ｎ
−アルキルエステル、ろるいは、（メタ）アクリル酸イ
ングロビル、（メタ）アクリル酸インブチル、（メタ）
アクリル酸ｔ−ブチル、（メタ）アクリル酸シクロヘキ
シル、（メタ）アクリル酸とドロキシエチル、（メタ）
アクリル酸グリシジル、（メタ）アクリル酸アリル、（
メタ）アクリル酸ベンジルなどのアクリル酸エステル重
合体あるいは低分子量体、およびメタクリル酸エステル
重合体あるいは低分子量体更には、前記（メタ）アクリ
ル酸エステルの種々の組み合わせによる共重合体、ある
いは共重合低分子量体があげられる。
また、前記アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エス
テルと他の汎用モノマーであるスチレン、アクリロニト
リル等との共重合体、共重合低分子量体も使用できる。
テルと他の汎用モノマーであるスチレン、アクリロニト
リル等との共重合体、共重合低分子量体も使用できる。
本発明に使用できる低分子量体は、情報の記録効率の目
的に応じて用いることができ、高記録効率が要求される
程、低分子量化することが必要である。高記録感度が要
求される場合、好ましい重合度はｉｏｏ以下である。
的に応じて用いることができ、高記録効率が要求される
程、低分子量化することが必要である。高記録感度が要
求される場合、好ましい重合度はｉｏｏ以下である。
一方、ＬＣ８Ｔを制御し記録温度が樵々必要な場合、第
三成分を混入した多成分ブレンド体とすることが必要で
ある。この際の第三成分はＬＣ８Ｔ型１ｋｉする二成分
の少なくとも一方に相溶か、あるいは半相溶となること
が好ましい。
三成分を混入した多成分ブレンド体とすることが必要で
ある。この際の第三成分はＬＣ８Ｔ型１ｋｉする二成分
の少なくとも一方に相溶か、あるいは半相溶となること
が好ましい。
たとえばＬＣ８Ｔ系としてフッ化ビニリデン系−（メタ
）アクリル酸アルチルエステルを選んだ場合、第三成分
としてビニルエステル系重合体あるいは低重合体が用い
られる。前記ビニルエステル系には、酢酸ビニル、グロ
ビオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、カフ
” ＩＪル酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビ
ニル、ステアリン酸ビニル等の脂肪族カルボン酸ヒニル
や安息香酸ビニル等の芳香族カルボン酸ビニルなどがあ
げられる。その混合量としては、二成分系ブレンド体に
対し０．１〜９０重量％、より好ましくは１〜８０重量
％である。
）アクリル酸アルチルエステルを選んだ場合、第三成分
としてビニルエステル系重合体あるいは低重合体が用い
られる。前記ビニルエステル系には、酢酸ビニル、グロ
ビオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、カフ
” ＩＪル酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビ
ニル、ステアリン酸ビニル等の脂肪族カルボン酸ヒニル
や安息香酸ビニル等の芳香族カルボン酸ビニルなどがあ
げられる。その混合量としては、二成分系ブレンド体に
対し０．１〜９０重量％、より好ましくは１〜８０重量
％である。
以上の条件を具備したブレンド組成物は、次のような効
果が発現する。
果が発現する。
すなわち、ＬＣ！ＳＴ型を有する二成分系を用いると相
溶−非相溶の転移が熱可逆的に生じるため、書き換え可
能な、熱モード光記録材料としての用途が考えられる。
溶−非相溶の転移が熱可逆的に生じるため、書き換え可
能な、熱モード光記録材料としての用途が考えられる。
しかも少なくとも一成分に低分子量体を用いることによ
り、記録速度、記録密度ともにすぐれた記録媒体となる
。
り、記録速度、記録密度ともにすぐれた記録媒体となる
。
また、第三成分を混入させることによシ光記録温度が著
しく低下する。つｉシ記録レーザーのパワーが低下でき
るわけである。
しく低下する。つｉシ記録レーザーのパワーが低下でき
るわけである。
ブレンド及び成形方法は、特に規定はなく、通常の混合
機による粉末混合、あるいはロール混合等によシ混薔し
、溶融成形により成形が可能である。なお、よシ透明性
のよい均一な膜を得る面で最も好ましい方法は、共通有
機溶媒にフレンド系を溶解させ、キャスト法、スピンコ
ード法により基板上にブレンド膜を得る方法である。
機による粉末混合、あるいはロール混合等によシ混薔し
、溶融成形により成形が可能である。なお、よシ透明性
のよい均一な膜を得る面で最も好ましい方法は、共通有
機溶媒にフレンド系を溶解させ、キャスト法、スピンコ
ード法により基板上にブレンド膜を得る方法である。
以上の様に、本発明による光記録媒体用組成物は、加熱
によシ光透過率が著しく減少し、これを室温に凍結可能
である。また熱処理温度も任意に設定できるため、レー
ザー光によシ容易に情報記録ができる。これらの現象は
熱的に可逆、あるいは不可逆とすることができ、誉き換
え可能な光デイスクメモリーとしての応用も考えられる
。
によシ光透過率が著しく減少し、これを室温に凍結可能
である。また熱処理温度も任意に設定できるため、レー
ザー光によシ容易に情報記録ができる。これらの現象は
熱的に可逆、あるいは不可逆とすることができ、誉き換
え可能な光デイスクメモリーとしての応用も考えられる
。
（作用）
本発明の成形品の用途は多岐にわ九９、たとえば光ディ
スク等で代表される熱モード記憶材料、光スィッチ、感
熱センサー等のオプトエレクトロニクス分野の用途が考
えられる。
スク等で代表される熱モード記憶材料、光スィッチ、感
熱センサー等のオプトエレクトロニクス分野の用途が考
えられる。
以下実施例によって説明するがこれらによって本発明が
特に限定されるものではない。
特に限定されるものではない。
実施例！
Ｌ（！ＳＴ型相溶系二成分ブレンド物としてフッ化ビニ
リデン−へキサフルオロアセトン共重合体（フッ化ビニ
リチン／ヘキサフルオロアセトン組成比＝９１／９モル
チ、極性粘度〔ηゴ＝１ｊ）とメタクリル酸メチル低分
子量体（重合度）ｌｅＪ６０）を選択した。
リデン−へキサフルオロアセトン共重合体（フッ化ビニ
リチン／ヘキサフルオロアセトン組成比＝９１／９モル
チ、極性粘度〔ηゴ＝１ｊ）とメタクリル酸メチル低分
子量体（重合度）ｌｅＪ６０）を選択した。
両成分の共通溶媒としてメチルエチルケトンを用い、重
量比１／３に混合しガラス板上にキャストし、３０μｍ
の厚みとなるようにフィルムを調整した。なお光透過率
の測定は、第１図に示すような装置により行った。
量比１／３に混合しガラス板上にキャストし、３０μｍ
の厚みとなるようにフィルムを調整した。なお光透過率
の測定は、第１図に示すような装置により行った。
即ち、試料の温度をヒーター４で上昇させなから熱電対
５によシ測定し、中心部の直径５１の小穴から白色光を
透過させる。この場合、試料の熱平衡を保つために銅板
３でヒーター及びガラス板２を介した試料ｌをはさんで
行った。
５によシ測定し、中心部の直径５１の小穴から白色光を
透過させる。この場合、試料の熱平衡を保つために銅板
３でヒーター及びガラス板２を介した試料ｌをはさんで
行った。
フォトセンサーにはＣｄｓを用いその抵抗変化から光透
過率に変換した。
過率に変換した。
第２図に上記二成分系ブレンド物と、上記二成分に酢酸
ビニル重合体を加えた三成分系ブレンド物（′Ｎ量比１
／３／３）の光透過率の温度変化を示した。すなわち、
フィルムは温度上昇にともなって透明−白色へと変化す
る。この転移温度は、酢酸ビニル重合体の存在によシ、
３０℃程度低下している。また、二成分系ブレンド物の
場合、上記転移現象は可逆的に発現するが、酢酸ビニル
重合体を添加した場合は熱不可逆となジ、冷却過程にお
いて白色から透明に戻らないことがわかった。しかし両
者ともに急冷操作によって白色を固定することができた
。
ビニル重合体を加えた三成分系ブレンド物（′Ｎ量比１
／３／３）の光透過率の温度変化を示した。すなわち、
フィルムは温度上昇にともなって透明−白色へと変化す
る。この転移温度は、酢酸ビニル重合体の存在によシ、
３０℃程度低下している。また、二成分系ブレンド物の
場合、上記転移現象は可逆的に発現するが、酢酸ビニル
重合体を添加した場合は熱不可逆となジ、冷却過程にお
いて白色から透明に戻らないことがわかった。しかし両
者ともに急冷操作によって白色を固定することができた
。
実施例２
ＬＣ８Ｔ型相溶系二成分ブレンド物としてフッ化ビニリ
デン−へキサフルオロアセトン共重合体（フッ化ビニリ
デン／ヘキサフルオロアセトン組成比＝＝７０／３０モ
ルチ、〔マ） ＝ ０．２５ ）と、メタクリル酸メチ
ル低分子量体（重合度約６０）を選択した。
デン−へキサフルオロアセトン共重合体（フッ化ビニリ
デン／ヘキサフルオロアセトン組成比＝＝７０／３０モ
ルチ、〔マ） ＝ ０．２５ ）と、メタクリル酸メチ
ル低分子量体（重合度約６０）を選択した。
両成分の共通溶媒としてメチルエチルケト／を用い１／
３に混合し、ガラス板上にキャストし３０μ病の厚みと
なる様にフィルムを調整した。
３に混合し、ガラス板上にキャストし３０μ病の厚みと
なる様にフィルムを調整した。
また、上記二成分系に酢酸ビニル重合体を加えた三成分
系ブレンド物（１／３／３ ）を同様にしてフィルム化
した。第５図に、これらの光透過率の温度変化を示した
。つまシ、ＤＣ！ＳＴ型二成分第二成分系ブレンド物可
逆的に透明〜白色の変化をするが三成分系ブレンド物は
熱不可逆であった。
系ブレンド物（１／３／３ ）を同様にしてフィルム化
した。第５図に、これらの光透過率の温度変化を示した
。つまシ、ＤＣ！ＳＴ型二成分第二成分系ブレンド物可
逆的に透明〜白色の変化をするが三成分系ブレンド物は
熱不可逆であった。
低分子量重合体をブレンドした組成物では、熱に対する
応答性がすぐれ、熱モード記録材料に応用する場合、大
きな記録速度が期待できる。
応答性がすぐれ、熱モード記録材料に応用する場合、大
きな記録速度が期待できる。
このことは、ＬＣｊＳＴ型の二成分のうち少なくとも一
方に低分子量体を用いることで成しとげられた。
方に低分子量体を用いることで成しとげられた。
実施例３、今
ＬＣＳＴ型相溶系二成分ブレンド物としてフッ化ビニリ
デン−へキサフルオロアセトン共重合体（フッ化ヒニリ
デン／ヘキサフルオロアセトン組成比９１／９モルチ〔
η）＝１．３ ）とエチルアクリレート低分子量体（重
合度約５０）及びフッ化ビニリデン−トリフルオロエチ
レン共重合体（フッ化ビニリデン／トリフルオロエチレ
ン組成比：５０．１／４９．９ 、 （η）＝１．９
）とエチルアクリレート低分子量体（重合度約５０）の
二つのブレンド系を選択した。
デン−へキサフルオロアセトン共重合体（フッ化ヒニリ
デン／ヘキサフルオロアセトン組成比９１／９モルチ〔
η）＝１．３ ）とエチルアクリレート低分子量体（重
合度約５０）及びフッ化ビニリデン−トリフルオロエチ
レン共重合体（フッ化ビニリデン／トリフルオロエチレ
ン組成比：５０．１／４９．９ 、 （η）＝１．９
）とエチルアクリレート低分子量体（重合度約５０）の
二つのブレンド系を選択した。
試料の調整は実施例１と同様にして３０μｍの厚みのフ
ィルムを作製した。これらの光透過率の測定結果を第４
図に示す。すなわちＬＣＳＴ二成分系ブレンド物は両方
とも可逆的な透明−不透明の転移を示した。しかも熱に
対する応答性もすぐれていた。
ィルムを作製した。これらの光透過率の測定結果を第４
図に示す。すなわちＬＣＳＴ二成分系ブレンド物は両方
とも可逆的な透明−不透明の転移を示した。しかも熱に
対する応答性もすぐれていた。
さらに上記ＬＣ８Ｔ二成分系ブレンド物に、酢酸ビニル
重合体を加えた三成分系ブレンド物（１／３／３ ）で
は熱不可逆となり、実施例１１２と同様の傾向を示した
。この結果は酢酸ビニル重合体の代りにプロピオン酸ビ
ニル重合体をブレンドした三成分系でも同様であった。
重合体を加えた三成分系ブレンド物（１／３／３ ）で
は熱不可逆となり、実施例１１２と同様の傾向を示した
。この結果は酢酸ビニル重合体の代りにプロピオン酸ビ
ニル重合体をブレンドした三成分系でも同様であった。
比較例
ＬＣ！８Ｔ型二成分系に通常の分子量の重合体であるフ
ッ化ビニリデン−へキサフルオロアセトン共重合体（フ
ッ化ビニリデン／ヘキサフルオロアセトン組成比＝９１
／９モルチ〔η）＝１．３ ）とメタクリル酸メチル重
合体（重合Ｉｆ ｉ、ｏｏｏ ）を選択した。また重合
度の著しく高いメタクリル酸メチル重合体（重合度１０
０，０００）を用いた。
ッ化ビニリデン−へキサフルオロアセトン共重合体（フ
ッ化ビニリデン／ヘキサフルオロアセトン組成比＝９１
／９モルチ〔η）＝１．３ ）とメタクリル酸メチル重
合体（重合Ｉｆ ｉ、ｏｏｏ ）を選択した。また重合
度の著しく高いメタクリル酸メチル重合体（重合度１０
０，０００）を用いた。
これらのＬＣＳＴ型二成分系ブレンド物を実施例１と同
様な方法で作成し、光透過率の温度変化を測定した。そ
の結果を第５図に示す。
様な方法で作成し、光透過率の温度変化を測定した。そ
の結果を第５図に示す。
すなわち、メタクリル酸メチル重合体の重合度により光
透過率の温度に対する反応速度を変化させることが可能
である。この場合重合度の低い程、熱モード記録材料と
しての記録速度が大きくなることがわかる。
透過率の温度に対する反応速度を変化させることが可能
である。この場合重合度の低い程、熱モード記録材料と
しての記録速度が大きくなることがわかる。
（発明の効果）
以上の如く作成された、ＬＣ！ＳＴ型二成分系ブレンド
フィルムは、熱により可逆的に光透過率が変化する。し
かし、急冷処理によシネ透明状態を型温に固定できるた
め、書き換え可能型熱モード記録材料として用いること
ができる。
フィルムは、熱により可逆的に光透過率が変化する。し
かし、急冷処理によシネ透明状態を型温に固定できるた
め、書き換え可能型熱モード記録材料として用いること
ができる。
また、酢酸ビニル重合体を加えた三成分系ブレンド物は
熱不可逆となる。この際透明から不透明への転移温度が
著しく低下するため、記録パワーが削減できるものであ
る。
熱不可逆となる。この際透明から不透明への転移温度が
著しく低下するため、記録パワーが削減できるものであ
る。
第１図は光透過率測定装置を、第２図〜第５図は温度と
光透過率との関係を示したものである。 図中、ＶＤＦ：フッ化ビニリデン、ＨＦＡ：ヘキ？フル
オロアセトン、ＭＭＡ ：メタクリル酸メチｓ＜、Ｔｒ
ＦＥ： トリフルオロエチレン、ｐｖＡｃ ：酢酸ビニ
ル重合体、ＫＡ：エチルアクリレートを示す。 特許出願人 セントラル硝子株式会社第１図 温度 （°Ｃ） Ｏつ 性 寸 畦
光透過率との関係を示したものである。 図中、ＶＤＦ：フッ化ビニリデン、ＨＦＡ：ヘキ？フル
オロアセトン、ＭＭＡ ：メタクリル酸メチｓ＜、Ｔｒ
ＦＥ： トリフルオロエチレン、ｐｖＡｃ ：酢酸ビニ
ル重合体、ＫＡ：エチルアクリレートを示す。 特許出願人 セントラル硝子株式会社第１図 温度 （°Ｃ） Ｏつ 性 寸 畦
Claims (6)
- （１）下限臨界共溶温度型（ＬＣＳＴ）の相図を有する
二成分系ブレンド物の少なくとも一方の成分を低重合体
とすることを特徴とする感熱記録媒体用組成物。 - （２）ＬＣＳＴ型の相図を有する二成分系ブレンド物の
少なくとも一方の成分を低重合体とし、かつ少なくとも
一成分に相溶あるいは半相溶の第三成分をブレンドする
ことを特徴とする多成分系感熱記録媒体用組成物。 - （３）フッ化ビニリデン系重合体とアクリル酸エステル
系重合体をＬＣＳＴ型二成分とする特許請求の範囲第１
項記載のブレンド組成物。 - （４）フッ化ビニリデン系重合体とメタクリル酸エステ
ル系重合体をＬＣＳＴ型二成分とする特許請求の範囲第
１項記載のブレンド組成物。 - （５）フッ化ビニリデン系重合体とアクリル酸エステル
系重合体をＬＣＳＴ型二成分とし上記二成分にビニルエ
ステル系重合体を添加した特許請求の範囲第２項記載の
ブレンド組成物。 - （６）フッ化ビニリデン系重合体とメタクリル酸エステ
ル系重合体をＬＣＳＴ型二成分とし上記二成分にビニル
エステル系重合体を添加した特許請求の範囲第２項記載
のブレンド組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60100531A JPS61258853A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 感熱記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60100531A JPS61258853A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 感熱記録媒体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61258853A true JPS61258853A (ja) | 1986-11-17 |
| JPS6365706B2 JPS6365706B2 (ja) | 1988-12-16 |
Family
ID=14276541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60100531A Granted JPS61258853A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 感熱記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61258853A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0559113A2 (de) * | 1992-02-29 | 1993-09-08 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Förderung Der Angewandten Forschung E.V. | Material mit temperaturabhängiger Lichttransmission |
| US5517228A (en) * | 1992-04-15 | 1996-05-14 | Ricoh Co., Ltd. | Apparatus for displaying a recording medium sheet and printing an image thereon |
| US6908505B2 (en) * | 2001-01-31 | 2005-06-21 | Spectra Systems Corporation | Thermochromic compositions of color formers and lewis acids |
| EP2100743A1 (en) | 2008-02-13 | 2009-09-16 | Ricoh Company, Ltd. | Image processing method and image processing apparatus |
| EP2159063A2 (en) | 2008-08-28 | 2010-03-03 | Ricoh Co., Ltd. | Image processing method and image processing apparatus |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5744646A (en) * | 1980-07-23 | 1982-03-13 | Minnesota Mining & Mfg | Pyroelectric and isotropic piezoelectric polymer blend |
| JPS6064827A (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-13 | Toray Ind Inc | ポリフツ化ビニリデン系２軸延伸フイルムおよびその製造方法 |
-
1985
- 1985-05-14 JP JP60100531A patent/JPS61258853A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5744646A (en) * | 1980-07-23 | 1982-03-13 | Minnesota Mining & Mfg | Pyroelectric and isotropic piezoelectric polymer blend |
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| EP2100743A1 (en) | 2008-02-13 | 2009-09-16 | Ricoh Company, Ltd. | Image processing method and image processing apparatus |
| EP2159063A2 (en) | 2008-08-28 | 2010-03-03 | Ricoh Co., Ltd. | Image processing method and image processing apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6365706B2 (ja) | 1988-12-16 |
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