JPS61255817A - 桜皮細工工芸品の製法 - Google Patents
桜皮細工工芸品の製法Info
- Publication number
- JPS61255817A JPS61255817A JP9918385A JP9918385A JPS61255817A JP S61255817 A JPS61255817 A JP S61255817A JP 9918385 A JP9918385 A JP 9918385A JP 9918385 A JP9918385 A JP 9918385A JP S61255817 A JPS61255817 A JP S61255817A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cherry
- bark
- molding material
- mold
- bakelite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はフェノール樹脂の成形体に桜皮を加飾する桜皮
細工工芸品の製造分野に利用される。
細工工芸品の製造分野に利用される。
(従来の技術)
桜皮細工を銘々皿を挙げて説明すると、例えば合板の皿
に桜皮が全面的に積層されたものに更に桜皮片で加飾し
たもの、或いは合板の皿に桜皮以外のものが積層された
ものに桜皮片で加飾されたものにおいて、第3図に示す
ように桜皮片1が成形体2に単に貼着された場合では成
形体と桜皮片との間に段差3が生じ、第4図に示すよう
に桜皮片1が成形体2に加圧により押し込み状に貼着さ
れた場合では桜皮片11!I縁の成形体2に凹溝4が形
成される。これに表面塗層5が施されるが、使用による
塗層5の消耗により前記段差或いは凹溝より浸水する。
に桜皮が全面的に積層されたものに更に桜皮片で加飾し
たもの、或いは合板の皿に桜皮以外のものが積層された
ものに桜皮片で加飾されたものにおいて、第3図に示す
ように桜皮片1が成形体2に単に貼着された場合では成
形体と桜皮片との間に段差3が生じ、第4図に示すよう
に桜皮片1が成形体2に加圧により押し込み状に貼着さ
れた場合では桜皮片11!I縁の成形体2に凹溝4が形
成される。これに表面塗層5が施されるが、使用による
塗層5の消耗により前記段差或いは凹溝より浸水する。
桜皮細工工芸品は木の生地材を眉い接着剤はニカワを使
用するが、両者共に吸水性であるために上記浸水の吸水
によって桜皮片は貼着が緩み遂には亀裂や剥離を起して
くる。この欠陥を補うために従来試みられた工法のひと
つは、桜皮の粗度を削るときに生ずる木粉をニカワで練
りこれ全加熱圧定して成形体にし、これに桜皮片を貼り
付けた上、再び加熱して基材のニカワを軟化し加圧して
桜皮片を成形体に圧入し成形体の表面に段差や凹溝が生
じないようにしている。この、工法によると段差や凹溝
がないので桜皮片に亀裂や剥離が生じ難いが、成形体に
皮粉と同重量程度にニカワが使用されるので成形体の吸
水による変形等が起る欠陥がある。
用するが、両者共に吸水性であるために上記浸水の吸水
によって桜皮片は貼着が緩み遂には亀裂や剥離を起して
くる。この欠陥を補うために従来試みられた工法のひと
つは、桜皮の粗度を削るときに生ずる木粉をニカワで練
りこれ全加熱圧定して成形体にし、これに桜皮片を貼り
付けた上、再び加熱して基材のニカワを軟化し加圧して
桜皮片を成形体に圧入し成形体の表面に段差や凹溝が生
じないようにしている。この、工法によると段差や凹溝
がないので桜皮片に亀裂や剥離が生じ難いが、成形体に
皮粉と同重量程度にニカワが使用されるので成形体の吸
水による変形等が起る欠陥がある。
(発明が解決しようとする問題点)
前記欠陥を解決するためには、成形体や接着剤に吸水性
の材料を使用しないこと、桜皮細工工芸は成形基体に木
質を50%以上含んだものの使用が求められるのでこの
求めに対応するものを選択する゛こと、という相反する
条件が必要であり、本発明はこの条件をみたそうとする
ものである。
の材料を使用しないこと、桜皮細工工芸は成形基体に木
質を50%以上含んだものの使用が求められるのでこの
求めに対応するものを選択する゛こと、という相反する
条件が必要であり、本発明はこの条件をみたそうとする
ものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、フェノール樹脂(フェノール類とホルムアル
デヒドとの縮合反応によって得られる熱硬化性プラスチ
ックで一般にベークライトと称され、以下、ベークライ
トと記載する。ンにおける上記縮合反応の際に酸性触媒
を使用した際に生ずるメチレン化合物(以下、ノボラッ
クと記載する。]にヘヘキサンと木粉とを混練し粉砕し
た成形材料を使用し、同成形材料を所要の金型に入れ加
熱して溶融状態とし、次いで減圧してガス、水分を抜き
、所要の桜皮片を置いて加熱加圧してノボラックを凝固
させて目的を達成する。
デヒドとの縮合反応によって得られる熱硬化性プラスチ
ックで一般にベークライトと称され、以下、ベークライ
トと記載する。ンにおける上記縮合反応の際に酸性触媒
を使用した際に生ずるメチレン化合物(以下、ノボラッ
クと記載する。]にヘヘキサンと木粉とを混練し粉砕し
た成形材料を使用し、同成形材料を所要の金型に入れ加
熱して溶融状態とし、次いで減圧してガス、水分を抜き
、所要の桜皮片を置いて加熱加圧してノボラックを凝固
させて目的を達成する。
(作 用ン
ベークライトが溶融状態時に桜皮片が押圧されるので段
差や凹溝が形成されず、ベークライトの性質によりベー
クライトに包蔵される木粉に吸水性を起させない。
差や凹溝が形成されず、ベークライトの性質によりベー
クライトに包蔵される木粉に吸水性を起させない。
(実施例〉
ノボラックに充填材としての桜皮の木粉を重量比で50
%とへキサミン若干量とを混練し粉砕した成形材料を所
要の金型に入れて70〜10oo、80〜100惨Δ
で半溶融状態の成形物を作り、次いで常圧にしてガス抜
きした後、予め乾燥させた桜皮片を成形材料の所要個所
に置き、更に同一金型にて150〜1700,150’
9Δ としてノボラックを凝固させてベークライトとし
、脱型し表面塗装を施す。
%とへキサミン若干量とを混練し粉砕した成形材料を所
要の金型に入れて70〜10oo、80〜100惨Δ
で半溶融状態の成形物を作り、次いで常圧にしてガス抜
きした後、予め乾燥させた桜皮片を成形材料の所要個所
に置き、更に同一金型にて150〜1700,150’
9Δ としてノボラックを凝固させてベークライトとし
、脱型し表面塗装を施す。
(発明の効果〕
ベークライトに桜皮片が段差や凹溝を形成することなく
圧定されており、ベークライトに吸水性がないから桜皮
片に剥離や亀裂等が発生せず、更にベークライトに木粉
を含有するから桜皮工芸品の規格に適合した工芸品を提
供する効果がある。
圧定されており、ベークライトに吸水性がないから桜皮
片に剥離や亀裂等が発生せず、更にベークライトに木粉
を含有するから桜皮工芸品の規格に適合した工芸品を提
供する効果がある。
第1図は本発明による皿の平面図、第2図は第1図A−
A’矢視拡大部分図、第3.4図は従来の工法による皿
の第2図に対応する部分の拡大断面図。 図中、1は桜皮片、2は成形体、6は段差、4は凹溝、
5は塗層。
A’矢視拡大部分図、第3.4図は従来の工法による皿
の第2図に対応する部分の拡大断面図。 図中、1は桜皮片、2は成形体、6は段差、4は凹溝、
5は塗層。
Claims (1)
- ベークライト製造上の基材ノボラックに木粉を混合した
成形材料を所要の金型に入れて溶融状態とし、これに桜
皮片を所要に配置して加圧加熱してベークライトとする
ことにより、耐水性の桜皮細工品とする桜皮細工工芸品
の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9918385A JPS61255817A (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 桜皮細工工芸品の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9918385A JPS61255817A (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 桜皮細工工芸品の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61255817A true JPS61255817A (ja) | 1986-11-13 |
JPH0236368B2 JPH0236368B2 (ja) | 1990-08-16 |
Family
ID=14240537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9918385A Granted JPS61255817A (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 桜皮細工工芸品の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61255817A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0451267U (ja) * | 1990-09-04 | 1992-04-30 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919116A (ja) * | 1982-07-22 | 1984-01-31 | Asahi Organic Chem Ind Co Ltd | フエノ−ル樹脂系低発泡体の成形方法 |
-
1985
- 1985-05-09 JP JP9918385A patent/JPS61255817A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919116A (ja) * | 1982-07-22 | 1984-01-31 | Asahi Organic Chem Ind Co Ltd | フエノ−ル樹脂系低発泡体の成形方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0236368B2 (ja) | 1990-08-16 |
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