JPH0615508Y2 - 2つの出力ギヤを有するモータ - Google Patents

2つの出力ギヤを有するモータ

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JPH0615508Y2
JPH0615508Y2 JP1990038465U JP3846590U JPH0615508Y2 JP H0615508 Y2 JPH0615508 Y2 JP H0615508Y2 JP 1990038465 U JP1990038465 U JP 1990038465U JP 3846590 U JP3846590 U JP 3846590U JP H0615508 Y2 JPH0615508 Y2 JP H0615508Y2
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JP
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output gear
output
housing
accessory
gear
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JP1990038465U
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JPH04168U (ja
Inventor
秀行 南
萩原  浩
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、2つの出力ギヤを有するモータに関し、例え
ば、油圧回路や冷却水循環回路に設けられたポンプ等の
ような補機をスタータモータによって駆動する車両用エ
ンジンのスタータ装置に利用して有効なものに関する。
〔従来の技術〕
自動車や自動二輪車等の車両においては、通常、スター
タモータによってエンジンを始動することが行われてい
る。ところが、このスタータモータはエンジン始動時以
外には使用されないため、特開昭57−32057号公
報、および、特開昭57−183525号公報に記載さ
れているように、制御油圧回路や冷却水循環回路に設け
られたポンプ等のような補機の駆動源としてスタータモ
ータを用いる多機能モータが、提案されている。すなわ
ち、1つのモータを2つの駆動源とすれば、構造の簡略
化および部品点数を低減することができる。
このように、補機の駆動源としてスタータモータを利用
する車両用エンジンのスタータ装置として、スタータモ
ータのヨークに隣接してギヤハウジングが連結されてい
るとともに、このスタータモータの出力軸の両端部がハ
ウジングに回転自在に支承されており、この出力軸には
コミテータがハウジングに収容されたブラシホルダに対
向されて固装され、さらに、この出力軸にはハウジング
に収容され、補機を駆動するための補機用出力ギヤが一
体回転するように外挿されているものが、提案されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような多機能モータにおいては、たとえ、
コミテータと補機用出力ギヤとの間にブラシホルダが介
設されていても、ギヤハウジング内のグリースがコミテ
ータ側に洩れ出し、コミテータおよびブラシに接触して
しまう。
本考案の目的は、補機用出力ギヤ側のグリースのコミテ
ータ側への洩れ出しを防止することができる2つの出力
ギヤを有するモータを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る2つの出力ギヤを有するモータは、ハウジ
ング(15)と、出力軸(13)の一端部外周に形成さ
れたスタータ用出力ギヤ(13a)と、出力軸(13)
の中間部に一体回転するように設けられた補機用出力ギ
ヤ(12)との2つの出力ギヤを有するモータであっ
て、 ハウジング(15)は、一端に径小の補機用出力ギヤ収
容室(24)が連接形成され、その段差部にブラシ(2
1)が固定され、補機用出力ギヤ収容室(24)の内径
は補機用出力ギヤ(12)の鍔部(23)の外径よりも
若干大径であり、 スタータ用出力ギヤ(13a)は、補機用ギヤ収容室
(24)に連接して開設された軸挿通孔(25)より外
部に突出され、 補機用出力ギヤ(12)は、ハウジング(15)の補機
用ギヤ収容室(24)内に収納され、スタータ用出力ギ
ヤ(13a)と反対側の端部には、歯列の外径よりも大
径の外径を有する鍔部(23)が突設され、出力軸(1
3)とスプライン嵌合され、かつ、補機用出力ギヤ(1
2)の外径はハウジング(15)内で隣接して固定され
るコミテータ(19)の外径よりも大径である。
〔作用〕
前記した手段によれば、補機用出力ギヤの軸方向コミテ
ータ側端部に鍔部が突設され、この補機用出力ギヤとハ
ウジング内壁面とのクリアランス、および、補機用出力
ギヤとブラシホルダのクリアランスが小さく形成されて
いるため、この補機用出力ギヤのハウジング内に充填さ
れたグリースのヨーク内への洩れ出しが規制され、グリ
ースがコミテータおよびブラシに接触するのが防止され
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である車両用エンジンのスタ
ータ装置を示す縦断面図である。
本実施例において、本考案に係る2つの出力ギヤを有す
るモータは車両用エンジンのスタータ装置に利用されて
いる。この車両用エンジンのスタータ装置10は、スタ
ータモータ11と補機用出力ギヤ12を備えており、ス
タータモータ11の出力軸13は先端部にスタータ用出
力ギヤ13aが一体的に形成され連結手段(図示せず)
等を介して車両用エンジンの駆動軸(図示せず)に連結
されるようになっている。
スタータモータ11の出力軸13はその一部がギヤハウ
ジング15、15′内とに収納されており、ハウジング
15、15′に装着されているベアリング16、17に
より回転自在に軸支されている。出力軸13の外周には
(コアとこのコアに巻回されたコイルとする。)18、
コミテータ19、および、補機用出力ギヤ12が装着さ
れている。アーマチュア18の周囲には永久磁石20が
配置されており、この永久磁石20はヨーク14の内壁
面に固着されている。コミテータ19の周囲にはブラシ
31を内蔵したブラシホルダ21が配置されており、こ
のブラシホルダ21はインシュレータ22を介してハウ
ジング15の内壁面に固着されている。そして、直流電
源からの電力がブラシ31、コミテータ19を介してア
ーマチュア18に供給されるようになっている。
補機用出力ギヤ12は、冷却水循環用ポンプ等のような
補機(図示せず)に連結された被動ギヤ(図示せず。)
と噛合可能に構成されている。他方において、この補機
用出力ギヤ12は出力軸13にスプライン孔27および
雄スプライン29を介して一体回転するように外装され
ており、出力軸13の回転力を被動ギヤに伝えるように
構成されている。
また、補機用出力ギヤ12の軸方向コミテータ側端部に
は鍔部23が膨出形成されて突設されている。この鍔部
23はその外周面がハウジング15の補機用出力ギヤ収
容室24における内壁面に軸方向端面がブラシホルダ2
1に近接するように突設されており、鍔部23が補機用
出力ギヤ収容室24の内壁面およびブラシホルダ21と
近接することによって、補機用出力ギヤ収容室24に充
填されたグリース30がヨーク14側へ洩れ出すのを防
止するように構成されている。
次に、前記構成に係る車両用エンジンのスタータ装置の
組付け方法を説明する。
まず、ハウジング15の一端における軸挿通孔25の近
傍に形成されたベアリング装着部26内にベアリング1
7が圧入される。続いて、ハウジング15における補機
用出力ギヤ収容室24の内周側に補機用出力ギヤ12が
挿入される。このとき、補機用出力ギヤ12はその鍔部
23をベアリング17と反対側へ向けられて挿入され
る。次いで、ハウジング15にブラシホルダ21がイン
シュレータ22を介して取付けられる。
この後、出力軸13の先端部が補機用出力ギヤ12の軸
挿通孔としてのスプライン孔27内に挿通されるととも
に、ベアリング17の軸挿通孔28内に挿通され、出力
軸13の先端部がハウジング15の軸挿通孔25から軸
方向外向きに突出される。
このとき、補機用出力ギヤ12が補機用出力ギヤ収容室
24内で移動しようとしても、鍔部23が補機用出力ギ
ヤ収容室24の内壁面と当接して補機用出力ギヤ12の
径方向への移動が規制されるので、補機用出力ギヤ12
が所定の位置にセットされる。このため、補機用出力ギ
ヤ12は所定の位置からずれることなく、出力軸13は
補機用出力ギヤ12の軸挿通孔としてのスプライン孔2
7、および、ベアリング17の軸挿通孔28内に容易に
それぞれ挿通することができる。
そして、この状態で、出力軸13の中間部に形成された
雄スプライン部29が補機用出力ギヤ12のスプライン
孔27に噛合された状態になる。
この後、ヨーク14、ハウジング15′が被せつけられ
て、前記構成に係る車両用エンジンのスタータ装置10
の組立が終了する。
各種部品の組付けが終了した後、アーマチュア18に電
力が供給されると、永久磁石20の磁力を受けて出力軸
13が回転する。そして、エンジン始動時には出力軸1
3によってエンジンが回転駆動される。
エンジン始動時以外のときには、切換装置(図示せず)
により、出力軸13がエンジンの駆動軸から外され、補
機用出力ギヤ12がポンプ駆動用の被動ギヤに連結され
る。そして、アーマチュア18に電力が供給されると、
補機用出力ギヤ12の回転駆動によってポンプが駆動さ
れる。
出力軸13および補機用出力ギヤ12の回転に伴って、
ハウジング15に充填されたグリース30がヨーク側へ
洩れ出そうとしても、鍔部23とハウジング15とブラ
シホルダ21とによりラビリンスシール構造が形成され
ているため、グリース30がヨーク14側へ洩れ出すこ
とは確実に防止される。したがって、グリース30がコ
ミテータ19およびブラシホルダ21に接触することは
なく、短絡不良や異常摩耗等のような故障が発生するの
を未然に防止することができる。また、このシール構造
はラビリンスシール構造に構成されているため、出力軸
13および補機用出力ギヤ12の回転が妨害されること
はない。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。
例えば、補機用出力ギヤを出力軸に一体回転するように
結合する手段としては、スプライン結合を使用するに限
らず、セレーション結合や滑りキー結合等を使用するこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、補機用出力ギヤ
に鍔部を突出して、この鍔部によりギヤハウジング内に
充填されたグリースのヨーク側への洩れ出しを防止する
ように構成したため、グリースのコミテータおよびブラ
シへの接触を防止することができ、その結果、短絡不良
や異常摩耗等のような故障の発生を未然に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である車両用エンジンのスタ
ータ装置を示す縦断面図である。 10…車両用エンジンのスタータ装置(2つの出力ギヤ
を有するモータ)、11…スタータモータ、12…補機
用出力ギヤ、13…出力軸、13a…スタータ用出力ギ
ヤ、14…ヨーク、15…ギヤハウジング、16、17
…ベアリング、18…アーマチュア、19…コミテー
タ、20…永久磁石、21…ブラシホルダ、22…イン
シュレータ、23…鍔部、24…補機用出力ギヤ収容
室、25…軸挿通孔、26…ベアリング装着部、27…
スプライン孔(軸挿通孔)、28…軸挿通孔、29…雄
スプライン部、30…グリース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング(15)と、出力軸(13)の
    一端部外周に形成されたスタータ用出力ギヤ(13a)
    と、出力軸(13)の中間部に一体回転するように設け
    られた補機用出力ギヤ(12)との2つの出力ギヤを有
    するモータであって、 ハウジング(15)は、一端に径小の補機用出力ギヤ収
    容室(24)が連接形成され、その段差部にブラシ(2
    1)が固定され、補機用出力ギヤ収容室(24)の内径
    は補機用出力ギヤ(12)の鍔部(23)の外径よりも
    若干大径であり、 スタータ用出力ギヤ(13a)は、補機用ギヤ収容室
    (24)に連接して開設された軸挿通孔(25)より外
    部に突出され、 補機用出力ギヤ(12)は、ハウジング(15)の補機
    用ギヤ収容室(24)内に収納され、スタータ用出力ギ
    ヤ(13a)と反対側の端部には、歯列の外径よりも大
    径の外径を有する鍔部(23)が突設され、出力軸(1
    3)とスプライン嵌合され、かつ、補機用出力ギヤ(1
    2)の外径はハウジング(15)内で隣接して固定され
    るコミテータ(19)の外径よりも大径である 2つの出力ギヤを有するモータ。
JP1990038465U 1990-04-10 1990-04-10 2つの出力ギヤを有するモータ Expired - Lifetime JPH0615508Y2 (ja)

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ITRM910245A IT1244972B (it) 1990-04-10 1991-04-10 Motore multifunzionale

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JP1990038465U JPH0615508Y2 (ja) 1990-04-10 1990-04-10 2つの出力ギヤを有するモータ

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JPH04168U JPH04168U (ja) 1992-01-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5732057A (en) * 1980-08-06 1982-02-20 Honda Motor Co Ltd Self-starting motor of engine
JPS57183525A (en) * 1981-05-06 1982-11-11 Yamaha Motor Co Ltd Starter for vehicle engine
JPS6044462U (ja) * 1983-08-31 1985-03-28 三菱電機株式会社 回転電機
JPH0241656U (ja) * 1988-09-14 1990-03-22

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