JPS6125339Y2 - - Google Patents

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JPS6125339Y2
JPS6125339Y2 JP1978030080U JP3008078U JPS6125339Y2 JP S6125339 Y2 JPS6125339 Y2 JP S6125339Y2 JP 1978030080 U JP1978030080 U JP 1978030080U JP 3008078 U JP3008078 U JP 3008078U JP S6125339 Y2 JPS6125339 Y2 JP S6125339Y2
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JP
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shaft
commutator
bracket
annular body
coil
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は機関始動電動機の電機子に関するも
ので、特にコンミテータのシヤフトへの取付手段
の改良に関するものである。
まず、この種従来装置を第1図、第2図につい
て説明する。即ち、第1図、第2図において、1
はシヤフトで、その一端部には、図示しないオー
バランクラツチを介して機関駆動用ピニオン(図
示せず)が連結されている。2はこのシヤフトに
固着された積層鉄心で外周には複数のコイル挿入
穴2aが形成されている。8はこの鉄心の挿入穴
2aに各々挿入されたコイル、4はこれらの各コ
イル間を絶縁する絶縁シート、5は上記コイル3
のコイル端部に巻回されたバインド線、6はコン
ミテータで、これは上記シヤフト1の径より若干
小径に形成された環状のブツシユ7と、このブツ
シユと一体的に形成され樹脂で成形された環状体
8と、この環状体と上記ブツシユ7と一体的に形
成され上記コイル8に給電するための集電環9と
からなる。10はこの集電環と常に摺接する給電
用のブラシ、11は上記コンミテータ6の端面と
当接する如く上記シヤフト1に遊嵌されたワツシ
ヤ、12は上記シヤフト1を軸受13を介して回
転可能に支承しているリヤブラケツトである。
次にこの従来装置の動作を説明する。
即ち、従来装置において、その製作の際にはま
ずシヤフト1にコイル8を挿入した積層鉄心2を
固着する。次にそのシヤフト1の他端部にコンミ
テータ6を挿入し、そのコンミテータ6のブツシ
ユ7をシヤフト1に圧入させてコンミテータ6を
シヤフト1に固着する。又、コンミテータ6の集
電環9端部とコイル3の端部とを溶接等で接合す
る。その後、ワツシヤ11をシヤフト1に遊嵌さ
せシヤフト1にオーバランニングクラツチ、ピニ
オン等を装着した後、リヤブラケツト12、図示
しないヨーク、フロントブラケツトからなる筐体
に回転可能に装着して製作を完了する。
ところで、上記の始動電動機において、不動作
中、つまりピニオンと機関リングギヤとが噛合し
ていない状態では、図示しないピニオン移行レバ
ー並びにスプリングによりシヤフト1を介して電
機子には常に図中左方向の押圧力が作用しており
ワツシヤ11はリアブラケツト12に圧接されて
いる。又、始動電動機は車両用の機関に隣接して
設けられ機関始動後は機関の振動並びに車両の振
動を受けその振動がシヤフト1を介して電機子に
軸方向の振動として作用し、そのためコンミテー
タ6がワツシヤ11を介してリアブラケツト12
に対し離接を繰返しコンミテータ6にはシヤフト
1に対して抜けようとする力が働き最悪の場合に
は、コンミテータ6がシヤフト1より抜け、その
結果コイル8の端部と集電環9との接続部が離脱
し、電機子としての作用を成さなくなる不具合が
生じていた。又、この不具合を解消するものとし
て、ブツシユ7を機械的強度が大となるように金
属から構成し、しかもそのブツシユの内径をシヤ
フト1の外径より若干大きく設定し、ブツシユが
シヤフト1に対し、圧入状態で挿入し得るように
して、ブツシユの内周面の圧着力によりコンミテ
ータ6の抜け力を阻止するものが採用されている
が、このコンミテータ6では、機械的強度が大な
る金属性のブツシユを必要とし、このブツシユと
集電環9とを樹脂で一体的にモールドしてコンミ
テータ6を製作しなければならないので、モール
ド用型内へのブツシユの位置決め等、成形するの
に手数を要し、極めて作業性が悪かつた。更に上
記の各不具合を解消するべく金属性のブツシユを
使用せずに、樹脂環状体8の内径をシヤフト1の
外径より若干小さく設定して樹脂環状体8の内周
面の圧着力によりコンミテータ6の抜けを防止す
るものが考えられるが、このものでは、樹脂環状
体8の機械的強度が小さいため樹脂環状体8が破
壊に到つてしまう不具合があつた。
この考案は上記の各不具合を解消する優れた機
関始動電動機の電機子を提供するものである。
以下、第3図、第4図に示すこの考案の一実施
例について説明する。
即ち、第3図、第4図において、1aは上記シ
ヤフト1の端部に形成され段部を構成する小径
部、14は上記シヤフト1に直接圧入された樹脂
環状体で、その端部は従来の如くワツシヤ11と
直接当接されてなく、又、上記シヤフト1に対す
る抜け止めは上記シヤフト1への圧入力のみで持
たしている。15は上記シヤフト1の小径部1a
に上記樹脂環状体14のブラケツト12側端面と
軸方向間隙を介して対向する如く固着された環状
ストツパで、上記シヤフト1が回転していない際
に上記ブラケツト12と当接している。
この実施例におけるコンミテータ6にあつては
集電環9のみを樹脂でモールド成形して樹脂環状
体14を形成し、その樹脂環状体14の内径はシ
ヤフト1に圧入した際に容易に破壊しない程度に
設定される。又、樹脂環状体14のシヤフト1へ
の圧入後は、シヤフト1の小径部1aにストツパ
15を圧入固着する。このストツパ15は、シヤ
フト1が回転していない状態、即ちピニオンと機
関リングギヤとが噛合していない状態では、ピニ
オン移行レバー並びにスプリングにより軸方向に
押圧され、リアブラケツト12に接合されてい
る。しかし、そのストツパ15と樹脂環状体14
とは軸方向間隙を介して対向しているため、始動
電動機が機関の振動、並びに車両からの振動を受
け、電機子が軸方向に振動しても、ストツパ15
がリアブラケツト12と離接を繰り返すのみで、
その衝撃力はコンミテータ14にはシヤフト1を
介して間接的に作用するようになる。
従つて、電機子の軸方向の振動に伴うコンミテ
ータ6の抜け作用力が著しく小さくなり、コンミ
テータ6のシヤフト1に対しての抜け止めは、樹
脂環状体14の内周面の圧着力のみにより充分行
なえるものであり、従来の如くコンミテータ6に
金属性のブツシユ7を必要としないので、金属製
ブツシユの形成作業並びに金属製ブツシユと樹脂
とモールドの際の、成形型内における金属製ブツ
シユの位置決め等を省略でき、又、コンミテータ
6を破壊させることもなくなる。尚上述ではスト
ツパ15をシヤフト1と別体で構成したものを例
示したが、勿論シヤフト1と一体に形成したもの
でもよい。
以上の様にこの考案はコンミテータの樹脂環状
体を直接上記シヤフトに圧入すると共に、シヤフ
トには上記コンミテータのブラケツト側端面より
もブラケツト側に向つて離れた位置に段部を設
け、この段部には上記ブラケツトと当接し得ると
共に上記ブラケツト側端面とは、軸方向間隙を介
して対向するストツパを設けたので、始動電動機
が機関並びに車両等からの振動を受けた場合に
は、ストツパがブラケツトと離接を繰返すのみ
で、その振動がコンミテータにはシヤフトを介し
て間接的にしか作用しないので、コンミテータの
シヤフトに対しての抜け力は従来に比して極めて
小さくなる。従つて、ストツパを設けるのみによ
りコンミテータの抜けを充分防止できるので、従
来装置の如く困難な抜け止め手段を施こす必要が
ないので作業性良好でかつ確実な動作を成し得る
電機子を安価に提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置を示す断面図、第2図は第1
図の従来装置の組付状態を示す断面図、第3図は
この考案の一実施例を示す断面図、第4図は第3
図に示す実施例の組付状態を示す断面図である。 図中、1はシヤフト、1aは小径部、2は鉄
心、3はコイル、6はコンミテータ、7はブツシ
ユ、8,14は樹脂環状体、9は集電環、10は
ブラシ、11はワツシヤ、12はリアブラケツ
ト、15はストツパである。尚、図中同一符号は
同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端部がブラケツトに回転可能に支承された機関
    始動時に回動するシヤフトと、このシヤフトに嵌
    着された鉄心と、この鉄心に装着されたコイル
    と、上記シヤフトに上記鉄心と隣接して固着され
    る樹脂環状体とこの樹脂環状体の外周部に固着さ
    れ上記コイルと接続される集電環とを有するコン
    ミテータとを備え、上記コンミテータの樹脂環状
    体を直接上記シヤフトに圧入して固着すると共
    に、上記シヤフトには上記コンミテータの上記ブ
    ラケツト側端面よりも上記ブラケツト側に向つて
    離れた位置の段部を設け、この段部には上記ブラ
    ケツトと当接し得ると共に上記ブラケツト側端面
    とは軸方向間隙を介して対向するストツパを設け
    た機関始動電動機の電機子。
JP1978030080U 1978-03-08 1978-03-08 Expired JPS6125339Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978030080U JPS6125339Y2 (ja) 1978-03-08 1978-03-08

Applications Claiming Priority (1)

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JP1978030080U JPS6125339Y2 (ja) 1978-03-08 1978-03-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54133304U JPS54133304U (ja) 1979-09-14
JPS6125339Y2 true JPS6125339Y2 (ja) 1986-07-30

Family

ID=28879053

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JP1978030080U Expired JPS6125339Y2 (ja) 1978-03-08 1978-03-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5022242U (ja) * 1973-06-22 1975-03-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS47609U (ja) * 1971-01-19 1972-08-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5022242U (ja) * 1973-06-22 1975-03-13

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JPS54133304U (ja) 1979-09-14

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