JPH0736739B2 - 管状ケーシングを襞寄せする装置 - Google Patents

管状ケーシングを襞寄せする装置

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JPH0736739B2
JPH0736739B2 JP60064055A JP6405585A JPH0736739B2 JP H0736739 B2 JPH0736739 B2 JP H0736739B2 JP 60064055 A JP60064055 A JP 60064055A JP 6405585 A JP6405585 A JP 6405585A JP H0736739 B2 JPH0736739 B2 JP H0736739B2
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wheel
tooth
casing
pulling
wheels
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ステフアン・テンプル
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アラン・ニゲル・サイロツプ
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デブロ・インコーポレイテツド
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C13/00Sausage casings
    • A22C13/02Shirring of sausage casings

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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Dairy Products (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ソーセージの製造に用いるコラーゲンや再生
セルロース製のケーシング等の管状ケーシングを襞寄せ
する装置に関する。 ソーセージ製造の際には、空気圧で脹ませたケーシング
を、マンドレルに被せながら、複数のベルトもしくは、
襞寄せ工程の最中特定の折り目を形成するような歯を付
けたホイール(パドル“paddle"とも呼ばれる)の間を
通すことが知られている。 これまで、ホイールの歯としては、ケーシングに螺旋状
の主襞(primary fold)を形成するようなものが提案さ
れてきた。ドイツ特許DE-A-2140682号は、歯の付いたロ
ールを有する襞寄せ装置を開示しており、この装置にお
いては、管状ケーシングと接触する歯の面はマンドレル
(心棒)の周囲に螺旋形の面を形成する。この装置にお
いては、ケーシングに接触する各ホイールの歯が、隣り
合うホイールに最も接近した位置、すなわち各パドルの
中心を結ぶ線上、便宜上「低死点位置」と呼ぶ位置にお
いて、径方向で相対するとき前述の螺旋形面を形成する
よう、3個のロールが配列される。実際、このような効
果を得ようとするならば、ケーシングに接触する各ホイ
ールの歯が、便宜上「底死点位置」と呼ぶ位置におい
て、径方向で相対しまた隣り合うとき、前述の螺旋形面
を形成するよう、一対もしくは3個のロールを配列する
ことが想起される。 しかし発明者らは、このような考えは誤りであることを
発見した。なぜなら、マンドレルをそのままにしてパド
ルを回転していくと、直ちにこの螺旋パターンに乱れが
生じてこのパターンがくずれるからである。また、螺旋
パターンは先に述べた位置(底死点位置)においてケー
シング上に形成されるが、他方主襞の形成されたなめく
じ状のケーシングはこの位置よりは下流側に位置する。 本発明の目的は、従来の装置でみられた主襞の不連続な
しに襞寄せスティックを製造できる複数の襞寄せホイー
ルの配置とこれらホイールの操作方法を提供することで
ある。 本発明によれば、管状ケーシングを襞寄せするための装
置であって、(a)前記管状ケーシングを覆い被せなが
ら進めるためのマンドレルと、(b)前記マンドレルを
挟んで相対し、このマンドレルに対して一体となって螺
旋形の表面を形成する少なくとも一対の回転する歯付き
襞寄せホイール(21,22)と、(c)前記ホイールの下
流側にあって、前記マンドレルを挟んで相対し、前記襞
寄せホイールより遅い速度で回転する圧縮ロール対を有
する装置であり、その特徴は、前記ホイールが所定の半
径rの螺旋形の線を掃引しながら回転し、またホイール
(21,22)の歯は、この歯の先行縁(43)と襞寄せを完
了したケーシングの外表面(外径の端)との接触点、す
なわちケーシングにすでに襞(47)が付けられ、この襞
がまさに押し詰められようとしている点において、隣り
合うホイールの対応する歯の先行縁(43)同士が実質的
に螺旋形を形づくるように形成され、また歯の幾何形状
は、装置の使用中、ケーシングに新たに襞が形成された
後、この新しく形成された襞が押し詰められて最終形状
に到り、主襞として知られる明瞭な襞を形成するような
ものであり、前記接触点での接触は、ホイール(21,2
2)の隣り合う歯の先行縁(43)同士が、底死点位置、
すなわち隣り合うホイールが最も近接した接触位置を過
ぎた位置で、次の角度A(°)[A=cos-1{(R−
r)/R};Rは襞寄せホイールの軸から歯の表面までの最
小距離;rは襞寄せを済ませたケーシングの所定の半径;R
はrより大きい]をなすときに生じることにある装置が
提供される。 先のドイツ特許DE-A-2140682号における螺旋パターン
は、マンドレルの直径(これはケーシングの内径に当
る)に等しい直径を有するが、他方主襞はケーシングの
外径に合わせて形成される。したがって、パドルに設け
る切り込み(歯)の形状とケーシング押圧時におけるパ
ドルの可撓性の程度は、ケーシングの外径に合わせて定
められる。螺旋パターンは正確でなければならないが、
襞寄せホイールを3個用いる場合は、歯の形状は直線的
なものでも構わない。 襞寄せホイールの各歯は、ホイールのラジアル面の外面
において、好ましくは実質的に半円形の溝(40)ととも
に形成され、このとき前記Rは、ホイールの軸を通る、
前記歯の溝の底部の半径となる。 本発明においては、ホイールの歯の形状が重要である。
各ホイールの歯は、歯の部分と歯と歯の間の部分の比
(マーク/スペース比)が3:4ないし4:3となるように、
ホイールの周りに周回状に設けられる。好ましいマーク
/スペース比は1:1である。 マーク/スペース比とは、歯の厚みと、これと同じ方向
に測った歯の間のギャップの公称比のことである。した
がって、マーク/スペース比が1:1とは、パドルの周方
向距離の半分が歯で、残りの半分がギャップであること
を意味する。このようなマーク/スペース比を選択する
理由は、空隙(ギャップ)において、歪みの発生が許さ
れねばならないからである。この歪みは襞の形成に利用
されるため、歯の先行縁と次の歯の後行縁の間には歪み
が発生できるだけの十分な空隙が確保されねばならな
い。歯が薄すぎると、襞の形成後ケーシングが再度脹ま
ないようにするのが難しくなる。 実際に歯の働く部分、すなわち襞寄せ前ないし襞寄せの
完了したケーシングと接触する歯の表面は、便宜上「歯
面」と呼ばれる凹凸面と歯の側面を含む。歯面(もしく
は歯の頂面)と歯の側面との交差部は、便宜上「縁」と
呼ばれる。一定の回転方向においては、歯の一方の縁は
他の縁より常に先行する。そこで、便宜上先行する縁を
「先行縁」、後に続く縁を「後行縁」と呼ぶことにす
る。 本発明においては、歯面の曲率は、パドルの直径および
ケーシングの直径から、次のように定められる。 歯の頂面は実質的に半円形の溝の一部をなし、ホイール
周囲のすべての箇所において均一である。そして、前述
の溝のラジアル面における断面の半径は、襞寄せされた
最終的なケーシングの外径から、襞寄せの最中における
歯の撓みを考慮した因子を差し引いたものである。 前述の因子は、パドルの材料の剛性を歯の厚さによって
定まり、結果として前述の断面の半径(溝の半径)は、
ケーシングの半径より十分に小さなものになる。この歯
に係る断面の半径の減少する程度は15ないし30%であ
り、典型的には、20ないし30%である。 ホイールの先行縁は、ケーシングの折り目線、つまり通
常は螺旋形の襞と符合するケーシングの外径を横切る一
連の点を結ぶことによって設計される。 各歯の後行縁は、ホイールの軸に垂直ないかなる円形断
面においても、歯の先行縁に係る点と後方縁に係る点間
の周方向の長さと、この後行縁に係る点と次の先行縁に
係る点の間の周方向の長さとの比が一定であるような、
前記先行縁とほぼ平行な一連の点を結ぶことによって定
められる。 各歯の各側面は、レーキ角として知られる一定の角度で
歯面と交わるように形成される。したがって、歯の側面
は、ケーシングの周りのすべての点において、公称的に
は一定の角度をなす。 襞寄せホイールないしパドルは、三つの異なる機能を果
たす。第一に、これらホイールは、襞寄せ領域に向けて
ケーシングを移動させる。これはケーシング駆動機能と
して知られる。第二に、ホイールは、襞寄せ領域におい
て、ケーシングに折り目を付けるため、ケーシングを変
位させる。これは層形成機能として知られる。第三に、
これらホイールは、すでに折り目がつけられたケーシン
グを最終的な明瞭な折り目線(主襞)を有する形状にも
っていくため、ケーシングを進行方向に向けて押圧す
る。これは、押し詰め(アイロン掛け)機能として知ら
れる。 ケーシングの駆動は、難しい作業であり、特にホイール
が二つしかない場合はそうである。したがって、駆動機
能を向上させるためには、ホイールのねじり剛性を維持
しながら、ホイールのシリンダ方向において、ホイール
に適当な可撓性を与えることが好ましい。 したがって、本発明の他のアスペクト(様相)において
は、ホイールに可撓性の歯を与える。この歯の可撓性
は、ホイール外壁の選択した箇所に設けられる一連の切
り込み、およびホイールに適当なゴム製の材料を用いる
ことによって実現される。このホイールの切り込みは、
ホイールの全周にわたって均一な可撓性を与えるように
設計される。好ましくは、ホイールの可撓性は、ケーシ
ングを先送りするため、ホイールとケーシングの間に十
分な相互干渉を生みだすよう、ケーシング材料の可撓性
に応じて定める。 本発明者らは、このようにしてケーシングの必要な駆動
を達成したことで、主襞を形成する際には、ホイールと
ケーシングの間の相互干渉がきわめて重要であることを
見出した。すなわち、ホイールを可撓性とすることで、
本発明者らは、ケーシング駆動のために必要な相互干渉
を、主襞形成の最中に過剰な干渉を及ぼさないようにし
ながら達成して、この問題を解決した。 本発明の好ましい態様における、特にホイールが2個の
場合における、ホイールの間の隙間は各目的なもの(す
なわち両ホイールはほとんど接触する)でよいが、二つ
のホイールにある相互に係合する歯によって、ホイール
を所定の相でロックするようにしてもよい。 従来は、ホイールの各歯で、ホイールに個別に取り付け
るものであるか、またはホイール上に形成されるもの
の、側壁にはつながっていなかった。 本発明者らは、ホイールの強度および可撓性を制御する
には、歯はホイールの周壁から切り出し、螺旋形の歯と
ホイールの側壁をくっつけておくのが望ましいことを発
見した。また、ホイール壁をこのように形成すると、ホ
イールの可撓性を制御する上でも好都合である。 ケーシングを襞寄せすると、「スティック」として知ら
れる充填された襞寄せケーシングができるが、このステ
ィックは、比較的短い、例えば23cmのものから、例えば
24cmというかなりの長さまでのものがある。ケーシング
の元々の長さと襞寄せケーシングの長さ(最初の主壁の
ピークから最後の主壁のピークまでの長さ)の比は、圧
縮比として定義される。 与えられた襞寄せスティックの製造に要したケーシング
の量を示すより正確な方法は、ケーシング材料の厚さを
考慮に入れた「充填効率」によるものである。充填効率
は、襞寄せ前で空気圧で脹ませる前の平らな(押しつぶ
した)状態におけるケーシングの体積をスティックの有
効体積で除したケーシングの容積比(%で表す)のこと
である。この充填効率は次の式で表される: 充填効率=(襞寄せ前のケーシングの長さ×2×ケーシ
ングの壁の厚さ×平らな状態におけるときのケーシング
の幅×100)/{スティックの長さ×π/4×(スティッ
クの外径−スティックの内径)} 上式において、ケーシングの壁の厚さは、好ましくはEl
cometer厚さモニタで計測する。 本発明によれば、他の装置で製造したスティックより圧
縮比の高いスティックを製造することができる。すなわ
ち、本発明により製造したスティックは、95ないし140
の圧縮比を有する。しかも、この高い圧縮比は、スティ
ック内径の減少を伴わずに達成され、またソーセージ製
造の際の充填工程においてスティックの主襞が戻るとき
にも障害はない。 本発明によればまた、40〜90%という高い充填効率を有
する襞寄せスティックを製造することができる。 圧縮比および充填効率の増加という利点は、スティック
の内径が増加するにもかかわらず、より剛性のスティッ
クが製造できることから生まれる。
【実施例】
本発明の襞寄せ装置を図1と2に示すが、これらの図
は、装置の重要な箇所のみを示す。図1において、装置
の左手には、乾燥機10があり、この乾燥機からコラーゲ
ンやセルロース製のケーシングがガイドローラ14を通り
ながら供給される。ガイドローラ14は、ケーシングをか
なりきつく把持し、遠方からケーシングに導入される空
気がこのローラ14より乾燥機側に向わないようにする。
脹ませたケーシングは符号15で示すが、このケーシング
はロール対16,17とガイドブロック18を通って、駆動ロ
ール対19,20に到る。その後ケーシング15は、襞寄せホ
イール21と22の対の間のニップに入る。そしてケーシン
グ15は、マンドレル23に被さりながら、ドライブロール
19,20と襞寄せホイール21,22を通過する。マンドレル23
は内部通路24を有し、この通路24を通る加圧された空気
は、図示しない送気源からパイプ25とマンドレル終端口
26を介して供給される。パイプ25と通路24を通って流れ
る空気はケーシングに到り、図1に示すように、これを
脹ませた状態に保つ。襞寄せホイール21と22は、ケーシ
ングを襞寄せし、襞はマンドレル23のテーパ部27に沿っ
て生じる(後に詳述する)。襞寄せしたケーシングは、
ケーシングが、駆動ロール19,20の約100分の1の速度で
これと同じ方向に回転する圧縮ロール28,29を通過する
ために圧縮される。襞寄せホイールは、駆動ロールと同
じ方向に回転するが、駆動ロールのほぼ2倍(襞寄せホ
イールの回転速度は、ホイールの物理的特性によるが、
駆動ロールの約1.5〜2.5倍)の速度をもつ。ホイールの
外縁同士はほとんど接触状態にあり、両者の間のスペー
スは、1〜2mmのオーダーである。 ケーシングの圧縮は、襞寄せの最中にのみ起こり、襞寄
せされたスティックは、襞寄せホイールと圧縮ロールの
間で圧縮される。 襞寄せスティックは、圧縮ロールより先に送られると、
適当な長さになったところで切断し、マンドレル23に沿
ってスライドし、マンドレルの終端部26を取り外した後
マンドレルから外す。このときマンドレル膨脹用の空気
は、一時供給を停止する。 襞寄せホイール21,22は襞寄せホイールモータ29Aにより
駆動されるが、間に設置されるギヤボックス30はホイー
ル21だけを駆動する。そして、襞寄せホイール22は、ベ
ルトドライブ21とプーリ32,33によってホイール21と同
じ速度で駆動される。駆動ロール19と20もまた、プーリ
34とベルト35のシステムを介して駆動される。圧縮ロー
ル28と29は、別々のモータ36により、ベルト37と37Aを
介して駆動される。 襞寄せホイール21と22は、本発明の重要な部分を構成す
るものであり、合成ゴム、天然ゴム、ポリウレタンなど
のエラストマーから成形等の方法で形成される。二つの
ホイールは同一の形状で、その外縁に、空隙39によって
互いに分け放たれた歯39(図5ないし8参照)を有す
る。歯の厚さ(図5のB)の、これと同じ方向に測った
歯の間の空隙ないしギャップ(図5のA)に対する比
は、マーク/スペース比と呼ばれ、図では約1:1であ
る。各歯39は、頂面40を有する。図5および8に示すよ
うに、歯39の頂面は、ラジアル面において半円形の断面
を有し、これは襞寄せホイールの周囲のすべての点にお
いて均一である。この模様は、二つの外縁の歯が上述の
半円形断面を有することを示す図6において明瞭に表さ
れており、図8からも分る。各歯は、二つの側面41と42
を有する。側面42が頂面40と合わさる地点は、歯が図
5、6および7の矢印で示す方向に回転するものとすれ
ば、歯の先行縁43となる。同様に、側面41が頂面40と合
わさる地点は後行縁となる。 側面41は、普通一定の角度をなして頂面40と合わさり、
側面42についても同様である。二つの縁部43と44は、図
5と6に見られるように、ほぼ螺旋の形状をなし、歯38
は、ホイールの可撓性を向上するため設けられた切り込
み46を一部に有する壁45と接合している。 本発明の重要な点は、襞寄せホイールによる圧縮が、襞
寄せホイール21,22と圧縮ロール28,29の間で起こり、圧
縮と襞寄せの済んだスティックの折り目付けが、マンド
レル23に形成したテーパ27によって制御されることであ
る(特に図3と4参照)。マンドレルは、その長さ方向
に5mm進むごとに径が1mm変化するようにテーパ付けされ
る。このテーパ付きマンドレルは、出願人同一の欧州特
許出願第85302222.6号により詳しく説明してある。 襞寄せ工程の一部をなす、ケーシングにおける螺旋状主
襞の形成は、図10と11に示してある。最初の折り目形状
は符号47で示す通りであるが、この折り目は、ホイール
の歯によって連続的に押し詰めされて、螺旋状の主襞と
なる。歯の先行縁43は、図11に示すように、この押し詰
め接触を生じさせる。本発明者らは、ホイールの歯と一
部形成された折り目との間でこの第1の押し詰め接触
(図9)が生じたとき、二つのホイールの隣り合う歯の
先行縁が正確な螺旋形で形成するように配列されること
が最も重要であることを見出した。図9は、一方のホイ
ールの歯の先行縁43が、他方のホイールの隣り合う歯の
先行縁43と整列している様子(二つの先行縁が形式的に
実線48で結んである)を表す。この図から、両先行縁の
整列は、両者が底死点位置49にあるときではなく、底死
点位置を数度(典型的には8〜10°;この角度がA)通
り過ぎた位置で起きていることが分る。角度Aは、上述
の式A=cos-1{(R−r)/R}で求められる。 図9はまた、マンドレルのテーパ27の位置を示す。すな
わち、テーパ27は、底死点位置の直前の位置50から始ま
る。 本発明の装置と方法によって製造した襞寄せスティック
は、従来のスティックに比べ、折り目の乱れがきわめて
少なく、充填率が向上する。 本発明の襞寄せホイールとともに用いるテーパ付きマン
ドレルの利点は、高い充填効率を達成する主襞のすべり
が正確に制御でき、スティックの外周に係る軸を中心と
する対称性が維持されてまっすぐなスティックが得られ
ることである。テーパ付きマンドレルはまた、装置に変
更を加えなくても、ケーシング材料の厚さ等の変化に対
応できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一態様に係る襞寄せ装置の一部を示す
側面図、第2図は図1の装置の中央部の平面図、第3図
は図1の装置のテーパ付きマンドレル部分を説明する拡
大平面図、第4図は図3のテーパ付きマンドレルの部分
拡大図、第5図5は図1ないし3に示した襞寄せホイー
ルの一部の周方向展開図、第6図は襞寄せホイールの一
部の側面図、第7図は図6の7−7線に沿った断面の一
部を示す図、第8図は図5の8−8線断面図、第9図は
図3の中央部にあるテーパ付きマンドレルとその襞寄せ
ホイールの歯との関係を示す拡大図、第10図は主襞形成
の模様を説明する図、そして第11図は図10における主襞
の形成がさらに進んだ段階を示す図である。 21,22……襞寄せホイール、23……マンドレル、28,29…
…圧縮ロール、43……歯の先行縁、47……折り目、49…
…底死点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・ニゲル・サイロツプ イギリス国、ケンブリツジ、セント バー ナバスロード 35 (56)参考文献 特開 昭53−86074(JP,A) 特開 昭53−29974(JP,A) 特公 昭50−29024(JP,B1)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管状ケーシングを襞寄せするための装置で
    あって、 (a)前記管状ケーシングを覆い被せながら進めるため
    のマンドレルと、 (b)前記マンドレルを挟んで相対し、このマンドレル
    に対して一体となって螺旋形の表面を形成する少なくと
    も一対の回転する歯付き襞寄せホイール(21,22)と、 (c)前記ホイールの下流側にあって、前記マンドレル
    を挟んで相対し、前記襞寄せホイールより遅い速度で回
    転する圧縮ロール対を有する装置であり、その特徴は、 前記ホイールが所定の半径rの螺旋形の線を掃引しなが
    ら回転し、またホイール(21,22)の歯は、この歯の先
    行縁(43)と襞寄せを完了したケーシングの外表面との
    接触点、すなわちケーシングにすでに襞(47)が付けら
    れ、この襞がまさに押し詰められようとしている点にお
    いて、隣り合うホイールの対応する歯の先行縁(43)同
    士が実質的に螺旋形を形づくるように形成され、また歯
    の幾何形状は、装置の使用中、ケーシングに新たに襞が
    形成された後、この新しく形成された襞が押し詰められ
    て最終形状に到り、主襞として知られる明瞭な襞を形成
    するようなものであり、 前記接触点での接触は、ホイール(21,22)の隣り合う
    歯の先行縁(43)同士が、底死点位置、すなわち隣り合
    うホイールが最も近接した接触位置を過ぎた位置で、次
    の角度A(°)[A=cos-1{(R−r)/R}; Rは襞寄せホイールの軸から歯の表面までの最小距離; rは襞寄せしたケーシングの所定の半径; Rはrより大きい] をなすときに生じることにある装置。
  2. 【請求項2】前記各歯(38)は、前記ホイールのラジア
    ル面の外面において、実質的に半円形の溝(40)ととも
    に形成され、また前記Rは、ホイールの軸を通る、前記
    歯の溝の底部までの半径である特許請求の範囲第1項記
    載の装置。
  3. 【請求項3】各ホイール(21,22)の歯(38)は、歯の
    部分と歯と歯の間の部分の比(マーク/スペース比)が
    3:4ないし4:3となるように、ホイールの周りに周回状に
    設けられる特許請求の範囲第1項または第2項記載の装
    置。
  4. 【請求項4】前記マーク/スペース比が1:1である特許
    請求の範囲第3項記載の装置。
  5. 【請求項5】管状ケーシングを覆い被せながら進めるた
    めのマンドレルを挟んで相対し、このマンドレルに対し
    て一体となって螺旋形の表面を形成する少なくとも一対
    の回転する歯付き襞寄せホイール(21,22)であって、 その特徴は、襞寄せホイールが所定の半径rの螺旋形の
    線を掃引しながら回転し、また襞寄せホイール(21,2
    2)の歯は、この歯の先行縁(43)と襞寄せを完了した
    ケーシングの外表面との接触点、すなわちケーシングに
    すでに襞(47)が付けられ、この襞がまさに押し詰めら
    れようとしている点において、隣り合う襞寄せホイール
    の対応する歯の先行縁(43)同士が実質的に螺旋形を形
    づくるように形成され、 また歯の幾何形状は、装置の使用中、ケーシングに新た
    に襞が形成された後、この新しく形成された襞が押し詰
    められて最終形状に到り、主襞として知られる明瞭な襞
    を形成するようなものであり、 前記接触点での接触は、襞寄せホイール(21,22)の隣
    り合う歯の先行縁(43)同士が、底死点位置、すなわち
    隣り合う襞寄せホイールが最も近接した接触位置を過ぎ
    た位置で、次の角度A(°)[A=cos-1{(R−r)/
    R}; Rは襞寄せホイールの軸から歯の表面までの最小距離; rは襞寄せしたケーシングの所定の半径; Rはrより大きい] をなすときに生じることにあり、さらに前記各歯(38)
    の頂面の曲率が、襞寄せホイール(21,22)の直径と襞
    寄せするケーシングの直径から次の(a)と(b)に従
    って導出されることにある襞寄せホイール: (a)歯の頂面は実質的に半円形の溝の一部をなし、ホ
    イール周囲のすべての箇所において均一であること; (b)前記溝のラジアル面における断面の半径は、襞寄
    せされた最終的なケーシングの外径から、歯の材料の剛
    性と歯の厚さによって定まる、襞寄せの最中における歯
    の撓みを考慮した因子を差し引いたものであり、しかも
    ケーシングの半径より十分に小さなものであること。
  6. 【請求項6】前記歯の断面の半径の減少する程度は15な
    いし30%である特許請求の範囲第5項記載の襞寄せホイ
    ール。
  7. 【請求項7】前記歯の断面の半径の減少する程度は20な
    いし30%である特許請求の範囲第6項記載の襞寄せホイ
    ール。
  8. 【請求項8】前記各歯の先行縁は、ケーシングの螺旋状
    の襞と符合するケーシングの外径を横切る一連の点を結
    ぶことによって設計される特許請求の範囲第5項または
    第6項記載の襞寄せホイール。
  9. 【請求項9】前記各歯の後行縁は、ホイールの軸に垂直
    ないかなる円形断面においても、歯の先行縁に係る点と
    後方縁に係る点の間の周方向の長さと、この後行縁に係
    る点と次の先行縁に係る点の間の周方向の長さとの比が
    一定であるような、前記先行縁とほぼ平行な一連の点を
    結ぶことによって設計される特許請求の範囲第8項記載
    の襞寄せホイール。
  10. 【請求項10】前記各歯の各側面(41)は、ケーシング
    の先送りを円滑にするため、レーキ角として知られる一
    定の角度で歯の頂面と交わるように形成される特許請求
    の範囲第7項ないし第9項のいずれか一項記載の襞寄せ
    ホイール。
  11. 【請求項11】前記歯の可撓性である特許請求の範囲第
    5項ないし第10項のいずれか一項項記載の襞寄せホイー
    ル。
  12. 【請求項12】前記歯の可撓性は、ホイール(21,22)
    外壁の選択した箇所に設けられる一連の切り込み(46)
    と、ホイールに適当なゴム製の材料を用いることによっ
    て与えられる特許請求の範囲第11項記載の襞寄せホイー
    ル。
  13. 【請求項13】前記ホイールの切り込み(46)は、ホイ
    ールの全周にわたって均一な可撓性を与えるように設計
    される特許請求の範囲第12項記載の襞寄せホイール。
  14. 【請求項14】前記ホイールの可撓性は、ケーシングを
    先送りするため、ホイールとケーシングの間に十分な相
    互干渉を生みだすよう、ケーシング材料の可撓性に応じ
    て定められる特許請求の範囲第9項ないし第13項のいず
    れか一項記載の襞寄せホイール。
  15. 【請求項15】前記ホイールの強度と可撓性を制御する
    ため、前記ホイールの歯(38)は、ホイールの壁から切
    り刻まれて形成され、ホイールの周壁と接合した状態に
    ある特許請求の範囲第9項ないし第14項のいずれか一項
    記載の襞寄せホイール。
JP60064055A 1984-03-30 1985-03-29 管状ケーシングを襞寄せする装置 Expired - Lifetime JPH0736739B2 (ja)

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