JPS61246950A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は回転シリンダに４個の磁気ヘッドを搭載した磁
気記録再生装置（ビデオテープレコーダ）に係わり、特
にこれら４個の磁気ヘッドの記録再生時における切り換
え装置に関する。

［発明の技術的背景］ 現在普及している家庭用ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ
）は、回転２ヘツドヘリ力ルスキヤン方式が主流であり
、ビデオ信号の磁気テープへの記録パターンは１フイー
ルド、１トラツクが基本となっている。第３図は上記家
庭用ＶＴＲの回転ヘッド部の概略構成例を示した図であ
る。チャンネル１のヘッド１とチャンネル２のヘッド２
とが互いに１８０度異なる位置を保持するように回転シ
リンダ３に取り付けである。テープ４はテープガイド５
．６を介してシリンダ３の外周部に１８０度十αの角度
だけ斜めに巻き付けられている。ここで、上記＋αはチ
ャンネル１．２のオーバーラツプ角度分である。シリン
ダ３はテープガイド及びスキャナとしての機能を有する
と共に、約３０Ｈ２で回転する。この為、シリンダ３に
搭載されているヘッド１．２は、テープ４に対し斜めの
トラックで１フイールド、１トラツク毎にビデオ信号を
順次記録又は再生する。

最近、小型、軽量化という観点から、シリンダに４個の
ヘッドを搭載して、シリンダの小型化を図った家庭用Ｖ
ＴＲが製品化されている。第４図はこの４ヘッド方式の
シリンダ部の概略構成例を示したものである。回転シリ
ンダ７にはチャンネル１のヘッド８、チャンネル２のヘ
ッド９、チャンネル３のヘッド１０１チャンネル４のヘ
ッド１１がそれぞれ９０度の間隔で取り付けられている
。テープ４はシリンダ７の外周にテープガイド１２．１
３を介して２７０度十αの角度で巻き付けられている。

又、４ヘッド方式と上記した２ヘッド方式の互換性を保
持する為に、４ヘッド方式のシリンダ７の直径は上記し
た２ヘッド方式の直径に比べ２７３倍となっており、回
転スピードは３７２倍となっている。これと共に、４ヘ
ッド方式のチャンネル１．３のヘッド８．１０は２ヘッ
ド方式のチャンネル１のヘッド１に対応し、４ヘッド方
式のチャンネル２．４のヘッド９．１１は２ヘッド方式
のチャンネル２のヘッド２に対応するようになっている
。従って、４ヘッド方式のヘッド８．１０及びヘッド９
．１１は互いに１８０度間隔で配置され、且つ同アジマ
ス角を有している。

次に第４図に示した４ヘッド方式の記録及び再生時に生
成される各信号のタイミングについて第５図に従って説
明する。符号ＶＤは垂直同期信号を示し、シリンダ７は
記録時この垂直同期信号ＶＤに位相を合せて回転制御さ
れる。符号ＣＨ１〜ＣＨ４は第４図に示したヘッド８〜
１１がテープ４に接触している期間を示しており、その
ハイレベル時にヘッドがテープに接触する。ここで、あ
る時点に着目して上記ＣＨ１〜ＣＨ４を見ると、図から
明らかな如く、常に３つのヘッドがテープ４に接触して
いる。従って、このまま常に信号を各ヘッドに流し記録
したのでは、上記した２ヘッド方式との互換性がとれな
くなる。

このため記録時は、第５図のＣＨ１ＲＥＣ〜ＣＨ４ＲＥ
Ｃのスイッチング信号によってチャンネル１〜４のヘッ
ド８〜１１を図中イル二の斜線で示した期間順次選択し
、この期間のみ記録信号を流すようにスイッチングする
。即ち、１つのヘッドに記録信号を供給している間は、
このヘッドがテープ４上をトレースし終わる迄、他のヘ
ッドに記録信号を流さないような制御がなされる。尚、
記録時の上記スイッチング期間Ｔ　ＲＥＣは、各ヘッド
のオーバーラツプ部を含むため、テープ接触期間以上必
要である。

再生時は、記録時と基本的に同様であるが、スイッチン
グ期間はテープ巻付角でいうと２７０度の間となってお
り、チャンネル間のオーバーラツプ期間がないようにな
っている。ヘッド８〜１１から得られる再生信号は、符
号ＣＨ１ＰＢ−ＣＨ４ＰＢで示したスイッチング信号に
より、順次切り換えて選択されることにより、連続した
フィールド毎の再生信号が得られる。

第６図は上記した４ヘッド方式のＶＴＲにおける従来の
記録、再生信号の切り換えを行なう切り換え選択装置の
一例を示したブロック図である。

ヘッド８〜１１はロータリートランス１４の回転子に設
けられている回転子側巻線１４１〜１４４に接続されて
いる。ロータリートランス１４の固定子に設けられてい
る固定子側巻線１４５〜１４８は記録、再生アンプ１５
〜１８の入／出力側に接続されている。尚、記録／再生
アンプ１５〜１８は独立しており、各々チャンネル１〜
４の信号を扱う。又、巻線１４１及び１４５．１４２及
び１４６．１４３及び１４７．１４４及び１４８が対を
なし、チャンネル１〜４の信号がこれら１対の巻線間を
通過するようになっている。記録／再生アンプ１５〜１
８に対する入出力信号はスイッチング回路１９を介して
供給又は取り出される。

従って、スイッチング回路１９からはヘッド８〜１１か
らの再生信号１００が取り出され、又ヘッド８〜１１に
供給する記録信号２００が入力される。スイッチング回
路１９には記録／再生スイッチング信号発生回路２０か
らのスイッチング信号Ｃ）−１１ＲＥＣ〜ＣＨ４ＲＥＣ
及びＣＨｌＰＢ−ＣＨ４ＰＢが供給される。このためス
イッチング回路１９はこれらスイッチング信号によりア
ンプ１５〜１８を第５図に示したタイミングにて選択す
ることにより、記録信号２００を順次ヘッド８〜１１に
供給するか、又はヘッド８〜１１から順次再生信号１０
０を取り出す。

［背景技術の問題点］ しかし、上記した４ヘッド方式によるＶＴＲには次に述
べるような問題点があった。再生時、常に３つのヘッド
から再生信号がロータリートランス１４を介して再生さ
れる為、クロストークによる再生信号のＳ／Ｎが低下す
る。又、このクロストークを押える為にはロータリート
ランス１４の小型化が雑しく、シリンダ７を小型化して
装置全体を小型化する障害となっている。更に、ロータ
リートランス１４は少くとも４チャンネルの巻線が必要
である為、同様に小型化することが難しい。又、記録／
再生アンプ１５〜１８はそれぞれ独立して４チャンネル
分必要である為、装置が高価となる。

［発明の目的］ 本発明は、上記の欠点に鑑み、ロータリートランスを小
型化し且つ記録／再生信号増幅器の数を半減させて装置
全体を小型且つ安価とした磁気記録再生装置を提供する
ことにある。

［発明の概要］ 本発明は、チャンネル１〜４のヘッドを所定のタイミン
グで切換えて、これらヘッドに対する信号の入出力を２
チャンネルの伝送路で行なえるようにするスイッチング
手段を、回転シリンダ側に搭載する構造とすることによ
り、上記目的を達成するものである。

［発明の実施例］ 以下本発明の一実施例を従来例と同一部には同一符号を
付して図面を参照して説明する。第１図は本発明の磁気
記録再生装置の一実施例の要部を示したブロック図であ
る。ヘッド８（チャンネル１〉の一方のリード線はヘッ
ド切換回路２１のスイッチ２１１の端子ａに接続され、
ヘッド１０（チャンネル３）の一方のリード線はヘッド
切換回路２１のスイッチ２１２の端子ａに接続されてい
る。ヘッド８．１０の他方のリード線は共通にロータリ
ートランス２３の回転子側巻線２３１の一端に接続され
、この巻線２３１の他端は、ヘッド切換回路２１のスイ
ッチ２１１．２１２の可動端子Ｃに接続されている。ヘ
ッド９（チャンネル２）の一方のリード線はヘッド切換
回路２２のスイッチ２２１の端子ａに接続され、ヘッド
１１（チャンネル４）の一方のリード線はヘッド切換回
路２２のスイッチ２２２の端子ａに接続されている。ヘ
ッド９．１１の他方のリード線は共通にロータリートラ
ンス２３の回転子側巻線２３２の一端に接続され、この
巻線２３２の他端はヘッド切換回路２２のスイッチ２２
１．２２２の可動端子Ｃに接続されている。ロータリー
トランス２３の固定子側には巻線２３３．２３４が設け
られており、これら巻線２３３．２３４はそれぞれ独立
した記録／再生増幅器２４．２５の入／出力側に接続さ
れている。これら記録／再生信号増幅器２４．２５には
記録信号２００が直接入力されると共に、これら記録／
再生信号増幅器２４．２５から出力される２チャンネル
の再生信号は再生信号スイッチング回路２６に入力され
てスイッチング処理を受け、連続した再生信号１００と
なって出力される。なお、再生信号スイッチング回路２
６は再生スイッチング信号３００によりスイッチング動
作を行なう。一方、回転シリンダ（第４図参照）の回転
位相を検出するＰＧコイル２７は、得られたＰＧパルス
を増幅器２８により増幅した後、スイッチング信号発生
回路２９に出力する。スイッチング信号発生回路２９は
入力されたＰＧパルスに基づいてスイッチング回路２１
．２２のスイッチ２１１．２１２．２２１．２２２をス
イッチングする制御信号を発生する。なお、本例ではス
イッチング回路２１．２２は回転シリンダ内に搭載され
ており、これら回路に供給される電源はスプリングとブ
ラシ等によって回転シリンダ側に供給されるようにしで
ある。

次に本実施例の動作について第２図に示したタイミング
チャートに従って説明する。先ず、第２図において、符
号ＶＤは記録時サーボ系の基準となるビデオ信号の垂直
同期信号である。符号ＰＧはＰＧコイル２７から出力さ
れるＰＧパルスで、ＣＩ−（１〜ＣＨ４はヘッド８〜１
１がテープ４に接触している期間を示し、ハイレベル時
が接触期間である。また、符号ＣＨ１〜ＣＨ４の中で図
中斜線で示したイル二の部分はこれに対応するヘッドが
選択されている期間を示している。ここまでの説明は第
５図で示した従来例と同一である。ところで本例では、
チャンネル１．３のヘッド８．１０への入／出力信号は
ロータリートランス２３のチャンネル１の巻線２３１．
２３３を介して、チャンネル２．４のヘッド９．１１は
ロータリートランス２３のチャンネル２の巻線２３２．
２３４を介して入出力されるようにしておるため、以下
に述べるようなスイッチング回路２１．２２のスイッチ
ング動作が行なわれる。ここで、第２図中符号０１〜Ｃ
４はスイッチング信号発生回路２９からスイッチング回
路２１．２２に出力されるコントロール信号である。ス
イッチング回路２１．２２の各スイッチ２１１．２１２
．２２１．２２２は上記コントロール信号０１〜Ｃ４，
Ｓハイレベルの時端子ａ側に切換わり、ローレベルの時
は端子す側に切換ねるように制御される。

先ず、ヘッド８がテープ４に接触しており、且つ第２図
のＣＨｌの斜線で示したイのタイミングの時、これを含
む期間コントロール信号Ｃ１はハイレベルとなって、ス
イッチング回路２１のスイッチ２１１は端子ａ側に切換
ねり、チャンネル１のヘッド８はロータリトランス２３
の巻線２３１に接続される。ヘッド９がテープ４に接触
しており、且つ第２図のＣＨ２の斜線で示した口のタイ
ミングの時、これを含む期間コントロール信号Ｃ２はハ
イレベルとなってスイッチング回路２２のスイッチ２２
１は端子ａ側に切換ねり、チャンネル２のヘッド９はロ
ータリートランス２３の巻線２３２に接続される。ヘッ
ド１０がテープ４に接触しており且つ第２図のＣＨ３の
斜線で示したへのタイミングの時、これを含む期間コン
トロール信号Ｃ３はハイレベルとなって、スイッチング
回路２１のスイッチ２１２は端子ａ側に切換ねり、チャ
ンネル３のヘッド１０はロータリートランス２３の巻線
２３１に接続される。

更に、ヘッド１１がテープ４に接触しており且つ第２図
のＣＨ４の斜線で示した二のタイミングの時、これを含
む期間コントロール信号Ｃ４はハイレベルとなって、ス
イッチング回路２２のスイッチ２２２は端子ａ側に切換
ねり、チャンネル４のヘッド１１はロータリートランス
２３の巻線２３２に接続される。結局、第２図のＣＨ２
−ＣＨ２で斜線で示したハイレベルのタイミングで、ヘ
ッド８．１０はロータリートランス２３のチャンネル１
の巻線２３１．２３３を介して記録／再生信号増幅器２
４に接続されヘッド９．１１はロータリートランス２３
のチャンネル２の巻線２３２．２３４を介して記録／再
生信号増幅器２５に接続される。ここで、ヘッド８がロ
ータリートランスと接続されている最小期間、つまり第
２図のＣＨｌがハイレベルである期間は、Ｔ１となる。

この最小値はオーバーラツプを含めたテープ４の巻付角
に依存し、第４図に示す如くヘッド８が入口側ａ点から
出口側す点まで移動する時間である。また、ヘッド８が
ロータリトランス２３と接続されている期間の最大値は
、第２図で示す如＜Ｔ２であり、これは第４図でいうと
、ヘッド８が出口側す点から、入口側ａ点に到るまでの
時間である。他のヘッドについても同様で、ヘッド８〜
１１の各ヘッドをロータリートランス２３に接続する期
間は上記Ｔ１からＴ２の範囲であれば良いことになる。

本例では、この期間をシリンダ７の１回転周期、即ちＴ
Ｓとし、第４図の出口側から入口側の中心Ｃ点に設定し
ている。この０点にすることにより、ＰＧコイル２７の
機械的取付位置精度と遅延回路等からのタイミングのず
れの許容値を最大にとることができる。

上記の理由により、０点でロータリートランス２３に接
続されるヘッドを切換えるためのコントロール信号０１
〜Ｃ４は以下に述べるような方法にてスイッチング信号
発生回路２９により作成される。

先ずスイッチング信号発生回路９はＰＧコイル２７から
得られるＰＧパルスを増幅成形して、第２図に示すＰＧ
ｌを作成し、これを更に３分の１に分周することでコン
トロール信号Ｃ１を作出する。

次に、このコントロール信号Ｃ１の立上りエッチ部を第
１のモノマルチによって期間Ｔ１だけ遅延ざぜ、コント
ロール信号Ｃ２の立上り部を得る。

更に、このコントロール信号Ｃ２の立上り部を第２のモ
ノマルチによって期間ＴＳだけ遅延させて、完全なコン
トロール信号Ｃ２を作出スル。また、このコントロール
信号ｃ２と信号ＰＧＩとの論理積から第２図に示す信号
ＰＣ２を作り、この信号ＰＣ２の立上りにより第３のモ
ノマルチにて期間Ｔ３遅延したローレベルの信号Ｎ１を
得、この信号Ｎ１の立上りにて、コントロール信号ｃ３
の立上り部を作る。更に、この立上り部を第４のモノマ
ルチにて期間ＴＳだけ遅延し、完全なコントロール信号
Ｃ３を作出する。次に、このコントロール信号Ｃ３と信
号ＰＧ１との論理積から信号ＰＣ３を作る。この信号Ｐ
Ｃ３の立上り部を期間７４Ｎ延したローレベルの信号Ｎ
２からコントロール信号Ｃ４の立上り部を得、更にこの
立上り部を期間ＴＳ遅延して完全なコントロール信＠Ｃ
４を得る。

上記の如く、スイッチング信号発生回路２９がら出力さ
れるコントロール信号０１〜Ｃ４によって、スイッチン
グ回路２１．２２を第２図で示したタイミングでスイッ
チングすることにより、ロータリートランス２３は２チ
ャンネル分の伝送路にて、従来と同様４つのヘッド８〜
１１への信号入／出力を行なうことができる。また、再
生時、記録／再生信号増幅器２４．２５から得られる２
チャンネル分の再生信号は、再生信号スイッチング回路
２６にて２ヘッド方式と同一の連続した再生信号１００
となって取り出される。更に、記録時、記録信号２００
を記録／再生信号増幅器２４．２５の両方に同時に供給
することにより、ヘッド８〜１１へ記録信号が第２図の
ＣＨ２−ＣＨ２で示した斜線のタイミングイル二で各ヘ
ッドに供給され、２ヘッド方式と同一のテープパターン
を得ることができる。

なお、ＰＧコイル２７と固定側のＰＧマグネットの相対
関係については図示していないが、ヘッド８が第４図の
０点を通過する時点で、ＰＧコイル２７に出力が得られ
るような位置にしである。また、ＰＧコイル２７によら
ずともホール素子等の磁電変換素子でも良い。

本実施例によれば、ロータリトランス２３は２チャンネ
ル分のコイルを有しておれば良く、クロストークを犠牲
にすることなくロータリートランス２３を小型化するこ
とが可能となり、従来に比べて装置全体を一層小型化す
ることができる。また、記録／再生信号増幅器２４．２
５も２チャンネルだけで良いため、性能を落とすことな
く装置を安価とすることができる。

［発明の効果］ 以上記述した如く本発明の磁気記録再生装置によれば、
チャンネル１〜４のヘッドを所定のタイミングで切換え
て、これらヘッドに対する信号の入出力を２チャンネル
の伝送路で行なえるようにするスイッチング手段を回転
シリンダ側に搭載して、ロータリートランスの伝送路を
２チャンネルとすることにより、ロータリートランスを
小型化し、且つ記録／再生信号増幅器の数を半減させて
装置全体を小型且つ安価とし冑る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気記録再生装置の要部の一実施例を
示したブロック図、第２図は第１図に示した装置の動作
タイミングチャート、第３図は従来の２ヘッド方式のシ
リンダ回りを示した図、第４図は４ヘッド方式のシリン
ダ回りを示した図、第５図は従来の２ヘッド方式のヘッ
ドに信号を入出力する際のタイミングチャート、第６図
は従来の２ヘッド方式に対するヘッド切り換え装置例を
示したブロック図である。 ８．９．１０．１１・・・ヘッド ２１．２２・・・スイッチング回路 ２３・・・ロータリートランス ２４．２５・・・記録／再生増幅器 ２６・・・再生信号スイッチング回路 ２７・・・ＰＧコイル ２９・・・スイッチング信号発生回路 代理人　弁理士　　則　近　憲　佑（ばか１名）第１図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）、９０度の等間隔で外周部に配置され、対向するも
   の同志のアジマス角が同一である４個の磁気ヘッドを有
   する回転シリンダを備え、テープをこの回転シリンダに
   斜めに巻付けて走行させると共に、前記４個の磁気ヘッ
   ドを選択的に切換えて前記４個の磁気ヘッドに対するビ
   デオ信号の入出力をロータリートランスを介して行う磁
   気記録再生装置において、前記各１対の磁気ヘッドを選
   択的に切換えて入出力する前記ビデオ信号を２チャンネ
   ルとするスイッチング手段を前記回転シリンダ部に搭載
   し、前記ロータリートランスに２チャンネル分の巻線を
   施こしたことを特徴とする磁気記録再生装置。 ２）、２チャンネルの記録、再生アンプを用いて前記ビ
   デオ信号を前記２チャンネルのロータリートランスに入
   出力することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   磁気記録再生装置。