JPS61251643A - パ−フルオロ含窒素化合物の精製法 - Google Patents

パ−フルオロ含窒素化合物の精製法

Info

Publication number
JPS61251643A
JPS61251643A JP9450685A JP9450685A JPS61251643A JP S61251643 A JPS61251643 A JP S61251643A JP 9450685 A JP9450685 A JP 9450685A JP 9450685 A JP9450685 A JP 9450685A JP S61251643 A JPS61251643 A JP S61251643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitrogen
alcoholate
perfluoro
solution
containing compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9450685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0482137B2 (ja
Inventor
Hiroshi Okazaki
博 岡崎
Mahito Soeda
真日止 副田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority to JP9450685A priority Critical patent/JPS61251643A/ja
Publication of JPS61251643A publication Critical patent/JPS61251643A/ja
Publication of JPH0482137B2 publication Critical patent/JPH0482137B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、医薬、農薬等の分野において有用なパーフ
ルオロ含窒素化合物の精製法に係り、特にその粗製物中
に残留する部分弗素化物を分離除去する方法に関する。
〔従来の技術〕
パーフルオロ含窒素化合物は、このパーフルオロ含窒素
化合物に対応する含窒素化合物を適当な方法、例えば直
接弗素化法、コバルト弗素化法、電解弗素化法等によっ
て弗素化することにより製造されるが、これらいずれの
方法で製造しても、得られた生成物中には弗素化が不十
分で部分的に弗素化されている部分弗素化物や不飽和結
合が一部に残っている不飽和化合物が不純物として存在
する。
そこで、従来においては、パーフルオロ含窒素化合物の
精製法、特に部分弗素化物や不飽和化合物を分離除去す
る方法として、例えば、弗素化して得られたパーフルオ
ロ含窒素化合物の粗製物を70%水酸化ナトリウム水溶
液とジイソブチルアミンの等景況合溶液中で5日間還流
加熱処理した後、希硫酸、濃硫酸、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、3%ヨウ化カリウムを含む90%アセトン
水溶液、水の順に洗浄する処理が行なわれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のようなアルカリとアミンで処理す
るアルカリ・アミン処理のみによっては、パーフルオロ
含窒素化合物の粗製物中に含有される部分弗素化物や不
飽和化合物を満足し得る程度にまで分離除去することが
難しく、ざらにより完全にこれらを分離除去し得る方法
の開発が要請されていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、かかる観点に鑑みて創案されたもので、パー
フルオロ含窒素化合物の粗製物中に含有される部分弗素
化物や不飽和化合物を簡単な方法でかつ可及的に分離除
去し得る精製法を提供するものである。
すなわち、本発明は、パーフルオロ含窒素化合物の粗製
物中に残留する部分弗素化物を分離除去するに当り、こ
の粗製物をアルコラート溶液の存在下60℃以上で加熱
処理するパーフルオロ含窒素化合物の精製法である。
本発明において、精製の対象となるパーフルオロ含窒素
化合物としては、それが従来公知の如何なる弗素化法で
製造されたものであってもよく、さらに、環状化合物で
あっても、非環状化合物であってもよい。環を形成する
原子が炭素のみで構成されているパーフルオロ含窒素脂
環式化合物であっても、また、環を構成する原子として
窒素原子を含むパーフルオロへテロ環式化合物であって
もよい。上記パーフルオロ含窒素脂環式化合物の具体例
としては、例えば、パーフルオロアミノデカリン誘導体
等を挙げることができ、また、パーフルオロヘテロ環式
化合物の具体例としては、例えば、パーフルオロピペリ
ジン誘導体、パーフルオロデカヒドロキノリン誘導体、
パーフルオロデカヒドロイソキノリン誘導体、パーフル
オロオクタヒドロインドール誘導体等を挙げることがで
きる。また、非環状パーフルオロ含窒素化合物の具体例
としては、パーフルオロトリブチルアミン、パーフルオ
ロジプチルメチルアミン等のパーフルオロ鎖状アミンを
挙げることができる。好適には、環状又は非環状のパー
フルオロアミン化合物である。
本発明において、精製の対象となるパーフルオロ含窒素
化合物の粗製物としては、製造直後のものであっても差
支えないが、効率の点から事前に前処理して不純物の一
部を除去しておくのが有利である。このような前処理と
しては、従来公知の方法、例えば、蒸溜法、昌析法、抽
出法等で行うことができるが、好ましくは単独であるい
は上記各方法に加えてアルカリ・アミン処理を行い、粗
製物中に含有される部分弗素化物や不飽和化合物の含有
量を2重量%以下、好ましくは0.5重量%以下にする
。このアルカリ・アミン処理についても従来公知の方法
でよく、例えば、粗製物を70%水酸化カリウム水溶液
等のアルカリとジイソブチルアミン等のアミンの混合溶
液の存在下で長時間加熱処理する方法を採用することが
できる。
ここで、アルカリとしては、代表的には水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等を使用することができ、また、ア
ミンとしてはジプロピルアミン等のアルキルアミン、ピ
ペリジン等の環状アミン等を挙げることができる。この
アルカリ°アミン処理をした後には、希硫酸、濃硫酸、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、3%ヨウ化カリウムを
含む90%アセトン水溶液又は水で洗浄するのがよい。
本発明方法においては、パーフルオロ含窒素化合物の粗
製物をアルコラート溶液の存在下で加熱処理する。
このアルコラート溶液については、特に制限は無いが、
好ましくは炭素数1〜12、より好ましくは炭素数1〜
5のアルコキシ基にナトリウム、カリウム、リチウム等
のアルカリ金属が結合したアルコラートを適当な溶媒、
例えば、アルコールに溶解して得られるものを挙げるこ
とができる。
アルコラートを製造する際のアルコールとこれを溶解す
るアルコールとは、異なるものであってもよいが、アル
コラートを製造する際に過剰のアルコールを使用するこ
とによって得られるアルコラート溶液をそのまま使用す
るのが有利である。また、このアルコラート溶液におけ
るアルコラート濃度は、通常1〜50重量%、好ましく
は5〜30!l」%である。
パーフルオロ含窒素化合物の粗製物を上記アルコラート
溶液で加熱処理する際における加熱温度は、60℃以上
、好ましくは100℃以上である。
そして、この加熱処理においては、好ましくは加圧等の
必要がない60℃以上の沸点を有するアルコラート溶液
を使用して還流条件下で行う。処理時間は、通常0.5
時間以上、好ましくは1〜30時間である。
さらに、上記アルコラート溶液の使用」は、パーフルオ
ロ含窒素化合物の種類、粗製物中における部分弗素化物
や不飽和化合物の含有量、使用するアルコラート溶液の
種類等によって変動するが、粗製物1重湯部に対して通
常o、oi〜5重量部、好ましくは0.1〜1重量部で
ある。
上記アルコラート処理は、アルコラート溶液単独で行う
ことができることは勿論であるが、このアルコラート溶
液中にジイソブチルアミン等のアミンを添加して行うこ
ともできる。アルコラート処理の際におけるアミンの添
加は、アルコラート処理の最初から添加してもよく、ま
た、アルコラート処理の途中で添加してもよく、さらに
、アルコラートを分離除去した後にアミンを添加して行
ってもよい。この目的で使用するアミン類の使用量につ
いては、特に制限は無いが、粗製物1重量部に対して通
常0.05〜1重量部である。この゛アミン類を添加す
ることにより、部分弗素化物や不飽和化合物の除去率を
向上させることができる。
アルコラート処理を行って得られた処理液については、
必要に応じて酸水溶液洗浄、アルカリ水溶液洗浄、水洗
浄等を適宜行い、さらに必要に応じて適当な方法、例え
ば蒸溜法、晶析法、抽出法、吸着法等で精製し、部分弗
素化物や不飽和化合物の不純物が可及的に分離除去され
たパーフルオロ含−素化合物を得る。
〔作用〕
本発明方法により、不純物は重質化、分解、その他の反
応を起し、蒸溜等の方法で容易に分離除去し得るように
なる。特に、部分弗素化物が0゜2重量%以下、好まし
くは0.1重量%以下まで低下するように処理すれば、
通常の蒸溜等の手段でIR分析での検出限界以下にまで
その含有量を低減することができる。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例に基いて、本発明方法を具体的
に説明する。
実施例1 トメチルデカヒドロイソキノリンを弗素化して得られた
パーフルオロ−N−メチルデカヒドロイソキノリン(F
MIQ生成物)と8N7kllI化カリウム水溶液とジ
イソブチルアミンとを体積比1:1:1の割合で混合し
、5日間加熱還流した後、硫酸次いで水で洗浄し、さら
に水及び3%ヨウ化カリウムを含む90%アセトン水溶
液で洗浄し、粗FMIQを得た。
この粗FMIQ209に28%ナトリウムメチラートの
メタノール溶液1(lを加え、5時間加熱還流させた後
、静置して下層のFMIQを少量採取し、ガスクロマト
グラフ分析によりその成分組成を求めた。結果を第1表
に示す。
実施例2 アルコラート溶液として18%ナトリウムエチラート1
0gを使用し、実施例1と同様にしてアルコラート処理
を行い、アルコラート処理FMIQの成分組成を求めた
。結果を第1表に示す。
次に、アルコラート処理に使用したナトリウムエチラー
トを分離除去した模、ジイソブチルアミン5gを添加し
、3時間加熱還流した後、静置して下層のFMIQを少
量採取し、その成分組成を求めた。結果を第1表に示す
実施例3 アルコラート溶液として6%力リすムートプチラート3
05Fを使用し、実施例1と同様にしてアルコラート処
理を行った。結果を第1表に示す。
第1表に示す結果から明らかなように、分離困難な部分
弗素化物が0.2111%以下に減少しており、これを
蒸溜することにより事実上検出できない程度にまで精製
することができる。なお、FMIQ異性体については、
本発明方法ではその分離除去が困難であるが、このFM
IQ異性体については、目的物のFMIQとその性質が
類似しており、多くの場合に蒸溜後少量残存しても差支
えない。
第1表 実施例4 上記と同様にして製造したFMIQ生成物(部分弗素化
物含有量0.37重量%)1009を実施例1と同様に
してアルカリ・アミン処理し、得られた粗FMIQに2
8%ナトリウムメチラートのメタノール溶液50yを使
用して実施例1と同様にアルコラート処理し、精%FM
IQ97gを得た。
この精製FMIQについて、ガスクロマトグラフ分析に
より残存する部分弗素化物の含有量を調べた結果は0.
16重量%であった。
実施例5 上記と同様にして製造したFMIQ生成物(部分弗素化
物含有量1.35重量%)50gをアルカリ・アミン処
理することなくそのまま粗FMIQとして使用し、これ
に28%ナトリウムメチラート305Fとジイソブチル
アミン20gとの混合物を使用して実施例1と同様にア
ルコラート処理し、精製FMIQ25gを得た。
この精製FMIQについて、ガスクロマトグラフ分析に
より残存する部分弗素化物の含有量を調べた結果は0.
19重量%であった。
実施例6 上記と同様にして製造したFMIQ生成物(部分弗素化
物含有ff10.33重量%)509を実施例1と同様
にしてアルカリ・アミン処理し、得られた粗FMIQに
28%ナトリウムメチラートのメタノール溶液25gを
使用し7時間加熱還流した以外は実施例1と同様にアル
コラート処理し、次いでジイソブチルアミン1.2gを
追加添加して2時間加熱還流し、精製FMIQ45gを
得た。
この精製FMIQについて、ガスクロマトグラフ分析に
より残存する部分弗素化物の含有量を調べた結果は0.
05重量%であった。
実施例7 上記と同様にして製造したFMIQ生成物(部分弗素化
物含有10.35重量%)100gを実施例1と同様に
してアルカリ・アミン処理し、得られた粗FMIQに2
8%ナトリウムメチラートのメタノール溶液50gを使
用し19時間加熱還流した以外は実施例1と同様にアル
コラート処理し、精製FMIQ99gを得た。
この精製FMIQについて、ガスクロマトグラフ分析に
より残存する部分弗素化物の含有量を調べた結果は0.
14重量%であった。
さらに、上記FMIGについて、蒸溜により精製を行っ
たところ、得られた精製FMIQはIR分析によっても
部分弗素化物を検出することができなかった。
比較例 アルコラート処理を省略した以外は上記各実施例7と同
様にして得られたFMIQについて、蒸溜により精製を
行い、得られた精製FMIQについて残存する部分弗素
化物の含有量を調べたが、IR分析検出限界以下に除去
することはできなかった。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、パーフルオロ含窒素化合物の粗製
物中に含有される部分弗素化物や不飽和化−合物の分離
除去を簡単な方法で分離除去することができる。
特許出願人    新日感化学株式会社代  理  人
      弁理士  成  瀬   勝  夫(外2
名)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パーフルオロ含窒素化合物の粗製物中に残留する
    部分弗素化物を分離除去するに当り、この粗製物をアル
    コラート溶液の存在下60℃以上で加熱処理することを
    特徴とするパーフルオロ含窒素化合物の精製法。
  2. (2)粗製物が、水酸化アルカリ水溶液とアミン溶液の
    存在下に加熱処理する前処理をしたものである特許請求
    の範囲第1項記載のパーフルオロ含窒素化合物の精製法
  3. (3)パーフルオロ含窒素化合物がパーフルオロ環状ア
    ミン化合物である特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    のパーフルオロ含窒素化合物の精製法。
JP9450685A 1985-04-30 1985-04-30 パ−フルオロ含窒素化合物の精製法 Granted JPS61251643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9450685A JPS61251643A (ja) 1985-04-30 1985-04-30 パ−フルオロ含窒素化合物の精製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9450685A JPS61251643A (ja) 1985-04-30 1985-04-30 パ−フルオロ含窒素化合物の精製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61251643A true JPS61251643A (ja) 1986-11-08
JPH0482137B2 JPH0482137B2 (ja) 1992-12-25

Family

ID=14112199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9450685A Granted JPS61251643A (ja) 1985-04-30 1985-04-30 パ−フルオロ含窒素化合物の精製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61251643A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0482137B2 (ja) 1992-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4611378B2 (ja) フェノール含有流出ストリームの抽出
JPH07503962A (ja) ペルフルオロカーボンの精製方法および精製されたペルフルオロカーボンの使用
JP2515765B2 (ja) ビスフエノ−ルAのo,p▲’▼−異性体の分離方法
JPS61251643A (ja) パ−フルオロ含窒素化合物の精製法
JPS5855233B2 (ja) セバシン酸ジメチルエステルの製造方法
JP2003206277A (ja) 2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリドンの製造方法
EP0099652B1 (en) Perfluorotricyclic amine compound
JP2001031651A (ja) 2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジンの製造方法
JP4015997B2 (ja) 4,4’(5’)−ジ−t−ブチルシクロヘキサノ−18−クラウン−6の改良された精製法
US3410760A (en) Recovery of ethers by contact with ammonia and an alkaline metal in a liquid medium
US3860614A (en) Thermolysis of styrene oxide
TWI274042B (en) Purification method for producing high purity niobium compound and/or tantalum compound
JPS6014033B2 (ja) 4−メチルオキサゾ−ルの製造法
JP2707526B2 (ja) 5,6,7,8―テトラヒドロイソキノリンの濃縮分離法
JP2001199960A (ja) ピリジンの精製方法
WO1995016700A1 (fr) Procede pour produire du cholesterol tres pur
JPH08150389A (ja) エチレンジアミン含有廃液の処理方法
JPS6036439B2 (ja) トリエチレンジアミンの分離回収方法
JP4683172B2 (ja) 水溶性ジオキセタン誘導体の精製方法
JPH0632618A (ja) 金属塩化物の精製方法
JP4480802B2 (ja) 臭素化剤
JPH02202592A (ja) 2‐メチルナフタレンの分離回収方法
JP3413251B2 (ja) イソホロンの回収方法
JP3779087B2 (ja) キシレノール異性体の分離精製方法
JP4361660B2 (ja) インデンの製造方法