JPS6125830A - 閉鎖体を一体に備えたカードボードの筒体の製造方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ある程度の厚さのカードボードでできた円筒
形の筒体であって、その端部が筒体の開口を手軽にしか
も十分に閉鎖することができるような閉鎖体に形成され
ているカードボードの円筒形の筒体を製造する方法およ
びその方法を実施するための製造装置に関する。

紙又は柔軟なカードボードから、菓子等を入れるための
コルネット（ｃｏｒｎｅｔ）を形づくることばベルギー
特許第４３５，５７９号から公知である。そのコルネッ
トの閉鎖体は、２つの向い合っている舌片により与えら
れ、舌片はコルネットの開口の上部でコルネットの頂点
に向って曲っている１つの折りたたみ線を中心にして１
つの舌片が他の舌片の上に折り重っている。このような
コルネットは１枚の紙、即ち容易に変形可能な薄めのカ
ードボードから作られ、フラットな状態で切断され、そ
の後コルネットを形づくるように形が整えられそしてそ
の状態で粘付けされる。

ベルギー特許第４３５，５７９号に開示されている方法
は、ある程度の厚みを有する円筒形のじょうぶなカード
ボードの筒体、たとえば郵便により巻いた状態で書類を
送るためのカードボードの筒体を形成することには適用
できない。なぜならば、ある程度の厚みを有するじょう
ぶなカードボードのシートから出発して、フラットな状
態で切断し、それらのシートを変形させて円筒状の筒体
を形成することは不可能であり、カードボードを破損さ
せたり、粘付は部分において許容できないふ（らみを形
成したりするので不都合である。

本発明の目的はこれらの問題点を解消した、じょうぶな
カードボードから、密封閉鎖体が一体に形成されるよう
に切断された、対向する２つの舌片を含んでいる円筒形
の筒体を製造する方法およびこの方法を実施するための
装置を提供することにある。

本発明の方法は、連続的にしかも従来のやり方で複数の
カードボード製の円筒形の筒体を形成し、形成されたそ
れぞれの筒体の端部において筒体の開口を閉鎖するため
の対向する舌片を形成するように切断線を設けることか
ら成っている。特に、本発明の方法に従って１つの筒体
の後端に形成される切断線は、同時に、筒体の長手方向
の軸に関して９０″だけずれた位置に、次の筒体の前端
における切断線を形成し、材料のむだをなくしている。

この方法を実施するための装置は、スパイララ−（ｓｐ
ｉｒａｌｌｅｒ）と呼ばれるカードボードの筒体を連続
的に製造するための装置に関連して設けられている。カ
ードボードの筒体はそのスバイララ−上にて形成される
０本発明の装置は、その周縁部において彫り上って形成
された切断手段を有しており、その切断手段は筒体の切
断されるべき端部を展開した形状に対応するシヌソイド
（ｓｉｎｕｓｏｉｄ）曲線の形態に形成されている。シ
ヌソイド曲線形の切断手段の両側においては、シリンダ
ーの外周面は歯状の不連続的な切断手段を含んでおり、
その不連続に形成された切断手段はシヌソイド曲線形の
切断手段の２つの連らなっているふくらみを接続するよ
うな円弧状に配置され、筒体の開口を閉鎖するために舌
片が折曲されるような折曲線を形成する目的で設けられ
る。

不連続的な切断手段の円弧状の部分は、それ故、シヌソ
イド曲線形の切断手段の一つの側部ニオイて、他の側部
に設けられる不連続な切断手段に関してπ／またけオフ
セットされており、２つの連続する筒体の隣接する端部
における切断部分間でπ／２のオフセットが存在するこ
とに相当する。

またシヌソイド曲線形の切断手段の交互に山と谷を形成
する２つのふくらみに関連して他の円弧状の切断エレメ
ントが配設され、その白変は弓形を形成する関連するふ
くらみと反対の方向にある。

これらの円弧状の切断部分は、形成されるべき筒体上に
切断手段が作用している間、筒体の端部の２つの舌片の
うち１つにノツチを形成する目的で配設される。ノツチ
が形成される舌片は筒体を閉鎖する際に最初に折曲され
る舌片であり、ノツチは筒体を開封する際に、指がその
中に挿入されてその舌片を容易に立ち上がらせることが
できるように配設される。

本発明による、円筒上に形成された切断手段の展開図は
、形成されるべき１つのカードボード筒体の展開図の２
倍であることが有利であり、これによりカードボードを
切断するための良好な作動が可能である。

本発明に従った切断手段を備えたスパイクリング装置上
にカードボードの筒体を製造する際に、スパイラリング
装置は、その回転心棒と軸上に回転自在に取付けられた
円筒形の切断手段との保合を調整した後、その回転心棒
上にカードボード層を巻付けるようになっている０円筒
形の切断手段は、回転心棒に対する圧力によって回転さ
せられるが、一方では縦方向に移動する。従ってそれに
より回転心棒によって支持されているカードボードの筒
体には切り目が入れられると共に第１の筒体の後端には
対向する閉鎖用舌片が、次に形成されるべき第２の筒体
の前端には対向する閉鎖用舌片が同時にしかも、むだな
く形成され、第１の筒体要素はその後、筒体から分離さ
せられるようになっていることが理解されよう。

以下、本発明の実施例について添付図面を参照にしなが
ら説明する。

第１図において、公知のスパイラリング装置に関連して
設けられる切断装置の概略が示されている。この切断装
置はシャフト２上に回転自在に取付けられているシリン
ダー１により形成されている。シャフト２自身はアーム
３によって支持されている。各アーム３は、サポート５
に関して下部旋回軸４のまわりに側部方向に旋回するよ
うに配設されている。各アーム３は空気圧シリンダー６
によって、サポート５に接続され、シリンダー１のシャ
フト２はカードボードの筒体が形成されるべきスパイラ
リング装置の回転心棒（図示せず）の長手方向軸に対し
て平行に配置されている。

シリンダー１の外表面には、カッティングレリーフ（ｃ
ｕｔｔｉｎｇ　ｒｅｌｉｅｆｓ）が機械加工されており
、その展開図が第２図に示されている。これらのレリー
フ（浮き彫り状に形成された切断刃）は中央部に連続的
なシヌソイド曲線形に形成されており、その対向するふ
くらみ、即ち山と谷とを形成するふくらみはπ／２だけ
離間している。シヌソイド曲線７のふくらみ８と９はそ
れぞれ対向する円弧状部分１０と１１に関連して配設さ
れ、円弧状部分はそれぞれ、関連するふくらみと共に弓
形を決定している。この円弧状部分の役割は後で説明さ
れる。

シヌソイド曲線形の切断刃の両側にはそれぞれ歯状の不
連続的なカンティングエレメント】２が配設されている
。カッティングエレメント１２はシヌソイド曲線形の切
断刃７の連続するふくらみ、即ち山と次の山を形成する
ふくらみを結んでいる円弧に沿って離間している。これ
らの歯状のカッティングエレメントは形成されるべきカ
ードボードの筒体上に折曲可能な舌片の折曲線を形成す
るためのものである。第１図かられかるように、シヌソ
イド曲線形の切断刃７の上方に配置されている歯状のカ
ッティングエレメント１２の円弧状部分１３は、連続す
る切断刃７のふくらみ８と１４とを結んでおり、一方切
断刃７の下方に配置されている歯状のカンティングエレ
メント１２の円弧状部分１５は、前述のふくらみ８と１
４に関してπ／またけ位相がずれている連続したふくら
み１６と９とを結んでいる。

シリンダー１の展開図は、形成されるべき筒体の寸法と
同じ寸法であるが、経験的には形成されるべき筒体の寸
法の２倍の寸法であることが特に有利な結果を与えると
いうことを示している。

本発明の製造方法において、スパイラリング装置の回転
心棒上にカードボードの筒体を製造している間のある与
えられた時点において、空気圧シリンダー６は自動的に
作動されてカードボードの筒体は、切断手段が形成され
たシリンダー１に係合するようになっている。切断用の
シリンダー１は回転心棒上の筒体の回転によって駆動さ
れて回転し、その後シリンダー１は後退するようになっ
ている。この動作により、カードボードの１つの筒体に
後端部を形成すると同時に、この筒体の後端部とπ／２
だけずれた位置に次の筒体の前端部を形成することがで
き、カードボード材のむだをなくすることができる。

上述のことは、特に第３図に示されている。図において
は、カードボードの筒体がスパイラリング装置の回転心
棒上に形成されているのが示されており、切断用シリン
ダー１の作用を受けたすぐ後の状態が示されている。こ
の筒体は、切断刃の作用によって、すでに形成された前
部筒体１７と、その次に形成されるべき後部筒体１８と
に分離される瞬間の状態が示されている。前部筒体１７
の後端部は２つの対向する舌片を有しており、図におい
ては舌片１９だけ見えている。舌片１９はシリンダー１
のシヌソイド曲線形の切断刃７のふくらみ８によって切
断され、シリンダー１の円弧状の切り刃１０の作用によ
り形成されたノツチ２０を備えている。

舌片１９の折曲線はシリンダーの歯状の切断エレメント
１２の円弧状部分１５の作用により形成される。

後部筒体１８については、その前端部において閉鎖用の
舌片の１つが符号２１で示され、この舌片２１はシリン
ダー１のシヌソイド曲線形の切断刃７のふくらみ１６に
よって切断される。また対向する舌片２２はシヌソイド
曲線形の切断刃７のふくらみ９によって切断される。舌
片２２上には円弧状の切り刃１１により形成されたノツ
チ２３が形成されている。

舌片２１と２２の折曲線２４と２５は、シリンダー１に
より支持された歯状の切断エレメント１２の円弧状部分
１３の作用のもとで形成される。

筒体１７と１８の隣接する端部が筒体の共通軸に関して
π／２だけオフセットされているという相補性のために
、実際上、筒体の材料であるカードボードにはむだがな
い。あるとしてもノツチ２０と２３の部分だけである。

第４図と第５図から理解されるように、各筒体を閉鎖す
るための閉鎖体を形成するには、まず第１に、ノツチ２
３を含んでいる舌片２２を折曲線２５を中心にして９０
度だけ折曲げることによりなされる。

これにより実際上は筒体の端部が閉鎖されたことになる
。その後、舌片２１が、折曲線２４を中心にして、すで
に折曲された舌片２２の上に折り重ねられる。舌片２２
の外側の表面には、両面接着材２６が配設されると有利
である。両面接着材２６は、舌片２１が舌片２２の上に
折り重ねられた際、両舌片を非常に強く接着するので、
筒体の端部の閉鎖がしっかりとなされる。特に、郵便に
より筒体を郵送する場合に、閉じられたパッケージの演
出や外見上の美観を変更することなく郵送できるので好
適である。

以上の説明は本発明の一実施例についてのものであり、
本発明はその実施例に限定されるべきものでなく、本発
明の範囲内で種々構造上の付加あるいは変更がなされ得
ることはもちろんのことである。

特に本発明の製造方法により得られた筒体は、カードボ
ードとアルミニウムとの混合紙や、カードボードとプラ
スチック材との混合紙からも形成し得ることはもちろん
のことである。

【図面の簡単な説明】

第１図はスパイラリング装置に関連して配設される、本
発明の切断手段を示す端面図、第２図は本発明の切断手
段の拡大展開図、第３図は本発明に従って形成される筒
体の平面図で、製造過程においてその後端部の形状が一
次に形成される筒体の前端部の形状と相補的であること
を示している。 第４図は本発明により得られる１本の筒体の斜視図で開
いている状態が示され、第５図は第４図に相当する筒体
の斜視図で両端が閉じられている状態を示している。 ｌ・・・円筒形の切断用シリンダー、２・・・軸、３・
・・アーム、４・・・旋回軸、５・・・サポート、６・
・・空気圧シリンダー、７・・・シヌソイド曲線形の切
断刃、８゜９・・・ふくらみ、１０．１１・・・円弧状
の切り刃、１２・・・不連続的切断エレメント、１３・
・・円弧状曲線、１４・・・ふくらみ、１５・・・円弧
状曲線、１６・・・ふくらみ、１７・・・形成される筒
体、１８・・・次に形成される筒体、１９・・・舌片、
２０・・・ノツチ、２１・・・舌片、２２・・・舌片、
２３・・・ノツチ、２４．２５・・・折曲線、２６・・
・両面接着材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、閉鎖体を一体に備えたカードボードの円筒形の筒体
   を製造する方法であって、スパイラリング装置の回転心
   棒上で連続的にカードボードの筒体を形成し、その連続
   形成された筒体を複数の筒体要素に切断する工程から成
   り、前記切断工程において、スパイラリング装置で形成
   される前記カードボードの筒体は、切りむだのない筒体
   要素を形成するような適切な折曲線を備えたシヌソイド
   曲線に沿って切断され、筒体要素の両端には折返し可能
   な２つの対向する舌片が形成され、かつ隣接する２つの
   筒体要素の隣接する端部は筒体の共通軸に関してπ／２
   だけ位相がずれるように切断されることを特徴とする製
   造方法。 ２、スパイラリング装置の回転心棒上に形成されるべき
   カードボードの筒体を切断して複数個の筒体要素を製造
   する装置であって、前記回転心棒の軸に平行な軸上に回
   転自在に取付けられると共に前記筒体に対して当接され
   かつ筒体の回転により回転させられる回転切断ツールか
   ら構成され、前記切断ツールは円筒形に形成され、その
   外周面には平坦に展開された状態においてはシヌソイド
   曲線の形態を有するカッティングプロフィールが浮き彫
   り状に形成され、前記シヌソイド曲線のうち、同一の側
   にふくらんでいる連続するふくらみを接続し、かつ折曲
   線を形成するように配置された円弧状の切り歯が形成さ
   れると共に、前記シヌソイド曲線のうち、反対方向にふ
   くらんでいる連続する２つのふくらみに対してそれぞれ
   対向して配置され、かつ前記２つのふくらみとそれぞれ
   協働してノッチのための切取線を形成する円弧状の切り
   歯が形成されていることを特徴とする、閉鎖体を一体に
   備えたカードボードの円筒形の筒体を製造する装置。 ３、前記円筒形の回転切断ツールの展開図は、形成され
   るべき筒体の２倍のサイズを有することを特徴とする特
   許請求の範囲第２項記載の製造装置。 ４、じょうぶなカードボードの筒体であって、その２つ
   の端部のうち少なくとも１つにおいて前記筒体の軸に実
   質的に垂直な平面内で内側に折りたたまれる２つの対向
   する舌片を有し、前記２つの舌片のそれぞれは筒体の断
   面積に近いサイズであり、筒体を閉鎖するために２つの
   舌片が重ね合せられるように折りたたまれており、２つ
   の舌片のうち最初に折りたたまれる第１の舌片の外表面
   には自己接着手段が備えられ、第２の舌片が第１の舌片
   の上に折りたたまれる際に筒体の端部に盗難防止用の閉
   鎖体が形成されるようになっている筒体。 ５、前記自己接着手段は両面接着材によって形成されて
   いる特許請求の範囲第４項記載の筒体。 ６、前記最初に折りたたまれる第１の舌片の端部にはノ
   ッチが形成されていて、使用する際、この舌片を起すた
   めにその中に指が挿入されやすくなっている特許請求の
   範囲第４項記載の筒体。 ７、前記２つの舌片はそれぞれ、前記円弧状の折曲線に
   よって筒体の本体側に形成され、これらの折曲線の端部
   は、筒体の直径をはさんで対向する点において会合して
   いる特許請求の範囲第４項記載の筒体。 ８、前記１つの筒体の端部の形成が、筒体の共通な軸に
   関して９０度だけオフセットされている同一の形状の筒
   体の端部の形状と全く相補的になっており、２つの舌片
   のうちの１つに形成されたノッチによるむだ以外の材料
   のむだなしに製造することができる特許請求の範囲第７
   項記載の筒体。