JPS61249590A - 金属捕集剤 - Google Patents

金属捕集剤

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JPS61249590A
JPS61249590A JP8999885A JP8999885A JPS61249590A JP S61249590 A JPS61249590 A JP S61249590A JP 8999885 A JP8999885 A JP 8999885A JP 8999885 A JP8999885 A JP 8999885A JP S61249590 A JPS61249590 A JP S61249590A
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雅文 守屋
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朗 西村
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井町 臣男
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Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属捕集剤に関する。
〔従来の技術J 近年、工場等の廃水による河川、海等の汚染が問題とな
るにつれて、廃水による汚染防止のための規制が強化さ
れ、廃水中に含有される金属類を所定濃度以下とするこ
とが義務づけられており、特に水銀、カドミウム、亜鉛
、鉛、銅、クロム等の人体に有害な重金属類に対しては
特に厳しい規制が設けられている。このため廃水中の金
属類を除去するための種々の方法が提案されており、こ
の種の方法として、イオン浮選法、イオン交換法、電解
浮上法、電気透析法、逆浸透圧法あるいは消石灰、苛性
ソーダ等のアルカリ中和剤を投入して金属類を水酸化物
とした後、高分子凝集剤により凝集沈澱して除去する中
和凝集沈澱法等が知られている。また金属捕集剤により
金属を捕集して除去する方法も知られており、この種の
金属捕集剤として脂肪族ポリジチオカルバミン酸又はそ
の塩類を含有する金属捕集剤が知られている(特開昭4
9−99978号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、イオン浮選法、イオン交換法、電解浮上
法、電気透析法、逆浸透圧法は重金属類の除去率、操作
性、ランニングコスト等に問題があり、一部の特殊な廃
水処理のみにしか利用されていないのが現状である。ま
た中和凝集沈澱法では大量の金属水酸化物のスラッジが
生成し、これら水酸化物のスラッジは脱水性が悪く、ス
ラッジ容積も大きいため運搬が困難であるという問題を
有するとともに重金属類を排水基準値以下に除去するこ
とも非常に困難である。しかもこれらスラッジは廃棄の
仕方によっては再溶解して二次公害を生じるという問題
も含んでいる。
一方、脂肪族ポリジチオカルバミン酸又はその塩類を含
有する金属捕集剤により金属を捕集して除去する方法に
よれば上記の問題点は一応解消されるものの、この金属
捕集剤は分子量が小さいため添加量が多く必要となると
ともに、生成フロックも小さく、沈降性が悪い等の問題
を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記の点に鑑み鋭意研究した結果、ポリア
ミン類とエビハロヒドリンとが重縮合した重縮合ポリア
ミンの活性水素原子と置換した少なくとも1個のカルボ
ジチオ酸基またはその塩類を置換基として有する化合物
が金属捕集剤として優れた性能を有することを見出し本
発明を完成するに至った。
即ち本発明はポリアミン類とエビハロヒドリンとが重縮
合した重縮合ポリアミンの活性水素原子と置換した少な
くとも1個のカルボジチオ酸基あるいはその塩類を置換
基として有することを特徴とする金属捕集剤を要旨とす
る。
本発明の金属捕集剤は重縮合ポリアミンの活性水素原子
と置換した少なくとも1個のカルボジチオ酸基ニーC3
5Hあるいはその塩類を置換基として有する構造の化合
物であり、後述するようにポリアミン類とエピハロヒド
リンとを重縮合せしめて重縮合ポリアミンとした後、こ
の重縮合ポリアミンにカルボジチオ酸基あるいはその塩
類を置換基として導入する方法によるか、ポリアミン類
にカルボジチオ酸基あるいはその塩類を置換基として導
入した後、エビハロヒドリンと重縮合せしめる方法によ
り得られる。
また本発明の金属捕集剤は重縮合ポリアミンの窒素原子
にN−置換基としてアルキル基、ヒドロキシル基、アシ
ル基の1種または2種以上が結合していても良い。上記
N−置換基はエピハロヒドリンと重縮合せしめる前にポ
リアミン類をメチルハライド、エチルハライド、ブチル
ハライド、ラウリルハライド、ステアリルハライド等の
アルキルハライド;エチレンオキシド、プロピレンオキ
シド、ブチレンオキシド、スチレンオキシド、1゜2−
ドデシルエポキシアルカン、■、2−オクタコシルエボ
キシアルカン等のエポキシアルカンあるいは酢酸、プロ
ピオン酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸
、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン
酸等の脂肪酸あるいはこれら脂肪酸のエステル類、また
はこれら脂肪酸の酸ハライド類と反応させるか、ポリア
ミン類とエピハロヒドリンとを重縮合させて重縮合ポリ
アミンとした後、上記の如きアルキルハライド、エポキ
シアルカンあるいは脂肪酸類と反応させることにより導
入することができる。またN−置換基としては同種のも
のが分子中に2個以上存在しても良く、異種のものが2
個以上存在しても良い。
本発明の金属捕集剤は重縮合ポリアミンの窒素原子にカ
ルボジチオ酸基またはその塩類が結合した構造を有する
ものでも、アミン類とエビハロヒドリンとが重縮合した
際にエピハロヒドリン骨格部分に生じる水酸基の水素原
子と置換してカルボジチオ酸基またはその塩類が酸素原
子に結合した構造を有するものでも良く、また窒素原子
と酸素原子の両方に結合した構造を有するものでも良い
上記カルボジチオ酸基の塩類としてはナトリウム塩、カ
リウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシ
ウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩等が挙
げられる。
上記ポリアミン類とは窒素原子に1個または2個の活性
水素原子が結合してなるイミノ基またはアミノ基を2個
以上有する化合物であり、例えばエチレンジアミン、プ
ロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン
、トリプロピレンテトラミン、トリブチレンテトラミン
、テトラエチレンペンタミン、テトラプロピレンペンタ
ミン、テトラブチレンペンタミン、ペンタエチレンへキ
サジン等のポリアルキレンポリアミン;アニリン、フェ
ニレンジアミン、キシレンジアミン、メタキシレンジア
ミン、イミノビスプロピルアミン、モノメチルアミノプ
ロピルアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,3−ジ
アミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、3.5−ジ
アミノクロロベンゼン、メラミン、1−アミノエチルピ
ペラジン、ピペラジン、ジアミノフェニルエーテル、3
.3’−ジクロロベンジジン、トリジンベース、m−ト
ルイレンジアミン等やポリエチレンポリイミン(平均分
子量300以上)等が挙げられる。また上記のポリアミ
ン類の他に、これらのポリアミン類にアルキルハライド
、エポキシアルカンあるいは脂肪酸類を反応せしめる等
により得られるN−アルキルポリアミン、N−ヒドロキ
シアルキルポリアミンあるいはN−アシルポリアミン等
を用いることもできる。N−アルキルポリアミンとして
はN−アルキルエチレンジアミン、N−アルキルプロピ
レンジアミン、N−アルキルへキサメチレンジアミン、
N−アルキルフェニレンジアミン、N−アルキルキシレ
ンジアミン、N−アルキルジエチレントリアミン、N−
アルキルトリエチレンテトラミン、N−アルキルテトラ
エチレンペンタミン、N−アルキルペンタエチレンへキ
サジン等を用いることができる。上記N−置換アルキル
基の炭素数は2〜18が好ましい。N−ヒドロキシアル
キルポリアミンとしてはN−ヒドロキシエチルポリアミ
ン、N−ヒドロキシプロピルポリアミン、N−ヒドロキ
シブチルポリアミン、N−β−ヒドロキシドデシルポリ
アミン、N−β−ヒドロキシテトラデシルボリアミン、
N−β−ヒドロキシヘキサデシルポリアミン、N−β−
ヒドロキシオクタデシルポリアミン、N−β−ヒドロキ
シオクタコシルボリアミン等が挙げられる。またN−ア
シルポリアミンとしては、N−アセチルポリアミン、N
−プロピオニルポリアミン、N−ブチリルポリアミン、
N−カプロイルポリアミン、N−ラウロイルポリアミン
、N−オレオイルポリアミン、N−ミリスチロイルポリ
アミン、N−ステアロイルポリアミン、N−ベヘロイル
ボリアミン等が挙げられる。これらポリアミン類は単独
または二種以上混合して用いることができる。またエピ
ハロヒドリンとしてはエピクロルヒドリン、エビブロム
ヒドリン、エビヨードヒドリン、ブロモメチルオキシラ
ン、クロロメチルオキシラン、ヨードメチルオキシラン
等が挙げられる。
本発明の金属捕集剤はエピハロヒドリンと重縮合せしめ
るポリアミン類(エピハロヒドリンと重縮合せしめる前
にポリアミンに置換基を導入する場合は、置換基導入前
のポリアミン類)がアミノ基を2個有するジアミンの場
合には直鎖状構造を存し、一般に水溶性となる。また架
橋構造を有する場合には水に対して分散性あるいは懸濁
性となる。
次に本発明の金属捕集剤の製造方法を具体的に説明する
本発明の金属捕集剤を製造する第1の方法はポリアミン
類とエピハロヒドリンとを重縮合させて重縮合ポリアミ
ンとした後、この重縮合ポリアミンに二硫化炭素を作用
させてカルボジチオ酸基を導入する方法である。この方
法ではまずアミン類とエピハロヒドリンとを重縮合せし
めて重縮合ポリアミンを得るが、この重縮合ポリアミン
はアミン類を加熱攪拌しつつエピハロヒドリンを滴下し
た後、1〜20時間、好ましくは1〜6時間加熱するこ
とによって得られる。エピハロヒドリンを滴下する際の
アミン類の加熱温度は10〜100℃、好ましくは30
〜90℃であり、エピハロヒドリン滴下終了後の加熱温
度は10〜150℃、好ましくは30〜100℃である
。次いでアルカリの存在下で重縮合ポリアミンと二硫化
炭素どを溶媒中で10〜100℃で1〜20時間、好ま
しくは30〜60℃で1〜8時間加熱することにより重
縮合ポリアミンにカルボジチオ酸基あるいはその塩基が
導入されて本発明の金属捕集剤が得られる。上記アルカ
リとしては水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水
酸化アンモニウム等が用いられる。また溶媒としては水
、メタノール、アセトン、ジオキサン、トルエン、ジメ
チルフォルムアミド等が用いられるが、特に水、アセト
ン、ジオキサンが好ましい。
本発明の金属捕集剤を製造する第2の方法は、ポリアミ
ン類に二硫化炭素を作用せしめてカルボジチオ酸基ある
いはその塩基を有するポリアミン誘導体を製造し、次い
でこのポリアミン誘導体をエピハロヒドリンと重縮合せ
しめる方法である。
ポリアミン類と二硫化炭素との反応は、ポリアミン類と
二硫化炭素とをアルカリの存在下で10〜100℃で1
〜20時間、好ましくは30〜60℃で1〜5時間加熱
することにより行われる。ポリアミン類に二硫化炭素を
反応せしめる際のアルカリとしては上記第1の方法に用
いられると同様のアルカリが用いられる。上記反応は必
要に応じて溶媒中で行ってもよく、溶媒としては上記第
1の方法に用いられると同様の溶媒が用いられるが、特
に水、アセトン、ジオキサンが好ましい。次にカルボジ
チオ酸基あるいはその塩類を導入したポリアミン誘導体
をエピハロヒドリンと重縮合せしめるが、この反応は上
記カルボジチオ酸基を導入したポリアミン誘導体を10
〜100℃、好ましくは30〜90℃に加熱し、攪拌下
にエピハロヒドリンを滴下した後、10〜150℃で1
〜20時間、好ましくは30〜100℃で1〜6時間保
持することによって行われる。
以上のようにしてカルボジチオ酸基あるいはその塩類を
置換基として有する本発明の金属捕集剤が得られるが、
カルボジチオ酸のアルカリ金属塩基、アンモニウム塩基
を置換基として有する金属捕集剤を、カルシウム、マグ
ネシウムの水酸化物や、カルシウム、マグネシウムの塩
化物、硝酸塩、硫酸塩等の水溶性のアルカリ土類金属塩
を用いて処理してアルカリ土類金属と置換する方法によ
りカルボジチオ酸のアルカリ土類金属塩を置換基とする
金属捕集剤とすることもできる。
本発明の金属捕集剤によれば水銀、カドミウム、亜鉛、
鉛、銅、クロム、砒素、金、銀、白金、バナジウム、タ
リウム等の金属を効率良く捕集して除去することができ
る。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 攪拌機、温度計、滴下ロート、及び還流冷却器を付けた
11の4つロフラスコにメタキシリレンジアミン261
.1 gと水−アセトン(1: 1)混合物300gを
入れ、攪拌下に60℃に加熱し、これにエピクロルヒド
リン174gを4時間かけて90℃を超えなε1ように
温度調整を行いながら滴下し、滴下終了後80〜90℃
で1時間保持し、メタキシリレンジアミンとエピクロル
ヒドリンとが重縮合した重縮合ポリアミンの水−アセト
ン溶液727gを得た。
次いで上記重縮合ポリアミン溶液234.1 g、純水
517.4gおよび水酸化ナトリウム59.9 gを上
記と同様の装置に入れ、40℃にて攪拌下に86、9 
gの二硫化炭素を3時間かけて滴下した。
更に同温度で1時間保持した後、60〜90℃にて水−
アセトンを留去した後、水305gを加えて反応生成物
(金属捕集剤)の水溶液を得た。この反応生成物の水溶
液の粘度84 *Pa、s  (25℃)であり、また
金属捕集剤の濃度は27.2%であった・ 次にCu2+とじて100mg/#含有する水溶液1β
に対し、上記金属捕集剤の水溶液を金属捕集剤としての
添加量が40mg、 85+ng、 125mg。
165mgとなるように添加し、10分間攪拌し、金属
捕集剤に銅が捕集されて生成した沈澱物を分離し、溶液
中に残存しているCu2°濃度を測定したところ、各々
60n+g/ j! 、 28mg/ 1.13mg/
l、0.05 mg/ 1であった。この結果よりこの
金属捕集剤へのcu”の捕集量を求めたところ、300
mg−Cu/g (金属捕集剤1g当たり)であった。
またH g g *として100mg/j!含有する水
溶液を用い、上記銅含有水溶液と同様の実験を行い、こ
の結果より金属捕集剤へのHgIL−の補集量を求めた
ところ、1172mg−Hg/gであった。
実施例2 実施例1と同様の装置の中にエチレンジアミン30、6
 g、純水450 g、水酸化カリウム57゜2gを入
れ、50℃にて二硫化炭素77.5 gを4時間かけて
滴下した後、60℃にて3時間加熱しカルボジチオ酸カ
リウム塩基を置換基として有するエチレンジアミン誘導
体を得た。次いで30℃に冷却し、この中にエピクロル
ヒドリン47.2 gを5時間かけて滴下した後、70
〜90℃にて3時間反応を続けた。得られた反応生成物
に308gの純水を加え、金属捕集剤の20%水溶液を
得た。
この水溶液の粘度は32 mPa−5(25℃)であっ
た。
この金属捕集剤の水溶液を用い、実施例1と同様の銅含
有水溶液及び水銀含有水溶液を同様の方法で処理し、こ
の結果より金属捕集剤へのCu@+、Hgt−の捕集量
を求めたところ、それぞれ168請g−Cu/g、63
7mg−Hg/gであうた。
実施例3 温度計、還流冷却器、攪拌機及び滴下ロートを付けた5
00tfの4つロフラスコにメタキシリレンジアミン7
1.2g、7.5%水酸化ナトリウム水溶液279gを
入れ、激しく攪拌しながら45℃にて二硫化炭素79.
6 gを6時間かけて滴下し、滴下終了後、同温度にて
1.5時間反応を行い、更に70℃で2時間反応を行い
、カルボジチオ酸基及びカルボジチオ酸ナトリウム塩基
を置換基として有する反応生成物の水溶液を得た。
上記水溶液400gと純水267.3 gを上記と同様
の装置に入れ、60℃にてエピクロルヒドリン50.3
 gを4時間かけて添加し、さらに70〜80℃にて1
時間反応を行い、金属捕集剤の水溶液を得た。
得られた金属捕集剤の水溶液中には金属捕集剤が28.
1%含有されていた。また、この金°属捕集剤水溶液の
粘度は73 mPa−5(25℃)であった。
上記金属補集剤の水溶液を用いて実施例1と同様の方法
で銅含有水溶液および水銀含有水溶液を処理し、この金
属捕集剤へのCu”″、Hgg+の補集量を求めたとこ
ろ、それぞれ300mg−Cu7g、1143mg−H
g/gであった。
実施例4 実施例3と同様の装置にジエチレントリアミン21.0
g、純水326.4 gおよび水酸化ナトリウム24.
5 gを入れ、40℃にて二硫化炭素46.5gを3時
間かけて滴下した。滴下終了後70℃で更に反応を行っ
た後、約30℃まで冷却しブロモメチルオキシラン34
.4 gを2時間かけて添加した後、80〜90℃に昇
温しで2時間反応を続け、27.1%の金属捕集剤を含
有する水溶液を得た。
この水溶液の粘度は58 鳳Pa−5(25℃)であっ
た。
上記金属捕集剤の水溶液を用いて実施例1と同様の方法
により銅含有水溶液及び水銀含有水溶液を処理し、この
結果より金属捕集剤へのCu @ 4、Hg!+の捕集
量を求めたところ、それぞれ169wg−Cu7g、6
51mg−Hg/gであった。
実施例5 実施例1と同様の装置にジエチレントリアミン29、9
 gおよびトルエン120gを入れ、40〜50℃でエ
ピクロルヒドリン26.8 gを3時間かけて滴下し、
滴下終了後60℃で2時間反応を続けた。次いで、これ
に水酸化ナトリウム46.4 gおよび純水641.8
gを加えて40℃にて二硫化炭素66.1 gを2時間
かけて滴下し、滴下終了後更に70℃にて4時間反応を
行った。反応終了後30℃に冷却し、攪拌を停止すると
2層に分離した。上層のトルエンを除去した後、攪拌下
に40℃に加熱してブロモメチルオキシラン48.9 
gを3時間かけて滴下し、滴下終了後70〜80℃で1
時間反応を続け、金属捕集剤の水溶液を得た。
得られた水溶液中には金属捕集剤が22.6%箸有され
ていた。この水溶液の粘度は32+aPa、5(25℃
)であった。
上記金属捕集剤の水溶液を用いて実施例1と同様の水溶
液の処理を行い二金属捕集剤へのCu”、Hgt−の捕
集量を求めたところ、それぞれ145mg−Cu/g、
546mg−HgZgであった。
実施例6 実施例1と同様の装置にジエチレントリアミン31、1
 gを入れ、90℃にてエポキシアルカン(アルキル基
の炭素数28)123.2gを30分かけて滴下し、滴
下終了後同温度にて更に2時間反応を行い、N−ヒドロ
キシアルキルジエチレントリアミンを得た。次いで40
℃に冷却し、この中に純水667.7 g及び水酸化ナ
トリウム24.2 gを加えた後、二硫化炭素45.9
 gを2時間かけて滴下し、滴下終了後70℃にて3時
間反応を続けた。反応終了後、80〜90℃にて27.
9 gのエピクロルヒドリンを3時間かけて滴下し、滴
下終了後90〜100℃にて更に3時間反応を続けた。
上記のようにして得られた反応生成物に純水を260、
9 g加え、20.0%の金属捕集剤を含有する水溶液
を得た。この水溶液の粘度は45mPa・S (25℃
)であった。
上記水溶液を用いて実施例1と同様にして銅含有水溶液
及び水銀含有水溶液を処理し、この金属捕集剤へのCu
”、)(g Z−の捕集量を求めたところ、それぞれ8
0mg−Cu/g、302mg  HgZgであった。
実施例7 N、N−一ビス(ヒドロキシエチル)トリエチレンテト
ラミン62.7 gを実施例3と同様の装置に入れ、5
0℃にてエピクロルヒドリン24.8 gを4時間かけ
て滴下し、滴下終了後80〜90℃にて更に2時間反応
を続けた。次いでこれに8%水酸化ナトリウム水溶液6
72.7gを加え、50℃にて二硫化炭素81.5gを
2時間かけて滴下し、滴下終了後70℃に昇温しで3時
間反応を続け、金属捕集剤を22.3%含有する水溶液
を得た。この水溶液の粘度は48 mPa−5(25℃
)であった。
上記金属捕集剤を含有する水溶液を用いて実施例1と同
様の水溶液の処理を行い、金属捕集剤へのCu”、Hg
Z−の捕集量を求めたところ、それぞれ177B−Cu
/g、666mg−HgZgであった。
実施例8 実施例1と同様の装置にポリエチレンイミン(平均分子
量70000)22.4g及び1.1%水酸化ナトリウ
ム水溶液933.2gを入れ、50℃にて二硫化炭素1
9.7gを1時間かけて滴下し、滴下終了後同温度にて
更に2時間反応させた。次いでエピクロルヒドリン0.
5gを3時間かけて滴下し、その後80℃にて2時間反
応を続けた。得られた反応生成物の粘度は28 *Pa
、s (25℃)であり、5%の金属捕集剤を含有して
いた。
上記金属捕集剤を含有する水溶液を用いて実施例1と同
様の水溶液の処理を行い、金属捕集剤へのCut″″、
Hgt″″の捕集量を求めたところ、それぞれ214m
g−Cu/g、 821mg−HgZgであった。
実施例9 実施例3と同様の装置にN−メチルジエチレントリアミ
ン42.5 gと水−ジオキサン(2: 1)混合物5
0gを入れ、エピクロルヒドリン33.6gを70℃で
滴下を開始し、95℃を超えないように温度調整を行い
ながら4時間かけて滴下した後、更に90〜95℃にて
2時間反応を続けた。
次いで40℃に冷却して純水230g、水酸化ナトリウ
ム43.6 gを加え、二硫化炭素55.3 gを3時
間かけて滴下し、滴下終了後70℃にて減圧下、ジオキ
サンが検出されなくなるまでトッピングを行った後、純
水120gを加えて金属捕集剤の水溶液を得た。得られ
た水溶液中の金属捕集剤濃度は22.5%であり、この
水溶液の粘度は31璽Pa、5(25℃)であった。
上記金属捕集剤を含有する水溶液を用いて実施例1と同
様の水溶液の処理を行い、金属捕集剤へのCu2′″、
Hg2″″の捕集量を求めたところ、それぞれ157m
g−Cu/g、 594mg−HgZgであった。
実施例10 実施例1と同様の装置にN−メチルエチレンジアミン6
4g、’純水619.9g及び水酸化ナトリウム34.
6 gを入れ、これに二硫化炭素65.7 gを50℃
にて3時間かけて滴下し、滴下終了後更に70℃にて2
時間反応を続けた。反応終了後、30℃に冷却し、エピ
クロルヒドリン79.9 gを70℃にて3時間かけて
滴下し、さらに同温度にて3時間反応を続け、金属捕集
剤の水溶液を得た。
得られた水溶液中の金属捕集剤濃度は26.5%であり
、水溶液の粘度は88 mPa−5(25℃)であった
上記金属捕集剤を含有する水溶液を用いて実施例1と同
様の水溶液の処理を行い、金属捕集剤へのCu2 +、
Hg g +の捕集量を求めたところ、それぞれ130
mg−Cu/g、 430n+g  Hg/gであった
比較例1 実施例1と同様の装置に30.6 gのエチレンジアミ
ン、450gの純水及び57゜2gの水酸化カリウムを
入れ、実施例2と同様の条件で二硫化炭素77.5 g
を添加して反応させ反応生成物を得た。
これに水を加えて20%濃度とした水溶液の粘度は4m
Pa−5(25℃)であった。
上記水溶液を用い、実施例1と同様の水溶液を処理し、
cu”、Hgt゛の捕集量を求めたところ、それぞれ1
08mg−Cu/g、 403mg  Hg/gであっ
た。
比較例2 実施例1と同様の装置にペンタエチレンへキサ4フ50
.9g、純水300g及び水酸化ナトリウム52.7 
gを入れ、実施例2と同様の条件で二硫化炭素100.
1 gを添加して反応させ反応生成物を得た。これに水
を加えて20%濃度とした水溶液の粘度は6mPa、5
(25℃)であった。
上記水溶液を用い、実施例1と同様の水溶液を処理し、
Cu”、Hg2−の捕集量を求めたところ、それぞれ2
98mg−Cu/g、 1068mg−Hg/gであっ
た。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の金属捕集剤は、ポリアミン
類とエピハロヒドリンとが重縮合した重縮合ポリアミン
の活性水素と置換した少なくとも1個のカルボジチオ酸
基またはその塩類を置換基として結合した構造を有する
ことによって、従来の脂肪族ポリジチオカルバミン酸ま
たはその塩類を含有する金属捕集剤に比べ、少ない添加
量で充分に金属吸着処理を行うことができる。しかも本
発明の金属捕集剤は、金属を捕集して生じたフロックが
大きいため、該フロックの沈降速度が速く、このため廃
水中の金属を迅速に捕集して除去することができる効果
を有する。
手続主甫正書印発) 昭和61年4月4日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第89998号 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都葛飾区堀切4丁目66番1号名称  ミヨ
シ油脂株式会社 代表者三木敢行 4、代理人 〒101 住所 東京都千代田区神田佐久間町2−75、補正命令
の日付 自発補正 6、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄及び発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 別紙の通り ■、明細書の特許請求の範囲の欄 特許請求の範囲を以下の通り補正する。
[(1)  ポリアミン類とエピハロヒドリンとが重縮
合した重縮合ポリアミンの活性水素原子と置換した少な
くとも1個のカルボジチオ酸基及切Z又珪その塩類を置
換基として有することを特徴とする金属捕集剤。
(2)重縮合ポリアミンの窒素原子に結合したN−置換
基としてアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アシル基
からなる群より選ばれた少な(とも1種を有する特許請
求の範囲第1項に記載の金属捕集剤。」 ■、明細書の発明の詳細な説明の欄 (11明細書第3真20行、第6頁3行、7行、第24
頁20行の「またはその」を「及び/又その」と補正す
る。
(2)同第4頁6〜7行、11行、第10頁19〜20
行、第11頁10行、第12頁3行、11〜12行の「
あるいはその」を「及び/又はその」と補正する。
(3)同第5頁1〜2行の「ヒドロキシル基」を「ヒド
ロキシアルキル基」と補正する。
(4)  同第7頁5行の「アニリン、」を削除する。
(5)同第9頁9〜10行の「ブロモメチルオキシラン
、・・・・ヨードメチルオキシラン」を削除する。
(6)同第13頁10−11行、16行、第16頁4〜
5行の「メタキシリレンジアミン」を「メタキシレンジ
アミン」と補正する。
(7)同第17頁11〜12行、第18頁13行の「ブ
ロモメチルオキシラン」を「エビブロモヒドリン」と補
正する。
以    上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリアミン類とエピハロヒドリンとが重縮合した
    重縮合ポリアミンの活性水素原子と置換した少なくとも
    1個のカルボジチオ酸基あるいはその塩類を置換基とし
    て有することを特徴とする金属捕集剤。
  2. (2)重縮合ポリアミンの窒素原子に結合したN−置換
    基としてアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アシル基
    からなる群より選ばれた少なくとも1種を有する特許請
    求の範囲第1項に記載の金属捕集剤。
JP8999885A 1985-04-26 1985-04-26 金属捕集剤 Granted JPS61249590A (ja)

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US06/853,692 US4670180A (en) 1985-04-26 1986-04-18 Metal scavenger and metal scavenging process
EP86105545A EP0200143B1 (en) 1985-04-26 1986-04-22 Metal scavenger and metal scavenging process
AT86105545T ATE55362T1 (de) 1985-04-26 1986-04-22 Trennungsmittel und trennverfahren fuer metalle.
DE8686105545T DE3673222D1 (de) 1985-04-26 1986-04-22 Trennungsmittel und trennverfahren fuer metalle.
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6490083A (en) * 1987-10-01 1989-04-05 Miyoshi Yushi Kk Fixing of heavy metal contained in soil or in solid waste
JP2001115136A (ja) * 1999-10-20 2001-04-24 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd 金属捕集剤の製造方法

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JPS6490083A (en) * 1987-10-01 1989-04-05 Miyoshi Yushi Kk Fixing of heavy metal contained in soil or in solid waste
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