JPS61246450A - 中空パネル型壁面材による壁面構築方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、両面が塗装、タイル張り等により仕上げられ
ており、しかも内部に通気用中空部を形成してなる壁面
材及び該壁面材を使用する壁面の構築方法に関するもの
である。

〔発明の背景〕

本発明者は、大型コンクリート板（カーテンウオール）
等による壁面の構築方法及びその大型コンクリート板等
の構造（＝ついて研究を重ね、その結果、建造物の所定
面に大型コンクリート板等の外壁材を配列固定せしめる
に際し、その外壁材相互間の目地幅を一定に、かつコン
クリート板の前面位置を調整することができるようにし
て、外壁材の構築精度を上げることができるようにし、
さらにその施工を容易ならしめることができる大型コン
クリート板等の外壁材による壁面の構築方法を提案して
いるが、一般に、コンクリート製品は、コンクリート自
体の熱吸収率が高いため：二、そのコンクリート板を建
造物の外壁パ゛ネルとして使用した場合に、例えば当該
コンクリート外壁パネルに直射日光を受けると、コンク
リート壁面が加熱され、特に夏期においては、コンクリ
ート壁面の加熱によって、室内の温度が高まるといった
問題点があった。そこでこの問題点を解消するために、
コンクリート製外壁パネル内に空気層を設けた二重構造
のコンクリート外壁パネルを構成することにより、その
空気層内を流動あるいは滞留するエアによる空冷作用に
より、コンクリート外壁パネルの加熱が阻止できるよう
にしたコンクリート外壁材と、その外壁材による壁面の
構築方法を先に提案している。

ところが、この外壁材は文字通り、建造物の外壁材であ
ることから、建造物の構築１；際し、その外壁材とは別
の内壁材と、その取付けが必要となり、壁材の倍加と共
に、構築の手間が二重にかかるといった不具合があった
。また外壁材と内壁材とを別個に取り付けなければなら
ないことから、その外壁材と内壁材との間に必要となる
取付は空間が広くなり、建物の有効床面積が狭ばまれで
しまうといった不具合もあった。

〔発明の目的〕

本発明は、かかることに鑑みてなされたもので内部に通
気用空間部を設けて遮熱効果を得ることは勿論のこと、
コンクリート板の両面を仕上面となして、該コンクリー
ト板外壁材と内壁材に共用することができる壁面材と、
その壁面材による壁面の構築方法を提供することを目的
とするものである。

〔発明の実施例〕

以下に本発明を図面に示す実施例Ｃ二基いて詳細に説明
する。

先ず本実施例よりなるコンクリート壁面材の構造を第１
図１＝おいて説明する。Ａは壁面材であって、この壁面
材Ａを構成するコンクリート製の主体１は、第１図にお
いて横方向に貫通する中空部２が形成されている。また
その主体１の上下両側辺縁には、後述する鉄骨との係止
段部３が形成され、この係止段部６によって形成された
上下の端面には、シール部材嵌合溝４が形成されている
。

５は係止段部３に穿設されて、外部と上記中空部２とを
連通している通気孔である。６は主体１の表面に張りつ
けられた大型陶板タイルであって、０′）大型陶板タイ
ル６によ０主体１の表面力Ｓ４ヒ粧されている。また主
体１の裏面には、例えば化粧板７が張りつけられている
が、この化粧板７は、木板、タイル、ベニヤ、金属板等
の適宜内装材を選択的に使用することができる。また、
この化粧板７にかえて、塗料を塗布させてもよい。

以上が本実施例よりなる壁面材の構造であるが、次にそ
の壁面材Ａを用いて壁面を構築する方法について第２図
で述べると、先ずこの壁面打入を取付は得る間隔で鉄骨
Ｂを構築し、これらの鉄骨Ｂの相互間に前記壁面材Ａを
嵌合する。この壁面打入の嵌合時において、各壁面材相
互間及び各壁面材と鉄骨との間にシール材８を介在せし
めて、シール性を高めると共に、各壁面材Ａに設けた通
気孔５を、各壁面材相互間で連通させるため、例えば、
予め形成したプラスチック製の抜気連絡管９を介在せし
め、各壁面材Ａの中空部２を連通させるものである。か
くして、多数個の壁面材Ａが、鉄骨Ｂにより嵌合位置さ
れた後、その鉄骨Ｂと壁面材Ａとを、固定金具１０及び
取付ねじ１１により固着すれば、壁面材の構築が完了さ
れる。

このように、本実施例よりなる壁面材Ａは、コンクリー
ト製主体１の表面茗；はタイルによる化粧構造が施され
ており、またその主体１の裏面にも化粧板等による化粧
を施していることから、この壁面材Ａを使用することに
より、構築壁面の外装及び内装王手が省ける効果がある
。またその壁面打入には、遮熱用エアーを通す中空部２
及び各壁面材Ａに設けた中空部２を連通ずる通気孔５を
設けたことにより、壁面材Ａの内部における遮熱効果が
大となり、建物構築用のコンクリート壁面材としての実
益が大である。

〔発明の概要〕

以上のように、本発明は、コンクリート製主体１の表裏
両面に化粧を施し、さらにその主体１の内部表裏間に遮
熱用中空部を施すと共に、上下左右に構築された各主体
１の遮熱用中空部を連通ずる通気孔５を設けてなる壁面
材Ａを、上下左右に積上げて建造物の壁面を構築するも
のである。

〔発明の効果〕

従って、この壁面材の使用によって、構築された建物壁
面の外側面及び内側面は、その壁面材に予め施されてい
る化粧面により、二次的な化粧工事の必要性がなく、作
業性、省力化が向上できる効果がある。また、この壁面
材Ａの使用によって各壁面材の内部に設けた中空部が、
上下左右に連設した壁面材の中空部と相互に連通される
ことから、その中空部内の通気性が高められ、その結果
その壁面材の外側面に直射日光を受けても、上記の通気
性によって遮熱効果が高く、壁面材の内側が加熱される
といった不具合を有効に解消することができ、居住性、
美観性に優れた建造物を、経済的に構築することができ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明よりなる壁面材の実施例を示した斜視図
、第２図はその壁面材の構築態様を示した断面図である
。 Ａ・・・壁面材　　　　　　　Ｂ・・・鉄骨１・・・主
体　　　　　　　　２・・・中空部３・・・係止段部　
　　　　　４・・・シール部材嵌合溝５・・・通気孔　
　　　　　　６・・・大型陶板タイル７・・・化粧板　
　　　　　　８・・・シール材９・・・抜気連絡管　　
　　　１０・・・固定金具１１・・・取付ねじ 特　許　出　願　人　　宮城タイル興業株式会社拓１目 牟

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コンクリート製主体の内部に、通気用中空部を形
   成し、さらにその主体の表裏両面に化粧を施してなる壁
   面材を、鉄骨を介して上下左右に積上げて、建造物の壁
   面を構築し、各壁面材の中空部を互に連通させて、遮熱
   用通気路に形成することを特徴とする中空パネルによる
   壁面構築方法。
2. （２）コンクリート製主体の内部に通気用中空部を形成
   すると共に、上下左右に構築された各主体の通気用中空
   部を連通する通気孔を設け、さらに主体の表裏両面に化
   粧を施したことを特徴とする壁面材。