JPS6124991B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6124991B2
JPS6124991B2 JP56116472A JP11647281A JPS6124991B2 JP S6124991 B2 JPS6124991 B2 JP S6124991B2 JP 56116472 A JP56116472 A JP 56116472A JP 11647281 A JP11647281 A JP 11647281A JP S6124991 B2 JPS6124991 B2 JP S6124991B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive
fibers
elastomer
sheet
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56116472A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5818249A (ja
Inventor
Yoshio Matsuwake
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP11647281A priority Critical patent/JPS5818249A/ja
Publication of JPS5818249A publication Critical patent/JPS5818249A/ja
Publication of JPS6124991B2 publication Critical patent/JPS6124991B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、シートの一方向にのみ導電性を有す
る異方導電性エラストマーシートおよびその製造
方法に関する。
従来、多数本の導電性線条がシート面に対して
実質的に垂直方向に配向した異方導電性エラスト
マーシートは、電気接点を著しく小さくし、振動
などの外力に対する電気的接続の安定性に優れて
いる等多くの特長を有している。そのためカメ
ラ、電子時計、電卓等の精密小形機器、およびそ
の他極めて限られたスペースに収納される回路素
子相互のコネクター材料として多岐にわたつて利
用されている。
このような機能を有するものとしては、 絶縁性ゴムシートと、導電性微粒子を配合し
た絶縁性ゴムシートとを交互に多数積層接着し
たのち、それを積層面に対して直角にスライス
したもの。
エラストマーシートの中に、シートに圧縮力
が加わつた時にのみ粒子間の接触が行なわれる
ように調節された量の導電性微粒子を添加した
もの。
磁性を有する導電性線条を液状ゴム中に分散
し、磁界をかけて前記線条をシートの厚み方向
に林立させ、その状態でゴムを硬化させたもの
等が知られている。
しかし、前記ならびにについては、電極
の配置形態に制限があり、圧縮力の依存性が大
きい。一方、については、製造工程上、導電
性線条の密度がせいぜい5〜10本/mm2と余り多
くとれず、また場所により密度にムラが生じる
欠点があつた。
このような従来技術の欠点を解消するため、特
開昭56−2162号公報に記載されているような発明
が提案されている。すなわち、この発明は、ゴム
シート中に多数本の導電性細線がたわめられて埋
設され、この導電性細線の末端がゴムシート面に
露出し、かつ実質的に直線状に配列しており、し
かもゴムシート内部のたわめられた導電性細線の
たわみ方向が同一で、隣接する導電性細線が互に
実質的に平行になつていることを特徴とするもの
である。
しかし、この発明の異方導電性エラストマーシ
ートは、ゴムシート中に導電性細線がたわんだ状
態で埋設された構成になつているから、導通路密
度に限界があり、更に導電性細線の末端がゴムシ
ート面に露出しているため、前記末端が長期間に
おいては外部の環境に汚染されて、電気的に性能
が不安定になる欠点がある。
前述のような機能を有するエラストマーシート
の理想的な形態は、シートの中にシート面と垂直
方向に導通路が相互に独立に、かつ無数に密度ム
ラがなくできるだけ整列配置されており、また1
本1本の導通路の直径が例えば50μm以下という
ようにできるだけ小さいこと、ならびに前記導電
性繊維の端部が外部の環境に汚染されることなく
信頼性の高い電気的性能を維持することである。
(発明の目的) 本発明は前述の点に鑑みなされたものであり、
上記理想形態にできるだけ近ずけたシートの厚み
方向にのみ導電性を有する異方導電性エラストマ
ーシートを提出することを目的とするものであ。
(発明の概要) 前述の目的を達成するため、本発明は、導電性
繊維を縦糸に絶縁性繊維を横糸にしてなるネツト
が絶縁性エラストマーシート中に埋設されて、一
方向にのみ導電性が付与されているとともに、前
記導電性繊維の端部が僅かにエラストマーシート
内に埋没されていることを特徴とするものであ
る。
さらに本発明は、導電性繊維を縦糸に絶縁性繊
維を横糸にしてなるネツトを前記縦糸の長さ方向
に張力を与えた状態で絶縁性エラストマーシート
中に埋設し、前記導電性繊維の長さ方向に対して
垂直な面方向にスライスすることを特徴とするも
のである。
(発明の実施例) 次に本発明の実施例について図とともに説明す
る。第1図に示す如く、導電性繊維を縦糸1に、
絶縁性繊維を横糸2にして織り込んだものからな
るネツトの両面に、エラストマーの絶縁層3を形
成し、ついでこの単一、もしくはこれを複数積層
方向(X方向)に貼合わせた繊維−エラストマー
複合体を、前記導電性繊維に実質に垂直な面方向
(Y方向)にスライスすることを基本的に特徴と
する。
本発明において縦糸に用いる導電性繊維1とし
ては、例えばステンレス、ニツケル、銅などの金
属繊維および炭素繊維などがある。
また横糸に用いる絶縁性繊維2としては、綿や
麻等の天然繊維、ガラスやアルミナ等の無機繊
維、さらには金属繊維にエナメル、ゴム、プラス
チツクス等の絶縁物を被覆した複合繊維等があ
る。すなわち、縦糸である導電性繊維相互の電気
絶縁性が図れる繊維材料なら何でもよく、ネツト
を製造する際に縦糸1と横糸2のテンシヨンのバ
ランスがとれるように材料の組み合せを考えれば
よく、特定の材料に制限する必要はない。
またマトリツクスとして使用するエラストマー
材料としては、シリコーンゴム、ウレタンゴム、
ネオプレンゴムなど本発明により得られるエラス
トマーシートの使用目的に合致するならば、種々
の材料が使用できる。
本発明によつて得られる異方導電性エラストマ
ーシートならびにその製造方法は、従来のものに
比較して性能上ならびに製造上において多くの特
長を有している。
すなわち、従来の異方導電性エラストマーシー
トの製造方法は、材料独自のパラツキや導電体の
姿勢コントロールに難点を有し、均一な性能をも
つ製品を多量に生産する上で大きなネツクとなつ
ていた。
しかし本発明によれば、縦糸である導電性繊維
が横糸である絶縁性繊維により固定され、しかも
導電性繊維相互の絶縁が保証されるため、シート
の生産性を著しく高めることができる。また本発
明によつて得られる異方導電性エラストマーシー
トは、不使用時は導電性繊維の端部は僅に絶縁性
エストラマー中に埋没されて保護された状態にな
つているから、外部の環境によつてて汚染される
ことがなく、加圧時には導電性繊維の端部が絶縁
性エラストマーシートから露出するので、信頼性
の高い接点部としての性能が得られる。
さらに多数回の繰返し圧縮を受ける使用方法に
おいても、耐久性の点で極めて有利である。すな
わち、エラストマーシートが多数回の繰り返し圧
縮を受けた時、電気的接触の信頼性の劣下は、少
なくとも2つの要因によつて引き起こされると考
えられる。その1つはエラストマーの弾性の低下
であり、他の1つは導電体(特に導電性繊維)の
変形である。これら2つの要因は、エラストマー
シートに圧接される回路素子の端子とエラストマ
ーシートの導通路の接触圧力を経時的に低下さ
せ、従つて前記局部的な接触抵抗値が徐々に高く
なることにより発生するものである。
しかし、本発明の異方導電性エラストマーシー
トは、導電性が電気的には独立しながらも機械的
には面体として作用するために、前述のように局
部的にストレスがかかつてもエラストマーシート
内部において分散が起こり、また横糸によつて補
強されるために導電性繊維個々の変形が起こりに
くい。従つて本発明の異方導電性エラストマーシ
ートは、多数回の繰り返し使用においても、また
長期間の継続的使用においても電気接続の確実性
が失われにくく、また通常は導電性繊維の端部が
僅かに絶縁性エラストマーシート中に埋没されて
おり、外部の環境によつて汚染されることがない
ので、信頼性の高い接点部としての性能が維持で
きる。
以上説明したように本発明によつて得られる異
方導電性エラストマーシートおよびその製造方法
は、従来技術の欠点を解消しながら、エラストマ
ーシートの信頼性をいつそう高め、低コストで高
い生産性を有する。
(発明の実施例) 以下、本発明の実施例について図とともに説明
する。
実施例 1 第1図ならびに第2図に示すように、縦糸1に
ステンレス線(SUS316 線径0.03mm)、横糸2に
ポリエステル繊維(線径0.03mm)を用いた200×
200mmの平繊ネツト(250メツシユ)をつくる。
このネツトの縦糸1の長さ方向に5〜6Kgのテ
ンシヨンをかけた状態でネツト両面に液状シリコ
ーンゴム3をローラで厚み20μm程度に均一に塗
布し、130℃で1時間加熱硬化した。このように
して得られたネツト−ゴム複合体の平面に改めて
前述のものと同質の液状シリコーンゴム3をロー
ラで厚み20μm程度に均一に塗布し、これを50枚
積層し、10Kg/cm2の加圧下で130℃1時間加熱硬
化した。得られたネツト−ゴム複合体ブロツク
を、前記縦糸1の長さ方向に対して垂直なY方向
に、厚み1mmにスライスして異方導電性エラスト
マーシートを得た。このシートの導通路密度は約
100本/mm2であつた。
実施例 2 第1ならびに第2図に示すように、縦糸1に炭
素繊維(線径0.03mm)、横糸2にポリアミド繊維
(線径0.03mm)を用いて200×200mmの平繊ネツト
(250メツシユ)をつくる。
このネツトの縦糸1の長さ方向に5〜6Kgのテ
ンシヨンをかけた状態で、ネツトの両面に液状ウ
レタンゴム3をローラで厚み20μm程度に均一に
塗布し、140℃で1時間加熱硬化した。このよう
にして得られたネツト−ゴム複合体の平面に、改
めて前述のものと同質の液状ウレタンゴム3をロ
ーラで厚み20μm程度に均一に塗布し、これを50
枚積層し、10Kg/cm2の加圧下で140℃、1時間加
熱硬化した。得られたネツト−ゴム複合体ブロツ
クを、前記縦糸1の長さ方向に対して垂直なY方
向に厚み1.5mmにスライスして異方導電性エラス
トマーシートを得た。このシートの導通路密度
は、約100本/mm2であつた。
(発明の効果) 前記の実施例から明らかなように、本発明によ
れば、導通路密度が従来のものに比較して2〜10
倍程度高くなり、しかも導通路密度にムラが生じ
ないで極めて生産性良く、異方導電性エラストマ
ーシートを製造することができる。
絶縁層を形成する際、前記ネツトの導電性繊維
に対してその長さ方向にテンシヨンをかけた状態
でネツト−エラストマー複合体ブロツクを形成す
るようにしたが、これは導電性繊維の配向性を整
えるためである。
更に他の効果としては絶縁層がエラストマーで
形成されているため、得られたネツト−エラスト
マー複合体ブロツクは導電性繊維のテンシヨンに
よつて、エラストマー絶縁層が導電性繊維の長さ
方向に圧縮される。この状態下において、導電性
繊維の長さ方向に対して垂直な方向にスライスす
ると導電性繊維のテンシヨンから解放されて膨張
し、相対的に導電性繊維の端部は僅かにエラスト
マー絶縁層に埋没した形態になる。これにより前
述のように外部の環境から保護されるとともに、
前記の形態で固定接点面上に直接配設することも
可能となり、スイツチの構成が簡略化される。
なお本発明では、縦糸に導電性繊維、横糸に絶
縁性繊維を用いたが、製造方法によつて縦糸と横
糸を逆にしても構わない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る異方導電性エラ
ストマーシートの製造工程を説明するための斜視
図、第2図はそのシートの要部拡大断面図であ
る。 1……縦糸、2……横糸、3……絶縁層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導電性繊維を縦糸に絶縁性繊維を横糸にして
    なるネツトが絶縁性エラストマー中に埋設され
    て、一方向にのみ導電性が付与されるとともに、
    前記導電性繊維の端部が僅かに絶縁性エラストマ
    ー中に埋没されていることを特徴とする異方導電
    性エラストマーシート。 2 導電性繊維を縦糸に絶縁性繊維を横糸にして
    なるネツトを前記縦糸の長さ方向に張力を与えた
    状態で絶縁性エラストマー中に埋設し、前記導電
    性繊維の長さ方向に対して垂直な面方向にスライ
    スすることを特徴とする異方導電性エラストマー
    シートの製造方法。
JP11647281A 1981-07-27 1981-07-27 異方導電性エラストマ−シ−トおよびその製造方法 Granted JPS5818249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11647281A JPS5818249A (ja) 1981-07-27 1981-07-27 異方導電性エラストマ−シ−トおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11647281A JPS5818249A (ja) 1981-07-27 1981-07-27 異方導電性エラストマ−シ−トおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5818249A JPS5818249A (ja) 1983-02-02
JPS6124991B2 true JPS6124991B2 (ja) 1986-06-13

Family

ID=14687942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11647281A Granted JPS5818249A (ja) 1981-07-27 1981-07-27 異方導電性エラストマ−シ−トおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5818249A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0469893U (ja) * 1990-10-26 1992-06-19

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62168703A (ja) * 1986-01-21 1987-07-25 Bridgestone Corp 不整地走行用タイヤ
US4690189A (en) * 1986-01-29 1987-09-01 The Goodyear Tire & Rubber Company All-season pneumatic tire with chamfered tread blocks
JPH01128405U (ja) * 1988-02-26 1989-09-01
JPH0487804A (ja) * 1990-07-31 1992-03-19 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ用ショルダーブロック
JPH04274907A (ja) * 1991-03-01 1992-09-30 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
US6796347B1 (en) 1999-07-30 2004-09-28 Bridgestone Corporation Pneumatic tire including auxiliary grooves

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52107566A (en) * 1976-03-05 1977-09-09 Shinetsu Polymer Co Electric circuit connectoe parts
JPS5456681A (en) * 1977-10-13 1979-05-07 Shinetsu Polymer Co Method of making pressure holding type elastomer connector
JPS5457680A (en) * 1977-10-18 1979-05-09 Toray Industries Pressure sensing conductive sheet

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52107566A (en) * 1976-03-05 1977-09-09 Shinetsu Polymer Co Electric circuit connectoe parts
JPS5456681A (en) * 1977-10-13 1979-05-07 Shinetsu Polymer Co Method of making pressure holding type elastomer connector
JPS5457680A (en) * 1977-10-18 1979-05-09 Toray Industries Pressure sensing conductive sheet

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0469893U (ja) * 1990-10-26 1992-06-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5818249A (ja) 1983-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3982320A (en) Method of making electrically conductive connector
US4408814A (en) Electric connector of press-contact holding type
US4402562A (en) Interconnectors
US4820170A (en) Layered elastomeric connector and process for its manufacture
EP0901191B1 (en) Woven mesh interconnect
CA1056031A (en) Layered strip connector
JPH02830B2 (ja)
GB2269061A (en) Elastic interconnector
US4918814A (en) Process of making a layered elastomeric connector
KR101297369B1 (ko) 전기적 성능을 갖는 적층구조의 탄성고무 부품 및 그 제조 방법
JPS6124991B2 (ja)
US4835060A (en) Electrical connector
JPH0737433A (ja) 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法
JPH08106939A (ja) 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法
US6040037A (en) Low-resistance interconnector and method for the preparation thereof
JPS61179014A (ja) 異方導電性エラストマ−シ−トの製造方法
KR102305565B1 (ko) 이방 도전 커넥터
JPS62501458A (ja) 積層弾性コネクタおよびその製造方法
JP3096415B2 (ja) 導電性エラスチックコネクター及びその製造方法
JPH0685334B2 (ja) 異方導電性コネクタ
KR102258846B1 (ko) 압접형 전기 커넥터
JPH0676909A (ja) 異方導電性コネクター及びその製造方法
JPH028431B2 (ja)
JPH0417282A (ja) 異方導電性シートの製造方法
JPH04354B2 (ja)