JPS5944264B2 - ラベル付きの容器，びんに装飾ラベルを貼る方法およびびんへ貼りつけるラベル装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱収縮性発泡プラスチツク材料から成り、その
外側を向いた表面に装飾用浮き出し模様を含むガラス容
器のための装飾用首部分ラベルに関し、そのようなラベ
ル付きの容器、びんに装飾ラベルを貼る方法およびびん
へ貼りつけるラベル装置に関する。

本発明は、本出願人が昭和５０年１０月１５日に出願し
た特願昭５０−１２３３６０号特許出願（特開昭５１−
６３７８３号）において開示した発明に関するものであ
る。

前記特許出願では、首ラベルは、周辺方向に高い配向性
を有するスリーブ状ラベルに複数の垂直なひだが提供さ
れている予伸長され配向された発泡状有機熱プラスチツ
ク刀）ら成る。

垂直ひだはラベル内に環状に配されており、びんの周囲
にスリーブが収縮するときに生ずる材料のしわを吸収す
る。現在では、このようなひだ模様は材料の配向方向に
対して角度を有して走るよう材料内に形成でき、結果と
して収縮後に浮き出し模様は美しい浮き出し装飾として
ラベルの外面に現ゎれる。

この浮き出し装飾は平坦な乃至はシート状の材料の装飾
カラー印刷と組合せることができ、かくてびん上のラベ
ルの新規な装飾効果を強調するのである。本発明に係る
ラベル付きの容器にて用いられるラベル、びんに装飾ラ
ベルを貼る方法における装飾ラベル、およびびんへ貼り
つけるラベル装置では、首ラベルは発泡状有機熱プラス
チツクの予伸長され配向されたリボン乃至はウエブから
形成される。プラスチツクの配向はウエブの長手方向に
沿つた大部分でなされる。ウエブ乃至はリボンは所望で
あれば平坦な形態でカラー、レタリング乃至は類似の装
飾によつて予め印刷された材料のより大きなウエブから
形成される。印刷された素材はびん上のラベルの高さに
匹敵する幅の寸法になされる。本発明に係るラベル付き
の容器にて用いられるラベル、びんに装飾ラベルを貼る
方法、およびびんへ貼りつけるラベル装置では、好まし
くは配向されたラベル素材のリボンは、形成さるべき（
ひだのついた構造が多いが）溝乃至はひだを生ずるよう
に１本の線に沿つて該素材のシートを圧縮することによ
つて該シート材料を反復的に溝あけする機構内を給送さ
れる。

びん上に包囲しているラベルを熱収縮させると、ラベル
の溝は異なつて収縮して、収縮の間に該溝の模様の下に
空気を集中する。結果として、ラベルの表面に浮き出し
乃至は盛り上り模様が生ずる。前述の特許出願（特願昭
５０−１２３３６０号）に開示されているように、ラベ
ル素材はパツケージの盗難の発見のためにラベル内に環
状の切取線として現われる線で刻み目を入れることもで
きる。

この場合、ラベルは密閉具のはかま部分とびんの首の表
面上に収縮する。盗難防止乃至は盗難発見特性は以下の
ように提供される。リボンはその適当な横断方向の位置
で長手方向に部分的に刻み目を入れられる。

部分的な刻み目とは、ナイフの刃がプラスチツクを刻ん
で「切取線」として弱めるが、切断してしまうまでは至
らないことを意味する。１つの例としては、０．０１イ
ンチの厚さのリボンを０．００５インチだけ刻み目を入
れることである。

このスリツトはラベル素材の裏面、即ち装飾された面と
相対する面に刻まれる。ラベルがびんの首と密閉具のは
かま部分へ取付けられて収縮した後には、材料内の包囲
スリツトは該密閉具はかま部分の下端とほぼ整合する。
びんを開ける際にキヤツプ（密閉具）をねじるとラベル
はスリツト線に沿つて２つの部分、即ちキヤツプはかま
部分上の上部とびんの首上の下部に環状に分離されてし
まう。ラベルの材料のこの分離はびんのキヤツプがゆる
められたか乃至はびんが開けられたことを示す。パツケ
ージはかくて盗難防止特性を有することとなる。即ち、
パツケージが盗難にあつ１こり途中で開封されたときに
は、びんづめ製品の消費者にわかる仕組みとなつている
わけである。本発明のラベルを取り付ける方法では、長
手方向に連続し１こスリツトと形成された溝の浮き出し
模様とを有する配向性を有する予め印刷された素材のリ
ボン乃至はウエブが適当な長さの材料（素材）が継続的
に切断されてマンドレル上に配置されるようなドラム上
へ給送される。

素材はそれぞれマンドレル上に巻回され、環状スリーブ
カ）らなる材料のスリーブを形成するのに便利なように
溶融、接着乃至は他の公知手段で素材の後端を先端に重
ね合わせて接合することにより縫合される。好ましい縫
合はプラスチツクの２つの重ね合わせ層の溶融乃至は所
謂「加熱封止」によつて形成されたものである。スリー
ブ状ラベルはしかる後にマンドレルからびんの首および
キヤツプへと移送され、最終的にはその適当な高さの位
置へ配置される。この位置では、盗難防止特性を提供す
る環状スリツトはキヤツプはかま部分の環状下端に隣接
して位置している。さもなければ、ラベルは定位置収縮
のためにびんの所望の位置へ配される。ラベル収縮のた
めには、びん、密閉具、およびラベルスリーブはスリー
ブ材料を収縮させるために十分な熱を局部的に供給する
赤外線ヒータのようなヒータ装置に隣接して位置される
。プラスチツク材料にひだ乃至は溝形成すると、熱収縮
工程の間にこれらの線刻み目（発泡状材料の圧縮）はそ
れらに隣接しているラベル材料の平均とは異なつて反応
する。線刻み目は発泡状プラスチツクリボンの裏面に凹
部を形成し、該凹部はびんの表面に隣接する小さなチヤ
ンネル状の仝気窒間を提供する。ラベルスリーブ材料の
本体が加熱の間に収縮すると、該本体はガラスの表面に
強固に係合し前記の浮き出しチヤンネル部分を封止する
。ほぼ同時に、熱は小さなチヤンネル内に捕捉されてい
る空気の圧力を増加して、材料が冷却されている間に該
材料内に形成され１こ刻み目によつて提供され１こ浮き
出し模様を強調する。浮き出し模様の材料は多かれ少な
かれ硬化し、もしひだ形成以前にシート材料に印刷され
ている装飾があれば、該装飾の上に装飾効果がラベル付
き容器に達成される。熟練した設計では、予め印刷され
た色乃至は画像を有するラベル表面に浮き出し模様の組
合ゎせが提供される。留意すべきことは、もしも盗難防
止特性がラベルに組み込まれていれば、ラベル下部をび
んの首へ接着しておき、キヤツプを外そうとキヤツプは
かま部分がねじられると、ラベル下部は定位置に保持さ
れ切取線に沿一つて首とキヤツプはかま部分上にそれぞ
れラベルが下部と上部に分離されることが直ちに保証さ
れることが好ましい。

このことは、スリーブラベルをびんの上に組付ける以前
にびんの首部分のガラス表面に接虐剤を予め塗つておく
ことによつて最も都合よく達成される。ラベルがびんの
首に嵌合するよう収縮すると、接看剤はラベルの下部を
ガラスに固着して、盗難防止特性を有したパツケージを
提供するように分離機能を与える。であるが故に、本発
明に係るラベル付きの容器，びんに装飾ラベルを貼る方
法、およびびんへ貼り付けるラベル装置の目的は、収縮
したときにパツケージの外見と機能を増大させるような
浮き出し模様を有する装飾用収縮形びんラベルの提供に
ある。

本発明に係るびんに装飾ラベルを貼る方法のもう１つの
目的は、盗難防止特性を含むようなびんの首およびキヤ
ツプはかま部分上の装飾ラベルの提供にある。

本発明に係るびんに装飾ラベルを貼る方法の更に別の目
的は、経済的に好都合にこのような浮き出し装飾ラベル
を形成してびんへ取り付ける方法の提供にある。

以下、添付図面を参照しながら本発明を更に詳細に説明
する。

第１図にはねじキヤツプ１２などの一次的密閉具によつ
て密閉された首１１を含んでなるガラスびん１０が示さ
れている。

キヤツプ１２（第９図参照）は頂部１３および首１１に
沿つた下部の環状端１５で終つている一体化されたはか
ま部分１４を含んでなる。収縮可能な発泡状のポリマー
材料からなる盗難防止用の首および密閉ラベルの形態の
収縮した第２の密閉具１６がびんの首１１とキヤツプ１
２のはかま部分１４とを包囲していて、該びんの首と該
キヤツプの結合部を形成している。

収縮可能なポリマー材料は第１図のびん上を周辺方向へ
延長している高い配向性を有する各種形状の収縮性有機
発泡熱プラスチツクでありうる。このような材料の一例
はウエブ乃至はシート状に極度な配向性を有し且つ参照
番号１７にて示されているようなラベル装飾乃至は画像
を有した平坦な形態として予成形されうるような発泡状
ポリマー材料である。好ましくは、ポリスチレン、ポリ
エチレン乃至はポリプロピレンなどの発泡シートのよう
なポリマー材料は厚さが０．００５乃至０．０２０イン
チ（０．１２７乃至０．５０８ｍｍ）程度であり、容積
密度が１立方フイート当り約６乃至４０ポンドでなけれ
ばならない。ラベル１６は第２図に示されている材料の
長方形の素材１６ａから形成される。

ラベルの内面は第２図に示されており、該内面とは即ち
びん１０の首表面に隣接している面である。ラベルの素
材１６ａは所望のラベル高、即ち該素材の側部１６ｃに
沿つた長さと対応する幅の寸法を有する主ウエブ１６ｐ
から形成される。ラベル素材１６ａは、びんの首乃至は
密閉具の周囲よりも大きい、ウエブ１６ｐの長手方向に
沿つた寸法を有しており、びん１０乃至は密閉具１２の
組合わせよりも大きい０ラベル素材１６ａはその先端１
６ｃ１後端１６ｄを折り重ねることによりスリーブ状に
包まれ、該折り重ねられた端部は軸方向に延長している
目１８に沿つて接合される。

本発明により形成されたラベルは単独で乃至は盗難防止
の特徴と共に装飾用浮き出し模様を有しうる。盗難防止
の特徴を追加するためには、ラベル１６には第２図のラ
ベル素材に生じたウエブ１６ｐに長手方向の部分的な深
さを有するスリツト１９が設けられる。このスリツト１
９はプラスチツクのウエブの主配向性の方向に刻まれ、
ラベル１６の周囲に延長しているような材料の切取線を
提供するのに十分な深さを有していなければならず、ま
たキヤツプのはかま部分の下端１５に隣接して位置せね
ぱならない。スリツト１９は第３図に断面で示され、ウ
エブ１６ｐの厚さの約半分、即ちラベル素材１６ａの厚
さの半分の深さを有している。ラベル素材１６ａは更に
第４図に示されている１６ｆ，１６ｇのような離隔した
一群のひだを含んでいる。

ひだ１６ｆ，１６ｇはびんの首および密閉具の周囲で離
隔関係で位置している。１６ｆ，１６ｇなどのひだ（は
ラベルに垂直な浮き出し模様を提供し、ラベルがびんの
首および密閉具上へ収縮するときに形成されやすいラベ
ル内のしわを吸収する。

しわをひだの中へ押し込めてしまうことにより、選択さ
れた浮き出し模様により提供されたパツケージの全体的
な装飾のための外観と共にラベル内により良好な外観が
得られる。このような例は以下で記述される。本発明に
係るラベル付きの容器、びんに装飾ラベルを貼る方法お
よびびんへ貼り付けるラベル装置に関するこのような例
の単純化されたものが第１４および第１５図に示されて
いる。

ラベルは該ラベル内に配分されたひだ１６ｆ，１６ｇを
有しているので、該ひだはラベル１６のスリーブ形態に
おいて相互にほぼ直径方向に相対している（第１４図参
照）。収縮後にもひだはびんとキヤツプの両側にとどま
る（第１５図参照）ので、スリーブ状のラベル１６（第
１４図参照）内で相互にほぼ直径方向に相対する。第５
乃至第７図を参照すると、発泡熱プラスチツク材料のウ
エブ１６ｐは垂直シヤフト２１上に支持され１こロール
２０上を動く予め装飾され１こラベル素材の供給源（図
示せず）から供給される。

部分的な深さのスリツト１９（以下で詳説する）はラベ
ル素材の裏面で定置保持具組立体２３内に担持されるブ
レード２２によつて形成される。ブレート２２は保持具
２３の側部２５，２６の間に保持され通常裏板２９内の
ばね２７，２８によつて外側方向へ押しやられている案
内部材２４の長手方向の溝内に固定されている。ブレー
ド２２は側部２５，２６にそれぞれ螺定されており止め
ナツト３２によつて定位置に保持されている相対した調
節ねじ３０，３１によつて案内部材２４上を長手方向に
調節される。この調節はブレード２２の摩損を補正する
。ブレード２２はロール２０（第６図参照）内の環状凹
部３３に相対して支持されており、ウエブ１６ｐが該ロ
ール２０上を，駆動されるとラベル素材のウエブに適当
な高さで該素材の長手方向に連続的にスリツト１９が形
成されて一次的密閉用はかまの下端１５に相対する刀）
乃至は隣接して該ラベル内の盛り上りに相応する。

ロール２０上を通過し１こ後に、ラベル素材ウエブ１６
ｐは垂直シヤフト上を回転可能なローラ３４−３５の間
を通過する。

浮き出し用ローラ３４にはウエブの幅をロールの軸方向
に延長している浮き出し工具３６が設けられている。第
２、第４、および第１６図の実施例に関連している浮き
出し工具３６にはローラ３４の軸線に平行に延長してい
る一対の相対的に近接して離隔したひだ形成用チツプ３
７，３８が設けられており、該工具３６はねじ３９によ
つてローラ３４の凹部へ保持されている。ローラ３５の
表面部分はゴムなどの比較的たわみやすい材料から成り
、チツプ３７，３８の頂線に沿つて多力）れ少なかれ押
圧されるウエブの破砕を防止する。ゴム被覆のローラ３
５が使用された場合にはチツプ３７，３８の接触によつ
て材料の平面に沿つて相対面でプラスチツクのわずかな
たわみが生ずる。このことは第４図に図示されている。
にも拘らず、発泡状材料のいくら力）の圧砕乃至は圧縮
が生ずる。浮き出しローラ３４は第１８、第２２、第２
５、第２８図に示されたようないくつかの形状となるこ
とができるし、当業者にとつて明らかなように、３４，
３５乃至は３４ａ，３５ａなどのような浮き出しローラ
の相異なつた組合ゎせを一列につないで所望なだけ連続
してウエブ１６ｐにひだを形成するよう同期させて装飾
のより複雑な浮き出し効果を達成することも可能である
。

第１８図を参照すると、浮き出しローラ３４ａはスリー
ブ素材１６０（第２０図参照）を作るためにウエブ１６
ｐ内に一群の離隔したひだを形成する工具を代表してい
る。

ローラ３４ａは第１８、第２２、第２５、第２８図に示
された浮き出しローラの全ての形態の場合と同様に、鋼
鉄やアルミなどの比較的強固な材料から構成されている
ローラ３５ａと組合わせて使用される。装置のこの形態
（つまり、第７図の装置）では、ローラ３５ａでのプラ
スチツク表面の材料のたわみはない。線模様は材料をロ
ーラ３４ａによつて提供された構造に押し込むことによ
り刻印される。２つのローラ３４ａ，３５ａはウエブ１
６ｐの運動方向へその軸の周囲を回転する。

軸線に平行なローラ３４ａに沿つて延長しているひだ形
成用チツプ３７ａはセル状のポリマー熱プラスチツクシ
ート材料の高配向性部分であるウエブ１６ｐに該ウエブ
１６ｐの機械走行方向に一群の離隔した溝乃至はひだ（
第２０図参照）を彫る。本発明に係るラベル付きの容器
、びんに装飾ラベルを貼る方法およびびんへ貼り付ける
ラベル装置に関する前記形態のウエブからは、以下で詳
説される態様で素材１６０が切断され、該素材は円筒状
マンドレル上に巻回され、更に該素材１６０の両端は重
ね合わされ縫合される。

びんの首および密閉具上へ収縮したときには素材１６０
から形成されたスリーブは浮き出し装飾模様内に環状に
離隔した垂直溝乃至はひだ１６０ａを有する第２１図に
示されたような首ラベルを提供する。類似の浮き出し工
具が第２２図に示されており、工具３４ｂには一群の離
隔した螺旋状ひだ形成用干ツプ３７ｂが設けられている
。この浮き出し工具は第１９図に示されたものに類似し
１こローラ３５乃至は３５ａと組合わせられて、ローラ
３４ｂ（第２３図参照）を介して作られたウエブ素材か
ら成るスリーブ素材１６１上へ図示されているようなひ
だ１６１ａの模様を提供する。容器１０の首および密閉
具上へ収縮したときには、素材１０１から成るスリーブ
はその上に螺旋状ひだ１６１ａの浮き出し模様を提供す
る。第２５図を参照すると、右方向模様に一群の離隔し
た螺旋状ひだ形成チツプ３７ｃを有し且つ該チツプ３７
ｃを横断する左取向模様に同様の螺旋状ひだ形成用の別
の一群の離隔したチツプ３７ｄを有するローラ３４ｃに
より示されている別の形態の浮き出し工具が示されてい
る。

前述と同様にゴム被覆の支持ローラ３５乃至は３５ａと
組合ゎされた浮き出しローラはスリーブの素材１６２（
第２６図参照）に図示されているように形成されたプラ
スチツク材料にひだ１６２ａの十字形模様を提供する。
素材１６２から形成されたスリーブは第２７図に示され
ているようにびんの首および密閉具上へ収縮して、ラベ
ルは該ラベル表面から盛り上つた浮き出し模様乃至は十
字形の螺旋状ひだ１６２ａの模様を提供する。浮き出し
ローラ３４ｄの更に別の形態が第２８図に示されている
。

ローラ３４ｄは離隔した円形チツプであつて該円の中心
から半径方向へ延長している直線チツプ３７ｆと相互接
合している該円形チツプ３７ｅの配設から成る浮き出し
チツプの模様を含む。前述したように、ゴム被覆支持ロ
ーラ３５乃至は鋼鉄製ローラ３５ａと共に作動したとき
に浮き出しローラ３４ｄはスリーブ素材１６３（第２９
図参照）の材料に該素材１６３の加工長手方向に対して
角度を有した直線ひだ１６３ｂと周縁で結合している円
形ひだ１６３ａを彫る。素材１６３から成るスリーブは
第３０図に示されているようにびんの首および密閉具上
に収縮し、ラベルは該ラベル表面から盛り上つたひだ模
様に美しい円形１６３ａおよび線１６３ｂの浮き出し模
様を提供する。本発明に係るびんへ貼りつけるラベル装
置に従えば、浮き出し模様のひだ模様がスリーブの周辺
に相応する材料寸法、即ち発泡性熱プラスチツクのウエ
ブの工作方向である材料内の高配向性の寸法に対して角
度を有しているような他の設計方法も考案されうる。

より顕著な浮き出し効果は押圧線刻印がなされる表面を
容器の外面に隣接して、即ちスリーブの内面へ位置させ
ることによつて達成される。ラベル素材ウエブ１６ｐに
浮き出し模様を形成した後、該ウエブ１６ｐは供給ドラ
ム４１上を運ばれて該ドラムの上部に支持されている定
置真空マニホルド４３−，接続している前方の真空ポー
ト４２に把持される。

ドラム４１はウエブ１６ｐがこの個所へ到る運動速度よ
りも大きい速度で垂直シヤフト４４上を回転している。
これによつてドラム４１上のウエブ１６ｐはぴんと張ら
れて該ドラムと該ウエブ間に多少の滑動を生ずる。ウエ
ブ１６ｐの直線的速度に同期した回転ナイフ４５が該ウ
エブをドラム４１上で横断方向に切断し、第２図に示さ
れているような適切な長さのラベル素材１６ｐを該ウエ
ブから切取るための垂直ブレードを担持している。ウエ
ブ素材はその浮き出し装飾面がドラムの周辺方向の表面
に隣接するように供給ドラム４１上を送られる。換言す
れば、ウエブ１６ｐの正面乃至は装飾面に対する裏面か
ら切り取りがなされるのである。ナイフ４６の直前には
真空マニホルド４３との接続を切断しそうになつている
通路４８を介して接続している真空によつてウエブを定
位置に保持している第２の真空ポート４７がある。切断
されナイフ４６の向うで供給ドラム４１上にあるラベル
素材１６ａの先端１６ｃは回転ターレツト上のマンドレ
ル４９に包まれており、該ターレツトは同時に、該マン
ドレルがラベル素材をドラム表面から取り上げた後に該
ドラム素材を包んで供給ドラムから引き離す。

複数個のマンドレル４９は第１１および第１２図に概略
的に示されている機械組立体の一部である。

ラベル素材１６ａはその先端１６ｃ付近で真空によつて
マンドレル４９上へ保持されており、該マンドレル４９
は該ラベル素材１６ａの巻回されていない部分を調節す
る案内レール５０に沿つて湾曲通路内を運動するのと同
時に時計方向へ回転する（第１１図参照）。マンドレル
装置は機械上で参照番号５２のマニホルド接合部を通過
し、該接合部から熱気を受容する空気ノズル５１を含ん
でなる。マニホルド５２は機械土に定置されており、ノ
ズル５１は該マニホルドを通過する湾曲通路内を運動し
ていて、ラベルがマンドレル上にほぼ包まれて第１１図
に示されたような端部重ね合せ態様になつたときには、
該マンドレル接合部から熱気をノズル先端に供給させる
ようにする。熱気はノズル５１の先端によつてラベル素
材の重ね合せ端部１６ｃ，１６ｄの間の空間へ送られる
。しかる後に、ノズルによつて十分な熱が加えられると
、マンドレルは回転し続けてラベルの両端を完全に重ね
合わせて接合してスリーブとする。両端は最終的にマン
ドレルの通路における付随的運動で添合されて、該通路
においてラベルの重ね合せ端部はホイール５３（第１２
図参照）との係合によつて圧縮される。ホイール５３は
垂直ピボツト５４およびばね取付座５６（図式的に示さ
れている）の一部であるブラケツト５５上に取付けられ
る。マンドレルとラベルのスリーブがホイール５３を通
過すると、該ホイール表面のラベルスリーブの重ね合せ
垂直縫合部分への干渉によつてプラスチツクの加熱部分
が強固に接着された接合部乃至は縫合部へと圧縮される
。第９図を参照すると、容器上のラベルの組立機能が概
略的に示されている。

図のほぼ頂部に示されているように、切断されたラベル
素材１６ａは前述のようにマンドレル４９上で包まれて
縫合され、しかる後に該マンドレルから垂直下方向へ分
離される。一次的密閉具１２をその上に有するびん１０
はまず接着剤添加ノズル５７を通して給送される。溶融
接看剤の一滴５８がノズル５７からラベル（１６，１６
０，１６１，１６２乃至は１６３）が接看されるべきび
んの首１１の表面部分へスパッタ乃至は噴射される。次
に、びんの首１１および密閉具１２は、スリーブ１６の
内面上の環状スリツト線１９がキヤツプはかま部１４の
下端１５に乃至はその直下へ配置されるような位置へと
降下させられた発泡状の収縮性熱プラスチツク材料の装
飾スリーブラベルを受容する。

ラベルがびん首およびキヤツプの前記位置にある間に、
該びんは図式的に示されている、好ましくは赤外電気ヒ
ータの形態の加熱装置６０を担持されて通過する。ヒー
タ６０を通過する際に、びん１０は該びん１０の走行方
向と逆に走行する可動ベルト６１との側壁係合によつて
回転されうる。ヒータの別の実施形態は通常のトンネル
構造であり、該ヒータを通してびんとスリーブが給送さ
れ循環熱気乃至はそれに類似するものによつて加熱され
る。ヒータの形態に係わりなく、スリーブ材料は外側か
ら十分に加熱されて第９図の右側に図示されているよう
にびんおよびキヤツプ上へと収縮して嵌合する。この収
縮工程の間に、ラベルのスリーブの予めひだをつけられ
た材料に関する本発明はびん上の良好な首および密閉具
ラベルを提供する手段を許容する。

収縮可能材料へ外側から印加された熱、即ち該材料の一
方の側のみから加えられた熱は該材料の厚さ全体に亘る
収縮率に差異を生ずる。材料はまた発泡状なので、断熱
材として働き、内面への熱伝達を防止する。これらの条
件下では、収縮したラベルにしわが不可避的に生ずる。
本発明は新規な浮き出し装飾ラベルを提供するばかりで
はなく、しわやこの種の不必要な表面変形を生ずること
なく冷たいびんの上に発泡状プラスチツク材料の熱収縮
ラベルを貼りつける経済的で実際的な方法をも提供する
。このラベルの装飾的側面は本発明に係るびんに装飾ラ
ベルを貼る方法の盗難防止乃至は盗難発見特性と組合せ
ることができる。

第１７図を参照すると、ラベルの盗難防止特性が示され
ている。密閉具１２を回転させると、ラベル１６はスリ
ツト線１９に沿つて環状に切断されて該ラベルは２つの
部分、即ち密閉具１２のはかま部上の上部分とびん首に
接着されている下部分とに分離される。密閉具は再取付
けされてラベルの装飾は全体的には維持されるが、分離
線によつて開封乃至は盗難が発見されうる。もしも製品
が小売店の戸棚で盗難の危険がないならば、ラベル１６
はつながつておりまた破断（分離）されていない。ここ
で接着剤または何れかの方法であつてスリーブをびん上
に確実に保持する方法は、一度びんを開封する際にラベ
ルを切取線に沿つて引きちぎり、それによりラベルを２
つの部分に分割するという作用に対して、好適な方法で
あることが見出だせる。切断されたラベルの一部はキヤ
ツプのはかま部にとどまり、他の部分はびんの首部上に
取り付いている。ラベルが付着されていない場合には、
ラベル全体がキヤツプと共に回転してしまう。当然この
ようなことが起こつた場合には、ラベルは２部分に切断
されず、いじり回されたことを示すという盗難発見特性
が確実に実行されない。本発明に係るラベル付きの容器
、びんに装飾ラベルを貼る方法、およびびんへ貼り付け
るラベル装置に関連して、「ひだ」乃至は「溝」という
用語は、シートの支持面が該シートの該支持面の平面か
らたわむか乃至は１こわまないようにするための材料に
工具で彫られた線を意味している。

どちらの場合にも、浮き出し工具は発泡状材料のセルを
破砕してその領域の厚さと密度を変化させる。発泡状材
料の最も弱い構造は浮き出し加工がなされた破砕部分に
沿つている。従つて、シート材料が以上に図示されたよ
うに無限ベルト、スリーブ乃至は円筒などのようにその
両端で制限されているときには、弱い線部分は材料の熱
収縮処理間に強化され、破砕線は浮き出し模様として外
側方向へ盛り上がる。破砕されたひだ乃至は溝模様に沿
つた材料の非均一なセル寸法および密度は収縮したラベ
ルに浮き出し効果を生ずる。以上、本発明に係るラベル
付きの容器、びんに装飾ラベルを貼る方法、およびびん
へ貼り付けるラベル装置をその好ましい実施例に沿つて
説明したが、本発明はこれのみに限定されることなく、
更に改良改変が可能なことは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は密閉具のはかま部およびびんの首に貼られて収
縮して嵌合したラベルを有するびんの斜視図、第２図は
ひだおよびスリツト線を示している、スリーブへと包ま
れ縫合される以前のラベル素材の平面図、第３図は第２
図の線３−３に沿つてとつた断面図、第４図はウエブが
第８図に示されている装置によつて切断された後に第７
図に示された装置によつて形成されたひだ付素材の部分
的断面図、第５図はラベル素材に該素材のウエブの長手
方向に走る部分的な深さのスリツトを形成する装置の断
面図、第６図は第５図の線６−６に沿つてとつた破砕断
面図、第７図は本発明の１つの実施例を示しており、ウ
エブ形状のラベル素材に一群の横断方向へ離隔したひだ
を形成するひだづけ装置の断面図、第８図はラベル素材
のウエブからラベル素材を切断し該ラベル素材をマンド
レルへ供給するための装置の断面図、第９図はラベル素
材ウエブから形成されたラベル素材からラベルのスリー
ブを形成する工程、該ラベルスリーブをマンドレルから
移送する工程、該スリーブをびんの首と密閉具上へ入れ
子式に位置させる工程、および収縮させる工程の各工程
の概略図、第１０図は素材が作られた予め装飾されたラ
ベル素材に形成されたひだを図示しており、本発明の１
つの実施例のラベルを第９図の線１０−１０に沿つて示
した破砕断面図、第１１図は本発明のラベルスリーブを
形成するために第９図において処理されたラベル素材の
重ね合せ端部上に「加熱封止」縫合部分を形成するため
の装置の部分的破砕断面図、第１２図は第１１図と関連
しており、第１１図に従つて処理されたラベルスリーブ
の加熱された重ね合せ端部へ圧力を印加するための手段
を図式的に示した概略図、第１３図は本発明の実施以前
に貼られた収縮形のラベルを有するびんの部分的平面図
、第１４図は本発明に従つたラベルスリーブのひだを図
示しており、収縮以前のびんとその上の収縮形ラベルス
リーブの部分的平面図、第１５図はラベルがびんとキヤ
ツプへと収縮した後の第１４図のびんとラベルの部分的
平面図、第１６図は本発明に従つてびんの首およびキヤ
ツプ上に収縮したラベルの別の実施例の部分的平面図、
第１７図はびんがねじられてキヤツプがとられて開放さ
れるとラベルが上部分と下部分に分離されることを示し
た本発明のラベル付びんの立面図、第１８図は本発明の
ラベルを形成するために使用される浮き出しローラの立
断面図、第１９図は第１８図の浮き出しローラと支持ロ
ーラが配向性を有する発泡状熱プラスチツクのウエブを
浮き出させるために作動位置となつたときの立断面図、
第１９Ａ図は第１９図の装置によつて刻印された破砕浮
き出し線模様を断面で示した熱プラス千ツクのウエブの
部分的な長手方向の断面図、第２０図は第１９図の装置
によつて処理された配向性を有する発泡状の熱プラスチ
ツクの長方形素材の平面図、第２１図はびんの首および
密閉具上に収縮した第２０図の素材から形成された浮き
出し模様のラベルのスリーブ形態を有するガラスびんの
斜視図、第２２図は第１８図に示されたような浮き出し
ローラの別の形態の斜視図、第２３図は第２２図の浮き
出しローラにより処理された後の配向性を有する発泡状
熱プラスチツクの長方形素材の平面図、第２４図はびん
の首および密閉具上へ収縮し１こ第２３図の素材からな
る浮き出しラベルのスノーブ形態を有するガラスびんの
斜視図、第２５図は浮き出しローラの更にもう１つの実
施例の斜視図、第２６図は第２５図の浮き出しローラに
より処理された後の配向性を有する発泡状態プラスチツ
クの長方形素材の平面図、第２７図はびんの首および密
閉具上に収縮した第２６図の素材から成る浮き出しラベ
ルのスリーブ形態を有するガラスびんの斜視図、第２８
図は浮き出しローラの更に別の実施形態の斜視図、第２
９図は第２８図のローラによつて処理された後の配向性
を有する発泡状熱プラスチツクの長方形素材の平面図、
第３０図はびんの首および密閉具上へ収縮した第２９図
の素材からなる浮き出しラベルのスリーブ形態を有する
ガラスびんの斜視図である。 １０・・・・・・びん、１１・・・・・・首、１２・・
・・・・キヤツプ、１４・・・・・・はかま部分、１６
・・・・・・ラベル、１９・・・・・・スリツト、２０
・・・・・・ロール、２１，４４・・・・・・垂直シヤ
フト、２２・・・・・・ブレード、２３・・・・・・保
持具、２４・・・・・・案内部材、２７，２８・・・・
・・ばね、３０，３１・・・・・・調節ねじ、３５，３
４・・・・・・ローラ、３６・・・・・・浮き出し工具
、３７，３８・・・・・・ひだ形成用チツプ、４１・・
・・・・ドラム、４２，４７・・・・・・真空ポート、
４３，５２・・・・・・マニホルド、４５，４６・・・
・・・ナイフ、４９・・・・・・マンドレル、５１，５
７・・・・・・ノズル、５３・・・・・・ホイール、５
５・・・・・・ブラケツト、６０・・・・・・ヒータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ラベル付きの容器において、首部分と該首部分の軸
   方向外側端部の開口とを有するびんと該容器を密閉する
   ために該開口上へ取付けられた密閉具であつて環状のは
   かま部分を有する該密閉具、および縫合されたスリーブ
   状のラベルであつて該スリーブ状ラベルの周辺方向で高
   い配向性を有する熱収縮性の有機発泡熱プラスチック材
   料のシートからなる該ラベルから成り、該スリーブ状ラ
   ベルは該首部分および該密閉具のはかま部分を包囲して
   おり、該発泡材料は６乃至４０ポンド／立方フィートの
   容積密度を有し且つ該発泡材料の該高配向性を有する方
   向に対して角度を有して延長しているような浮き出し溝
   の模様を有しており、該ラベルは該シートの両端を重ね
   合わせることにより形成された軸方向に延長した縫合部
   を有しており、該ラベルは該首部分と該はかま部分とに
   それぞれ嵌合するよう収縮し、該溝は該ラベルの外面の
   まわりで環状に配列されたラベル付きびん上の浮き出し
   模様として設けられていることを特徴とする上記容器。 ２ びんに装飾ラベルを貼る方法において、一方の方向
   で高い配向性を有する発泡状の有機ポリマー材料のシー
   トの表面に該シート平面に対して法線をなすように該一
   方の方向に沿つて該材料を圧縮して該シート表面に線を
   刻印して該線が該高い配向性を有する方向に対して角度
   を有して延長するように該シートへ浮き出し模様を提供
   する工程、該高い配向性を有する側の方向へ離隔してい
   る該シートの両端を重ね合わせることによつて該シート
   からスリーブを形成して該配向性を有する方向が該スリ
   ーブの周縁に位置し且つ該圧縮された線模様が該スリー
   ブの内面に配置されるようにする工程、該スリーブをび
   んの上へ位置させる工程、および該スリーブを充分に加
   熱して該スリーブを該びんの表面の周囲に環状の嵌合お
   よび表面合致関係で収縮させて該材料の浮き出し模様部
   分が該スリーブの該びんの外面への収縮に際して該スリ
   ーブの外面に盛り上つた浮き出し模様を提供する工程、
   の各工程より成る上記方法。 ３ 前記特許請求の範囲第２項記載の方法において、ス
   リーブはキャップ付きびんの首および密閉具はかま部分
   上に入れ子式に配置されて該首および密閉具はかま部分
   上で嵌合および合致関係で収縮することを特徴とする上
   記方法。 ４ 前記特許請求の範囲第２項記載の方法において、シ
   ートの浮き出し模様はラベルのスリーブ上の垂直な離隔
   した溝に対応する線刻印から成ることを特徴とする上記
   方法。 ５ 前記特許請求の範囲第２項記載の方法において、シ
   ートの浮き出し模様はラベルのスリーブ上を軸方向に延
   長している離隔した螺旋状の溝に対応する線刻印から成
   ることを特徴とする上記方法。 ６ 前記特許請求の範囲第２項記載の方法において、シ
   ートの浮き出し模様はラベルのスリーブ上を軸方向に延
   長している対角線方向の十字形の溝に対応する線刻印か
   ら成ることを特徴とする上記方法。 ７ 前記特許請求の範囲第２項記載の方法において、シ
   ートの浮き出し模様はラベルのスリーブ上の１つ乃至は
   複数個の円形の溝に対応する線刻印であることを特徴と
   する上記方法。 ８ 前記特許請求の範囲第７項記載の方法において、浮
   き出し模様は複数個の離隔した円形の溝からなり、該円
   の間に延長したほぼ直線状の溝を含んでなることを特徴
   とする上記方法。 ９ 前記特許請求の範囲第２項記載の方法において、発
   泡状の有機ポリマー材料のシートは不透明であつてスリ
   ーブの外面へ現われる装飾が該シート形態に印刷されて
   おり、該印刷は該シートの表面への線刻印の工程の以前
   に実施されており、該刻印は該印刷面と相対する該シー
   トの面になされることを特徴とする上記方法。 １０ びんに装飾ラベルを貼る方法であつて、一方の方
   向で高い配向性を有する発泡状の有機ポリマー材料のシ
   ートの表面に該シート平面に対して法線をなすように該
   一方の方向に沿つて該材料を圧縮して該シート表面に線
   を該印して該線が該高い配向性を有する方向に対して角
   度を有して延長するように該シートへ浮き出し模様を提
   供する工程、該高い配向性を有する側の方向へ離隔して
   いる該シートの両端を重ね合わせることによつて該シー
   トからスリーブを形成して該配向性を有する方向が該ス
   リーブの周縁に位置し且つ該圧縮された線模様が該スリ
   ーブの内面に配置されるようにする工程、該スリーブを
   びんの上へ位置させる工程、および該スリーブを充分に
   加熱して該スリーブを該びんの表面の周囲に環状の嵌合
   および表面合致関係で収縮させて該材料の浮き出し模様
   部分が該スリーブの該びんの外面への収縮に際して該ス
   リーブの外面に盛り上つた浮き出し模様を提供する工程
   、の各工程より成り、スリーブはキャップ付きびんの首
   および密閉具はかま部分上に入れ子式に配置されて該首
   および密閉具はかま部分上で嵌合および合致関係で収縮
   する方法において、高い配向性を有する発泡状ポリマー
   材料のシートからスリーブを形成する以前に該スリーブ
   の１つの面の線に沿つて環状に部分的な深さの切取線を
   スリーブ形成と関連して切り、該部分的な深さの切取線
   が密閉具はかま部分の下端に隣接するように該スリーブ
   をびんの首の上へ位置させる工程を含んでなることを特
   徴とするびんに装飾ラベルを貼る方法。 １１ びんに装飾ラベルを貼る方法であつて、一方の方
   向で高い配向性を有する発泡状の有機ポリマー材料のシ
   ートの表面に該シート平面に対して法線をなすように該
   一方の方向に沿つて該材料を圧縮して該シート表面に線
   を刻印して該線が該高い配向性を有する方向に対して角
   度を有して延長するように該シートへ浮き出し模様を提
   供する工程、該高い配向性を有する側の方向へ離隔して
   いる該シートの両端を重ね合わせることによつて該シー
   トからスリーブを形成して該配向性を有する方向が該ス
   リーブの周縁に位置し且つ該圧縮された線模様が該スリ
   ーブの内面に配置されるようにする工程、該スリーブを
   びんの上へ位置させる工程、および該スリーブを充分に
   加熱して該スリーブを該びんの表面の周囲に現状の嵌合
   および表面合致関係で収縮させて該材料の浮き出し模様
   部分が該スリーブの該びんの外面への収縮に際して該ス
   リーブの外面に盛り上つた浮き出し模様を提供する工程
   、の各工程より成り、スリーブはキャップ付きびんの首
   および密閉具はかま部分上に入れ子式に配置されて該首
   および密閉具はかま部分上で嵌合および合致関係で収縮
   し、そして高い配向性を有する発泡状ポリマー材料のシ
   ートからスリーブを形成する以前に該スリーブの１つの
   面の線に沿つて環状に部分的な深さの切取線をスリーブ
   形成と関連して切り、該部分的な深さの切取線が密閉具
   はかま部分の下端に隣接するように該スリーブをびんの
   首の上へ位置させる工程を含んでなる方法において、収
   縮したスリーブをびんの首の表面へ接着して該収縮した
   スリーブの下部分が該びんの首に対して回転しないよう
   固着する工程を更に含んでなることを特徴とするびんに
   装飾ラベルを貼る方法。 １２ びんへ貼りつけるラベル装置において、浮き出し
   プラスチック環状無限ラベルであつて該環状無限ラベル
   の円周方向に高い配向性を有した熱収縮性の発泡状ポリ
   マー材料からなるびんの一部を包囲するための該ラベル
   から成り、該材料は６乃至４０ポンド／立方フィートの
   容積密度と少なくとも０．００５インチ（０．１２７ｍ
   ｍ）の厚さを有しており、該ラベルはその中に浮き出し
   溝の装飾模様を有しており、該溝は該ラベル材料の高度
   に配向性を有する方向に対して実質的に角度を有して配
   置されており、該ラベルの該びんの首への熱収縮作用の
   適用によつて該溝の装飾模様が該びんの該ラベルの外面
   に浮き出し装飾模様として現われることを特徴とする上
   記装置。 １３ 前記特許請求の範囲第１２項記載のラベル装置に
   おいて、浮き出し装飾模様はびんの包囲部分のまわりで
   環状に配列された一群の垂直な配列の現状離隔溝である
   ことを特徴とする上記装置。 １４ 前記特許請求の範囲第１２項記載のラベル装置に
   おいて、浮き出し装飾模様はラベル内で離隔し且つびん
   の包囲部分に環状に延長している一群の螺旋状の溝であ
   ることを特徴とする上記装置。 １５ 前記特許請求の範囲第１２項記載のラベル装置に
   おいて、浮き出し装飾模様はラベル内で離隔し且つびん
   の包囲部分上で相対する方向に環状に延長している一群
   の交差した螺旋状の溝であつて該浮き出し溝の十字形模
   様を提供する該螺旋状の溝であることを特徴とする上記
   装置。 １６ 前記特許請求の範囲第１２項記載のラベル装置に
   おいて、浮き出し装飾模様はラベル内の円形溝から成る
   ことを特徴とする上記装置。 １７ 前記特許請求の範囲第１６項記載のラベル装置に
   おいて、浮き出し装飾模様はラベル内に環状に散乱した
   一群の円形溝から成ることを特徴とする上記装置。 １８ 前記特許請求の範囲第１７項記載のラベル装置に
   おいて、浮き出し装飾模様はラベル内の材料の高い配向
   性を有する方向に対して角度を有して配されたほぼ直線
   状の溝を有する模様と組合わされた円形溝から成ること
   を特徴とする上記装置。