JPS61246555A - 冷凍機の運転方法 - Google Patents

冷凍機の運転方法

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JPS61246555A
JPS61246555A JP8459585A JP8459585A JPS61246555A JP S61246555 A JPS61246555 A JP S61246555A JP 8459585 A JP8459585 A JP 8459585A JP 8459585 A JP8459585 A JP 8459585A JP S61246555 A JPS61246555 A JP S61246555A
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健作 前田
了 藤原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、蒸発器、凝縮器、圧縮機及び該圧縮機を駆動
するための主モータを有し、凝縮冷媒液で主モータを冷
却するようにした冷凍機の運転方法に関するものである
〔従来の技術〕
この主モータ冷却方式は特開昭58−110963号公
報に開示されている如く、主モータの内部発生熱を冷却
する際に回収した熱を直接凝縮器において冷却水に放出
するため、冷凍機の圧縮動力を使用せず、冷凍機の省エ
ネルギ化に効果がある冷却方式である。このような方式
では主モータに冷却用の冷媒液を供給するため冷媒ポン
プが設けられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかして、このような冷凍機においては、起動時や軽負
荷時に冷媒ポンプにキャビチーシランが起こり、振動や
冷媒ポンプの損傷を招くことがあった。
通常このような用途に用いる冷媒ポンプには冷凍機の気
密を良くするために、密閉形で軸受が冷媒液で潤滑され
る形式のポンプを使用するが、前述の如きキャビチーシ
ラン現象のもとでは冷媒液による軸受の潤滑が十分に行
われなくなり、従って長期間にわたってこのような現象
にさらされると、冷媒ポンプの耐久性に悪影響を及ぼす
問題がある。
このような問題を解決するためには、キャビチーシラン
現象の発生し易い状況では冷媒ポンプを停止することが
考えられるが、冷媒ポンプを停止すると主モータが過熱
するおそれがあり、そのため過熱のおそれを無くする副
次的手段として冷媒ポンプと連動して主モータも停止さ
せることが考えられる。しかし主モータを停止すること
は、冷凍機の主モータは、冷媒ポンプと異なり大電力を
消費するものであるため、停止や始動の回数が増加する
と、電源系統に電圧変動が発生したり、瞬時大電流が流
れる、などの問題を生じるものであった。
本発明は、上記の如き従来の方法の問題点を解決し、冷
媒ポンプのキャビテーションの発生を防止し、かつ、電
源系統にも悪影響を与えることのない信顛性の高い冷凍
機の運転方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
発明者らは上記の目的を達成するために実験、研究を重
ね、その折に得た知見に基づき本発明がなされた。
即ち、発明者らの研究により、冷凍機の運転中特に極端
な軽負荷で運転されるような場合、或いは冷凍機の始動
時の一定期間、凝縮器で凝縮する冷媒量が十分に得られ
ず、そのためポンプの吸込みに必要な冷媒液量が不足し
てキャビテーション現象が発生することが確認された。
一方、主モータの運転中に冷媒ポンプを停止するか、あ
るいは冷媒ポンプを運転しないまま主モータを運転した
場合でも、主モータの内部温度は急激に上昇することは
なく、通常10−15分間は実用上支障なく運転できる
ことが確認された。
またそれ以上の長時間にわたって主モータのみを運転し
つづけるとモータの内部温度が上昇して主モータ内に設
けられたサーモスタットが作動し冷凍機が異常停止する
ことが確認された。このように冷媒ポンプの所要運転時
間に比べ主モータの運転時間は、10−15分間長くす
ることができることがi!認された。
通常の冷凍機の用途では、一旦冷凍機の負荷が極端に低
下して冷媒ポンプがキャビテーション現象を生じ易い状
況になって冷媒ポンプを停止した場合でも、この10〜
15分間のうちに冷凍負荷が増大して再び冷媒液が十分
に得られるような運転状況になり、冷媒ポンプがキャビ
テーションすることなく再運転可能な状況にもなること
が多く、従って冷凍機の運転中においては主モータは必
ずしも冷媒ポンプと連動して停止させる必要はなく、実
用的には可能な限り主モータを運転し続けて、前述の如
き電源系統に生じる問題に対して望ましい運転形態とす
ることが可能であることがf11認された。
一方始動時においては、冷媒ポンプの吸込に必要な冷媒
液量が十分に得られず、従ってキャビテーションを発生
し易い状況にあるが、前述の如く主モータは冷媒ポンプ
が運転されない状態で始動しても成る時間の間は、冷却
上の問題は生じない。
そして一旦始動してしまうと、冷凍負荷が十分にあるな
らば、凝縮器内で冷媒が多量に凝縮して冷媒液が得られ
、冷媒ポンプはキャビテーション現象を発生することな
く運転できる状況になり、従って始動時においても冷媒
ポンプと主モータは必ずしも連動させて運転する必要は
なく、実用的には冷媒ポンプは停止したまま先ず主モー
タを運転し、冷媒液量が確保された時点で冷媒ポンプを
運転して、冷媒ポンプの長寿命化を図るために望ましい
運転形態とすることが可能であることが*U2された。
本発明はこれらの知見に基づき、冷媒ポンプの長寿命化
を図り、主モータの円滑な冷却を維持し主モータの電源
系統に悪影響を与えることが少ない運転方法を得るため
、冷媒ポンプの吸込液面が低下する場合に冷媒ポンプを
停止すると共に、主モータは内部の冷却効果が得られる
限り運転し、冷却効果が得られなくなる時点で主モータ
を停止するか、或いは冷媒ポンプの吸込液面が十分に得
られる場合には冷媒ポンプを再び運転し、或いは前記主
モータを停止した場合には冷凍負荷が増大した時に再び
主モータを運転する様構成したものである。
即ち、本発明は、前述の従来の方法を解決する手段とし
て、 「 蒸発器、凝縮器、圧縮機及び該圧縮機を駆動する主
モータを備え、該主モータの内部空間と前記凝縮器とを
連通し、かつ該凝縮器において凝縮した冷媒液を前記主
モータの内部空間に冷媒ポンプを介して導入するように
した冷凍機の運転方法において、前記主モータと前記冷
媒ポンプとの運転、停止に関して、次のS、A、B。
C,Dの各工程の何れかにより、又は何れかを組み合わ
せて冷凍機の運転を行うことを特徴とする冷凍機の運転
方法。
(S工程)・・・冷凍機の始動時に、冷媒ポンプを停止
したまま主モータを起動する工程。
(人工程)・・・・・・冷凍機の運転中であって、主モ
ータ及び冷媒ポンプが運転中の場合に、冷媒ポンプの吸
込液位の低下を検出して冷媒ポンプを停止する工程。
(S工程)・・・・・・冷凍機の運転中であって、主モ
ータが運転中であり、冷媒ポンプが停止中である場合に
、主モータの冷却作用の低下、又は負荷がゼロか微小で
あることを検出して主モータを停止する工程。
(C工程)・・・・・・冷凍機の運転中であって、主モ
ータ及び冷媒ポンプが停止中である場合に、冷凍機の負
荷の上昇を検出して主モータを運転する工程。
(D工程)・・・・・・冷凍機の運転中であって、主モ
ータが運転中であり、冷媒ポンプが停止中である場合、
冷媒ポンプの吸込液位の上昇を検出して冷媒ポンプを運
転する工程。」 を提供せんとするものである。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面により説明する。
第1図において、7は圧縮機であり、増速機10を介し
主モータ11により駆動される。9は容量制御装置とし
てのサクションベーンであり、アクチュエータ17によ
りベーン開度が操作されて圧縮機7の容量、即ち冷凍機
の容量を制御するようになっている。
凝縮器3と蒸発器1とは一つの缶胴内に形成されている
。凝縮器3は、入口側が圧縮機7の吐出側に接続し、出
口側には凝縮液が貯留されるフロート室12が備えられ
、フロート弁16を介して蒸発器1の底部と連通してい
る。蒸発器lは通路5を介して圧縮機7の吸込側と接続
している。
4は冷却水通路、2は冷水通路である。
フロート室12の冷媒液貯留部は、通路14、冷媒ポン
プ20.通路14′、スプレィノズル15を介して主モ
ータ11の内部空間に接続している。
21は主モータ11の内部空間と凝縮器3とを連通ずる
通路である。
冷媒ポンプ20の吐出側には通路14′中に電磁弁22
とオリフィス26とが並列に設けられている。45は冷
水出口温度を検出する温度検出器である。
18は制御機構としての操作盤であり、負荷信号として
の冷水出口温度の信号やサクションベーン開度信号など
を受けて後述の如く冷媒ポンプ20、電磁弁22、アク
チュエータ17などを混作するようになっている。
また、操作盤I8は、負荷信号としての冷水出口温度又
は冷却水出口温度の信号を受けて、冷水出口温度を所定
の温度とするようにアクチュエータ17に信号を出して
サクションベーン9を操作して容量制御を行うようにな
っている。
第1図によって冷凍サイクルを説明する。蒸発器lで蒸
発した冷媒は通路5を経由して圧縮機7に吸入され、圧
縮されて凝縮器3に流入し凝縮してフロート室12に流
入し、フロート弁16によって減圧されたのち再び蒸発
器1に流入し冷凍サイクルを形成する。
次に主モータ11の冷却サイクルについて説明する。主
モータ11の内部空間は通路21によって凝縮器3と連
通しており、主モータ11冷却用の冷媒は凝縮器3のフ
ロート室12から冷媒ポンプ20により通路14を経て
吸入され昇圧されて通路14’を通ってスプレィノズル
15に供給されモータ内部に散布される。散布された冷
媒は主モータ11の内部発熱を奪って主モータ11内部
を冷却しつつ自らは蒸発し、通路21を通って凝縮器3
に流入し、冷却水通路4の冷却水によって冷却されて凝
縮し、冷媒液となって再びフロート室12に戻る0以上
の冷却サイクルの繰り返しによって主モータ11の内部
を冷却する。
次に本実施例の制御に関して説明する。
第1図においては、容量制御機構の操作部即ちサクショ
ンベーン9の操作量即ち開度を検出する検出機構をアク
チュエータ17に設け、検出信号を操作盤18に送り、
該信号によって冷媒ポンプ20と主モータ11の運転形
態を制御する様構成したものである。
第2図はシーケンス回路を示す電気結線図で、23はサ
クションベーン9の開度が一定値、即ち所定の最小容量
に相当する操作量、以上の開度になると接続される接点
、25は冷媒ポンプ用電磁開閉器、30は冷水或いは冷
却水温度を温度検出器45.46で検出してサクション
ベーン9を開閉する信号を発する温度コントローラ、3
1はアクチュエータ17に内蔵のモジュトロールモータ
、32は主モータ11或いは油ポンプ(図示せず)を連
動して運転せしめる主継電器、33は温度コントローラ
30から発せられるサクションベーン7を開ける方向に
よって作動する継電器、34は限時継電器、35は継電
器33により開閉される接点、36は限時継電器34に
より開閉される接点である。
第3図はサクションベーン9の開度検出機構の詳細図で
、24はカム27付きのサクションベーン9 (即ち容
量制御装置の操作部)の開度(即ち操作量)が一定の最
小開度をこえる開度(即ち、制御容量の所定の最小容量
以上の容量に相当する操作量)になると接続される接点
23を内蔵したマイクロスインチである。第4図は本実
施例で関係する3個の継電器の動作説明図でその動作形
態を同図(a)(b)(c)の三つに分けて記述したも
のである。
第1図ないし第4図を用いて作用について説明する。
冷凍機の運転中とくに極端な軽負荷で運転されるように
なると、サクションベーン9は冷水温度を一定とする容
量制御によりモジュトロールモータ31が作動して、は
ぼ全閉状態となり、制御容量の所定の最小容量以下の容
量に相当する毘作量となり、第3図のカム24の作用に
より、第2図の接点23が切れてそれによって電磁開閉
器25は切れて冷媒ポンプ20は停止するが、主継電器
32は限時継電器34の作用によってしばらく励磁され
その間車モータ11は運転を続け、一定時間Tが経過す
ると接点36が切れて主モータ11も停止する。この間
の動作は第4図(a)の運転形態に相当する。
しかし、電磁開閉器25が切れて冷媒ポンプ20が停止
した後、一定時間Tが経過する以前に温度コントローラ
30からサクションベーン9を開ける信号が出されると
、継電器33が励磁され接点35が接続されて、主継電
器32が励磁されたままとなり主モータ11は停止する
ことはなくなると共に、サクションベーン9が開き、制
御容量の所定の最小容量以上の容量に相当する操作量と
なり、カム24の作用によって接点23が接続され、電
磁開閉器25が励磁されて冷媒ポンプ2oが再び運転さ
れる。この間の動作は第4図(b)の運転形態に相当す
る。
このようにして冷凍機の運転中サクションベーン9が全
閉になるような極端な軽負荷運転になって冷媒ポンプ2
0の吸込に必要な冷媒量が十分に得られなくなった場合
、吸込液位の低下を間接的にサクションベーン9の開度
で検出し、直ちに冷媒ポンプ20を停止する一方主モー
タ11については、冷却効果が残存する一定時間Tの間
は停止せずに運転を続け、その後に負荷の回復が無く負
荷がゼロか微小のままである場合には、主モータ11を
停止する動作を行わせしめることができる。
このようにして、冷媒ポンプ20のキャビチーシラン現
象の発生を回避すると共に電源系統に悪影響がある主モ
ータ11の発停を極力回避する運転を行うことができる
一方停止していた冷凍機を始動する場合、あるいは前記
の如き軽負荷運転中に冷媒ポンプ2o停止後負荷の回復
が無く、主モータ11が停止した状態から再始動する場
合、サクションベーン9は全閉状態であるから、前述の
如くカム24の作用により接点23は切れており、従っ
て電磁開閉器25は非励磁状態で冷媒ポンプ20は停止
された状態にある。この状態で冷凍機の負荷が回復して
冷水温度が上昇した場合、或いは冷凍機をヒートポンプ
として運転し、冷却水温度が低下した場合、温度コント
ローラ30からサクシランベーン9開の信号が出され、
それによって継電器33が励磁され接点35が接続され
て主継電器32が励磁され、主モータ11の運転が始ま
る。
主モータ11の運転は通常始動器を介して行うので、主
継電器32励磁後圧縮機7が作動を始めるために通常数
秒間の時間tを要し、この間温度コントローラ30から
サクションベーン9のアクチュエータ7に伝えられるサ
クションベーン9開の信号を遮断して、サクションベー
ン9を開けないようにする手段が通常用いられており、
時間tが経過した後始動が完了してサクションベーン9
が開くと、この開度により吸込液位の上昇が間接的に検
出されて、カム24の作用によっテ接点23が接続され
て、電磁開閉器25が励磁され、冷媒ポンプ20の運転
が始まる。この間の動作は第4図の(c)の運転形態に
示されている。
このようにして、冷凍機の始動時又は軽負荷時に第4図
の(a)で示される運転形態により停止した場合の再始
動の際、冷媒ポンプ20の吸込に必要な冷媒が不足する
期間、冷媒ポンプ20の運転を休止し、サクションベー
ン9が開いて吸込に必要な冷媒が生じ、吸込液位が上昇
するのを待って冷媒ポンプ20を運転する動作を行なわ
せしめることができ、それによって冷媒ポンプ20のキ
ャビテーションを避けた運転をすることができる。
このようにして冷凍機の始動後、負荷が安定した運転状
態になると、サクションベーン9開の信号が出されなく
なり、その場合第4図の(C)の運転形態のうち継電器
33は破線で示した運転形態となる。
このように本実施例は、主モータ11の運転中かつ冷媒
ポンプ20の運転中の状態では冷媒ポンプ20の吸込液
位が低下する状態にあることを検出して冷媒ポンプ20
を停止し、主モータ11運転中かつ冷媒ポンプ20停止
中の状態では、主モータ11の冷却作用が低下する場合
には主モータl】を停止し、冷媒ポンプ20の吸込液位
が上昇する状態にある場合にはその状態を検出して冷媒
ポンプ20を運転し、主モータ11停止中の状態では、
冷凍機の負荷が増加したことを検出して主モータ11を
始動する様構成したものである。
また本実施例では冷媒ポンプ20のキャビチーシラン現
象下での運転を回避するために、冷媒ポンプ20の吸込
液面が低下する場合に冷媒ポンプ20を停止する様構成
しているが、冷媒ポンプ2゜の停止期間をなるべく短く
するため、フロート室12に流入する冷媒流量が減少す
る場合に、冷媒ポンプ20の流量を減少させて吸込液面
の低下を防止する方法を併用し、キャビテーション現象
の発生を遅らせることもできる。
このような方法として第1図に示す如く、冷媒ポンプ2
0の吐出通路14′に電磁弁22と、該電磁弁22と並
列なオリフィス26とを設け、冷媒液面が低下する場合
に電磁弁22を閉じて吐出量を調整する方法を用いても
差し支えない。
この場合、冷媒液面の低下を検出する方法として、第3
図に示した如くサクションベーン9に連動したカムと接
点を設け、該接点を、冷媒ポンプ20を停止する接点に
対するよりもサクションベーン9が一層開いた状態で作
動する位置に配備するよう構成する方法等によって具現
化することができる。
第1図の例では主モータ11運転中がっ冷媒ポンプ20
運転中の状態では冷媒ポンプ2oの吸込液面が低下する
状態にあることを、間接的に、負荷の減少に対応したサ
クションベーン9の開度が全閉状態に近いことで検出し
たものであるが、これに代わる吸込液面の低下の直接又
は間接的検出方法として、フロート室12に一定の液面
以下で作動する液面検出器を取付けて該液面検出器の作
動によって冷媒ポンプ2oの吸込液面の低下を検出する
方法や、或いは冷媒ポンプ2oの消費電流を測定して、
キャビテーション現象が発生した場合電流値が低下する
特性を利用して、冷媒ポンプ20の消費電流が一定値を
下廻ったことによって冷媒ポンプ20の吸込液面の低下
を検出する方法や、或いは冷媒ポンプ20の振動を測定
してキャビテーション現象が発生した場合、振動値が増
大する特性を利用して、冷媒ポンプ2oの振動が一定値
を上廻ったことによって冷媒ポンプ2oの吸込液面の低
下を検出する方法を用いても差し支えない。
同様に第1図の例では主モータ11運転中がっ冷媒ポン
プ20停止中の場合、主モータ11の冷却作用が低下す
る状態を、限時継電器34にて時間の経過で検出したも
のであるが、これに代わる主モータ11の冷却作用の低
下の直接又は間接的検出方法として、主モータ11内に
一定温度以上で作動する温度検出器を設け 46温度検
出器の作動によって検出する方法を用いてもよい。
同様に第1図の例では、主モータ11停止中の場合、冷
凍機の冷凍負荷が増加したことを、温度コントローラ3
0からのサクションベーン9開の信号で検出しているが
、これに代わる冷凍負荷の増加の直接又は間接的検出方
法として、冷水温度が一定値以上になると作動する温度
検出器を冷水系統に設け、該温度検出器が作動すること
によって検出しても差支えないし、あるいはサクション
ベーン9開の信号と温度検出器の信号を併用してもよい
このように、本発明を実施する手段は各種存在し、実用
性の高いものであるが、これらを選択組合せて実施する
ことにより、多種の実施手段が存在することになるが、
これらのうち代表的な実施例を第5図〜第8図に示す。
第5図、第6図は本発明の他の実施例で、第5図はサイ
クル説明図、第6図はシーケンス回路を示す電気結線図
である。構成について説明すると、第5図でフロート室
12に一定の液面以下になると作動する液面検出器40
を設け、その検出信号を操作盤18に伝え、また冷水温
度が一定値以上になると作動する温度検出器50を冷水
通路2に取付けその検出信号を操作盤18に伝え、さら
に主モータ11内に一定温度以上で作動する温度検出器
41を設け、その検出信号を操作盤18に伝える様構成
すると共に、第6図に示す如く電気回路を構成する。
第5図、第6図によって作用について説明すると、冷媒
ポンプ20と主モータ11共運転中の状態では液面検出
器40の検出信号によって液面が一定値以下になると接
点39が切れて電磁開閉器25が切れて冷媒ポンプ20
が停止するが、主モータ11は運転を続ける。
つぎに冷媒ポンプ20停止中で主モータ11運転中の状
態では、主モータ11内の温度検出器41が作動すると
接点38が切れるが、この時接点37と接点35は軽負
荷であって液面低下、サクションベーン9の開度小なる
ことによりすでに切れているので、主継電器32は非励
磁となって主モータ11は停止する。
しかしこの場合に主継電器32が非励磁となる前に、フ
ロート室12の冷媒液面が上昇し、接点39が接続され
た場合には、電磁開閉器25が励磁され、冷媒ポンプ2
0が運転されると共に、接点37が接続され、主継電器
32は励磁され続け、主モータ11は運転を続ける。
一方停止していた冷凍機を始動する場合、あるいは前記
の如き軽負荷運転中に冷媒ポンプ20停止後負荷の回復
が無く、主モータ11が停止した状態から再始動する場
合、冷凍機の負荷が回復して冷水温度が上昇することに
よって、或いは冷凍機をヒートポンプとして運転し、冷
却水温度が低下することによって温度検出器50の接点
51が接続されそれによって継電器33が励磁され接点
35が接続されて主継電器32が励磁され、主モータ1
1の運転が始まる。主モータ11の運転によって圧縮[
7が運転されたのちは、フロート室12の冷媒液面の上
昇によって冷媒ポンプ20が運転される。
このようにして第5図、第6図の実施例によっても、冷
凍機運転中に極端な軽負荷運転になって、冷媒ポンプ2
0の吸込に必要な冷媒量が十分に得られなくなった場合
に、直ちに冷媒ポンプ20を停止する一方、主モータ1
1内の冷却効果が残存する間は、主モータ11の運転を
続け、その後に冷凍負荷の回復があって冷媒ポンプ20
の吸込液面が上昇した場合には再び冷媒ポンプ20を運
転し、冷凍負荷の回復がなく主モータ11の内部温度が
上昇した場合には主モータ11を停止する動作を行なわ
せしめることができる。
一方停止していた冷凍機を始動する場合、或いは前記軽
負荷時に冷媒ポンプ20停止後負荷の回復がなく主モー
タ11を停止した状態から再始動する場合、冷媒ポンプ
20は吸込液面の液面検出器40の検出信号によって発
停するからキャビテーション現象を生じることはなく運
転することができる。
このようにして冷媒ポンプ20のキャビテーション現象
を回避した運転を行うと共に、電源系統に悪影響がある
主モータ11の頻繁な発停を回避した運転を行うことが
できる。
第7図は本発明の他の実施例である。
第7図の実施例では、冷媒ポンプ20の吸込液面の低下
を間接的に検出する機構として冷媒ポンプ20に該ポン
プのモータの消費電流が一定値以下になると作動する電
流検出器42を設け、検出信号を操作盤18に伝え、該
検出器42が作動した場合冷媒ポンプ20を停止する様
電気回路を構成する。
このように構成することによって冷媒ポンプ2゜に吸込
液面が低下してキャビテーション現象が発生して消費電
流が低下した場合、冷媒ポンプ2゜を停止し、キャビテ
ーション現象下での長時間運転を回避することができる
。このほか冷媒ポンプ20と主モータ11の運転形態に
ついては第1図〜第4図又は第5図、第6図の実施例に
示した方法のいずれを採用しても差し支えない。
第8図は本発明の他の実施例である。
第8図の実施例では、冷媒ポンプ20の吸込液面の低下
を間接的に検出する機構として、冷媒ポンプ20にその
運転中に生じる振動の振巾が一定値以上になると作動す
る振動検出器43を設け、検出信号を操作盤18に伝え
、振動検出器43が作動した場合、冷媒ポンプ?Oを停
止する様電気回路を構成する。
このように構成することによって冷媒ポンプ20に吸込
液面が低下してキャビテーション現象が発生して振動が
大きくなった場合、冷媒ポンプ20を停止し、キャビテ
ーション現象下での長時間運転を回避することができる
このほか冷媒ポンプ20と主モータ11の運転形態につ
いては、これまでに述べた実施例に示された方法のいず
れを採用しても差し支えない。
以上の実施例はりレージ−ケンスを用いているが、本発
明の主旨は冷媒ポンプと主モータの運転形態を合理的に
なすことにあり、従って図示したりレージ−ケンスによ
らず、マイクロコンピュータを用いて、マイクロコンピ
ュータのプログラムとマイクロコンピュータの入出力接
点に検出器或いは継電器を取付けることによって、同様
に運転形態を具現することも本発明に含まれる。
〔発明の効果〕
本発明は、冷媒ポンプの吸込液面が低下する場合に冷媒
ポンプを停止すると共に、主モータは内部の冷却効果が
得られる限り運転し、冷却効果が得られなくなる時点で
主モータを停止するか、或いは冷媒ポンプの吸込液面が
十分に得られる場合には再び得られる場合には再び冷媒
ポンプを運転し、或いは前記主モータを停止した場合に
は、冷凍負荷が増大した時に再び主モータを運転する様
構成することによって、冷媒ポンプのキャビテーション
現象下での運転を回避して長寿命化を図り、それによっ
てモータ冷却機能の信鎖性向上を図ることができるとと
もに、主モータの頻繁な発停を回避した運転を行って主
モータの電源系統に悪影響を与えることが少ない、信軌
性の高い冷凍機の運転方法を提供することができ、実用
上極めて大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に関するものであり、第1図は一
実施例のサイクル説明図、第2図はそのシーケンス回路
を示す電気結線図、第3図はその容量制御機構の開度検
出器の詳細図、第4図はその電気回路の動作を示すタイ
ムチャート、第5図は別の実施例のサイクル説明図、第
6図はそのシーケンス回路を示す電気結線図、第7図は
別の実施例のサイクル説明図、第8図は別の実施例のサ
イクル説明図である。 l・・・蒸発器、2・・・冷水通路、3・・・凝縮器、
4・・・冷却水通路、5・・・通路、7・・・圧縮機、
9・・・サクションベーン、10・・・増速機、11・
・・主モータ、12・・・フロート室、14.14’・
・・通路、15・・・スプレィノズル、16・・・フロ
ート弁、17・・・アクチェエータ、18・・・操作盤
、20・・・冷媒ポンプ、21・・通路、22・・・電
磁弁、23・・・接点、24・・・カム、25・・・電
磁開閉器、26・・・オリフィス、27・・・マイクロ
スインチ、30・・・温度コントローラ、31・・・モ
ジュトロールモータ、32・・・主縦’Qb”f、33
・・・継電器、34・・・限時継電器、35.36,3
7゜38.39・・・接点、40・・・液面検出器、4
1・・・温度検出器、42・・・電流検出器、43・・
・振動検出器、45.46・・・温度検出器、50・・
・温度検出器、51・・・接点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、蒸発器、凝縮器、圧縮機及び該圧縮機を駆動する主
    モータを備え、該主モータの内部空間と前記凝縮器とを
    連通し、かつ該凝縮器において凝縮した冷媒液を前記主
    モータの内部空間に冷媒ポンプを介して導入するように
    した冷凍機の運転方法において、 前記主モータと前記冷媒ポンプとの運転、 停止に関して、次のS、A、B、C、Dの各工程の何れ
    かにより、又は何れかを組み合わせて冷凍機の運転を行
    うことを特徴とする冷凍機の運転方法。 (S工程)・・・冷凍機の始動時に、冷媒ポンプを停止
    したまま主モータを起動する工 程。 (A工程)・・・・・・冷凍機の運転中であつて、主モ
    ータ及び冷媒ポンプが運転中の場合 に、冷媒ポンプの吸込液位の低下を検 出して冷媒ポンプを停止する工程。 (B工程)・・・・・・冷凍機の運転中であつて、主モ
    ータが運転中であり、冷媒ポンプが 停止中である場合に、主モータの冷却 作用の低下、又は負荷がゼロか微小で あることを検出して主モータを停止す る工程。 (C工程)・・・・・・冷凍機の運転中であつて、主モ
    ータ及び冷媒ポンプが停止中である 場合に、冷凍機の負荷の上昇を検出し て主モータを運転する工程。 (D工程)・・・・・・冷凍機の運転中であつて、主モ
    ータが運転中であり、冷媒ポンプが 停止中である場合、冷媒ポンプの吸込 液位の上昇を検出して冷媒ポンプを運 転する工程。 2、前記A工程の、冷媒ポンプの吸込液位の低下の検出
    が、次の(a)(b)(c)(d)のうち少なくとも何
    れか一つの方法により直接又は間接的な検出により行わ
    れる特許請求の範囲第1項記載の方法。 (a)吸込液位が所定の最低値以下になつたことを検出
    する方法。 (b)容量制御機構の操作部の操作量が、制御容量の所
    定の最小容量以下の容量に相当 する操作量になつたことを検出する方法。 (c)冷媒ポンプの消費電流が所定の最低値以下となつ
    たことを検出する方法。 (d)冷媒ポンプの振動値が所定の最高値以上となつた
    ことを検出する方法。 3、前記B工程の、主モータの冷却作用の低下の検出が
    、次の(a)(b)のうち少なくとも何れか一つの方法
    で行われる特許請求の範囲第1項記載の方法。 (a)冷媒ポンプ停止時間が、所定の最高値以上になつ
    たことを検出する方法。 (b)主モータ内の温度が所定の最高値以上になつたこ
    とを検出する方法。 4、前記C工程の、冷凍機の負荷の上昇の検出が、次の
    (a)(b)(c)のうち少なくとも何れか一つの方法
    で行われる特許請求の範囲第1項記載の方法。 (a)冷水又は冷却水温度制御機構から、容量制御機構
    に、容量が増加する方向に動作 を指示する信号が出されたことを検出する 方法。 (b)冷水温度が上昇したことを検出する方法。 (c)冷却水温度が低下したことを検出する方法。 5、前記D工程の、冷媒ポンプの吸込液位の上昇の検出
    が、次の(a)(b)のうち少なくとも何れか一つの方
    法により行われる特許請求の範囲第1項記載の方法。 (a)吸込液位が所定の最低値以上になつたことを検出
    する方法。 (b)容量制御機構の操作部の操作量が制御容量の所定
    の最小容量以上の容量に相当す る操作量になつたことを検出する方法。
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