JPS61244983A

JPS61244983A - 電磁制御バルブ装置

Info

Publication number: JPS61244983A
Application number: JP60084322A
Authority: JP
Inventors: Katsunori Miyamura; 宮村　克則
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1985-04-19
Filing date: 1985-04-19
Publication date: 1986-10-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、電磁制御バルブ装置の改良に関する。

（従来の技術）近年、電子技術等の発達に伴い、電磁バルブをデユーテ
ィ制御することにより作動圧や燃料量等を正確に制御す
るいわゆる電磁制御バルブが知られ、空燃比の制御、排
気還流量の制御、過給圧の制御等に用いられている。こ
こで、ターボチャージ１１の過給圧を制御する装置とし
て、例えば第２図に示すようにターボチャージャの排気
タービン１をバイパスする通路２にウェストゲートバル
ブ３を設け、エンジン４から排気タービン１に導入され
る排気ガス量を制御することで過給圧を適正値に保つも
のがある。

このウェストゲートバルブ３を駆動するダイヤフラムア
クチュエータ５の圧力室には、圧力通路６から電磁制御
バルブ７により所定の圧力に調圧された吸気コンプレッ
サ８の吐出圧が導入され、電磁制御バルブ７はスロット
ルセンサ９、回転数センサ１０、ノックセンサ１１およ
び吸気通路１２の圧力センサ１３等からの検出値に基づ
く制御回路１４からのパルス信号により、所定のウェス
トゲートバルブ３の開度となるようにデユーティ駆動さ
れる。

したがって、電磁制御バルブ７のデユーティ１６に応じ
て排気タービン１への排気ガスの導入量が設定され、こ
れによりターボチャージャの回転を制御することで、エ
ンジンの運転条件に適応した過給圧を保ち、最適過給を
行なうことが可能となっている（特開昭５７−１５７０
１６号公報等参照）。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、このような装置において、電磁制御バルブ７
は第３図に示すように、バルブシート１５に対向して通
路１６を開閉する小さなムービングコア（弁体）１７と
、このムービングコア１７を閉じ側に付勢するリターン
スプリング１８と、口のムービングコア１７を電磁力に
より開き側に吸引するコイル１つとから構成され、制御
回路１４からコイル１９にパルス信号を送りコイル１９
が励磁されると、そのパルス信号に応動してムービング
コア１７が所定のデユーティ比で通路１６を開閉するよ
うになっている。

しかしながら、このような構造だと、ムービングコア１
７はリターンスプリング１８のバネ力のみにより通路１
６を閉じるため、例えばムービングコア１７に油やカー
ボン等が付着したりすると、ムービングコア１７の動き
が次第に悪くなってしまい、リターンスプリング１８の
バネ力だけでは通路１６を完全に閉じることができなく
なるということがあった。

特に、前述した装置では、電磁制御バルブ７に吸気通路
１２内の圧力が導入されるため、ムービングコア１７に
油やカーボン等が付着することは避けられず、また付着
が進んで通路１６が閉じなくなると、前述した装置では
ウェストゲートバルブ３が閉じたままとなってしまい、
このため過給圧の制御ができなくなるという心配があっ
た。

（問題点を解決するための手段）この発明は、ムービングコアを永久磁石で形成すると共
に、電磁制御バルブのコイルに一時的に正方向とは逆の
電流を流す励磁回路を段【プる。

（作用）したがって、通常時は電磁制御バルブのコイルの極性を
ムービングコアのコイル側の極性と異ならせた状態で異
１ｔＨ＆の吸引力によりムービングコアを開駆動する一
方、この間にコイルの極性をムービングコアのコイル側
の極性と一時的に同極することで、同磁極の強い反発力
によりムービングコアを閉じ側に駆動する。これにより
、ムービングコアに油やカーボン等が付着してもムービ
ングコアの動きが悪化することを防止でき、確実な作動
を得ることができる。

（実施例）第１図は本発明の実施例を示す要部構成断面図で、２０
は前述した吸気コンプレッサ８の吐出圧を調圧してウェ
ストゲートバルブ３のダイヤフラムアクチュエータ５に
導く電磁制御バルブである（第２図参照）。

この電磁制御バルブ２０は、はぼ第３図と同様に、バル
ブシート１５に対向して通路１６を開閉するムービング
コア２１と、ムービングコア２１の内側に介装されムー
ビングコア２１を閉じ側に付勢するリターンスプリング
１８と、ムービングコア２１の後方に配設されたコイル
２２とから構成されるが、このムービングコア２１に永
久磁石２３が組み込まれる。

この永久磁石２３は、リターンスプリング１８を介装す
るムービングコア２１の内側に、一方の磁極（例えばＳ
　Ｋ！　＞がバルブシート１５（ｌｌｌｌに、他方の磁
極（Ｎ極）がコイル２２側に位置するように配設され、
ムービングコア２１に一体的に固定される。

一方、コイル２２は励磁回路２４を介して１ｂｌＪ　１
１１回路２５に接続され、制御回路２５はスロットルセ
ンサ９、回転数センサ１０、ノックレンサ１１、吸気圧
力センサ１３等の検出値に基づいて、エンジン始動侵の
通常運転時には運転条件に応じて所定のパルス電流を出
力する。

励磁回路２４は切換スイッチ２６．２７を設けたリレー
からなり、非作動時は制御回路２５からのパルス電流を
一方向からコイル２２に送る。

この場合、前記ムービングコア２１の永久磁石２３のコ
イル２２側の極性がＮ極であれば、コイル２２のムービ
ングコア２１側が５４ｆＡとなる方向にパルス電流が送
られる。

そして、制御回路２５はエンジン始動後所定時期になる
と、前記パルス電流が出力されないときに、例えば数秒
間一定の電流を出力すると共に、励磁回路２４のリレー
コイル２８に通電するように制御する。

これにより、励磁回路２４の切換スイッチ２６．２７の
接続が切換えられ、このとき制御回路２５からの一定の
電流が前記パルス電流とは逆の方向からコイル２２に送
られるようになっている。

なお、制御回路２５はエンジン始動直後あるいはエンジ
ンアイドリンク時等に上記制御を行なうようになってい
る。

このような構成において、通常運転時には制御回路２５
からエンジン運転条件に応じたパルス電流が電磁制師バ
ルブ２０のコイル２２に送られると共に、このパルス電
流によりコイル２２のムービングコア２１側の磁極がム
ービングコア２１の永久磁石２３のコイル２２側の磁極
と異極となるように励磁されるため、ムービングコア２
１はその励磁に応じてコイル２２側に吸引され、通路１
６が所定のデユーティ１６で開閉される。

このため、制御回路２５からのパルス電流に応じて、第
２図のウェストゲートバルブ３のダイヤフラムアクチュ
エータ５に作動圧として導入される吸気コンプレッサ８
の吐出圧が所定の圧力に調圧され、したがってエンジン
運転条件に応じたウェストゲートバルブ３の開度に制御
することができる。

これに対して、エンジン始動後所定の時期になると、制
御回路２５から一時的に一定の電流が出力されると共に
、励磁回路２４の切換スイッチ２６．２７の接続が切換
えられ、その一定の電流が前記パルス電流とは逆の方向
から電磁制御バルブ２０のコイル２２に送られる。

すると、コイル２２のムービングコア２１側の極性が切
換ってムービングコア２１のコイル２２側の磁極と同磁
極となり、このため同磁極の強い反発力を受けて一時的
にムービングコア２１がバルブシート１５側に動かされ
押し付けられるのである。

したがって、電磁制御バルブ２０には吸気コンプレッサ
８の吐出圧が導かれるため、油やカーボン等が侵入しや
すいが、これらがムービングコア２１やバルブシート１
５等に付着したとしても、ムービングコア２１の動きが
悪化したり、通路１６が閉じなくなるようなことはな（
、上記作用によってムービングコア２１の所期の良好な
作動を維持することができ、リターンスプリング１８の
バネ力のみにより常に通路１６を確実に閉じることが可
能になる。

この結果、電磁制御バルブ２０の作動信頼性が向上する
と共に、ウェストゲートバルブ３をより的確に駆動する
ことができ、過給圧の一層正確な制御を１ｑることがで
きる。

なお、上述した電磁制御バルブ２０のコイル２２の磁極
の一時的切換は、エンジン始動直後あるいはアイドリン
ク時等に行なわれるが、このときはターボチャージャの
過給圧が低いため、その切換によりバルブ２０を閉じて
も何ら差し支えはない。

また、ターボチャージャの過給圧が高く電磁制御バルブ
２０が全開される運転条件のときには、同じく磁極の切
換によりバルブ２０を強制的に閉じるようにしても良い
。

尚、電磁制御バルブが他の空燃比制御、排気還流量制御
等に用いられる場合にはイグニッションスイッチがオン
されたときに極性の一時的切換を行なえば良い。

（発明の効果）以上のように本発明によ゛れば、電磁制御バルブのムー
ビングコアを永久磁石で形成すると共に、そのコイルに
一時的に逆方向の電流を流して同磁極の反発力によりム
ービングコアを強制的に動かすようにしたので、ムービ
ングコアに油等が付着してもムービングコアの常に良好
な作動を保つことができ、電磁制御バルブの信頼性が向
上すると共に、正確で安全な制御を確保することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す要部構成断面図、第２図
は従来例の全体構成図、第３図はその電磁制御バルブの
断面図である。１・・・排気タービン、２・・・バイパス通路、３・・
・ウェストゲートバルブ、５川ダイヤフラムアクチユエ
ータ、８・・・吸気コンプレッサ、２０・・・電磁制御
バルブ、２１・・・ムービングコア、２２・・・コイル
、２３・・・永久磁石、２４・・・励磁回路、２５・・
・制御回路。特許出願人　　　　　　日産自動巾株式会社第３図

Claims

【特許請求の範囲】

ムービングコアを永久磁石で形成すると共に、コイルに
一時的に正方向とは逆の電流を流す励磁回路を設けたこ
とを特徴とする電磁制御バルブ装置。