JPS61245944A - エルボ成形用中子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、直管材をエルゼに曲げ成形する際に、エルゼ
部に発生する管内断面積の減少や偏平化を防止すると共
に内周面の平滑を維持するためのエルメ成形用の中子に
関する。

（従来の技術） 直管材をエルゼに曲げ成形する際に、エル２部の曲げ半
径Ｒと直管材の外径りとの関係が、特にＲ（１，５Ｄの
場合（第６図参照）には、エルゼ部の軸に垂直な断面に
おいて、管内断面積の減少や偏平化あるいはＶ形折れ等
の成形不良が発生する。

これらの成形不良を防止するために種々の中子が採用さ
れている。例えば、数珠型中子と称して、複数個の楕円
体または断面が三ケ月状の球面体を中心に通孔を設けて
数珠つなぎにして、直管材のエルゼ形成部に挿入して曲
げ加工がなされている。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の数珠型中子においては、曲げ加工時に該中子がエ
ルゼ部内壁に連続して接触しないために、エルぜ部に凹
凸を生じて、平滑な内周面の維持が困難でおった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、直管材をエルダに曲げ成形するに際し、エル
ゼ部に平滑な内周面を維持し、かつ変形を生じないため
に使用するエルボ成形用中子を提供するものでメジ、そ
の構成は次の通シである。

円弧面を有し、低融点物質よりなる犠牲板の弦側の面に
基部を嵌合し、頂部を犠牲板の円弧面とほぼ同半径の円
弧面に形成し、また基部寄りから円弧面に向けてくさび
状の傾斜面を形成した複数個の中間中子セグメントを一
体的に結合したエル−成形用中子である。

（作　用） 上記のエルボ成形用中子を直管材に挿入して、犠牲板を
曲げ半径の外側として、直管材を曲げ加工すれば、エル
ゼ部の曲げ半径の外側内周面には犠牲板の円弧面が接触
し、内側内周面には、互に傾斜面を当接させた各中間中
子セグメントの円弧面が接触して直管材はエルゼに形成
される。゛（実施例）゛ 本発明に係るエルボ成形用中子の一実施例を図面に基づ
いて説明する。

第１図は、一方の直線部中子ｌを示し、該中子１の一端
には、係止部１ａｆ：設けである。係止部ｌ＆は、対向
する同形の円弧面１　ｃ　、　１　ｃ’と対向する平行
側面１ｄ、ｌｄとよシなシ、中心部に通孔ｉｆと端部に
ねじ孔１ｇを設けである。また、係止部ｌ＆に接続させ
て嵌合部１ｂｔ−設けである。

嵌合部１ｂは、その頂部を係止部１ａと同形の円弧面１
ｅに形成し、対向する平行側面ｘｄ’、ｔ／と、円弧面
１ｃと反対側の基部に凸状に長目の嵌合片１ｅを設けで
ある。

そして、係上部１ｍの嵌合部１ｂよシ突出する内側面１
　ｍ’にて、後記する犠牲板４の端面を係止させ、また
嵌合部１ｂの嵌合片１ｅが犠牲板の嵌合溝４　ｅ’に嵌
合する。

第２図は、中間中子セグメント２を示す。該セグメント
２の複数個が、一方の直線部中子の嵌合部ｔｂの端面に
接続して直管材をエルゼ部に曲げ成形する個所に位置さ
せられる。その断面形状は、一方の直線部中子の嵌合部
１ｂの断面形状と一致させである。すなわち、２ｃは頂
部の円弧面、両２　ｄ’は対向する平行側面、２ｅは基
部の嵌合片である。そして、前後面は、平行面２ｈ　、
２ｈに接続させて円弧面２ｃに向けて幅が減少するくさ
び状の傾斜面２　ｈ’　、　２　ｈ’を形成している。

内傾斜面２　ｈ’　、　２　ｈ’が挾む角αは、エルぜ
部の曲げ半径凡の大小によって定められる。また通孔１
ｆに接続する通孔２ｆを設けである。

第３図は、他方の直線部中子３を示す。該中子３の断面
形状は、一方の直線部中子の嵌合部１ｂの断面形状と一
致させである。すなわち、３ｃは頂部の円弧面、両３　
ｄ’は対向する平行側面、３ｅは基部の嵌合片、３ｆは
通孔である。

第４図には、アルミ合金のような低融点物質よりなる犠
牲板４を示す。円弧面４　ｅ’は、一方の直線部中子の
円弧面１　ｃ’と同形に形成され、円弧面４　ｅ’に接
続させて若干の対向する平行側面４ｄ′。

４　ｄ’および内直線部中子の嵌合片Ａｓ　、３ｅ、お
よび中間中子セグメントの嵌合片２ｅを受入れる嵌合溝
４ｅ”ｋ設けである。そして、平行側面４ｄ′。

４　ｄ’に平行側面１　ｄ’　、　１　ｄ’または３　
ｄ’　、　３　ｄ’が接続して平行側面１ｄ、ｌｄと一
致する。また、各円弧面１　ｃ　、　１　ｅ’　、　２
　ｃ　、　３　ｃ　、　４　ｅ’は、エル〆を成形すべ
き直管材の内周面にほぼ一致する。

第５図に基づいて、エルボ成形用中子の使用法について
説明する。

犠牲板の嵌合溝４　ｅ’に、図上にて左側から他方の直
線部中子の嵌合片３ｅ、一連の中子セグメントの嵌合片
２ｅおよび一方の直線部中子の嵌合片ｌ＠を嵌合させ、
犠牲板４の一端を一方の直線部中子の係止部の内側面１
　ａ’に係止させ、各中間中子セグメント２の姿勢を一
致させる。ついで、ワイヤー５を他方の直線部中子３側
より各通孔３ｆ。

２ｆ、ｉｆに挿通し、一端を他方の直線部中子３の端面
に固定し、ワイヤー５ｔ−緊張させて他端を一方の直線
部中子ｌの端面に固定する。固定する一手段として、図
示のように一方の直線部中子に設けたねじ孔１．９に螺
合させたメルト６に設けた通孔６ｆに該ワイヤー５の他
端を挿通させクリップ６ａに固定する。その後、メルト
６ｔ−螺出させてワイヤー５を緊張させて、一方の直線
部中子１、一連の中間中子セグメント２および他方の直
線部中子３を一体的に組付けて、ナラ）６ｂを一方の直
線部中子ｌの端面に締付けてメルト６の位置を保定する
。

このように組付けられたエルボ成形用中子を直管討入に
挿入して、第６図に示すように犠牲板４を外側として直
管材Ａを冷間曲げ加工してニルぜ部Ｂを形成する。この
際に、各中間中子セグメント２は、各傾斜面２　ｈ’　
、　２　ｈ’を相互に接触させ、犠牲板４は容易に湾曲
して各円弧面１ｃ、２ｅ。

３　ｃ　、　４　ｃ’はいずれも虞管材の内周面に接触
して、両皿線部中子１，３に該轟する部分は直管の状態
を保持し、一連の中子セグメント２の位置する部分が、
エル２部Ｂを形成する。そして、曲げ加工蟲に適当温度
にまで均一に加熱して犠牲板４のみを溶融させ、両皿線
部中子１，３および一連の中間中子セグメント２を外部
に取シ出す。

なお、実施例においては、嵌合片１・、２・。

３ｅ′Ｉｋそれぞれ一方の直線部中子ｌ、中間中子セグ
メント２、他方の直線部中子３に設け、嵌合溝４・′を
犠牲板４に設けであるが、一方の直線部中子ｌ、中間中
子セグメント２および他方の直線部中子３に嵌合溝を設
け、犠牲板４に嵌合片を設けても嵌合状態は同じでおる
。また、両皿線部中子１．３および各中間中子セグメン
ト２の両側面に溝を設けて可撓性を有する連結具で緊締
してもよい。

更には、エルゼの両端部に直管部を必要としない場合に
は、両皿線部中子１．３を省略できることは勿論である
。

（発明の効果） 以上の説明によって理解されるように、本発明によれば
、下記の効果を有する。

直管材をエルゼに成形するに際し、エルｌの曲げ半径の
外方内周面には、犠牲板の円弧面が、また内方の内周面
には、傾斜面を互に当接させて一連の中間中子セグメン
トの円弧面がそれぞれ接触するので、エルゼ部に管内断
面積の減少や偏平化を生ずることなく、かつ内周面の平
滑を維持したエル１ｙ′ｆ：成形できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るエルゴ成形用中子の一方の直線
部中子を示し、（イ）はその側面図、（ロ）はその正面
図、（／１は（イ）図のＩ−１線断面図、第２図は、同
中間中子セグメントを示し、（イ）はその側面図、（ロ
）はその正面図、第３図は、同他方の直線部中子を示し
、（イ）はその側面図、（ロ）はその正面図、第４図は
、犠牲板を示し、（イ）はその側面図、（ロ）はその正
面図、第５図は、本発明に係るエルボ成形用中子の使用
状態を示す断面図、第６図は、本発明に係るエルボ成形
用中子を用いてエルｉ成形後の断面図である。 １ニ一方の直線部中子、１　ｃ　、　ｌ　ｃ’　：円弧
面、１ｅ：嵌合片、１ｆ：通孔、２：中間中子セグメン
ト、２ｃ：円弧面、２・：嵌合片、２ｆ：通孔、２ｈ′
：傾斜面、３：他方の直線部中子、３ｃ：円弧面、３ｅ
：嵌合片、３ｆ：通孔、４：犠牲板、４ａ’：円弧面、
４・′：嵌合溝、５：ワイヤー（可撓性の連結具）。 代理人弁理士　前　１）利　之（ほか１名）第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、円弧面を有し、低融点物質よりなる犠牲板の弦側の
   面に基部を嵌合し、頂部を犠牲板の円弧面とほぼ同半径
   の円弧面に形成し、また基部寄りから円弧面に向けてく
   さび状の傾斜面を形成した複数個の中間中子セグメント
   を一体的に結合したことを特徴とするエルボ成形用中子
   。