JPS6125164B2

JPS6125164B2 -

Info

Publication number: JPS6125164B2
Application number: JP55059822A
Authority: JP
Inventors: Takaharu Takai; Omyuku Fujimori; Hisashi Tanaka
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1980-05-06
Filing date: 1980-05-06
Publication date: 1986-06-14
Also published as: JPS56157530A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は逐次転送されるデータのオーダ処理方
式に関し、特にデータの逆方向読取りが必要であ
るシリアルプリンタのオーダ処理方式に関する。

電子計算機側からシリアルプリンタに対し、一
般的に出力すべきデータに混在して２バイト以上
からなるオーダが転送される。この場合、転送し
つつオーダを処理するために、電子計算機の占有
時間が長くなつてしまうし、オーダ内容を収納す
るレジスタを別に必要とし、装置構造が高価とな
る。すなわち具体的に言えば電子計算機にてプリ
ンタを駆動する場合、印字データ中の字の黒色或
は赤色の指定とか大文字或は小文字の指定とか、
プリンタのインサータ動作の指示が必要となり、
オーダでこれらの指定が指示される。従つてデー
タバツフア以外に黒赤指定用のリボンフラグレジ
スタ、とか文字拡大フラグレジスタとが必要とな
り構造が複雑になり高価となる。これを解決する
ために、電子計算機がデータを転送中はオーダ処
理を実行せずに、転送データをそのまゝデータバ
ツフアに収納し、転送終了後データバツフアを順
次読取り、プリンタの印字動作を行わせる方式が
一般に用いられている。勿論かくすることにより
電子計算機のプリンタ印字動作による専有時間を
短縮することはできる、しかしながらプリンタの
実稼動を高めるために、印字ヘツドの復帰中にも
印字しようとすれば、データ中のオーダを認識す
るのに、アドレス・レジスタを変化させて、それ
ぞれのデータ末部にオーダを入れ２バイト以上か
らなるオーダを読取る必要が生じ、高価になると
云う欠点がある。

本発明は以上の欠点に鑑みなされたものにし
て、本発明は電子計算機専有時間を短く、しかも
データの逆方向読取り逆方向印字に有利なオーダ
処理方式を提供するのを目的とする。

本発明を概説すると２バイト以上からなるオー
ダが混在するデータが逐次転送されると、そのデ
ータをデータバツフアに収納し、電子計算機より
の逐次転送終了後に、前記データバツフアの内容
を読取り、オーダをコード変換してデータ編集後
にデータバツフアに収納するとともに、変換した
コードを逆方向から読取る際にコードを読かえる
手段を設けたことを特徴とするものである。以下
図面を用いて本発明の最も好的な具体的一実施例
を詳細に説明する。

第１図は電子計算機のデータ転送中にオーダ処
理をする場合の従来のデータの収納状態を示す模
式図であり、１はデータバツフア、２は印字する
文字の赤黒を指定するリボンフラグレジスタ、３
は通常文字と拡大文字を指定する拡大フラグレジ
スタである。

即ち動作としては、電子計算機側からの転送デ
ータから印字データはデータバツフア１に格納
し、同時にリボンフラグレジスタ２及び拡大フラ
グレジスタ３をセツトする。そして端から順次デ
ータを読み出して、プリント出力してゆく。尚、
一般的には上記転送データのオーダは変化点にの
み現われる。「…ABab…」という時は例えば
「“…Ａコード”、“Ｂコード”、“小文字オーダ”、
“Ａコード”、“Ｂコード”…」というデータ転送
形式になる。よつて、転送データからオーダ、デ
ータを識別し、データバツフア１、リボンフラグ
レジスタ２及びフラグレジスタ３をセツトすると
いうオーダ処理をするため、電子計算機の専有時
間が長くなり、かつフラグレジスタなど構造的に
も高価になつてしまう。

第２図は電子計算機からのデータ転送中にオー
ダ処理を実行せずオーダを含むデータをバツフア
に収納した状態の従来の模式図である。図におい
て４はデータバツフア、５は収納された印字デー
タ、６は収納されたオーダであり、２バイトから
なるオーダ６が印字データ５の間に収納される。

印字に際しては、端から順次データを読出して
ゆき、オーダが現われると、それに従つた制御、
即ち、大文字シフトやリボン色に関するシフトを
行ない、更にデータを読出すという動作を行な
う。しかしながら、上記第２図の制御方式におい
ては、逆方向印字を実行しようとすると、逆方向
から順次読出すことになり、オーダが後から現わ
れることになるから、このままでは、逆方向印字
を行なうことはできない。従つて、逆方向印字を
行なおうとすれば、データ５に対するオーダ６
は、逆方向から読んでくる関係上左から２番目の
オーダ６の位置を左から１番目位置に変換しなけ
ればならない。更に、逆方向印字に関係なく、オ
ーダについては２バイトの読取りを必要とするこ
ととなり、通常データが１バイト読取りであるの
で、この点についても制御が複雑となる。

第３図は本発明によるオーダ処理方式を示す概
略ブロツク図であり、７は電子計算機、８は受信
回路、９はデータバツフア、１０は１ビツトフラ
グレジスタ、１１はコード変換回路、１２は読取
制御回路、１４はシリアルプリンタ、１５はプリ
ンタ制御部である。動作としては、電子計算機７
の転送データをプリンタ制御部１５の受信回路８
を通じ、データバツフア９に収納する。転送終了
後データバツフア９を読取り、コード変換回路１
１にて２バイトのオーダコードを変換し、データ
バツフア９に編集し直し収納する。この点が従来
と最も違う点である。なお１ビツトフラグレジス
タ１０は、行の開始位置と、終了位置を格納して
いる。これは、印刷装置が行印字を開始し行印字
が終了した時に近い１ビツトフラグレジスタ１０
に印字ヘツドを帰すための指標となる。この指標
によつて処理速度が速くなる。なお、このレジス
タは従来も用いられている。データバツフア９に
収納されたデータはシリアルプリンタ１４に順次
送出される。尚、後で詳細に説明されるが、コー
ド変換が為されており、逆印字の際はデータバツ
フア９を逆方向から順次読出せば事足りる。

第４図は、データバツフアを示す。図において
データバツフア４は電子計算機から転送されたデ
ータを収納したものであり、データバツフア１６
は転送完了後コード変換回路１１にてコードを２
バイトから１バイトの単純なコードに変換しデー
タバツフア４に再編集した後の状態を示してい
る。図中初めにインクリボンを黒から赤へ変える
オーダがあり、その後で、赤から黒へ変えるオー
ダがあつた例を示している。黒から赤へのオーダ
はXoo即ち「００００００００」であり、赤から
黒へのオーダはＸ_FF即ち「１１１１１１１１」と
コード変換される。よつて、コード読換え手段と
して動作する読取制御回路１２の第５図を参照す
れば明白な通りデータバツフア１６の左端から順
次データが読出され、プリンタは印字を行なつて
ゆき、Xooを検出すると赤色リボンへのシフトを
行ない、印字を続け、Ｘ_FFを検出すると黒色リボ
ンへのシフトを行なう。従つて印字は指定通りな
される。この時、Xooは赤へのシフト、Ｘ_FFは黒
へのシフトとされている。一方、逆方向印字の場
合は、XooはＸ_FFと読み換えられ黒色リボンへの
シフト、Ｘ_FFはXooと読み換えられ赤色リボンへ
のシフトとなる。データバツフア１６の如く為す
ことにより、正方向印字も逆方向印字も同様に即
ち簡単にオーダ処理することができる。

従つて本発明によれば転送は一度データバツフ
アに収納するのみでよく、電子計算機の専有時間
が短く、しかもコードも短縮され逆方向読取りに
有利な費用のかからないオーダ処理方式となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はデータ転送中にオーダ処理をする場合
の従来のデータ収納状態を示す模式図、第２図は
データ転送中にオーダ処理をしない場合の従来の
データ収納状態を示す模式図、第３図は本発明に
よるオーダ処理方式を示す概略ブロツク図、第４
図は本発明によるデータバツフアの状態を示す模
式図、第５図は本発明の読取制御回路を示す図、
である。９，データバツフア、１１，コード変換回路。

Claims

【特許請求の範囲】

１オーダが混在するデータをデータバツフアに
収納し、前記データバツフアのオーダに基づいて
印字を行う印刷装置のオーダ処理方式であつて、
前記データをデータバツフアから読取り、前記オ
ーダをコード変換してデータ編集して前記データ
バツフアに格納するとともに、変換したコードを
逆方向から読取る際に、該変換したコードを読換
える手段を設けたことを特徴とするオーダ処理方
式。