JPS61246285A - アスフアルテン含有炭化水素仕込物の脱れき方法 - Google Patents

アスフアルテン含有炭化水素仕込物の脱れき方法

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JPS61246285A
JPS61246285A JP61079039A JP7903986A JPS61246285A JP S61246285 A JPS61246285 A JP S61246285A JP 61079039 A JP61079039 A JP 61079039A JP 7903986 A JP7903986 A JP 7903986A JP S61246285 A JPS61246285 A JP S61246285A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明の対象となる方法は、通常の原油の残渣(常圧蒸
留残渣でも減圧蒸留残渣でもよい)の処理、並びに例え
ばベネズエラのFAJAPETROL I FERA油
日またはカナダのATHABASCA油田から得られる
ような常圧蒸留重油または超重油の処理に適用される。
意味を広げれば、ここで特許請求されているような方法
はまた、その他の熱によるまたは触媒による予備処理例
えばビスブレーキング、水素化ビスブレーキング、水素
を供与する溶媒の存在下における熱処理、処理された仕
込物の多かれ少なかれ著しい変換を伴う種々の接触水素
化処理などから由来する常圧または減圧蒸留残渣の処理
にも有利に用いられる。
発明の背景 これらの種々の仕込物は、ヘテロ原子SSNおよび0に
富む高分子量有機物質であって、金属特にニッケルおよ
びバナジウムが錯体化されている物質である樹脂および
アスファルテンを含むことを特徴とする。
精製においてこれらのアスファルテン類および樹脂類が
引き起こす不都合は、接触方法の分野においても熱方法
の分野においても良く知られている。
これらの不都合は、それらの高いペテロ原子含皇に関連
しているが、特に低いH/C比およびニッケルとバナジ
ウムの錯体化金属の存在に関係している。
接触クランキングにおいて、例えばゼオライト触媒の存
在下におけるこの型の化合物の仕込物中の存在は、装置
の熱平衡を壊しかつ再生温度をゼオライトが急速にその
結晶度を失うような値まで上げるという危険を冒して、
同時にコークスの触媒への沈積の増加を引き起こす。ニ
ッケルの存在は、結果として凝縮しえないガスと水素の
生成の増加およびコークスの沈積の増加を伴って、この
金属の触媒への沈積を引き起こす。バナジウムに関して
は、これが触媒に沈積する時、これもまた、この型の反
応の通常の触媒の活性触媒相を成す、希土類で交換され
たゼオライトと共に、結晶度の減少従って活性の減少を
引き起こす混合化合物を形成することもある。
水素化処理において、これもまた周知の触媒の被毒が良
く知られている。第1族にニッケルおよびコバルト)の
硫化物によって促進された第VIA族(モリブデンおよ
びタングステン)の硫化物である活性剤上の硫化ニッケ
ルおよび硫化バナジルの漸進的沈積が、これらの触媒の
脱硫、脱窒および水素化活性の漸進的減少を引き起こす
水素化クラッキングにおいて、フランス規格AFNOR
NFT  60115によるヘプタン沈澱によって測定
されるアスファルテン含量は、その後にコークスの生成
を伴う触媒の酸性部位の急速な被毒を避けたいならば、
はとんど検出できないものでなければならない。
ビスブレーキングにおいて、操作条件の厳格さもまた、
これらのアスファルテン物質含量およびそれらの固有の
安定性に結びついている。
ある一定の仕込物の場合、高すぎる温度および/または
熟成時間で表わされた過度の厳格さ1′&、コロイド状
ミセルの出現を伴って、一部分分解されたアスファルテ
ン分子の凝固を引き起こす。
これらのコロイド状ミセルは、貯蔵の間デカントして、
使用される装置のフィルターの目詰りを起こす傾向があ
る。
これらの不都合のために、精製業者はアスファルテン化
合物および樹脂化合物を、これらを含む油質フラクショ
ンから選択的に分離する努力をしてきた。「脱れき」と
呼ばれる溶媒によるこの分離は、アスクアルテン類と周
囲のマルテン媒質との間に存在する平衡を、溶媒の添加
によって壊すことから成る。この溶媒は粘度特に、油性
媒質の表面張力を減じる。勧められる溶媒は、一般に炭
素原子数3.4.5.6および/または7の軽質パラフ
ィン類および/またはオレフィン類である。事実軽質パ
ラフィンはアスクアルテン類に対して、場合によっては
樹脂類に対して、反溶剤の役割を果たす。アスクアルテ
ン類および樹脂類は異なる相の形態で油性媒質の外へ捨
てられる。これは、溶媒プラス油媒質の密度および表面
張力が弱くなればなるほどなお一層良い。その結果「ア
スファルト相」収率および説れき油の品質は、一定の仕
込物について次のパラメータおよび変数に関連する:溶
媒の種類、溶媒の率、温度および圧力。しかしまた、用
いられる技術の特徴にも非常に強く左右される。
従って本発明の対象となる方法は、炭素原子数3〜7の
パラフィン系またはオレフィン系炭化水素を含む炭化水
素溶媒による脱れきに関する。しかしながら炭化水素溶
媒の使用は、これによって最小の溶媒率で非常に高品質
の油の高い収率を得ることが可能になり、かつ年間2〜
4百万トン程度の生産能力を1本のラインで処理するの
に適した装置への工業的普通化を考えつるようにして実
施される。
発明の目的 本発明の第1の目的は、特に残渣または重質油のアスフ
ァルテンを含む炭化水素仕込物の脱れきを、炭素原子数
3〜7の溶媒によって実施して、AFNORNFT60
115規格による、ヘプタンにより沈澱させられたアス
ファルテンを0.05%以下含む油を得るようにするこ
とである。
本発明の第2の目的は、選択的に操作を実施すること、
すなわち脱れき油の品質と同時に、この油の非常に良い
収率を、それも最小限の溶媒すなわち、3/1〜4/1
という低い溶媒/泊客積比を用いて得ることである。
第3の目的は、脱れきの全体的操作を成す基本的物理化
学操作:すなわち混合・沈澱、アスファルト相のデカン
テーション、洗浄・アスファルト相の解膠(ペプチゼー
ション)を切り離して操作することより成る。
本発明の対象となる方法によって、本発明の第1および
第2目的となる品質および収率の基準を尊重し、唯一の
デカンタ−で残渣または重質油の非常に大きな年間能力
の処理が可能になる。
従来の技術 従来技術は非常に広範囲の脱れき技術をカバーしている
が、それらの独創性を次のものに依存している。すなわ
ち使用される溶媒の種類、勧められる操作条件の範囲、
特別な添加剤の使用、方法のある種の技術的特徴または
連続する複数の工程での操作の実施などである。
このようにして米国特許第1.948.296号は、溶
媒としてプロパン、n−ブタン、イソブタン、軽質石油
留分、ナフサ、アルコール類またはこれら種々の物質の
混合物を特許請求している。
米国特許第2,081,473号は、脱れき操作の一般
的概念を示し、その結果一般的に挙げられるあらゆる種
類の溶媒すなわちプロパン、ブタンおよび軽質ガソリン
をも含めてメタンからナフサまでを推奨しているが、勧
められる溶媒/油化の範囲も、ましてやその基本的物理
化学的工程における操作を、各工程について最適な操作
条件の範囲を適用して「事実上」解離することをも明示
していない。
米国特許第2,587.643号および同第2.882
.219号は、溶媒すなわち米国特許第2,587,6
43号の場合、有機炭酸塩、あるいは仕込物すなわち米
国特許第2,882゜219号の場合芳香族への変性剤
または添加剤の付加を特許請求している。
米国特許第3,278.415号および同第3.331
.394号もまた溶媒すなわち各々フェノールおよびグ
リコールへの添加剤の付加を推奨している。
米国特許第2,002,004号、同第2゜101.3
08号および同第3.074.882号については、こ
れらは脱れき操作を2つまたはそれ以上の連続する工程
で実施することを勧めている。しかし考えられている工
程のつながりは、本発明の工程の並べ方とは概念的に異
なっている。このようにして米国特許第2,002.0
04号は、第1抽出帯域から出た溶媒に富む炭化水素相
の中間蒸留を伴う2工程での脱れき方法に関する。蒸留
塔の底部の流出液は第2脱れき工程に付される。これに
よって実際樹脂を単離することができる。
米国特許第2.101.308号は、軽質ガソリンを溶
媒として用いた第1脱れき工程を提案している。この第
1工程から出る油・軽質ガソリン混合物は、樹脂および
芳香族のその後の除去のために、802で処理される。
米国特許第3.074.882号は、ブタンでの第1沈
澱の操作を行なっている。ブタンは油・ブタン混合物か
ら分離され、残油は一方で樹脂、他方で脱れき油および
脱樹脂油を得ることを可能にする連続する2工程で、ブ
0パン処理される。
方法の2つの工程における異なる溶媒の使用もまたイギ
リス特許第735.333号に記載されている。
米国特許第3.830.732号については、まず溶媒
/泊客積比4/1以下の第1溶媒を用いてアスファルテ
ンおよび樹脂を沈澱させることから成る2工程での脱れ
きをも推奨している。
第2工程において、第1工程を出たアスファルテン相は
、今度は第1工程で勧められた溶媒より少なくとも1個
炭素原子が多い溶媒によって再解膠される。アスファル
ト相のこの解膠によって、第2溶媒中に樹脂を再溶解さ
せることができる。それらの各々の段階へ再循環される
溶媒をどちらも回収した後、樹脂相およびアスファルト
相から、脱れき油および脱樹脂油が得られる。この特許
の特別な特許請求の範囲は、第1工程での操作が、第2
工程の温度より高い温度で実施されることを勧めている
たとえ概念的に本発明が、米国特許第3,830.73
2号とのいくつかの類似を示すとしても、次の本質的な
3つの点で明らかに異なる。
・アスファルト相の再解膠は、このアスファルト相の沈
澱のための溶媒と実質的に同じ溶媒によって実施される
こと。
・溶媒と油との混合は、沈澱と同様、デカンテーション
の前に実施されるのであって、デカンタ−それ自体の中
で実施されるのではないこと。
・唯一の溶媒しか使用しないという事実によって、独創
的技術を用いて、混合・沈澱、アスファルト相のデカン
テーションおよびその洗浄の工程のつながりを最適に実
施することができること。処理能力によれば、本発明に
おいて特許請求された技術は、同じ基本原理のすべてを
取り上げる種々の変形例の形態でも可能であろう。
・本方法の種々の変形例において推奨される再循環によ
って、0.05%以下のアスファルトンを含む脱れき油
(AFNORNFT  60115規格)の最大収率を
達成することができる。
発明の構成 本発明の方法は、下記の好ましい特徴を実現することが
できる。
アスファルテン相の洗浄溶媒は、沈澱のために使用され
るものと同じである。
脱れきされる仕込物と脱れき溶媒との混合は、熱交換器
の上流で実施される。この熱交換器は、混合物の温度を
、良好な沈澱および良好なデカンテーションを実施する
ために要求される値まで上げる。
仕込物・溶媒混合物は、熱交換器の管内を通り、胴体(
カレンダー)側は通らない。
混合・沈澱帯域における仕込物・溶媒混合物の滞留時間
は5秒〜5分、好ましくは20秒〜120秒である。
デカンテーション帯域における混合物の滞留時間は4〜
20分である。
洗浄帯域における油・溶媒混合物の滞留時間もまた4〜
20分である。
デカンテーション帯域でも洗浄帯域でも、油・溶媒混合
物のレベルの上昇速度は、有効にはIC@/S以下、好
ましくは0.5c霞/S以下に止まるであろう。 − 洗浄帯域において適用される温度は、デカンテーション
帯域において適用される温度より5〜50℃低いものと
する。
洗浄帯域を出た油・溶媒混合物は、デカンタ−に、さら
に有利には、デカンテーション帯域の入口に配置された
熱交換器の上流に再循環される。
洗浄帯域において推奨される溶媒/アスファルト相比は
、0.5〜8好ましくは1〜5であろう。
その変形例の1つによれば、本方法は2つの段階を有し
ていてもよい。各段階は、沈澱、デカンテーションおよ
び洗浄という3つの基本工程を含む。正にこの場合、第
1段階の各工程において勧められる温度は、好ましくは
平均して、第2段階の各対応工程の温度より10〜40
℃低い。本発明の対象となる方法では、パラフィン系、
オレフィン系またはシクラン系の炭素原子数3〜7の炭
化水素溶媒を、単独で、または種々の割合で混合して、
または添加剤例えばC1〜C6のフェノール、グリコー
ル、アルコール型の添加剤を付加して使用することがで
きる。
本発明の方法は、より有利には、炭素原子数4〜6のパ
ラフィン系および/またはオレフィン系溶媒の使用に適
する。
本方法の詳細な記載 第1図は、本発明に対応する方法の本質的特徴を示す。
処理される仕込物は、導管(1)を経て混合弁(2)ま
で導入される。この弁において、各々溶媒・油混合物ま
たは溶媒・アスファルト相混合物中に含まれる溶媒回収
による導管(3)から来る溶媒(Sl)および導管(4
)から来る溶媒(S”1)が導入される。仕込物・溶媒
混合物は、熱交換器(5)内に入り、ここで該脱れき操
作に要求される温度にされる。この温度は、考えられる
溶媒(例えばインブタン、ブタン、イソペンタン、ペン
タン、軽質ガソリン)により、処理される仕込物の型(
常圧蒸留原油、常圧残渣、減圧残渣)により、原油の産
地により、および使用される溶媒/油化により、100
〜220℃の間の様々なものである。例えば、5AFA
NYA型の減圧残渣の場合、溶媒/油化率3/1〜5/
1については、AFNORNFF60115規格によっ
て0005%以下のアスファルトを含む脱れき油を得る
ことを目ざす限り、熱交換器の出口の温度は190〜1
70℃であり、圧力は4〜5メガパスカルである。本方
法の好ましい特徴の1つによれば、仕込物・溶媒混合物
は熱交換器の管内を通過するのであって、胴体側を通る
のではないこと、さらにはこの熱交換器内で重力による
流れを実施することが勧められること、すなわち仕込物
・溶媒混合物が熱交換器の管を上から下へ通ることを明
示することが重要である。
熱交換器の出口において、要求される温度にされた混合
物は、導管(6)を経て、デカンテーションが行なわれ
るデカンタ−タンク(7)に導入される。アスファルト
相の沈澱は、混合弁(2)のレベルでほとんどすぐに始
まり、温度が上昇するのに応じて熱交換器(5)内で続
行される。
デカンタ−タンク(7)に入る前に、アスファルトミセ
ルの良好な沈澱および良好な凝結を確保するために、混
合弁(2)とデカンタ−タンク(7)の入口との間の混
合物のn留萌間は、5秒〜5分、好ましくは20秒〜1
20秒であるのが望ましい。同様に導管(B)内の乱流
は、溶媒・油混合物中に懸濁したアスファルト相のミセ
ルの小さすぎる粒子への粉砕を避けるために、効果的に
制御される。実際上熱交換器(5)の出口において、混
合物のレイノルズ数が2.105〜106、好ましくは
5.105〜5.105であることが勧められる。その
他に、この値の範囲内で、デカンタ−タンク(1)での
その後のデカンテーションをより容易、かつより速くす
るミセルの凝集が開始されることも確かめられる。
デカンタ−タンク(7)内において、アスファルト相の
ミセルの凝集およびそれらのデカンテーションが行なわ
れる。デカンタ−タンク(7)の容積および形状寸法は
、溶媒・油混合物の滞留時間が4〜20分、好ましくは
8〜15分であるように、かつ溶媒・油混合物のレベル
の上昇速度が常に1秒につき1CI以下であるようにし
て計算される。デカンタ−タンク(7)は好ましくは等
温に、すなわち熱損失を除いて、混合物の入口温度に実
質的に等しい温度で作動する。
アスファルト槽は、脚管(8)に集められる。ここでレ
ベルが調整されることにより、アスファルト槽は導管(
9) (it )を経てポンプ(10)で洗浄塔(12
)まで抜出される。この塔(12)において、アスファ
ルト相の洗浄および溶媒(S’l)による樹脂の一部の
選択的再解膠が行なわれる。この溶媒(S’1)は分留
装置(23)から導管(14)を経て再循環されるもの
である。熱交換器(15)によって、洗浄溶媒の温度を
5m1t、、た操作に最適の温度に調整することができ
る。
洗浄塔において適用される圧力は、好ましくは上流のデ
カンタ−の圧力に非常に近い。塔の入口における溶媒(
S’1)の温度は、好ましくは、洗浄帯域の頂部に導管
(11)によって導入されるアスファルト相の温度より
5〜50℃低い。導管(11)およびS管(14)の各
入口間に生じた温度勾配によって、一定の溶媒(s’i
)の流量および一定の性質のアスファルト相について、
樹脂の再解膠率を調整することができる。すなわちアス
ファルト収率およびアスファルトの軟化点を調整するこ
とができる。溶媒の流量もまた、アスファルト収率およ
びその軟化点に影響を及ぼす。本発明の対象となる方法
によれば、この流量は溶媒/アスファルト相容積比が0
.5〜8、好ましくは1〜5になるようにして調整され
る。
この塔は有利には、アスファルト相のデカンテーション
レベル(17)が、溶媒(S’l)注入管(14)の下
に、より正確にはより高いレベルでの調整の方が良い性
能を生じるにもかかわらず、溶媒・油連続媒質中のこの
溶媒分配装@(16)の下に調整されるようにして操作
される。この塔は好ましくはじゃま板(13)を備える
。このじゃま板(13)によってアスファルト相のミセ
ルと溶媒の上昇流とのよりよい接触が可能になる。これ
らのじゃま板(13)は、好ましくは溶媒、より正確に
は洗浄油および解膠樹脂の添加された溶媒相の上昇速度
が36m/時以下にとどまるようにして設定される。と
もかく塔頂部は、好ましくはこの上昇速度を減じるため
にじゃま板が無く、かつ1ミクロン以下の直径のアスフ
ァルト相のコロイド粒子のあらゆる同伴を避けるために
、少し大きい直径のものとなされている。本方法の1つ
の実施態様において、塔頂がら出た生成物は、液相で導
管(18)を経て、混合弁(2)の少し上流において溶
媒(Sl)に再循環される。
はとんど純粋な溶媒で一杯になったアスファルト相が、
洗浄塔の底部から、ポンプ(2o)によって導管(19
)を経て気化基(21)まで抜出され、この塔で溶媒か
らアスファルトが分離される。
アスファルトは導管(22)から抜出され、この溶媒は
導管(4)によってデカンタ−タンク(7)の頂部へ、
あるいはこのデカンタ−タンク(7)の上流へ、好まし
くは混合弁(2)のレベルに再循環される。脱れき油と
組合わされた溶媒の回収に関しては、分流装置1t(2
3)によって、例えば本発明に属する方法において、蒸
発器あるいは従来の熱交換器型、あるいは好ましくは液
膜式熱交換器のカスケードにおける溶媒の気化によって
、または超臨界条件下において作動するデカンタ−内で
、油相からの溶媒相の分離によって、または適当な無機
膜上溶媒の限外濾過によって、回収を実施されることが
できる。脱れき油は導管(21)から出る。
上記実施態様において、デカンタ−タンク(7)は細長
い形であり、脚管(8)を備え、脚管(8)の方へアス
ファルト相が自由に流れるように、水平面に対して好ま
しくは5〜10°傾斜していた。しかしながら本発明は
、このデカンタ−タンク(1)が必ずしも細長いという
ことを規定はしない。これはまたこの形状寸法で、上記
において推奨された上昇速度およびデカンテーション時
間の拘束を守ることができさえすれば、第2図に示した
ように垂直であってもよい。従って地面に対してより小
さい面積しか要しないこの形状寸法が、2百万トン以下
の年間能力の処理には勧められる。方法の条件について
は、デカンタ−が垂直に配置されているが、工程の配列
および推奨される操作条件は、本発明の対象となってい
るものと厳密に同じものである。
最後の変形例における方法もまた、操作が2段階、すな
わち第1段階における堅いアスファルト相の沈澱と、第
2段階における樹脂相の沈澱とをもって実施される場合
に、適用されつる。
アスファルト相と樹脂相との別々の製造という単純な考
えは知られており、かなり以前より工業的に実施されて
いるので、本発明の主要部の一部を成していない。本発
明の対象は、各段階が、第3図に示すように、基本的な
3工程ずなわち混合・沈澱、デカンテーション、洗浄・
再解膠を一定の間隔で配置することを含むという事実に
関する。この配置はアスファルトおよび樹脂がたった1
つの段階で沈澱させられる前記変形例に記載されたもの
と全く類似している。
この変形例によれば、沈澱およびデカンテーションは、
第1段階において、ただ一度で沈澱操作を行なう場合に
適用される温度より20〜60℃低い温度で、すなわち
アスファルト相が、デカンタ−タンクの出口で容易に取
扱えるように液体のままであり、かつ十分に流動性があ
るものであるための最小限の温度で、実施される。
この変形例におけるアスファルト相の洗浄工程は、デカ
ンタ−タンクの温度と同じか少し高い温度で実施される
。洗浄を終えて導管(18)を経た溶媒・油・樹脂混合
物は、第1デカンタ−タンク(7)から導管(24)に
よって出た溶媒・油・樹脂混合物と混合される。
第2段階において、溶媒・油・樹脂混合物は、熱交換器
(35)によって第1デカンタ−タンク(7)において
適用された温度より30〜70℃高い温度で再加熱され
る。第1段階においてのように、溶媒・油・樹脂混合物
は、好ましくは熱交換器の管を通り、胴体側は通らない
。さらに、溶媒・油・樹脂混合物の流れは重力による流
れである。抽出物は分留装置(23)における分留のた
めに導管(38)によって分離される。精製物は導管(
39)によって洗浄塔(4G)へ送られる。デカンタ−
タンク(31)および洗浄塔(40)におけるレベル上
昇速度および滞留時間は、タンク(7)および塔(12
)について上で推奨された範囲内に含まれる。洗浄塔(
40)においての溶媒/樹脂相比は2〜4である。溶媒
・油混合物は、導管(43)を経て、導管(36)の熱
交換器(35)の上流に再循環される。樹脂相の洗浄溶
媒は、導管(41)によって熱交換器(42)を通った
後、樹脂相の洗浄塔(40)の底部へ注入され、前記溶
媒の温度を、デカンタ−タンク(31)の温度より5〜
30℃低い値に調整するようにする。
導管(44)の樹脂相は、回収袋!(45)において、
同伴された溶媒から、「フラツ・シュ」および/または
蒸気への同伴によって解放される。導管(46)によっ
て樹脂相が回収される。回収された溶媒は、導管(47
)により導管(4)まで送られる。
従って本方法により、類似の考え方の2段階において、
アスファルテンの無いかつ非常に樹脂類の乏しい油相(
導管(27))の製造と、アスファルト相および樹脂相
の同時製造とが非常に柔軟に確保される。これら2つの
後者の相の割合は、一定の仕込物、一定の溶媒および溶
媒率の場合、一方でデカンタ−タンク(7)およびデカ
ンタ−タンク(37)において、他方で熱交換器(15
)および熱交換器(42)において適用される温度の選
択により、随意に調整しつる。
実施例1 本質的にペンタンとイソペンタンとの混合物より成る溶
媒の添加によって5AFAN IYA減圧蒸留残渣を脱
れきする。残渣の特徴を表1に、C5留分の組成を表2
に示す。
表  1 SAFAN IYA仕込物の特徴 減圧残漬 平均値 原油に対する収率(重量%)33 15℃における密度          1.0371
00℃am2/Sにおける粘度(c3t)   548
0150℃1I21Sにおける粘度(cst)    
349透過率(1/1G+em )         
  41軟化点(”C)             5
5コンラドソン炭素(重量%)      24.0C
5アスフアルテン(重量%)24゜1C7アフスアルテ
ン(重量%)     13.6硫黄(重量%)   
          5.38窒素(+)I)11) 
            4550ニツケル(1)l)
II)             5Gバナジウム(D
D−)           169’ニツケル+バナ
ジウム(1)l)Im)      219炭素(重量
%)            83.64水素(重量%
)             9.94H/ C原子比
            1.42飽和率(重量%) 
          8゜13芳香族率(重量%)  
        60.99樹脂率(重量%)16.2
9 表  2 溶媒の平均的特徴(重量%) C,0,01 C20,03 Ca          0.03 i C40,0i n (:、40.04 i Cs        22.88 n Cs        76.6 C5+         0.4 15°における密度  0.631 操作は、残渣1 t/h〜3 t/hを処理しうる装置
であって、それの方法の図面上の特徴が、前記装置と類
似であるような装置において実施される。管式熱交換器
は、垂直に配置される。洗浄・再解膠塔には交叉した水
平なじゃま板が備わっていて、物質移動のためと伝熱の
ために、理論的な2段階と同等のものを実現するように
する。第1図のダイヤグラムに従って一連の10の試験
を実施した。適用された操作条件を表3に示す。この一
連の試験では、油・溶媒混合物の溶媒は、90%につい
ては液膜式蒸発器のカスケードにおいて、100%に対
する残りの10%については、デカンテーション操作に
おいて適用されたものより低い圧力条件で油相のストリ
ッピングによって回収された。第1図に示したように、
油相およびアスファルト相における各々分留装置(23
)および気化基(21)での溶媒の除去の後、油相およ
びアスファルト相を貯蔵しかつ分析する。表4は得られ
た生成物の収率およびいくつかの特徴を示す。
この一連の試験は、ブOセスのダイヤグラムおよび推奨
された操作条件が正当であることを確認している。沈澱
および/またはデカンテーション温度が上昇する時、お
よび一定の温度の場合は溶媒/仕込物比が増加する時、
油質が増すことがわかる。最後の4つの試験は、より詳
しくは、洗浄工程およびこの工程において適用される操
作条件の、一方で油取率、他方でアスファルトの特徴に
対する重要性を示している。
脱れき油取率は、洗浄溶媒の流量が増す場合、および洗
浄塔の底部温度が減少する場合に増加する。
実施例2 実施例1において使用されたのと同じC5留分型の溶媒
の添加によって、BO8CAN常圧残渣の脱れき操作を
行なう。操作は、実施例1について記載されたのと同じ
装置内で実施される。本発明の方法の利点を示すために
選定された試験において適用される操作条件を、表6に
示す。表5は処理された仕込物の本質的特徴を示し、表
7は得られた生成物の収率および特徴を示す。この実施
例は、より詳しくは、脱れき油取率に対する洗浄工程の
重要性を証明するために選ばれた。この一連の試験は、
洗浄工程において適用された条件の重要性をさらに際立
たせる。油取率は、洗浄温度が低くなればなるほど、か
つ溶媒/アスファルト相比が高くなればなるほど高い。
実施されたすべての試験において、デカンタ−の出口で
溶媒と油で一杯になったアスファルトから成るアスファ
ルト相の容積は、洗浄塔から出る最終アスファルト容積
の1゜6〜2倍である。これは、前記試験において、洗
浄塔に入るアスファルト相に対する溶媒比が、確かに0
.5〜8の間であることを予想させる。
実施例3 表1に示された特徴を有する5AFANIYA減圧残渣
の脱れき操作を行なうが、沈澱については、プロパン3
重量%、イソブタン35重量%、ブタン61重母%およ
びイソペンタン1重ω%を含むC4留分を用いる。試験
は、前記実施例において記載されたものと同じ装置内で
実施する。一連の試験の操作条件を、表8に要約する。
得られた生成物の収率および特徴を表9に示す。
(以下余白) 表  3 試    験         12   345仕込
物流!(13/h)(1)  2  2  2  2 
 2溶媒FiL量(It’/h)(3+4)  6  
7  8 10 8乱   流105Re(6)   
   4  4.5  5  6  5滞留時間(分)
(7)    12 10.7 10 12 10平均
上昇速度(a/h)(7)    36  32.1 
 29  24  29平均温度(”C)(7)   
 180 180 180 180 190アスフアル
ト相流量    0.9 0.97  1.01 1.
06 1.1(It3/h) (11) 溶媒流量(t’/h)(14)   3 3  3 3
 3溶媒流度(S’1)(14)    150 15
0 150 150 150圧   力(HPa)(7
)     4.1  4.1 4.1 4.1  4
.2o、ai   o、as   o、as    o
、as    o、8531.5422 4.0  4.1  4.1  4.1   4.1表
  4 試    験         1    2345ア
スフアルト収率(重量%)  28   29.3  
29.7  30   31油収率(重量%)    
   72   7G、7  70.3  70   
69油の特徴 コンラドソン炭素(重量%)  14.1  13.7
  13.4  12.2  11.8ニツケル+バナ
ジウム(ppm)  65   58    s8  
 53   50硫黄(重量%)         4
.66  4.58  4.60  4.50  4.
4窒素(ppII)          3200  
306G   −−−Cy7ス77/L7ン0.08 
 <o、os  <0.05  <o、os  <o、
(ADNORNFT 60115) アスファルトの特徴 軟化点(’C)          149  155
  161  163  169コンラドソン炭素(重
量%)  44.2  43.7  4B、3  51
.3  50.6ニツケル+バナジウム(cDIB) 
  510  540  562  591  62G
硫黄(重量%)         6.86  7.3
3  7.27  7.40  7.6m!素(E)l
)If)          8075  8100 
  =    −27,23G、1  26.9  2
8.9  32.272.8  69.9  73.1
  71.1  67.814.9  13.0  1
3.5  13.9  12.5)   4.77  
4.60  4.66  4.63  4.415  
  0.12    <0.05    <0.05 
   <0.05    <0.0548.1  49
.2  52.7  48.6  48.6609  
595  639  607  55G2  6.98
  7.18  7.35  7.30  7.45表
  5 ボスカン常圧残油 特徴 原油に対する収率(重量)          83.
57密度                    1
.0245100℃における粘度(cst)     
   2280150℃における粘度(cSt)   
     156硫黄(重量%)          
      5.52窒素(ppI)        
        680Gコンラドソン炭素(重量%)
         18.705アスフアルテン(重量
%)        23.807アスファルテン(重
量%)        16.4ニツケル(DI)I)
               150バナジウム(叩
m)             120ON i +V
(DI)l)              1350c
o  Noo89!H−e棗B7 −〜′8容団Ω−碍に8= υ  へ083目梠−門に8= −−へC3w−一嘴 口 嵐  〜  〜08こ目撃−町だ8− 一  ?+No−−彎 銭 k璽1捕;δp=古遣 co  c′Iaogg°z co、 m g v−哨
  c′Jψ8言 1 呂置宍89 ゞ  Neo g♀ 1 さの究8二 の  へcog♀ 1 呂のi8釈 の 佛FJ  NCo g 01 g F)杢079−  
 e′Iao g g g; 三g”14 g 7■ 1/30   のIX)N 鯛 C′J  零ス り疋−♀;−
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はいずれも本発明の実施例
を示すフローシートである。 (1)(3)(4)(6H9)(it)(14)(18
)(19)(22)(24)(27) (36)(38
)(39) (41)(43)(44)(46)(47
)・・・導管、(2)・・・混合弁、(5)(15)(
35)(42)・・・熱交換器、(7)(37)・・・
デカンタ−タンク、(8)・・・脚管、(1G)(20
)・・・ポンプ、(12)(40)・・・洗浄塔、(1
3)・・・じゃま板、(16)・・・分配装置、(17
)・・・デカンテーションレベル、(21)・・・気化
基、(23)・・・分留装置、(45)・・・回収装置
。 以上 特許出願人 アンスティテユ・フランセ・デュ・ベトロ
ール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アスファルテンを含む炭化水素仕込物の脱れき方
    法であって、下記工程: a)炭化水素仕込物と、炭素原子数3〜7のパラフィン
    系、オレフィン系、シクラン系の少なくとも1つの炭化
    水素を含む溶媒仕込物の第1フラクションとの予備生成
    混合物を、100〜220℃において、デカンテーショ
    ン帯域へ導入し、溶媒仕込物のフラクション/炭化水素
    仕込物の容積比が2.5/1〜6/1である工程、 b)デカンテーション帯域において、100〜220℃
    の温度、軽質相の上昇速度1cm/秒以下で混合物をデ
    カントさせ、かつ脱れき油を含む軽質相を重質アスファ
    ルテン層から分離する工程、 c)実質的に垂直な洗浄帯域において、重質アスファル
    テン相を、前記溶媒仕込物の第2フラクションの上昇流
    と向流に上から下へ流れさせてこれを洗浄工程に付し、
    前記第2フラクションが前記第1フラクションと同じ組
    成を有し、前記第2フラクションが、洗浄帯域への重質
    アスファルテン相の導入温度より5〜50℃低い温度で
    導入され、溶媒/アスファルテン相の容積比が0.5/
    1〜8/1であり、かつアスファルテンの乏しい油・溶
    媒の上部相およびアスファルテンに富む下部相を回収す
    る工程、 d)工程(c)の上部相を工程(a)のデカンテーショ
    ン帯域へ再び送る工程、 e)溶媒を工程(c)の下部相から分離し、かつアスフ
    ァルテン相を回収する工程、およびf)溶媒を工程(b
    )の軽質相から分離し、かつ脱れき油相を回収する工程
    、 を含む方法。
  2. (2)デカンテーション帯域に100〜220℃で導入
    される溶媒仕込物の第1フラクションと炭化水素仕込物
    との混合物が、2つの仕込物の混合、100〜220℃
    までのその後の加熱、ついで加熱された混合物のデカン
    テーション帯域への搬送により得られ、この搬送が、加
    熱された混合物のレイノルズ数2.10^4〜10^8
    で実施され、加熱の開始からデカンテーション帯域内の
    入口までの時間が5秒〜120秒である、特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
  3. (3)工程(d)が、工程(c)の上部相と、炭化水素
    仕込物および工程(a)の溶媒仕込物の第1フラクショ
    ンとを、これら2つの後者の仕込物の混合物の加熱前に
    混合して実施され、生じた混合物がついで100〜22
    0℃まで加熱され、前記レイノルズ数および前記時間を
    もってデカンテーション帯域へ送られる、特許請求の範
    囲第2項記載の方法。
  4. (4)重質アスファルト相の導入点の上に位置する洗浄
    帯域の上部部分が、工程(c)で回収される上部相のア
    スファルテン含量を下げることによって、下部部分より
    高い温度にある、特許請求の範囲第1〜3項のうちいず
    れか1項記載の方法。
  5. (5)工程(a)における混合物の加熱が垂直な管式熱
    交換器において実施され、前記混合物が前記熱交換器内
    を上から下へ流通する、特許請求の範囲第1〜4項のう
    ちいずれか1項記載の方法。
  6. (6)工程(a)の時間が20〜120秒であり、レイ
    ノルズ数が5.10^4〜5.10^5である特許請求
    の範囲第1〜5項のうちいずれか1項記載の方法。
  7. (7)デカンテーション帯域が水平線に対して、混合物
    の流れる方向へ5〜10°傾斜している、特許請求の範
    囲第1〜6項のうちいずれか1項記載の方法。
  8. (8)洗浄帯域における溶媒/アスファルト相の容積比
    が2/1〜4/1であり、かつ前記洗浄帯域が、重質ア
    スファルト相の導入点の上では、この点の下より、平均
    して大きい断面を有するものである、特許請求の範囲第
    1〜7項のうちいずれか1項記載の方法。
  9. (9)工程(a)において溶媒/炭化水素仕込物の容積
    比が3/1〜4/1である、特許請求の範囲第1〜8項
    のうちいずれか1項記載の方法。
  10. (10)工程(b)(c)の各々における滞留時間が4
    〜20分である、特許請求の範囲第1〜9項のうちいず
    れか1項記載の方法。
  11. (11)2段階で操作を行ない、第1段階の平均温度が
    第2段階の平均温度より10〜40℃低い、特許請求の
    範囲第1〜10項のうちいずれか1項記載の方法。
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