JP4326274B2 - 冷凍回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液バックの防止対策を講じた冷凍回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレハブ式冷蔵庫に装備される冷凍回路の一例を概略的に示すと、図4に示すようになっている。すなわち、室外機に装備された圧縮機1、凝縮器2と、室内機に装備された温度式膨張弁3、冷却器4(蒸発器)とが冷媒配管により循環接続され、膨張弁3の手前側にポンプダウン用の電磁弁5が介設されている。
そして冷却運転は、電磁弁5が開放された状態において、圧縮機1と庫内ファン6とが駆動され、冷却器4付近で生成された冷気が庫内ファン6で庫内に循環供給される。この間庫内温度が検知され、設定温度まで下がると電磁弁5が閉じられ、これに伴い低圧圧力が降下したことが圧力スイッチ7で検知されると圧縮機1が停止し、一方庫内温度が設定温度より高くなると電磁弁5が開かれ、一定時間が経過し、かつ低圧圧力が上昇したことが圧力スイッチ7で検知されると圧縮機1が駆動されるといったように、庫内温度に応じて電磁弁5が開閉することを介して圧縮機1の運転が制御され、庫内がほぼ設定温度に維持される。
一方除霜運転は、電磁弁5を閉じ、かつ圧縮機1、庫内ファン6を停止した状態において、冷却器4に装備したヒータに通電することで行われるようになっている。
【0003】
続いて、除霜運転が終了して冷却運転が再開される場合を、図5も用いて説明する。
除霜が終了する、すなわちヒータへの通電とそれに続く水切りが終了すると、冷凍回路の低圧圧力を上昇させるべくポンプダウン用の電磁弁5が開放され、20秒後に圧縮機1が駆動される。ただし庫内ファン6は、圧縮機1の起動後の1分30秒間は、庫内の温度上昇を抑えるために駆動しない(予冷運転)。さらにその後の2分間は、回転数が抑えられてファンガードに付着した水滴が庫内に飛散させないようにしている。その後、庫内ファン6が正規に駆動されて、通常の冷却運転が再開される。
【0004】
上記において、除霜終了時に電磁弁5が開放され続いて圧縮機1が駆動されると、図5のグラフに示すように、冷却器出口4Aの温度cが急激に上昇する。これは、冷媒が膨張弁3を通って冷却器4に流入すると、膨張弁3の絞り効果で冷却器入口4Bの温度bは降下するが、その後は冷媒が、除霜運転後で高温状態にある冷却器4の内部を通るために過熱され、それに伴い冷却器出口4Aの温度cが上昇するからである。
この温度上昇により、冷却器出口4Aに取り付けられた膨張弁3用の感温筒8の温度も高くなるため膨張弁3は最大限に開き、冷媒の循環量が多くなり、併せて膨張弁入口3Aの温度dも上昇する(約20℃)。このように、冷媒の循環量が多くなると、冷媒が冷却器4内で蒸発し切れず、多量の液冷媒が圧縮機1側に供給される、いわゆる液バックを起こすおそれがある。
液バックが起きると、例えば圧縮機ケース下部1Aの温度aが降下し(41℃から30℃程度まで)、それに起因して圧縮機1内の潤滑油の粘度が低下するため、摺動部分等の摩耗に繋がり、ひいては圧縮機1の耐用寿命の低下を招き、さらには駆動部がロックしてしまう等の問題がある。
なお、この種の冷凍回路や液バック現象についての認識は、例えば特許文献1に記載されている。
【0005】
【特許文献1】
実開平1−102657号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような液バックの防止対策として、予冷運転中にポンプダウン用の電磁弁5を一時的に閉じ、冷媒循環を停止することが提案された。しかしながら、電磁弁5を閉鎖するタイミング等の条件によっては、冷凍回路の低圧圧力が降下し過ぎ、圧力スイッチ7を介して図らずも圧縮機1が停止制御されてしまうことがあり、簡単には対応できなかった。
【0007】
そこで本願発明者らは、冷却運転を再開する際における冷凍回路の低圧圧力の変動を詳細に調べたところ、以下のようなことが判明した。低圧圧力の変動は、上記の図5のグラフの特性線pに示される。
すなわち電磁弁5が開かれて低圧圧力が上昇したのち、圧縮機1が駆動されると、低圧圧力が一時的に降下する。これは冷凍回路の圧力損失によるものであって、そののち冷却器4を冷却する負荷により低圧圧力は次第に上昇し、負荷が軽くなるに従って今度は次第に降下する。
このような冷凍回路の低圧圧力の変動の特性を見た場合、低圧圧力の降下を伴う電磁弁5の閉鎖動作が、低圧圧力が一旦降下したタイミングで行われると、低圧圧力の圧力値は過剰に低くなって圧縮機1の異常停止を招くおそれがあり、一方、低圧圧力が一旦降下したのち二度目に上昇した場合のピーク付近で行われれば、低圧圧力の圧力値が比較的高いところに留め置かれると判断できる。
【0008】
本発明は上記のような知見に基づいて完成されたものであって、その目的は、圧縮機の異常停止事故等を伴うことなく液バックを確実に防止するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、圧縮機、凝縮器、温度式膨張弁及び冷却器が冷媒配管により循環接続されるとともに、前記膨張弁の手前側に電磁開閉弁が介設され、前記電磁開閉弁が閉鎖しかつ前記圧縮機が停止した状態で除霜がなされるようにした冷凍回路において、除霜が終了して冷却運転を再開するに当たり、初めに前記電磁開閉弁を開放し、その所定時間後に前記圧縮機を駆動したのち、低圧圧力が二度目に圧力上昇したタイミングから所定時間前記電磁開閉弁を閉鎖状態とする制御手段が備えられているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記電磁開閉弁の前記所定時間の閉鎖動作は、時間間隔を開けて複数回に分けて行われるようになっているところに特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
除霜が終了して冷却運転が再開されるに当たり、電磁開閉弁が開放され続いて圧縮機が駆動されると、冷凍回路の低圧圧力は、急激に上昇したのち一時的に降下し、再び上昇してピークを迎えた後次第に降下する経過を示す。
本発明はこのような圧力変動を睨み、電磁開閉弁を所定時間閉鎖するタイミングを、低圧圧力が二度目に圧力上昇したとき付近に設定した。低圧圧力の降下を伴う電磁開閉弁の閉鎖動作が、低圧圧力が相対的に高いところで行われることから、低圧圧力が降下するも、その圧力値は過剰に降下することなく許容内に留められる。
電磁開閉弁が閉鎖されることで冷却器への冷媒循環が停止され、もって圧縮機へ液冷媒が供給されること、すなわち液バックの発生が防止される。しかも、低圧圧力の過剰降下が抑制され、圧縮機の異常停止事故の発生等を防止することができる。
【0011】
<請求項2の発明>
電磁開閉弁の閉鎖動作が複数回に分けられると、閉じられることで低圧圧力が降下したのち、途中で開かれることで一旦圧力上昇に転じ、再び閉じられることで、圧力上昇した状態から圧力降下するといったことが繰り返され、連続して所定時間閉鎖された場合と比較すると、低圧圧力の降下圧力値をより高い所に留めることができ、圧縮機の異常停止をより確実に防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1及び図2によって説明する。本実施形態の冷凍回路は、図1に示すように、室外機として圧縮機10と、凝縮器ファン11Aを付設した凝縮器11とが装備され、また室内機として、温度式膨張弁12と、冷却器14(蒸発器)とが装備されており、これらが冷媒配管により循環接続されている。温度式膨張弁12は、冷却器出口14Aに取り付けられた感温筒13で感知された冷却器出口14Aの温度に基づいて開度が制御されるものである。また、膨張弁入口12Aの手前には、ポンプダウン用の電磁弁15が備えられているとともに、圧縮機10の吐出側(高圧側)と吸引側(低圧側)との間に圧力スイッチ16が設けられている。
【0013】
以上の基本的な構造に加え、圧縮機10の吸引側には、アキュムレータ20、逆止弁21及び補助アキュムレータ22が順次に接続されている。凝縮器11から膨張弁12に至る液流通管30Aには、レシーバタンク23、ドライヤ24、サイトグラス25、ストレーナ26が介設されている。ドライヤ24の出口側から分岐された分岐路27には、液冷媒吐出用の電磁弁28が設けられ、キャピラリチューブ29を介して圧縮機10と接続されており、圧縮機10が所定温度以上に昇温されると、電磁弁28が開いてキャピラリチューブ29で絞られた低温のガス冷媒が圧縮機10に供給されることで、圧縮機10が冷却されるようになっている。
また、ストレーナ26と電磁弁15との間の液流通管30Aと、冷却器14から引き出されたガス流通管30Bの一部とが熱交換器31に収容され、圧縮機10に向かうガス冷媒と膨張弁12に向かう液冷媒との間で熱交換されるようになっている。
なお、冷却器14の近傍には、庫内ファン33が装備されている。
【0014】
基本的な運転は従来例と同様であるが、改めて説明すると、冷却運転は、電磁弁15が開放された状態において、圧縮機10と庫内ファン33とが駆動され、冷却器14付近で生成された冷気が庫内ファン33で庫内に循環供給される。この間庫内温度が検知され、設定温度まで下がると電磁弁15が閉じられ、これに伴い低圧圧力が降下したことが圧力スイッチ16で検知されると圧縮機10が停止し、一方庫内温度が設定温度より高くなると電磁弁15が開かれ、一定時間が経過し、かつ低圧圧力が上昇したことが圧力スイッチ16で検知されると圧縮機10が駆動されるといったように、庫内温度に応じて電磁弁15の開閉を介して圧縮機10の運転が制御され、庫内がほぼ設定温度に維持される。
一方除霜運転は、電磁弁15を閉じかつ圧縮機10、庫内ファン33を停止した状態において、冷却器14に装備したヒータ(図示せず)に通電することで行われる。
【0015】
また、除霜運転が終了して冷却運転が再開される場合は、図2のタイムチャートに示すように、除霜が終了する、すなわちヒータへの通電とそれに続く水切りが終了すると、冷凍回路の低圧圧力を上昇させるべくポンプダウン用の電磁弁15が開放され、20秒後に圧縮機10が駆動される。ただし庫内ファン33は、圧縮機10の起動後の1分30秒間は、庫内の温度上昇を抑えるために駆動しない(予冷運転)。さらにその後の2分間は、回転数が抑えられてファンガードに付着した水滴が庫内に飛散させないようにしている。その後、庫内ファン33が正規に駆動されて、通常の冷却運転が再開される。
【0016】
ここで、圧縮機10への液バックを防止するために、上記の予冷運転の間に、電磁弁15を一時的に閉鎖することが行われる。
液バックが起きる原因については、従来例でも説明したとおり、除霜運転の終了直後という事情から、冷媒が高温状態にある冷却器14の内部を通るために過熱されて、冷却器出口14Aの温度Cが上昇し、感温筒13を介して膨張弁12が最大限に開いて冷媒の循環量が多くなり、冷却器14内で蒸発し切れず多量の液冷媒が圧縮機10側に向かって、アキュムレータ20,22があるにも拘わらず圧縮機10に達してしまうためである。
【0017】
本実施形態では、予冷運転が開始され、すなわち圧縮機10が駆動されてから30秒経過後に、電磁弁15が30秒間閉鎖するように制御される。
この電磁弁15の閉鎖開始のタイミングを、圧縮機10が駆動されてから30秒経過後としたのは、以下の理由による。
一部既述したが、冷却運転を再開する際における冷凍回路の低圧圧力の変動を詳細に調べたところ、図2のグラフの特性線pに示されるようになることが判った。すなわち電磁弁15が開かれて低圧圧力が上昇したのち、圧縮機10が駆動されると、冷凍回路の圧力損失により低圧圧力が一時的に降下し、そののち冷却器14を冷却する負荷により低圧圧力は次第に上昇し、負荷が軽くなるに従って今度は次第に降下するようになる。
【0018】
そこで、このような冷凍回路の低圧圧力の変動の特性に鑑み、低圧圧力の降下を伴う電磁弁15の閉鎖動作が、予冷運転中において低圧圧力が一旦降下したタイミングで行われると、低圧圧力の圧力値は過剰に低くなって、圧力スイッチ16を介して圧縮機10の異常停止を招くおそれがあり、それに対して、電磁弁15の閉鎖動作が、低圧圧力が一旦降下したのち二度目に上昇した場合のピーク付近で行われれば、低圧圧力の圧力値が比較的高いところに留め置くことができると考えたからである。
このような低圧圧力が一旦降下したのち二度目に上昇した場合のピークに至るのが、予冷運転が開始され、すなわち圧縮機10が駆動されてから30秒経過した後であり、したがって上記のように圧縮機10が駆動されてから30秒経過後に、電磁弁15が30秒間閉鎖制御される。
【0019】
改めて本実施形態の作用を説明すると、図2のタイムチャートに示すように、除霜運転が終了して冷却運転が再開されるに当たり、電磁弁15が開放されてその20秒後に圧縮機10が駆動され、そののち1分30秒間にわたって予冷運転が行われるのであるが、予冷運転が開始されてから30秒経過すると、電磁弁15が30秒間閉鎖され、そののち再び開放される。
上述のように、除霜直後で冷却器出口14Aの温度Cが高く、通常ならば冷媒循環量が多くなるところを、電磁弁15が所定時間(30秒)閉鎖されることで、その間冷却器14への冷媒循環が停止され、その結果、冷却器14内で蒸発し切れなかった液冷媒が圧縮機10側に向かうこと、すなわち液バックが起きることが防止される。このとき、同図のグラフに示すように、膨張弁入口12Aの温度Dが上昇する事態も発生しない。
このように圧縮機10に液バックが発生しないことは、予冷運転中において、圧縮機ケース下部10Aの温度Aが低下しないことから確認できる。
なお、同グラフの特性線Bは、冷却器入口14Bの温度変化を示している。
【0020】
また、電磁弁15が閉鎖されると冷凍回路の低圧圧力の降下を来すが、電磁弁15を閉鎖するタイミングを、予冷運転中において、低圧圧力が一旦降下したのち二度目に上昇した場合のピークのときに持って来たから、図2のグラフの特性線Pに示すように、低圧圧力が降下するものの、その圧力値は過剰に下がることなく、圧力スイッチ16を作動させるまでには至らない。
【0021】
このように本実施形態によれば、予冷運転中にポンプダウン用の電磁弁15を所定時間(30秒)閉鎖することで、圧縮機10への液バックの発生が防止される。このため、圧縮機ケース下部10Aの温度降下に伴い圧縮機10内の潤滑油の粘度が低下する等に起因して、圧縮機10でトラブルが生じること等が防止される。
特に、電磁弁15を閉鎖するタイミングを、予冷運転中において低圧圧力が二度目に圧力上昇したとき、すなわち低圧圧力が相対的に高い状態にあるときに持ってきたから、低圧圧力が過剰に降下することが抑制され、圧縮機10が異常停止する事態を招くおそれもない。
【0022】
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態では、予冷運転中に電磁弁15を閉鎖する制御について変更が加えられている。
電磁弁15の閉鎖を開始するタイミングと、トータルの閉鎖時間(30秒)とは第1実施形態と同様であるが、閉鎖動作が2回に分けて行われる。詳細には、図3のタイムチャートに示すように、予冷運転が開始されてから30秒経過すると、電磁弁15が一旦15秒間閉鎖され、続いて15秒間開放されたのち、再度15秒間閉鎖される。
【0023】
第2実施形態の制御によれば、電磁弁15がトータルして30秒間閉鎖されてその間冷媒供給が停止されることで、圧縮機10への液バックの発生が防止される。これは予冷運転中において、圧縮機ケース下部10Aの温度Aが降下しないことから確認できる。
一方、低圧圧力については、特性線P1に示すように、電磁弁15の1回目の閉鎖により、二度目に圧力上昇したところから若干降下し、電磁弁15が途中で開かれることで一旦圧力上昇に転じ、2度目に閉じられたときには、圧力上昇した状態から圧力降下することになる。
これは上記第1実施形態のように、電磁弁15が30秒間連続して閉鎖された場合と比較すると、低圧圧力の降下圧力値をより高い所に留めることができ、その結果、圧縮機10の異常停止をより確実に防止することができる。
【0024】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)予冷運転中にポンプダウン用の電磁弁を閉鎖する時間に関し、上記実施形態では30秒としたが、これは一例であって、冷凍回路の容量や条件等に適した時間を任意に設定できる。
(2)電磁弁を閉鎖するタイミングについて、上記実施形態では予冷運転の開始後30秒とした場合を例示したが、要は予冷運転中において、低圧圧力が一旦降下したのち二度目に上昇した場合のピークが来る時を見極め、その時に合わせて電磁弁の閉鎖タイミングを設定することが必要である。
【0025】
(3)予冷運転中に電磁弁の閉鎖を開始する際の制御は、実施形態に例示したタイマによる時間制御に限らず、低圧圧力を圧力センサ等で検知してその検知値に基づいて行うことも可能である。
(4)電磁弁の閉鎖動作を分けるのは3回以上であってもよく、回数が多いほど、低圧圧力の降下圧力値を高い所に留めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る冷凍回路の回路図
【図2】 そのタイミングチャート並びに各部位の温度特性と低圧圧力の変動とを示すグラフ
【図3】 第2実施形態にタイミングチャート並びに各部位の温度特性と低圧圧力の変動とを示すグラフ
【図4】 従来例の冷凍回路の回路図
【図5】 そのタイミングチャート並びに各部位の温度特性と低圧圧力の変動とを示すグラフ
【符号の説明】
10…圧縮機 11…凝縮器 12…温度式膨張弁 13…感温筒 14…冷却器 15…電磁弁(電磁開閉弁) 16…圧力スイッチ
Claims (2)
- 圧縮機、凝縮器、温度式膨張弁及び冷却器が冷媒配管により循環接続されるとともに、前記膨張弁の手前側に電磁開閉弁が介設され、前記電磁開閉弁が閉鎖しかつ前記圧縮機が停止した状態で除霜がなされるようにした冷凍回路において、
除霜が終了して冷却運転を再開するに当たり、初めに前記電磁開閉弁を開放し、その所定時間後に前記圧縮機を駆動したのち、低圧圧力が二度目に圧力上昇したタイミングから所定時間前記電磁開閉弁を閉鎖状態とする制御手段が備えられていることを特徴とする冷凍回路。 - 前記電磁開閉弁の前記所定時間の閉鎖動作は、時間間隔を開けて複数回に分けて行われるようになっていることを特徴とする請求項1記載の冷凍回路。
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