JPS61258333A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
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- JPS61258333A JPS61258333A JP10107985A JP10107985A JPS61258333A JP S61258333 A JPS61258333 A JP S61258333A JP 10107985 A JP10107985 A JP 10107985A JP 10107985 A JP10107985 A JP 10107985A JP S61258333 A JPS61258333 A JP S61258333A
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- film
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は強磁性金属薄膜を磁気記録層として備えてなる
磁気記録媒体の製造方法に関し、特に低湿度環境下での
走行性および繰返し走行での出力低下にすぐれる金属薄
膜型磁気記録媒体の製造方法に関するものである。
磁気記録媒体の製造方法に関し、特に低湿度環境下での
走行性および繰返し走行での出力低下にすぐれる金属薄
膜型磁気記録媒体の製造方法に関するものである。
従来より磁気記録媒体としては、非磁性支持体上にr
Fe2O3、Coをドープしたr −F e 203
、Fe3O4,C□をドープしたFe3O4、r F
e2O3とF e 304 のベルトライド化合物、
CrO2等の磁性粉末あるいは強磁性合金粉末等を粉末
磁性材料を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン
−ブタジェン共重合体、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂等の有機バインダー中に分散せしめたものを塗布し乾
燥させる塗布型のものが広く使用されてきている。近年
高密度記録への要求の高まりと共に真空蒸着、スパッタ
リング、イオンブレーティング等のイーノーデポジショ
ン法あるいは電気メッキ、無電解メッキ等のメッキ法に
より形成される強磁性金属薄膜を磁気記録層とする、バ
インダーを使用しない、いわゆる金属薄膜型磁気記録媒
体が注目を浴びており実用化への努力が種々行なわれて
いる。
Fe2O3、Coをドープしたr −F e 203
、Fe3O4,C□をドープしたFe3O4、r F
e2O3とF e 304 のベルトライド化合物、
CrO2等の磁性粉末あるいは強磁性合金粉末等を粉末
磁性材料を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン
−ブタジェン共重合体、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂等の有機バインダー中に分散せしめたものを塗布し乾
燥させる塗布型のものが広く使用されてきている。近年
高密度記録への要求の高まりと共に真空蒸着、スパッタ
リング、イオンブレーティング等のイーノーデポジショ
ン法あるいは電気メッキ、無電解メッキ等のメッキ法に
より形成される強磁性金属薄膜を磁気記録層とする、バ
インダーを使用しない、いわゆる金属薄膜型磁気記録媒
体が注目を浴びており実用化への努力が種々行なわれて
いる。
従来の塗布型の磁気記録媒体では主とし【強磁性金属よ
り飽和磁化の小さい金属酸化物を磁性材料として使用し
てい・るため、高密度記録に必要な薄形化が信号出力の
低下をもたらすため限界にきており、かつその製造工程
も複雑で、溶剤回収あるいは公害防止のための大きな附
帯設備な要するという欠点を有している。金属薄膜型の
磁気記録媒体では上記酸化物より大きな飽和磁化を有す
る強磁性金属をバインダーの如き非磁性物質を含有しな
い状態で薄膜として形成せしめるため、高密度記録化の
ために薄形化できるという利点を有し、またその製造工
程が簡略化される。
り飽和磁化の小さい金属酸化物を磁性材料として使用し
てい・るため、高密度記録に必要な薄形化が信号出力の
低下をもたらすため限界にきており、かつその製造工程
も複雑で、溶剤回収あるいは公害防止のための大きな附
帯設備な要するという欠点を有している。金属薄膜型の
磁気記録媒体では上記酸化物より大きな飽和磁化を有す
る強磁性金属をバインダーの如き非磁性物質を含有しな
い状態で薄膜として形成せしめるため、高密度記録化の
ために薄形化できるという利点を有し、またその製造工
程が簡略化される。
高密度記録用の磁気記録媒体に要求される条件の一つと
して、高抗磁力化、薄形化が理論的にも実験的にも提唱
されており、塗布型の磁気記録媒体よりも一桁以上の薄
形化が容易で、飽和磁束密度も大きい金属薄膜型磁気記
録媒体への期待は大きい。
して、高抗磁力化、薄形化が理論的にも実験的にも提唱
されており、塗布型の磁気記録媒体よりも一桁以上の薄
形化が容易で、飽和磁束密度も大きい金属薄膜型磁気記
録媒体への期待は大きい。
金属薄II型磁気記碌媒体の製造において、特に真空蒸
着による方法はメッキの場合のような排液処理を必要と
せず製造工程も簡単で、膜の析出速度も太き(できるた
め非常にメリットが大きい。
着による方法はメッキの場合のような排液処理を必要と
せず製造工程も簡単で、膜の析出速度も太き(できるた
め非常にメリットが大きい。
真空蒸着により、望ましい抗磁力および角型性を有する
磁性膜を製造する方法としては、米国特許33≠263
2号、同JJtA2tJJ号等に述べられている斜め蒸
着法が知られている。さらに近年従来の長手力向記碌用
に代って例えば米国特許IA、≠77、弘tr号に開示
されているような垂直方向記録用金属薄膜型磁気記録媒
体も提案されている。
磁性膜を製造する方法としては、米国特許33≠263
2号、同JJtA2tJJ号等に述べられている斜め蒸
着法が知られている。さらに近年従来の長手力向記碌用
に代って例えば米国特許IA、≠77、弘tr号に開示
されているような垂直方向記録用金属薄膜型磁気記録媒
体も提案されている。
さらに強磁性金属薄膜を有する磁気記録媒体にかかわる
大きな問題として腐蝕及び摩耗に対する強度、走行安定
性がある。磁気記録媒体は磁気信号の記録、再生及び消
去の過程において磁気ヘッドと高速相対運動のもとにお
かれるが、その際走行がスムーズにしかも安定に行なわ
れねばならぬし、同時にヘッドとの接触による摩耗もし
くは破壊が起ってはならない、 上記の問題の改良のために強磁性金属薄膜に保護層を設
けることが提案されており、例えば米国特許第J 、s
it 、tto号、同蓼、2弘2.0or号にはRh等
の金属保護層、また米国特許第& 、017.112号
、同II−,/12.lAtり号、間係、!!!、Wr
j号、間係、31り、弘≠/号、間係、3りi、r’y
IA号、同μ、弘OIA、24c7号、同g、#/り、
UO4を号、同≠、≠2!。
大きな問題として腐蝕及び摩耗に対する強度、走行安定
性がある。磁気記録媒体は磁気信号の記録、再生及び消
去の過程において磁気ヘッドと高速相対運動のもとにお
かれるが、その際走行がスムーズにしかも安定に行なわ
れねばならぬし、同時にヘッドとの接触による摩耗もし
くは破壊が起ってはならない、 上記の問題の改良のために強磁性金属薄膜に保護層を設
けることが提案されており、例えば米国特許第J 、s
it 、tto号、同蓼、2弘2.0or号にはRh等
の金属保護層、また米国特許第& 、017.112号
、同II−,/12.lAtり号、間係、!!!、Wr
j号、間係、31り、弘≠/号、間係、3りi、r’y
IA号、同μ、弘OIA、24c7号、同g、#/り、
UO4を号、同≠、≠2!。
弘OU号、同44 、1A4c3 、 j/ @号、間
係護1r、r弘3号には有機潤滑剤等の有機物保護層が
開示されている。
係護1r、r弘3号には有機潤滑剤等の有機物保護層が
開示されている。
特に当山願人の出願による米国特許第弘、3り0.40
/号、特開昭j4−7231号には保護層として有機材
料を強磁性金属薄膜上に蒸着せしめる方法が開示されて
いるが、これらの方法では走行性が十分ではなく、低湿
度環境下での金属膜型磁気記録媒体の走行性の改良が強
(望まれていた。
/号、特開昭j4−7231号には保護層として有機材
料を強磁性金属薄膜上に蒸着せしめる方法が開示されて
いるが、これらの方法では走行性が十分ではなく、低湿
度環境下での金属膜型磁気記録媒体の走行性の改良が強
(望まれていた。
本発明の目的は、上記の欠点の改良された磁気記録媒体
、すなわち低湿度環境下において走行性にすぐれる磁気
記録媒体を製造する方法を提供することにある。
、すなわち低湿度環境下において走行性にすぐれる磁気
記録媒体を製造する方法を提供することにある。
本発明は、非磁性支持体上に設けられた強磁性金属薄膜
の表面上に有機物を真空蒸着させると同時に該表面にイ
オンビームな照射せしめて有機物層を形成せしめること
を特徴とする磁気記録媒体の製造方法、に関する。
の表面上に有機物を真空蒸着させると同時に該表面にイ
オンビームな照射せしめて有機物層を形成せしめること
を特徴とする磁気記録媒体の製造方法、に関する。
本発明に用いられる有機物滑剤としては室温における蒸
気圧がzXlo Torr 以下のものが好まし
く、パラフィン系炭化水素、高級脂肪酸、オキシ脂肪酸
、脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、脂肪族アルコール、
金属石けん等である。パラフィン系炭化水素としては天
然/ξミラフィンマイクロワックス等、高級脂肪酸とし
てはラウリン酸。
気圧がzXlo Torr 以下のものが好まし
く、パラフィン系炭化水素、高級脂肪酸、オキシ脂肪酸
、脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、脂肪族アルコール、
金属石けん等である。パラフィン系炭化水素としては天
然/ξミラフィンマイクロワックス等、高級脂肪酸とし
てはラウリン酸。
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸
、オレイン酸、リノール酸、リルン酸、アラ午トン酸等
、オキシ脂肪酸としてはオキシステアリン酸、ラッパル
ミチン酸等、脂肪酸アミドとしてはラウリン酸アミド、
ミリスチン酸アミド、ノでルミチン酸アミド、ステアリ
ン酸アミド、ベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、リノ
ール酸アミド、エシル酸アミド、メチレンビスステアロ
アミド、エチレンビスステアロアミド、硬化牛脂アミド
等がある。脂肪酸エステルとしては、ステアリン酸メチ
ル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸モノグリセリド
等、脂肪族アルコールとしてはセチルアルコール、ステ
アリルアルコール等力アリ、金属石けんとしては炭素数
/λ〜30の脂肪酸と種々の金属とから得られる化合物
であり、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リル
ン酸、アラキドン酸等の亜鉛、銅、マグネシウム、ニッ
ケル、鉄、アルミニウム、鉛、クロム、カルシウム、ナ
トリウム、カリウム、バリウム、カドミウム、ストロン
チウム等の塩である。
、オレイン酸、リノール酸、リルン酸、アラ午トン酸等
、オキシ脂肪酸としてはオキシステアリン酸、ラッパル
ミチン酸等、脂肪酸アミドとしてはラウリン酸アミド、
ミリスチン酸アミド、ノでルミチン酸アミド、ステアリ
ン酸アミド、ベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、リノ
ール酸アミド、エシル酸アミド、メチレンビスステアロ
アミド、エチレンビスステアロアミド、硬化牛脂アミド
等がある。脂肪酸エステルとしては、ステアリン酸メチ
ル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸モノグリセリド
等、脂肪族アルコールとしてはセチルアルコール、ステ
アリルアルコール等力アリ、金属石けんとしては炭素数
/λ〜30の脂肪酸と種々の金属とから得られる化合物
であり、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リル
ン酸、アラキドン酸等の亜鉛、銅、マグネシウム、ニッ
ケル、鉄、アルミニウム、鉛、クロム、カルシウム、ナ
トリウム、カリウム、バリウム、カドミウム、ストロン
チウム等の塩である。
これらの有機物滑剤は単独で蒸着しても良いし、2種以
上積層して蒸着したつ、あるいは同時蒸着による混合層
を形成せしめてもいい。有機物滑剤の蒸着量は、一般に
は0 、 r 〜j 0ttt9/m2、好ましくはi
、o〜30マ/77L である。
上積層して蒸着したつ、あるいは同時蒸着による混合層
を形成せしめてもいい。有機物滑剤の蒸着量は、一般に
は0 、 r 〜j 0ttt9/m2、好ましくはi
、o〜30マ/77L である。
本発明においては、有機物滑剤の蒸着と同時に、蒸着の
行なわれている部分にイオンビームを照射せしめるうイ
オンビームとL”C:ttHe 、 N e 。
行なわれている部分にイオンビームを照射せしめるうイ
オンビームとL”C:ttHe 、 N e 。
Ar、Kr、Xe、Rn等の希ガス、あるいは酸素、窒
素、弗素、ボロン等のイオンが使用される。
素、弗素、ボロン等のイオンが使用される。
イオンの照射量は有機物滑剤の蒸着速度に依存するので
あるが、一般には7013 # 1 (718個/cW
L2・秒のイオン粒子を照射するのが実用上好適である
。
あるが、一般には7013 # 1 (718個/cW
L2・秒のイオン粒子を照射するのが実用上好適である
。
本発明における強磁性金属薄膜としては、鉄、コバルト
、ニッケルその他の強磁性金属、あるいはFe−Co%
Fe −N i、 co −N t、 Fe−Co−N
i。
、ニッケルその他の強磁性金属、あるいはFe−Co%
Fe −N i、 co −N t、 Fe−Co−N
i。
Fe−Rh%Co−P、 Co −B、 Co−Cu%
Co−Zn。
Co−Zn。
Co −Y、 Co−La%Co−Ce%Co−Pr%
Co−Gd。
Co−Gd。
Co−3m、 Co−Pt、 Co−Mn%Fe−Gd
、Fe−Tb、 Fe−Cr、 Co−Cr%N 1−
Cr。
、Fe−Tb、 Fe−Cr、 Co−Cr%N 1−
Cr。
Fe −Co −Cr%N i −Co −Cr、 F
e −N i −Cr 。
e −N i −Cr 。
Fe−Co −N i −Cr、 Co −N 1−N
d、Co−N 1−Ce、 Co −N 1−Zn、
Co −N 1−Cu、Co−N i−W%Co −N
1−Re等の強磁性合金を電気メッキ、無電解メッキ
、ペーパーデポジション法等の方法によって薄膜状に形
成したもので、その膜厚としては磁気記録媒体として使
用する場合O6Oコ〜2μ専の範囲であり、特にo−o
r〜O0Uμmの範囲が望ましい。上記の強磁性金属薄
膜は他vco、N、C,Ga、As%Sr、Zr%Nb
%Mo%Sn%Sb、Te、03、I r、Au%Ag
、Pb、B i等を含有しても良い。ペーパーデポジシ
ョン法とは気体あるいは真空空間中において物質を蒸気
あるいはイオン化した蒸気とし、これを基体上に付着形
成させる方法をいい、真空蒸着法、スパッタリング法、
イオンプレーテング法、イオンビームデポジション法、
化学気相メツ中法などがある。
d、Co−N 1−Ce、 Co −N 1−Zn、
Co −N 1−Cu、Co−N i−W%Co −N
1−Re等の強磁性合金を電気メッキ、無電解メッキ
、ペーパーデポジション法等の方法によって薄膜状に形
成したもので、その膜厚としては磁気記録媒体として使
用する場合O6Oコ〜2μ専の範囲であり、特にo−o
r〜O0Uμmの範囲が望ましい。上記の強磁性金属薄
膜は他vco、N、C,Ga、As%Sr、Zr%Nb
%Mo%Sn%Sb、Te、03、I r、Au%Ag
、Pb、B i等を含有しても良い。ペーパーデポジシ
ョン法とは気体あるいは真空空間中において物質を蒸気
あるいはイオン化した蒸気とし、これを基体上に付着形
成させる方法をいい、真空蒸着法、スパッタリング法、
イオンプレーテング法、イオンビームデポジション法、
化学気相メツ中法などがある。
本発明に用いられる非磁性支持体は、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリイミド、ポリアミド。
フタレート、ポリイミド、ポリアミド。
ポリ塩化ビニル、三酢酸セルロース、ホリカーボネート
、ポリエチレンナフタレート、ホリフエニレンサルファ
イド等のプラスチックベース、またはAI%Tiおよび
これらの合金、ステンレス鋼等である。
、ポリエチレンナフタレート、ホリフエニレンサルファ
イド等のプラスチックベース、またはAI%Tiおよび
これらの合金、ステンレス鋼等である。
次に実施例をもって本発明を風体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
明はこれらに限定されるものではない。
実施例 1
第1図の本発明による磁気記録媒体の製造方法を実施す
るための装置を用いて磁気テープを作製した。
るための装置を用いて磁気テープを作製した。
真空槽11は隔壁12.13により上部の送出し巻取り
室14、第7蒸着室15および第2蒸着室16に区分さ
れており、それぞれ真空排気口17.18.19により
独立に真空排気されるよ−うになっている。テープ状非
磁性支持体2・0は送出シロール21から回転キャン2
2、ガイドローラー23そして回転午ヤン24を経て搬
送され巻取りロール25に巻取られるようになっている
。
室14、第7蒸着室15および第2蒸着室16に区分さ
れており、それぞれ真空排気口17.18.19により
独立に真空排気されるよ−うになっている。テープ状非
磁性支持体2・0は送出シロール21から回転キャン2
2、ガイドローラー23そして回転午ヤン24を経て搬
送され巻取りロール25に巻取られるようになっている
。
回転中ヤン22の下方には蒸発源ルツボ26が配設され
ており、磁性材料27が電子銃28からの電子ビーム2
9の照射により加熱され蒸発される。
ており、磁性材料27が電子銃28からの電子ビーム2
9の照射により加熱され蒸発される。
磁性材料の蒸気流30は回転キャン22の表面に浴って
移動するテープ状非磁性支持体20の表面に到達し強磁
性薄膜として析出する。回転キャン22の近傍にはマス
ク31が設置されており蒸気流30がテープ状非磁性支
持体20に対して斜めに入射するようになっている。こ
うして得られる強磁性薄膜は膜面に平行な方向に磁化し
て記録する従来からの水平磁化記録媒体に適した磁気特
性を有している。次に強磁性薄膜の形成されたテープ状
非磁性基体20が回転キャン24に沿って移動する時、
蒸発源32から蒸発せしめられた有機物滑剤33が強磁
性薄膜の表面上に蒸着される。
移動するテープ状非磁性支持体20の表面に到達し強磁
性薄膜として析出する。回転キャン22の近傍にはマス
ク31が設置されており蒸気流30がテープ状非磁性支
持体20に対して斜めに入射するようになっている。こ
うして得られる強磁性薄膜は膜面に平行な方向に磁化し
て記録する従来からの水平磁化記録媒体に適した磁気特
性を有している。次に強磁性薄膜の形成されたテープ状
非磁性基体20が回転キャン24に沿って移動する時、
蒸発源32から蒸発せしめられた有機物滑剤33が強磁
性薄膜の表面上に蒸着される。
蒸着と同時にイオン銃34からのイオンビーム35が磁
性薄膜表面に照射されるようになっている。この装置に
おいてテープ状非磁性媒体として/2.jμm厚のポリ
エチレンテレフタレートフィルムを使用し、CoCr(
Cr/7重量%)の強磁性薄膜を形成したのち、Heイ
オンビームを照射させつつベヘン酸の有機蒸着膜を形成
せしめた。cocr強磁性薄膜の膜厚は2200Aとし
、ベヘン酸は毎秒あたり/、0=n9/m2の付着速度
でr −7797m 蒸着せしめた。Heイオンビー
ムはHeイオン粒子がtxio”個/cIIL2・秒照
射されるようにした。このようにして得られた磁気テー
プをサンプルAとし、比較のためにHeイオンビームを
照射せずに作製した磁気テープをサンプルBとした。サ
ンプルAおよびBの磁気テープにつき、低湿度環境下で
の走行性および繰返し走行での出力低下を次のように測
定した。2!0C。
性薄膜表面に照射されるようになっている。この装置に
おいてテープ状非磁性媒体として/2.jμm厚のポリ
エチレンテレフタレートフィルムを使用し、CoCr(
Cr/7重量%)の強磁性薄膜を形成したのち、Heイ
オンビームを照射させつつベヘン酸の有機蒸着膜を形成
せしめた。cocr強磁性薄膜の膜厚は2200Aとし
、ベヘン酸は毎秒あたり/、0=n9/m2の付着速度
でr −7797m 蒸着せしめた。Heイオンビー
ムはHeイオン粒子がtxio”個/cIIL2・秒照
射されるようにした。このようにして得られた磁気テー
プをサンプルAとし、比較のためにHeイオンビームを
照射せずに作製した磁気テープをサンプルBとした。サ
ンプルAおよびBの磁気テープにつき、低湿度環境下で
の走行性および繰返し走行での出力低下を次のように測
定した。2!0C。
/!チ相対湿度下でVf−IS型VTRKて磁気テープ
を走行させた時の回転ドラム出口でのテープ張力(T2
)および回転ドラム入口でのテープ張力(TI )の比
(T2/Tl)を測定すると共に同一条件下で磁気テー
プをjO回走行させた時のjMHz信号の出力低下を測
定した。その結果次表のようであった。
を走行させた時の回転ドラム出口でのテープ張力(T2
)および回転ドラム入口でのテープ張力(TI )の比
(T2/Tl)を測定すると共に同一条件下で磁気テー
プをjO回走行させた時のjMHz信号の出力低下を測
定した。その結果次表のようであった。
実施例 2
第1図に示した装置を用いり、!μm厚のポリエチレン
テレフタレートフィルム上に斜方入射蒸着法によりCo
N1(Ni20重量%]の強磁性薄膜を形成した後Ar
イオンビームを照射させつつステアリン酸アミドを蒸着
し磁気テープを作製した。この際CoN i薄膜の膜厚
は/J−00Aとし、ステアリン酸アミドは毎秒0 、
j !n9 / 77L 2の付着速度でlλ# /
m 2蒸着せしめた。ArイオンビームはArイオン
粒子が2xio15個/cWL2・秒照射されるように
した。こうして得られたサンプルをCとし、比較のため
にArイオンビームを照射せずに有機滑剤を蒸着したサ
ンプルをDとした。これらのサンプルにつき実施例1と
同様にして低湿度環境下での走行性および繰返し走行で
の出力低下を測定したところ次表のようであった、実施
例 3 連続メッキ装置によりljμm厚のポリエチレンテレフ
タレートフィルム上に下記のようなメッキ液、メッキ条
件でCo−P(Co:り2%、P:コチ)の強磁性薄膜
を−21,00,A−厚となるように無電解メッキした
。無電解メッキの前処理液としては日本カニゼン■のシ
ューマー・センシタイザ−及ヒシューマー・アクチベー
ターを使用した。
テレフタレートフィルム上に斜方入射蒸着法によりCo
N1(Ni20重量%]の強磁性薄膜を形成した後Ar
イオンビームを照射させつつステアリン酸アミドを蒸着
し磁気テープを作製した。この際CoN i薄膜の膜厚
は/J−00Aとし、ステアリン酸アミドは毎秒0 、
j !n9 / 77L 2の付着速度でlλ# /
m 2蒸着せしめた。ArイオンビームはArイオン
粒子が2xio15個/cWL2・秒照射されるように
した。こうして得られたサンプルをCとし、比較のため
にArイオンビームを照射せずに有機滑剤を蒸着したサ
ンプルをDとした。これらのサンプルにつき実施例1と
同様にして低湿度環境下での走行性および繰返し走行で
の出力低下を測定したところ次表のようであった、実施
例 3 連続メッキ装置によりljμm厚のポリエチレンテレフ
タレートフィルム上に下記のようなメッキ液、メッキ条
件でCo−P(Co:り2%、P:コチ)の強磁性薄膜
を−21,00,A−厚となるように無電解メッキした
。無電解メッキの前処理液としては日本カニゼン■のシ
ューマー・センシタイザ−及ヒシューマー・アクチベー
ターを使用した。
〔メッキ条件J pH7,!、液温?よ0CさらにC
o −P無電解メツ牛磁性膜上に第1図に示した装置を
用いてミリスチン酸の蒸着膜を形成した。ミリスチン酸
は毎秒0.01m97m2の付着速度で20m97m2
蒸着し、その際窒素イオンを3×10 個/c!rL
2・秒照射した。こうして得られたサンプルをEとし、
比較のために窒素イオンビームを照射せずにミリスチン
酸を蒸着したサンプルをFとした。これらのサンプルに
つき実施例1と同様にして低湿度環境下での走行性およ
び繰返し走行での出力低下を測定したところ次表のよう
であった。
o −P無電解メツ牛磁性膜上に第1図に示した装置を
用いてミリスチン酸の蒸着膜を形成した。ミリスチン酸
は毎秒0.01m97m2の付着速度で20m97m2
蒸着し、その際窒素イオンを3×10 個/c!rL
2・秒照射した。こうして得られたサンプルをEとし、
比較のために窒素イオンビームを照射せずにミリスチン
酸を蒸着したサンプルをFとした。これらのサンプルに
つき実施例1と同様にして低湿度環境下での走行性およ
び繰返し走行での出力低下を測定したところ次表のよう
であった。
上の実施例から明らかなように強磁性金属薄膜表面上に
イオンビームを照射せしめつつ有機物滑剤を真空蒸着し
て得られる磁気記録媒体は低湿度環境下での走行性およ
び繰返し走行での出力低下にすぐれたものである。
イオンビームを照射せしめつつ有機物滑剤を真空蒸着し
て得られる磁気記録媒体は低湿度環境下での走行性およ
び繰返し走行での出力低下にすぐれたものである。
このように本発明の磁気記録媒体の製造方法によれば低
湿の環境下におけるVTRでの走行性および繰返し走行
での出力低下の改良された金属薄膜型磁気記録媒体が得
られるもので、本方法による金属薄膜型磁気記録媒体の
実用上のメリットは大である。
湿の環境下におけるVTRでの走行性および繰返し走行
での出力低下の改良された金属薄膜型磁気記録媒体が得
られるもので、本方法による金属薄膜型磁気記録媒体の
実用上のメリットは大である。
第7図は本発明による磁気記録媒体の製法な実施するた
めの装置の一例を概略的に示している。 11:真空槽、 12.13:隔壁14:送出し
巻取り室、15.16:蒸着室17.18,19:真空
排気口 20:テープ状非磁性支持体 21:送出しロール、 22,24:回転キャン23
ニガイドローラー、25:巻取りロール26:蒸発源ル
ツボ、 27:磁性材料28:電子銃% 2
9:電子ビーム30:磁性材料蒸気流、31:マスク 32:蒸発源、 33:有機物滑剤34:イオ
ン銃
めの装置の一例を概略的に示している。 11:真空槽、 12.13:隔壁14:送出し
巻取り室、15.16:蒸着室17.18,19:真空
排気口 20:テープ状非磁性支持体 21:送出しロール、 22,24:回転キャン23
ニガイドローラー、25:巻取りロール26:蒸発源ル
ツボ、 27:磁性材料28:電子銃% 2
9:電子ビーム30:磁性材料蒸気流、31:マスク 32:蒸発源、 33:有機物滑剤34:イオ
ン銃
Claims (1)
- 非磁性支持体上に設けられた強磁性金属薄膜の表面上に
有機物滑剤を真空蒸着させると同時にイオンビームを照
射せしめて有機物滑剤層を形成せしめることを特徴とす
る磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60101079A JPH0685211B2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60101079A JPH0685211B2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61258333A true JPS61258333A (ja) | 1986-11-15 |
JPH0685211B2 JPH0685211B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=14291092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60101079A Expired - Lifetime JPH0685211B2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685211B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63121120A (ja) * | 1986-11-10 | 1988-05-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録媒体の製造方法 |
JPH02128322A (ja) * | 1988-11-07 | 1990-05-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録媒体の製造方法 |
US5254169A (en) * | 1992-03-10 | 1993-10-19 | Leybold Aktiengesellschaft | High-vacuum coating apparatus |
WO2001045930A1 (fr) * | 1999-12-22 | 2001-06-28 | Toray Industries, Inc. | Film multicouche et son procede de fabrication |
JP2006028273A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 炭化水素系有機薄膜からなる潤滑剤及び潤滑方法 |
JP2015081365A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 成膜装置、成膜方法、成膜材料の除去方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS567235A (en) * | 1979-07-02 | 1981-01-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | Magnetic recording medium and its production |
JPS595420A (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-12 | Hitachi Condenser Co Ltd | 磁気記録媒体の製造方法 |
-
1985
- 1985-05-13 JP JP60101079A patent/JPH0685211B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006028273A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 炭化水素系有機薄膜からなる潤滑剤及び潤滑方法 |
JP2015081365A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 成膜装置、成膜方法、成膜材料の除去方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0685211B2 (ja) | 1994-10-26 |
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