JPS61250193A - 滑り止め性を有するアルミニウム又はアルミニウム合金成形体の表面処理法 - Google Patents

滑り止め性を有するアルミニウム又はアルミニウム合金成形体の表面処理法

Info

Publication number
JPS61250193A
JPS61250193A JP9060985A JP9060985A JPS61250193A JP S61250193 A JPS61250193 A JP S61250193A JP 9060985 A JP9060985 A JP 9060985A JP 9060985 A JP9060985 A JP 9060985A JP S61250193 A JPS61250193 A JP S61250193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
film
molded body
plasma
anodic oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9060985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0480995B2 (ja
Inventor
Tsuruo Nakayama
鶴雄 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP9060985A priority Critical patent/JPS61250193A/ja
Publication of JPS61250193A publication Critical patent/JPS61250193A/ja
Publication of JPH0480995B2 publication Critical patent/JPH0480995B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、滑シ止め性を有するアルミニウム又はアルミ
ニウム合金(以下、単にアルミニウムという)成形体の
表面処理法に関し、特に。
滑シ止め性という機能面で優れた効果を発揮する他、外
観意匠的にも種々の形態を採用することが可能となった
滑り止め性を有するアルミニウム又はアルミニウム合金
成形体の表面処理法に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 一般にアルミニウムは、加工が容易であること、また、
様々な表面処理を施すことが可能であり、これによって
汎用性が高い等の利点を有することから、各種容器、筆
記具用部品、その他数多くのものに素材として利用され
ている。
例えば、アルミニウム成形体の表面に陽極酸化法によっ
て透明性且つ染色性の高い陽極酸化皮膜を形成し、酸性
染料等によって該皮膜の染色を行ない、この後封孔処理
を施して染料を固定化させ、最終的に光沢仕上げとして
パフ研磨処理を行なうものや、或はパール調のものを得
る場合には、陽極酸化処理の前処理として酸性フッ化ア
ンモニウム等を溶解した溶液にアルミニウム成形体を浸
漬してその表面を粗面化し1次いで上記と同様の方法に
より処理を施して、最終的にパフ研磨処理を行なったり
するもの等である。
然るにこれらのものは、装飾性或は商品としての価値を
高める意味力、ら最終工程としてパフ研磨処理を施して
いることよ99表面光沢性。
色調の深味等の点では優れているものめ、パフ研磨剤自
体に高級脂肪酸が含まれておシ、アルミニウム成形体表
面の平滑化とも相俟って高級脂肪酸がアルミニウム成形
体表面にメカノケミカル的に安定して固定化されている
ため、これらに起因してアルミニウム成形体表面は疎水
性を呈する結果、非常に滑シ易い性質を有することにな
る。その為、これら成形体を商品化した際には、取シ扱
い上非常に不便なものとなシ。
機能的な面でかなシの制約を受けることとなる。
中でも筆記具の場合には、外観上いくら優れていても、
そのものが滑シ易い性質を有していると筆記時、書きに
くい等の不都合を招き、至って好ましくないものとなる
。この様な問題に対しては1例えば、筆記具の把持部に
螺線状のカット溝を設けるとか、またはリング状のゴム
成形体を固着する等して対処しているのが現状であるが
、コスト高を招来すると共に外観意匠的に一定の制約を
受け2種々の形態の商品を得ることが極めて困難になる
等別の問題が発生するものである。この様な制約された
外観意匠上の問題の解消策として、アルミニウム成形体
表面に透明性の高い樹脂コーティングを施すこと等も行
なわれているが、この場合コスト高と共に陽極酸化皮膜
本来の持つ豊力・な色調1表面光沢性が失なわれ、逆に
見映えの点で劣るという新たな不具合を招くもので8機
能上、外観上全てを満足し得るアルミニウム成形体を得
るという点で教員の余地が残されていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は以上の知見に鑑みなされたもので。
陽極酸化皮膜本来の持つ特性を十分に生がしながらも、
滑り止め性という機能的な面で非常に優れ、しかも外観
意匠的に様々な形態を採用することが可能となった滑り
止め性を有するアルミニウム又はアルミニウム合金成形
体の表面処理法を提供することを目的とするものである
即ち本発明は、アルミニウム又はアルミニウム合金成形
体に陽極酸化皮膜を形成し9次いでプラズマによる該皮
膜の表面活性化を行なった後、これをコロイド処理する
ことを特徴とする滑シ止め性を有するアルミニウム又は
アルミニウム合金成形体の表面処理法を要旨とするもの
である。
本発明においては、パフ研磨処理されたアルミニウム成
形体表面の陽極酸化皮膜をプラズマによって活性化して
いるため、該皮膜に付着した単なる洗浄等では除去し切
れない高級脂肪酸が分解、或は破壊されると共に、皮膜
表面が活性化されて親水化することになシ、またこの親
水化表面にはコロイド粒子が安定に固定されているため
表面積が増大する結果摩擦抵抗が著しく向上し、これら
より陽極酸化皮膜の持つ特性を損なうことのない物理的
にも化学的にも優れた滑り止め性を有するアルミニウム
成形体が得られるものと思われる。
プラズマ処理の具体的方法としては、窒素。
酸素、アルゴン、空気等の雰囲気で行なうコロナ放電や
、グロー放電等が採用できるもので。
周知の方法に従って行えば良い。
ま六本発明に用うるコロイドとしては、アルミナゾル、
シリカゾル、チタンゾル、その他各種金属酸化物ゾル、
有機コロイド等が挙げられるが、基本的には透明性が高
く、また陽極酸化皮膜が正にチャージしていることを考
慮すれば。
負電荷性のシリカゾルが安定性の面で特に好ましい。こ
れら使用されるコロイドの粒径としては種々のものがあ
るが、滑シ止めの観点から特に10mμ〜60#1μ程
度のものが適当である。
使用時におけるコロイド溶液の濃度としては。
アルコール等の溶剤によfi 0.1重量%〜1o重量
チ位に調整して、皮膜の外観特性を低下せしめない様に
することが好ましい。
本発明による処理を実際にアルミニウム成形体に施すに
際しては、適宜形状のアルミニウム成形体に1例えば硫
酸法によって陽極酸化皮膜を形成し1次いでコロナ放電
等のプラズマ処理によって該皮膜の表面活性化を行ない
、この後。
これをコロイド溶液に室温にて浸漬するなどして処理し
、最終的に60’O〜90°C位の温度で乾燥して所望
の成形体を得る。尚、このときの乾燥温度は、あまり高
くなると皮膜のクラックを招くため上記のように設定す
るとよい。
(実施例) 以下1本発明を実施例に基づき更に詳細に説明する。
実施例1 外径IQjE11.肉厚Q、 3 m 、長さ110f
fig17)アルミニウム成形体(JIS  1070
)を化学研磨処理後、15チ硫酸、20℃、IIA/d
ゴの条件にて40分間陽極酸化処理を施、し、透明な陽
極酸化皮膜を形成した。次いで、これを60’Cの赤色
染料水溶液(アルミニウムファイア−レッドML、サン
ド社M)sy/lに10分間浸漬してアルミニウム成形
体を染色し、封孔処理を行なった後、パフ研磨処理を施
した。
更にこの後、トリクレンで成形体を洗浄し、これをプラ
ズマ処理装置(三協電業■製)によって大気中にてプラ
ズマ処理を1分間施し、更にこれをシリカゾル(スノー
テックスC9日産化学■製)3%水溶液に室、温にて1
0分間浸漬後。
80°C乾燥器にて80分間乾燥しアルミニウム成形体
を得た。
実施例2 実施例1と同様のアルミニウム成形体を50’C,so
y/gの酸性フッ化アンモニウム溶液に浸漬することに
よりその表面を粗面化し、実施例1と同じ条件によシ陽
極酸化皮膜を形成し。
この後、封孔処理してパフ研磨処理を施し、パール調の
アルミニウム成形体を得た。次いで。
これをプラズマ処理装置によって窒素雰囲気にてプラズ
マ処理を1分間施し、更にシリカゾル(81−45D、
触媒化成工業■製) 2%水溶液に室温にて20分間浸
漬後、80’C乾燥器にて30分間乾燥しアルミニウム
成形体を得た。
実施例1.2におけるプラズマ処理工程及びコロイド処
理工程を除外した以外は、全て実施例1,2と同様にな
したものを比較例1.2とした。
(発明の効果) 以上、実施例1,2.比較例1,2で得られたアルミニ
ウム成形体について、濡れ性試験及び滑り性試験を行な
った結果を下表に示す。
※1 液滴形状法によシ接触角を測定。
※2 アルミニウム成形体を台ばかシ上で縦方向に把持
し、徐々に下方に力を加えてその時の滑る瞬間の荷重を
測定した。
以上の説明からも判る様に9本発明によれば。
アルミニウムにおける陽極酸化皮膜の特性を十分K /
4: カしながらも、外観意匠的には何ら制約を受ける
ことなく、優れた滑り止め性を発揮し得るアルミニウム
成形体が提供できるもので、様々な分に利用可能なもの
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウム又はアルミニウム合金成形体に陽極酸化皮
    膜を形成し、次いでプラズマによる該皮膜の表面活性化
    を行なった後、これをコロイド処理することを特徴とす
    る滑り止め性を有するアルミニウム又はアルミニウム合
    金成形体の表面処理法。
JP9060985A 1985-04-26 1985-04-26 滑り止め性を有するアルミニウム又はアルミニウム合金成形体の表面処理法 Granted JPS61250193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9060985A JPS61250193A (ja) 1985-04-26 1985-04-26 滑り止め性を有するアルミニウム又はアルミニウム合金成形体の表面処理法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9060985A JPS61250193A (ja) 1985-04-26 1985-04-26 滑り止め性を有するアルミニウム又はアルミニウム合金成形体の表面処理法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61250193A true JPS61250193A (ja) 1986-11-07
JPH0480995B2 JPH0480995B2 (ja) 1992-12-21

Family

ID=14003217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9060985A Granted JPS61250193A (ja) 1985-04-26 1985-04-26 滑り止め性を有するアルミニウム又はアルミニウム合金成形体の表面処理法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61250193A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19680596C1 (de) * 1995-07-28 2001-08-23 Electro Chem Eng Gmbh Verfahren zur Einlagerung von Solen in mikroporöse Deckschichten auf Gegenständen aus Aluminium, Magnesium, Titan oder deren Legierungen und Gegenstände aus Magnesium, Titan oder deren Legierungen mit Sol-behandelten Deckschichten
JP2006016673A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 機能性アルミニウム合金板及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19680596C1 (de) * 1995-07-28 2001-08-23 Electro Chem Eng Gmbh Verfahren zur Einlagerung von Solen in mikroporöse Deckschichten auf Gegenständen aus Aluminium, Magnesium, Titan oder deren Legierungen und Gegenstände aus Magnesium, Titan oder deren Legierungen mit Sol-behandelten Deckschichten
JP2006016673A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 機能性アルミニウム合金板及びその製造方法
JP4546776B2 (ja) * 2004-07-02 2010-09-15 住友軽金属工業株式会社 機能性アルミニウム合金板及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0480995B2 (ja) 1992-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60132514D1 (de) Verfahren zur Herstellung von einem hydrophilen Wärmetauscher und dadurch hergestellter Wärmetauscher
US2909443A (en) Process of making polyethylene film receptive to organic coating
JPS582596A (ja) アルミニウム製熱交換器の表面処理法
BR9005177A (pt) Processo para tratamento superficial de aluminio ou liga de aluminio
HU225911B1 (en) Method for surface treating aluminium products
US3574071A (en) Fluorine-containing resin coated articles
JPS61250193A (ja) 滑り止め性を有するアルミニウム又はアルミニウム合金成形体の表面処理法
JPH11509579A (ja) 重金属を用いることなくリチウム及びフッ化物を含有する溶液により陽極酸化した金属を封孔処理する方法
KR950703415A (ko) 옥외 물품 표면의 처리방법(method for treating the surface of an outdoor article)
US4818350A (en) Method of making a rice cooker
JP5908846B2 (ja) 所望の程度の隠蔽性を有する膜を形成するための組成物、並びにそれを製造及び使用する方法
JPH09313948A (ja) 光触媒表面を有する樹脂または樹脂被覆材料およびその製造方法
JPS59113199A (ja) アルミニウム合金鋳物又はアルミニウム合金ダイカストの表面処理方法
JPS6112734A (ja) 耐摩耗性のすぐれた被覆プラスチツク成形体の製造方法
US2756131A (en) Method for glossing articles made of aluminum and particularly pure aluminum and its alloys
JPS60110879A (ja) 缶蓋用アルミニウム合金板の表面処理法
US2153525A (en) Method of applying coatings to rubber, balata, and like articles, and articles produced thereby
JPH0347655B2 (ja)
JPH0257155B2 (ja)
JP2023173169A (ja) 中空フィラーと多孔性フィラーが含まれた機能性ネイルポリッシュの製法
JPH04339839A (ja) ゴム製品の表面処理方法
JP2520715B2 (ja) 高光沢塗装方法
JPS63270145A (ja) 艶消調装飾体
JPS59152929A (ja) 熱可塑性ポリエステル製容器の処理方法
JPS61152555A (ja) 撥水及び撥油性機能を備えた容器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees